JP2797974B2 - イオン水生成器用電解槽 - Google Patents

イオン水生成器用電解槽

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JP2797974B2
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良治 岩波
淳一 河村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解イオン水生成器に関
し、更に詳細には、中心部に浄水器を有し、その外周
に、円筒状の陽極電極及び陰極電極を備え、その間に隔
膜が設けられた電解槽に通電し、供給された原水を電解
して、陰極電極側からアルカリ水を陽極電極側から酸性
イオン水を取り出す、イオン水生成器の電解槽に関す
る。
【0002】
【従来の技術】イオン水生成器は、医療物質生成器また
は医療用電解水製造装置の承認品目名で、薬事法の医療
機器に指定されている。厚生省薬務局長通知「薬発第7
63号(昭和40年10月8日)」に記載された「効能
および使用上の注意」から引用すれば、陰極液(以下、
アルカリ性水と記す)は飲用して慢性下痢、消化不良、
胃腸内異常発酵、制酸、胃酸過多に有効であり、陽極液
(以下、酸性水と記す)は弱酸性のアストリンゼントと
して美容用に用いられる、とのことである。
【0003】水を電解してアルカリ性水を得る方法とし
ては、古くからバッチ式があったが、最近では連続式が
主流となってきた。これは、陽極・陰極・セパレータ
(隔膜)などの主要部品を電解槽容器の中に適切な形で
配置して、水道水などを通水すると同時に両極間に直流
電圧を印加して電解し、アルカリ性水と酸性水を連続し
て取り出せるようにしたものである。
【0004】従来の電解槽のタイプは、電極の形状など
によって、概ね、円筒状と平板状の二通りに分けられ
る。前者は円柱状の陽極を用い、その同心円まわりに容
器を兼ねた円筒状の金属製陰極を配置し、両極間にセパ
レータを介して陽陰極室を形成し、長手方向に通水させ
電解する(例、特開昭61−78489)方式のもので
ある。後者としては形状の単純な平板電極、例えば、フ
ェライト製陽極と金属製陰極とを使用する角形の電解槽
などが知られている。平板状のものは薄くできるが大き
くなるという欠点があるのに対し、円筒状のものは、中
心部に浄水器を入れることができるため、装置全体が小
型化できたり、蛇口に容易に取り付けできたりするとい
う長所がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、円筒状のタ
イプは、陽陰両極とも断面が円形(筒または柱)である
ため、両極間に介在させる隔膜も円筒状であり、どの部
分も同心円上の一定位置に保持されなければならない。
両極の位置が偏心したりすると、その部分で短絡した
り、水の流れが片寄り混入物や不溶解生成物が詰まった
りする。従って、両電極をはじめその他の部品も寸法精
度の高いものを使用する必要があり、高価になる。しか
も、形状は複雑な円筒か円柱状などであるから、組み立
て時における隔膜の挿入、電極端子の取り出し、水の出
入り口の配置、漏水対策等、膨大な苦労と工数の増加を
きたす。工数削減や組み立てラインの自動化などは難し
く、量産に不都合な構造であった。
【0006】本発明の目的は電解槽の電極、及び隔膜の
固定と、生成したイオン水の分流を簡単かつ確実な構造
としたイオン水生成器用電解槽を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、円筒状浄
水器の外周に順次配設された第1の円筒状電極と円筒状
隔膜と第2の円筒状電極と、円筒状隔膜と第2の円筒状
電極とを固定保持するための固定リングと、第1の円筒
状電極室で生成した電解水を円筒状浄水器へ導入するた
めに円筒状浄水器と固定リングとの間に形成された開口
部とを備えたイオン水生成器用電解槽を創作をした。さ
らに、固定リングとして、円筒状隔膜保持用段差部と第
2の円筒状電極保持用段差部とが形成されたもの、第2
の円筒状電極に第2の円筒状電極室で生成した電解水を
取り出すための開口が形成されたものである、前記イオ
ン水生成器用電解槽を創作した。
【0008】尚、本発明において、第1の円筒状電極室
とは、2つの電極と円筒状隔膜と電解水とを収納する空
間部の内、第1の円筒状電極を含んで円筒状隔膜で区画
された空間部を意味し、第2の円筒状電極室とは、2つ
の電極と円筒状隔膜と電解水とを収納する空間部の内、
第2の円筒状電極を含んで円筒状隔膜で区画された空間
部を意味するものとする。
【0009】
【作用】本発明によれば、階段状になった固定リングを
用いて電極及び隔膜を固定するので、複雑な構造をした
流路パッキン等を用いる必要がなく、構造が簡単で組み
立てが簡素化される。また、固定リングの内側にスリッ
トを設けることにより、第1の円筒形電極で生成した電
解水、例えばアルカリイオン水、の十分な流路が確保さ
れる。さらに第2の円筒形電極、例えば陽極、に孔を開
けて酸性水の流路出口としたため、均一な流路を確保す
ることができるようになった。
【0010】
【実施例】本発明を図面を用いて説明する。図1は、本
発明の一実施例であるイオン水生成器用電解槽の主要構
成部品を示す側部断面図であり、図2は図1のA−A´
線における平面断面図である。
【0011】これらの図において、5は活性炭及び中空
糸膜からなる円筒状の浄水器カートリッジであり、6は
カートリッジホルダーである。これらが円筒状浄水器を
形成している。2は円筒状浄水器の外周に配された第1
の円筒状電極であり、この実施例では陰極電極であり、
円筒状浄水器の外壁に添って嵌合固定されている。3は
第1の円筒状電極2の外側に配された円筒状隔膜であ
り、イオン交換膜や紙、布、不織布などを使用すること
ができる。1は円筒状隔膜3の外側に配された第2の円
筒状電極であり、この実施例では陽極電極である。この
陽極電極1としては、チタンなどの基板表面に白金族金
属をメッキや焼成法で被覆表面処理することにより耐蝕
性を向上させ電気化学的活性を付与した薄板状金属電極
を使用することができる。陰極電極2は陽極電極1と同
じ材質でも良いが、陽極電極1ほどの耐蝕性は必要でな
いので、ステンレス板なども使用できる。4は電極1、
2及び隔膜3を固定するための固定リングである。
【0012】隔膜3は固定リング4に形成された段差部
に熱溶着あるいは超音波溶着でシールされ、位置が固定
されている。第2の円筒状電極1は、固定リングの前記
段差部の外側に形成された段差部にはめ込むことによっ
て位置が固定されている。第2の円筒状電極1には、酸
性水の出口となる小孔7が開けられている。固定リング
4の内壁部と円筒状浄水器の外壁部との間には、第1の
円筒状電極で生成された電解水、この例ではアルカリ性
水、を円筒状浄水器へ導入するための開口部11が形成
されている。これらにより、イオン水生成器用電解槽が
形成される。
【0013】8は原水をイオン水生成器用電解槽に導入
するための水管、9は第1の円筒状電極室で生成された
電解水を浄化器を通して供給するための流水管であり、
この実施例ではアルカリ性水の取り出し口である。10
は第2の円筒状電極室で生成された電解水を排出するた
めの流水管であり、この実施例では酸性水の取り出し口
である。
【0014】尚、上記実施例では、第1の円筒形電極を
陰極電極とし、第の2の円筒形電極を陽極電極とした
が、これに限るものではなき、逆にしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればイオ
ン水生成器用電解槽の電極板、及び隔膜の固定が容易に
なり、アルカリ水と酸性水の混じりもなく、分離が確実
に行なえるとともに、構造がシンプルなので、製造方法
も容易で安価な量産化が可能となる。また本発明の構造
を採用することで可能となった小型軽量の電解槽を搭載
することによって装置全体を小型化できる。従って、本
発明の利用価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるイオン水生成器用電
解槽の主要構成部品を示す側部断面図である。
【図2】本発明の図1のA−A´線における平面断面図
である。
【符号の説明】
1 第2の円筒状電極 2 第1の円筒状電極 3 円筒状隔膜 4 固定リング 5 浄水器カートリッジ 6 カートリッジホルダー 11 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−80463(JP,A) 特開 平7−227596(JP,A) 実公 昭58−47993(JP,Y2) 実公 昭58−47988(JP,Y2) 特公 昭61−1193(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/46 - 1/48 C02F 1/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状浄水器の外周に順次配設された第
    1の円筒状電極と円筒状隔膜と第2の円筒状電極と、円
    筒状隔膜と第2の円筒状電極とを固定保持するための固
    定リングと、第1の円筒状電極室で生成した電解水を円
    筒状浄水器へ導入するために円筒状浄水器と固定リング
    との間に形成された開口部と、を備えたことを特徴とす
    るイオン水生成器用電解槽。
  2. 【請求項2】 固定リングに円筒状隔膜保持用段差部と
    第2の円筒状電極保持用段差部とが形成されたことを特
    徴とする、請求項1記載のイオン水生成装置用電解槽。
  3. 【請求項3】 第2の円筒状電極に第2の円筒状電極室
    で生成した電解水を取り出すための開口が形成されたこ
    とを特徴とする、請求項1又は2記載のイオン水生成器
    用電解槽。
  4. 【請求項4】 第1の円筒状電極室で生成される電解水
    がアルカリ性水であることを特徴とする、請求項1、2
    又は3記載のイオン水生成器用電解槽。
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