JP2799586B2 - 骨材真空冷却槽の密閉装置 - Google Patents

骨材真空冷却槽の密閉装置

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JP2799586B2
JP2799586B2 JP1121139A JP12113989A JP2799586B2 JP 2799586 B2 JP2799586 B2 JP 2799586B2 JP 1121139 A JP1121139 A JP 1121139A JP 12113989 A JP12113989 A JP 12113989A JP 2799586 B2 JP2799586 B2 JP 2799586B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、砂や砂利等の骨材を貯蔵する冷却槽を真
空冷却する骨材真空冷却槽に係り、詳しくは骨材投入口
および排出口の気密性を向上し、かつ開閉操作の省力化
を推進し全自動化を図る骨材真空冷却槽の密閉装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
一般に、コンクリートを打設すると硬化熱を発生する
が、殊に夏季には骨材の計量,貯蔵,供給を行う通常の
バッチャープラントから排出される骨材を用いてダム等
のコンクリートを打設すると、コンクリート温度が急上
昇して表面割れ等を起こす悪影響があった。このため、
冷却槽を真空冷却して骨材を冷却する骨材真空冷却槽が
開発されている。
従来の骨材真空冷却槽の密閉装置には、ヒンジ式ある
いはスライド式の気密蓋が採用されており、これら気密
蓋が投入口および排出口の開口縁部と接触する部位に
は、いずれかにパッキン等の気密部材を取付けて気密性
を保持している。上記密閉装置は気密蓋を閉鎖した後、
締付具を操作して開口縁部と気密蓋との気密性を高めて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の密閉装置は気密蓋の開放前や閉
鎖後に、締付具を操作する手間や時間がかかり面倒で非
能率的であるとともに、その作業は手作業によって行わ
れているので省力化が図れず、したがって骨材真空冷却
槽の自動化操業を推進する上で、全自動化が成し得ない
障害となっていた。
また、骨材の投入,排出の繰り返しで、投入口と排出
口の開口縁部および気密蓋の接触面側には骨材が付着し
たり残留してしまうので、気密蓋の閉鎖時にはこの付
着,残留骨材が開口縁部と気密蓋のパッキンの間に詰ま
って、パッキンを損傷したり、骨材が噛んだままとなっ
て両者間に隙間が生じる等、気密性の保持を困難にして
いた。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、密
閉装置の自動化を図り、作業を省力化して操業の全自動
化を可能にするとともに、気密蓋や開口縁部に付着,残
留する骨材を排除して完全密閉化を図る骨材真空冷却槽
の密閉装置を抵抗することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記課題を解決するために、骨材の投入口
および排出口に気密蓋を備えた冷却槽を真空冷却して、
貯蔵された骨材を冷却する骨材真空冷却槽において、前
記両気密蓋を投入口および排出口の開口縁部と平行状に
接離させかつ全開時に退避させる流体伝動手段およびリ
ンク手段からなる開閉機構と、前記開口縁部および気密
蓋の接触面側に付着,残留する骨材を除去する流体噴射
手段からなる排除機構を設けた骨材真空冷却槽の密閉装
置を構成したものである。
〔作 用〕
この発明によると、流体伝動手段およびリンク手段か
らなる開閉機構が作動すると、投入口と排出口のそれぞ
れの気密蓋が開口縁部に平行状に接触したり、あるいは
開口縁部から平行状に離隔したりし、さらに気密蓋を全
開すればそれぞれの開口部から退避するので、一連の動
作で気密蓋を開口縁部に圧接,解除することができ、省
力化が図れる自動化を可能にするものである。
また、気密蓋を閉鎖する際の気密蓋と開口縁部とが平
行状に離隔した状態のときに、流体噴射手段からなる排
除機構が作動すると、投入口および排出口の開口縁部や
気密蓋の接触面側に打着,残留した骨材が噴射力で吹き
飛ばされて掃除されるので、パッキン等の気密部材を損
傷したり、両者間に噛んで隙間を生じたりすることがな
く気密性を保持可能にする。
〔実施例〕
この発明に係る一実施例を図面に基づいて説明する。
図面の第1図は骨材真空冷却槽の全体図、第2図は同骨
材真空冷却槽の平面図、第3図は上蓋開閉機構と上部排
除機構を示す正面図、第4図は骨材投入シュートの正面
図、第5図は底蓋開閉機構と下部排除機構を示す正面
図、第6図および第7図は底蓋の開閉作動を示す説明
図、第8図は底蓋開閉機構と下部排除機構の側面図、第
9図は第5図S部の拡大断面図である。
第1図に示すように骨材真空冷却槽Aは、円筒状の縦
長な冷却槽1を支柱2などで立設してあり、上部には骨
材を投入するための投入口3を、また下部には冷却され
た骨材を排出するための排出口4をホッパー5の筒口5a
の下端に形成してある。
そして、密閉装置は次のように構成してある。すなわ
ち、第1図ないし第3図に示すように、冷却槽1の上部
には投入口3を開閉する上蓋6の上蓋開閉機構Bと、エ
アを噴出する上部排除機構Cを設けてあり、また冷却槽
1の下部には第5図ないし第8図に示すように、排出口
4を開閉する底蓋7の底蓋開閉機構Dと、エアおよび水
を噴出する下部排除機構Eをそれぞれ設けてある。さら
に、冷却槽1の上方には第4図に示すように、投入口3
に骨材を投入するための骨材投入シュートFを設けてあ
る。
上蓋6は円形な投入口3の開口縁部3aに周縁が載置さ
れるように円盤形状をしており、開口縁部3aとの接触面
側6aにはOリング8を取付けてある。冷却槽1の上部に
は、上蓋開閉機構Bを取付けるための基礎梁9が投入口
3を囲むように、しかも開口縁部3aのレベルより低い位
置となるように枠状に組付けてある。この基礎梁9の上
部に水平方向に旋回自在な2本平行に組んだ水平移動梁
10と、この水平移動梁10の旋回を案内するガイドレース
11を組付けてある。上記水平移動梁10はその基端側を支
持梁12を介して横ピン13と縦ピン14で軸着してあり、先
端部には移動ローラ15を突設して、固定梁16を介して取
付けた円弧上のガイドレール11に収嵌してある。
水平移動梁10の中央には、上下動用エアシリンダ17の
シリンダケース17aをピン継手によって取付けてあり、
またそのシリンダロッド17bの先端部には倍力作用をな
すためのトグルリンク18を連結してある。この上下動用
エアシリンダ17は,シリンダロッド17bが水平移動梁10
の長手方向に伸長するように取付けられ、トグルリンク
18の一方のリンク材は水平移動梁10の上部に、また他方
のリンク材は上蓋6の上部中心位置にそれぞれピン継手
によって取付けられている。また、水平移動梁10基部側
の中央には、腕体19をピン継手によって取付けてあり、
先端部を上蓋6の上部中心位置にピン継手によって取付
けてある(第3図参照)。さらに、水平移動梁10の一側
面の基部側には、旋回用エアシリンダ20のシリンダロッ
ド20bをピン継手によって取付けてあり、シリンダケー
ス20aは水平移動梁10と同一高さに組んだ取付梁21にピ
ン継手によって取付けてある(第2図参照)。この旋回
用エアシリンダ20はそのシリンダロッド20bの最大縮退
時に、水平移動梁10に対して直交方向に位置するように
取付けてある。
したがって、閉鎖状態にある上蓋6を開放するには次
のように行う。上下動用エアシリンダ17を作動してシリ
ンダロッド17bを縮退する。これにより、トグルリンク1
8が第3図に仮想線で示すように作動して上蓋6を僅か
に上動する。上蓋6は腕体19で軸支されているので、開
口縁部3aから垂直方向に、しかも安定的に持上げられ、
上蓋6のOリング8を開口縁部6aに摩擦することなく損
傷を防止できる。続いて、上蓋6を持上げた状態のま
ま、旋回用エアシリンダ20のシリンダロッド20bを伸長
する。その伸長につれて水平移動梁10はガイドレール11
に沿って移動し、第2図に仮想線で示すように、縦ピン
14を支点にして水平方向に旋回する。上蓋6は投入口3
から完全に退避した位置で停止する。以上の操作で、上
蓋6が開放され投入口3が全開するので、骨材を投入可
能にする。また、投入口3を閉鎖するには、上記とは逆
作動を行う。上蓋6はスライド旋回した後、垂直に降下
して、投入口3の開口縁部3aを圧接するので、Oリング
8の摩擦することなく投入口3を完全に密閉する。
次に、第1図ないし第3図に示すエアを噴射する上部
排除機構Cについて説明する。この上部排除機構Cは、
図示しないエア配管に接続される環状ヘッダー23に投入
側ノズル22を設けており、水平移動梁10の下部に取付け
た十字形の吊り部材24を介して環状ヘッダー23が取付け
られ、上蓋6を囲撓するようにしてある。この環状ヘッ
ダー23は上蓋6の外径寸法より内径を大きく形成してあ
り、周囲45度の角度間隔毎に合計8個の投入側ノズル22
を取付けてある。これら投入側ノズル22は、その噴射方
向をいずれも投入口3の開口縁部3aに向け、しかも投入
口3の求心方向に向くように、下向き45度の角度をつけ
て取付けている。
上記上部排除機構Cは、上蓋6を閉鎖する際に作動す
る。すなわち、旋回用エアシリンダ20のシリンダロッド
20bを縮退して、上蓋6が持上げられた状態のまま投入
口3の上方に位置するときに作動してエアを噴射する。
噴射エアは開口縁部3aに反射して上蓋6の接触面側6aに
も噴射され、両者間の僅かな空域を擾乱状態にする。開
口縁部3aならびに上蓋6の接触面側6aに付着,残留した
骨材は吹き飛ばされ除去される。これにより、投入口の
開口縁部3aと上蓋6の接触面側6aを排除するので、上蓋
6をその後に閉鎖しても、両者間に骨材が詰まってOリ
ング8を損傷したり、噛んで隙間が生じたりすることが
なく完全に密閉できる。
骨材投入シュートFは第4図に示すように、この例で
は、2基設置した骨材真空冷却槽Aの中間に設けてい
る。骨材投入シュートFはトラス構造のタワー30の頂部
に首振り自在に取付けたディストリビューター31と、円
筒状の上部シュート32aおよび下部シュート32bを嵌合し
てスライド可能にするスライドシュート32で構成してい
る。ディストリビューター31は、30度の角度をつけた筒
口31aを有する漏斗形に形成してあり、図示しないコン
ベアーから搬送される骨材を上部開口31bから受け、筒
口31aを通過させて下方に位置するスライドスート32に
移送する。
スライドシュート32は、ディストリビューター31の筒
口31aから骨材真空冷却槽Aの投入口3を結ぶために、
斜めに設けてある。このスライドシュート32全体を水
平,垂直方向に揺動可能にするため、上部シュート32a
の基部はタワー30の上部にピン継手によって取付けら
れ、一方の下部シュート32bはその略中間位置とタワー3
0との間をそれぞれピン継手によって取付けた連続部材3
3を介在してある。そして、上部シュート32aには、下部
シュート32bを斜め上下方向に伸縮スライドさせるため
のスライド用エアシリンダ34を取付けてある。このスラ
イド用エアシリンダ34は、上部シュート32aの左右両端
部に、軸心方向に沿ってシリンダケース34aを取付けて
あり、シリンダロッド34bの先端部は下部シュート32bの
上端部に連結してある。上部シュート32aは、その上端
部の口径をディストリビューター31の筒口31aより大き
くしたテーパ状に形成してあり、先端部は下部シュート
32bに内嵌してある。また、下部シュート32bの先端側は
エルボ状に下方に折曲してあり、その下端部はスライド
用エアシリンダ34のシリンダロッド34bを最大伸長した
際に、冷却槽1の投入口3に近接するようにしてある。
したがって、スライド用エアシリンダ34のシリンダロ
ッド34bを伸長した第4図に実線で示す状態から、シリ
ンダロッド34bを縮退すると、下部シュート32bは上部シ
ュート32aに一層嵌入して縮退しつつ、スライドシュー
ト32全体が連結部材33で規制されながら上部シュート32
aの継手ピンを支点として旋回上昇する(この状態を第
4図に仮想線で示す)。逆に、スライド用エアシリンダ
34のシリンダロッド34bを伸長すれば、スライドシュー
ト32は仮想線から実線の位置に旋回下降して、投入口3
に近接する。これにより、ディストリビューター31から
スライドシュート32を経て、冷却槽1の投入口3に骨材
を投入可能にする。上記骨材投入シュートFは、上蓋6
を退避させた後にスライドシュート32を下降して骨材を
投入し、投入終了後に上昇して上蓋6の閉鎖を可能にし
てある。
続いて、底蓋開閉機構Dについて説明する。底蓋会計
機構Dは第5図ないし第8図に示すように、冷却槽1の
排出口4を開閉する底蓋7と、この底蓋7を取付けた底
蓋取付部材40と、底蓋取付部材40を斜め上下方向に作動
させ底蓋7を排出口4の開口縁部4aと接離させる上下動
用エアシリンダ41と、底蓋取付部材40を旋回して底蓋7
を排出口4から退避させる旋回用エアシリンダ42で構成
してある。
底蓋7は円形な排出口4の開口縁部4aに、接触面側7a
の周縁が接触するように円盤形状をしている。ところ
で、排出口4の開口縁部4aには第9図に示すように、O
リング43を取付けてあり、底蓋7の接触面側7aが圧接す
るようにしてある。また、開口縁部4aの内周側には水切
り溝4bを形成し、骨材の残留水分の水滴が開口縁部4aに
付着しないようにしてある。底蓋取付部材40は第5図お
よび第8図に示すように、底蓋7を固定的に載置する載
置部材40aの両端部に、略L字形の2枚のプレート40bを
同方向に向けて対面状に取付けた凵形に構成してある。
一方、ホッパー5の筒口5a上部には、その前後位置に
それぞれ冂形のレバー取付部材44を取付けてある。それ
らレバー取付部材44には、略へ字形の係合レバー45の折
曲部をピン46によってそれぞれ軸着してあり、ピン46を
支点に係合レバー45を回動可能にしてある。この係合レ
バー45のそれぞれの一側端には、上記底蓋取付部材40の
両プレート40bの上部をピン47で回動自在に軸着してあ
り、また係合レバー45の他側端には上下動用エアシリン
ダ41のシリンダロッド41bをピン継手によって取付けて
ある。上下動用エアシリンダ41はそのシリンダケース41
aのボトムを、ホッパー5の一側面(第5図では左側)
に2個所突設した取付部にそれぞれ1基づつピン継手に
よって取付けている。さらに、ホッパー5の他側面(第
5図では右側)には上記同様に取付部を2個所突設し
て、2基の旋回用エアシリンダ42のシリンダケース42a
をピン継手によって取付け、それぞれのシリンダロッド
42bは上記底蓋取付部材40のプレート40bの折曲部にピン
継手によって取付けている。上記上下動用エアシリンダ
41と旋回用エアシリンダ42の関係は、いずれのシリンダ
ロッド41b,42bも伸長させた状態(第5図に示す状態)
のときには、底蓋7が排出口4を圧接して閉鎖した状態
に底蓋取付部材40が位置する。
したがって、閉鎖状態の底蓋7を開放するには次のよ
うに行う。上下動用エアシリンダ41のシリンダロッド41
bを縮退すると、第5図から第6図の状態に移行する。
シリンダロッド41bの縮退につれて係合レバー45は、そ
のピン46を支点にして時計廻り方向に回転するので、係
合レバー45の一側が下方に下がり、底蓋取付部材40全体
を右斜め下方に移動する(第6図参照)。これにより、
底蓋7は排出口4の開口縁部4aから平行状に僅かに離隔
するので、開口縁部4aのOリング43を摩擦することなく
損傷を防止できる。続いて、旋回用エアシリンダ42のシ
リンダロッド42bを縮退すると、これに取付けられた底
蓋取付部材40がピン47を支点にして反時計廻り方向に旋
回し、排出口4から完全に退避した位置で停止する(第
7図参照)。以上の作動で排出口4が全開して、骨材が
排出される。排出口4を閉鎖するには、上記とは逆作動
を行う。底蓋7は旋回した後に左斜め上方に移動し、排
出口4の開口縁部4aを圧接するので、Oリング43を摩擦
することなく排出口4を完全に密閉する。
次に、エアおよび水を噴射する下部排除機構Eについ
て説明する。この下部排除機構Eは、第5図ないし第8
図に示すようにホッパー5の筒口5aから下方に向けて取
付けた排出側第1ノズル48と、水洗カバー49内に取付け
た排出側第2ノズル50および水ノズル51で構成してあ
る。排出側第1ノズル48は劣弧形ヘッダー52に4個所取
付けてあり、図示しないエア配管に接続してある。この
劣弧形ヘッダー52はホッパー5の筒口5aの下部側に取付
金具53を介して、しかも筒口5aの周面に沿うように取付
けてある。排出側第1ノズル48は上下用エアシリンダ41
のシリンダロッド41bが最大縮退した際に、すなわち底
蓋7が排出口4から僅かに間隔をあけた位置にあるとき
(第6図に示す状態)に、底蓋7の周縁に噴射する方向
に向けてある。また、上記水洗カバー49は、旋回用エア
シリンダ42側に開口を向け、底蓋取付部材40が旋回して
排出口4から退避した際に収納する位置に取付けてある
(第8図参照)。水洗カバー49内の上部には、ヘッダー
54に取付けた排出側第2ノズル50と水ヘッダー55に取付
けた水ノズル51をそれぞれ備えており、底蓋取付部材40
が水洗カバー40内に位置しているときに、底蓋7の接触
面側7aにエアあるいは水を噴射するようにしてある。排
出側第1ノズル48および第2ノズル50のエア噴射は毎
回、すなわち1排出毎に作動させるが、水の噴射は作業
終了時に行い、底蓋7の接触面側7aを洗浄する。排水は
図示しない排水溝に導くようにしてある。
したがって、排出口4から底蓋7を退避させたとき
に、排出側第2ノズル50からエアを噴射して底蓋7の接
触面側7aに付着,残留する骨材を吹き飛ばして掃除する
(第8図参照)。次に、排出口4を閉鎖するために底蓋
取付部材40を下方に旋回して、底蓋7が開口縁部4aの僅
か下方に位置するときに、排出側第1ノズル48からエア
を噴射する。噴射エアは底蓋7の接触面側7aに反射し
て、開口縁部4aにも噴射され両者間の空域を擾乱状態に
する。開口縁部4aに付着した骨材は吹き飛ばされ除去さ
れる。これにより、底蓋7の接触面側7aと開口縁部4aを
掃除するので、底蓋7を圧接,閉鎖しても両者間に骨材
が詰まってOリング43を損傷したり、噛んで隙間が生じ
たりすることなく完全に密閉できる。
なお、上記上蓋開閉機構B,底蓋開閉機構Dおよび骨材
投入シュートFの各エアシリンダは適宜制御されてエア
源に接続してある。また、投入側ノズル22,排出側第1,
第2ノズル48,50および水ノズル51から噴射されるエア
や水も、適宜制御されエア源あるいはポンプに接続して
ある。
以上のように構成した密閉装置の作動を骨材真空冷却
槽Aの操業と併せて説明する。まず、カラの骨材真空冷
却槽Aに骨材を貯蔵するために、底蓋開閉機構Cが作動
して排出口4が閉鎖される。この後、上蓋開閉機構Bが
作動して投入口3が全開される。続いて、骨材を投入す
るために、骨材投入シュートFのスライドシュート32を
伸長して投入口3に近接する。図示しないコンベアが作
動して、ディストリビューター31に骨材を投入し,スラ
イドシュート32から骨材真空冷却槽Aに投入される。骨
材の所定計量の到達でコンベアが停止する。骨材投入シ
ュートF内の骨材が全て投入された後、スライドシュー
ト32を上昇する。その後、旋回用エアシリンダ20が作動
して投入口3から退避していた上蓋6がスライド旋回
し、投入口3の僅か上方の位置で停止する。このとき、
投入側ノズル22からエアが一定時間噴射される。投入口
3の開口縁部3aおよび上蓋6の接触面側6aに残留,付着
していた骨材が吹き飛ばされて掃除される。次に、上下
動用エアシリンダ17が作動し上蓋6が垂直に下動して、
投入口3の開口縁部3aを圧接する。開口縁部3aと上蓋6
の接触面側6aの間は、骨材を排除して圧接するので、骨
材がその間に詰まって、Oリング8を損傷したり、噛ん
で隙間が生じたりすることがなく、投入口3を完全に密
閉できる。そして、排出口4も底蓋7で完全に密閉して
いるので、冷却槽1全体が安全に密閉される。
次に、骨材を貯蔵した冷却槽1内を真空にして、骨材
を冷却する。所定時間経過後に、図示しないミキサー側
に骨材を供給するために、底蓋開閉機構Dが作動する。
底蓋7は大きく旋回して排出口4を全開し、骨材を排出
する。この間に、排出側第2ノズル50が作動して、底蓋
7の接触面側7aに残留,付着している骨材を吹き飛ばし
掃除する。底蓋7が大きく傾斜して、停止していること
もあり、接触面側7aの骨材は隈なく排除される。冷却槽
1内の骨材が排除された後に、旋回用エアシリンダ42が
作動して底蓋7を旋回し、排出口4の僅か下方の位置で
停止する。このとき、排出側第1ノズル48からエアが一
定字暗噴射される(第5図参照)。排出口4の開口縁部
4aに付着した骨材が吹き飛ばされ底蓋7ともども掃除さ
れる。次に、上下通用エアシリンダ41が作動して底蓋7
が左斜め上方に平行状態で上動し、排出口4の開口縁部
4aを圧接する。
したがって、底蓋7の接触面側7aと開口縁部4aの間
は、骨材を排除して圧接すので、その間に骨材が詰まっ
てOリング43を損傷したり、噛んで隙間が生じたりする
ことがなく、排出口4を完全に密閉できる。
以上で貯蔵した骨材の1回の排出を終了するが、次回
以降も上記同様の作動が繰り返される。そして、作業終
了後には、底蓋7を退避状態にして水洗カバー49内で水
ノズル51を噴射する。底蓋7の接触面側7aに残留,付着
した骨材を洗浄する。
〔発明の効果〕
この発明は以上のように構成したので、次のような効
果を奏する。
骨材真空冷却槽の投入口ならびに排出口は、流体伝動
手段とリンク手段からなるそれぞれの開閉機構で自動的
に開閉できるので、作業が省力化されて密閉装置の自動
化を可能にする。したがって、骨材真空冷却槽の自動化
操業を達成する。
また、投入口ならびに排出口には流体噴射手段をそれ
ぞれ設けてあるので、開口縁部および気密蓋の接触縁側
に残留,付着する骨材は吹き飛ばされて掃除される。よ
って、両者間に骨材が詰まってパッキン等の気密部材を
損傷したり、噛んで隙間が生じたりすることがなく、開
閉機構の作動と相俟って排出口および投入口を完全に密
閉可能にする。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例に係り、第1図は骨材真空冷
却槽の全体図、第2図は同骨材真空冷却槽の平面図、第
3図は上蓋開閉機構と上部排除機構を示す正面図、第4
図は骨材投入シュートの正面図、第5図は底蓋開閉機構
と下部排除機構を示す正面図、第6図および第7図は底
蓋の開閉作動を示す説明図、第8図は底蓋開閉機構と下
部排除機構の側面図、第9図は第5図S部の拡大断面図
である。 A……骨材真空冷却槽、B……上蓋開閉機構 C……上部排除機構、D……底蓋開閉機構 E……下部排除機構、F……骨材投入シュート 1……冷却槽、3……投入口 3a……開口縁部、4……排出口 4a……開口縁部、4b……水切り溝 5……ホッパー、5a……筒口 6……上蓋、6a……接触面側 7……底蓋、7a……接触面側 8……Oリング、10……水平移動梁 11……ガイドレール、15……移動ローラ 17……上下動用エアシリンダ 18……トグルリンク、19……腕体 20……旋回用エアシリンダ 22……挿入側ノズル、23……環状ヘッダー 31……ディスリビューター 32……スライドシュート 32a……上部シュート 32b……下部シュート 34……スライド用エアシリンダ 40……底蓋取付部材、40b……プレート 41……上下動用エアシリンダ 42……旋回用エアシリンダ 43……Oリング、45……係合レバー 48……排出側第1ノズル 49……水洗カバー、50……排出側第2ノズル 51……水ノズル、52……劣弧形ヘッダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安倍 善悦 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 岡島 正造 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 会田 精一 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 荒井 厚俊 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 松本 俊一 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 川上 修 兵庫県尼崎市富松町3―11―3 (72)発明者 来城 末雄 埼玉県新座市石神2―11―12 (72)発明者 土田 進 埼玉県桶川市東1―6―28 (72)発明者 戸張 久 埼玉県浦和市白鍬362―1 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28C 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨材の投入口および排出口に気密蓋を備え
    た冷却槽を真空冷却して、貯蔵された骨材を冷却する骨
    材真空冷却槽において、 前記両気密蓋を投入口および排出口の開口縁部と平行状
    に接離させかつ全開時に退避させる流体伝動手段および
    リンク手段からなる開閉機構と、前記開口縁部および気
    密蓋の接触面側に付着,残留する骨材を除去する流体噴
    射手段からなる排除機構を設けたことを特徴とする骨材
    真空冷却槽の密閉装置。
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