JP2805750B2 - カラー陰極線管のコンバーゼンス測定装置 - Google Patents

カラー陰極線管のコンバーゼンス測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はカラー陰極線管のコンバーゼンスを短時間
に高精度で測定することの出来るカラー陰極線管のコン
バーゼンス測定装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明はカラー陰極線管のコンバーゼンス測定装置
に関し、被測定用のカラー陰極線管の画面に対向配置
し、カラー陰極線管の画面を全視野で撮像する1台のカ
ラー撮像手段と、このカラー陰極線管の画面にハッチパ
ターンを発生させるパターン信号発生手段と、カラー撮
像手段から得られる赤、緑、青の撮像出力を記憶する記
憶手段と、この記憶手段に記憶した赤、緑、青の撮像出
力信号に基いて計算処理によりハッチパターン上の各測
定点における垂直方向と水平方向のコンバーゼンスのず
れを演算する演算手段と、測定用表示手段とを具備し、
測定用表示手段にハッチパターンと、演算手段より得ら
れるハッチパターン上の各測定点における垂直方向と水
平方向のコンバーゼンスのずれを表わす数字を表示する
ようにしたことを特徴とするカラー陰極線管のコンバー
ゼンス測定装置とすることでコンバーゼンスを短時間に
高精度に1台のカメラで測定出来る様にさせたものであ
る。
〔従来の技術〕
従来からカラー陰極線管のコンバーゼンス測定装置と
しては種々のものが提案されている。本出願人は先に特
開昭62−62692号で第8図示の様にカラー陰極線(1)
の管面(2)の所定位置に複数のセンサS1〜Snを対向配
置し、これらセンサS1〜S2の位置毎に傾斜パターンを生
じさせて、夫々センサの基準位置からのカラー陰極線管
(1)のビーム位置ずれを検出することで垂直、水平方
向のコンバーゼンスを求める様にした測定方法を提案し
た、この構成ではフォトダイオード等のセンサをカラー
陰極線管(1)の管種サイズ毎に作る必要があってコス
トが高くなるでけではなく保守性が悪くなる問題があっ
た。
この様な問題を解決するために本出願人は特開昭61−
257096号公報に於いて、標準のドットパターンが入力さ
れた被測定用のカラー陰極線管の管面にフードを配し、
このフードに第9図に示す様な3原色フィルタ(3B),
(3G),(3R)を有するフィルタ(3)を配し、この3
原色フィルタ(3)をモータ(3a)によって矢印方向に
左又は右方向に動かし、所定の色のフィルタを選択し、
3原色フィルタを透過した透過光を白黒撮像カメラ
(4)で撮像し、この撮像したドットパターンをメモリ
に記憶し、この記憶した単色ドット数の重心位置を算出
し、3原色のドット位置相互のずれをマイクロコンピュ
ータで取り出すことでカラー陰極線管のコンバーゼンス
の測定を行っていた。又は、叙上の重心位置を算出する
方法として、電子ビーム到達位置決定電極を通過した赤
(R)、緑(G)、青(B)の各ビームスポットを水平
走査方向に所定のピッチを持って順次移動させたときに
得られるビームスポットの全形状における輝度データか
ら、R,G,Bの各測定パターンの中心点を算出し、これら
中心点のデータに基づいてコンバーゼンス状態を測定す
る様にする方法を特開昭61−27715号公報によって提案
した。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の様にセンサとしてフォトダイオードや白黒撮像
カメラでコンバーゼンスを測定する場合には、これらセ
ンサに色を分離する機能がないので被測定用のカラー陰
極線管をR,G,Bと順次発光させるので、各色の発光位置
を測定するための測定時間が長くなり、順次発光させて
いる間にテレビ受像機の高圧変動、偏向系の変動がある
とコンバーゼンス誤差となる問題があり、更に目視測定
(白色)と比較を行う場合にこれら測定方法では測定信
号がR,G,Bであって白色とは異なるために相関がとりに
くい弊害もあった。
本発明は上述の欠点に鑑みなされたものでその目的と
するところは1台のカラー撮像カメラで短時間に高精度
で、且つビデオ入力から信号がカラー陰極線管に入力出
来るコンバーゼンス測定装置を得んとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は第1図に示す様に被測定用のカラー陰極線管
(1)の画面に対応配置し、カラー陰極線管(1)の画
面を全視野で撮像する1台のカラー撮像手段(13)と、
カラー陰極線管(1)の画面ハッチパターンを発生させ
るパターン信号発生手段(19)と、カラー撮像手段(1
3)から得られる赤、緑、青の撮像出力を記憶する記憶
手段(16R),(16G),(16B)と、この記憶手段(16
R),(16G),(16B)に記憶した赤、緑、青の撮像出
力信号に基いて計算処理によりハッチパターン上の各測
定点における垂直方向と水平方向のコンバーゼンスのず
れを演算する演算手段(17)と、測定用表示手段(18)
を具備し、測定用表示手段(18)にハッチパターンと、
演算手段(17)より得られるハッチパターン上の各測定
点における垂直方向と水平方向のコンバーゼンスのずれ
を表わす数字を表示するようにしたことを特徴とするカ
ラー陰極線管のコンバーゼンス測定装置となしたもので
ある。
〔作用〕
本発明のカラー陰極線管のコンバーゼンス測定装置は
所定の例えば、クロスハッチ信号をパターン信号発生回
路(19)で発生させ、カラーテレビ受像機(6)のカラ
ー陰極線管(1)を発光させ、これを1台の固体撮像カ
メラ(13)で画面の全視野にわたって撮像し、この画像
信号を画像処理装置(14)で演算処理してミスコンバー
ゼンス量を求めて測定用表示装置(18)に数字で表示す
る様にしたので同時発光(白色)状態で測定が出来る。
又、コンバーゼンス測定を1台のカメラで極めて短時
間、高精度に測定可能で、コンポジットビデオ信号とし
てパターン信号を入力出来るものである。
〔実施例〕
以下、本発明のカラー陰極線管のコンバーゼンス測定
装置を第1図乃至第7図について説明する。第1図は本
例のカラー陰極線管(1)のコンバーゼンス測定装置の
系統図であり、カラーテレビ受像機(6)にはコンバー
ゼンスを測定すべきカラー陰極線管(1)を有し、この
カラー陰極線管(1)は例えばトリニトロン(商品名)
管である。トリニトロン管では管面中央の静コンバーゼ
ンス調整は静電偏向板にアノード電極(9a)を介してコ
ンバーゼンス電極(9b)から供給する電圧を変えたり、
電子銃ネック部に静コンバーゼンスマグネットを設け
て、このマグネットの外部磁界によって調整する。又、
管面周辺の動コンバーゼンス調整は補正効果を有する偏
向ヨーク(7)の軸合せやパーマロイ板の挿入等で行な
われる。このカラー陰極線管(1)と一定の間隔を於い
て、ラスタ走査型のカラー撮像カメラを配置する。この
カラー撮像カメラは例えば、CCD又はMOS型の三板式固体
撮像カメラ(13)であり、対物レンズ、(11)を介して
カラー陰極線管(1)の管面の全視野が入る様にズーム
レンズ等で調整するのでカラー陰極線管(1)の管面サ
イズが変わっても1台の定まった固体撮像カメラ(13)
を流用することが出来る。固体撮像カメラ(13)のR,G,
Bの画像出力は画像処理装置(14)内のアナログ−デジ
タル変換回路(15R),(15G),(15B)に供給され
る。画像信号処理装置(14)内のマイクロプロセッサ
(17)はパターン信号発生回路(19)を制御し、このパ
ターン信号発生回路(19)は第2図に示す様に管面(1
0)上に例えば、7行×9列の縦及び横ハッチ(8a),
(8b)により63の交点即ち白色発光のコンバーゼンス測
定部(8)が形成される。これらコンバーゼンス測定部
(8)を測定することで管面全体のコンバーゼンス調整
が正しくなったものとしている。固体撮像カメラ(13)
のR,G,B映像出力は水平、垂直測定エリアを設定するこ
とで第2図の様になる。第2図のA部拡大図を第3図に
示す。第3図で(20H)は縦ハッチ(8b)を横切る様に
設定された水平設定エリア、(20V)は横ハッチ(8a)
を横切る様に設定された垂直設定エリアであり、一方コ
ンバーゼンス調整の意味はR,G,B三色の画像位置差を求
め、これらの位置差がない様に調整することであるの
で、第5図に示す様に横軸にx軸の座標をとり、縦軸に
輝度Yをとった場合の赤画像曲線(21R)、緑画像曲線
(21G)、青画像曲線(21B)の赤重心と緑重心間Δ
RGと、青重心と緑重心間ΔGB間を零とする様にすればよ
い。アナログ−デジタル変換回路(15R),(15G),
(15B)でデジタル変換されたR,G,Bの固体撮像カメラ
(13)の映像出力信号のデータはイメージメモリ(16
R),(16G),(16B)に格納される。第4図はこれら
映像出力信号の輝度を縦軸に、横軸をアドレス0〜n〜
K(Kは測定設定エリア(20H),(20V)の最大アドレ
ス)として、アドレスでサンプリングした輝度信号を8
ビット分解能で量子化した例を示している。このデータ
を基に画像位置演算をプロセッサ(17)が行なう。この
ためにデータの重心を求める。データ重心はf(n)を
アドレスnにおける輝度データとする下記の式で求めら
れる。
この様にして求めたR,G,Bの三色の水平、垂直位置デ
ータをRh,Gh,Bh及びRv,Gv,Bvとすると静コンバーゼンス
データは Hstat=Rh−Rh……(2) Vstat=Rv−Bv……(3) として求めることが出来る。この様にして求めたコンバ
ーゼンスデータを測定用装置(18)に表示する。第6図
は測定用表示装置(18)の画面表示例を示すものであ
り、第6図でコンバーゼンス測定部(8C)の上下左右側
に表示されている数字は垂直、水平方向のビームとのず
れ量を表している第6図の左上の数字7はV(R−G)
即ち、垂直方向のRとGとの差が0.7mmあることを、数
字−6は同じくV(B−G)、即ち垂直方向のBとGと
の差が0.6mmであることを又、数字2はH(R−G)、
即ち水平方向のRとGの差が0.2mmであることを、数字
−4は同じくH(B−G)、即ち水平方向のBとGの差
が0.4mmであることを示している。以下、各点の上下左
右の数字は上述と同じ様な意味であり本発明では上述の
様にハッチパターン上の各測定点におけるコンバーゼン
スのずれを演算し、ずれを数字で表示する様にしている
ので、各測定点毎のコンバーゼンスのずれ量が一目でわ
かるので、コンバーゼンスの調整が極めて容易に行なえ
る利点がある。また歪んだ横及び縦ハッチ(8a),(8
b)の各交点(8d)はカラー陰極線間(1)のコンバー
ゼンスのずれを表しているので、交点(8d)をコンバー
ゼンス測定部中心位置(8c)に合わせる様に静電偏向板
に加える電圧や電子銃ネック部に加える外部磁界を補正
し或いはパーマロイの挿脱等を行なえばよい。
本例では叙上の如くR,G,B信号を従来の様に順次発光
させて検出せず、カラーの固体撮像、カメラをセンサと
して用いたためにパターンを白色(R,G,B同時発光)で
発光させた状態でコンバーゼンス測定が出来るので1回
(従来は3回)の走査でデータを取り込むことが出来て
測定時間は大幅に短縮可能となり、測定中に発生するカ
ラーテレビ受像機の高圧や偏向変動、カラーテレビ受像
機と固体撮像カメラとの相対振動による測定誤差等を小
とすることが出来る。更に従来ではハッチ信号やドット
信号をカラー陰極線管(1)上に表示させ様とすると周
波数成分が高いためカラーテレビ受像機にはコンポジッ
トビデオ信号として入力することが出来ず、R,G,B信号
として入力するためカラー受像機に改良が必要であった
が、本例は白色で同時発光させ同時データ測定を行なう
ためにパターン形成の際にY信号成分は高い周波数がと
れ、カラー受像機に何の改良も加えずにビデオ入力端子
から横又は縦のクロスハッチ信号を供給することが出来
る。又1台の三板式の固体撮像カメラでカラー陰極線管
の全視野を撮像する構成としたので測定点数(本例の場
合63点)や測定位置をプログラマブルに設定出来る等の
効果を持っている。一方三板式のCCD撮像カメラを用い
ているため、三枚のイメージャーの位置精度(レジスト
レーションの調整残り)或いはビデオ信号遅延誤差によ
り、コンバーゼンスを測定したとき、オフセット誤差を
発生するが、三板式CCD撮像カメラはレジストレーショ
ンの精度は極めてよく、通常0.05%以内に入っている。
このために本例では静的なオフセットデータを測定し、
コンバーゼンス測定データに補正を行う様にした。第7
図の様にアパチャーグリルを除去したカラー陰極線管
(22)を用意する。即ちインラインに配列されたR,G,B
用のカソード(23R),(23G),(23B)から放射され
た電子ビームはR,B用カソードを殺しG用のカソードの
み動作させプリフォーカスレンズ(24)、主レンズ(2
5)、集中偏向器(26)を通して単一の光ビームを螢光
面に当てる。通常はアパチャーグリルを経て管面の螢光
体ストライプ(27)に当たるが、本例のアパチャーグリ
ル抜きカラー陰極線管(22)では集中偏向器(26)等で
収束された単一ビームが螢光体ストライプ(27)に白色
のジャストコンバーゼンス状態で当たる。この単一ビー
ムの発光状態を三板式CCDカラーカメラ、即ち固体撮像
カメラ(13)で撮像し、この時の撮像出力信号即ちコン
バーゼンス信号を画像処理装置(14)内のアナログ−デ
ジタル変換回路(15)でデジタル化し、マイクロプロセ
ッサ(17)を介してディスクメモリ(28)をオフセット
データとして格納して置く。通常の第1図に示すカラー
陰極線管(1)のコンバーゼンス測定時にディスクメモ
リ(28)に格納したオフセットデータを取り出して補正
を行っている。この為にレジストレーションのずれ、映
像信号(R,G,B)の伝送時間のバラツキをキャンセル出
来る。又このオフセット補正はマイクロプロセッサ(1
7)によって測定エリアの多少に関係なく5分以内に自
動補正を行うことが出来る様になされている。
更に、カラー陰極線管(1)のコンバーゼンスをR,G,
B全色同時発光(白色発光)状態で測定するときに各々
の螢光ストライプから発した三色光を固体撮像カメラ
(13)で色分離する場合に色フィルタ(12a)では完全
に分離出来ないためにクロストーク誤差が発生する。従
来はホワイトバランス測定器に用いられているアナログ
的補正を行っていたが、本例では信号の周波数成分が高
いため期待した効果が得られなかった。そこでアナログ
−デジタル変換回路(15R),(15G),(15B)でデジ
タル変換した撮像出力のデジタルデータをデジタル処理
して補正を行った。このデジタル処理によるクロストー
ク補正方法を以下に説明する。撮像に使用する三板式CC
Dカラーカメラ、即ち固体撮像カメラ(13)のクロスト
ークを調べた例を示すと下記の様に成った。
(イ)カラー陰極線管の緑螢光体からの光が赤出力に与
えるクロストーク 30% (ロ)カラー陰極線管の緑螢光体からの光が青出力に与
えるクロストーク 15% (ハ)カラー陰極線管の他の2色から緑出力に与えるク
ロストーク 5% そこで(イ),(ロ)項のみのクロストーク補正を行
ない(ハ)項は無視した。
デジタルクロストークキャンセル計算式は red :赤の補正後のデータ red′ :赤の重心データ grc :緑光の赤へのクロストーク比 rwa :赤のデータ和 blue :青の補正後データ blue′ :青の重心データ gbc :緑光の青へのクロストーク比 bwa :青のデータ和 gwa :緑のデータ和 green′ :緑の重心データ とすると となる但し、この式は固体撮像カメラ(13)の直流伝送
率を1としている。この様な(6),(7)式でクロス
トークずれをマイクロプロセッサか計算し、補正を行う
様にしたのでクロストークの影響を受けないコンピュー
タゼンス測定装置が得られた。
尚本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発
明要旨を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能であるこ
とは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明は固体撮像カメラ1台でカラー陰極線管の全画
面を取込む様に撮像したために測定用信号としてはR,G,
B同時発光させた白信号を使用出来るのでR,G,B順次切換
式に比べ測定時間は1/3に短縮され、ハッチパターン上
の各測定点におけるコンバーゼンスのずれを演算し、ず
れを数字で表示する様にしたので各測定点毎のコンバー
ゼンスのずれ量が一目でわかるので、コンバーゼンスの
調整が容易に行なえる。また同時発光、同時データ取得
によってテレビ受像機のジッタやズーミングの影響が受
けにくくなり、測定点数や測定位置はプログラマブルに
設定出来、カメラ視野はズームレンズで可変可能とな
り、カラー陰極線管の管面サイズが変わっても問題がな
くなる。コンバーゼンス測定値の絶対値の較正はカメラ
の視野から計算で求めるため較正が容易でありクロスト
ークやレジストレーションの影響も除去し得る。又白色
のハッチ信号発光の場合、コンポジットカラービデオ信
号として入力することが出来るので測定用のカラー受像
機の改造が不用である等、多くの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコンバーゼンス測定装置の実施例を示
す系統図、第2図はハッチパターン図、第3図は第2図
のA部拡大図、第4図は輝度分布図、第5図は各色の重
心位置を示す波形図、第6図は測定用表示装置画面の表
示画面図、第7図はレジストレーション補正方法を示す
説明図、第8図は従来のコンバーゼンス測定装置のセン
サ配置を示す管面の平面図、第9図は従来の三原色切換
方式を説明する撮像カメラの斜視図である。 (1)はカラー陰極線管、(6)はカラーテレビ受像
機、(12)はCCDブロック、(13)は固体撮像カメラ、
(14)は画像処理装置、(15R),(15G),(15B)は
アナログ−デジタル変換回路、(16R),(16G),(16
B)はイメージメモリ、(17)はマイクロプロセッサ、
(18)は測定表示装置である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定用のカラー陰極線管の画面に対向配
    置し、該カラー陰極線管の画面を全視野で撮像する1台
    のカラー撮像手段と、 上記カラー陰極線管の画面にハッチパターンを発生させ
    るパターン信号発生手段と、 上記カラー撮像手段から得られる赤、緑、青の撮像出力
    を記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶した赤、緑、青の撮像出力信号に基い
    て計算処理より上記ハッチパターン上の各測定点におけ
    る垂直方向と水平方向のコンバーゼンスのずれを演算す
    る演算手段と、 測定用表示手段とを具備し、 上記測定用表示手段に上記ハッチパターンと、上記演算
    手段より得られる上記ハッチパターン上の各測定点にお
    ける垂直方向と水平方向のコンバーゼンスのずれを表わ
    す数字を表示するようにしたことを特徴とするカラー陰
    極線管のコンバーゼンス測定装置。
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