JP2799999B2 - 自動車のランプ装置 - Google Patents
自動車のランプ装置Info
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- lamp
- packing
- housing
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- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のランプ装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体には、例えばヘッドラン
プ、テールランプ、ターンシグナルランプ又は車幅を示
すマーカランプなどの各種のランプ装置が装着されてい
る。これらのランプ装置は、車体の左右の部位にそれぞ
れ固定される左側ランプと右側ランプとを有し、これら
のランプは、通常、左右対称に配置されている。
プ、テールランプ、ターンシグナルランプ又は車幅を示
すマーカランプなどの各種のランプ装置が装着されてい
る。これらのランプ装置は、車体の左右の部位にそれぞ
れ固定される左側ランプと右側ランプとを有し、これら
のランプは、通常、左右対称に配置されている。
【0003】左側ランプと右側ランプは、バルブを保持
するハウジングと、そのバルブからの光を外部に透過さ
せるレンズと、車体のパネル面に当接するパッキングと
をそれぞれ有している。このようなランプ装置の製造コ
ストを下げるには、その左側ランプと右側ランプの各構
成要素の形態を同一にすることが望ましい。所謂、部品
の共通化を図り、各構成要素の製造コストを下げるので
ある。
するハウジングと、そのバルブからの光を外部に透過さ
せるレンズと、車体のパネル面に当接するパッキングと
をそれぞれ有している。このようなランプ装置の製造コ
ストを下げるには、その左側ランプと右側ランプの各構
成要素の形態を同一にすることが望ましい。所謂、部品
の共通化を図り、各構成要素の製造コストを下げるので
ある。
【0004】ところが、左側ランプと右側ランプがそれ
ぞれ取付けられる左右の車体パネル表面は、一般に、一
定の曲率で湾曲した単純な形態には形成されていないの
で、左側と右側のランプのパッキングとして同じ形態を
有するものを用いると、該パッキングがパネル面に密着
せず、そのシール機能が低下して雨水や風が車室内に侵
入するおそれがある。
ぞれ取付けられる左右の車体パネル表面は、一般に、一
定の曲率で湾曲した単純な形態には形成されていないの
で、左側と右側のランプのパッキングとして同じ形態を
有するものを用いると、該パッキングがパネル面に密着
せず、そのシール機能が低下して雨水や風が車室内に侵
入するおそれがある。
【0005】そこで、従来より、左側ランプと右側ラン
プの各構成要素のうち、レンズとハウジングについて
は、同一の形態を有するものを用いて部品の共通化を図
り、パッキングについては、これが車体のパネル面に密
着するように、左右別々の形態を有するものを用いてい
る。
プの各構成要素のうち、レンズとハウジングについて
は、同一の形態を有するものを用いて部品の共通化を図
り、パッキングについては、これが車体のパネル面に密
着するように、左右別々の形態を有するものを用いてい
る。
【0006】その際、左右のパッキングの形態が異なる
といっても、その相違は極くわずかなものであり、ラン
プ装置の製造時に、一見しただけでこれらを見分けるこ
とは困難である。また左側ランプと右側ランプのハウジ
ングとして同一形態のものを用いるといっても、これら
に保持されたバルブからの光をそれぞれ所定の方向に指
向させるには、左右のハウジングを互いに180°反転
させた状態で車体に組付ける必要がある。
といっても、その相違は極くわずかなものであり、ラン
プ装置の製造時に、一見しただけでこれらを見分けるこ
とは困難である。また左側ランプと右側ランプのハウジ
ングとして同一形態のものを用いるといっても、これら
に保持されたバルブからの光をそれぞれ所定の方向に指
向させるには、左右のハウジングを互いに180°反転
させた状態で車体に組付ける必要がある。
【0007】このように、左側ランプと右側ランプのう
ちの或る部品はその形態が極く一部だけ相違し、また他
の部品については、左側と右側とで、上下を逆転させて
組付けなければならない。このため、その組付作業時に
左側ランプと右側ランプの各構成要素を正しく識別し、
所定の部品を正しく組付けることは容易でなく、場合に
よっては本来組付けるべきでない部品同士を組付けた
り、誤った姿勢で部品を組付けてしまうことがある。こ
のような組付上の誤りは一般に「誤組」と称せられてい
るが、このような誤組が発生すれば、そのランプの本来
の機能が失われてしまうことになる。
ちの或る部品はその形態が極く一部だけ相違し、また他
の部品については、左側と右側とで、上下を逆転させて
組付けなければならない。このため、その組付作業時に
左側ランプと右側ランプの各構成要素を正しく識別し、
所定の部品を正しく組付けることは容易でなく、場合に
よっては本来組付けるべきでない部品同士を組付けた
り、誤った姿勢で部品を組付けてしまうことがある。こ
のような組付上の誤りは一般に「誤組」と称せられてい
るが、このような誤組が発生すれば、そのランプの本来
の機能が失われてしまうことになる。
【0008】また各構成要素を正しく組付けたとして
も、その左側ランプと右側ランプを誤った車体部分に取
付けてしまえば、パッキングによる所定のシール機能が
得られない。従って、このような誤組が発生したとき
は、車体に対するランプの組付作業をやり直さなければ
ならない。
も、その左側ランプと右側ランプを誤った車体部分に取
付けてしまえば、パッキングによる所定のシール機能が
得られない。従って、このような誤組が発生したとき
は、車体に対するランプの組付作業をやり直さなければ
ならない。
【0009】通常、上述の如き誤組が発生することを防
止するため、左右のランプの各要素にそれぞれ「左」と
「右」の部品であることを示す表示がなされているが、
これだけで誤組を完全に防止することは難しい。
止するため、左右のランプの各要素にそれぞれ「左」と
「右」の部品であることを示す表示がなされているが、
これだけで誤組を完全に防止することは難しい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記認識に基
づきなされたものであり、その目的とするところは、左
側ランプと右側ランプのレンズとハウジングの部品共通
化を図り、しかもその各構成要素の誤組と、車体への各
ランプの誤組を防止できる自動車のランプ装置を提供す
ることにある。
づきなされたものであり、その目的とするところは、左
側ランプと右側ランプのレンズとハウジングの部品共通
化を図り、しかもその各構成要素の誤組と、車体への各
ランプの誤組を防止できる自動車のランプ装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、車体の左右の部位にそれぞれ固定される左
側ランプと右側ランプとを具備し、これらのランプは、
バルブを保持するハウジングと、該バルブからの光を外
部に透過させるレンズと、車体のパネル面に当接するパ
ッキングとをそれぞれ有する自動車のランプ装置におい
て、左側ランプと右側ランプのレンズは同じ形態を有
し、かつ同じ上下位置関係をもって配置され、左側ラン
プと右側ランプのハウジングは同じ形態を有している
が、互いに180°反転した姿勢で配置され、左側ラン
プと右側ランプのパッキングは形態が互いに相違してお
り、前記ハウジングとパッキングとレンズとを正しく組
付けた状態で、当該パッキングとハウジングを貫通する
第1の誤組防止ピンをレンズに突設し、同じくハウジン
グとパッキングとレンズとを正しく組付けた状態で、パ
ッキングを貫通する第2の誤組防止ピンをハウジングに
突設し、パッキングに対し誤った上下位置関係でレンズ
を組付けようとしたとき、レンズに突設された第1の誤
組防止ピンがパッキングを貫通することを阻止する第1
及び第2の貫通阻止部を左側ランプ用と右側ランプ用の
パッキングにそれぞれ設け、左側ランプ用のパッキング
に対して誤った姿勢でハウジングを組付けたとき、該ハ
ウジングに突設された第2の誤組防止ピンに干渉する第
1の干渉部を左側ランプ用のパッキングに設け、右側ラ
ンプ用のパッキングに対して誤った姿勢でハウジングを
組付けたとき、該ハウジングに突設された第2の誤組防
止ピンに干渉する第2の干渉部を右側ランプ用のパッキ
ングに設け、ハウジングとパッキングとレンズとが正し
く組付けられた左側ランプと右側ランプを誤った車体部
分に組付けようとしたとき、前記第1及び第2の誤組防
止ピンの少なくとも一方が当って当該ランプの組付けを
阻止する組付阻止部を車体パネルに形成した自動車のラ
ンプ装置を提案する。
成するため、車体の左右の部位にそれぞれ固定される左
側ランプと右側ランプとを具備し、これらのランプは、
バルブを保持するハウジングと、該バルブからの光を外
部に透過させるレンズと、車体のパネル面に当接するパ
ッキングとをそれぞれ有する自動車のランプ装置におい
て、左側ランプと右側ランプのレンズは同じ形態を有
し、かつ同じ上下位置関係をもって配置され、左側ラン
プと右側ランプのハウジングは同じ形態を有している
が、互いに180°反転した姿勢で配置され、左側ラン
プと右側ランプのパッキングは形態が互いに相違してお
り、前記ハウジングとパッキングとレンズとを正しく組
付けた状態で、当該パッキングとハウジングを貫通する
第1の誤組防止ピンをレンズに突設し、同じくハウジン
グとパッキングとレンズとを正しく組付けた状態で、パ
ッキングを貫通する第2の誤組防止ピンをハウジングに
突設し、パッキングに対し誤った上下位置関係でレンズ
を組付けようとしたとき、レンズに突設された第1の誤
組防止ピンがパッキングを貫通することを阻止する第1
及び第2の貫通阻止部を左側ランプ用と右側ランプ用の
パッキングにそれぞれ設け、左側ランプ用のパッキング
に対して誤った姿勢でハウジングを組付けたとき、該ハ
ウジングに突設された第2の誤組防止ピンに干渉する第
1の干渉部を左側ランプ用のパッキングに設け、右側ラ
ンプ用のパッキングに対して誤った姿勢でハウジングを
組付けたとき、該ハウジングに突設された第2の誤組防
止ピンに干渉する第2の干渉部を右側ランプ用のパッキ
ングに設け、ハウジングとパッキングとレンズとが正し
く組付けられた左側ランプと右側ランプを誤った車体部
分に組付けようとしたとき、前記第1及び第2の誤組防
止ピンの少なくとも一方が当って当該ランプの組付けを
阻止する組付阻止部を車体パネルに形成した自動車のラ
ンプ装置を提案する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
説明する。
【0013】図1は自動車のランプ装置の一例であるマ
ーカランプがトラックの車体に装着された状態を示す斜
視図であり、図2はその取付前の様子を示す斜視図であ
る。ここに示したマーカランプは、トラックの車体(キ
ャブ)の上部を構成するルーフパネル1の前部左右の部
位にそれぞれ固定される左側ランプ2と右側ランプ2a
とを具備している。ここで「左」又は「右」とは、自動
車の前進方向を基準としたものであり、前進する自動車
に搭乗した乗員の左手が「左」、その右手が「右」であ
る。
ーカランプがトラックの車体に装着された状態を示す斜
視図であり、図2はその取付前の様子を示す斜視図であ
る。ここに示したマーカランプは、トラックの車体(キ
ャブ)の上部を構成するルーフパネル1の前部左右の部
位にそれぞれ固定される左側ランプ2と右側ランプ2a
とを具備している。ここで「左」又は「右」とは、自動
車の前進方向を基準としたものであり、前進する自動車
に搭乗した乗員の左手が「左」、その右手が「右」であ
る。
【0014】図3は図1のIII−III線に沿う水平断面図
であり、図4は図1のIV−IV線に沿う垂直断面図であっ
て、これらの図は左側ランプ2の構造を示している。ま
た図5は左側ランプ2を車体のルーフパネル1の側から
見た分解斜視図であり、図6は完成した左側ランプ2を
パネル1に組付けるときの様子を示す斜視図である。ま
た図7乃至図9は図5と同じ方向から見た左側ランプ2
の各構成要素を示す正面図である。
であり、図4は図1のIV−IV線に沿う垂直断面図であっ
て、これらの図は左側ランプ2の構造を示している。ま
た図5は左側ランプ2を車体のルーフパネル1の側から
見た分解斜視図であり、図6は完成した左側ランプ2を
パネル1に組付けるときの様子を示す斜視図である。ま
た図7乃至図9は図5と同じ方向から見た左側ランプ2
の各構成要素を示す正面図である。
【0015】これらの図から判るように、左側ランプ2
は、バルブ(電球)3を保持するハウジング4と、この
ハウジング4に組付けられたパッキング5と、このパッ
キング5に組付けられたレンズ6とを具備し、ハウジン
グ4は、バルブ3からの光を反射させ、これを所定の方
向に指向させる反射面7を有している。
は、バルブ(電球)3を保持するハウジング4と、この
ハウジング4に組付けられたパッキング5と、このパッ
キング5に組付けられたレンズ6とを具備し、ハウジン
グ4は、バルブ3からの光を反射させ、これを所定の方
向に指向させる反射面7を有している。
【0016】反射面7を構成するハウジング部分がパネ
ル1に形成された取付孔8(図2も参照)に嵌合し、ま
た取付孔8の近傍のパネル部分に穿設された孔9にはス
クリューグロメット10が嵌着され、レンズ6とパッキ
ング5とハウジング4とにそれぞれ形成された孔11,
12,13(図7乃至図9参照)に挿通されたタッピン
グスクリュー14がスクリューグロメット10に螺着さ
れ、これによって左側ランプ2がパネル1に一体に固定
される。
ル1に形成された取付孔8(図2も参照)に嵌合し、ま
た取付孔8の近傍のパネル部分に穿設された孔9にはス
クリューグロメット10が嵌着され、レンズ6とパッキ
ング5とハウジング4とにそれぞれ形成された孔11,
12,13(図7乃至図9参照)に挿通されたタッピン
グスクリュー14がスクリューグロメット10に螺着さ
れ、これによって左側ランプ2がパネル1に一体に固定
される。
【0017】この状態でパッキング5の周辺のシール面
15が車体パネル1の面に当接し、該パネル1に形成さ
れた孔8,9を通して車外の雨水や風が車室内に侵入す
ることを阻止する。かかるシール機能が確実に得られる
ように、パッキング5はゴム又は軟質合成樹脂などの弾
性材料によって構成されている。
15が車体パネル1の面に当接し、該パネル1に形成さ
れた孔8,9を通して車外の雨水や風が車室内に侵入す
ることを阻止する。かかるシール機能が確実に得られる
ように、パッキング5はゴム又は軟質合成樹脂などの弾
性材料によって構成されている。
【0018】またバルブ3からの光は、レンズ6を透過
して外部に出射する。
して外部に出射する。
【0019】一方、図10乃至図12に示すように、右
側ランプ2aも基本的な点で左側ランプ2と同様に構成
され、バルブ3aを保持するハウジング4aと、該バル
ブ3aからの光を外部に透過させるレンズ6aと、車体
のパネル面に当接するパッキング5aとを有し、かかる
右側ランプ2aをパネル1に固定するためのスクリュー
グロメット10a及びタッピングスクリュー14aの構
成も左側ランプ2の場合と変りはない。よって、左側ラ
ンプ2の各要素に対応する右側ランプ2aの各構成要素
には、図3乃至図9に付した符号に「a」を添えた符号
を付し、その個々の説明は省略することにする。
側ランプ2aも基本的な点で左側ランプ2と同様に構成
され、バルブ3aを保持するハウジング4aと、該バル
ブ3aからの光を外部に透過させるレンズ6aと、車体
のパネル面に当接するパッキング5aとを有し、かかる
右側ランプ2aをパネル1に固定するためのスクリュー
グロメット10a及びタッピングスクリュー14aの構
成も左側ランプ2の場合と変りはない。よって、左側ラ
ンプ2の各要素に対応する右側ランプ2aの各構成要素
には、図3乃至図9に付した符号に「a」を添えた符号
を付し、その個々の説明は省略することにする。
【0020】ここで、先にも説明したように、左側ラン
プ2と右側ランプ2aの各構成要素を同一の形態に形成
し、部品の共通化を図ることが望ましい。そこで、図示
したランプ装置においては、その左側ランプ2と右側ラ
ンプ2aのレンズ6,6aとして同じ形態を有するもの
が用いられ、その際、両レンズ6,6aが同じ上下位置
関係をもって車体に対して配置されるように構成されて
いる。すなわち、図10及び図11に示した右側ランプ
2aのレンズ6aは、図3及び図5に示した左側ランプ
2のレンズ6を、上下反転させることなく、そのままの
姿勢で右側のパネル部分に移動させたときの形態を有し
ている。
プ2と右側ランプ2aの各構成要素を同一の形態に形成
し、部品の共通化を図ることが望ましい。そこで、図示
したランプ装置においては、その左側ランプ2と右側ラ
ンプ2aのレンズ6,6aとして同じ形態を有するもの
が用いられ、その際、両レンズ6,6aが同じ上下位置
関係をもって車体に対して配置されるように構成されて
いる。すなわち、図10及び図11に示した右側ランプ
2aのレンズ6aは、図3及び図5に示した左側ランプ
2のレンズ6を、上下反転させることなく、そのままの
姿勢で右側のパネル部分に移動させたときの形態を有し
ている。
【0021】レンズ6,6aの内側面には図示していな
い微小凹凸が形成され、これによってバルブ3,3aか
ら出射した光を図4に符号Xで示したように、所定の向
き、この例では下向きに屈折させる必要があり、その屈
折方向は右側ランプ2aにおいても変りはない。
い微小凹凸が形成され、これによってバルブ3,3aか
ら出射した光を図4に符号Xで示したように、所定の向
き、この例では下向きに屈折させる必要があり、その屈
折方向は右側ランプ2aにおいても変りはない。
【0022】このため、左右のレンズ6,6aの上下位
置関係を同じにし、いずれのランプ2,2aからも光が
下向きに出射するように構成したのである。もしも左右
のレンズ6,6aの上下位置関係が互いに逆の状態とな
っていれば、その一方のレンズによって下向きに光を屈
折させることができたとしても、他方のレンズによって
は光が上向きに屈折してしまうことになり、ランプとし
ての用をなさないことになる。
置関係を同じにし、いずれのランプ2,2aからも光が
下向きに出射するように構成したのである。もしも左右
のレンズ6,6aの上下位置関係が互いに逆の状態とな
っていれば、その一方のレンズによって下向きに光を屈
折させることができたとしても、他方のレンズによって
は光が上向きに屈折してしまうことになり、ランプとし
ての用をなさないことになる。
【0023】左側ランプ2と右側ランプ2aのハウジン
グ4,4aも同一形態のものが用いられている。但し、
この場合には左右のハウジング4,4aは図3及び図1
0から判るように、互いに180°反転した状態に配置
される。図3及び図10に符号Yを付して示したよう
に、各ランプ2,2aから出射する光は左右対称に、こ
の例では前方に指向するものでなければならず、従って
左右のハウジング4,4aの反対面7,7aは左右対称
に位置していなければならない。このため、同一形態の
左右のハウジング4,4aを互いに180°反転させた
状態で組付けたのである。
グ4,4aも同一形態のものが用いられている。但し、
この場合には左右のハウジング4,4aは図3及び図1
0から判るように、互いに180°反転した状態に配置
される。図3及び図10に符号Yを付して示したよう
に、各ランプ2,2aから出射する光は左右対称に、こ
の例では前方に指向するものでなければならず、従って
左右のハウジング4,4aの反対面7,7aは左右対称
に位置していなければならない。このため、同一形態の
左右のハウジング4,4aを互いに180°反転させた
状態で組付けたのである。
【0024】これに対して、左右のパッキング5,5a
の形態は互いに相違している。図3及び図4に示すよう
に、各パッキング5,5aが密着するパネル1の表面は
一定の曲率で湾曲した単純な形態には形成されていな
い。従って、もしも左右のパッキングとして同じ形態の
ものを用い、これらを左右対称にして左右のパネル面に
配置したとすると、一方のパッキングのシール面をパネ
ル面に密着させることができたとしても、他方のパッキ
ングのシール面をパネル面に完全に密着させることはで
きない。このようにシール面とパネル面との密着性が低
下すれば、そのシール機能が低下し、パネル1に形成さ
れた孔8,9;8a,9aを通して外部の雨水や風が車
室内に侵入するおそれがある。
の形態は互いに相違している。図3及び図4に示すよう
に、各パッキング5,5aが密着するパネル1の表面は
一定の曲率で湾曲した単純な形態には形成されていな
い。従って、もしも左右のパッキングとして同じ形態の
ものを用い、これらを左右対称にして左右のパネル面に
配置したとすると、一方のパッキングのシール面をパネ
ル面に密着させることができたとしても、他方のパッキ
ングのシール面をパネル面に完全に密着させることはで
きない。このようにシール面とパネル面との密着性が低
下すれば、そのシール機能が低下し、パネル1に形成さ
れた孔8,9;8a,9aを通して外部の雨水や風が車
室内に侵入するおそれがある。
【0025】そこで、左右のパッキング5,5aとし
て、そのシール面15,15aの形態が互いに相違する
ものを用い、各シール面15,15aが車体の左右のパ
ネル表面に高い精度で密着するようにしたのである。
て、そのシール面15,15aの形態が互いに相違する
ものを用い、各シール面15,15aが車体の左右のパ
ネル表面に高い精度で密着するようにしたのである。
【0026】上述のように、図示したランプ装置におい
ては、左側ランプ2と右側ランプ2aのレンズ6,6a
として同じ形態のものが用いられ、しかもその上下位置
は同じ状態に配置される。また左右のハウジング4,4
aも同じ形態のものが用いられ、かつその上下位置関係
が互いに逆となっている。さらに左右のパッキング5,
5aとしては互いに形態の相違するものが用いられてい
るが、その形態の相違は極くわずかであり、一見しただ
けでその違いを判別することは困難である。
ては、左側ランプ2と右側ランプ2aのレンズ6,6a
として同じ形態のものが用いられ、しかもその上下位置
は同じ状態に配置される。また左右のハウジング4,4
aも同じ形態のものが用いられ、かつその上下位置関係
が互いに逆となっている。さらに左右のパッキング5,
5aとしては互いに形態の相違するものが用いられてい
るが、その形態の相違は極くわずかであり、一見しただ
けでその違いを判別することは困難である。
【0027】このような状況下で、左側ランプ2と右側
ランプ2aの各構成要素を組付け、次いで完成した各ラ
ンプ2,2aを車体の所定の位置に組付けなければなら
ないため、その組付け作業時に、先に説明した誤組が発
生するおそれがある。
ランプ2aの各構成要素を組付け、次いで完成した各ラ
ンプ2,2aを車体の所定の位置に組付けなければなら
ないため、その組付け作業時に、先に説明した誤組が発
生するおそれがある。
【0028】図7乃至図9に示すように、レンズ6の上
部を意味する「TOP」なる表示をレンズ6に形成し、
またハウジング4を左側ランプ用に用いるときに上部と
なることを示す「LH TOP」なる表示と、右側ラン
プ用に用いるときに上部となることを表わす「RH T
OP」なる表示をハウジング4に形成し、同様に左側ラ
ンプ用のパッキングであることを示す「LH」なる表示
と右側のパッキングであることを表わす「LR」なる表
示を左右のパッキング5,5aにそれぞれ形成し、作業
者に対して、部品の種類や、その上下位置を認識させる
ようにしても、それだけで各構成要素の誤組を完全に阻
止することは困難である。
部を意味する「TOP」なる表示をレンズ6に形成し、
またハウジング4を左側ランプ用に用いるときに上部と
なることを示す「LH TOP」なる表示と、右側ラン
プ用に用いるときに上部となることを表わす「RH T
OP」なる表示をハウジング4に形成し、同様に左側ラ
ンプ用のパッキングであることを示す「LH」なる表示
と右側のパッキングであることを表わす「LR」なる表
示を左右のパッキング5,5aにそれぞれ形成し、作業
者に対して、部品の種類や、その上下位置を認識させる
ようにしても、それだけで各構成要素の誤組を完全に阻
止することは困難である。
【0029】そこで、図示したランプ装置においては、
図5、図7、図9及び図11に示すようにレンズ6,6
aに第1の誤組防止ピン16,16aを突設し、同様に
ハウジング4,4aには第2の誤組防止ピン17,17
aを突設してある。またハウジング4,4aには、その
中心点に対して点対称の位置に貫通孔18,19;18
a,19aがそれぞれ形成されている。
図5、図7、図9及び図11に示すようにレンズ6,6
aに第1の誤組防止ピン16,16aを突設し、同様に
ハウジング4,4aには第2の誤組防止ピン17,17
aを突設してある。またハウジング4,4aには、その
中心点に対して点対称の位置に貫通孔18,19;18
a,19aがそれぞれ形成されている。
【0030】左右パッキング5,5aは、図5及び図1
1に示したように、中央部に大きな開口20,20aを
有する枠状に形成されており、ハウジング4,4aは、
その縁部がパッキング5,5aの枠状部21,21aに
形成された溝22,22aに図3、図4及び図10に示
したように嵌着される。その際、弾性材料より成るパッ
キング5,5aの枠状部21,21aを弾性変形させな
がらハウジング4,4aの縁部を溝22,22aに嵌着
する。次いで、その各パッキング5,5aにレンズ6,
6aがそれぞれ組付けられるのであるが、これらの要素
が図5及び図11に示すように誤りなく、正しい位置関
係をもって組付けられたときは、第1の誤組防止ピン1
6,16aは、パッキング5,5aの開口20,20a
を通り、かつハウジング4,4aの各貫通孔18,19
aを通って、図6及び図12に示すように外部に突出す
る。同様に各要素が正しく組付けられれば、第2の誤組
防止ピン17,17aも、パッキング5,5aの開口2
0,20aを通り、外部に突出する。
1に示したように、中央部に大きな開口20,20aを
有する枠状に形成されており、ハウジング4,4aは、
その縁部がパッキング5,5aの枠状部21,21aに
形成された溝22,22aに図3、図4及び図10に示
したように嵌着される。その際、弾性材料より成るパッ
キング5,5aの枠状部21,21aを弾性変形させな
がらハウジング4,4aの縁部を溝22,22aに嵌着
する。次いで、その各パッキング5,5aにレンズ6,
6aがそれぞれ組付けられるのであるが、これらの要素
が図5及び図11に示すように誤りなく、正しい位置関
係をもって組付けられたときは、第1の誤組防止ピン1
6,16aは、パッキング5,5aの開口20,20a
を通り、かつハウジング4,4aの各貫通孔18,19
aを通って、図6及び図12に示すように外部に突出す
る。同様に各要素が正しく組付けられれば、第2の誤組
防止ピン17,17aも、パッキング5,5aの開口2
0,20aを通り、外部に突出する。
【0031】このように、ハウジング4,4aとパッキ
ング5,5aとレンズ6,6aとを図3及び図10に示
すように正しく組付けた状態で、第1の誤組防止ピン1
6,16aはパッキング5,5aとハウジング4,4a
を貫通し、同じくハウジング4,4aとパッキング5,
5aとレンズ6,6aとを正しく組付けた状態で第2の
誤組防止ピン17,17aはパッキング5,5aを貫通
する。
ング5,5aとレンズ6,6aとを図3及び図10に示
すように正しく組付けた状態で、第1の誤組防止ピン1
6,16aはパッキング5,5aとハウジング4,4a
を貫通し、同じくハウジング4,4aとパッキング5,
5aとレンズ6,6aとを正しく組付けた状態で第2の
誤組防止ピン17,17aはパッキング5,5aを貫通
する。
【0032】一方、左右のパッキング5,5aには、そ
の開口20,20aの一部を塞ぐ壁部により構成された
第1及び第2の貫通阻止部23,23aがそれぞれ設け
られ、ここに前述の孔12,12aがそれぞれ形成され
ている。
の開口20,20aの一部を塞ぐ壁部により構成された
第1及び第2の貫通阻止部23,23aがそれぞれ設け
られ、ここに前述の孔12,12aがそれぞれ形成され
ている。
【0033】ここで、各ランプ2,2aの構成要素を組
付けるとき、作業者が、パッキング5,5aに対してレ
ンズ6,6aを誤った上下位置関係で組付けようとした
とき、レンズ6,6aに突設された第1の誤組防止ピン
16,16aが上述の第1又は第2の貫通阻止部23,
23aに当り、該ピン16,16aがパッキング5,5
aを貫通することが阻止される。例えば、図5に示した
レンズ6を図の状態から上下逆の姿勢にして、既にハウ
ジング4の組付けられたパッキング5に対して組付けよ
うとしても、その第1の誤組防止ピン16が図8に鎖線
で示した如くパッキング5の第1の貫通阻止部23に当
り、その組付作業を遂行できないのである。第1の貫通
阻止部23が設けられていないとすると、第1の誤組防
止ピン16がパッキング5の開口20を通り、ハウジン
グ4の貫通孔19に挿通され、誤った姿勢のレンズ6
が、パッキング5とハウジング4に組付けられてしまう
のであるが、第1の貫通阻止部23を設けることによっ
て、このような不具合の発生を阻止できるのである。
付けるとき、作業者が、パッキング5,5aに対してレ
ンズ6,6aを誤った上下位置関係で組付けようとした
とき、レンズ6,6aに突設された第1の誤組防止ピン
16,16aが上述の第1又は第2の貫通阻止部23,
23aに当り、該ピン16,16aがパッキング5,5
aを貫通することが阻止される。例えば、図5に示した
レンズ6を図の状態から上下逆の姿勢にして、既にハウ
ジング4の組付けられたパッキング5に対して組付けよ
うとしても、その第1の誤組防止ピン16が図8に鎖線
で示した如くパッキング5の第1の貫通阻止部23に当
り、その組付作業を遂行できないのである。第1の貫通
阻止部23が設けられていないとすると、第1の誤組防
止ピン16がパッキング5の開口20を通り、ハウジン
グ4の貫通孔19に挿通され、誤った姿勢のレンズ6
が、パッキング5とハウジング4に組付けられてしまう
のであるが、第1の貫通阻止部23を設けることによっ
て、このような不具合の発生を阻止できるのである。
【0034】上述のようにして、作業者は即座に自らの
誤りに気付き、パッキング5とレンズ6を正しく組付け
直すことができる。図11に示したレンズ6aをパッキ
ング5aに組付けるときも同様である。このようにし
て、レンズ6,6aを誤った姿勢でパッキング5,5a
に誤組することが阻止される。
誤りに気付き、パッキング5とレンズ6を正しく組付け
直すことができる。図11に示したレンズ6aをパッキ
ング5aに組付けるときも同様である。このようにし
て、レンズ6,6aを誤った姿勢でパッキング5,5a
に誤組することが阻止される。
【0035】一方、図5及び図11に示すように、左側
ランプ用のパッキング5と右側ランプ用のパッキング5
aには、その開口20,20aの側に突出した舌片より
成る第1の干渉部24と第2の干渉部24aがそれぞれ
設けられている。
ランプ用のパッキング5と右側ランプ用のパッキング5
aには、その開口20,20aの側に突出した舌片より
成る第1の干渉部24と第2の干渉部24aがそれぞれ
設けられている。
【0036】ここで、作業者が図5に示した左側ランプ
用のパッキング5に対して、誤った姿勢でハウジングを
組付けたとき、すなわち図11に示した姿勢のハウジン
グ4aを図5に示したパッキング5に組付けてしまった
ときは、このハウジング4aに突設された第2の誤組防
止ピン17aが、当該パッキング5に設けられた第1の
干渉部24に当り、これが大きく曲げ変形する。従っ
て、この場合も作業者は直ちに自らの誤りに気付き、正
しい組付け作業を行うことができる。
用のパッキング5に対して、誤った姿勢でハウジングを
組付けたとき、すなわち図11に示した姿勢のハウジン
グ4aを図5に示したパッキング5に組付けてしまった
ときは、このハウジング4aに突設された第2の誤組防
止ピン17aが、当該パッキング5に設けられた第1の
干渉部24に当り、これが大きく曲げ変形する。従っ
て、この場合も作業者は直ちに自らの誤りに気付き、正
しい組付け作業を行うことができる。
【0037】同様に、図11に示した右側ランプ用のパ
ッキング5aに対して誤った姿勢でハウジングを組付け
たとき、すなわち図5に示した姿勢のハウジング4を図
11に示したパッキング5aに組付けてしまったとき
は、このハウジング4に突設された第2の誤組防止ピン
17が、当該パッキング5aに設けられた第2の干渉部
24aに当り、これが大きく曲げ変形する。よって、こ
の場合も作業者は直ちに自らの誤りに気付き、正しい組
付作業を行うことができる。
ッキング5aに対して誤った姿勢でハウジングを組付け
たとき、すなわち図5に示した姿勢のハウジング4を図
11に示したパッキング5aに組付けてしまったとき
は、このハウジング4に突設された第2の誤組防止ピン
17が、当該パッキング5aに設けられた第2の干渉部
24aに当り、これが大きく曲げ変形する。よって、こ
の場合も作業者は直ちに自らの誤りに気付き、正しい組
付作業を行うことができる。
【0038】上述のようにして、左側ランプ2を組付け
るときも、また右側ハウジング2aを組付けるときも、
誤組の発生を防ぐことができる。なお、左右のパッキン
グ5,5aに設けられた第1及び第2の貫通阻止部2
3,23aは、当該パッキング5,5aがハウジング
4,4aとレンズ6,6aに正しく組付けられたとき、
ハウジング4,4aに形成された一対の貫通孔18,1
9;18a,19aのうち、第1の誤組防止ピン16,
16aが貫通しない方の貫通孔を塞ぎ、その貫通孔を通
して車室内に雨水や風が侵入することを阻止する働きを
なす。このように本例では、第1及び第2の貫通阻止部
23,23aがシール機能も達成するのである。
るときも、また右側ハウジング2aを組付けるときも、
誤組の発生を防ぐことができる。なお、左右のパッキン
グ5,5aに設けられた第1及び第2の貫通阻止部2
3,23aは、当該パッキング5,5aがハウジング
4,4aとレンズ6,6aに正しく組付けられたとき、
ハウジング4,4aに形成された一対の貫通孔18,1
9;18a,19aのうち、第1の誤組防止ピン16,
16aが貫通しない方の貫通孔を塞ぎ、その貫通孔を通
して車室内に雨水や風が侵入することを阻止する働きを
なす。このように本例では、第1及び第2の貫通阻止部
23,23aがシール機能も達成するのである。
【0039】前述のようにしてレンズ6,6aとハウジ
ング4,4aとパッキング5,5aが正しく組付けられ
た左側ランプ2と右側ランプ2aは、次いで車体の左右
の部位にそれぞれ組付けられるが、その車体パネル1の
各取付孔8,8aは図6及び図12に示すように形成さ
れている。すなわち、左側ランプ2が取付けられる取付
孔8には、その上部の左右に切欠25,26が形成さ
れ、右側ランプ2aが取付けられる取付孔8aには、そ
の左側の上下の位置に切欠25a,26aがそれぞれ形
成されている。
ング4,4aとパッキング5,5aが正しく組付けられ
た左側ランプ2と右側ランプ2aは、次いで車体の左右
の部位にそれぞれ組付けられるが、その車体パネル1の
各取付孔8,8aは図6及び図12に示すように形成さ
れている。すなわち、左側ランプ2が取付けられる取付
孔8には、その上部の左右に切欠25,26が形成さ
れ、右側ランプ2aが取付けられる取付孔8aには、そ
の左側の上下の位置に切欠25a,26aがそれぞれ形
成されている。
【0040】ここで、正しく組付けられた左側ランプ2
をパネル1に取付けるときは、図6に示すように該ラン
プ2の後方側の左右の位置に前述の第1及び第2の誤組
防止ピン16,17が突出しているので、これらのピン
16,17を図6に示した切欠25,26にそれぞれ通
し、前述のようにして左側ランプ2をパネル1に固定す
る。
をパネル1に取付けるときは、図6に示すように該ラン
プ2の後方側の左右の位置に前述の第1及び第2の誤組
防止ピン16,17が突出しているので、これらのピン
16,17を図6に示した切欠25,26にそれぞれ通
し、前述のようにして左側ランプ2をパネル1に固定す
る。
【0041】同様に、正しく組付けられた右側ランプ2
aを取付けるときは、図12に示すようにその後方側の
上下の位置に第1及び第2の誤組防止ピン16a,17
aが突出しているので、これらのピン16a,17aを
図12に示した切欠25a,26aにそれぞれ通し、右
側ランプ2aを前述の如くパネル1に固定する。
aを取付けるときは、図12に示すようにその後方側の
上下の位置に第1及び第2の誤組防止ピン16a,17
aが突出しているので、これらのピン16a,17aを
図12に示した切欠25a,26aにそれぞれ通し、右
側ランプ2aを前述の如くパネル1に固定する。
【0042】ここで、図6に示した左側ランプ2を誤っ
て図12に示したパネル1の部分に組付けようとする
と、その第2の誤組防止ピン17が図12に符号27a
で示したパネル部分に当り、当該ランプ2を組付けるこ
とができない。また図12に示した右側ランプ2aを図
6に示したパネル部分に取付けようとすると、第2の誤
組防止ピン17aが図6に符号27で示したパネル部分
に当り、該ランプ2aを組付けることができない。この
ようにランプ2,2aを車体に対して誤った位置に組付
けることが阻止されるのである。
て図12に示したパネル1の部分に組付けようとする
と、その第2の誤組防止ピン17が図12に符号27a
で示したパネル部分に当り、当該ランプ2を組付けるこ
とができない。また図12に示した右側ランプ2aを図
6に示したパネル部分に取付けようとすると、第2の誤
組防止ピン17aが図6に符号27で示したパネル部分
に当り、該ランプ2aを組付けることができない。この
ようにランプ2,2aを車体に対して誤った位置に組付
けることが阻止されるのである。
【0043】上述した例では、ハウジング4,4aとパ
ッキング5,5aとレンズ6,6aとが正しく組付けら
れた左側ランプ2と右側ランプ2aを誤った車体部分に
組付けようとしたとき、第2の誤組防止ピン17,17
aが車体のパネル面に当り、当該ランプの組付けを阻止
するように構成したが、かかる構成に限定されるもので
なく、要は各ランプ2,2aを誤った車体部分に組付け
ようとしたとき、第1及び第2の誤組防止ピン16,1
7;16a,17aの少なくとも一方が車体のパネル面
に当って当該ランプの組付けを阻止するように構成すれ
ばよい。また本例では、上述のパネル部分27,27a
が、誤ってランプ2,2aを組付けようとしたときに、
当該ランプの組付けを阻止する組付阻止部を構成する。
ッキング5,5aとレンズ6,6aとが正しく組付けら
れた左側ランプ2と右側ランプ2aを誤った車体部分に
組付けようとしたとき、第2の誤組防止ピン17,17
aが車体のパネル面に当り、当該ランプの組付けを阻止
するように構成したが、かかる構成に限定されるもので
なく、要は各ランプ2,2aを誤った車体部分に組付け
ようとしたとき、第1及び第2の誤組防止ピン16,1
7;16a,17aの少なくとも一方が車体のパネル面
に当って当該ランプの組付けを阻止するように構成すれ
ばよい。また本例では、上述のパネル部分27,27a
が、誤ってランプ2,2aを組付けようとしたときに、
当該ランプの組付けを阻止する組付阻止部を構成する。
【0044】本発明は、マーカランプ以外の各種のラン
プ装置にも広く適用できるものである。
プ装置にも広く適用できるものである。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、左側ランプと右側ラン
プのレンズとハウジングを共通部品化でき、しかも各ラ
ンプの組付け作業時の誤組と、各ランプの車体への組付
け作業時の誤組を防止することができる。
プのレンズとハウジングを共通部品化でき、しかも各ラ
ンプの組付け作業時の誤組と、各ランプの車体への組付
け作業時の誤組を防止することができる。
【図1】マーカランプが取付けられたトラックの前部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】マーカランプを取付ける前のトラックの前部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う水平断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う垂直断面図である。
【図5】左側ランプの分解斜視図である。
【図6】左側ランプを車体のパネルに組付けるときの様
子を示した斜視図である。
子を示した斜視図である。
【図7】レンズの正面図である。
【図8】左側ランプのパッキングの正面図である。
【図9】ハウジングの正面図である。
【図10】図1のX−X線に沿う水平断面図である。
【図11】右側ランプの分解斜視図である。
【図12】右側ランプを車体のパネルに組付けるときの
様子を示した斜視図である。
様子を示した斜視図である。
1 パネル 2 左側ランプ 2a 右側ランプ 3 バルブ 3a バルブ 4 ハウジング 4a ハウジング 5 パッキング 5a パッキング 6 レンズ 6a レンズ 16 第1の誤組防止ピン 16a 第1の誤組防止ピン 17 第2の誤組防止ピン 17a 第2の誤組防止ピン 23 第1の貫通阻止部 23a 第2の貫通阻止部 24 第1の干渉部 24a 第2の干渉部
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の左右の部位にそれぞれ固定される
左側ランプと右側ランプとを具備し、これらのランプ
は、バルブを保持するハウジングと、該バルブからの光
を外部に透過させるレンズと、車体のパネル面に当接す
るパッキングとをそれぞれ有する自動車のランプ装置に
おいて、 左側ランプと右側ランプのレンズは同じ形態を有し、か
つ同じ上下位置関係をもって配置され、左側ランプと右
側ランプのハウジングは同じ形態を有しているが、互い
に180°反転した姿勢で配置され、左側ランプと右側
ランプのパッキングは形態が互いに相違しており、 前記ハウジングとパッキングとレンズとを正しく組付け
た状態で、当該パッキングとハウジングを貫通する第1
の誤組防止ピンをレンズに突設し、同じくハウジングと
パッキングとレンズとを正しく組付けた状態で、パッキ
ングを貫通する第2の誤組防止ピンをハウジングに突設
し、 パッキングに対し誤った上下位置関係でレンズを組付け
ようとしたとき、レンズに突設された第1の誤組防止ピ
ンがパッキングを貫通することを阻止する第1及び第2
の貫通阻止部を左側ランプ用と右側ランプ用のパッキン
グにそれぞれ設け、 左側ランプ用のパッキングに対して誤った姿勢でハウジ
ングを組付けたとき、該ハウジングに突設された第2の
誤組防止ピンに干渉する第1の干渉部を左側ランプ用の
パッキングに設け、 右側ランプ用のパッキングに対して誤った姿勢でハウジ
ングを組付けたとき、該ハウジングに突設された第2の
誤組防止ピンに干渉する第2の干渉部を右側ランプ用の
パッキングに設け、 ハウジングとパッキングとレンズとが正しく組付けられ
た左側ランプと右側ランプを誤った車体部分に組付けよ
うとしたとき、前記第1及び第2の誤組防止ピンの少な
くとも一方が当って当該ランプの組付けを阻止する組付
阻止部を車体パネルに形成したことを特徴とする自動車
のランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9705393A JP2799999B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車のランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9705393A JP2799999B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車のランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06290605A JPH06290605A (ja) | 1994-10-18 |
JP2799999B2 true JP2799999B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=14181923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9705393A Expired - Fee Related JP2799999B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車のランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2799999B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002246818A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-08-30 | Nippon Antenna Co Ltd | 車載用アンテナ |
JP2006348955A (ja) * | 2006-09-29 | 2006-12-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 圧縮機用マフラの製造方法 |
JP4717918B2 (ja) * | 2008-10-07 | 2011-07-06 | Idec株式会社 | 筐体の密閉構造 |
JP6279525B2 (ja) | 2015-09-04 | 2018-02-14 | 小島プレス工業株式会社 | 樹脂カバー |
DE102020004639A1 (de) | 2020-07-30 | 2022-02-03 | A. Raymond Et Cie | Dachhaubenteil einer Führerkabine eines Lastkraftfahrzeugs, Führerkabine eines Lastkraftfahrzeugs und Verfahren zum Befestigen eines Gehäuses eines Funktionsteils, insbesondere einer Leuchte an einem Grundkörper eines Dachhaubenteils |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP9705393A patent/JP2799999B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06290605A (ja) | 1994-10-18 |
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Legal Events
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