JP2798325B2 - 異形管の内面塗装装置 - Google Patents
異形管の内面塗装装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異形管の内面塗装装置に
関し、特に、ダクタイル鋳鉄異形管などの金属異形管の
内面に、エポキシ樹脂系、ポリエステル樹脂系、ポリア
ミド樹脂系などの熱硬化性粉体塗料などを塗装するため
の、異形管の内面塗装装置に関する。
関し、特に、ダクタイル鋳鉄異形管などの金属異形管の
内面に、エポキシ樹脂系、ポリエステル樹脂系、ポリア
ミド樹脂系などの熱硬化性粉体塗料などを塗装するため
の、異形管の内面塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ダクタイル鋳鉄管などの金属管の
内面のコーティング処理として、粉体塗装が行われてい
る。従来、金属異形管に内面粉体塗装を施す際には、通
常管を加熱し、作業者がこの加熱した管の一端または両
端からスプレー塗装ガンを管内に挿入して、一般には管
の内部中央から管端に向けて順次粉体塗料を吹き付けて
いる。管の種類によっては、管の一端から他端に向けて
塗装することも行われている。大口径の管の場合には、
作業者が完全に管内に入って作業するのが常である。
内面のコーティング処理として、粉体塗装が行われてい
る。従来、金属異形管に内面粉体塗装を施す際には、通
常管を加熱し、作業者がこの加熱した管の一端または両
端からスプレー塗装ガンを管内に挿入して、一般には管
の内部中央から管端に向けて順次粉体塗料を吹き付けて
いる。管の種類によっては、管の一端から他端に向けて
塗装することも行われている。大口径の管の場合には、
作業者が完全に管内に入って作業するのが常である。
【0003】この場合に、たとえばエポキシ樹脂粉体塗
料を使用するときには、初期管温を230 〜280 ℃位に設
定して、これが180 ℃位までに自然冷却する間に塗装を
終えるようにするのが通例である。
料を使用するときには、初期管温を230 〜280 ℃位に設
定して、これが180 ℃位までに自然冷却する間に塗装を
終えるようにするのが通例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このために作
業者は大変な高温、高熱に晒されることになり、たとえ
防護服を着用してもスムースな作業が行えず、安定した
塗膜を形成することが困難であるという問題点がある。
また作業者は塗装作業時に舞い上がる粉体にも晒される
ことになり、きわめて作業環境が悪いという問題点があ
る。しかも、防塵対策として急激なエアブローや集塵を
行うと、管温が急激に低下したり塗料の付着効率が悪化
したりする恐れがあるなど、決して十分な対策にはなり
得ないという問題点もある。
業者は大変な高温、高熱に晒されることになり、たとえ
防護服を着用してもスムースな作業が行えず、安定した
塗膜を形成することが困難であるという問題点がある。
また作業者は塗装作業時に舞い上がる粉体にも晒される
ことになり、きわめて作業環境が悪いという問題点があ
る。しかも、防塵対策として急激なエアブローや集塵を
行うと、管温が急激に低下したり塗料の付着効率が悪化
したりする恐れがあるなど、決して十分な対策にはなり
得ないという問題点もある。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、異形管の内面を粉体塗装するに際して、上述のよう
な暑熱や粉塵から作業者を解放するとともに、塗装品質
を向上させかつ安定させることを目的とする。
し、異形管の内面を粉体塗装するに際して、上述のよう
な暑熱や粉塵から作業者を解放するとともに、塗装品質
を向上させかつ安定させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、曲管などの異形管を上下方向、左右方向およ
び水平旋回方向に位置決めした状態で載置可能であると
ともに、この異形管を載置した状態で塗装ブースに向け
て走行可能なターンテーブル台車と、前記塗装ブース内
に位置するターンテーブル台車上の異形管の内面を塗装
可能な内面塗装ロボットとを有し、この内面塗装ロボッ
トは、水平方向に配置されるとともに三次元空間内で位
置決め可能に構成されて、前記塗装ブース内に位置する
ターンテーブル台車上の異形管の開口からこの異形管の
内部に挿入可能な棹体と、この棹体の先端においてこの
棹体の延長線の方向に設けられるとともに、その軸心ま
わりに回転可能とされ、さらに棹体の延長線の方向の水
平軸心に対し傾斜する方向に揺動自在とされたアーム
と、このアームの先端に設けられた塗装ガンとを有する
ようにしたものである。
本発明は、曲管などの異形管を上下方向、左右方向およ
び水平旋回方向に位置決めした状態で載置可能であると
ともに、この異形管を載置した状態で塗装ブースに向け
て走行可能なターンテーブル台車と、前記塗装ブース内
に位置するターンテーブル台車上の異形管の内面を塗装
可能な内面塗装ロボットとを有し、この内面塗装ロボッ
トは、水平方向に配置されるとともに三次元空間内で位
置決め可能に構成されて、前記塗装ブース内に位置する
ターンテーブル台車上の異形管の開口からこの異形管の
内部に挿入可能な棹体と、この棹体の先端においてこの
棹体の延長線の方向に設けられるとともに、その軸心ま
わりに回転可能とされ、さらに棹体の延長線の方向の水
平軸心に対し傾斜する方向に揺動自在とされたアーム
と、このアームの先端に設けられた塗装ガンとを有する
ようにしたものである。
【0007】
【作用】このような構成によれば、ターンテーブル台車
によって管が所定位置に位置決めされ、かつ塗装ロボッ
トが、水平方向に配置されるとともに三次元空間内で位
置決め可能に構成されて、前記塗装ブース内に位置する
ターンテーブル台車上の異形管の開口からこの異形管の
内部に挿入可能な棹体と、この棹体の先端においてこの
棹体の延長線の方向に設けられるとともに、その軸心ま
わりに回転可能とされ、さらに棹体の延長線の方向の水
平軸心に対し傾斜する方向に揺動自在とされたアーム
と、このアームの先端に設けられた塗装ガンとを有する
ことで、特に、異形管の内部に挿入される棹体の先端で
回転および揺動し得るアームの先端に塗装ガンが配置さ
れることになるため、複雑な形状の異形管の内面が、人
手を要することなく自動的に、かつ常に一定の条件のも
とで、安定して粉体塗装されることになる。
によって管が所定位置に位置決めされ、かつ塗装ロボッ
トが、水平方向に配置されるとともに三次元空間内で位
置決め可能に構成されて、前記塗装ブース内に位置する
ターンテーブル台車上の異形管の開口からこの異形管の
内部に挿入可能な棹体と、この棹体の先端においてこの
棹体の延長線の方向に設けられるとともに、その軸心ま
わりに回転可能とされ、さらに棹体の延長線の方向の水
平軸心に対し傾斜する方向に揺動自在とされたアーム
と、このアームの先端に設けられた塗装ガンとを有する
ことで、特に、異形管の内部に挿入される棹体の先端で
回転および揺動し得るアームの先端に塗装ガンが配置さ
れることになるため、複雑な形状の異形管の内面が、人
手を要することなく自動的に、かつ常に一定の条件のも
とで、安定して粉体塗装されることになる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明にもとづく異形管の内面塗装
装置の全体構成を示す。ここで1はターンテーブル台車
で、異形管の搬入および搬出を行うための管受渡し位置
2と、異形管の内面塗装を実施するための塗装ブース3
との間を水平な方向Dに走行自在である。図2は、ター
ンテーブル台車1がダクタイル鋳鉄製の曲管状の異形管
4を上面に支持したときの状態を示す。このターンテー
ブル台車1は、図示のように異形管4を載置した状態
で、この異形管4を、図1および図2に示すように、上
下方向Lと、台車1の走行方向に直角な水平方向Iと、
水平面内における旋回方向Tとに移動させて位置決めさ
せることができる。
装置の全体構成を示す。ここで1はターンテーブル台車
で、異形管の搬入および搬出を行うための管受渡し位置
2と、異形管の内面塗装を実施するための塗装ブース3
との間を水平な方向Dに走行自在である。図2は、ター
ンテーブル台車1がダクタイル鋳鉄製の曲管状の異形管
4を上面に支持したときの状態を示す。このターンテー
ブル台車1は、図示のように異形管4を載置した状態
で、この異形管4を、図1および図2に示すように、上
下方向Lと、台車1の走行方向に直角な水平方向Iと、
水平面内における旋回方向Tとに移動させて位置決めさ
せることができる。
【0009】図1において、塗装ブース3に隣接する位
置には内面塗装ロボット5が設置されており、この内面
塗装ロボット5の塗装ガン6は、5軸方向に移動自在で
ある。詳細には、床面上に設置されたベース部材7の上
面に台車1の走行方向Dと同方向Yの一対のガイドレー
ル8が設置されており、このガイドレール8上をその方
向Yに走行可能な移動体9が設けられている。移動体9
上には、この移動体9の走行方向Yと直角な方向Xのガ
イドレール10が設置されており、このガイドレール10上
をその方向Xに走行可能な上下方向のポスト11が設けら
れている。そしてポスト11に沿って上下の方向Zに移動
自在な昇降体12が設けられており、この昇降体12から、
水平方向の棹体13が、塗装ブース3へ向かう方向に設け
られている。
置には内面塗装ロボット5が設置されており、この内面
塗装ロボット5の塗装ガン6は、5軸方向に移動自在で
ある。詳細には、床面上に設置されたベース部材7の上
面に台車1の走行方向Dと同方向Yの一対のガイドレー
ル8が設置されており、このガイドレール8上をその方
向Yに走行可能な移動体9が設けられている。移動体9
上には、この移動体9の走行方向Yと直角な方向Xのガ
イドレール10が設置されており、このガイドレール10上
をその方向Xに走行可能な上下方向のポスト11が設けら
れている。そしてポスト11に沿って上下の方向Zに移動
自在な昇降体12が設けられており、この昇降体12から、
水平方向の棹体13が、塗装ブース3へ向かう方向に設け
られている。
【0010】棹体13の先端にはこの棹体13の延長線の方
向のアーム14が設けられており、塗装ガン6は、このア
ーム14の先端に一対が設けられている。アーム14は、そ
の軸心のまわりの方向Qに回転可能であるとともに、棹
体13の延長線の方向の水平軸心に対し傾斜する方向Aに
揺動自在である。
向のアーム14が設けられており、塗装ガン6は、このア
ーム14の先端に一対が設けられている。アーム14は、そ
の軸心のまわりの方向Qに回転可能であるとともに、棹
体13の延長線の方向の水平軸心に対し傾斜する方向Aに
揺動自在である。
【0011】内面塗装ロボット5のポスト11には一対の
位置決めレーザーマーカー15が設けられている。このレ
ーザーマーカー15は、塗装ガン6のノズル先端と管4と
の距離出しを行うとともに、管4をI方向に位置決めし
て、ロボット5による塗装開始位置を決定するためのも
のである。
位置決めレーザーマーカー15が設けられている。このレ
ーザーマーカー15は、塗装ガン6のノズル先端と管4と
の距離出しを行うとともに、管4をI方向に位置決めし
て、ロボット5による塗装開始位置を決定するためのも
のである。
【0012】内面塗装ロボット5に隣接する位置には、
制御室16が設置されている。この制御室16は、作業者が
内面塗装ロボット5やターンテーブル台車1を制御する
ためのもので、操作盤17や、ロボット5のためのティー
チング装置18や、制御盤19などが設置されている。
制御室16が設置されている。この制御室16は、作業者が
内面塗装ロボット5やターンテーブル台車1を制御する
ためのもので、操作盤17や、ロボット5のためのティー
チング装置18や、制御盤19などが設置されている。
【0013】内面塗装ロボット5の側方には安全柵20が
設けられておりこの安全柵20の外側には、ロボット5へ
の塗料供給装置21と、エアパネル22と、このエアパネル
22上のガン制御盤23と、ロボット側操作盤24とが設けら
れている。また塗装ブース3の側方には、投入側操作盤
25が設けられている。
設けられておりこの安全柵20の外側には、ロボット5へ
の塗料供給装置21と、エアパネル22と、このエアパネル
22上のガン制御盤23と、ロボット側操作盤24とが設けら
れている。また塗装ブース3の側方には、投入側操作盤
25が設けられている。
【0014】次に、ターンテーブル台車1を、図1〜図
4にもとづいて詳細に説明する。図示のように台車1は
フレーム体にて構成され、図1に示された管受渡し位置
2と塗装ブース3との間に敷設されたレール31上を水平
方向Dに走行するための車輪32を有している。33は走行
駆動装置である。36は、台車1へ電力や制御信号などを
供給するためのケーブルベアである。
4にもとづいて詳細に説明する。図示のように台車1は
フレーム体にて構成され、図1に示された管受渡し位置
2と塗装ブース3との間に敷設されたレール31上を水平
方向Dに走行するための車輪32を有している。33は走行
駆動装置である。36は、台車1へ電力や制御信号などを
供給するためのケーブルベアである。
【0015】台車1の中央部には、ターンテーブル37が
設けられている。このターンテーブル37は、図1に示す
ように、フレーム部38と、このフレーム部38の上方にお
いてフレーム部38と一体的に構成されたテーブル部39と
を有し、テーブル部39は台車1の上面をなしている。タ
ーンテーブル37の中心下部には下向きの中心ピン40が設
けられ、この中心ピン40は、台車1に設けられた軸受41
により支持されている。
設けられている。このターンテーブル37は、図1に示す
ように、フレーム部38と、このフレーム部38の上方にお
いてフレーム部38と一体的に構成されたテーブル部39と
を有し、テーブル部39は台車1の上面をなしている。タ
ーンテーブル37の中心下部には下向きの中心ピン40が設
けられ、この中心ピン40は、台車1に設けられた軸受41
により支持されている。
【0016】図3に示すように、ターンテーブル37の近
傍における台車1の内部には、ターンテーブル37のため
の回転駆動装置45が設けられており、この回転駆動装置
45は、ターンテーブル37をチェーン駆動する。図1に示
すように、ターンテーブル37の中央部には、上下方向L
に昇降可能な管支持ブロック51が設けられており、この
管支持ブロック51は、図2に示すように異形管4の管胴
部を水平方向に支持可能である。
傍における台車1の内部には、ターンテーブル37のため
の回転駆動装置45が設けられており、この回転駆動装置
45は、ターンテーブル37をチェーン駆動する。図1に示
すように、ターンテーブル37の中央部には、上下方向L
に昇降可能な管支持ブロック51が設けられており、この
管支持ブロック51は、図2に示すように異形管4の管胴
部を水平方向に支持可能である。
【0017】図4に示すように、ターンテーブル37に
は、異形管4の受口首部などのこの異形管の端部の近傍
部分を支持する支持装置52が設けられている。すなわち
台車1のフレーム部38にはレール31と直交する水平方向
のレール53が設けられており、車輪54を有してこのレー
ル53上を走行可能な台車55が設けられている。レール53
の両端側にはそれぞれスプロケット56が設けられ、これ
らスプロケット56にわたって掛けられるチェーン57の両
端が、台車55の両端にそれぞれ連結されている。スプロ
ケット56の一方は駆動装置に連動されており、この駆動
装置にてスプロケット56を正方向あるいは逆方向に回転
させることで、台車55がレール53に沿って台車1と直角
な方向Iに走行される。台車55上にはV字形の支持体59
が設けられており、この支持体59が、異形管4の端部近
傍を、前記の方向Iに移動可能なように支持することが
できる。また支持体59は、V字形に形成されていること
により、図3に示すように種々の口径の異形管4をそれ
ぞれ適正に支持可能である。
は、異形管4の受口首部などのこの異形管の端部の近傍
部分を支持する支持装置52が設けられている。すなわち
台車1のフレーム部38にはレール31と直交する水平方向
のレール53が設けられており、車輪54を有してこのレー
ル53上を走行可能な台車55が設けられている。レール53
の両端側にはそれぞれスプロケット56が設けられ、これ
らスプロケット56にわたって掛けられるチェーン57の両
端が、台車55の両端にそれぞれ連結されている。スプロ
ケット56の一方は駆動装置に連動されており、この駆動
装置にてスプロケット56を正方向あるいは逆方向に回転
させることで、台車55がレール53に沿って台車1と直角
な方向Iに走行される。台車55上にはV字形の支持体59
が設けられており、この支持体59が、異形管4の端部近
傍を、前記の方向Iに移動可能なように支持することが
できる。また支持体59は、V字形に形成されていること
により、図3に示すように種々の口径の異形管4をそれ
ぞれ適正に支持可能である。
【0018】次に内面塗装ロボット5の詳細構造につい
て説明する。前述のようにこのロボット5は、ここでは
説明を省略する公知の手段によって通常の三次元方向
X、Y、Zに移動可能であるが、そのうえに、回転方向
Qと揺動方向Aにも移動可能である。
て説明する。前述のようにこのロボット5は、ここでは
説明を省略する公知の手段によって通常の三次元方向
X、Y、Zに移動可能であるが、そのうえに、回転方向
Qと揺動方向Aにも移動可能である。
【0019】図5に示すように、ポスト11に沿って昇降
する昇降体12に基端部が接続された水平方向の棹体13
は、二重構造体により構成されて、パイプ状の外側体61
と、この外側体61の内部に同心状に配置されるパイプ状
の内側体62とを有する。外側体61は、その基端部がブラ
ケット63によって昇降体12に取り付けられている。
する昇降体12に基端部が接続された水平方向の棹体13
は、二重構造体により構成されて、パイプ状の外側体61
と、この外側体61の内部に同心状に配置されるパイプ状
の内側体62とを有する。外側体61は、その基端部がブラ
ケット63によって昇降体12に取り付けられている。
【0020】内側体62は昇降体12の内部を貫通するよう
に配置されて、この昇降体12の内部において軸受により
回転自在に支持されている。また内側体62は、昇降体12
内に設けられた駆動装置によって、軸心まわりに回転さ
れる。昇降体12内には、内側体62の回転角度を検出する
ためのセンサが設けられている。
に配置されて、この昇降体12の内部において軸受により
回転自在に支持されている。また内側体62は、昇降体12
内に設けられた駆動装置によって、軸心まわりに回転さ
れる。昇降体12内には、内側体62の回転角度を検出する
ためのセンサが設けられている。
【0021】図6は、塗装ガン6およびその近傍の詳細
構造を示す。棹体13の内側体62の先端部に前述のアーム
14が一体回転可能に取り付けられている。アーム14は、
内側体62に取り付けられる箱状体81と、この箱状体81の
両側部から突出する一対の支持棒82とを有し、各支持棒
82の先端側に、図1に示すように塗装ガン6が横方向に
互いに一定距離をおいてそれぞれ取り付けられている。
箱状体81の内部には両軸モータ83が設けられており、こ
の両軸モータ83の回転軸84は、それぞれ箱状体81から突
出している。各支持棒82の基端部は、この両軸モータ83
の回転軸84にそれぞれ取り付けられている。したがっ
て、両軸モータ83が回転することにより、支持棒82およ
びこの支持棒82に取り付けられた塗装ガン6は、棹体13
の延長線の方向の水平軸心に対し傾斜する方向Aに揺動
することになる。箱状体81の内部には、両軸モータ83に
連動するロータリエンコーダ85が設けられており、これ
によって塗装ガン6の揺動角度を検出可能である。
構造を示す。棹体13の内側体62の先端部に前述のアーム
14が一体回転可能に取り付けられている。アーム14は、
内側体62に取り付けられる箱状体81と、この箱状体81の
両側部から突出する一対の支持棒82とを有し、各支持棒
82の先端側に、図1に示すように塗装ガン6が横方向に
互いに一定距離をおいてそれぞれ取り付けられている。
箱状体81の内部には両軸モータ83が設けられており、こ
の両軸モータ83の回転軸84は、それぞれ箱状体81から突
出している。各支持棒82の基端部は、この両軸モータ83
の回転軸84にそれぞれ取り付けられている。したがっ
て、両軸モータ83が回転することにより、支持棒82およ
びこの支持棒82に取り付けられた塗装ガン6は、棹体13
の延長線の方向の水平軸心に対し傾斜する方向Aに揺動
することになる。箱状体81の内部には、両軸モータ83に
連動するロータリエンコーダ85が設けられており、これ
によって塗装ガン6の揺動角度を検出可能である。
【0022】88は塗装ガン6への塗料供給用のチューブ
で、図1に示された塗料供給装置21から箱状体81の位置
まで導かれている。各塗装ガン8の先端には塗料噴出ノ
ズル89が設けられ、このノズル89は、噴出する塗料を分
散させるための分散板90を有する。
で、図1に示された塗料供給装置21から箱状体81の位置
まで導かれている。各塗装ガン8の先端には塗料噴出ノ
ズル89が設けられ、このノズル89は、噴出する塗料を分
散させるための分散板90を有する。
【0023】異形管4の内面に粉体塗装を施す際には、
ターンテーブル台車1を管受け位置2に移動させて、塗
装すべき管4をこの台車1上に搬入する。管4は、あら
かじめ加熱炉によって所定温度に加熱されている。この
管4は台車1のターンテーブル37の管支持ブロック51の
上に載せられ、上下の方向Lへの管支持ブロック51の昇
降によってほぼ水平方向に支持されるとともに、その受
口の首部が支持体59によって支持される。このとき、管
支持ブロック51は、上下方向Lに移動して管4を水平姿
勢に位置決めする。そして支持装置52は、V字形の支持
体によって上下方向Lにおける管4の位置の原点決めを
行うとともに、その支持体59が水平な方向Iに移動する
ことによっても管4の位置決めを行う。このように管4
を位置決め状態で支持した台車1はレール31に沿って水
平の方向Dに走行し、塗装ブース3の内部へ入り込む。
ターンテーブル台車1を管受け位置2に移動させて、塗
装すべき管4をこの台車1上に搬入する。管4は、あら
かじめ加熱炉によって所定温度に加熱されている。この
管4は台車1のターンテーブル37の管支持ブロック51の
上に載せられ、上下の方向Lへの管支持ブロック51の昇
降によってほぼ水平方向に支持されるとともに、その受
口の首部が支持体59によって支持される。このとき、管
支持ブロック51は、上下方向Lに移動して管4を水平姿
勢に位置決めする。そして支持装置52は、V字形の支持
体によって上下方向Lにおける管4の位置の原点決めを
行うとともに、その支持体59が水平な方向Iに移動する
ことによっても管4の位置決めを行う。このように管4
を位置決め状態で支持した台車1はレール31に沿って水
平の方向Dに走行し、塗装ブース3の内部へ入り込む。
【0024】管4を支持した台車1が塗装ブース3内の
塗装位置に入ったら、ターンテーブル37が水平な回転方
向Tに関して管4を位置決めする。また所定位置に設置
されたレーザーマーカー15は、上記のように位置決めさ
れた管4と、塗装ガン6のノズル89の先端との距離出し
を行うとともに、X方向における管4の位置決めを行っ
て、ロボット5による塗装の開始に備える。
塗装位置に入ったら、ターンテーブル37が水平な回転方
向Tに関して管4を位置決めする。また所定位置に設置
されたレーザーマーカー15は、上記のように位置決めさ
れた管4と、塗装ガン6のノズル89の先端との距離出し
を行うとともに、X方向における管4の位置決めを行っ
て、ロボット5による塗装の開始に備える。
【0025】このように異形管4の位置決めが行われた
なら、内面塗装ロボット5が作動し、移動体9やポスト
11や昇降体12が移動して塗装ガン6が三次元方向X、
Y、Zに移動される。また昇降体12内で棹体13の内側体
62が回転されることで、この内側体62の先端部に取り付
けられたアーム14がその軸心まわりの方向Qに回転され
る。さらにアーム14の箱状体81の内部に設けられたモー
タ83が作動することで、塗装ガン6が方向Aに揺動され
る。
なら、内面塗装ロボット5が作動し、移動体9やポスト
11や昇降体12が移動して塗装ガン6が三次元方向X、
Y、Zに移動される。また昇降体12内で棹体13の内側体
62が回転されることで、この内側体62の先端部に取り付
けられたアーム14がその軸心まわりの方向Qに回転され
る。さらにアーム14の箱状体81の内部に設けられたモー
タ83が作動することで、塗装ガン6が方向Aに揺動され
る。
【0026】こうして内面塗装ロボット5の塗装ガン6
の位置決めが可能であるが、これによって塗装ガン6が
異形管4の内部に挿入され、その塗料噴出ノズル89が異
形管4の内面から所定距離をおいた状態とされる。
の位置決めが可能であるが、これによって塗装ガン6が
異形管4の内部に挿入され、その塗料噴出ノズル89が異
形管4の内面から所定距離をおいた状態とされる。
【0027】次に塗料供給装置21から塗装ガン6に粉体
塗料を供給してノズル89から噴出させ、管4の内面の粉
体塗装を行う。このとき、塗装ガン6をその軸心回りの
方向Qに回転させることで、管4の内周面を全周にわた
って塗装可能である。また必要に応じ塗装ガン6を方向
Aに揺動させたり、また塗装ガン6を三次元方向X、
Y、Zに移動させたりすることで、管4の内周面とノズ
ル89との間隔を、管4の全周にわたって常に適正に保つ
ことができる。特に、塗装ガン6を軸心回りの方向Qに
回転させ、また方向Aに揺動させることで、すなわちア
ーム14と棹体13とがくの字に折れ曲がるようにアーム14
を揺動させることで、棹体13をあまり大きく動かすこと
なしに、異形管4の内面を広い範囲にわたって確実に塗
装することができる。
塗料を供給してノズル89から噴出させ、管4の内面の粉
体塗装を行う。このとき、塗装ガン6をその軸心回りの
方向Qに回転させることで、管4の内周面を全周にわた
って塗装可能である。また必要に応じ塗装ガン6を方向
Aに揺動させたり、また塗装ガン6を三次元方向X、
Y、Zに移動させたりすることで、管4の内周面とノズ
ル89との間隔を、管4の全周にわたって常に適正に保つ
ことができる。特に、塗装ガン6を軸心回りの方向Qに
回転させ、また方向Aに揺動させることで、すなわちア
ーム14と棹体13とがくの字に折れ曲がるようにアーム14
を揺動させることで、棹体13をあまり大きく動かすこと
なしに、異形管4の内面を広い範囲にわたって確実に塗
装することができる。
【0028】その後、塗装ガン6を徐々に管4から引抜
きながら、この管4の内周の全面に粉体塗装を施す。こ
のとき、塗装ガン6は上述のように5軸方向X、Y、
Z、Q、Aに移動可能であるため、図示のように水平方
向に支持された曲管状の異形管4の内面を、塗装ロボッ
ト5と管4との接触を防止した状態で、適正に粉体塗装
することができる。
きながら、この管4の内周の全面に粉体塗装を施す。こ
のとき、塗装ガン6は上述のように5軸方向X、Y、
Z、Q、Aに移動可能であるため、図示のように水平方
向に支持された曲管状の異形管4の内面を、塗装ロボッ
ト5と管4との接触を防止した状態で、適正に粉体塗装
することができる。
【0029】なお、上述のようにあらかじめ管4内に挿
入された塗装ガン6を徐々に管4から引抜きながら塗装
を行うほかに、塗装ガン6を管外から管内へ挿入しなが
ら塗装を行うこともできる。あるいは、挿入と引抜きと
を交互に繰り返しながら塗装を行うこともできる。
入された塗装ガン6を徐々に管4から引抜きながら塗装
を行うほかに、塗装ガン6を管外から管内へ挿入しなが
ら塗装を行うこともできる。あるいは、挿入と引抜きと
を交互に繰り返しながら塗装を行うこともできる。
【0030】異形管4のうち、90度、45度などの曲がり
の大きいものでは、その一端の開口から塗装ガン6を管
内に挿入しただけでは、その内面を全長にわたって塗装
することは困難である。その場合には、異形管4の一端
の開口を利用して長さ方向の半分の内面を塗装した後
に、ターンテーブル37により管4を水平面内で反転し
て、他端の開口から残りの半分の内面を塗装すればよ
い。
の大きいものでは、その一端の開口から塗装ガン6を管
内に挿入しただけでは、その内面を全長にわたって塗装
することは困難である。その場合には、異形管4の一端
の開口を利用して長さ方向の半分の内面を塗装した後
に、ターンテーブル37により管4を水平面内で反転し
て、他端の開口から残りの半分の内面を塗装すればよ
い。
【0031】塗装ガン6は分散板90によって円形スプレ
ーパターンを形成可能である。またこれら一対の塗装ガ
ン6どうしの距離は、スプレーパターンの衝突による粉
体塗料の過剰塗布を防止できる程度に設定されている。
ーパターンを形成可能である。またこれら一対の塗装ガ
ン6どうしの距離は、スプレーパターンの衝突による粉
体塗料の過剰塗布を防止できる程度に設定されている。
【0032】内面塗装が完了したなら、最終的に塗装ガ
ン6が異形管4から抜き出され、台車1が管受け渡し位
置2まで走行する。そして、この位置2で、管4は台車
1上から搬出される。
ン6が異形管4から抜き出され、台車1が管受け渡し位
置2まで走行する。そして、この位置2で、管4は台車
1上から搬出される。
【0033】このように塗装ロボット5を用いて自動的
に異形管4の内面を粉体塗装するようにしたため、暑熱
と粉塵とから作業者を解放することができる。またター
ンテーブル台車1におけるV字形の支持体59によって異
形管4を受けるようにしたため、その位置決めを、きわ
めて容易かつ精度良く行うことができる。しかも同一種
類の複数の管を常に一定位置に設置できるため、同一制
御プログラムによる繰り返し塗装を精度良く行うことが
でき、きわめて能率的であり、また経済的である。
に異形管4の内面を粉体塗装するようにしたため、暑熱
と粉塵とから作業者を解放することができる。またター
ンテーブル台車1におけるV字形の支持体59によって異
形管4を受けるようにしたため、その位置決めを、きわ
めて容易かつ精度良く行うことができる。しかも同一種
類の複数の管を常に一定位置に設置できるため、同一制
御プログラムによる繰り返し塗装を精度良く行うことが
でき、きわめて能率的であり、また経済的である。
【0034】塗装ガン6のノズル89の位置を常に適正に
保つことができ、しかも塗装スピードや塗装パス回数も
任意に設定できるため、従来の作業者によるハンド塗装
に比べ、均一な塗膜厚や平滑な塗装仕上がりを実現でき
て、品質の安定を図ることができる。
保つことができ、しかも塗装スピードや塗装パス回数も
任意に設定できるため、従来の作業者によるハンド塗装
に比べ、均一な塗膜厚や平滑な塗装仕上がりを実現でき
て、品質の安定を図ることができる。
【0035】なお、上記に代えて、V字形の支持台を設
けた定盤や水平レベル調節治具などを用いて、この定盤
上に異形管を芯出し状態で支持し、その状態で管の加熱
を行い、その後に管を定盤とともにターンテーブル台車
1上に載置して塗装することもできる。この場合は、タ
ーンテーブル37上の支持体59などは使用しない。このよ
うにすれば、上述のように加熱された管4をターンテー
ブル台車1上で位置決めするという作業が不要になり、
この管の位置決めは常温で行えるため、さらに進んだ暑
熱対策になる。
けた定盤や水平レベル調節治具などを用いて、この定盤
上に異形管を芯出し状態で支持し、その状態で管の加熱
を行い、その後に管を定盤とともにターンテーブル台車
1上に載置して塗装することもできる。この場合は、タ
ーンテーブル37上の支持体59などは使用しない。このよ
うにすれば、上述のように加熱された管4をターンテー
ブル台車1上で位置決めするという作業が不要になり、
この管の位置決めは常温で行えるため、さらに進んだ暑
熱対策になる。
【0036】さらに、上述のように定盤上で異形管を芯
出し支持した状態のまま加熱を行うにあたり、この定盤
を乗せた加熱用の台車と前記ターンテーブル台車1とを
連結できるようにして、この定盤とともに管を加熱した
後に、この定盤を自動的にターンテーブル台車1上に移
し替え可能に構成することができる。このようにすれ
ば、異形管や定盤をターンテーブル台車1上に乗せるた
めのクレーン作業や玉掛け作業が不要となり、より一段
と進んだ暑熱対策や省力化を実現することができる。
出し支持した状態のまま加熱を行うにあたり、この定盤
を乗せた加熱用の台車と前記ターンテーブル台車1とを
連結できるようにして、この定盤とともに管を加熱した
後に、この定盤を自動的にターンテーブル台車1上に移
し替え可能に構成することができる。このようにすれ
ば、異形管や定盤をターンテーブル台車1上に乗せるた
めのクレーン作業や玉掛け作業が不要となり、より一段
と進んだ暑熱対策や省力化を実現することができる。
【0037】異形管4としては、上述のようなダクタイ
ル鋳鉄管のほかに、鋳鋼管や鋼管やその他の金属管を適
用することができる。また異形管の代わりに、直管の内
面を粉体塗装することもできる。その場合には、ターン
テーブル台車1上に回転機を設置し、水平方向に支持し
た直管を軸心まわりに回転させながらこの管の内部に塗
装ガン6を挿入すれば良い。
ル鋳鉄管のほかに、鋳鋼管や鋼管やその他の金属管を適
用することができる。また異形管の代わりに、直管の内
面を粉体塗装することもできる。その場合には、ターン
テーブル台車1上に回転機を設置し、水平方向に支持し
た直管を軸心まわりに回転させながらこの管の内部に塗
装ガン6を挿入すれば良い。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、異形
管を位置決めして水平方向に支持可能なターンテーブル
台車と、5軸方向に移動可能な塗装ガンとを有する構成
としたため、複雑な形状の異形管の内面を、人手を要す
ることなく自動的に、かつ常に一定の条件のもとで、安
定して粉体塗装することができる。特に、アームを、棹
体の先端においてこの棹体の延長線の方向に設けるとと
もに、その軸心まわりに回転可能とし、さらに棹体の延
長線の方向の水平軸心に対し傾斜する方向に揺動自在と
したため、アームを軸心まわりに回転させるとともにこ
のアームと棹体とがくの字に折れ曲がるようにアームを
揺動させることで、棹体をあまり大きく動かすことなし
に、異形管の内面を広い範囲にわたって確実に塗装する
ことができる。このため、暑熱と粉塵とから作業者を解
放させることができるのみならず、塗装品質の向上およ
び安定化を図ることができる。
管を位置決めして水平方向に支持可能なターンテーブル
台車と、5軸方向に移動可能な塗装ガンとを有する構成
としたため、複雑な形状の異形管の内面を、人手を要す
ることなく自動的に、かつ常に一定の条件のもとで、安
定して粉体塗装することができる。特に、アームを、棹
体の先端においてこの棹体の延長線の方向に設けるとと
もに、その軸心まわりに回転可能とし、さらに棹体の延
長線の方向の水平軸心に対し傾斜する方向に揺動自在と
したため、アームを軸心まわりに回転させるとともにこ
のアームと棹体とがくの字に折れ曲がるようにアームを
揺動させることで、棹体をあまり大きく動かすことなし
に、異形管の内面を広い範囲にわたって確実に塗装する
ことができる。このため、暑熱と粉塵とから作業者を解
放させることができるのみならず、塗装品質の向上およ
び安定化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例の異形管の内面塗装装置の全
体斜視図である。
体斜視図である。
【図2】図1におけるターンテーブル台車上に異形管が
支持された状態を示す要部の斜視図である。
支持された状態を示す要部の斜視図である。
【図3】図1におけるターンテーブル台車の側面図であ
る。
る。
【図4】同ターンテーブル台車の管支持装置を示す要部
の図である。
の図である。
【図5】図1における内面塗装ロボットの要部を示す図
である。
である。
【図6】同内面塗装ロボットの塗装ガンおよびその近傍
の構造を示す正面図である。
の構造を示す正面図である。
1 ターンテーブル台車 3 塗装ブース 4 異形管 5 内面塗装ロボット 6 塗装ガン 13 棹体 14 アーム 37 ターンテーブル 51 管支持ブロック 59 支持体 X、Y、Z、Q、A 方向
フロントページの続き (72)発明者 広沢 秀晃 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 福崎 一之助 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 保科 明知 大阪府大阪市西淀川区御幣島5−13−9 オーウェル株式会社内 (72)発明者 大村 学 大阪府大阪市西淀川区御幣島5−13−9 オーウェル株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−142747(JP,A) 実開 平2−72223(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 13/00 - 13/06
Claims (1)
- 【請求項1】 曲管などの異形管を上下方向、左右方向
および水平旋回方向に位置決めした状態で載置可能であ
るとともに、この異形管を載置した状態で塗装ブースに
向けて走行可能なターンテーブル台車と、前記塗装ブー
ス内に位置するターンテーブル台車上の異形管の内面を
塗装可能な内面塗装ロボットとを有し、 この内面塗装ロボットは、 水平方向に配置されるとともに三次元空間内で位置決め
可能に構成されて、前記塗装ブース内に位置するターン
テーブル台車上の異形管の開口からこの異形管の内部に
挿入可能な棹体と、 この棹体の先端においてこの棹体の延長線の方向に設け
られるとともに、その軸心まわりに回転可能とされ、さ
らに棹体の延長線の方向の水平軸心に対し傾斜する方向
に揺動自在とされたアームと、 このアームの先端に設けられた塗装ガンと、 を有することを特徴とする異形管の内面塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4190325A JP2798325B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 異形管の内面塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4190325A JP2798325B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 異形管の内面塗装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631215A JPH0631215A (ja) | 1994-02-08 |
JP2798325B2 true JP2798325B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=16256308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4190325A Expired - Fee Related JP2798325B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 異形管の内面塗装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2798325B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5286971B2 (ja) * | 2008-06-25 | 2013-09-11 | 株式会社Ihi | 筒体の塗装装置及び塗装方法 |
JP2014140799A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Ihi Corp | 長尺物載置装置 |
JP2014140798A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Ihi Corp | 塗装設備 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52142747A (en) * | 1976-05-24 | 1977-11-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Method for coating inner surface of steel pipes and equipment for the same |
JPH07417Y2 (ja) * | 1988-11-18 | 1995-01-11 | トキコ株式会社 | ワーク供給装置 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP4190325A patent/JP2798325B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0631215A (ja) | 1994-02-08 |
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