JP2804680B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫

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JP2804680B2
JP2804680B2 JP4167539A JP16753992A JP2804680B2 JP 2804680 B2 JP2804680 B2 JP 2804680B2 JP 4167539 A JP4167539 A JP 4167539A JP 16753992 A JP16753992 A JP 16753992A JP 2804680 B2 JP2804680 B2 JP 2804680B2
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秀樹 山口
善一 柿沼
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Sanyo Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱箱体内の廃水を庫
外に排出する冷却貯蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種冷却貯蔵庫、特に冷蔵ショー
ケースにおいては、庫内に収納したビール等の商品から
滴下する雑廃水や冷却器からの除霜水を、庫外に設けた
タンク等に排出するために排水ホースを設け、この排水
ホースを庫内から断熱箱体を貫通して庫外に引き出し、
タンク内に引き入れる等の構成を採っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来の構成では排水ホースの庫外側開口から外気が庫内に
侵入し、それによって庫内の冷却効率に悪影響を及ぼし
ていた。また、排水ホース内に廃水に混じってゴミが流
入すると、このゴミによって排水ホースが詰まって排水
不良を来すが、従来ではこのゴミの除去が極めて困難で
あり改善が望まれていた。
【0004】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、排水経路からの庫内への外
気の侵入を防止し、且つ、ゴミの除去作業を容易とした
冷却貯蔵庫を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却貯蔵庫は、
断熱箱体内の廃水を庫外に排出する冷却貯蔵庫におい
て、横長矩形状で、且つ一端に切欠部を形成した係合孔
を有する底面が前記断熱箱体の底壁下面とは間隔をおい
て前記底壁下面の前部に取り付けられた固定板と、前記
固定板の係合孔に上部が挿入される容器状の廃水受け部
材と、前記断熱箱体の底壁を貫通して前記廃水受け部材
の中に臨ませた排水管部材とを備え、前記廃水受け部材
には廃水受け部材の底面よりも上方において上端が開口
し、廃水受け部材に溜まった廃水を流出させる連通部
と、長手方向の一端外面に上縁から下方に延在して外方
に突出した係合爪と、他端外面に上縁から斜め下方に突
出した弾性を有する保持片とを形成すると共に、該保持
片には前記係合爪の下端と同じ高さの位置に係合溝を形
成し、前記排水管部材の下端は前記連通部の上端開口よ
り下方の廃水受け部材内に開放させ、前記固定板の係合
孔の切欠部が形成されていない係合孔の周縁に廃水受け
部材の係合爪の下縁を係合すると共に、廃水受け部材の
保持片の係合溝を固定板の切欠部に係合させることによ
り、固定板に廃水受け部材を下方から着脱自在に取り付
けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】断熱箱体内の廃水は底壁を貫通する排水管部材
を通り廃水受け部材に流入する。廃水受け部材内に流入
した廃水はそこに一旦留まり、連通部の上端開口よりも
水位が上昇したところで連通部よりあふれ出し、庫外に
流出する。このとき、排水管部材は連通部の上端開口よ
りも下方に開放しているので、排水管部材の下端は廃水
受け部材の廃水内に没している。従って、排水管部材か
らの外気の侵入は生じない。
【0007】また、固定板の係合孔の切欠部が形成され
ていない係合孔の周縁に廃水受け部材の係合爪の下縁を
係合すると共に、廃水受け部材の保持片の係合溝を固定
板の切欠部に係合させることにより、係合溝と切欠部と
の係合を解くだけの簡単な操作により廃水受け部材を固
定板から下方に容易に取り外すことができ廃水受け部材
を機械室外に取り出すことができるので、内部に堆積し
たゴミを除去することができ、ゴミ詰まりによる排水不
良の発生を未然に防止することができる。
【0008】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の冷却貯蔵庫の実施例としてのショー
ケース1の下部縦断側面図、図2はショーケース1の斜
視図、図3はショーケース1の縦断側面図をそれぞれ示
している。ショーケース1は前面の開口2にて前方に開
放した断熱壁としての断熱箱体3によって構成されてお
り、この開口2は引き戸式のガラス扉4によって開閉自
在に閉塞されている。断熱箱体3の天壁5下面には冷却
器6が取り付けられ、その後方には送風機7が天壁5下
面に取り付けられている。冷却器6下側には露受け板8
が配置されており、この露受け板8によって冷却器6か
らの除霜水を受ける。また、ガラス扉4の上方には蛍光
灯9が配置され、前面の看板10を照らし出すよう構成
されている。
【0009】前記露受け板8の前方には冷気吸込口18
が構成され、また、送風機7下方に対応する露受け板8
には冷気吐出口19が開放しており、送風機7の運転に
よって冷却器6と熱交換した冷気は送風機7に吸い込ま
れて冷気吐出口19から下方の庫内11に吐出され、庫
内11を循環した冷気は冷気吸込口18から冷却器6に
吸い込まれることにより庫内11を所定の冷蔵温度に冷
却する。
【0010】露受け板8下方の庫内11には、網棚12
が複数段架設されており、更に、断熱箱体3の下方には
機械室13が構成され、この機械室13内に前記冷却器
6と周知の冷凍サイクルを構成する圧縮機14、及びワ
イヤーコンデンサ15が配設されている。ワイヤーコン
デンサ15中には蒸発皿16が保持されており、この蒸
発皿16内には後述する排水装置17により庫内11の
雑廃水や、前記露受け板8で受けた除霜水が排出される
構造となっている。
【0011】前記排水装置17は、断熱箱体3の底壁2
0を貫通する排水管部材21と、底壁20の下面に取り
付けられた固定板22と、この固定板22に着脱自在に
取り付けられた廃水受け部材23とから構成される。排
水管部材21は断熱箱体3の開口2を縁取るブレーカ2
4の底辺下面に取り付けられ、当該ブレーカ24の図示
しない透孔を介して庫内11に連通し、底壁20を貫通
して庫外に臨んでいる。固定板22は図4に示すように
上縁両側にフランジ25,25を有し、そこから凹陥し
た底面26に横長矩形状の係合孔27が穿設されてい
る。固定板22は排水管部材21の下端が臨んでいる部
分の底壁20下面に前記フランジ25,25を当接させ
てそこにネジ止めされている。
【0012】廃水受け部材23は例えば合成樹脂にて構
成され、上面に開口した横長容器状を呈しており、図5
に示す如く長手方向の一端外面には、上縁から下方に延
在して外方に突出した係合爪28が形成されている。ま
た、廃水受け部材23の他端外面には、図4及び図5に
示す如き弾性を有する保持片29が上縁から斜め下方に
突出して形成され、この保持片29には上縁から前記係
合爪28の下端と同じ高さの位置に係合溝33が形成さ
れている。更に、廃水受け部材23には底面30を上下
に貫通する連通部31が形成され、この連通部31の上
端開口31Aは底面30よりも上方に開放し、下端開口
31Bは底面30より下方に位置している。
【0013】係る廃水受け部材23を、図4中実線矢印
で示す如く下方から固定板22の係合孔27に挿入し、
最初に係合爪28の下縁を係合孔27の長手方向の一端
縁に係合すると共に、次に保持片29の係合溝33を係
合孔27の他端に形成した切欠部27Aに保持片29の
弾性を利用して係合することにより固定板22に着脱自
在に取り付ける。この状態で排水管部材21の下端は連
通部31以外の部分の廃水受け部材23内に進入し、連
通部31の上端開口31Aよりも下方において廃水受け
部材23内の底面30上方に開放すると共に、連通部3
1の下端開口31Bは蒸発皿16の上方に開放する。
【0014】庫内11内に滴下した雑廃水や上方の露受
け板8で受けた除霜水は、排水管部材21に流入し、内
部を流下して廃水受け部材23内に一旦受容される。そ
して、廃水受け部材23内の廃水の水位が連通部31の
上端開口31Aまで上昇すると、廃水はそこからあふれ
連通部31内に流入し、内部を流下して図4中破線矢印
で示す如く下端開口31Bから蒸発皿16内に流入す
る。蒸発皿16に受容された廃水はワイヤーコンデンサ
15によって加熱蒸発せられることになる。
【0015】このとき、排水管部材21の下端は廃水受
け部材23内に貯溜された廃水内に没しているので、こ
の部分において排水装置17にはUトラップが構成さ
れ、排水管部材21下端は液封されて、排水管部材21
からの庫内11への外気の侵入は阻止される。従って、
外気の侵入による庫内11の冷却作用に対する悪影響は
解消されることになる。
【0016】また、庫内11からの廃水内には多数のゴ
ミが含まれており、廃水受け部材23内にはこれらのゴ
ミが堆積することになる。その場合は、廃水受け部材2
3の保持片29を内側に押し込み、係合溝33と切欠部
27Aとの係合を解くことによって廃水受け部材23を
固定板22から下方に取り外し、内部のゴミを廃棄す
る。このように、廃水受け部材23は固定板22から容
易に取り外し、また、取り付けることができるので、廃
水受け部材23内のゴミを容易に廃棄することができ、
ゴミ詰まりによる排水不良を未然に防止することが可能
となる。
【0017】尚、実施例ではショーケースに本発明を適
用したが、それに限らず、家庭用冷蔵庫等の各種冷却貯
蔵庫にも有効である。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば断熱
箱体の底壁を貫通する排水管部材の下端は廃水受け部材
内に貯溜される廃水内に没しているので、排水管部材を
介した庫内への外気の侵入は阻止され、庫内の冷却効率
の向上を図ることができる。また、固定板の係合孔の切
欠部が形成されていない係合孔の周縁に廃水受け部材の
係合爪の下縁を係合すると共に、廃水受け部材の保持片
の係合溝を固定板の切欠部に係合させることにより、
合溝と切欠部との係合を解くだけの簡単な操作により廃
水受け部材を固定板から下方に容易に取り外すことがで
き廃水受け部材を機械室外に取り出すことができるの
で、内部に堆積したゴミを除去することができ、ゴミ詰
まりによる排水不良の発生を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としてのショーケースの下部縦
断側面図である。
【図2】ショーケースの斜視図である。
【図3】ショーケースの縦断側面図である。
【図4】固定板、廃水受け部材及び蒸発皿の分解斜視図
である。
【図5】廃水受け部材の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 3 断熱箱体 17 排水装置 20 底壁 21 排水管部材 22 固定板 23 廃水受け部材 27 係合孔 28 係合爪 29 保持辺 31 連通部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 21/14 A47F 3/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内の廃水を庫外に排出する冷却
    貯蔵庫において、横長矩形状で、且つ一端に切欠部を形
    成した係合孔を有する底面が前記断熱箱体の底壁下面と
    は間隔をおいて前記底壁下面の前部に取り付けられた固
    定板と、前記固定板の係合孔に上部が挿入される容器状
    の廃水受け部材と、前記断熱箱体の底壁を貫通して前記
    廃水受け部材の中に臨ませた排水管部材とを備え、前記
    廃水受け部材には廃水受け部材の底面よりも上方におい
    て上端が開口し、廃水受け部材に溜まった廃水を流出さ
    せる連通部と、長手方向の一端外面に上縁から下方に延
    在して外方に突出した係合爪と、他端外面に上縁から斜
    め下方に突出した弾性を有する保持片とを形成すると共
    に、該保持片には前記係合爪の下端と同じ高さの位置に
    係合溝を形成し、前記排水管部材の下端は前記連通部の
    上端開口より下方の廃水受け部材内に開放させ、前記固
    定板の係合孔の切欠部が形成されていない係合孔の周縁
    に廃水受け部材の係合爪の下縁を係合すると共に、廃水
    受け部材の保持片の係合溝を固定板の切欠部に係合させ
    ることにより、固定板に廃水受け部材を下方から着脱自
    在に取り付けたことを特徴とする冷却貯蔵庫。
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JPH0442705Y2 (ja) * 1988-02-17 1992-10-08

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