JP2802225B2 - ストレッチラベル用フィルム - Google Patents
ストレッチラベル用フィルムInfo
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Description
ィルムに関するものであって、より詳しくは、フィルム
の自己伸縮性を利用してボトル容器等の円筒物、又は角
状物の外周に装着される、ストレッチ性、耐熱性、強靭
性、印刷適性に優れると共に、表面に傷の付きにくい、
ストレッチラベル用フィルムに関する。
ては、OPS、PVC等のシュリンクラベル、ラベルの
一方の面の全面に糊貼りを施した全面容器糊貼りラベ
ル、ラベルの一方の面の一部に糊貼りを施した部分容器
糊貼りラベル、OPP等の非粘着ラベル、ストレッチラ
ベルがある。
伸縮性を有し、ラベル装着後の容器の熱処理や、容器の
内容物の減量等による容器の収縮変化に寸法が追従でき
るため、容器への密着状態を保持できるという利点があ
り、また、PET(ポリエチレンテレフタレート)やP
VC(ポリ塩化ビニル)等のプラスチック容器等を破砕
した後の比重差分離が可能なため、容器とラベルを分離
回収し易いと共に、熱や接着剤等を必要としないこと、
さらには、ラベルコストが低い等の理由により、容器装
着用ラベルとして使用されている。
常、酢酸ビニル含有量が3ないし8重量%程度のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムが主として使用され
ていたものである。しかしながら、このエチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂フィルムは、引張り強度、引裂強度等
の機械強度に劣り、表面傷や破れも発生し易い。また、
容器内容物の殺菌のため等で、90℃近くの熱がラベル
にかかる場合があるが、エチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂フィルムは融点が低く、熱収縮率も大きいため、加熱
殺菌時にラベルの伸縮性が失われ、ボトルからラベルが
ずり落ちたり、冷却後に熱収縮フィルムの動きのため
に、ラベルにシワが入ったりしやすく、耐熱性が悪いと
いう欠点がある。
ィルムのストレッチ性(伸縮性)を高めようとして酢酸
ビニル含有量を増加させると、耐熱性が更に低下し、べ
たつきが大きくなるという問題がある。さらに、これを
解決するために、多量の滑剤を添加すると、結果的に印
刷適性が悪くなるという問題があり、いずれにしても、
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂は、ストレッチラベル
に要求される特性を満たす素材としては適していない。
また、一方で、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂に代え
て、低密度ポリエチレンも使用されているが、低密度ポ
リエチレンは、ストレッチ性と、滑り性、印刷適性のバ
ランスがとりにくく、しかも機械強度、高温域の耐熱性
に劣るという問題がある。
性、耐熱性、強靭性、印刷適性に優れると共に、表面に
傷が付きにくく、しかもべたつきの少ないストレッチラ
ベル用フィルムを提供することにある。
達成するために提案されたものであって、ストレッチラ
ベル用のポリマー素材として特定のものを選択した点に
特徴がある。すなわち、本発明によれば、溶融押出しに
よって形成され、筒状で少なくとも一方の面に印刷が施
されたストレッチラベル用フィルムにおいて、縦方向長
さが15mm、横方向長さが100mmのフィルムを横
方向に300mm/分で変形させた場合の歪が、横方向
長さの25%のときのフィルムに対する応力及び歪を軸
とするヒステリシス曲線における応力が0となった瞬間
の歪が10%以下、永久歪が1.5%以下、厚さが0.
04ないし0.25mmの範囲であり、直鎖状低密度ポ
リエチレン、又は直鎖状低密度ポリエチレンとエチレン
−α−オレフィン共重合体とのブレンド物で、樹脂の密
度または平均密度が0.911ないし0.940g/c
m3 である最外層と、直鎖状低密度ポリエチレン、エチ
レン−α−オレフィン共重合体の一種または二種からな
り、樹脂の密度または平均密度が0.88ないし0.9
10g/cm3 である内層を含む少なくとも2層以上の
共押出しフィルムによって形成されていることを特徴と
するストレッチラベル用フィルムが提供される。
軟化点が80℃以上で、前記内層のビカット軟化点が6
0℃以上であるストレッチラベル用フィルムが提供され
る。また、本発明によれば、印刷が施される面にコロナ
放電処理が施されるストレッチラベル用フィルムが提供
される。また、本発明によれば、滑剤として、高級脂肪
酸、高級脂肪酸アマイド、高級脂肪酸金属塩、脂肪酸エ
ステル、脂肪族アルコールからなる群より選ばれた一種
もしくは二種以上を0.01ないし0.10重量%配合
するストレッチラベル用フィルムが提供される。
ムの所定条件下における瞬間歪の値及び永久歪の値を設
定し、かつ、厚さを設定すると共に、該フィルムを溶融
押出し成形するために使用する樹脂と樹脂構成を、後述
する特定の樹脂とすることにより、ストレッチ性、耐熱
性、強靭性、印刷適性、表面に傷が付きにくい性質、及
び表面がべたつきにくい性質をバランス良く兼ね備えた
ストレッチラベル用フィルムを提供できるようにした点
にある。本発明によって提供されるストレッチラベル
は、装着される対象物が限定されるものではないが、円
筒形状物や角状物体、とくに、ボトルなどの容器に装着
されることが好ましい。
を容易なものにするために、ストレッチラベルの好適な
使用形態であるボトル容器装着用のストレッチレベルを
例にとって説明する。図1(A)に示す如く、容器装着
用のストレッチラベル用フィルム10は、長尺状のフィ
ルムの両端部が接合部12で接着剤によって接合されて
筒状にされている。この容器装着用のストレッチラベル
用フィルム(以下、単に「フィルム」と言うことがあ
る。)10の周方向長さ(横方向長さ)は、例えば、こ
れを装着しようとする図1(B)に示す容器本体16の
外周長さの3ないし6%短い寸法に設計されており、ま
た、フィルム10の縦方向が所望の長さとなるようにカ
ットされている。
に、内容物の情報等が印刷されており、引き伸ばし機
(図示省略)によって半径方向外側(図1(B)矢印方
向)に、例えば15ないし25%程度引き伸ばされた状
態で、容器本体16の外周面14の外側へ配置され、次
いで、引き伸ばし機による引っ張り状態が解除される
と、収縮して容器本体16の外周面14に密着するよう
になっている(図1(C)参照)。なお、前記フィルム
10の印刷が施される面は、コロナ放電処理を施すの
が、印刷インキの接着性を高める上で好ましい。
縦方向長さが15mm、横方向長さが100mmのフィ
ルムを横方向に300mm/分で変形させた場合の歪が
フィルム10の横方向長さの25%のときの、フィルム
に対する応力及び歪を軸とするヒステリシス曲線(図2
参照)における応力が0となった瞬間の歪(図2点P)
を10%以下、好ましくは6%以下、永久歪を1.5%
以下、好ましくは1.2%以下に設定したことにあり、
これにより、ストレッチラベルとして十分なストレッチ
性(伸縮性)が得られる。ここにおいて、縦方向とは、
フィルム成形加工方向であり、横方向とは、フィルム成
形加工方向に直行する方向であることをいう。
久歪みが1.5%を超える場合は、フィルムの収縮回復
時間が長くなり、ラベル装着後、次工程でラベルが定位
置からずれたり、最終的に容器へしっかりと密着しなか
ったり、ラベル装着時にフィルムに降伏点が生じ、部分
的に伸びきり部が生じるという問題が生じることがあ
る。一方、瞬間歪みが10%以下で、永久歪みが1.5
%以下の場合は、3%まで収縮する時間が、1分以内と
なり、容器装着位置に対する装着適合性が得られる。ま
た、容器装着部長さより、3ないし6%短く設計された
ラベルに対し、永久歪みが1.5%以下の場合は、容器
に対し50ないし1000g/15mmの安定した収縮
応力を維持する。
ィルムの厚さを0.04ないし0.25mmの範囲とし
た点にあり、これにより、フィルムを破れにくくしたい
という要請と、フィルムを容器に装着する際に引伸ばし
機による引伸ばし応力を余り大きくしたくないという要
請とのバランスをとることが可能となる。フィルムの厚
さが0.04mm未満で横方向のストレッチ性の良いフ
ィルムは、低応力で縦方向にも伸びやすく、印刷時の見
当精度が悪くなり、破れ易くもなる。厚さが0.25m
mを超える場合は、容器装着時の引伸し応力が大きくな
り過ぎる。
融押し出し成形するための樹脂として、少なくとも、
(a)直鎖状低密度ポリエチレン、または、直鎖状低密
度ポリエチレンとエチレン−α−オレフィン共重合体と
のブレンド物で、樹脂の密度または平均密度が0.91
1ないし0.940g/cm3 である樹脂と、(b)直
鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共
重合体の一種または二種からなる樹脂の密度または平均
密度が0.88ないし0.910g/cm3 である樹脂
とを使用し、これらを共押出しした2層以上からなり、
ラベルの外面が(a)樹脂層(最外層)のストレッチラ
ベル用フィルムを形成した点にある。本発明において、
平均密度とは、JIS K 7112に準じて測定した
値をいう。
脂により、最低限のストレッチ性(伸縮性)を有したま
ま、耐熱性、印刷適正、表面に傷が付きにくい性質、及
び表面がべたつきにくい性質を付与でき、(b)樹脂層
(内層)により、最低限の耐熱性を有したまま、大きな
ストレッチ性(伸縮性)を付与できる。また、(a)樹
脂層と(b)樹脂層を多層構成にすることにより、フィ
ルム物性に対し、後述する点で相乗効果が発生し、単な
る各単独樹脂層の組み合わせから予想される物性よりも
優れるようになる場合がある。すなわち、例えば、フィ
ルムを空冷のインフレーション法で製造した場合、
(a)樹脂層の単層フィルムでは、ある伸度で降伏点が
発生し、ネッキングが生じ易いものが、(b)樹脂層と
の多層とすることにより、明確な降伏点を生じなくなっ
たり、降伏点を生じる伸度が大きくなったりする。これ
は、フィルム成形加工時のフィルムの結晶化速度等が変
化し、結晶化が抑制されるためだと考えられる。
層に(b)樹脂層を配置することにより、(b)樹脂層
単層では、ある温度で耐熱性のないものが、多層フィル
ムとして耐熱性を有するようになり、ストレッチ性(伸
縮性)の低下が見られないか、あったとしても極めて少
ない。更には、(a)樹脂層の樹脂密度が0.911g
/cm3 以上で、ビカット軟化点が80℃以上、好まし
くは、95℃以上であれば、フィルムの滑性が得られや
すく、べたつきも少なくなり、加熱殺菌時の高温度にも
耐えられる。本発明において、ビカット軟化点とは、J
IS K 7206に準じて測定した値を言う。
(「LLDPE」という)樹脂の密度が下がってくる
と、フィルムのストレッチ性が大きくなるが、耐熱性は
低下し、ビカット軟化点も下がり、べたつく傾向にある
が、(a)樹脂層と多層化された(b)樹脂層のビカッ
ト軟化点が60℃以上であれば、大きなストレッチ性を
維持するか、あるいは、あまり低下させることなしに耐
熱性を維持でき、低分子量分の移行が少ないため、表面
のべたつきも制限し易い。
チ性を考慮した、任意のストレッチラベル用フィルムが
可能となる。耐熱性を重視する場合は、(a)樹脂層の
樹脂密度を大きくし、ストレッチ性を重視する場合は、
(b)樹脂層の密度を小さくし、フィルム全体の厚さに
対する(b)樹脂層の厚み比率を大きくする。好ましく
は、(b)樹脂層の厚み比率を50%以上とするとよ
い。本発明におけるLLDPEとは、直鎖状低密度エチ
レンポリマーを意味するものであり、通常、直鎖状低密
度ポリエチレンの概念に包含される直鎖状エチレン−α
−オレフィン共重合体とは区別されるものである。
酸ビニル共重合樹脂や低密度ポリエチレンよりもかなり
融点が高いため、耐熱性に優れると共にかなり強靭であ
り、容器装着用のストレッチラベルに使用する材料とし
て好適である。さらに、樹脂密度をできるだけ小さくす
ることによって、フィルムのストレッチ性が良くなり、
この点においても、容器装着用のストレッチラベルに使
用する材料として好適である。
使用した低密度な(ストレッチ性のよい)フィルムは、
べたつきが大きいという問題がある。この問題を解消す
るために、滑剤を多量に添加すると、この滑剤の多量の
添加に起因して、印刷インキの接着不良やラベル接合不
良等を引起こし、ストレッチラベルの必要とする性能全
般を満たすことが困難となる。
出し成形するための樹脂を単にLLDPE樹脂とした
り、これに単に多量の滑剤を添加するのではなく、少な
くとも、最外層を構成する樹脂として、(a)直鎖状低
密度ポリエチレン、または、直鎖状低密度ポリエチレン
とエチレン−α−オレフィン共重合体とのブレンド物
で、樹脂の密度または平均密度が0.911ないし0.
940g/cm3 である樹脂を選択し、内層として、
(b)直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−α−オレ
フィン共重合体の一種または二種からなる樹脂の密度ま
たは平均密度が0.88ないし0.910g/cm3 で
ある樹脂を選択し、少なくともこれら2層を共押出し
し、ストレッチラベルとすることにより、耐熱性とスト
レッチ性を有し、耐傷、破れ性に優れ、べたつきの少な
いフィルムを得ることを可能にしたものである。
が0.911g/cm3 未満のLLDPE樹脂を使用し
た場合は、フィルムの滑剤制御が難しく、耐熱性が低下
し、低分子量物の表面ブリードによりフィルム接合強度
が弱くなる傾向にある。密度が0.940g/cm3 を
超えるLLDPE樹脂の場合は、耐熱性は大きくなる
が、降伏点が顕著に現れやすくなり、ネッキングを生じ
やすく、ストレッチ性が悪くなり、硬く、破れ性も大き
くなる。(b)樹脂層の樹脂密度又は平均密度が0.9
10g/cm3 を越える場合は、フィルム全体として大
きなストレッチ性が得られにくくなる。また、(b)樹
脂層の樹脂密度又は平均密度が0.88g/cm3 より
も小さい場合には、十分な耐熱性が得られない。
脂自体は、伸縮性に優れるが、べたつきが非常に大きく
耐熱性に劣る。しかしながら、(a)樹脂層として、こ
のエチレン−α−オレフィン共重合樹脂を直鎖状低密度
ポリエチレン樹脂と混合し、その平均密度が0.911
g/cm3 以上である場合は、耐熱性をあまり低下させ
ずに、フィルム密度を下げることができ、ストレッチ性
(伸縮性)を大きくすることができる。特に、樹脂密度
の高いLLDPE樹脂にブレンドすると効果的で、耐熱
性の大きなストレッチフィルムが可能となる。(b)樹
脂層としては、ビカット軟化点が60℃以上であれば、
エチレン−α−オレフィン共重合樹脂単独でも使用で
き、この場合は、大きなストレッチ性が得られる。本発
明のストレッチフィルムは、上記(A)/(B)の積層
構造を基本構成とする積層体からなるものであるが、さ
らに、ビカット軟化点が80℃以上の低密度ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−
α,β不飽和カルボン酸共重合樹脂、またはエチレン−
α,β不飽和カルボン酸エステル共重合樹脂を(C)層
とする(A)/(B)/(C)の層構成も採り得るもの
である。
ション法、T−ダイ法があるが、インフレーション法の
場合、滑り性やべたつきの制御がしやすく、広範囲の厚
さのフィルムの製造が可能であり、またT−ダイ法の場
合は、透明性と大きなストレッチ性を得やすいという特
徴がある。
が、べたついたり、滑りが悪い場合は、容器同士やケー
スとの接触で製造ライン工程や運搬中等にラベル表面傷
や破れが発生する。しかし、請求項1または請求項2に
規定した樹脂に、高級脂肪酸、高級脂肪酸アマイド、高
級脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、脂肪族アルコールか
らなる群より選ばれた一種もしくは二種以上の滑剤を
0.01ないし0.10重量%、好ましくは、総厚さ
が、0.06mm以上のフィルムについては、フィルム
全体に対して0.01ないし0.06重量%となるよう
に、最外層または最内層を含む任意の層に添加すること
により、より適度な滑り性とインキ接着強度、ラベル接
合強度が得られ、結果として、耐傷性に優れると共に、
破れ性が良くなる。
剤のブリードアウトにより、印刷インキの接着不良、ラ
ベル接合不良等を引起こし易い。また、必要に応じて、
(a)樹脂層にシリカやタルク等の無機系のアンチブロ
ッキング剤も0.05ないし1%添加できるが、異物感
の発生やクリアー性の低下があるため、透明性、美麗性
の点で好ましくなく、添加量は可及的に少ない方が良
く、3層以上の構成の場合は、中間層には添加しない方
が良い。このように調整されたフィルムは、ストレッチ
性、耐熱性、印刷適正に優れ、強靭で、破れにくく、表
面に傷がつきにくいという特性があり、容器装着用のス
トレッチラベル用フィルムとして好適なものとなる。
性、強靭性、印刷適性に優れると共に、表面に傷が付き
にくく、しかもべたつきの少ない容器装着用のストレッ
チラベル用フィルムを提供できる。
る。この実施例は、本発明の好適な態様を開示するため
のものであり、これによって本発明が限定されるもので
はない。
化点102℃のLLDPEに、高級脂肪酸アマイド0.
03%添加したものを3層構成フィルムの両外層樹脂と
し、密度0.907g/cm3 、ビカット軟化点81℃
のLLDPE樹脂を中間層とし、厚み構成が25μ/7
0μ/25μのフィルムを空冷インフレーション法にて
形成し、片面にコロナ放電処理を施した。このフィルム
のコロナ処理面にグラビア印刷を行い、非印刷面のフィ
ルム端部縦方向にコロナ放電処理を行い、その部分に接
着剤を、コーティングし片側の端部と接合し、ラベル内
面が印刷面となるように、周長288mm長さの筒状フ
ィルムとし、縦方向110mm長さにカットしたもの
を、周長300mmのポリエステル製ボトルに機械的に
25%引伸ばして装着した。
レッチラベルとした。
レッチラベルとした。
し、ボトルの内圧変化に対し、ラベルのゆがみがないか
どうかを調べた。○は、しっかり密着し、ラベルにゆが
みが見られない、×は、ラベルにゆがみがみられること
を示す。 *2 ○は、フィルム表面や内部に異物感が無く、クリ
アーなもの、△は、フィルムに異物感があるか、不透明
感があることを示す。 *3 ○は、印刷面にセロハンテープを貼ってそれを剥
がした時に、フィルムからインキの剥がれがなく、ラベ
ル接合部が手で簡単に剥がせないもの、×は印刷面にセ
ロハンテープを貼ってそれを剥した時に、フィルムから
インキの剥がれが有り、ラベル接合部が手で簡単に剥が
せたものを示す。 *4 水入りのラベル装着済PETボトル12本をプラ
スチックケースに入れ、トラック輸送を行い、ラベルの
表面傷、破れの状況を調べた。○は、殆ど傷が見られな
いか、程度の小さなこすれ傷のみが含まれるもの、△
は、程度の大きいこすれ傷が含まれるもの、×は、破れ
を伴うものが含まれているものを示す。 *5 水入りのラベル装着済PETボトルを90℃の温
水に30分間浸漬し、水で冷却した後、ラベルの外観を
調べた。○は、外観不良が見られなかったもの、×は、
ラベルにシワや形状変化等の外観不良が見られたものを
示す。
視図、(B)はフィルムが容器に装着される直前の状態
を示す斜視図、(C)はフィルムが容器に装着された状
態を示す斜視図である。
するヒステリシス曲線である。
Claims (4)
- 【請求項1】 溶融押出しによって形成され、筒状で少
なくとも一方の面に印刷が施されたストレッチラベル用
フィルムにおいて、 縦方向長さが15mm、横方向長さが100mmのフィ
ルムを横方向に300mm/分で変形させた場合の歪
が、横方向長さの25%のときのフィルムに対する応力
及び歪を軸とするヒステリシス曲線における応力が0と
なった瞬間の歪が10%以下、永久歪が1.5%以下、
厚さが0.04ないし0.25mmの範囲であり、 直鎖状低密度ポリエチレン、又は直鎖状低密度ポリエチ
レンとエチレン−α−オレフィン共重合体とのブレンド
物で、樹脂の密度または平均密度が0.911ないし
0.940g/cm3 である最外層と、 直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン
共重合体の一種または二種からなり、樹脂の密度または
平均密度が0.88ないし0.910g/cm3 である
内層を含む少なくとも2層以上の共押出しフィルムによ
って形成されていることを特徴とするストレッチラベル
用フィルム。 - 【請求項2】 前記最外層のビカット軟化点が80℃以
上で、前記内層のビカット軟化点が60℃以上である請
求項1記載のストレッチラベル用フィルム。 - 【請求項3】 印刷が施される面にコロナ放電処理が施
される請求項1または2記載のストレッチラベル用フィ
ルム。 - 【請求項4】 滑剤として、高級脂肪酸、高級脂肪酸ア
マイド、高級脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、脂肪族ア
ルコールからなる群より選ばれた一種もしくは二種以上
を0.01ないし0.10重量%配合する請求項1ない
し3のいずれか1項記載のストレッチラベル用フィル
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10029394A JP2802225B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | ストレッチラベル用フィルム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07306643A JPH07306643A (ja) | 1995-11-21 |
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Family
ID=14270134
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10029394A Expired - Lifetime JP2802225B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | ストレッチラベル用フィルム |
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JP2011126603A (ja) * | 2011-02-02 | 2011-06-30 | Mitsubishi Plastics Inc | 二重袋包装体用インフレーションフィルム |
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- 1994-05-13 JP JP10029394A patent/JP2802225B2/ja not_active Expired - Lifetime
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