JP2802409B2 - 液晶用照明装置 - Google Patents

液晶用照明装置

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JP2802409B2
JP2802409B2 JP4009671A JP967192A JP2802409B2 JP 2802409 B2 JP2802409 B2 JP 2802409B2 JP 4009671 A JP4009671 A JP 4009671A JP 967192 A JP967192 A JP 967192A JP 2802409 B2 JP2802409 B2 JP 2802409B2
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tubular
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセツサやパ
ーソナルコンピユータ等の液晶表示装置に使用される液
晶用照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の液晶用照明装置の分解斜視
図、図3は管状光源の斜視図、図4は液晶用照明装置を
卓上型コンピユータに使用した例を示す外観斜視図であ
る。図2,3中、1は導光板、2は管状光源、3は管状
光源2をカバーする光源保護体、4は拡散板、5はプラ
スチツク製または金属製のシヤーシである。また、図4
中、P1は液晶用照明装置が内蔵された表示部、P2は
これを収納する上キヤビネツト、P3は下キヤビネツト
である。
【0003】従来、液晶用照明装置(バツクライト)に
使用される管状光源2は、冷陰極蛍光管(CCFT)が
用いられ、管内の電極部からの引出し線6を絶縁保護す
るために、図3に示すように、シリコーン樹脂製のキヤ
ツプ7によつて覆うような構造になつていた。
【0004】さらに液晶用照明装置としては、図2のよ
うに、管状光源2の全長をプラスチツク製の光源保護体
3によつてカバーするような構造となつていた。これ
は、図4のように表示部P1に組み込む前の搬送工程等
で、管状光源2を損傷しないためのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、管状光源2の
電極部は発熱性を有する。従来では、管状光源2の全長
を光源保護体3でカバーしていたため、光源保護体3内
で熱がこもり、この熱が液晶表示板(LCDパネル)に
伝わり、その部分の液晶のスレツシヨルド電圧が局部的
に降下し、LCDパネルの他の部分に比べて白く抜ける
といつたいわゆるコントラストむらが生じる原因となつ
ていた。
【0006】本発明は、上記課題に鑑み、表示面にコン
トラストむらを生じない液晶用照明装置の提供を目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1の如く、液晶表示板を後方から照明するエツ
ジライト(ライトガイド)方式の照明装置であつて、液
晶表示板の有効表示領域L外の後方に管状光源12が配
され、該管状光源12の周囲に、管状光源12を外力か
ら保護するとともに、管状光源12から有効表示領域L
外に向う光を有効表示領域L側へ反射させる硬質の光源
保護体13が設けられ、前記管状光源12の電極部は、
放熱性を有する絶縁材17により被覆保護され、前記光
源保護体13の両端に、前記絶縁材17からの熱を外部
へ放出する放熱用切欠22が形成されたものである。
して、絶縁材17として、アルミナ粒子をフイラーとし
たシリコーン樹脂が使用される。
【0008】
【作用】上記課題解決手段において、管状光源12の電
極部で発生した熱は、放熱性を有する絶縁材17を介し
て、光源保護体13の放熱用切欠22から外部に効果的
に放熱される。
【0009】この際、管状光源12の電極部は絶縁材1
7により、管状光源12の電極部以外は光源保護体13
により、外力に対して保護される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す液晶用照明装
置の分解斜視図である。
【0011】図示の如く、本実施例の液晶用照明装置
は、ライトガイド方式にて液晶表示板を後方から照明す
るものであつて、シヤーシ10上で液晶表示板に平行に
配される導光板11と、該導光板11の一端部で液晶表
示板の有効表示領域L外に配された管状光源12と、該
管状光源12の付近に配され管状光源12を外力から保
護するとともに有効表示領域L外に向う光を有効表示領
域L側へ反射させる光源保護体13と、前記導光板11
上の照明面の輝度を面全体にわたつて均一化するための
拡散板14とを備えている。
【0012】前記シヤーシ10は、従来と同様、プラス
チツク材やアルミニウム等の金属からなり、導光板1
1、管状光源12等を四辺で支持すべく平面視略ロ字形
に形成されている。
【0013】前記導光板11は、例えば全光線透過率=
93%、屈折率n=1.49のアクリル樹脂を用いて矩
形の平板状に形成されている。ここで、該導光板11の
配置面積分がそのまま有効表示領域Lとされる。
【0014】なお、該導光板11の後面には、その内部
で後方へ向う光を液晶表示板側へ反射させる反射シート
(図示せず)が接着されている。
【0015】前記管状光源12は、例えば、ガラス管の
両端に電極部を備えた冷陰極蛍光管(CCFT)が使用
されている。
【0016】該管状光源12の両電極部は、絶縁材17
(保護キヤツプ)により絶縁保護される。ここで、該管
状光源12の両端の電極部は、従来と同様に発熱性を有
するため、その放熱を確保する必要があり、故に前記絶
縁材17に放熱性を有せしめるのが望ましい。また、該
絶縁材17は、後述の放熱用切欠22から露出される
が、液晶用照明装置の液晶表示装置への組み込み前の段
階で搬送等する際に、管状光源12の電極部を外力から
保護する必要があり、故に絶縁材17は硬質の材料を用
いるのが望ましい。これらに鑑み、該絶縁材17として
は、具体的には、熱伝導率の良好なアルミナ粒子をフイ
ラーとしたシリコーン樹脂等が使用されている。
【0017】前記光源保護体13は、硬質で反射率の高
いプラスチツク材料が用いられ、管状光源12の前後お
よび外側を囲むよう配置され、シヤーシ10にビス21
等で固定される。該光源保護体13の前記絶縁材17に
近接する部分には、絶縁材17からの熱を外部へ放出す
る放熱用切欠22が形成されている。
【0018】前記拡散板14は、乳白色の樹脂フイルム
が使用されている。
【0019】ここで、図中18は電極部に電力を供給す
るための引出し線、19は外部接続用コネクタである。
【0020】上記構成の液晶用照明装置を、図4に示す
ような外部機器の表示部P1等に組み込む場合、管状光
源12の組込工程から、図示しない液晶表示板の組込工
程に至るまでに、ある程度の搬送工程を経なければなら
ない。この際、光源保護体13を硬質のプラスチツクで
形成しているので、この光源保護体13に代えて軟質の
反射シートを使用するのに比べ、管状光源12を外力か
ら保護しやすくなり、歩留まりを向上し得る。
【0021】また、外部機器の表示部P1等に組み込ん
で使用する場合、管状光源12を発光させると、内側へ
照射された光は、直接に導光板11の光入射端面からそ
の内部へ進入する。一方、管状光源12からの外側への
光は、光源保護体13にて内側に反射された後、導光板
11の光入射端面からその内部へ進入する。
【0022】その後、進入光は、導光板11内で反射を
くり返しながら前方の拡散板14に配光される。そし
て、この拡散板14を介して、ほぼ均一に配光された光
を液晶表示板の裏面に照射する。
【0023】このとき、管状光源12の電極部は発熱す
る。この熱が光源保護体13を通じて液晶表示板に伝わ
ると、その部分の液晶のスレツシヨルド電圧が降下し、
コントラストむら、すなわち白抜け現象が発生すること
になるが、本実施例では、光源保護体13の電極部近傍
に放熱用切欠22を形成しているため、電極部からの熱
は放熱用切欠22から外部に放熱され、光源保護体13
の温度は安定し、液晶表示板のスレツシヨルド電圧を安
定させることができる。したがつて、液晶用照明装置を
用いた液晶表示装置の表示品位を向上させ得る。
【0024】しかも、電極部を保護する絶縁材17を放
熱性の高い材料により形成しているので、管状光源12
全体に熱がこもることなく、放熱用切欠22から放熱す
ることができ、上述の表示品位をさらに向上し得る。
【0025】実際に、液晶用照明装置を液晶表示板の後
方に実使用状態で配置し、液晶表示板の表示面の中央部
分と、表示面の管状光源12近傍の部分とのコントラス
ト(輝度比率)を比較した結果、従来が1.6であつた
のに対し、本実施例では1.3となり、そのコントラス
トむらが大幅に改善された。
【0026】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0027】例えば、上記実施例では導光板を用いたラ
イトガイド方式のものについて説明したが、液晶表示板
を有効表示領域外に配してさえいれば、導光板を用いな
い方式のものであつてもよい。
【0028】また、図1には、切欠22を光源保護体1
3の両端の局部のみに形成した例を示したが、光源保護
体13の両端全部を短くする形で切欠22を形成しても
よいことはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、管状光源周囲に硬質の光源保護体を設けたエツ
ジライト方式の液晶用照明装置において、光源の電極部
を放熱性を有する絶縁材により被覆し、光源保護体の絶
縁材に対応する部分に放熱用切欠を形成しているので、
電極部からの熱を外部へ効率よく放出できる。
【0030】しかも、光源保護体を硬質材料で形成して
いるので、管状光源を外力から保護しながら、上記放熱
を達成できる。また、熱伝導率が良好で硬質の絶縁材を
用いることにより、放熱性と電気的および機械的保護を
両立させることができる。
【0031】したがつて、組込作業時等に、光源の損傷
による不良を防止でき、かつ、使用時に、液晶のスレツ
シヨルド電圧が降下するのを防止して白抜け現象による
コントラストむらを軽減できるといつた優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す液晶用照明装置の分解
斜視図
【図2】従来の液晶用照明装置の分解斜視図
【図3】従来の管状光源の斜視図
【図4】液晶用照明装置を卓上型コンピユータに使用し
た例を示す外観斜視図
【符号の説明】
12 管状光源 13 光源保護体 17 絶縁材 22 放熱用切欠

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示板を後方から照明するエツジラ
    イト方式の照明装置であつて、液晶表示板の有効表示領
    域外の後方に管状光源が配され、該管状光源の周囲に、
    管状光源を外力から保護するとともに、管状光源から有
    効表示領域外に向う光を有効表示領域側へ反射させる硬
    質の光源保護体が設けられ、前記管状光源の電極部は、
    放熱性を有する絶縁材により被覆保護され、前記光源保
    護体の両端に、前記絶縁材からの熱を外部へ放出する放
    熱用切欠が形成されたことを特徴とする液晶用照明装
    置。
  2. 【請求項2】 絶縁材は、アルミナ粒子をフイラーとし
    たシリコーン樹脂であることを特徴とする請求項1記載
    の液晶用照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03230414A (ja) * 1990-02-02 1991-10-14 Toshiba Lighting & Technol Corp けい光ランプ装置
JPH03229290A (ja) * 1990-02-02 1991-10-11 Toshiba Corp 液晶ディスプレイ装置

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