JPH07265278A - Rfプローブ - Google Patents

Rfプローブ

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Publication number
JPH07265278A
JPH07265278A JP6063824A JP6382494A JPH07265278A JP H07265278 A JPH07265278 A JP H07265278A JP 6063824 A JP6063824 A JP 6063824A JP 6382494 A JP6382494 A JP 6382494A JP H07265278 A JPH07265278 A JP H07265278A
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JP
Japan
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closed loop
magnetic field
coil
frequency
high frequency
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Withdrawn
Application number
JP6063824A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiko Takahashi
哲彦 高橋
Hiroyuki Takeuchi
博幸 竹内
Yoshikuni Matsunaga
良国 松永
Masahiro Iizuka
正弘 飯塚
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 MRI装置用のRFプローブの安定性を向上
する。 【構成】 RFプローブは、少なくとも1又は2以上の
導体エレメント(11)と容量素子(12)を含む高周
波閉ループ(1)と、この容量素子の1つ(22)と第
2の導体エレメント(21)を含み磁気共鳴周波数で並
列共振回路として作用する高周波閉ループ(2)と、こ
の並列共振回路と磁気的に結合した高周波閉ループ
(3)と、閉ループ(3)の出力を検知するポート
(4)を有し、閉ループ(1)がNMR信号を検出す
る。閉ループ(2)は磁気共鳴周波数で共振することに
より閉ループ(1)のトラップ回路として作用し、誘導
的にデカップリングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被検体中の水素や燐等か
らの核磁気共鳴(以下、「NMR」という)信号を検出
し、核の密度分布や緩和時間分布等を映像化する核磁気
共鳴イメージング装置(以下、MRI装置という)に用
いられる高周波(RF)プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は、NMR現象を利用して被
検体の断層画像を得るもので、静磁場発生磁石の発生す
る均一な静磁場中に置かれた被検体に、高周波磁場をパ
ルスとして印加することにより、被検体の組織を構成す
る原子核スピン(以下、スピンという)を励起するとと
もに、高周波磁場印加後スピンから放出されるNMR信
号を検出する。この高周波磁場(励起パルスという)発
生のために、MRI装置は送信コイルとしてのRFプロ
ーブ及び受信コイルとしてのRFプローブを備える。送
信コイルは、高周波送信部からの出力(電流)によっ
て、被検体の置かれる空間に高周波磁場を誘導する。ま
た受信コイルは、高周波磁場であるNMR信号によって
電流が誘導されることによりNMR信号を検出する。こ
の受信された信号は高周波受信部を介して、A/D変換
された後、信号処理部でフーリエ変換や画像再構成等の
処理をされ、その後表示部で表示される。
【0003】送信コイル及び受信コイルは1つのRFコ
イルで両方を兼ねるシングルコイル方式と、それぞれ別
個のコイルを備えたものとがあり、装置、用途に応じて
各種形状がある。例えば受信コイルには、円形、矩形、
蝶型コイル等が用いられる。また矩形、蝶型コイル等を
4乃至8個程度近接してなる高感度コイルも用いられ、
これはマルチプルコイル、フェイズドアレイコイルなど
と呼ばれている。マルチプルコイルは、例えば特表平2-
500175号公報、特開平2-13432号公報あるいはマグネテ
ィック・レゾナンス・イン・メディスン(Magnetic Re
sonance in Medicine)16巻192頁〜225頁(1990年)に記
載されている。
【0004】これらのコイルの出力は、図7(a)に示
すように、一般にはコイル60に容量結合されたケーブ
ル61により検出アンプ62に接続され増幅され、その
後高周波受信部63で検知される。この場合、コイル6
0がその周辺に配置された傾斜磁場コイルやRFシール
ド64と高周波結合し、漏れ電流を生じ、コイル60の
特性が不均衡になる場合がある。この傾向は、共鳴周波
数が高いほど顕著となる。コイルが傾斜磁場コイルやR
Fシールド64などと高周波結合するのを防止し、コイ
ルを高周波的に安定に動作させるために、図7(b)に
示すようにピックアップコイル65を介して誘導結合す
る方式がある。この方式によれば、受信コイル60が高
周波的にフローティング(外部から高周波的に切り離さ
れた状態)になるため特性が安定になる。この誘導結合
方式は送信コイルにも採用される。この誘導結合方式で
は、傾斜磁場コイルやRFシールド64などの部材との
距離が変化したり、送受信ケーブルの位置が変化しても
送受信コイルの高周波特性が変わりにくくなる。その結
果、常に最適な状態で送受信ができるようになる。この
ような誘導結合方式については、例えばジャーナル・オ
ブ・マグネティック・レゾナンス(Journal of Magnetic
Resonance)66巻135頁〜143頁(1986年)に記載されてい
る。
【0005】一方、送信コイルと受信コイルとを別個に
設けた構成においては、送信コイルから高周波磁場が送
信されるときに、送信磁場により受信コイルに誘導電流
が生ずる。これを除去するために受信コイルを高周波的
に遮断する必要がある。両コイルの遮断には図8に示す
ようにダイオード71を含む高周波スイッチ70を受信
コイル60に付加する方法が一般的である。ダイオード
71の制御方法には、受信信号自身でコントロールする
パッシブデカップリング法と、外部制御電流でオンオフ
制御するアクティブデカップリング法がある。後者は前
者に比べ確実なデカップリングができるため、より望ま
しい。アクティブデカップリング方式については、例え
ば特開昭63-175403号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする手段】このように受信コイル
にアクティブデカップリング法と誘導結合方式を同時に
適用すれば完全なデカップリングとフローティングによ
りコイルの高安定化が達成できるが、実際には受信コイ
ルにデカップリング制御用の配線をするため、完全なフ
ローティングができなくなったり、回路が複雑になるな
どの実装上の問題が発生する。
【0007】この問題を解決することは通常の受信コイ
ルを高安定化するためにも重要であるが、特に複数のコ
イルからなりコイル間の干渉を安定に除去することが必
要なマルチプルコイルではその実用性を高めるために特
に重要である。本発明は、コイルのフローティングのた
めの簡易な構成のRFプローブを提供することを目的と
する。また本発明は、フローティングとデカップリング
とを同時に達成できるRFプローブを提供することを目
的とする。さらに本発明は、マルチプルコイル等に好適
な上記構成のRFプローブを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明のRFプローブは、少なくとも1又は2以上の
第1の導体エレメント及び容量素子を含む第1の高周波
閉ループ(以下、単に閉ループという)と、この第1の
閉ループの容量素子の1つと第2の導体エレメントを含
み、所定の周波数で並列共振回路として作用する第2の
高周波閉ループと、この並列共振回路と磁気的に結合し
た第3の高周波閉ループと、第3の閉ループの出力を検
知するポートとを有するものであり、好適な態様におい
て第1の閉ループ及び/又は第1の閉ループは、所定の
周波数で共振する共振回路であり、第2の閉ループが誘
導する磁場の範囲は第1の閉ループが誘導する磁場の範
囲に比べ十分に小さいものであり、別な好適な態様にお
いて、第2の閉ループは第1の閉ループと直交してい
る。また本発明の別な好適な態様において、第3の閉ル
ープは、開閉回路が付加されているものである。
【0009】
【作用】所定の周波数で並列共振回路として作用する第
2の閉ループは、第1の閉ループのトラップ回路として
機能し、所定の周波数である磁気共鳴周波数で共振する
ことにより、外部磁場である励起パルスに対し、RFプ
ローブを不感にし、デカップリングする。即ち、例えば
RFプローブが受信コイルである場合には、第1の閉ル
ープで被検体から発生するNMR信号を検知する。第1
の閉ループに電流が流れると第2の閉ループにも電流が
流れ、局所的に磁場を発生する。この磁場を第3の閉ル
ープで検出する。第3の閉ループには検出ポートが接続
してありこのポートを介して信号が検出される。ここ
で、NMR信号検出時は、第2の閉ループは第3の閉ル
ープの影響を受けるため、その影響を含んだ等価回路は
理想的な並列共振回路からずれておりトラップ回路とし
ては動作しない。一方、第3の閉ループが切断されてい
る場合は、第2の閉ループは第3の閉ループの影響がな
いため、外部磁場によって電流が誘導されると共振周波
数で共振し、第1の閉ループのトラップ回路として作用
する。従って、第1の閉ループには誘導電流が流れず外
部磁場に対して不感になる。また、切断された第3の閉
ループにも出力は発生しないので、RFプローブ全体と
して不感になる。
【0010】即ち、第3の閉ループを開閉すれば第1の
閉ループもこれに応じて開閉されることになる。第3の
閉ループの開閉をダイオードを含むアクティブデカップ
リング方式とすれば、第1の閉ループもアクティブにデ
カップリングされる。また第2の高周波閉ループは、第
3の高周波閉ループと磁気的に結合しており、第1及び
第2の高周波閉ループには、デカップリング用の制御線
は付加されていないので高周波的にフローティングであ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図5は本発明が適用されるMRI装置を示
すもので、静磁場発生磁石50と、高周波送信部51
と、高周波受信部52と、傾斜磁場発生部53と、信号
処理部54と、表示部55と、これらを制御する制御部
56とを備えている。静磁場発生磁石50は、被検体4
1の周りに強く均一な静磁場を発生させるもので、被検
体41の周りの空間に配置されている。高周波送信部5
1の出力は、送信コイル57に送られ高周波磁場を誘導
する。傾斜磁場発生部53の出力は、傾斜磁場コイル5
8に送られ、X、Y、Zの3方向の傾斜磁場Gx、G
y、Gzを誘導する。この傾斜磁場の加え方により、被
検体41に対する断層面を設定することができる。高周
波受信部52は、受信コイル59の信号を受信する。高
周波受信部52の出力は、信号処理部54でフーリエ変
換や画像再構成等の処理をされ、その後表示部55で表
示される。送信コイル57と受信コイル59と傾斜磁場
コイル58は、被検体41の周りの空間に配置されてい
る。傾斜磁場コイル58と送信コイル57との間には、
高周波結合防止のためのRFシールドが設置される。
【0012】本発明はこのようなMRI装置の送信コイ
ル57或いは受信コイル59として用いられるRFプロ
ーブに適用される。図1は本発明のRFプローブの一実
施例を示すもので、8個の導体エレメント11、7個の
容量素子12及び1個の容量素子22が直列に接続され
てなる第1の高周波閉ループ1と、第1の閉ループ1の
1個の容量素子22と導体エレメント21とを含む第2
の閉ループ2と、導体エレメント31、インピーダンス
マッチング回路32及び開閉回路35を含み、第2の閉
ループ2に磁気結合された第3の閉ループ3と、検出ポ
ート4とから構成される。尚、図中、導体エレメントは
インダクタンスを有するのでインダクタの記号で示して
ある。
【0013】第1の閉ループ1は、このRFプローブが
受信コイルである場合、被検体の組織を構成する原子核
から発生するNMR信号を検出するもので、接点13と
14間からみて並列共振をしている。共振周波数は検出
する核の磁気共鳴周波数fに一致させる。例えば1.5
Tでプロトンを検出するMRI装置の場合、共振周波数
を63.8MHzにする。これによりこの周波数におけ
るコイルの感度を高めることができる。
【0014】第1の閉ループ1を構成するコイルとし
て、典型的には200mm×250mmの矩形コイルを
用いることができる。導体エレメントを18mm幅の銅
板で形成する場合、各容量素子12及び22の容量は約
96pFである。第2の閉ループ2は、磁気共鳴周波数
f、例えば63.8MHzで共振する並列共振回路で、
第1の閉ループ1に挿入された共振型のトラップとして
機能する。すなわち、外部磁場5により閉ループ1の接
点13と14間に誘導起電力が発生すると、これを打ち
消すように、閉ループ2に高周波電流が流れる。従って
閉ループ1には誘導電流は理想的には流れず、閉ループ
2には大電流が流れ、その結果、閉ループ2の周辺に局
所的な強い磁場23が発生する。
【0015】このような閉ループ2は、被検体と実質的
に高周波電磁結合しないようにするために、その誘導す
る磁場の範囲が閉ループ1が誘導する磁場の範囲に比べ
十分に小さいことが望ましい。従って、閉ループ2の物
理的な大きさは閉ループ1に比べ小さいことが望まし
い。これにより閉ループ2が作る磁場は局所的となるの
で、閉ループ1の磁場分布、すなわちプローブの感度分
布が閉ループ2によりほとんど乱れないようにすること
ができる。また閉ループ2が誘導する磁場の範囲が、閉
ループ1が誘導する磁場の範囲に比べ十分に小さいこと
により、閉ループ2が誘導する磁場の中心強度が、閉ル
ープ1が誘導する磁場の中心強度よりも充分に大きくな
るために、外部磁場検出時において閉ループ2と磁気結
合する閉ループ3に大きな誘導電流を生じさせることが
できる。
【0016】第3の閉ループ3は閉ループ2の近傍に配
置され、閉ループ2に誘導された磁場23を検出する。
閉ループ3は、基本的にはインダクタ31及び容量素子
34を含む並列共振回路であり、容量素子34の両端に
検出ポート4が設けられる。検出ポート4の出力は、検
出アンプを介して高周波受信部(図5、52)に入力さ
れる。この閉ループ3の共振周波数もまた磁気共鳴周波
数、前掲の例で63.8MHzである。
【0017】閉ループ3は、検出ポート4における出力
インピーダンスを調整するために、インピーダンス調整
手段を備えることが好ましい。このようなインピーダン
ス調整手段としては、閉ループ3にインピーダンスマッ
チング回路を設けるか又は閉ループ2、3の結合状態を
調整する機構が用いられる。これらは、いずれか一方を
設けても、また併用してもよい。
【0018】閉ループ2、3の結合状態の調整は、閉ル
ープ2、3の相対位置を変えることにより、インピーダ
ンスを誘導的に変える方法である。一般に、閉ループ3
のインピーダンスは、閉ループ3と閉ループ2の結合が
増えるにつれ変化(本実施例では低下)するので、この
結合状態を制御してRFプローブの出力インピーダンス
を最適に調整する。
【0019】この結合状態調整機構の一例を図6に示
す。本図では閉ループの容量素子や開閉回路は省略して
ある。図で閉ループ3は稼働支持台82に固定されてい
る。稼働支持台82は送りねじ81と送りねじ支持部8
3により、コイル支持台84上を矢印86の方向に移動
できる。閉ループ1はコイル支持台84とコイル支持部
85を介して固定されている。閉ループ2は閉ループ1
と直交して閉ループ1に接続している。閉ループ2と3
は重なるように近接している。閉ループ3が矢印86の
向きに平行移動すると、これに伴い閉ループ2と閉ルー
プ3の距離も矢印87の方向に伸縮する。この距離が大
きくなると閉ループ2と閉ループ3の結合係数は小さく
なり、閉ループ3の検出ポート4のインピーダンスは増
加する。またこの距離が小さくなると閉ループ2と閉ル
ープ3の結合係数は大きくなり、閉ループ3の検出ポー
ト4のインピーダンスは減少する。送りねじ81を回転
することにより、この距離は例えば2mmから5mmの
範囲をサブミリメートルの精度で設定できる。必要に応
じて送りねじ81は超音波モーターなどの非磁性型モー
ターにより遠隔操作してもよい。
【0020】しかし信号のエネルギーを効率的に検出ポ
ート4に伝達するには、閉ループ2と閉ループ3との磁
気結合が極力密であることが一層望ましいので、上述の
ように結合状態を調整するだけでは、十分にインピーダ
ンスを低下させることが困難な場合がある。この場合に
は、インピーダンスマッチング回路を用いるか、併用す
ることが望ましい。
【0021】インピーダンスマッチング回路32は、図
1、2に示す実施例ではマッチング回路32は可変コン
デンサである容量素子33と34とで構成されており、
容量素子の静電容量値を変えることに出力インピーダン
スを調整する。容量素子の静電容量の制御は外部電圧に
よる方法など公知の技術を利用できる。このような構成
とすることにより、閉ループの共振周波数を変えずにイ
ンピーダンスだけを所望の値に設定できる。
【0022】閉ループ3の共振周波数63.8MHzに
おける単体(閉ループ1と2がない状態)の出力インピ
ーダンスは典型的には数kΩである。閉ループ3が閉ル
ープ2と結合すると前述のように閉ループ3の出力イン
ピーダンスは低下し、50〜300Ω程度になる。そこ
で容量素子33、34として、例えば100pF〜30
0pFの可変コンデンサを用い閉ループ2と結合したと
きの閉ループ3の出力インピーダンスが所望の値、例え
ば50Ωになるように調節する。
【0023】閉ループ2と閉ループ3の具体的構成とし
て、閉ループ3のインダクタ31は例えば直径20m
m、2ターンの空芯コイルを、また閉ループ2のインダ
クタは、例えば直径23mm、2ターンの空芯コイルが
用いられる。また閉ループ2と閉ループ3の各インダク
タ21、31の内部抵抗値が大きいと、信号にノイズが
付加されるので、これらの抵抗値を極力小さくすること
が望ましい。そのためには、インダクタ21、31を形
成する導体の断面積を大きくすることが望ましい。例え
ば、これらのインダクタは直径2mmから3mmの銅線
で形成されている。
【0024】更に閉ループ3は、ループを開閉する構成
を備えている。この構成として図1の実施例において
は、閉ループ3にループの開閉回路35が付加されてい
る。この開閉回路35は、ダイオードを含む高周波スイ
ッチ、制御信号36でオン・オフ制御される。制御信号
36は、例えばMRI装置の中央制御回路によって、励
起パルス照射に同期して送られる。
【0025】図2に開閉回路35の実用的な構成例を示
す。尚、図2では閉ループ1の容量素子12と導電エレ
メント11は合成容量素子16と合成インダクタ15と
して簡略化して表してある。図示する実施例では、開閉
回路35は容量素子33とインダクタ37とダイオード
38で構成される。インダクタ37と容量素子33は同
じく周波数f(63.8MHz)で並列共振する。ダイ
オード38がオンの状態ではインダクタ37と容量素子
33は共振しトラップ回路として動作するので、開閉回
路35は開く。ダイオード38がオフのときにはトラッ
プ回路が開くので開閉回路35は閉じる。ダイオード3
8を制御する制御信号36はチョーク回路39と検出ポ
ート4を経由して供給される。制御電流36は、検出ア
ンプ7に漏れ込まないように容量素子6でブロックされ
る。
【0026】次にこのような構成におけるRFプローブ
の動作を図1を参照して説明する。まずRFプローブが
外部磁場5であるNMR信号を検出するときには、制御
電流36により閉ループ3の開閉回路35を閉にする。
この状態で閉ループ1で被検体から発生するNMR信号
を検知すると、NMR信号に対応する電流が閉ループ1
に流れる。これと同時に閉ループ2にも電流が流れ、閉
ループ2の周辺に局所的な磁場が発生する。この磁場を
閉ループ3で検出する。このとき閉ループ3は共振回路
として動作し、検出ポート4に電圧出力を発生する。こ
の出力は、検出アンプを介して高周波受信部に入力され
る。この検出時において、閉ループ2は、閉ループ3と
誘導結合している影響のため、並列共振状態からはずれ
ており、実際には閉ループ1のトラップ回路としては動
作しない。その結果、閉ループ1に誘導電流が流れる。
【0027】一方、励起パルス照射時には開閉回路35
を開にする。これにより閉ループ3が切断されるので、
閉ループ2は閉ループ3と誘導結合せず、閉ループ2は
理想的な並列共振状態になり閉ループ1のトラップ回路
として動作する。即ち、外部磁場である励起パルスによ
り閉ループ1の接点13と14間に誘導起電力が発生す
ると、これを打ち消すように、閉ループ2に高周波電流
が流れ、閉ループ1には誘導電流が流れない状態とな
る。閉ループ1には誘導電流が流れず外部磁場に対して
不感になり、また、切断された閉ループ3にも出力は発
生しないので、全体としてのプローブも不感になる。
【0028】このように閉ループ3を励起パルス照射時
及びNMR信号検出時に対応して開閉することにより、
閉ループ1もこれに応じて開閉され、デカップリングさ
れる。特にこの実施例では開閉回路35を設けることに
よりアクティブデカップリングされるので、RFプロー
ブのオンオフ制御が確実に行える。しかも閉ループ1と
閉ループ2が完全にフローティングなので高周波的に安
定である。更に、本実施例では各閉ループに共振系を使
っているのでプローブの感度が高く、その特性も被検体
(負荷)の形状や高周波特性の変化に対して安定であ
る。
【0029】以上、図1の構成に基づき説明したが、開
閉回路35としてず2に記載された構成を用いてもうお
いことは、前述したとおりである。尚、以上の実施例で
は閉ループ2が充分に小さく、それが作る磁場は局所的
であって被検体と実質的に高周波電磁結合しないとして
説明したが、僅かでも第2の閉ループが生成する磁場が
問題になる場合は、第1の閉ループと第2の閉ループを
幾何学的に直交させることによりこの影響をより一層低
減できる。これは、直交させることにより第2の閉ルー
プと被検体との距離が拡がる結果である。この構成の一
例を図6に示す。第1の閉ループが作る磁場88、即ち
このプローブの有感領域は被検体89の一部分を含んで
いる。第2の閉ループ2は第1の閉ループ1に比べ十分
に小さく、これらが作る磁場23は磁場88に比べ小さ
い。更に第1の閉ループ1と第2の閉ループ2は直交し
て配置されているので磁場23は被検体89と離れた位
置に発生する。
【0030】更に図示していないが、第2の閉ループと
第3の閉ループを高周波電磁シールドで覆ってもよい。
これにより被検体と第2、第3の閉ループとの電磁結合
は原理的に除去できる。また以上の実施例では、閉ルー
プ1と閉ループ3は並列共振回路としたが、本発明のR
Fプローブは他の形態をとることも含む。例えば閉ルー
プ1は非共振型であっても本発明の動作がなされる。ま
た閉ループ3を直列共振型とし、出力インピーダンスを
下げ電流出力を得ることもできる。また閉ループ3を非
共振型とすることもできる。但し、被検体(負荷)の高
周波特性の変化や閉ループ1、2の結合係数の変化に伴
って、出力ポート4の共振周波数や位相が大きく変化す
るのを防ぐためには、上述した並列共振型が好適であ
る。
【0031】更に実施例の第2の閉ループ2の容量素子
22とインダクタ21間を、必要に応じて、共振周波数
(63.8MHz)の半波長の整数倍の長さを有する同
軸ケーブルを使って接続してもよい。この場合各閉ルー
プの動作は上記実施例と同様に保たれる。しかも、閉ル
ープ3を閉ループ1と離して設置できるので、幾何学的
に設計の制約が少なくなる。但し、この構成では、ケー
ブルによる信号の損失と、ケーブルと周辺部分の相互作
用の結果生じる不安定性には配慮を要する。
【0032】図3に本発明をマルチプルコイルに適用し
た例を示す。本実施例は、独立に動作する小形コイルを
4連併置したマルチプルコイルで、各々の小形コイルが
それぞれ本発明による第1、第2及び第3の閉ループ
1、2、3から構成され、隣接する閉ループ1にオーバ
ーラップする部分を設け、視野の拡大と感度の向上の両
立を図ったものである。尚、図では検出ポートは省略さ
れ、検出ポートが接続される検出用増幅器7が記載され
ている。このマルチプルコイルにおいても、各コイルの
閉ループ1、2がフローティングでかつアクティブデカ
ップリングされているため、安定である。尚、本実施例
は、脊椎用として好適である。
【0033】図4に本発明をマルチプルコイルに適用し
た他の実施例を示す。本実施例は、2連のマルチプルコ
イルを2つ対向して配置してなり、各々のコイルが本発
明の構成を備えている。このマルチプルコイルにおいて
も、各コイルがフローティングでかつアクティブデカッ
プリングされているため、安定である。本実施例は、腹
部用、心臓用、前立腺用などとして好適である。
【0034】以上の実施例においては、本発明を受信コ
イルに適用した場合について説明したが、送信コイルに
適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、トラップ回路として機能する第2の閉ループ
と、第3の閉ループとを磁気結合し、第3の閉ループを
ポートに接続する構成とすることにより、プローブとな
る第1の閉ループ及び第2の閉ループを完全にフローテ
ィングにするとともに、デカップリングを同時に達成で
き、プローブの特性が安定になる。特に第3の閉ループ
に開閉回路を設けることによりアクティブデカップリン
グを誘導的に行うことができる。また本発明によれば、
第1の閉ループ自体にはデカップリングのための配線が
不要となるので、複数のコイルから成るマルチプルコイ
ルに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図。
【図2】本発明の一実施例を示す図。
【図3】本発明の他の実施例を示す図。
【図4】本発明の他の実施例を示す図。
【図5】本発明が適用されるMRI装置のブロック図。
【図6】本発明の実施例を示す側面図及び上面図。
【図7】従来のRFプローブを示す図。
【図8】従来のデカップリングを示す図。
【符号の説明】
1・・・・・・第1の高周波閉ループ 2・・・・・・第2の高周波閉ループ 3・・・・・・第3の高周波閉ループ 11・・・・・・第1の導体エレメント 12、22・・・・・・容量素子 21・・・・・・第2の導体エレメント(インダクタ) 32・・・・・・インピーダンスマッチング回路 35・・・・・・開閉回路 38・・・・・・ダイオード 59・・・・・・RFプローブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 正弘 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1又は2以上の第1の導体エレ
    メント及び容量素子を含む第1の高周波閉ループと、こ
    の容量素子の1つ及び第2の導体エレメントを含み所定
    の周波数で並列共振回路として作用する第2の高周波閉
    ループと、この並列共振回路と磁気的に結合した第3の
    高周波閉ループと、この第3の高周波閉ループの出力を
    検知するポートとを有するRFプローブ。
  2. 【請求項2】前記第1の高周波閉ループは、前記所定の
    周波数で共振する共振回路である請求項1記載のRFプ
    ローブ。
  3. 【請求項3】前記第3の高周波閉ループは、前記所定の
    周波数で共振する共振回路である請求項1記載のRFプ
    ローブ。
  4. 【請求項4】前記第3の高周波閉ループは、出力インピ
    ーダンスを調整するインピーダンス調整手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のRFプローブ。
  5. 【請求項5】前記第2の高周波閉ループが誘導する磁場
    の範囲は第1の高周波閉ループが誘導する磁場の範囲に
    比べ十分に小さいことを特徴とする請求項1記載のRF
    プローブ。
  6. 【請求項6】前記第3の高周波閉ループは、開閉回路が
    付加されていることを特徴とする請求項1記載のRFプ
    ローブ。
  7. 【請求項7】前記開閉回路は、ダイオードを含むトラッ
    プ回路である請求項6記載のRFプローブ。
  8. 【請求項8】前記第2の高周波閉ループは、第1の高周
    波閉ループと直交していることを特徴とする請求項1記
    載のRFプローブ。
  9. 【請求項9】前記第2の高周波閉ループと第3の高周波
    閉ループとの結合状態を調節する機構を備えたことを特
    徴とする請求項1記載のRFプローブ。
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