JP2806403B2 - 検査装置 - Google Patents
検査装置Info
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- Flow Control (AREA)
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- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Description
流路内に、被検流体検知部と流量制御部とを備え、試料
流路の下流側に備えられるポンプにより被検流体を流路
上流側より吸引する構成の検査装置に関する。
で示す)が、図3に示されている。この検査装置1には
試料流路2が備えられ、試料流路2の上流部が被検流体
gが在する検体3に接続され、この検体3より被検流体
gをポンプPにより吸引してこの試料流路2内に導き、
被検流体gの濃度等を検出する。ここで、ポンプPで吸
引された被検流体gはポンプPの下流側へ廃棄される。
そして、この試料流路2には、前述の目的のために被検
流体検知部4および、流量制御部(流量設定の目的のニ
ードルバルブ等)5が備えられている。さらに、実用上
の要請からダスト除去用のダストフィルター部6、試料
流路2に流れる被検流体gを検出する流量検出部7が、
同図に示すように試料流路2に別途備えられる。さて、
従来、上記構成の検査装置においては各試料流路を流れ
る被検流体の流量制御は、前記ポンプの上流側で、前記
試料流路ごとに設けてある前記流量制御部に設けられる
ニードルバルブ等によっておこなわれていた。ここで流
量を設定する場合は、ニードルバルブの開度を所定量に
調整し、その設定をおこなっていた。
おいては、この流量の設定が任意におこなわれた場合、
あるいは試料流路が複数個必要でありポンプにながれる
流量が大きく変化する場合は、前記ポンプにかかる負荷
は変動し、他の試料流路に流通する被検流体の流量に影
響を及ぼすことになる。さらに図3に示すように、試料
流路がポンプの上流側に複数個並列に設けられ、これら
がポンプの直上流側で合流されてこのポンプに接続され
る場合は、前述のニードルバルブを複数個備えることが
必要であるため、これらを個々に流量調節する必要が生
じ、手間の掛かるものとなっていた。そこで、前記試料
流路にキャピラリを設けて流量を安定化させることも考
えられるが、複数流路において流量を個別に設定変更す
る場合に、他の流路に及ぶ影響を十分に緩和できるもの
とは言い難かった。さらに、こういったニードルバルブ
は安価なものではない。従って本発明の目的は、複数の
試料流路の下流側に備えられる共通のポンプをできるだ
け一定の負荷状態で使用することができるとともに、各
試料流路における被検流体の流量を安定化し、流量調節
の手間が少なく、さらに安価な検査装置を得ることであ
る。
の本発明による検査装置の特徴構成は、被検流体が流れ
る試料流路を複数設け、それぞれの試料流路に、ダスト
フィルター部及び被検流体検知部及び前記被検流体の流
れに一定の損失を与える流量制御キャピラリーからなる
流量制御部とを設け、前記試料流路の下流側に、その試
料流路が合流した後接続する流体出口を設け、その流体
出口に前記被検流体を流路上流側より吸引するポンプを
設け、さらに、前記ポンプの吐出側から吸引側へ前記被
検流体が流れる帰還流路を前記流体出口の下流側に設
け、前記帰還流路に流量制御弁を設けたことにあり、そ
の作用・効果は次の通りである。
内に流量制御用のキャピラリーが配設される。この流量
制御用キャピラリーは、その上流側と下流側との間に一
定の圧力差を生じることとなる。ここで、流量制御用キ
ャピラリーは流れに単位長さあたり一定の損失を与える
ものであり、検査装置の初期の状態において、前記流量
制御用キャピラリーの長さを設定しておけば、前記損失
量の調節を目的として流量制御用キャピラリーの長さ等
が調節されることはない。さて、試料流路の下流側の流
体出口にはポンプが配設され、このポンプと並列に流体
制御弁を備えた帰還流路が設備される。従って、試料流
路を流れる被検流体の流量は、流体制御弁を調節するこ
とにより決定される。また、ポンプにおいては、複数の
試料流路を流れる被検流体と帰還流路を経て帰還される
帰還流の総量が流れることとなる。そのため、前記ポン
プに接続される試料流路の数量に応じて流量制御弁の開
度を調節すれば、前記ポンプにかかる負荷を一定に保ち
ながら、各試料流路を流れる被検流体の流量を調節する
ことが出来るのである。このとき、前記試料流路には、
それぞれ、キャピラリを配置してあるから、前記ポンプ
のガス吸引量に多少のムラが生じたとしても、安定した
ガス流通量が確保できるのである。また、この試料流路
には、各別にダストフィルタ部を設けてあるから、前記
ポンプに流入する被検流体は、ダストの除去されたもの
であり、その上、前記帰還流路から前記ポンプに流入す
る被検流体も、前記試料流路においてダストを除去され
たものであるから、前記ポンプに悪影響を与えにくい。
従って、例えば、外気を取り入れることによって、前記
ポンプの負荷を調節する場合には、その外気をフィルタ
を介して取り入れる必要が生じ、被検流体の流通経路を
複雑化するだけでなく、メンテナンスに要する管理項目
を増やす結果となり、安価な検査装置の提供という初期
の目的を達し得ないばかりか、前記フィルタの目詰まり
等による前記ポンプの負荷変動という新たな流量不安定
化の要因を生む結果となり、各試料流路における被検流
体の流量を一つのポンプによっても安定化させるという
目的にも反する結果になりがちであるのに対し、帰還流
路を設けて前記ポンプの 負荷を一定に保つことにより、
前記フィルタを不要にすることができて、前記ポンプの
負荷の安定化に寄与することが出来た。尚、本発明でも
試料流路に設けたダストフィルタ内部で目詰まり等の虞
が残ることについては、従来の通りであるが、試料流路
に設けたキャピラリ等により、流路全体の圧損が流量に
及ぼす目詰まりの影響は、外気を取り入れる前記フィル
タによる影響よりも極めて小さくなる。
変化に関係なく一定負荷でポンプを駆動することがで
き、しかもポンプの負荷の不安定化を抑制し流量の安定
化による流体検知の確実性を向上させることが出来る。
さらにニードルバルブ等の高価な流量調節弁を各流路毎
に必要とされないために、検査装置は安価なものとする
ことができる。
検流体検知部、及び前記流量制御キャピラリーとを各々
単一個備えた第一被検流体検知段部が、同一ブロック内
に構成されているものとすることになるから、この部位
の取扱を容易にすることが可能となり、各部が同一環境
(温度条件等)下で動作するため、検査結果の長期安定
性、信頼性を格段に増加させることができた。また、保
守性も良化した。
1には本願の検査装置1の全体構成が示されており、図
2には、図1に示す複数(4系統)の第一被検流体検知
段部U1(ダストフィルター部6、被検流体検知部4、
流量検出部7及び流量制御キャピラリー50を備えてい
る)を備えた装置系を示している。
成について説明する。図示するようにこの装置1は、箱
型のケーシング10に収納して構成されており、この装
置1の場合は4系統のガス検知をおこなえる構成が採ら
れている。即ち、この箱型のケーシング10の側部に設
けられるガス吸引口11から、ダストフィルター部6、
被検流体検知部4、流量検出部7及び流量制御キャピラ
リー50を経る試料流路2が4系統備えられている。こ
こで、被検流体検知部4、流量検出部7からの情報は箱
型のケーシング10の一方の側面に載置されているプリ
ント板12に送られて、情報処理される。さらに、箱型
のケーシング10の上部には、前述の4個の流量制御キ
ャピラリー50の下流側流路が合流した後接続する流体
出口13が設けられている。この流体出口13の下流側
には、図2に示すように吸引用のポンプPが備えられ
る。さて、本願においては、このポンプPに対して、こ
のポンプPの下流側から上流側へ被検流体gが流れる帰
還流路20が、前記流体出口13よりも下流側に設けら
れ、この帰還流路20に流量制御弁としてのニードルバ
ルブ21が備えられている。
ストフィルター部6は、被検流体であるガスgに含有さ
れるダストを除去するために備えられているものであ
り、このダストフィルター部6に配設されるフィルター
60の目は、20〜30ミクロン程度であり、このフィ
ルター60はフィルター抑え61を外すことにより容易
に交換可能になっている。次に被検流体検知部4につい
て説明すると、この部位にはアルコールガスセンサ等が
配設されており、試料流路2に流入する被検流体gの濃
度を検知する。さらに流量検出部7は、被検流体検知部
4でおこなわれる検出の検出状況を確認するための確認
的役目をする部位である。また流量制御部としての流量
制御キャピラリー50は、200〜500ミクロン程度
の内径を備え、長さは目的によって異なるが50〜30
0mm程度のものである。また、夫々単一のダストフィ
ルター部6、被検流体検知部4、流量検出部7及び流量
制御キャピラリー50を備えた試料流路2を有する第一
被検流体検知段部U1が、一体にユニット構成されてい
る。この第一被検流体検知段部U1のシステム構成が、
図2(ロ)に示されている。さて、図2(イ)に示すよ
うに並列配設された複数の第一被検流体検知段部U1の
下流側に、この第一被検流体検知段部U1に対する単一
のポンプP、帰還流路20、流量制御弁21を備えて構
成される同様にユニット構成の第二被検流体検知段部U
2が備えられる。
する。吸引口11を通して導かれた被検流体としてのサ
ンプルガスgは、フィルタ押え61に作られた流路を通
してフィルタ60に達する。さらにフィルタ60を通過
したガスgは被検流体検知部4と流量検出部7に備えら
れているガスセンサ40及び流量センサ70を通過し、
さらに流量制御キャピラリー50を通って流体出口13
からポンプP側へ吸引され、このポンプPより大気中へ
排出される。そして、このポンプPより吐出された被検
流体gの一部は帰還流路20を介してポンプPの上流側
に戻される。ここで、各試料流路2を流れる被検流体g
の流量は帰還流路20に配設された流量制御弁21によ
って制御される。実際の流量関係について説明すると、
1系統の試料流路2を流れる被検流体gの流量は200
ml程度であり、本願の場合4系統備えられているため
トータル800ml程度である。またポンプ能力は2リ
ットル/分程度であり、帰還流路20を介して帰還され
る被検流量は1リットル/分程度である。
示したが、これは流体であればいかなるものでもよい。 (2)さらに、被検流体検知部4における検知機能とし
て、ガスの濃度を検知する場合を示したが、ガスの有無
等いかなる目的に対しても本願発明は適応できる。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
Claims (1)
- 【請求項1】 被検流体(g)が流れる試料流路(2)
を複数設け、それぞれの試料流路(2)に、ダストフィ
ルター部(6)及び被検流体検知部(4)及び前記被検
流体(g)の流れに一定の損失を与える流量制御キャピ
ラリーからなる流量制御部(50)を設け、前記試料流
路(2)の下流側に、その試料流路(2)が合流した後
接続する流体出口(13)を設け、その流体出口(1
3)に前記被検流体(g)を流路上流側より吸引するポ
ンプ(P)を設け、 さらに、前記ポンプ(P)の吐出側から吸引側へ前記被
検流体(g)が流れる帰還流路(20)を前記流体出口
(13)の下流側に設け、 前記帰還流路(20)に流量
制御弁(21)を設けた検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242939A JP2806403B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242939A JP2806403B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580855A JPH0580855A (ja) | 1993-04-02 |
JP2806403B2 true JP2806403B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=17096471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3242939A Expired - Lifetime JP2806403B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2806403B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5236845B2 (ja) * | 2000-09-11 | 2013-07-17 | 新コスモス電機株式会社 | ガス吸引装置及びガス検知機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55174611U (ja) * | 1979-05-29 | 1980-12-15 |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP3242939A patent/JP2806403B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0580855A (ja) | 1993-04-02 |
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