JP2799771B2 - 多重ブレード形マルチング芝刈機 - Google Patents

多重ブレード形マルチング芝刈機

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JP2799771B2
JP2799771B2 JP3512472A JP51247291A JP2799771B2 JP 2799771 B2 JP2799771 B2 JP 2799771B2 JP 3512472 A JP3512472 A JP 3512472A JP 51247291 A JP51247291 A JP 51247291A JP 2799771 B2 JP2799771 B2 JP 2799771B2
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  • Harvester Elements (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、切断デッキ内に複数の切断ブレードを収納
した芝刈機に関するものである。特に、本発明は、刈り
取られた芝を切断芝経路内へマルチング(根覆い)する
ことができ、切断芝経路に芝の条痕(すじ)を残さない
ような芝刈機に関するものである。
(背景技術) 複数の車輪で地面上を移動できるように支持されたハ
ウジングを設けた後押し形芝刈機は公知である。切断ブ
レードが、ハウジング内に設けられた切断室内で水平に
回転する。ユーザは、芝刈機ハウジングに連結して上方
に延出したハンドルアセンブリを掴んで芝刈機を押す
か、案内する。芝刈機が地面上を移動する時、切断ブレ
ードが芝を切断する。一般的に、刈り取られた芝は、芝
刈機ハウジングに設けられた側部または後部吐き出し開
口から排出される。
ハウジングからの通常の吐き出し開口を閉鎖するか、
最初からその開口を設けていないマルチング芝刈機が知
られている。そのようなマルチング芝刈機は、刈り取ら
れた芝を根覆いとして利用すること、すなわち刈り取ら
れた芝を下向きに切断芝経路内へ送り込み、そこで腐敗
させて肥料として利用できるようにすることを目的とし
ている。
一部のマルチング芝刈機は、切断室内において芝刈機
ハウジングの下側にディフレクタまたはキッカーを設け
ている。これらのディフレクタは、刈り取られた芝の下
向き移動及び分散を助ける形状になっていた。ソラッド
(Thorud)の米国特許第4,205,512号がこの形式の従来
形マルチング芝刈機を開示している。
従来形のマルチング芝刈機は、広い面積の芝生を刈る
には適していなかった。そのような芝刈機は幅が限られ
ており、単一の切断ブレードを使用していた。例えば、
この形式のほとんどの芝刈機は、幅が21インチ(53cm)
を越えない。このため、この形式の芝刈機をゴルフコー
スや公園等の広い面積の芝生を刈るために使用するに
は、時間及び労力がかかりすぎる。
この形式で特に比較的広い面積の芝刈用に設計された
芝刈機が知られている。これらの機械では、通常は自動
航行式である牽引装置に切断デッキを取り付けて、切断
デッキを地面上で移動させることができるようにしてい
る。切断デッキは非常に幅広であって、切断デッキの幅
方向に複数のブレードを並べて配置することによって、
芝刈機の各芝刈移動で広い範囲の芝が切断されるように
している。しかし、この形式の公知の芝刈機はいずれも
効果的なマルチング装置ではなかった。
(発明の開示) 本発明の1つの特徴は、刈り取られた芝を切断芝経路
内へ効果的に送り込むことができる一方で、比較的広い
面積の芝を切断するために使用できる多重ブレード形マ
ルチング芝刈機を提供することである。本発明の別の特
徴は、切断芝経路に芝の条痕を残さないようにして切断
室を隣接配置する芝刈機を提供することである。
本発明による芝刈機は、牽引装置に作動連結して地面
上を移動できるようにした、広い意味での切断デッキを
有している。ほぼ水平の複数の切断ブレードが、切断デ
ッキの下側に回転可能に支持されている。ブレードはさ
らに、覆い板手段内に収容されている。覆い板手段は、
切断デッキから下方に延びる壁面によってほぼ円形状の
複数の切断室を形成し、各切断室の内部に1つの切断ブ
レードを収容して、この切断ブレードの回転領域の外周
回りを密接に取り囲み、さらに、刈り取られた芝片が切
断ブレードに近接して切断室内に取じ込められて循環す
る構造に作られている。
また、覆い板手段内において切断ブレードの上方に位
置して切断室の内側に張り出すディフレクタ手段が設け
られており、このディフレクタ手段は、切断ブレードの
回転方向に対して三角形の上流側前面と下流側後面を形
成し、これらの両面が接する稜線が切断室の中心に向か
って前記切断室の上面に延びている。これにより、刈り
取られた芝片を内方かつ下向きに偏向させて切断ブレー
ドの経路へ導入して再度芝片を切断し、最終的に切断芝
経路内に排出できるようにしている。
本発明のさらなる特徴を以下に説明する。
(図面の簡単な説明) 添付の図面を参照した以下の詳細な説明で本発明をさ
らに詳細に説明する。各図面では同一部分には同一の参
照番号が付けられている。
図1は、本発明による改良式多重ブレード形切断デッ
キの底面図であり、特にマルチングに使用される覆い板
及び芝ディフレクタ手段を示している。
図2は、図1の2−2線に沿った、図1の切断デッキ
の横断面図である。
図3は、図1の切断デッキの前面図であり、前方トリ
ミングブレードからデッキの主切断ブレードを包囲して
いる覆い板内へ切断芝片を導入するために前方トリミン
グブレードと組み合わせて用いられている傾斜部分を示
すために切断デッキの前方外周壁が省略されている。
図4は、図1と同様であるが、覆い板内に用いられて
いる芝ディフレクタ手段の取り付け向きが異なっている
変更形切断デッキの底面図である。
図5は、本発明による切断デッキの変更実施例の底面
図であり、特にマルチングに使用される切断ブレード、
覆い板及び芝ディフレクタ手段の変更構造を示してい
る。
図6は、図5の切断デッキの覆い部材の一部分の底面
図であり、特にその切断デッキに用いられている芝ディ
フレクタ手段の形状を示している。
図7は、図6の覆い板の前面図であり、特に覆い板の
側部の高さの変化を示している。
図8は、本発明による切断デッキの第3実施例の底面
図であり、特にマルチングに使用される切断ブレード、
覆い板及び芝ディフレクタ手段の変更構造を示してい
る。
図9は、図8の切断デッキの一部破断側面図であり、
特に、隣接切断室間の条痕を無くすための前方芝ディフ
レクタ棚部を示している。
(発明を実施するための最良の形態) 本発明は、図1〜図3に参照符号2で示されている多
重ブレード形芝刈機に関するものである。芝刈機2に
は、適当な方法で牽引装置(図示せず)に連結された、
切断幅が比較的広い形式の切断デッキ4が設けられてい
る。
このため、切断デッキ4は、牽引装置としてトラクタ
形車両を備えた乗り込み式芝刈機に懸架または他の方法
で取り付けられている形式のデッキにすることができ
る。あるいは、広い面積用の芝刈機として現在知られて
いる形式の自航式の後押し形芝刈機すなわちワム(WAM'
S)に切断デッキ4を懸架または他の方法で取り付ける
こともできる。
これらの芝刈機は、乗り込み式ではないが、芝刈機フ
レームを、従って切断デッキを地面上で推進するための
牽引手段を設けている。しかし、いずれの場合でも比較
的広い面積の芝を刈るために横に並べた複数の切断ブレ
ード6を取り付けている。
特に、図1〜図3に示されている本発明の第1実施例
を説明すると、切断デッキ4は、比較的平坦状の上壁8
を有しており、その周縁部に沿って側壁10が下向きに延
出している。図1に示されているように、切断デッキ4
の下側に2つの主切断ブレード6が横に並べて設けられ
ている。
切断ブレード6は重合しておらず、また互い違いにな
っておらず、図1のブレード回転方向の矢印A及びBで
示されているように、互いに反対方向に回転する。通常
はこれでは2つのブレード間に芝生の未切断部分が残る
であろう。これを防止するため、小型のトリミングブレ
ード12をデッキの中心点に沿って2つの切断ブレード6
の前方に配置して、通常はブレード6で刈残される芝を
切断できるようにしている。切断ブレード6及びトリミ
ングブレード12のこの構造は従来形芝刈機から公知であ
る。ブレード6はデッキ4に支持されて、公知のように
適当な方法で駆動される。
従来技術の形式の芝刈機では、ブレード6は一般的に
側壁10及び上壁8に囲まれた芝刈機デッキ4の包囲され
ない空間内に収容されていた。芝吐き出しシュートまた
は開口が、一般的に側壁10に設けられて、刈り取られた
芝をデッキ4から吐き出すことができるようになってい
た。
また、多くの場合にデッキ4の前部にブレード回転経
路に隣接させて円弧形バッフル板を設けて、一般的に後
方または側部に吐き出されてデッキ4の前コーナーに芝
が堆積しないようにしていた。多くの場合、それ以外に
はデッキ4の内部空間を遮るものは無かった。
図1に示されている本発明の切断デッキ4は、特にマ
ルチング装置として機能する構造になっている。各切断
ブレード6は、切断デッキ4の下側に適当な方法で固定
された個別の円形覆い板(覆い板手段)14で包囲されて
いる。覆い板14の下縁部16は、デッキ4の側壁10よりも
わずかに下方まで延出している。図2を参照されたい。
また、図1に円弧部分Cで示されているように覆い板14
の前部分に沿って約110゜に渡って設けられている前方
切り欠き部分18を除いて、覆い板14はほぼ一定の深さに
なっている。
図2に示されているように、ブレード6は、前方切り
欠き部分18の領域を除いて覆い板14の下縁部16よりもわ
ずかに上方に位置する切断エッジ20を有しており、その
前方切り欠き部分18の領域で切断エッジ20が未切断の芝
に当たる。ブレード6には、刈り取られた芝を搬送する
周方向空気流を発生する一般的な上向きの翼板(図示せ
ず)が設けられている。翼板の先端は、覆い板14の前方
切り欠き部分18を含む全長に渡る包囲部分内に位置して
いる平面22上で回転する。
覆い板14の1つによって形成された各切断室には、刈
り取られた芝を下向きかつほぼ内向きにディフレクタ手
段が設けられている。このディフレクタ手段は、図1に
示された角度間隔で覆い板の円周に沿って離設された4
つの三角形のキッカー(偏向板)24a〜24dを有してい
る。各キッカー24は同一形状であって、ブレード6の回
転方向に対して三角形の上流側前面26及び下流側後面27
を設けている。前面26は、刈り取られた芝にぶつかって
それを内向きかつ下向きにそらせることができるように
成形され、位置決めされている。切断ブレードとの間に
適当な隙間を維持する必要性を考えて、キッカー24の三
角形の前面26を最も低い部分28で切り取って、その面の
表面積を増大させている。図2では、キッカー24は切断
ブレード6の上面22から適当な距離、例えば0.625イン
チ(1.6cm)上方に位置している。
キッカー24は、覆い板14から半径方向内向きに張り出
して、切断ブレード6の上方位置でデッキ4の下側に固
定されている同心状の内側リング30の位置またはその付
近まで延出していることが望ましい。リング30は、覆い
板14によって形成された切断室を環状のドーナッツ形に
変形させている。これによって、マルチング性能が幾分
向上するが、必要に応じてリングをなくしてもよい。キ
ッカー24自体は適当な方法で、例えば、溶接やボルト付
けでデッキ4の下側に固定されている。
図1に示されているように、キッカー24a〜24dは、図
1にa〜dで示されているブレードの回転の4つの1/4
円弧部分の1つの中にそれぞれ配置されている。芝の切
断は、一般的に最初の2つの1/4円弧部分a及びb内で
実施され、刈り取られた芝の搬送は、主に1/4円弧部分
c及びdで行われる。最初の3つのキッカー24a〜24c
は、それぞれの1/4円弧部分a〜cの始点よりもわずか
に後方に位置している。第4キッカー24dは、第4の1/4
円弧部分dのほぼ始点に位置している。このキッカー配
置は、以下に詳細に説明するように特に効果的であるこ
とがわかっている。
前方トリミングブレード12で切断された芝を切断ブレ
ード6の包囲切断室内へ導入するガイド手段が設けられ
ている。図1及び図3に示されているように、このガイ
ド手段は、覆い板14とデッキ4の前側壁10との間におい
てトリミングブレード12の両側で切断デッキ4の裏側に
固着した2つの傾斜部分32を有している。傾斜部分32
は、切断デッキ4に対して下向きに延出して、前方切り
欠き部分18と同じ垂直方向高さに位置している吐き出し
端部34まで続いている。
このため、前方トリミングブレード12が芝を切断する
と、刈り取られた芝は傾斜部分32によって案内され、覆
い板14の前方切り欠き部分18を通って切断室に入る。後
壁またはバッフル板36が、隣接した覆い板14の切り欠き
部分18に延在して、前方トリミングブレード12で刈り取
られた芝が覆い板の間を通って後方へ移動しないように
している。
本出願人は、図1〜図3に示されている構造の切断デ
ッキ4がマルチング芝刈機として非常に良好に機能する
ことがわかっている。デッキ4が地面上を移動する時、
未切断芝が最初の2つの1/4円弧部分a及びb内で、特
にブレード6の切断エッジが露出している前方切り欠き
部分18の全長でブレード6と接触して、それによって切
断される。
しかし、刈り取られた芝は覆い板14内で循環して、最
終的にブレード及びキッカー24の作用によって下向きに
芝生の中へ送り込まれる。このように、切断デッキ4
は、広い面積の芝を切断して、その刈り取られた芝を切
断芝経路に排出して見えなくするために使用できる。
本発明で用いる切断芝経路とは、芝刈機によって立っ
た状態にされた芝のことであり、芝刈機の移動経路の前
方の未切断芝のことではない。切断芝片が送り込まれる
のは、この切断芝経路である。従来では小型の後押し形
芝刈機だけに知られているマルチングの利点が、本発明
によって大型の切断デッキにも広げられる。
切断デッキ4は様々な幅にすることができる。ここに
示されているブレード6は、23インチ(58cm)直径であ
ることが望ましい。この場合、ブレード6間にわずかに
隙間があり、その間の芝を切断するためにトリミングブ
レード12が用いられていることを考えると、芝刈機2の
切断幅全体は48インチ(122cm)になる。しかし、ブレ
ードの直径をそれ以外にしたり、切断ブレード6の数を
増やすこともできる。
隣接の覆い板14内でのキッカー24の相互間の配置が、
切断デッキ4の性能に関連しているように思われる。図
4は、キッカー24の取り付け向きが図1のものとは異な
っている例を示している。図4の構造は本発明の範囲に
入るが、この構造は図1のキッカー24の配置ほどの満足
できる結果をもたらすことができない。
図1及び図4を比較すればわかるように、覆い板内で
のキッカー配置は、キッカーの数及びキッカー間の角度
距離の点では同一であるが、キッカー24全体が各覆い板
内で図1から図4へブレードの回転方向に約45゜回転し
ている。図4の取り付け向きでは、第4の1/4円弧部分
d内のキッカー24dがその1/4円弧部分のほぼ中央に位置
しており、他方の覆い板14内の同じキッカー24dとほぼ
向き合っている。また、図4のキッカー24は図1のキッ
カー24よりも幾分短くなっている。
図4に示されている切断デッキを試した時、それは刈
り取られた芝を見えなくするマルチングデッキとして機
能する。しかし、このデッキは覆い板14間の帯状部分内
にも同様に刈り取られた芝を隠すことができない、すな
わち覆い板14間の領域に対応した帯状に切断芝経路の上
部に刈り取られた芝が横たわっている状態が一般的に見
えるであろう。
本出願人が、キッカーの取り付け向きを図4に示され
たものから図1に示されたものへ回転移動させた時、す
なわち各覆い板14内で4つのキッカー24a〜24dを約45゜
後方へ回転させることによって、この刈り取られた芝の
帯が消失し、刈り取られた芝がデッキ2によって芝生の
中へより完全に送り込まれていることがわかる。
この変更によって性能が向上する理由は正確には理解
されていないが、図4に示されているように4つの1/4
円弧部分内の各キッカー24a〜24dを互いに向き合わせた
配置にすることと、図1の取り付け向きではこの部分を
開放していることに何か関係があると考えられる。
本発明による切断デッキの変更実施例が、図5〜図7
に40で示されている。切断デッキ40において、切断デッ
キ4に対して説明した部材と同じ部材には同一番号を用
いる。相違点だけを以下に説明する。
やはり切断デッキ40は複数の切断ブレード6を支持し
ているが、この場合には3つのブレード6が示されてお
り、図5に矢印Dで示されているように、それらは同一
方向へ回転する。ブレード6は前後にずらせて重合配置
されており、別に小型のトリミングブレード12を設ける
必要はない。
また、覆い板14が各切断ブレード6を包囲して、円形
の切断室を形成している。しかし、円形覆い板14は、接
合部分42で、すなわち中央の覆い板14が2つの側部覆い
板14の各々と接する位置で開放しているため、それぞれ
の切断室間はある程度連通している。しかし、覆い板14
は全体として、全ての切断ブレード6をデッキ4内に包
囲する単一の覆い板を形成している。
図5に示す本実施例でも、刈り取られた芝を切断芝経
路内へ下向きに送り込みやすくするため、キッカー(偏
向板)50が各切断室内に用いられている。図1の実施例
のように複数のキッカー24を角度間隔をおいて設ける代
わりに、1つの比較的大きいキッカー50が、各切断室内
の第2 1/4円弧部分のほぼ始点に、すなわち切断室の最
前部分に設けられている。この場合も、キッカー50は三
角形であって、その上流側の面52が刈り取られた芝を各
覆い板14内で内向きかつ下向きにそらせる。
ブレード6を包含している覆い板の深さは一定ではな
い。図5及び図6に示されているように、覆い板の通常
深さD1は、ブレード6の切断エッジ20の高さよりもわず
かに下方の位置まで延び、ブレード6を包囲して刈り取
られた芝を囲い込むことができるようになっている。
しかし、覆い板の前面には、図5に示すように、側部
覆い板14の一方の最外側部の始点に位置している第1点
Fから他方の側部覆い板14の最外側部の始点に位置して
いる第2点Eまでの覆い板の全長に渡って切り欠き部分
18が設けられている。この切り欠き部分18は、図1〜図
3の実施例の切り欠き部分18と同様に、その下縁部がブ
レードの切断エッジ20より上方に位置して、切断エッジ
20が切り欠き部分18の全長に渡って露出するようにして
いる。これによって、未切断芝をさらに容易に切断する
ことができる。
図5〜図7に従って構成された切断デッキ40は、効果
的に芝をマルチングすることがわかっている。覆い板の
前方切り欠き部分18の高さが低くなっているため、未切
断芝が切断ブレードに容易に到達することができる。覆
い板14の残りの部分の高さが高くなっていることによっ
て、切断芝片が囲い込まれて、それらが覆い板の側部を
越えて逃けることを防止できる。
刈り取られた芝の一部は覆い板14の後部を越えて逃げ
るであろうが、非常にわずかであるため、適切なマルチ
ングに問題を生じるほどではない。覆い板手段の内部を
循環している刈り取られた芝は、ブレード6及びキッカ
ー50の協働によって最終的に内向きに送り込まれて再度
切断されてから、下向きに切断芝経路内へ送り込まれ
る。
本発明による切断デッキの第3実施例が、図8及び図
9に60で示されている。この場合も、切断デッキ60に
は、切断デッキ4に対して説明した部材と同じ部材が用
いられており、そのような部材は同一番号を用いて表
す。
前述の切断デッキ4及び40は、芝生状態によってはマ
ルチング装置として十分に良好に機能するが、背高また
は濡れている芝生の場合には性能が低下する。これらの
芝生条件では、切断デッキ4及び40は刈り取られた芝を
切断芝経路内へ完全に隠すことが必ずしもできない。切
断デッキ60は、背高及び濡れた芝を含む全ての芝生条件
においてこれら3つのデッキのうちで最も性能がよい。
従って、切断デッキ60を用いることが現時点では好まし
い。
切断デッキ60には、デッキ60の上壁8から下向きに延
出した覆い板で包囲された3つの切断室62、64及び66が
設けられている。各切断ブレード6は、覆い板62、64及
び66の1つの中に包囲されている。ブレード6は、図8
に矢印Eで示されているように、覆い板内に同一方向に
回転するように取り付けられている。好ましくは、ブレ
ード6は、多重ブレード形切断デッキでは公知の従来形
ベルト駆動装置を用いて非時限的に駆動される。
各覆い板で包囲される切断室62、64及び66の下縁部16
は、ブレード6の回転面の下方に位置しているので、ブ
レード6は覆い板内にほぼ完全に包囲されている。好ま
しくは、図8に示すように、各切断室の前半部が円軌道
から前方に突き出たオブラウンド(abround)状になっ
ている。これは、各切断室が完全な円形ではなく、切断
室の前半部が引き伸ばされているため、切断ブレード6
の先端から覆い板までの間隔が、切断室の後側よりも前
側の方が広がっている。この引き伸ばされた円形は、オ
ブラウンド形として知られている。
ここでは、覆い板で包囲した切断室62,64,66は、オブ
ラウンド形が好ましいが、円形状であってもよい。しか
し、わずかにオブラウンド形にした切断室は、室が円形
の場合よりもマルチング装置として幾分良好に作用する
ことがわかっている。
切断デッキ60では、各ブレード先端が後半円の中心に
おいて覆い板後壁から0.15インチ(0.4cm)だけ離れて
いるのに対して、前半円の中心において覆い板前壁から
1.15インチ(3cm)だけ離れている。室は、前半円全体
で徐々にオブラウンドから円形の形状に変化して、後半
円はブレード6の軌道に対して円形になっている。
図8からわかるように、室62、64及び66は長手方向に
互い違いに配置されており、前室64が2つの側部室62及
び66の幾分前方に位置している。また、切断室は横方向
にも互いに重合しているため、ブレード先端の軌道がわ
ずかに、例えば、1.5インチ(3.8cm)だけ重なってい
る。これによってそれぞれの切断室間に未切断芝の帯が
残らない。そのようなブレード配置は、多重ブレード形
切断デッキでは公知である。
切断室を形成している覆い板62、64及び66はほぼ閉鎖
されているので、各室に入っている刈り取られた芝はそ
の室内に配置されているブレード6によって切断されて
その室内に残り、他の切断室のいずれへも移送されず、
やがて刈り取られた芝が切断芝経路内へ下向きに送り込
まれる。
このため、各覆い板62、64及び66を構成している壁は
ほぼ中実であって、一箇所、すなわち隣接室が当接する
部分を除いて円周全体に切れ目がない。図8に円弧Fで
示されているこれらの当接領域には、覆い板壁の下縁部
16からブレード6よりわずかに上方の位置まで上向きに
延びた小さい切り欠き部分または窓68が設けられてい
る。実質的には、室64、64及び66はブレード6の高さで
は円弧部分Fに覆い板壁を設けていない。
覆い板62、64及び66の窓68は、ブレード先端が互いに
非常に接近できるようにする、すなわちその間隔を1/4
インチ(0.6cm)以内程度にするためのものである。各
室壁が窓68の領域まで連続しているとすると、壁の厚さ
自体でかなりの空間を取るので、このように接近させる
ことが不可能となり、従ってブレード先端を壁からもっ
と離して隙間を設ける必要があるであろう。しかし、円
弧部分Fに上記窓68を設けることによって、ブレード先
端の軌道を互いに非常に接近させることができる。
デッキ4及び40と同様に、各室62、64及び66には、ブ
レードの回転経路の上方に配置されて、芝片を内向き
に、最終的に下向きにディフレクタ手段が設けられてい
る。このディフレクタ手段は、各室62、64及び66の円周
に沿ってほぼ90゜間隔で配置された4つの三角形キッカ
ー24a〜24dを有しており、デッキ4の各覆い板内に用い
られているキッカー24と数が同じである。隣接室内のキ
ッカー24が互いに直接的に向き合うようにキッカー24を
室内に配置することが好ましい。例えば、室62内のキッ
カー24aが室64内のキッカー24cから離れている距離は、
中央室64が側部室62及び66から前方にずれている距離と
ほぼ同じであり、窓68の長さとほぼ同じである。
各キッカー24は、デッキ4に用いられているキッカー
24とほぼ同じ形状であるが、幾分短くなっており、また
下側切り取り面28が設けられていない。しかしながら、
各キッカー24にはブレード6の回転方向に対して三角形
の上流側前面26及び下流側後面27が設けられている。前
面26は、刈り取られた芝にぶつかってそれを内向きかつ
下向きにそらせることができるように成形され、位置決
めされている。
このため、ブレード6によって切断された後、ブレー
ド6の回転面の上方で室62、64または66内を旋回してい
る刈り取られた芝は、最終的にその面26に衝突して内向
き及び/または下向きにそれる。
このように、室62、64及び66が閉鎖していることか
ら、刈り取られた芝は、ブレード6及びキッカー24の相
互作用によって芝生内へ下向きに送り込むことができる
細かさに切断されるまで、循環することができる。室の
窓68の縁部がブレード6の回転面よりわずかに上方に位
置しているため、窓68は刈り取られた芝の排出にほとん
ど、またはまったく影響しない、すなわち刈り取られた
芝は、1つの室62、64または66から次に室へ移動しな
い。このように、各室62、64及び66の円周全体に渡って
連続した面が、ブレード6の上方を円形状に移動する刈
り取られた芝に面している。
切断デッキ60のさらなる特徴は、空間の「ストリーキ
ング(streaking)、即ち、刈り取られた芝の高さがま
ばらになって縞模様ができることをなくすために板状構
造のシールド部70を用いていることである。本出願人
は、多数の切断室を横に並べたマルチングデッキは、室
の交差部すなわち接合部に芝の「条痕」を時々残すこと
がわかっている。条痕は、実際には不均等で他の芝より
もわずかに長く切断された芝の線であって、芝刈の後に
目立つ芝の条痕を残す。刈り取られた芝が他の点では芝
生内へ下向きに送り込まれて芝生の中に適切に隠れてい
る時でも、このストリーキングが発生することがある。
条痕は切断芝経路の外観を損なうため、そのような「縞
模様」は望ましくない。
本出願人は、60のような切断デッキにそのような条痕
が発生する理由を発見したいと考えている。切断デッキ
が地面上を前方に進む時、それは未切断芝の葉の上を移
動する。この未切断芝が切断室の1つへ入り込むと、空
気流及び切断ブレード6の回転によって発生する揚力に
よって芝が立ち上がって切断される。しかし、図8に72
で示されている切断室間の接合部に位置している芝は、
いずれか1つの切断室に入る前に一方側または他方側へ
不規則に曲げられる。この芝は上昇する直前に横方向に
曲げられるため、切断後の長さが室のもっと中央寄りの
位置で切断室に入った芝よりもわずかに長くなる。この
ようにわずかに長くなることによって、後に残る芝生の
「縞模様」が発生する。
このような条痕が切断デッキの一般的な側壁10によっ
て、すなわちデッキのまさにその側部に一般的に残るの
かという疑問が生じるかもしれない。答は「その通り」
であるが、作業員は刈り込み中の面積を横切る時に芝刈
機の各連続経路をわずかに重ねることによってこれを補
償することができる。
言い換えれば、次の刈り込み作業で作業員は切断デッ
キで残された側部条痕を再度切断するように切断デッキ
を配置するだけでよい。しかし、マルチングデッキ60が
内部切断室間の接合部72に沿って多数の芝条痕を残す場
合、実際に同じ領域を何度も繰り返して刈る以外、これ
らの条痕を取り除くために芝刈機の経路を重ねても効果
がない。これは望ましくなく、労力の無駄であることは
明白である。
本出願人は、切断室間に通常残される条痕を取り除く
効果的な解決法を発見した。この解決法は、切断室間の
接合部72間に渡ってデッキ60の側壁10まで延びたシール
ド部70を設けることである。接合部によって形成される
不連続性を取り除くため、シールド部70には切断室覆い
板の下縁部16と同じ垂直方向高さに配置された平板状の
下面74が設けられている。平板状の下面74は、切断室間
の接合部72から切断デッキ60の各側壁10までの全体に延
在することが望ましい。このため、平板状の面74は、側
部切断室62及び66の前方において切断デッキ60の底部に
設けられ、側部室及び中央室間の接合部72の幅全体に広
がっている。
シールド部70が、切断室間の接合部72の位置及びデッ
キの側壁10に沿った部分を含むデッキの全幅において、
入ってくる未切断芝を横方向ではなく前方へたわませる
ことがわかっている。この作用は、シールド部70の前縁
部76を真直ぐな垂直壁によって形成し、前縁部76と底面
74をまっすぐな垂直壁76によって形成し、前縁部76とシ
ールド部70の底面74との間に傾斜移行壁78を設けること
によって高められる。このため、芝刈機に出会った芝は
前縁部76及び傾斜壁78によってまっすぐ前方へ曲げられ
て、底面74によってその前方屈曲位置に保持された後、
突然に切断室62、64または66の内部に達する。
次に、芝はブレードによって加えられる空気流によっ
て垂直方向に立ち上がり、最初に横方向へ曲がることが
ない。このため、芝は均一高さに切断されて、空間の接
合部72の位置及びデッキの側壁10に沿った部分の両方の
条痕がなくなる。隣接空間の接合部にシールド部70を設
けることが最も重要であるが、そのようなシールド部70
を側壁10まで延在させることによって、側部の条痕がな
くなり、デッキの有効切断幅が増大する。
図8及び図9に示されている切断デッキ60は、背高及
び/または濡れた芝の場合でも、芝のマルチングという
優れた仕事をこなし、刈り取られた芝を切断芝経路内へ
隠すことができる。また、芝刈の後に切断芝経路に芝の
条痕が残らない。従って、芝生はきれいに真新しく刈り
取られた外観となり、刈り取られた芝はマルチング用に
切断芝経路内へうまく送り込まれている。刈り取られた
芝を拾い上げたり、他の方法で廃棄する必要がないの
で、作業員の労働が少なくなり、切断デッキは環境的に
より効果的である。
ここに示した切断デッキ60は切断幅が48インチ(122c
m)であり、切断室内に17インチ(43cm)のブレードを
用いている。しかし、それ以外にもそれ以上または以下
の大きさの切断デッキに本発明の原理を適用することが
できる。例えば、切断デッキ60は、21インチ(53cm)の
ブレードを3つ用いた60インチ(152cm)の切断幅にす
ることもできる。そのような60インチデッキに対して
は、良好なマルチング結果を得るために各切断室に5つ
以上のキッカー24を設けることが必要であろう。このよ
うに、各室に用いられるキッカーの数は当然ながら変更
可能である。
本発明の請求の範囲内において様々な変更を加えるこ
とができることは当業者には明らかであろう。
以上の説明から明らかなように、本発明は、切断デッ
キの裏側に、各切断ブレードの回転領域の外周回りに密
接して覆い板を配置した複数の切断室を設けたので、複
数の切断ブレードを有して広い面積でマルチング動作を
おこなうことができる。
すなわち、各切断ブレードにより刈り取られた芝は、
その切断ブレード上の各切断室内で循環し、この循環す
る芝片は、遠心力の影響を受けて切断室の内壁に移動
し、ディフレクタ手段のキッカーに衝突する。キッカー
に衝突した芝片は、切断室の半径方向内方かつ下方に向
けて偏向して、切断ブレード上に落下することによって
再び切断ブレードに切断されながら、切断ブレードが通
過した芝切断経路の芝上に落下する。この結果、芝を刈
り取り、その刈り取った芝片を均一にかつ効率よく切断
芝の上に蒔きながら芝刈り作業を行うマルチング動作
を、複数の切断室を有する切断デッキにおいて達成する
ことができる。
さらに、本発明の請求項7の構成により、シールド部
が、隣接した覆い板間の空間を覆って各切断室間の前側
空間を覆い板の下縁と同じ高さの底面を形成するので、
切断デッキの下側に入ってくる未切断芝は、横方向に撓
むことなく、全てシールド部に衝突して前方に撓むの
で、刈り取られた芝は均一の高さに整地されることにな
り、芝刈機のマルチング動作において、切断ブレード間
に通常残される条痕、つまり、切断芝の縞模様(ストリ
ーキング)がシールド部により解消でき、芝の高さをふ
ぞろいにさせることなく、芝を均等な高さに整地させる
ことができる。
フロントページの続き (72)発明者 フォルド,リチャード エー. アメリカ合衆国 ミネソタ 55420 ブ ルーミングトン イレブンス アベニュ ー サウス 9812 (72)発明者 スミス,レイモンド エッチ.ジュニア アメリカ合衆国 ミネソタ 55124 ア ップル バレー 135ス ストリート ウエスト 8445 (56)参考文献 特公 平1−25547(JP,B2) 米国特許4205512(US,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)牽引装置に連結され、かつ裏面側を
    地面に対面させて地面上を移動できる切断デッキと、 (b)この切断デッキの裏面から離して切断デッキの下
    側に回転可能に支持された複数のほぼ水平な切断ブレー
    ドと、 (c)切断デッキから下方に延びる壁面によってほぼ円
    形状の複数の切断室を形成し、各切断室の内部に1つの
    前記切断ブレードを収容して各切断ブレードの回転領域
    の外周回りに密接して取り囲むように設けられる覆い板
    手段と、 (d)切断ブレードの上方に位置して切断室の内側に張
    り出し、前記切断ブレードの回転方向に対して三角形の
    上流側前面と下流側後面を形成し、これらの両面が接す
    る稜線が切断室の中心に向かって前記切断室の上面に延
    びている少なくとも1つのディフレクタ手段と、 を有していることを特徴とする多重ブレード形マルチン
    グ芝刈機。
  2. 【請求項2】覆い板手段は、各切断ブレードの周囲に配
    置された個別の覆い板を有していることを特徴とする請
    求項1に記載のマルチング芝刈機。
  3. 【請求項3】ディフレクタ手段は、切断芝片を半径方向
    内方かつ下向きにそらせるために、各覆い板の内側に取
    付けられた少なくとも1つのキッカーからなることを特
    徴とする請求項2のマルチング芝刈機。
  4. 【請求項4】キッカーは、切断ブレードの回転方向にお
    ける周回りに間隔をおいて対向配置されていることを特
    徴とする請求項3のマルチング芝刈機。
  5. 【請求項5】覆い板は、切断デッキの横方向に並べて、
    隣接の覆い板が互いに離れるように非重合状態で配置さ
    れていることを特徴とする請求項2のマルチング芝刈
    機。
  6. 【請求項6】覆い板は、切断デッキの横方向に並べて、
    隣接の覆い板が互いに接触部分を有するように重合状態
    で配置され、接触部分の覆い板は取り除かれていること
    を特徴とする請求項2のマルチング芝刈機。
  7. 【請求項7】覆い板手段は、切断デッキから下方に延び
    て各切断ブレードを取り囲む複数の覆い板からなり、こ
    の覆い板は、地面から離れた下縁で終端し、かつ隣接す
    る覆い部材は互いに接触して隣接の覆い板と交差する点
    で接続部分を形成しており、さらに、覆い板手段は、隣
    接する覆い板間の接続部分に設けられ、そこから前方に
    延びているシールド部を含んでおり、このシールド部
    は、覆い板の下縁とほぼ同一高さとなるように設けられ
    ていることを特徴とする請求項1のマルチング芝刈機。
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