JP2800058B2 - 自動二輪車等のタコメーター駆動装置 - Google Patents
自動二輪車等のタコメーター駆動装置Info
- Publication number
- JP2800058B2 JP2800058B2 JP5850690A JP5850690A JP2800058B2 JP 2800058 B2 JP2800058 B2 JP 2800058B2 JP 5850690 A JP5850690 A JP 5850690A JP 5850690 A JP5850690 A JP 5850690A JP 2800058 B2 JP2800058 B2 JP 2800058B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tachometer
- drive gear
- crankshaft
- starter clutch
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、自動二輪車や自動三輪車におけるタコメー
ター駆動装置に係り、特にそのタコメータードライブギ
ヤーに関する。
ター駆動装置に係り、特にそのタコメータードライブギ
ヤーに関する。
（従来の技術および発明が解決しようとする課題） 第３図は、従来の自動二輪車等のクラッチ部の概略構
成を示す図であり、ケーシング１に軸受2,3によって軸
支されたクランクシャフト４には、ドライブクラッチ機
構５およびスタータクラッチ機構６が装着されている。
そして、上記ドライブクラッチ機構５のクラッチハウジ
ング７に一体的に設けられたプライマリンドライブギヤ
ー８と前記軸受２との間にはスペーサ９が配設され、上
記プライマリドライブギヤー８等のスラスト方向の動き
を規制するようにしてある。なお、図中符号10はクラン
クピンである。
成を示す図であり、ケーシング１に軸受2,3によって軸
支されたクランクシャフト４には、ドライブクラッチ機
構５およびスタータクラッチ機構６が装着されている。
そして、上記ドライブクラッチ機構５のクラッチハウジ
ング７に一体的に設けられたプライマリンドライブギヤ
ー８と前記軸受２との間にはスペーサ９が配設され、上
記プライマリドライブギヤー８等のスラスト方向の動き
を規制するようにしてある。なお、図中符号10はクラン
クピンである。
ところが、このような自動二輪車等においても最近タ
コメーターの搭載が望まれるようになり、そのタコメー
ターの駆動力をクランクシャフト４から取出すようにす
ることが提案されている。そこで、上記クランクシャフ
ト４に単にタコメータードライブギヤーを追加しただけ
の場合には、その分クランクシャフト４の長さを長くす
る必要があるばかりでなく、部品点数が多くなる等の問
題がある。また、スタータークラッチベアリングのイン
ナーレースに相当する部分を単なるスペーサとするの
は、熱処理条件がタコメータードライブギヤーとスペー
サーが殆ど同じことを考えると無駄となり、さらに上記
インナーレースを省略してクランクシャフトにスタータ
ークラッチベアリングを直接当てるようにした場合に
は、クランクシャフト全体の硬度を上げるか又は高周波
焼入れなどにより特別に部分的に硬度を上げる必要があ
り、コストアップの原因となる等の問題がある。
コメーターの搭載が望まれるようになり、そのタコメー
ターの駆動力をクランクシャフト４から取出すようにす
ることが提案されている。そこで、上記クランクシャフ
ト４に単にタコメータードライブギヤーを追加しただけ
の場合には、その分クランクシャフト４の長さを長くす
る必要があるばかりでなく、部品点数が多くなる等の問
題がある。また、スタータークラッチベアリングのイン
ナーレースに相当する部分を単なるスペーサとするの
は、熱処理条件がタコメータードライブギヤーとスペー
サーが殆ど同じことを考えると無駄となり、さらに上記
インナーレースを省略してクランクシャフトにスタータ
ークラッチベアリングを直接当てるようにした場合に
は、クランクシャフト全体の硬度を上げるか又は高周波
焼入れなどにより特別に部分的に硬度を上げる必要があ
り、コストアップの原因となる等の問題がある。
本発明はこのような点に鑑み、クランクシャフトに対
してタコメータードライブギヤーを装着するに際してそ
の構成をきわめてコンパクトにするとともに部品点数を
削減し得るようにした自動二輪車等のタコメーター駆動
装置を得ることを目的とする。
してタコメータードライブギヤーを装着するに際してそ
の構成をきわめてコンパクトにするとともに部品点数を
削減し得るようにした自動二輪車等のタコメーター駆動
装置を得ることを目的とする。
（課題を解決するための手段） 本発明は、クランクシャフトに装着されたスターター
クラッチ機構とプライマリードライブギヤーとの間に、
上記クランクシャフトと一体的に回転するタコメーター
ドライブギヤーをクランクシャフトと同心的に配設する
とともに、上記タコメータードライブギヤーの一側から
これと一体的にかつ同心状に突設された筒状ボスを、上
記スタータークラッチギヤー内に挿入して、その筒状ボ
スをスタータークラッチ用ベアリングのインナーレース
とし、さらに上記筒状ボスの先端部をスタータークラッ
チハブのブラケットに当接させたことを特徴とする。
クラッチ機構とプライマリードライブギヤーとの間に、
上記クランクシャフトと一体的に回転するタコメーター
ドライブギヤーをクランクシャフトと同心的に配設する
とともに、上記タコメータードライブギヤーの一側から
これと一体的にかつ同心状に突設された筒状ボスを、上
記スタータークラッチギヤー内に挿入して、その筒状ボ
スをスタータークラッチ用ベアリングのインナーレース
とし、さらに上記筒状ボスの先端部をスタータークラッ
チハブのブラケットに当接させたことを特徴とする。
（作用） クランクシャフトの回転によってタコメータードライ
ブギヤーが一体的に回転し、そのタコメータードライブ
ギヤーの回転によってタコメーターが作動される。一
方、上記タコメータードライブギヤーの筒状ボスがスタ
ータークラッチ用ベアリングのインナーレースとなるよ
うにしてあるため、スタータークラッチ用ベアリングの
インナーレースを特に設ける必要がなく、また上記筒状
ボスによってスタータークラッチハブのブラケットのス
ラストが規制され、スラスト受け用のスペーサを設ける
必要もない。
ブギヤーが一体的に回転し、そのタコメータードライブ
ギヤーの回転によってタコメーターが作動される。一
方、上記タコメータードライブギヤーの筒状ボスがスタ
ータークラッチ用ベアリングのインナーレースとなるよ
うにしてあるため、スタータークラッチ用ベアリングの
インナーレースを特に設ける必要がなく、また上記筒状
ボスによってスタータークラッチハブのブラケットのス
ラストが規制され、スラスト受け用のスペーサを設ける
必要もない。
（実施例） 以下、第１図および第２図を参照して本発明の実施例
について説明する。
について説明する。
第１図において、符号11はケーシングであって、その
ケーシング11内には軸受12によって図示しないピストン
によって回動されるクランクシャフト13が軸支されてい
る。
ケーシング11内には軸受12によって図示しないピストン
によって回動されるクランクシャフト13が軸支されてい
る。
上記クランクシャフト13はケーシング11内の隔壁11a
を貫通してクランク室11bから外方へ突出し、そのクラ
ンク室11bから外方に突出しているクランクシャフト13
には、スタータークラッチ機構14、タコメータードライ
ブギヤー15およびプライマリードライブギヤー16が順次
装着されている。
を貫通してクランク室11bから外方へ突出し、そのクラ
ンク室11bから外方に突出しているクランクシャフト13
には、スタータークラッチ機構14、タコメータードライ
ブギヤー15およびプライマリードライブギヤー16が順次
装着されている。
スタータークラッチハブの筒状のブラケット17は、前
記隔壁11a内に挿入され、そのブラケット17の外周と隔
壁11aの内周との間にはシール18が介装されている。一
方、タコメータードライブギヤー15は、第２図に示すよ
うにウォームギヤー部15aを有し、その一側に筒状のボ
ス15bが同心状に突設されており、そのボス15bがスター
タークラッチギヤーブラケット19内に挿入され、その先
端がスタータークラッチハブのブラケット17に当接され
るとともに、そのボス15bの外周とスタータークラッチ
ギヤーブラケット19の内周との間にスタータークラッチ
ベアリング20が介装されている。そして、上記タコメー
タードライブギヤー15のウォームギヤー部15aにタコメ
ーター駆動用のタコメータードリブンギヤー21が噛合さ
れている。なお、図中符号22はワッシャーである。
記隔壁11a内に挿入され、そのブラケット17の外周と隔
壁11aの内周との間にはシール18が介装されている。一
方、タコメータードライブギヤー15は、第２図に示すよ
うにウォームギヤー部15aを有し、その一側に筒状のボ
ス15bが同心状に突設されており、そのボス15bがスター
タークラッチギヤーブラケット19内に挿入され、その先
端がスタータークラッチハブのブラケット17に当接され
るとともに、そのボス15bの外周とスタータークラッチ
ギヤーブラケット19の内周との間にスタータークラッチ
ベアリング20が介装されている。そして、上記タコメー
タードライブギヤー15のウォームギヤー部15aにタコメ
ーター駆動用のタコメータードリブンギヤー21が噛合さ
れている。なお、図中符号22はワッシャーである。
また、プライマリードライブギヤー16は、カウンター
シャフト23に回動自在に装着されたプライマリードリブ
ンギヤー24に噛合せしめられており、上記プライマリー
ドリブンギヤー24の一側に、上記プライマリードリブン
ギヤー25の回転をカウンターシャフト23に伝えたり或い
はその伝動をしゃ断するクラッチ機構25が設けられてい
る。
シャフト23に回動自在に装着されたプライマリードリブ
ンギヤー24に噛合せしめられており、上記プライマリー
ドリブンギヤー24の一側に、上記プライマリードリブン
ギヤー25の回転をカウンターシャフト23に伝えたり或い
はその伝動をしゃ断するクラッチ機構25が設けられてい
る。
しかして、クランクシャフト13が回転駆動されると、
その回転によりタコメータードライブギヤー15およびプ
ライマリードリブンギヤー16が回転され、タコメーター
ドリブンギヤー21を介してタコメーターが作動されると
ともに、プライマリードライブギヤー16を介してプライ
マリードライブギヤー24が回転駆動される。
その回転によりタコメータードライブギヤー15およびプ
ライマリードリブンギヤー16が回転され、タコメーター
ドリブンギヤー21を介してタコメーターが作動されると
ともに、プライマリードライブギヤー16を介してプライ
マリードライブギヤー24が回転駆動される。
一方、タコメータードライブギヤー15の筒状ボス15b
の先端がスタータークラッチハブのブラケット17の端面
に当接されているので、このボス15bによって上記ブラ
ケット17のスラスト規制される。また、上記ボス15bの
外周にスタータークラッチベアリング20が配設されるこ
とにより、そのボス15bがそのスタータークラッチベア
リング20のインナーレースの機能を有する。
の先端がスタータークラッチハブのブラケット17の端面
に当接されているので、このボス15bによって上記ブラ
ケット17のスラスト規制される。また、上記ボス15bの
外周にスタータークラッチベアリング20が配設されるこ
とにより、そのボス15bがそのスタータークラッチベア
リング20のインナーレースの機能を有する。
本発明は上述のように構成したので、タコメータード
ライブギヤーにスタータークラッチベアリングのインナ
ーレースの機能をもたせることができ、部品点数を少な
くできるとともに、タコメータードライブギヤーの取付
部をコンパクトに構成することができる。したがって、
クランクシャフト自体に特別な熱処理を施す必要もな
い。しかも、上記タコメータードライブギヤーによっ
て、スタータークラッチハブのブラケットのスラスト受
けをも兼ねさせることができ、特別のスラスト受けを設
ける必要もない。
ライブギヤーにスタータークラッチベアリングのインナ
ーレースの機能をもたせることができ、部品点数を少な
くできるとともに、タコメータードライブギヤーの取付
部をコンパクトに構成することができる。したがって、
クランクシャフト自体に特別な熱処理を施す必要もな
い。しかも、上記タコメータードライブギヤーによっ
て、スタータークラッチハブのブラケットのスラスト受
けをも兼ねさせることができ、特別のスラスト受けを設
ける必要もない。
第１図は本発明のタコメーター駆動装置を示す縦断面
図、第２図はタコメータードライブギヤーの側面図、第
３図は従来の自動二輪車におけるクラッチ・ミッション
部の縦断部分図である。 11……ケーシング、13……クランクシャフト、14……ス
タータークラッチ機構、15……タコメータードライブギ
ヤー、16……プライマリードライブギヤー、17……スタ
ータークラッチハブブラケット、19……スタータークラ
ッチギヤーブラケット、20……スタータークラッチベア
リング、21……タコメータードリブンギヤー、23……カ
ウンターシャフト、24……プライマリードリブンギヤ
ー。
図、第２図はタコメータードライブギヤーの側面図、第
３図は従来の自動二輪車におけるクラッチ・ミッション
部の縦断部分図である。 11……ケーシング、13……クランクシャフト、14……ス
タータークラッチ機構、15……タコメータードライブギ
ヤー、16……プライマリードライブギヤー、17……スタ
ータークラッチハブブラケット、19……スタータークラ
ッチギヤーブラケット、20……スタータークラッチベア
リング、21……タコメータードリブンギヤー、23……カ
ウンターシャフト、24……プライマリードリブンギヤ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01P 1/00 - 3/54 G01D 5/00 - 5/38
Claims (1)
- 【請求項１】クランクシャフトに装着されたスターター
クラッチ機構とプライマリードライブギヤーとの間に、
上記クランクシャフトと一体的に回転するタコメーター
ドライブギヤーをクランクシャフトと同心的に配設する
とともに、上記タコメータードライブギヤーの一側から
これと一体的にかつ同心状に突設された筒状ボスを、上
記スタータークラッチギヤー内に挿入してその筒状ボス
をスタータークラッチ用ベアリングのインナーレースと
し、さらに、上記筒状ボスの先端部をスタータークラッ
チハブのブラケットに当接させたことを特徴とする、自
動二輪車等のタコメータ駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5850690A JP2800058B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 自動二輪車等のタコメーター駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5850690A JP2800058B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 自動二輪車等のタコメーター駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03259743A JPH03259743A (ja) | 1991-11-19 |
| JP2800058B2 true JP2800058B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=13086307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5850690A Expired - Fee Related JP2800058B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 自動二輪車等のタコメーター駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2800058B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP5850690A patent/JP2800058B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03259743A (ja) | 1991-11-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |