JP2806088B2 - 温水洗浄装置 - Google Patents
温水洗浄装置Info
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- JP2806088B2 JP2806088B2 JP18862791A JP18862791A JP2806088B2 JP 2806088 B2 JP2806088 B2 JP 2806088B2 JP 18862791 A JP18862791 A JP 18862791A JP 18862791 A JP18862791 A JP 18862791A JP 2806088 B2 JP2806088 B2 JP 2806088B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は洋式便器に設置して使用
する温水洗浄装置の便蓋、便座の回動軸装置の固定に関
するものである。
する温水洗浄装置の便蓋、便座の回動軸装置の固定に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の温水洗浄装置は図５〜図
７に示すように便器１の上に設置された洗浄装置本体２
と、それに回動自在に接続された便座３および便蓋４か
ら構成され、前記便座３および便蓋４と洗浄装置本体２
とを回動的に結合する回動軸５に回転減速装置６を配設
している。そして前記回転減速装置６は一枚の金属板を
断面Ｕ字状に曲げ、かつその先端を固定端７とする固定
具８の間に挟み込むと同時に前記固定端７を洗浄装置本
体２から突出した固定部９に強固に直接固定する構造が
取られていた。そして上記便座３あるいは便蓋４を開放
する際は人力によって上方に持ち上げて開放するととも
に、閉止する場合は便座３あるいは便蓋４を軽く手前に
引くことによって後は便座３あるいは便蓋４の自重と回
転減速装置６の作用によって便座３あるいは便蓋４の急
激な回転運動を抑制しつつ閉止するものである。１０は
固定具を固定部に固定するためのビスである。
７に示すように便器１の上に設置された洗浄装置本体２
と、それに回動自在に接続された便座３および便蓋４か
ら構成され、前記便座３および便蓋４と洗浄装置本体２
とを回動的に結合する回動軸５に回転減速装置６を配設
している。そして前記回転減速装置６は一枚の金属板を
断面Ｕ字状に曲げ、かつその先端を固定端７とする固定
具８の間に挟み込むと同時に前記固定端７を洗浄装置本
体２から突出した固定部９に強固に直接固定する構造が
取られていた。そして上記便座３あるいは便蓋４を開放
する際は人力によって上方に持ち上げて開放するととも
に、閉止する場合は便座３あるいは便蓋４を軽く手前に
引くことによって後は便座３あるいは便蓋４の自重と回
転減速装置６の作用によって便座３あるいは便蓋４の急
激な回転運動を抑制しつつ閉止するものである。１０は
固定具を固定部に固定するためのビスである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、回転減速装置は洗浄装置本体から突出した
固定部に片持ち状態で固定しているため、便座あるいは
便蓋を開閉する際の全回転モーメントによる応力を固定
具を介して洗浄装置本体の固定部で受ける状態になる。
したがって固定部への応力の集中が生じ、くり返し使用
などに対して固定部の耐久強度が不足するという課題が
あった。
の構成では、回転減速装置は洗浄装置本体から突出した
固定部に片持ち状態で固定しているため、便座あるいは
便蓋を開閉する際の全回転モーメントによる応力を固定
具を介して洗浄装置本体の固定部で受ける状態になる。
したがって固定部への応力の集中が生じ、くり返し使用
などに対して固定部の耐久強度が不足するという課題が
あった。
【０００４】さらに回転減速装置を洗浄装置本体に装着
する際、洗浄装置本体との装着角度のずれ防止が困難で
あるという課題もあった。
する際、洗浄装置本体との装着角度のずれ防止が困難で
あるという課題もあった。
【０００５】本発明は上記課題を解決するもので、回転
減速装置と固定具との結合部および装置本体の固定部に
かかる回転モーメントなどによる応力の集中の低減を目
的としたものである。
減速装置と固定具との結合部および装置本体の固定部に
かかる回転モーメントなどによる応力の集中の低減を目
的としたものである。
【０００６】また、洗浄装置本体に装着する際の装着角
度のずれ防止を目的にしている。
度のずれ防止を目的にしている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため洗浄装置本体と前記洗浄装置本体に回動軸を介
して回動自在に接続された便座および便蓋とからなり、
前記便座および便蓋の少なくとも一方の回動軸に、固定
具を介して洗浄装置本体に固定する回転減速装置を備え
るとともに、前記回転減速装置の一端に、少なくとも一
辺の長さを他辺と異ならせた多角形に形成した固定ボス
を設け、前記固定具には前記固定ボスを挿入固定するボ
ス受けを設けたものである。
するため洗浄装置本体と前記洗浄装置本体に回動軸を介
して回動自在に接続された便座および便蓋とからなり、
前記便座および便蓋の少なくとも一方の回動軸に、固定
具を介して洗浄装置本体に固定する回転減速装置を備え
るとともに、前記回転減速装置の一端に、少なくとも一
辺の長さを他辺と異ならせた多角形に形成した固定ボス
を設け、前記固定具には前記固定ボスを挿入固定するボ
ス受けを設けたものである。
【０００８】
【作用】本発明は上記構成により、便座あるいは便蓋の
開閉動作による回転モーメントなどにより、回転減速装
置からの荷重を固定具との結合部全体に分散させること
で、結合部に加わる応力の集中を軽減することができ
る。
開閉動作による回転モーメントなどにより、回転減速装
置からの荷重を固定具との結合部全体に分散させること
で、結合部に加わる応力の集中を軽減することができ
る。
【０００９】さらに、洗浄装置本体に装着する際の装着
角度を正確に確保することができる。
角度を正確に確保することができる。
【００１０】
【実施例】以下本発明の実施例を図１〜図４を参照しな
がら、便蓋部を例にして説明する。図に示すように本温
水洗浄装置は、便器１の上に設置された洗浄装置本体２
と、それに回動軸３を介して回動自在に接続された便座
４と便蓋５および前記便蓋５の回動軸３に接合し、固定
具６を介して洗浄装置本体２に固定する回転減速装置７
とで構成している。そして前記回転減速装置７の一端は
一辺の長さを他辺の長さより長くし、回転中心８から陵
点９までの距離ｌをほぼ同一、すなわち円に略内接する
六角形状の固定ボス１０を設けるとともに固定具６にも
前記固定ボス１０と相似形状に凹状のボス受け１１を設
け、前記固定ボス１０をボス受け１１に挿入することに
よって回転減速装置７と固定具６とを結合する構成にし
ている。さらに前記固定具６は洗浄装置本体２から突出
させた固定部１２の上面及側面を取り囲むように形成
し、その上面を洗浄装置本体２から突出させた固定部１
２にビス１３で固定している。そして固定具６はその側
面部１４の内面を前記固定部１２の側面に圧接させると
ともに固定具６の側面１４の下端を曲折させて平面部１
４ａを形成し洗浄装置本体２の内面とも圧接させてい
る。
がら、便蓋部を例にして説明する。図に示すように本温
水洗浄装置は、便器１の上に設置された洗浄装置本体２
と、それに回動軸３を介して回動自在に接続された便座
４と便蓋５および前記便蓋５の回動軸３に接合し、固定
具６を介して洗浄装置本体２に固定する回転減速装置７
とで構成している。そして前記回転減速装置７の一端は
一辺の長さを他辺の長さより長くし、回転中心８から陵
点９までの距離ｌをほぼ同一、すなわち円に略内接する
六角形状の固定ボス１０を設けるとともに固定具６にも
前記固定ボス１０と相似形状に凹状のボス受け１１を設
け、前記固定ボス１０をボス受け１１に挿入することに
よって回転減速装置７と固定具６とを結合する構成にし
ている。さらに前記固定具６は洗浄装置本体２から突出
させた固定部１２の上面及側面を取り囲むように形成
し、その上面を洗浄装置本体２から突出させた固定部１
２にビス１３で固定している。そして固定具６はその側
面部１４の内面を前記固定部１２の側面に圧接させると
ともに固定具６の側面１４の下端を曲折させて平面部１
４ａを形成し洗浄装置本体２の内面とも圧接させてい
る。
【００１１】上記構成において、便蓋５を開放する際は
人力によって上方に持ち上げて開放するとともに、閉止
する場合は便蓋５を軽く手前に引くことによって以後は
便蓋５の自重と回転減速装置７の減速作用によって便蓋
５の急激な回転運動を抑制しつつ閉止するものである。
一方、便蓋５の開閉時に発生し、回転減速装置７を介し
て固定ボス１０およびボス受け１１に加わる回転モーメ
ントなどによる応力は、固定ボス１０およびボス受け１
１の形状の効果により固定ボス１０およびボス受け１１
で構成される結合部１５全体に分散荷重されるものであ
る。すなわち、回転減速装置７を介して固定ボス１０に
伝達された荷重は固定ボス１０を凸状とした六角状に形
成し、これを挿入するボス受け１１を固定ボス１０と相
似形状にした固定ボス１０とボス受け１１との力学的な
結合は、固定ボス１０側面の稜線１６とボス受け１１の
側内面１７とが接触する状態で結合される。さらに、固
定ボス１０の回転中心８から各陵点９までの距離ｌを、
ほぼ同一に設計しているため固定ボス１０の各稜線１６
に対する回転モーメントは、各稜線１６とも、ほぼ同一
になる。このため固定ボス１０においても断面全体に荷
重が均一に分布することになる。
人力によって上方に持ち上げて開放するとともに、閉止
する場合は便蓋５を軽く手前に引くことによって以後は
便蓋５の自重と回転減速装置７の減速作用によって便蓋
５の急激な回転運動を抑制しつつ閉止するものである。
一方、便蓋５の開閉時に発生し、回転減速装置７を介し
て固定ボス１０およびボス受け１１に加わる回転モーメ
ントなどによる応力は、固定ボス１０およびボス受け１
１の形状の効果により固定ボス１０およびボス受け１１
で構成される結合部１５全体に分散荷重されるものであ
る。すなわち、回転減速装置７を介して固定ボス１０に
伝達された荷重は固定ボス１０を凸状とした六角状に形
成し、これを挿入するボス受け１１を固定ボス１０と相
似形状にした固定ボス１０とボス受け１１との力学的な
結合は、固定ボス１０側面の稜線１６とボス受け１１の
側内面１７とが接触する状態で結合される。さらに、固
定ボス１０の回転中心８から各陵点９までの距離ｌを、
ほぼ同一に設計しているため固定ボス１０の各稜線１６
に対する回転モーメントは、各稜線１６とも、ほぼ同一
になる。このため固定ボス１０においても断面全体に荷
重が均一に分布することになる。
【００１２】また、固定具６をボス受けを有しかつ固定
部１２の上面及側面を囲むように形成するとともに、そ
の側面部１４の先端を折曲させて平面部１４ａを形成し
洗浄装置本体２の内面に圧接するように構成することに
より固定具６に加わる荷重の一部を前記固定部１２を介
して直接洗浄装置本体２に伝達し、固定部１２の先端に
集中する荷重の一部を負担することができる。さらにボ
ス受け１１を介して伝達された回転モーメントに対して
も固定部１２の上面及周囲を囲むように形成した固定具
６の側面部１４の内面を固定部１２に圧接させるととも
に固定具６の側面部１４の先端を曲折し平面部１４ａを
形成し洗浄装置本体２の内面に圧接するようにすること
で固定部１２および洗浄装置本体２に回転モーメントに
よる応力を分散させる事ができる。
部１２の上面及側面を囲むように形成するとともに、そ
の側面部１４の先端を折曲させて平面部１４ａを形成し
洗浄装置本体２の内面に圧接するように構成することに
より固定具６に加わる荷重の一部を前記固定部１２を介
して直接洗浄装置本体２に伝達し、固定部１２の先端に
集中する荷重の一部を負担することができる。さらにボ
ス受け１１を介して伝達された回転モーメントに対して
も固定部１２の上面及周囲を囲むように形成した固定具
６の側面部１４の内面を固定部１２に圧接させるととも
に固定具６の側面部１４の先端を曲折し平面部１４ａを
形成し洗浄装置本体２の内面に圧接するようにすること
で固定部１２および洗浄装置本体２に回転モーメントに
よる応力を分散させる事ができる。
【００１３】なお、固定ボス１０の形状については円に
略内接する六角形で説明したが、円に外接する形状とし
ても同様の効果があることは言うまでもない。また、回
転減速装置７側を凸、固定具６側を凹とした結合部１５
とした構成で説明したが、回転減速装置７側を凹、固定
具６側を凸とした結合部１５とした場合も同様の効果が
あることは言うまでもない。
略内接する六角形で説明したが、円に外接する形状とし
ても同様の効果があることは言うまでもない。また、回
転減速装置７側を凸、固定具６側を凹とした結合部１５
とした構成で説明したが、回転減速装置７側を凹、固定
具６側を凸とした結合部１５とした場合も同様の効果が
あることは言うまでもない。
【００１４】さらに固定ボス１０の形状を一辺の長さを
他辺より異ならせることにより、回転減速装置７と固定
具６との結合方向が決まるため、洗浄装置本体２への装
着角度を正確に確保することができる。
他辺より異ならせることにより、回転減速装置７と固定
具６との結合方向が決まるため、洗浄装置本体２への装
着角度を正確に確保することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
の温水洗浄装置は、回転減速装置の固定ボスの断面を、
回転中心から陵点までの距離をほぼ一定とした多角形状
にすることによって固定ボス断面全体に、ほぼ均一に荷
重が加わる事になり、固定ボスの強度を著しく向上させ
ることができる。
の温水洗浄装置は、回転減速装置の固定ボスの断面を、
回転中心から陵点までの距離をほぼ一定とした多角形状
にすることによって固定ボス断面全体に、ほぼ均一に荷
重が加わる事になり、固定ボスの強度を著しく向上させ
ることができる。
【００１６】また、固定ボスの一辺の長さを他辺より異
ならせることで、装置本体への装着角度を維持すること
ができる。
ならせることで、装置本体への装着角度を維持すること
ができる。
【図１】本発明の温水洗浄装置の全体斜視図
【図２】同温水洗浄装置の回転減速装置の固定部の要部
斜視図
斜視図
【図３】同温水洗浄装置の回転減速装置の固定部の分解
図
図
【図４】同回転減速装置の結合部の作用を説明する要部
断面図
断面図
【図５】従来の温水洗浄装置の全体斜視図
【図６】同温水洗浄装置の回転減速装置の固定部の斜視
図
図
【図７】同温水洗浄装置の回転減速装置の固定部の分解
図
図
２ 装置本体 ３ 回動軸 ６ 固定具 ７ 回転減速装置 ８ 固定部 ９ 陵点 １０ 固定ボス １１ ボス受け １４ 側面部 １４ａ 平面部 １６ 陵線
Claims (1)
- 【請求項１】洗浄装置本体と、前記洗浄装置本体に回動
軸を介して回動自在に接続された便座および便蓋と、前
記便座および便蓋の少なくとも一方の回動軸に回転減速
装置を備え、この回転減速装置は固定具を介して洗浄装
置本体に固定するとともに、前記回転減速装置の一端
に、少なくとも一辺の長さを他辺と異ならせた多角形に
形成した固定ボスを設け、前記固定具には前記固定ボス
と相似形状とし、前記固定ボスを挿入固定するボス受け
を設けた温水洗浄装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18862791A JP2806088B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 温水洗浄装置 |
| US07/918,367 US5255396A (en) | 1991-07-26 | 1992-07-23 | Sanitary cleaning device including a rotation deceleration device |
| DE69213623T DE69213623T2 (de) | 1991-07-26 | 1992-07-24 | Drehflügelschwingungsdämpfer |
| CA002074597A CA2074597C (en) | 1991-07-26 | 1992-07-24 | Sanitary cleaning device including a rotation deceleration device |
| EP92112645A EP0529313B1 (en) | 1991-07-26 | 1992-07-24 | Rotation deceleration device |
| US08/094,846 US5390770A (en) | 1991-07-26 | 1993-07-20 | Rotation deceleration device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18862791A JP2806088B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 温水洗浄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0531043A JPH0531043A (ja) | 1993-02-09 |
| JP2806088B2 true JP2806088B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=16227006
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18862791A Expired - Fee Related JP2806088B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-29 | 温水洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2806088B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP18862791A patent/JP2806088B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0531043A (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |