JP2800044B2 - 自動2輪車の荷物収納装置 - Google Patents

自動2輪車の荷物収納装置

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JP2800044B2
JP2800044B2 JP1271752A JP27175289A JP2800044B2 JP 2800044 B2 JP2800044 B2 JP 2800044B2 JP 1271752 A JP1271752 A JP 1271752A JP 27175289 A JP27175289 A JP 27175289A JP 2800044 B2 JP2800044 B2 JP 2800044B2
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昭彦 村松
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は座席シートとヘッドパイプの間のエンジン上
部に配設された自動2輪車の荷物収納装置に関する。
(従来の技術) 従来、座席シートとヘッドパイプの間のエンジン上部
の空間は、燃料タンクを配設するために用いられてき
た。
その後、限られた自動2輪車の空間を有効に活用し、
主にヘルメット等を収納するための収納ケースを配設す
るため、座席シートとヘッドパイプの間のエンジン上部
に収納ケースを配設した自動2輪車の荷物収納装置が開
発されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記荷物収納装置の収納ケースはヘルメット等の大型
荷物を出し入れするため、大きな開口部およびその開口
部を覆うための大きな蓋を必要とするが、収納ケースは
ニーグリップ等の影響から開口部内大きさに制約を受
け、制限されるため、荷物の出し入れをスムーズに行な
うことができない恐れがあった。
また、収納ケース本体と蓋との合せ面が作る線(見切
り線)は、車体側方から見た場合に目立つ位置に生じ
る。したがって、その見切り線は自動2輪車の外観上重
要であり、外観に大きく影響してその商品性を低下させ
たり、収納ケースの塗り分け塗装に大きなマスキングが
必要となり、塗装の作業効率が低下し、生産性の向上を
図ることが困難であった。
本発明は上記の事情を考慮してなされたもので、収納
ケース本体と蓋の合せ面が作る線を目立たなくしてその
商品性を向上させる一方、物品の出し入れを容易にして
物品収納効率の向上が図れ、さらに塗り分け塗装を容易
にして生産性の向上とコストダウンを図ることができる
自動2輪車の荷物収納装置を提供することを目的とす
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明に係る自動2輪車の荷物収納装置は、上述した
課題を解決するために、座席シートとヘッドパイプの間
のエンジン上部に配設され、内部に物品を収納可能な収
納ケース本体およびその蓋を備え、ライダの膝が当たる
外壁後部部分が窪んだ形状を有する自動2輪車の荷物収
納装置において、上記収納ケース本体と蓋の合せ面が作
る見切り線と、上記窪み部の周囲に生じる稜線とを、収
納ケース本体の外側方の前後方向中間部から車体後方の
座席シート側に向って一致させる一方、見切り線は収納
ケース本体の上端部が内側で、蓋の下端部が外側となる
ように嵌合させる一方、前記蓋は閉塞時に座席シートの
前方上端縁からほぼ連続するように前方斜め上方に立上
げられた後、前方になめらかに湾曲せしめられたもので
ある。
(作用) この自動2輪車の荷物収納装置は、収納ケース本体と
蓋の合せ面が作る見切り線と、窪み部の周囲に生じる稜
線とが、収納ケース本体の前後方向中間部から車体後方
の座席シート側に向って一致させ、見切り線は収納ケー
ス本体の上端部が内側で、蓋の下端部が外側となるよう
に嵌合させたので、収納ケース本体の上端開口部の上方
を蓋が外側から覆い、雨水や埃の侵入防止を図ることが
でき、見切り線と稜線の一致部は、塗り分け塗装時にも
マスキングが不要となり、生産性の向上とコストダウン
を図ることができる。
また、収納ケース本体の上端部が内側で蓋の下端部が
外側となるように嵌合させたので、収納ケース本体内に
収納された物品を蓋が上方からスムーズに覆って被せる
ことができ、しかも収納ケース本体と蓋の合せ面で作ら
れる見切り線の後部は稜線と一致しており、収納ケース
本体の上端部は稜線にて上方に拡開しているので、物品
の出し入れがし易く、物品収納効率の向上が図れる一
方、蓋は閉塞時に座席シートの前方上端縁からほぼ連続
するように前方斜め上方に立上げられた後、前方になめ
らかに湾曲せしめられたから、乗車時にライダの腹部を
大きく圧迫することも少なく、乗車感や走行フィーリン
グ性を向上させることができる。
さらに、収納ケース本体と蓋の合せ面が作る見切り線
の後部側を稜線と一致させることで、見切り線を目立た
なくすることができる。したがって、自動2輪車の外観
を向上させ、自動2輪車の商品性を向上させることがで
きる。
(実施例) 以下、本発明に係る自動2輪車の荷物収納装置の一実
施例について添付図面を参照して説明する。
第1図において、自動2輪車1は車体前方に前輪2、
車体後方に後輪3が配設され、車体中央部のメインフレ
ーム4、ダウンチューブ5およびアンダチューブ6で囲
まれた空間にエンジン7が搭載される。
メインフレーム4の前端にヘッドパイプ8が固設さ
れ、このヘッドパイプ8にハンドル10が設けられる。上
記ヘッドパイプ8と座席シート9の間のエンジン7上部
には、荷物収納装置11が配設される。荷物収納装置11に
は、第2図および第3図に示すように、内部にヘルメッ
ト12等の物品を収納可能な収納ケース13が備えられる。
収納ケース13内には電装系統の電源としてのバッテリ14
が配置されている。
収納ケース13は収納ケース本体15と、その収納ケース
本体15の上部開口部を塞ぐための蓋16とから成ってい
る。収納ケース本体15の下部にはエアクリーナケース17
が一体的に固定され、このエアクリーナケース17内にク
リーナエレメント18が収容される。
収納ケース本体15の側面には、ライダの膝の当たる部
分にニーグリップをし易くするために窪み部20が形成さ
れる。収納ケース本体15の上部開口部は、ヘルメット12
等を出し入れすることができるように大きく形成され、
蓋16はその開口部を塞ぐことができるように大きく形成
される。蓋16はその前端部を中心として、符号16′に示
すように開閉することができるようになっている。
収納ケース本体15と蓋16との合せ面は、収納ケース本
体15の上端部15aが内側となり、蓋16の下端部16aが外側
となるように嵌合される。収納ケース本体15と蓋16の合
せ面が作る線(見切り線)21は、車体側方から見て収納
ケース13の上部に湾曲して延びている。また、窪み部20
の周囲に生じる稜線22は、車体側方から見て収納ケース
13の下方から斜め上方へ向って湾曲して延びている。そ
して、見切り線21と稜線22とがその一部(A部)におい
て一致している。
したがって、本実施例によれば、収納ケース本体15と
蓋16の見切り線21を目立たなくすることができ、外観を
向上させ、自動2輪車の商品性を向上させることができ
る。
さらに、座席シート9の前方上端縁9aは、第1図に示
すように収納ケース本体15と蓋16の合せ面で作られる見
切り線21の後部とほぼ一致する位置で終端しており、蓋
16は閉塞時には座席シート9の前方上端縁9aからほぼ連
続するように前方斜め上方に立上げられた後、前方にな
めらかに湾曲している。このため、座席シート9の前部
から収納ケース13の蓋16後部にかけてなめらかに前方斜
め上方に延びるように形成され、その後蓋16は前方にな
めらかに湾曲成形されるので、乗車時にライダの腹部へ
の圧迫感を少なくし、乗車感や走行フィーリング性を向
上させることができる。
また、収納ケース本体15の上端部15aが内側となり、
蓋16の下端部16aが外側となるように嵌合されると共
に、A部においては見切り線21が突出しているため、収
納ケース13内への雨水や埃の侵入を防止することができ
る。
さらに、通常塗装の塗り分け線を稜線22と一致させる
場合が多いが、その場合においてもA部において収納ケ
ース本体15と蓋16とを別々に塗装できるため、マスキン
グの必要がなくなり、量産性が向上すると共にコストダ
ウンを図ることができる。そして、収納ケース本体15と
蓋16とを別の色で着色成形し、2トーンとすることも可
能である(樹脂の場合)。
〔発明の効果〕
本発明に係る自動2輪車の荷物収納装置は、収納ケー
ス本体と蓋の合せ面が作る見切り線と、上記窪み部の周
囲に生じる稜線とを、収納ケース本体の外側方の前後方
向中間部から車体後方の座席シート側に向って一致させ
る一方、見切り線は収納ケース本体の上端部が内側で、
蓋の下端部が外側となるように嵌合させる一方、前記蓋
は閉塞時に座席シートの前方上端縁からほぼ連続するよ
うに前方斜め上方に立上げられた後、前方になめらかに
湾曲せしめられたので、収納ケース本体の上端開口部を
蓋で上方かつ外側から覆い、雨水や埃の侵入防止を有効
的に図ることができ、さらに見切り線と稜線の一致部
は、収納ケース本体と蓋を個別に独立させて塗装でき、
塗り分け塗装時にもマスキングが不要となり、塗装作業
の簡素化、効率化を通じて生産性の向上とコストダウン
を図ることができる。
また、収納ケース本体と蓋の合せ面で作られる見切り
線は後部側を稜線と一致させたので、収納ケース本体の
後部側は稜線により上方に向って拡開する大きな開口を
形成でき、物品の出し入れがし易く、物品出し入れ時の
物品の取扱いを円滑かつスケーズに行なうことができ、
物品収納効率の向上が図れる。
さらに、蓋は閉塞時に座席シートの前方上端縁からほ
ぼ連続するように前方斜め上方に立上げられた後、前方
になめらかに湾曲せしめられたので、乗車時にライダの
腹部の圧迫感を緩和でき、乗車感や走行フィーリング性
を向上させることができる。
さらにまた、収納ケース本体と蓋の合せ面が作る見切
り線の後部側を稜線と一致させることで、見切り線を目
立たなくすることができ、その商品性の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動2輪車の荷物収納装置の一実
施例を備えた自動2輪車を示す側面図、第2図は上記実
施例を示す側面図、第3図は第2図におけるIII−III線
矢視断面図である。 1……自動2輪車、7……エンジン、8……ヘッドパイ
プ、9……座席シート、9a……座席シートの前方上端
縁、10……ハンドル、11……荷物収納装置、13……収納
ケース、15……収納ケース本体、16……蓋、20……窪み
部、21……見切り線、22……稜線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席シートとヘッドパイプの間のエンジン
    上部に配設され、内部に物品を収納可能な収納ケース本
    体およびその蓋を備え、ライダの膝が当たる外壁後部部
    分が窪んだ形状を有する自動2輪車の荷物収納装置にお
    いて、上記収納ケース本体と蓋の合せ面が作る見切り線
    と、上記窪み部の周囲に生じる稜線とを、収納ケース本
    体の外側方の前後方向中間部から車体後方の座席シート
    側に向って一致させる一方、見切り線は収納ケース本体
    の上端部が内側で、蓋の下端部が外側となるように嵌合
    させる一方、前記蓋は閉塞時に座席シートの前方上端縁
    からほぼ連続するように前方斜め上方に立上げられた
    後、前方になめらかに湾曲せしめられたことを特徴とす
    る自動2輪車の荷物収納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59192481U (ja) * 1983-06-08 1984-12-20 本田技研工業株式会社 自動二輪車におけるヘルメツト収納装置

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