JP2802491B2 - 無酸素減圧装置付冷蔵庫 - Google Patents

無酸素減圧装置付冷蔵庫

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JP2802491B2
JP2802491B2 JP22785896A JP22785896A JP2802491B2 JP 2802491 B2 JP2802491 B2 JP 2802491B2 JP 22785896 A JP22785896 A JP 22785896A JP 22785896 A JP22785896 A JP 22785896A JP 2802491 B2 JP2802491 B2 JP 2802491B2
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品の冷蔵保存に
使用される冷蔵庫であって、細菌等の増殖を防止できる
ようにした無酸素減圧装置付冷蔵庫に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、細菌等の増殖を防止するために冷
蔵庫内に紫外線の照射装置を取り付けたものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
紫外線による殺菌は、その照射部分ついては殺菌効果が
あるものの、冷蔵庫内の全体に行き亘る殺菌効果は得ら
れないという問題があった。
【0004】本発明は、冷蔵庫内の全体に亘ってカビや
細菌の増殖を抑え、優れた食品衛生状態で食品の冷蔵保
存ができるようにした無酸素減圧装置付冷蔵庫を提供す
ることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の無酸素減圧装置付冷蔵庫は、冷蔵庫内に
連通する空気循環路の途中に酸素燃焼装置が取り付けら
れ、前記空気循環路には酸素燃焼装置の前後にそれぞれ
開閉弁が設けられ、前記酸素燃焼装置には燃焼ガスの燃
焼部と燃焼センサが設けられ、冷蔵庫のドアが閉鎖して
冷蔵庫内が密閉されると前記開閉弁が開放すると共に燃
焼ガスが供給されて燃焼部が着火し、この燃焼により冷
蔵庫内が無酸素になることに伴う燃焼部の消火を燃焼セ
ンサが感知すると燃焼ガスの供給が停止すると共に開閉
弁が閉鎖するように設定されている。
【0006】一般的に、バクテリヤや細菌類は、その呼
吸に酸素を必要としている。従って、酸素の供給を断つ
ことにより細菌等の増殖を抑えることができる。
【0007】本発明の無酸素減圧装置付冷蔵庫では、冷
蔵庫のドアが閉鎖して冷蔵庫内が密閉されると、開閉弁
が開いて空気循環路が冷蔵庫内に連通する。同時に燃焼
ガスが供給されて燃焼部が着火し、この燃焼により冷蔵
庫内が無酸素になっていくと共に減圧されていく。この
ように、冷蔵庫内が無酸素減圧状態になることによっ
て、細菌等への酸素の供給が断たれ、増殖を抑えること
ができる。
【0008】そして、燃焼部の燃焼が進んで、冷蔵庫内
が無酸素になると、燃焼部は消火し、その燃焼部の消火
を燃焼センサが感知すると開閉弁が閉鎖すると共に、燃
焼部への燃焼ガスの供給が停止する。これにより、冷蔵
庫は安全な状態で無酸素減圧状態を維持することにな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により詳述する。図1は実施形態の1例を示す無酸素減
圧装置付冷蔵庫の説明図である。
【0010】図において、1は冷蔵庫で、冷蔵室10と
冷凍室11を備え、一般的な冷凍サイクル(図示せず)
によって冷蔵と冷凍を行なう。前記冷蔵室10のドア1
2には取っ手13が設けられ、この取っ手13には空気
弁14が取り付けられ、ドア12の開放に際し、取っ手
13を引くと、空気弁14が開いて冷蔵室10が外気に
連通する。
【0011】前記冷蔵室10には空気循環路2が連通さ
れ、この空気循環路2の途中に酸素燃焼装置3が取り付
けられ、この酸素燃焼装置3の前後にそれぞれ開閉弁2
0,21が設けられている。尚、この酸素燃焼装置3
は、冷蔵庫1の外壁15や上壁16等に取付けられる。
【0012】前記酸素燃焼装置3には燃焼ガスの燃焼部
3aが設けられている。この燃焼部3aは、ガス供給管
30の先端に設けたガスノズル31が燃焼室32内に設
けられ、このガスノズル31に臨んで着火装置33及び
燃焼センサ34が設けられている。尚、ガス供給管30
には、ガス供給弁35が設けられている。また、前記燃
焼室32の外周には放熱板36が取り付けられている。
また、燃焼ガスとしては、プロパンガス、都市ガス、そ
の他の天然ガスを使用することができる。
【0013】そして、冷蔵室10のドア12が閉鎖して
冷蔵室10内が密閉されると、前記開閉弁20,21が
開放すると共にガス供給弁35が開いてガスノズル31
に燃焼ガスが供給され、同時に着火装置33が作動して
燃焼部3aが着火するように設定されている。
【0014】また、燃焼部3aの燃焼により冷蔵室10
内が無酸素になると、これに伴ない燃焼部3aが無酸素
のために消火する。そして、この消火状態を燃焼センサ
34が感知すると、ガス供給弁35が閉じて燃焼ガスの
供給が停止すると共に開閉弁20,21が閉鎖するよう
に設定されている
【0015】従って、冷蔵室10のドア12が閉鎖して
冷蔵室10内が密閉されると、開閉弁20,21が開い
て空気循環路2が冷蔵室10内に連通する。同時に燃焼
ガスが供給されて燃焼部3aが着火し、この燃焼により
冷蔵室10内が無酸素になっていくと共に減圧されてい
く。このように、冷蔵室10内が無酸素減圧状態になる
ことによって、細菌等への酸素の供給が断たれ、増殖を
抑えることができる。
【0016】尚、図2は麹菌の増殖状態を示すグラフ図
で、線(イ)は1気圧25℃での増殖状態を示し、線
(ロ)は本実施形態の酸素燃焼装置3を用いた無酸素減
圧状態での増殖状態を示している。このように、線
(イ)は期間の経過に伴って数百倍にも増殖している
が、線(ロ)では期間の経過によってもほとんど増殖し
ていないのが認められる。
【0017】そして、燃焼部3aの燃焼が進んで、冷蔵
室10内が無酸素になると、燃焼部3aは消火し、その
燃焼部3aの消火を燃焼センサ34が感知すると開閉弁
20,21が閉鎖すると共に、ガス供給弁35が閉じて
燃焼部3aへの燃焼ガスの供給が停止する。これによ
り、冷蔵室10は安全な状態で無酸素減圧状態を維持す
ることになる。
【0018】尚、冷蔵室10内が無酸素減圧状態を維持
しているときのドア12の開放に際しては、取っ手13
を引くと、空気弁14が開いて冷蔵室10が外気に連通
し、冷蔵室10が大気圧になる。従って、ドア12を支
障なく開放することができる。
【0019】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明したが、具体的な構成はこれに限定されるものではな
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の無酸
素減圧装置付冷蔵庫にあっては、酸素燃焼装置によって
冷蔵庫内を無酸素減圧状態にすることができるので、細
菌等への酸素の供給を断ち、増殖を抑えることができ
る。したがって、冷蔵庫内の全体に亘ってカビや細菌の
増殖を抑え、優れた食品衛生状態で食品の冷蔵保存がで
きる。
【0021】また、燃焼センサによって燃焼部への燃焼
ガスの供給を制御するため、安全な状態で無酸素減圧状
態を維持することができるという効果が得られる。
【0022】また、無酸素減圧状態によってカビや細菌
の増殖を抑えることができるため、冷蔵庫の庫内温度を
従来よりも高く設定しても衛生面で支障がなく、その分
だけ節電できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の1例を示す無酸素減圧装置付冷蔵庫
の説明図である。
【図2】麹菌の増殖状態を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 10 冷蔵室(冷蔵庫) 12 ドア 2 空気循環路 20 開閉弁 21 開閉弁 3 酸素燃焼装置 3a 燃焼部 34 燃焼センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫内に連通する空気循環路の途中に
    酸素燃焼装置が取り付けられ、 前記空気循環路には酸素燃焼装置の前後にそれぞれ開閉
    弁が設けられ、 前記酸素燃焼装置には燃焼ガスの燃焼部と燃焼センサが
    設けられ、 冷蔵庫のドアが閉鎖して冷蔵庫内が密閉されると前記開
    閉弁が開放すると共に燃焼ガスが供給されて燃焼部が着
    火し、 この燃焼により冷蔵庫内が無酸素になることに伴う燃焼
    部の消火を燃焼センサが感知すると燃焼ガスの供給が停
    止すると共に開閉弁が閉鎖するように設定されているこ
    とを特徴とした無酸素減圧装置付冷蔵庫。
JP22785896A 1996-08-10 1996-08-10 無酸素減圧装置付冷蔵庫 Expired - Lifetime JP2802491B2 (ja)

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JPH1054647A JPH1054647A (ja) 1998-02-24
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CN107062745B (zh) * 2016-12-09 2023-10-31 海尔智家股份有限公司 冰箱

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