JP2802226B2 - 排水材の法面地盤への設置方法 - Google Patents
排水材の法面地盤への設置方法Info
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- JP2802226B2 JP2802226B2 JP6122356A JP12235694A JP2802226B2 JP 2802226 B2 JP2802226 B2 JP 2802226B2 JP 6122356 A JP6122356 A JP 6122356A JP 12235694 A JP12235694 A JP 12235694A JP 2802226 B2 JP2802226 B2 JP 2802226B2
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Description
等の目的で法面地盤内に設置する排水材の設置方法に関
する。
の一つとして、ドレーン材と呼ばれる排水材を法面地盤
内に設置し、この排水材を経由して地下水を法面地盤外
に排出する手段がとられている。排水材としては、長手
方向に連通する排水空隙を有する立体構造をなした長尺
のものが一般に用いられている。
イプ、熱可塑性樹脂モノフィラメントが交絡溶着してな
る立体網状物、凹凸面をなした層が多層に重なったプラ
スチック多層構造物等の長尺の立体構造物が排水材とし
て用いられていた。
設置する場合は、図9のように、法面1から背後の地盤
2内に、直径60mm程度の排水パイプ3を水平方向に打
込み、その頭部を法面に開口せしめ、地盤内の地下水を
排出していた。
する場合は、人力により打込むので、作業性、安全性が
劣り、設置できるパイプの長さにも制限があり、法面深
部からの排水がむずかしくなる等問題点があった。
らなる立体構造の排水材は、造成地盤内に埋設するのは
容易であるが地山内に貫入設置することは容易ではなか
った。
位を低下させる方法のほか、アンカー材を打込み、法面
内部と法面との間に緊張力を導入する方法があり、排水
材とアンカー材の両方を設置する場合が少なくない。こ
の様な場合は一層施工作業が繁雑となる欠点があった。
である。その目的は法面の作業条件の悪い場所でも立体
構造をなした排水材を作業能率よく設置でき、排水材の
機能を損なうことなく発現できる排水材の設置方法およ
び、アンカー材の設置と同時に排水材を設置できる排水
材の設置方法を提案するにある。
向に連通する排水空隙を有する立体構造をなした長尺の
排水材の設置方法において、排水材を中空案内ロッド内
に挿入し、そのロッド先端に排水材に連結してある定着
具を着脱可能に取付けておき、ロッドをその先端を法面
に押当て、ロッド軸を中心とし定着具を同伴し回転させ
て法面地盤内に略水平に貫入させ、所定深度まで貫入せ
しめた後、案内ロッドを引き抜き、排水材を定着具と共
に法面地盤内に残置することを特徴とする。
て、排水材をアンカー材の外周に添付けて取付け、この
アンカー材を中空案内ロッド内に挿入し、ロッドを法面
地盤内所定深度まで貫入させた後、案内ロッドを引抜
き、排水材をアンカー材および定着具と共に法面地盤内
に残置することを特徴とする。
し、法面地盤内に貫入させるので、所定長さの排水材を
損傷を与えることなく、正確に一直線に設置でき、排水
材本来の排水機能を損なうことなく発揮できる。
を掘削し、ロッドを貫入させ、作業能率よく排水材を法
面地盤内に設置できる。
による排水材の移動を防止するとともに設置後の安定性
の向上にも寄与する。
請求項1の作用、、のほか アンカー材と同時に設置ができ、施工の能率化が達
成できる。
体となり、地盤の崩壊を防止できる。
であり、ポリオレフィンの太デニールモノフィラメント
が交絡溶着し立体網状を呈した長手方向に連通する空隙
を有する長尺をなした断面円形の立体構造物からなり、
その外周を組織が密なスクリーン状の織物あるいは熱可
塑性樹脂製の不織布等からなる透水性フィルター5で覆
ってある。
ド6内に挿入する。ロッド6の先端には、排水材4に連
結してある定着具7を取付けておく。定着具7は、円形
をなす定着板8と断面十字形をなし尖った先端部9から
なり、定着板8背面に突設してある突起10をロッド6
の先端外周に突設してなるキー11に当接係止しロッド
との共廻り、およびロッドの引抜き離脱を可能となして
ある。
したロッド6の定着具7を取付けた先端を法面1の地盤
2面に押当てロッド6を、その軸を中心に回転させて地
盤2内水平方向に貫入させる。定着具7および排水材4
はロッド6に同伴して回転し貫入される。
ごとく、ロッド6を引き抜き、定着具7および排水材4
を地盤2内に残置する。法面1に位置する排水材4の頭
部に図4のごとく、排水外套管12を被せ、法面外側に
開口せしめ排水材の設置は完了する。
4であり、図1に示した排水材4と同様な立体網状を呈
した立体構造物であり、外周は透水性フィルター5で覆
ってある。この排水材4は設置に先だち、棒鋼あるいは
FRPロッド等からなるアンカー材13の外周に添付け
取付ける。このアンカー材13は耐食性あるいは耐食加
工を施工したものが望ましい。
図6に示すごとく中空案内ロッド6内に挿入する。ロッ
ドの先端にはアンカー材13に連結した図2と同様の定
着具7を取付けておき、図3と同様に定着具7を同伴し
てロッド6を回転させて地盤2内に貫入させる。
くロッド6を引き抜き、排水材4を定着具7およびアン
カー材13と共に地盤2内に残置する。必要に応じ、定
着部7にグラウトを注入し、アンカー材13の先端を地
盤2内に固定する。例えば、アンカー材13を中空とな
し、この中空部を利用しグラウトを注入すれば効率がよ
い。
ー材13の頭部に支圧板14を取付け、この支圧板14
を定着コンクリート15に定着する。
部に取付けてある排水材4を下方に折曲げ、定着コンク
リート15を貫通する排水孔16を経て法面1外に開口
せしめ設置は完了する。
材の法面地盤への設置方法によると、排水材の排水機能
を損なうことなく確実に発揮でき、かつ法面地盤への設
置の作業能率、安全性も優れている。
か、アンカー材を同時に設置できるので、一層、施工作
業の能率化を図ることができる。
視図である。
入させる状態の断面図である。
面で示す斜視図である。
に挿入し、地盤内に貫入させる状態の断面図である。
材の断面図である。
図である。
…透水性フィルター、6…中空案内ロッド、7…定着
具、8…定着板、9…先端部、10…突起、11…キ
ー、12…排水外套管、13…アンカー材、14…支圧
板、15…定着コンクリート、16…排水孔。
Claims (2)
- 【請求項1】 長手方向に連通する排水空隙を有する立
体構造をなした長尺の排水材の設置方法において、排水
材を中空案内ロッド内に挿入し、そのロッド先端に排水
材に連結してある定着具を着脱可能に取付けておき、ロ
ッドをその先端を法面に押当て、ロッド軸を中心とし定
着具を同伴し回転させて法面地盤内に略水平に貫入さ
せ、所定深度まで貫入せしめた後、案内ロッドを引き抜
き、排水材を定着具と共に法面地盤内に残置することを
特徴とする排水材の法面地盤への設置方法。 - 【請求項2】 長手方向に連通する排水空隙を有する立
体構造をなした長尺の排水材の設置方法において、排水
材をアンカー材の外周に添付けて取付け、このアンカー
材を中空案内ロッド内に挿入し、そのロッド先端にアン
カー材に連結してある定着具を着脱可能に取付けてお
き、ロッドをその先端を法面に押当て、ロッド軸を中心
とし定着具を同伴し回転させて法面地盤内に略水平に貫
入させ、所定深度まで貫入せしめた後、案内ロッドを引
抜き、排水材をアンカー材および定着具と共に法面地盤
内に残置することを特徴とする排水材の法面地盤への設
置方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6122356A JP2802226B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 排水材の法面地盤への設置方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6122356A JP2802226B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 排水材の法面地盤への設置方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07331644A JPH07331644A (ja) | 1995-12-19 |
JP2802226B2 true JP2802226B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=14833884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6122356A Expired - Lifetime JP2802226B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 排水材の法面地盤への設置方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802226B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007070954A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 通気パイプの埋設装置、埋設方法、及び廃棄物の安定化方法 |
JP2007217931A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Okabe Co Ltd | 斜面安定化施工における排水構造 |
CN112267478A (zh) * | 2020-10-15 | 2021-01-26 | 苏交科集团股份有限公司 | 增强加固与排水的膨胀土快速修复方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2799615B2 (ja) * | 1990-01-09 | 1998-09-21 | 株式会社間組 | ドレーン材と、これを用いた軟弱地盤の改良構造及びその構造を用いた基礎杭の構造 |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP6122356A patent/JP2802226B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07331644A (ja) | 1995-12-19 |
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