JP2801997B2 - 潮流測定方法 - Google Patents

潮流測定方法

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JP2801997B2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は超音波のドップラー効
果を応用した潮流測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送波超音波と海中浮遊物にもとづく反射
波の周波数差を検出し、潮流の速さを測定する超音波の
ドップラー効果を応用した測定方式として、従来以下に
説明する方法が知られている。図3のように制御部
(1)からの制御信号により制御されて、一定時間間隔
Tで発生するタイミング発生回路(2)からのトリガ信
号により、送信器(3)を介して、船底に設けた送受波
器(4)を駆動して、海底方向に向けて、図4(a)の
ように一定時間間隔Tで超音波を送波する。そしてこれ
にもとづき生ずる図4(b)の海中浮遊物(主としてプ
ランクトン)(5)からの反射波(対水受信エコー)R
を、送受波器(4)を介して受信器(6)により受信す
る。そののち制御部(1)に制御されて、図4(c)の
ように送波Sより一定の時間T1 だけ遅れて一定時間間
隔T2 だけゲート開する、測定ゲート回路(7)によ
り、対水受信エコー信号を一定時間間隔だけ潮流測定回
路(8)に取込み、これと、送信波Sに相当する制御部
(1)からの入力との周波数差を求めて、潮流の速さな
どを演算し、その結果を例えば表示回路(9)を介して
CRT(10)に表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら対水受信
エコーを得るためのプランクトン(5)の棲息深度は、
海水の温度等の条件により変化し、これに伴い例えば図
4(d)のように測定できる最低レベル〔L〕点の深度
も変化する。このため例えば常時プランクトン(5)の
最大深度、即ち対水受信エコーRの最小測定可能レベル
点Lにおいて測定しようとする場合には、測定ゲート回
路(7)の送波Sよりゲート開の開始までの時間の設定
を、海中浮遊物の深度の変化に対応して図3(e)のよ
うに変更する必要がある。しかし従来においては、測定
ゲート回路(7)のゲート開の開始時刻の設定を全くの
手作業により行っており、しかも最小測定可能レベル点
を操作者に知らせる手段を全く持たない。このため例え
ば図4(b)(d)のように海中浮遊物(5)が浅い方
向に移動した場合には、これに応じて図4(e)のよう
に手動により手探りで少しずつ測定ゲート回路(7)の
ゲート開の時刻tの設定を変えて行かなければならな
い。従って操作が非常に面倒であるばかりでなく、設定
変更のために多くの時間をとられるため、それだけ測定
時間間隔を長くしたりする問題を生ずる。
【0004】
【発明の目的】この発明の目的とするところは、プラン
クトンの深度変更に対応して、自動的に測定ゲート回路
の開の時刻の設定を変更できるようにした、潮流測定方
法の提示にある。
【0005】
【課題を解決するための本発明の手段】この発明の目的
は次の手段、即ち〔送信超音波による海中浮遊物からの
対水受信エコー信号を、送信より一定時間後一定時間幅
だけゲートを開を行う測定ゲート回路により潮流測定回
路に取り込み、ここで送信波との周波数差から潮流測定
を行う潮流測定方法において、受信された対水受信エコ
ーの最小測定可能レベル点を検出する対水受信エコー検
出回路を設け、その検出出力により海中浮遊物の深度変
化に対応して前記測定ゲート回路のゲート開の時刻を設
定するようにしたことを特徴とする手段によって達成さ
れる。〕
【0006】
【作用】以上のようにすれば、ゲート開の時間幅が一定
時間幅である測定ゲート回路のゲート開の時刻は、対水
受信エコーの最大測定可能深度に対応して自動的に設定
替えされる。従って従来のような面倒かつ時間のかかる
操作を全く必要としなくなる。
【0007】
【実施例】次に図面を用いてこの発明にかかる潮流測定
方法の具体例について説明する。図1は本発明の一実施
例回路図であって、図3と同一符号部分は同等部分を示
す。図1において(1)は制御部、(2)はタイミング
発生回路、(3)は送信器、(4)は送受波器、(6)
は受信器であって、送受波器(4)から図2(a)のよ
うに超音波を送信し、これにより図2(b)のように海
中浮遊物(5)からの対水受信エコーを受信器(6)に
より得ることは従来方法と同じである。(11)は対水
受信エコー検出回路、(7)は測定ゲート回路、(8)
は潮流測定回路、(9)は表示回路、(10)はCRT
である。対水受信エコー検出回路(11)は、送信波S
の立上りと同時に図2(c)のようにゲートを開く。ま
た例えば図2(c)のように設定された最小測定可能レ
ベル〔L〕と、対水受信エコー信号のレベル比較を行
い、両レベルが同等となったとき即ち最小測定可能レベ
ルになったときゲートの閉を行い、対水受信エコーRを
取込む。一方対水受信エコー検出回路(11)は、最小
測定可能レベル点の検出出力と測定ゲート回路(7)の
一定時間幅T2 のゲート開の時間から、送波Sからの測
定ゲート回路(7)のゲート開の時刻を求めうるように
する。そしてその出力により測定ゲート回路(6)のゲ
ート開の時刻を図2(d)のように対水受信エコーの最
大測定可能レベル点の深さが変化したとき、これに対応
して図2(e)のように自動的に設定を替える。潮流測
定回路(8)は従来と同様に、制御部(1)の出力と測
定ゲート回路(7)により取込まれた出力から潮流の速
さなどを求め、CRT(10)はその表示を行う。従っ
て従来のように海中浮遊物の深度変化の都度測定ゲート
回路のゲート開の時刻を手作業により設定しなおす面倒
かつ時間のかかる操作を必要としない。
【0008】なお以上においては説明を判り易くするた
め、対水受信エコー検出回路(11)のゲート閉の時刻
と、測定ゲート回路(7)のゲート閉の時刻を一致させ
た場合について説明した。しかし測定の安定化などを図
るためには、図2(c)(e)中に点線で図示するよう
に、測定ゲート回路(7)のゲート閉の時刻を時間T3
を任意の時間だけ前進させておくのがよい。また時間T
2 は測定に支障ない程度に短くした方が最小測定可能深
度に近いデータが得られる。
【0009】
【発明の効果】以上からこの発明によれば次のすぐれた
効果が得られる。海中浮遊物の深度変化に対応して常に
海中浮遊物の最大深度で潮流測定を行いたい場合、手作
業による測定ゲート回路の設定変更を要することなく、
常に自動的にほぼ最小測定可能深度における潮流の速さ
などを測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる潮流測定方法の説明用ブロッ
ク回路図である。
【図2】従来の潮流測定方法の説明図である。
【図3】従来の潮流測定方法の動作説明図の波形図であ
る。
【符号の説明】
(1) 制御部 (2) タイミング発生回路 (3) 送信器 (4) 送受波器 (5) 海中浮遊物 (6) 受信器 (7) 測定ゲート回路 (8) 潮流測定回路 (9) 表示回路 (10) CRT (11) 対水受信エコー検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信超音波による海中浮遊物からの対水
    受信エコー信号を、送信より一定時間後一定時間幅だけ
    ゲートを開く測定ゲート回路により潮流測定回路に取り
    込み、ここで送信波との周波数差から潮流測定を行う潮
    流測定方法において、 受信対水受信エコーからその最小測定可能レベル点を検
    出する対水受信エコー検出回路を設け、その検出出力に
    より海中浮遊物の深度変化に対応して前記測定ゲート回
    路のゲート開の時刻を設定するようにしたことを特徴と
    する潮流測定方法。
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