JP2799925B2 - 被覆電線の表面着色用押え治具 - Google Patents

被覆電線の表面着色用押え治具

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JP2799925B2
JP2799925B2 JP4256112A JP25611292A JP2799925B2 JP 2799925 B2 JP2799925 B2 JP 2799925B2 JP 4256112 A JP4256112 A JP 4256112A JP 25611292 A JP25611292 A JP 25611292A JP 2799925 B2 JP2799925 B2 JP 2799925B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料を塗布した被覆電
線の周囲を塗料拭取材によって押え被覆電線の表面の余
分な塗料を拭き取り一定の厚さに塗料を塗布する被覆電
線の表面着色用押え治具に係り、特に、被覆電線の表面
に一定の厚さにかつ均一に塗料を塗布することのできる
被覆電線の表面着色用押え治具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に絶縁体を被覆した被覆電線は、使
用目的あるいは使用箇所等の種類によって使い分けがな
されている。特にケーブルの場合、複数の電線芯が寄り
集まって1本のケーブルを形成しており、このケーブル
の一端で特定の機器と接続し、この機器に接続したケー
ブルの他端に他の機器あるいは電源機器と接続する場
合、接続すべき線の接続を間違えないように導体に被覆
されている絶縁体に着色を施している。電力ケーブルの
場合には、端末や接続部において、その接続を誤ると、
線間短絡を起こす危険が生じるために絶縁体に着色され
ていることが特に重要となる。この絶縁体の着色によっ
て接続すべき線芯を特定し、接続を誤ることがないよう
にしている。このように被覆電線は、使い分けができる
ように被覆電線の表面に着色して色分けしている。この
色分けには、現在、赤色、黄色、青色等種々の色が用い
られている。
【0003】一般的な被覆電線100は、図7に示す如
く、導体200の上にポリエチレン樹脂等の絶縁体30
0が被覆され、この絶縁体300の上に絶縁シース40
0が被覆されて構成されている。そして、この被覆電線
100の着色は、図7に示す如き方法で行われている。
すなわち、まず、被覆電線100を走行させ、ノズル5
00によって塗料600を噴霧して被覆電線100の表
面に厚く塗布する。しかる後、被覆電線の表面着色用押
え治具700によって被覆電線100の表面を押さえ付
けて被覆電線100の表面の余分な塗料を拭き取り塗料
を一定の厚さに塗布している。
【0004】この被覆電線の表面着色用押え治具700
は、図8に示す如き構成を有している。すなわち、方形
状のブロック710には、貫通孔720が形成されてい
る。この方形状のブロック710は、半割りに構成され
ており、半割ブロック710A、710Bとによって構
成されている。したがって、半割ブロック710Aに
は、断面半月状の貫通孔720Aが、また、半割ブロッ
ク710Bには、断面半月状の貫通孔720Bがそれぞ
れ形成されている。
【0005】730は塗料拭取材で、半割ブロック71
0Aの貫通孔720Aに嵌着するものである。この塗料
拭取材730は、貫通孔720Aと同様な断面円弧状に
形成されており、両側端にフランジ部731、732を
有している。740は塗料拭取材で、半割ブロック71
0Bの貫通孔720Bに嵌着するものである。この塗料
拭取材740は、貫通孔720Bと同様な断面円弧状に
形成されており、両側端にフランジ部741、742を
有している。そして、この塗料拭取材730と塗料拭取
材740とを合わせたときに形成される貫通孔内を塗料
600が厚く塗布された被覆電線100が走行するよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
被覆電線の表面着色用押え治具700は、図9に示す如
く、まず、塗料拭取材730を半割ブロック710Aの
貫通孔720Aに嵌着すると共に塗料拭取材740を半
割ブロック710Bの貫通孔720Bに嵌着する。そし
て、半割ブロック710Aと半割ブロック710Bの半
割面を合わせブロック710を形成する。このとき、塗
料拭取材730と塗料拭取材740とは、フランジ部7
31とフランジ部741がフランジ部732とフランジ
部742とがそれぞれ合わさるように、セットされる。
【0007】この半割ブロック710Aと半割ブロック
710Bは、図9に図示の矢印Aに示す方向に何等かの
方法によって付勢されている。このとき塗料拭取材73
0と塗料拭取材740は、半割ブロック710Aと半割
ブロック710Bとによってフランジ部731、フラン
ジ部741、フランジ部732、フランジ部742を挟
み固定される。このようにセットされた塗料拭取材73
0と塗料拭取材740によって形成される貫通孔内を塗
料600が厚く塗布された被覆電線100が走行し、余
分な塗料600が除去され一定の厚さに調整される。
【0008】しかしながら従来の被覆電線の表面着色用
押え治具700にあっては、半割ブロック710Aと半
割ブロック710Bの合わせを人手によって行っている
ため、半割ブロック710Aと半割ブロック710Bの
合わせ面を一致させることが難しく、図10に示す如
く、半割ブロック710Aと半割ブロック710Bの合
わせ面に微小なズレ(r)が生じることがある。したが
って、従来の被覆電線の表面着色用押え治具700にあ
っては、半割ブロック710Aと半割ブロック710B
の合わせ面の微小なズレによって被覆電線の表面に塗布
される塗料の濃淡が生じ、被覆電線の表面の着色状態が
一定しないという問題点を有している。
【0009】また、従来の被覆電線の表面着色用押え治
具700にあっては、被覆電線の表面着色用押え治具7
00をセットする度毎に半割ブロック710Aと半割ブ
ロック710Bの合わせ面が微小に異なることがあり、
この微小なズレが被覆電線の着色の品質が一定しないと
いう問題点を有している。
【0010】本発明は、セットする度毎に半割ブロック
と半割ブロックの合わせ面が微小にズレるのを防止する
ことができ、被覆電線の表面の着色の濃淡の発生を防止
でき、被覆電線の表面の着色状態を安定させることので
きる被覆電線の表面着色用押え治具を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の被覆電線の表面着色用押え治具は、方形状
のブロックに貫通孔を形成すると共に該ブロックを貫通
孔形成方向に半割りにし、前記貫通孔に被覆電線の外周
に密に接する塗料拭取材を着脱自在に嵌入し、前記ブロ
ックの貫通孔の一方の端部近傍に前記塗料拭取材の一部
が当接する位置にアタッチメントを着脱自在に設け、走
行する被覆電線の表面に着色塗料を噴霧して連続的に塗
布した後、前記塗料拭取材内を走行させて該塗料拭取材
によって塗料を塗布した被覆電線を周囲より押え被覆電
線の表面の塗料を拭き取り一定の厚さに塗料を塗布する
ものである。
【0012】また、上記目的を達成するために、本発明
の被覆電線の表面着色用押え治具は、方形状のブロック
に貫通孔を形成すると共に該ブロックを貫通孔形成方向
に半割りにし、該ブロックの半割面に係合部を設け、前
記貫通孔に被覆電線の外周に密に接する塗料拭取材を着
脱自在に嵌入し、前記ブロックの貫通孔の一方の端部近
傍に前記塗料拭取材の一部が当接する位置にアタッチメ
ントを着脱自在に設け、走行する被覆電線の表面に着色
塗料を噴霧して連続的に塗布した後、前記塗料拭取材内
を走行させて該塗料拭取材によって塗料を塗布した被覆
電線を周囲より押え被覆電線の表面の塗料を拭き取り一
定の厚さに塗料を塗布するものである。
【0013】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の被覆電線の表面着色用押え治具は、方形状のブロッ
クに貫通孔を形成すると共に該ブロックを貫通孔形成方
向に半割りにし、該ブロックの半割面に係合部を設け、
前記貫通孔に被覆電線の外周に密に接する塗料拭取材を
着脱自在に嵌入し、前記ブロックの貫通孔の両端部近傍
に前記塗料拭取材の一部が当接する位置にアタッチメン
トを着脱自在に設け、走行する被覆電線の表面に着色塗
料を噴霧して連続的に塗布した後、前記塗料拭取材内を
走行させて該塗料拭取材によって塗料を塗布した被覆電
線を周囲より押え被覆電線の表面の塗料を拭き取り一定
の厚さに塗料を塗布するものである。
【0014】
【作用】半割りになっている方形状のブロックの貫通孔
に塗料拭取材を嵌着し、半割ブロックの半割面を合わせ
る。このとき半割面の係合部を係合させる。この半割面
の係合部の係合によって半割ブロックの半割面は、常に
一定したものとなっている。しかる後、ブロックの貫通
孔の一方の端部近傍に塗料拭取材の一部が当接する位置
にアタッチメントを取り付け、貫通孔から塗料拭取材が
飛び出さないように押さえる。このようにして、走行す
る被覆電線の表面に着色塗料を噴霧して連続的に塗布し
た後、塗料拭取材内を走行させて、この塗料拭取材によ
って走行する被覆電線を周囲より押え、被覆電線の表面
の余分な塗料を拭き取り一定の厚さに塗布する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1〜図3には、本発明に係る被覆電線の表面着色用押え
治具の一実施例が示されている。
【0016】図において、1は被覆電線の表面着色用押
え治具で、塗料を塗布した被覆電線100の周囲を塗料
拭取材によって押え被覆電線100の表面の余分な塗料
600を拭き取り一定の厚さに塗布するものである。
【0017】2、3は半割ブロックで、方形状のブロッ
ク4を半割りにしたものである。すなわち、この半割ブ
ロック2と半割ブロック3とによって方形状のブロック
4が構成されている。5は半割ブロック2の貫通孔で、
断面半月状に形成されている。6は半割ブロック3の貫
通孔で、断面半月状に形成されている。この貫通孔5と
貫通孔6とによってブロック4の貫通孔7が構成されて
いる。8、9は係合雄部で、半割ブロック2の上下端部
のそれぞれに半割ブロック3側に突出して設けられてい
る。10、11は係合雌部で、半割ブロック3の上下端
部のそれぞれに係合雄部8、9が嵌合するように内側に
切り欠かれて設けられている。この係合雄部8、9は、
係合雌部10、11と係合し、半割ブロック2と半割ブ
ロック3とがズレるのを防止している。この係合雄部
8、9と係合雌部10、11とによって係合部が構成さ
れている。
【0018】12は塗料拭取材で、円筒状に形成されて
おり、ブロック4の貫通孔7に着脱自在に設けられてい
る。この塗料拭取材12の内径は、略被覆電線100の
径と同一である。また、塗料拭取材12の外径は、略ブ
ロック4の貫通孔7の径と等しくなっている。したがっ
て、塗料拭取材12は、ブロック4の貫通孔7に密に嵌
合している。この塗料拭取材12の長さは、ブロック4
の貫通孔7の長さと等しいか、ブロック4の貫通孔7の
長さより若干短く構成されている。また、この塗料拭取
材12は、例えばフェルトによって構成されている。
【0019】13はアタッチメントで、ブロック4の貫
通孔7の一方の端部近傍に着脱自在に取り付けられてい
る。このアタッチメント13は、ドーナツ状に形成され
ており、外径がブロック4の貫通孔7の径よりも大きく
構成されている。また、アタッチメント13の内径は、
ブロック4の貫通孔7の径よりも小さく、塗料拭取材1
2の内径よりも大きく構成されている。したがって、ア
タッチメント13をブロック4の貫通孔7の一方の端部
近傍に取り付けることによって、被覆電線100を塗料
拭取材12内を走行させたときに塗料拭取材12がブロ
ック4の貫通孔7より飛び出すのを防止している。この
ようなアタッチメント13を取り付けることによって、
図3に示す如き塗料拭取材12の外径φDを塗料拭取材
12の内径φdに比して大きく採ることができる。
【0020】次に、本実施例の作用について説明する。
まず、半割りになっている方形状のブロック4の貫通孔
7に塗料拭取材12を嵌着し、半割ブロック2、3の半
割面を合わせる。このとき半割面の係合雄部8、9と係
合雌部10、11とを係合させる。この半割面の係合部
の係合によって半割ブロック2、3の半割面は、常に一
定した合わせ面となる。しかる後、ブロック4の貫通孔
7の一方の端部近傍に塗料拭取材12の一部が当接する
位置にアタッチメント13を取り付け、貫通孔7から塗
料拭取材12が飛び出さないように押さえる。このよう
にして、走行する被覆電線100の表面に着色塗料60
0を噴霧して連続的に塗布した後、塗料拭取材12内を
走行させて、この塗料拭取材12によって走行する被覆
電線100を周囲より押え、被覆電線100の表面の余
分な塗料を拭き取り一定の厚さに塗布する。
【0021】したがって、本実施例によれば、被覆電線
の表面着色用押え治具1をセットする度毎に半割ブロッ
ク2と半割ブロック3の合わせ面が微小にズレるのを防
止することができる。また、本実施例によれば、被覆電
線100の表面の着色の濃淡の発生を防止でき、被覆電
線100の表面の着色状態を安定させることができる。
【0022】図4には、本発明に係る被覆電線の表面着
色用押え治具の他の実施例が示されている。図におい
て、本実施例が図1に図示の実施例と異なる点は、図1
に図示の実施例がアタッチメントをブロック4の貫通孔
7の一方の端部(被覆電線100の走行出口側)近傍に
のみに着脱自在に取り付けられているのに対し、本実施
例が塗料拭取材12の長さをブロック4の貫通孔7の長
さと等しいくし、アタッチメントをブロック4の貫通孔
7の両方の端部(被覆電線100の走行出口側)近傍に
着脱自在に取り付けている点である。他の点は図1に図
示の実施例と異なる点はない。
【0023】すなわち、12は塗料拭取材で、円筒状に
形成されており、ブロック4の貫通孔7に着脱自在に設
けられ、塗料拭取材12の長さは、ブロック4の貫通孔
7の長さと等しい長さとなっている。
【0024】また、14はアタッチメントで、ブロック
4の貫通孔7の他方の端部近傍に着脱自在に取り付けら
れている。このアタッチメント14は、アタッチメント
13同様ドーナツ状に形成されており、外径がブロック
4の貫通孔7の径よりも大きく構成されている。また、
アタッチメント14の内径は、アタッチメント13同様
ブロック4の貫通孔7の径よりも小さく、塗料拭取材1
2の内径よりも大きく構成されている。したがって、ア
タッチメント14をブロック4の貫通孔7の他方の端部
近傍に取り付けることによって、被覆電線100を塗料
拭取材12内を走行させたときに塗料拭取材12をブロ
ック4の貫通孔7内に確実に固定することができる。
【0025】したがって、本実施例によれば、図1に図
示の実施例と同様の効果を得ることができるほか、塗料
拭取材12をブロック4の貫通孔7内に確実に固定する
ことができるため、被覆電線100の表面の着色の濃淡
の発生を防止でき、品質を向上することができる。
【0026】図5、図6は係合部の実施例が示されてい
る。図5に図示の実施例は、図1に図示の実施例の半割
ブロック2の係合部の両方が係合雄部であるのに対し、
半割ブロック21の係合部は一方が係合雄部で、他方を
係合雌部81とし、この係合雌部81に嵌合する側の半
割ブロック31の係合部を係合雄部82としている。こ
のように構成することによっても図1に図示の実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0027】図6に図示の実施例は、半割ブロック22
の半割面の一方(図6の上部側)に凸部83を他方(図
6の下部側)に凹部84を設け、半割ブロック32の半
割面の一方(図6の上部側)に凹部85を他方(図6の
下部側)に凸部86を設け、凸部83が凹部85に、凸
部86が凹部84に密に嵌合するように構成されてい
る。このように構成することによっても図1に図示の実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】方形状のブロックに貫通孔を形成すると共
にこのブロックを貫通孔形成方向に半割りにし、貫通孔
に被覆電線の外周に密に接する塗料拭取材を着脱自在に
嵌入し、方形状のブロックの貫通孔の一方の端部近傍に
前記塗料拭取材の一部が当接する位置にアタッチメント
を着脱自在に設けているため、半割ブロックと半割ブロ
ックの合わせ面が微小にズレるのを防止することがで
き、走行する被覆電線の表面に着色塗料を噴霧して連続
的に塗布した後、塗料拭取材内を走行させて塗料拭取材
によって被覆電線を周囲より押え被覆電線の表面に塗布
した塗料を拭き取った際に均一に被覆電線の表面に塗料
を塗布することができ被覆電線の表面の着色の濃淡の発
生を防止することができる。
【0030】方形状のブロックに貫通孔を形成すると共
にこのブロックを貫通孔形成方向に半割りにし、方形状
のブロックの半割面に係合部を設け、貫通孔に被覆電線
の外周に密に接する塗料拭取材を着脱自在に嵌入し、方
形状のブロックの貫通孔の一方の端部近傍に塗料拭取材
の一部が当接する位置にアタッチメントを着脱自在に設
けているため、半割ブロックと半割ブロックの合わせ面
が微小にズレるのを防止することができ、走行する被覆
電線の表面に着色塗料を噴霧して連続的に塗布した後、
塗料拭取材内を走行させて塗料拭取材によって被覆電線
を周囲より押え被覆電線の表面に塗布した塗料を拭き取
った際に均一に被覆電線の表面に塗料を塗布することが
でき被覆電線の表面の着色の濃淡の発生を防止すること
ができる。
【0031】方形状のブロックに貫通孔を形成すると共
にこのブロックを貫通孔形成方向に半割りにし、方形状
のブロックの半割面に係合部を設け、貫通孔に被覆電線
の外周に密に接する塗料拭取材を着脱自在に嵌入し、方
形状のブロックの貫通孔の両端部近傍に前記塗料拭取材
の一部が当接する位置にアタッチメントを着脱自在に設
けているため、半割ブロックと半割ブロックの合わせ面
が微小にズレるのを防止することができ、走行する被覆
電線の表面に着色塗料を噴霧して連続的に塗布した後、
塗料拭取材内を走行させて塗料拭取材によって被覆電線
を周囲より押え被覆電線の表面に塗布した塗料を拭き取
った際に均一に被覆電線の表面に塗料を塗布することが
でき被覆電線の表面の着色の濃淡の発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被覆電線の表面着色用押え治具の
実施例を示す組立分解斜視図である。
【図2】図1に図示の被覆電線の表面着色用押え治具に
塗料を塗布した被覆電線を走行させた状態を示す図であ
る。
【図3】被覆電線を走行させた状態における図1に図示
の被覆電線の表面着色用押え治具の正面図である。
【図4】本発明に係る被覆電線の表面着色用押え治具の
他の実施例を示す組立分解斜視図である。
【図5】本発明に係る被覆電線の表面着色用押え治具の
係合部の実施例を示す被覆電線の表面着色用押え治具の
正面図である。
【図6】本発明に係る被覆電線の表面着色用押え治具の
係合部の他の実施例を示す被覆電線の表面着色用押え治
具の正面図である。
【図7】従来の被覆電線の表面着色用押え治具に塗料を
塗布した被覆電線を走行させた状態を示す図である。
【図8】従来の被覆電線の表面着色用押え治具の実施例
を示す組立分解斜視図である。
【図9】被覆電線を走行させた状態における図7に図示
の従来の被覆電線の表面着色用押え治具の正面図であ
る。
【図10】図7に図示の従来の被覆電線の表面着色用押
え治具に被覆電線を走行させたときの問題点を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…………………………………………………被覆電線の
表面着色用押え治具 2,3,21,22,31,32……………半割ブロッ
ク 4…………………………………………………ブロック 5,6,7………………………………………貫通孔 8,9,82……………………………………係合雄部 10,11,81………………………………係合雌部 12………………………………………………塗料拭取材 13,14………………………………………アタッチメ
ント 83,85………………………………………凸部 84,86………………………………………凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 13/00 H01B 7/00 B05B 7/06 B05C 1/00 - 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状のブロックに貫通孔を形成すると
    共に該ブロックを貫通孔形成方向に半割りにし、前記貫
    通孔に被覆電線の外周に密に接する塗料拭取材を着脱自
    在に嵌入し、前記ブロックの貫通孔の一方の端部近傍に
    前記塗料拭取材の一部が当接する位置にアタッチメント
    を着脱自在に設け、走行する被覆電線の表面に着色塗料
    を噴霧して連続的に塗布した後、前記塗料拭取材内を走
    行させて該塗料拭取材によって塗料を塗布した被覆電線
    を周囲より押え被覆電線の表面の塗料を拭き取り一定の
    厚さに塗料を塗布することを特徴とする被覆電線の表面
    着色用押え治具。
  2. 【請求項2】 方形状のブロックに貫通孔を形成すると
    共に該ブロックを貫通孔形成方向に半割りにし、該ブロ
    ックの半割面に係合部を設け、前記貫通孔に被覆電線の
    外周に密に接する塗料拭取材を着脱自在に嵌入し、前記
    ブロックの貫通孔の一方の端部近傍に前記塗料拭取材の
    一部が当接する位置にアタッチメントを着脱自在に設
    け、走行する被覆電線の表面に着色塗料を噴霧して連続
    的に塗布した後、前記塗料拭取材内を走行させて該塗料
    拭取材によって塗料を塗布した被覆電線を周囲より押え
    被覆電線の表面の塗料を拭き取り一定の厚さに塗料を塗
    布することを特徴とする被覆電線の表面着色用押え治
    具。
  3. 【請求項3】 方形状のブロックに貫通孔を形成すると
    共に該ブロックを貫通孔形成方向に半割りにし、該ブロ
    ックの半割面に係合部を設け、前記貫通孔に被覆電線の
    外周に密に接する塗料拭取材を着脱自在に嵌入し、前記
    ブロックの貫通孔の両端部近傍に前記塗料拭取材の一部
    が当接する位置にアタッチメントを着脱自在に設け、走
    行する被覆電線の表面に着色塗料を噴霧して連続的に塗
    布した後、前記塗料拭取材内を走行させて該塗料拭取材
    によって塗料を塗布した被覆電線を周囲より押え被覆電
    線の表面の塗料を拭き取り一定の厚さに塗料を塗布する
    ことを特徴とする被覆電線の表面着色用押え治具。
JP4256112A 1992-09-25 1992-09-25 被覆電線の表面着色用押え治具 Expired - Lifetime JP2799925B2 (ja)

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