JP2801979B2 - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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JP2801979B2
JP2801979B2 JP3213918A JP21391891A JP2801979B2 JP 2801979 B2 JP2801979 B2 JP 2801979B2 JP 3213918 A JP3213918 A JP 3213918A JP 21391891 A JP21391891 A JP 21391891A JP 2801979 B2 JP2801979 B2 JP 2801979B2
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temperature
heating
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combustion
fire
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史郎 高田
秀明 横山
真千子 永野
雅夫 上原
豊 吉田
知子 田中
恵理子 青木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱調理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鍋を加熱手段で加熱して調理を行
う加熱調理装置には少量の油の発火を防ぐために、鍋底
の温度を温度検出センサで検出し、この検出温度の上昇
カーブにより加熱停止温度を変化させるものがあった。
しかし、これでは鍋を予熱させている間に燃焼が停止し
てしまうことがあり、使用上問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、
油の発火も防ぎ、燃焼も継続させることができる加熱調
理装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、鍋をガス燃焼により加熱する加熱手段
と、加熱手段へのガス供給量を制御して大火、中火、消
火の3段に切り換え制御する加熱制御手段と、鍋底の温
度を検出する温度センサと、予め定めた停止温度に温度
センサの検出温度が至ると加熱制御手段に加熱手段への
ガス供給を停止して消火させる制御信号を与える制御判
断手段を備えた加熱調理装置において、上記制御判断手
段に、加熱開始時から加熱制御手段に加熱手段の燃焼が
大火となるように制御信号を与えるとともに、温度セン
サの検出手段を監視し、所定温度領域を検出温度が通過
する時間を計測して測定時間が基準値よりも越えている
場合には加熱手段の燃焼を大火のまま、上記停止温度の
手前の一定温度に至るまで保持し、上記測定時間が基準
値を下回った場合には、加熱手段の燃焼を中火とする加
熱制御手段に与えて以後上記一定温度に達するまでの間
予め設定した複数の温度領域における温度センサの検出
温度の通過時間が夫々の温度領域に対応した基準値を越
えるか否かを判断し、越えた場合には加熱手段の燃焼を
大火とし、越えない場合には中火とする制御信号を各判
断に基づいて加熱制御手段に与える制御を繰り返し、上
記一定温度に温度センサの検出温度が上昇した時点で加
熱手段の燃焼を中火とする制御信号を加熱制御手段に与
え、以後上記一定温度よりも低い所定温度以下に温度セ
ンサの検出温度に低下すると加熱手段の燃焼を大火と
し、一定温度に達すると中火とするように制御信号を加
熱制御手段に与える制御を繰り返すことを特徴とする。
【0005】
【作用】而して本発明装置によれば、一定温度に鍋の温
度が上昇した時間から加熱手段の燃焼を、設定した温度
領域における温度センサの検出温度の通過時間をみるこ
とにより制御することができ、そのため温度上昇速度が
早い場合には燃焼を中火として温度上昇速度を押え、少
量の油を使用している場合にあっても発火を防止するこ
とができ、また温度上昇速度を抑制することができるた
め、鍋を予熱させている間に加熱の停止温度に至って消
されるようなことがなくなり、使用勝手が向上すると
いう効果がある。
【0006】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。 (実施例1)図2は本実施例の概略構成を示しており、
この実施例では加熱手段としてガスバーナ1を使用し、
このガスバーナ1は元栓2と、ガス供給制御装置3とを
介してガスが供給され、操作摘子(図示せず)の操作に
より、点火/消火、ガス量調整が手動によって行えるよ
うになっている。
【0007】このガスバーナ1の中央部には、ガスバー
ナ1の周辺に設けた五徳4上に載置した鍋5の底部中央
に当接して鍋底の温度を検出するサーミスタのような温
度センサ6を設けており、この温度センサ6の温度検出
信号は信号処理装置7に送られる。信号処理装置7は、
図1に示すように温度センサ6の温度検出信号をA/D
変換するA/D変換器8と、A/D変換器8からの検出
温度信号を取り込み、温度センサ6の検出温度に基づい
てガス供給制御装置3に制御信号を出力する判断制御部
9と、各部の動作プログラムを格納したメモリ10と、
ワークエリアや、データの一時格納を行うためのメモリ
11とからなり、実際にはこれら回路機能は1チップの
マイクロコンピュータユニットに持たせて構成する。
【0008】次の本発明加熱調理装置の動作を図3のフ
ローチャートに基づいて説明する。まずガスバーナ1の
五徳4上に鍋5を載置し、この状態で装置を起動させ、
操作摘子の操作でガスバーナ1を点火すると、この点火
操作の信号が信号処理装置7に入り、信号処理装置7の
各部が初期状態に設定される。この初期化後、判断制御
部9では温度センサ6の検出温度が予め定めた温度Ta
1 ℃まで上昇する間、ガス供給制御装置3に対してガス
バーナ1の加熱量が大となるように制御する制御信号を
与える。ここでガス供給制御装置3は例えば2段切換の
電磁弁を用いており、上記制御信号を受けると、全開状
態に動作してガス供給量を増大させガスバーナ1を大火
とする。
【0009】加熱が進み温度センサ6の検出温度がTa
1 ℃に達すると、このTa1 ℃からT1 ℃の幅で設定し
た温度領域(Ta1 ℃〜Ta2 ℃)を検出温度が通過す
る時間を判断制御部9は測定し、その測定時間が予め定
めてある基準値t1 秒を超えているか否かを判断し、超
えている場合には温度上昇速度が遅いと判定し、以後ガ
スバーナ1の燃焼状態を大火のままとし、予め定めた加
熱停止温度Ts℃の手前の一定温度Tb℃に温度センサ
6の検出温度が上昇した時点で、判断制御部9は加熱量
を小さくするようにガス供給制御装置3に制御信号を与
える。ガス供給制御装置3はこの制御信号を受けて全開
状態から中程度に閉じた状態に動作し、ガスバーナ1の
燃焼を中火程度に設定する。以後Ts℃に温度センサ6
の検出温度が上記温度に至るまで上述の動作を繰り返
す。この繰り返し動作中に上記Tb℃より低下してTa
n ℃以下に温度センサ6の検出温度が低下した場合には
再び判断制御部9はガス供給制御装置3に対してガスバ
ーナ1の燃焼状態を大火とするように制御信号を与え
る。
【0010】そしてTs℃に温度センサ6の検出温度が
上昇した場合には判断制御部9はガス供給制御装置3に
対してガスバーナ1へのガス供給を停止させる制御信号
を与え、ガス供給制御装置3はこの制御信号を受けて全
閉してガス供給を遮断する。また上述の温度領域(Ta
1 ℃〜Ta2 ℃)を検出温度が通過する時間が基準値を
下回った場合には、判断制御部9はガス供給制御装置3
に対して加熱量を小さくするようにガス供給制御装置3
に対して制御信号を与え、ガス供給制御装置3はこの制
御信号を受けて全開状態から中程度に閉じた状態に動作
し、ガスバーナ1の燃焼を中火程度に設定する。
【0011】更に判断制御部9は例えばTa2 ℃乃至T
n ℃に至る範囲で一定温度T2 (T2 <T1 )℃刻み
で温度領域を設定し、各温度領域を温度センサ6の検出
温度が通過する時間を測定し、その測定時間が予め定め
ている基準値t2 (t2 <t 1 )秒を超えているか否か
を判断し、測定時間が基準値を超えた場合には判断制御
部9はガス供給制御装置3に対してガスバーナ1の燃焼
状態を大火とするように制御信号を与える。
【0012】図4はT7 ℃〜T8 ℃の温度範囲で基準値
を超え、それ以後における各温度範囲においても基準値
を超えた場合を示し、上述のTb℃に至るまで大火でガ
スバーナ1を燃焼させ、Tb℃に至った後上述の場合と
同様な制御を行った例を示す。また図5は上記の温度領
域(Ta1 ℃〜Ta2 ℃)を検出温度が通過する時間が
基準値を下回った後も各温度領域の通過時間が基準値を
下回り続けて中火状態が継続され、Tb℃以後も温度上
昇を続けてTs℃に至った場合を示す。
【0013】このようにして温度上昇の速度を一定温度
以後、細かく分けた温度領域において監視続け、各温度
領域毎にガスバーナ1の燃焼状態を大火若しくは中火に
制御し、急速に加熱停止温度に至るのを抑制することに
より、鍋5の予熱を、燃焼を中断することなく可能とす
る。 (実施例2)上記実施例では最初の通過時間を見る温度
領域はTa1 ℃〜Ta2 ℃というようにT1 ℃の幅を持
たせ、それ以後に設定する温度領域の幅T2 ℃よりも大
きくし、この温度領域の通過時間と基準値との比較判定
により、大火を継続させるか或いは、それ以後の温度範
囲での通過時間の測定に基づく制御を行うかを判断して
いるが、本実施例では判断制御部9はTa1 ℃から一定
温度幅(例えばT2 ℃)を設定し、温度センサ6の検出
温度が夫々の温度領域を通過する時間を測定してその測
定時間と基準値との比較を行ってその比較に基づいて都
度ガスバーナ1の燃焼状態を大火、中火にするかを判断
し、ガス供給制御装置3への制御信号を切り換えるよう
にしている。図6はその制御例を示しており、Ta1
〜Ta2 ℃の範囲の通過時間taが基準値t2 を下回る
ため次の温度範囲Ta2 ℃〜Ta 3 ℃ではガスバーナ1
の燃焼状態を中火とし、この温度範囲Ta2 ℃〜Ta3
℃の通過時間tbが基準値t2 を超えているため、温度
範囲Ta3 ℃〜Ta4 ℃ではガスバーナ1の燃焼状態を
大火とし、同様に温度範囲Ta3 ℃〜Ta4 ℃の通過時
間tcが基準値t2 を下回っているため、温度範囲Ta
4 ℃〜Ta5℃ではガスバーナ1の燃焼状態を中火と
し、またこの温度範囲Ta4 ℃〜Ta5 ℃の通過時間t
dが基準値t2 を超えているため、Ta5 ℃以後ではガ
スバーナ1の燃焼状態を大火としている。
【0014】尚上記各実施例では段階制御であるが比例
制御を用いてガス供給量を制御しても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明は、鍋をガス燃焼により加熱する
加熱手段と、加熱手段へのガス供給量を制御して大火、
中火、消火の3段に切り換え制御する加熱制御手段と、
鍋底の温度を検出する温度センサと、予め定めた停止温
度に温度センサの検出温度が至ると加熱制御手段に加熱
手段へのガス供給を停止して消火させる制御信号を与え
る制御判断手段を備えた加熱調理装置において、上記制
御判断手段に、加熱開始時から加熱制御手段に加熱手段
の燃焼が大火となるように制御信号を与えるとともに、
温度センサの検出手段を監視し、所定温度領域を検出温
度が通過する時間を計測して測定時間が基準値よりも越
えている場合には加熱手段の燃焼を大火のまま、上記停
止温度の手前の一定温度に至るまで保持し、上記測定時
間が基準値を下回った場合には、加熱手段の燃焼を中火
とする加熱制御手段に与えて以後上記一定温度に達する
までの間予め設定した複数の温度領域における温度セン
サの検出温度の通過時間が夫々の温度領域に対応した基
準値を越えるか否かを判断し、越えた場合には加熱手段
の燃焼を大火とし、越えない場合には中火とする制御信
号を各判断に基づいて加熱制御手段に与える制御を繰り
返し、上記一定温度に温度センサの検出温度が上昇した
時点で加熱手段の燃焼を中火とする制御信号を加熱制御
手段に与え、以後上記一定温度よりも低い所定温度以下
に温度センサの検出温度に低下すると加熱手段の燃焼を
大火とし、一定温度に達すると中火とするように制御信
号を加熱制御手段に与える制御を繰り返すものであるか
ら、一定温度に鍋の温度が上昇した時間から加熱手段の
燃焼を、設定した温度領域における温度センサの検出温
度の通過時間をみることにより制御することができ、そ
のため温度上昇速度が早い場合には燃焼を中火として温
度上昇速度を押え、少量の油を使用している場合にあっ
ても発火を防止することができ、また温度上昇速度を抑
制することができるため、鍋を予熱させている間に加熱
の停止温度に至って消火されるようなことがなくなり、
使用勝手が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の信号処理装置の概念構成図
である。
【図2】本発明の実施例1の概略構成図である。
【図3】本発明の実施例1の要部の動作説明用フローチ
ャートである。
【図4】本発明の実施例1の制御の一例を示す動作説明
図である。
【図5】本発明の実施例1の制御の他例を示す動作説明
図である。
【図6】本発明の実施例2の制御の他例を示す動作説明
図である。
【符号の説明】
3 ガス供給装置 6 温度センサ 7 信号処理装置 8 A/D変換器 9 判断制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永野 真千子 大阪市中央区平野町四丁目1番2号大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 上原 雅夫 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (72)発明者 吉田 豊 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (72)発明者 田中 知子 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (72)発明者 青木 恵理子 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (56)参考文献 特開 昭58−178123(JP,A) 特開 平3−175212(JP,A) 特開 昭63−61821(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24C 3/12 F23N 5/14 370 G05D 23/19

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍋をガス燃焼により加熱する加熱手段と、
    加熱手段へのガス供給量を制御して大火、中火、消火の
    3段に切り換え制御する加熱制御手段と、鍋底の温度を
    検出する温度センサと、予め定めた停止温度に温度セン
    サの検出温度が至ると加熱制御手段に加熱手段へのガス
    供給を停止して消火させる制御信号を与える制御判断手
    段を備えた加熱調理装置において、上記制御判断手段
    に、加熱開始時から加熱制御手段に加熱手段の燃焼が大
    となるように制御信号を与えるとともに、温度センサ
    の検出手段を監視し、所定温度領域を検出温度が通過す
    る時間を計測して測定時間が基準値よりも越えている場
    合には加熱手段の燃焼を大火のまま、前記停止温度の手
    前の一定温度に至るまで保持し、上記測定時間が基準値
    を下回った場合には、加熱手段の燃焼を中火とする加熱
    制御手段に与えて以後上記一定温度に達するまでの間予
    め設定した複数の温度領域における温度センサの検出温
    度の通過時間が夫々の温度領域に対応した基準値を越え
    るか否かを判断し、越えた場合には加熱手段の燃焼を大
    火とし、越えない場合には中火とする制御信号を各判断
    に基づいて加熱制御手段に与える制御を繰り返し、上記
    一定温度に温度センサの検出温度が上昇した時点で加熱
    手段の燃焼を中火とする制御信号を加熱制御手段に与
    え、以後上記一定温度よりも低い所定温度以下に温度セ
    ンサの検出温度に低下すると加熱手段の燃焼を大火と
    し、一定温度に達すると中火とするように制御信号を加
    熱制御手段に与える制御を繰り返すことを特徴とする加
    熱調理装置。
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KR101433657B1 (ko) * 2013-06-14 2014-08-25 주식회사 파세코 자동 화력 조절 기능을 가지는 가스 레인지
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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