JP2805526B2 - 光ファイバのコアの偏心方法 - Google Patents

光ファイバのコアの偏心方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ファイバ融着型光カプラを製造するとき等
に用いて好適な光ファイバのコアの偏心方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、光ファイバ内を伝播する光信号を2つの光ファ
イバに分岐したり、複数本の光ファイバ内を伝播する光
信号を結合したりするために、ファイバ融着型光カプラ
が用いられている。
このファイバ融着型光カプラにおいて、2本の光ファ
イバ間に光分布結合を生じさせるためには、2本の光フ
ァイバのコア間距離を近接させる必要がある。
このために、該2本の光ファイバを結合する場合、融
着後、延伸させコア間距離を近づけるが、この場合、延
伸部の外径が細くなるのを防ぐためには、それぞれの光
ファイバ内のコアを光ファイバの中心から偏心させてお
い、両光ファイバを接触したときに両コアが近接するよ
うにし、この状態で該接触部を融着・延伸する方法が取
られる。
ここで光ファイバのコアを偏心させて結合させるた
め、従来は例えば特公昭57−7401号公報に示されるよう
に、以下のような方法が用いられていた。
最初からコアが偏心している光ファイバ同士を結合し
てファイバ融着型光カプラを製造する方法。
光ファイバの融着する側の側面を研磨してクラッド部
を一部除去することによってコアを偏心してから光ファ
イバ同士を結合してファイバ融着型光カプラを製造する
方法。
クラッドの一部をエッチングして、2本の光ファイバ
同士を交差させる形で融着してファイバ融着型光カプラ
を製造する方法。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来の技術には以下のような問題点
があった。
即ち、の最初から偏心ファイバを用いた場合は、該
ファイバ両端部をカプラ入出力端子部分においてもコア
は偏心しているため、該端部を他の伝送系のコアに偏心
のない通常の光ファイバの端部と接続することが困難と
なってしまう。
また上記のクラッド部を一部研磨して結合する方法
の場合は、研磨面を出すために光ファイバを固定台にモ
ールドしなければならない等、製作工程が繁雑である。
また上記のクラッドを一部をエッチングして交差さ
せて結合する方法の場合は、該エッチング部分が短いた
め、結合長の調節が行ないにくい。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、コア
が偏心していない通常の光ファイバであってもその所定
部分のみに容易にコアの偏心した部分を設けることがで
きる光ファイバーのコアの偏心方法を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本発明は光ファイバのコア
の偏心方法を以下の2つの工程で構成した。
即ち、光ファイバ1と、該光ファイバ1のクラッドと
その物性が同一またはほぼ等しい材料で構成された柱状
のダミーファイバ3とを具備し、該ダミーファイバ3を
前記光ファイバ1のクラッドに長手方向に向かって所定
距離接触せしめた後、該光ファイバ1とダミーファイバ
3とを融着一体化せしめて前記光ファイバ1のコアをク
ラッド内で偏心せしめる第1の工程と、 該ダミーファイバ3を融着した部分の外周全体をエッ
チングして細径化する第2の工程とによって構成した。
〔作用〕
上記の方法によれば、ダミーファイバ3によってコア
をクラッド内で偏心させると同時にその外径を大きくで
き、この大径化した部分をエッチングすることによって
コアの偏心部が製造できる。
従って該コアの偏心部のクラッド径が他の部分に比べ
て小さくならず、該部分の強度が弱くなることはない。
また本発明によれば、光ファイバ1中のダミーファイ
バ3を融着した部分だけのコアを偏心させることができ
る。
また光ファイバ1の所定部分にダミーファイバ3を融
着してエッチングするだけで、コアを偏心できるので、
その製造が容易であり、低コスト化が図れる。
またダミーファイバ3の長さ,径を調節することで、
コアの偏心部の長さとコアの偏心量は自由に調節でき
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図乃至第3図は光ファイバーのコアを偏心させる
手順を示す図であり、第1図(a),第2図(a),第
3図(a)はそれぞれ光ファイバの長手方向断面図、第
1図(b),第2図(b),(c),第3図(b)はそ
れぞれ光ファイバの側断面図である。
<工程1> まず第1図に示すようにコア11が偏心していない通常
の光ファイバ1を用意する 次に該光ファイバ1のコア11を偏心させる部分に、円
柱状のダミーファイバ3を並列に接触させる。ダミーフ
ァイバ3の径は、目的とする偏心の割合と、下記するエ
ッチング処理後の最終外径に合うように、任意に選べば
良い。
ここでこのダミーファイバ3の材料は、光ファイバ1
のクラッド13を構成する材料とその融点・線膨張係数等
の諸物性が等しい材料とすることが好ましい。なおこの
ダミーファイバ3はその全体が一種類の材料で構成され
ている。
そしてこのダミーファイバ3を接触させた部分に適当
な時間熱を加えれば、第2図に示すように、該ダミーフ
ァイバ3は光ファイバ1のクラッド13に融着され一体化
される。
このダミーファイバ3が融着した部分(偏心部分a)
の光ファイバ1の断面形状は、第2図(b),(c)に
示すように、円形或いは楕円形状になる。そしてこの偏
心部分aにおいては、クラッド13の外径は拡大しまたコ
ア11の位置は中心からずれた位置に存在するようにな
る。
〈工程2〉 次に第3図に示すように偏心部分aの外周全体をエッ
チングして、その径をもとの光ファイバ1の径とほぼ同
一とする。
この工程により該偏心部分aの光ファイバ1のコア11
は、クラッド13の中心部分から所定量だけ偏心した状態
となのである。
なおコア11の偏心量は、ダミーファイバ3の径の大き
さやエッチングの量を調節することによって調節可能で
ある。
また偏心部分aの長さは融着するダミーファイバ3の
長さによって調整可能である。
以上のようにして製造された光ファイバ1を例えば2
本用意し、それぞれのコア11の偏心した部分を融着・延
伸すれば、ファイバ融着型光カプラが製造できる。
なお上記実施例においては光ファイバ1としてコアの
偏心していない通常の光ファイバを用いたが、本発明は
これに限らず、コアが所定量偏心した光ファイバの偏心
量を増やしたり、或いは減らしたりするのに用いてもよ
い。
なお本発明にかかる光ファイバのコアの偏心方法によ
って製造される光ファイバは、ファイバ融着型カプラ以
外の分野で利用してもよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明に係る光ファイバ
のコアの偏心方法によれば、以下のような優れた効果を
有する。
光ファイバ中の必要な所定部分だけ、コアを偏心させ
ることができる。従って光ファイバの他の部分には通常
の偏心していない光ファイバを用いることができ、例え
ば該光ファイバの端部を他の伝送系の光ファイバのコア
に接続することに何ら支障を生じない。
また従来の研磨やエッチングのみを用いてコアを偏心
させる方法に比べ、本発明においては予めダミーファイ
バを融着させてからエッチングを行なうので、クラッド
径が小さくならず、該部分の強度が大きくなる。従っ
て、例えばこの光ファイバの偏心部同士を結合するよう
な場合、該結合部分の強度が強くなる。
光ファイバの所定部分にダミーファイバを融着してエ
ッチングするだけで、コアを偏心できるので、その製造
が容易であり、低コスト化が図れる。
またダミーファイバの長さを調節することで、コアの
偏心部の長さは容易に調節できる。
またダミーファイバの径を調節することで、コアの偏
心量も容易に調節できる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第3図は光ファイバのコアを偏心させ
る手順を示す図である。 図中、1……光ファイバ、11……コア、13……クラッ
ド、3……ダミーファイバ、である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屈折率の大きい円柱状のコアの外周に屈折
    率の小さいクラッドを被覆した構造の光ファイバと、該
    光ファイバのクラッドとその物性が同一またはほぼ等し
    い材料で構成された柱状のダミーファイバとを具備し、
    該ダミーファイバを前記光ファイバのクラッドに長手方
    向に向かって所定距離接触せしめた後に該光ファイバと
    ダミーファイバとを融着一体化せしめて前記光ファイバ
    のコアをクラッド内で偏心せしめる第1の工程と、 該ダミーファイバを融着した部分の外周全体をエッチン
    グして細径化する第2の工程とを具備することを特徴と
    する光ファイバのコアの偏心方法。
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