JP2797901B2 - マシニングセンタ制御装置 - Google Patents

マシニングセンタ制御装置

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JP2797901B2
JP2797901B2 JP5144086A JP14408693A JP2797901B2 JP 2797901 B2 JP2797901 B2 JP 2797901B2 JP 5144086 A JP5144086 A JP 5144086A JP 14408693 A JP14408693 A JP 14408693A JP 2797901 B2 JP2797901 B2 JP 2797901B2
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一也 風間
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株式会社新潟鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主軸工具の自動交換
機能を有し、工作物を取替えずにその工作物の2面以上
の面にそれぞれ多種類の加工を施す数値制御工作機械
(マシニングセンタ)を数値制御するマシニングセンタ
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタにおいて工作物の加工
に用いられる主軸工具は、加工内容に応じて工具交換装
置によって自動的に交換される。そして、主軸工具を交
換する場合には、主軸を、任意の加工位置から、工具交
換装置と主軸工具の受け渡しを行う交換位置まで移動さ
せる必要があるが、主軸が任意の加工位置から交換位置
まで移動する際に、主軸と工作物との間、あるいは主軸
と工具交換装置との間において機械的干渉が発生する場
合がある。
【0003】そこで、上記機械的干渉を避けるために、
従来から、主軸を任意の加工位置から直接交換位置に移
動させるのではなく、一旦機械原点等の機械的干渉のな
い中継位置を経由させた後、交換位置に移動させてい
た。この場合、マシニングセンタ制御装置は、主軸を任
意の加工位置から中継位置まで移動させる第1移動指令
と、主軸を中継位置から交換位置まで移動させる第2移
動指令を出力することによって、マシニングセンタを制
御している。
【0004】ところで、主軸が任意の加工位置から交換
位置まで移動している間は、当然ながら工作物に加工を
施していない非加工時間である。そして、1つの工作物
の加工を開始してから終了するまでの加工サイクル時間
を短縮するためには、主軸が任意の加工位置から交換位
置まで移動する移動速度をできるだけ速くし、非加工時
間を短縮する必要があり、そのために、従来のマシニン
グセンタ制御装置においては、上記第1移動指令および
第2移動指令に、マシニングセンタにおける主軸の最大
移動速度を指定できる位置決め指令と呼ばれる指令が用
いられていた。
【0005】しかしながら、この位置決め指令は、連続
して用いて主軸を任意の位置からいくつかの中継位置を
経由して最終目的の位置まで移動させた場合、1つの指
令毎に各中継位置で主軸を必ず一旦停止させてしまう。
したがって、上述した従来のマシニングセンタ制御装置
において、第1移動指令および第2移動指令にともに位
置決め指令を用いると、まず、第1移動指令に基づい
て、主軸を最大移動速度で任意の加工位置から中継位置
手前まで移動させた後、減速させて中継位置において停
止させ、その後、第2移動指令に基づいて、再び主軸を
最大移動速度で中継位置から交換位置手前まで移動させ
た後、減速させて交換位置において停止させる。この場
合、第1移動指令での中継位置手前における減速、中継
位置における停止および第2移動指令での中継位置にお
ける加速に要する時間が無駄時間となって、加工サイク
ル時間を長くしてしまう。したがって、上記無駄時間を
可能な限り短くしなければ加工サイクル時間を短縮する
ことができない。
【0006】また、主軸を移動させる指令の中には、連
続して用いて主軸を任意の位置からいくつかの中継位置
を経由して最終目的の位置まで移動させた場合には、各
中継位置で主軸を停止させることなく最終目的の位置ま
で移動させる切削送り指令と呼ばれる指令がある。そこ
で、この切削送り指令を上記第1移動指令および第2移
動指令に用いれば、上記無駄時間がなくなるので、加工
サイクル時間を短縮することができる。
【0007】しかしながら、切削送り指令における主軸
の最高移動速度は、マシニングセンタにおける主軸の最
高移動速度よりも遅い移動速度に設定されている。とい
うのは、切削送り指令という指令は、通常は、工作物を
主軸工具によって実際に切削する際に出力される指令で
あり、主軸をマシニングセンタにおける主軸の最高移動
速度と同じ移動速度で移動させて切削した場合には、主
軸工具が折れたり、主軸移動モータに過負荷が発生して
しまうからである。したがって、結果として、位置決め
指令を第1移動指令および第2移動指令に用いた場合に
比べてあまり加工サイクル時間を短縮することができな
い。
【0008】そこで、第1移動指令および第2移動指令
としては切削送り指令を用い、切削送り指令の主軸の最
高移動速度としてマシニングセンタにおける主軸の最高
移動速度を用いることが考えられるが、従来のマシニン
グセンタ制御装置内部のメモリには、一般に、切削送り
指令において用いられる最高移動速度およびそれに対応
した加減速時定数の値が1組しか格納されておらず、通
常は、マシニングセンタにおける主軸の最高移動速度よ
りも遅い切削送り指令最高移動速度およびそれに対応し
た切削送り指令加減速時定数が格納されている。
【0009】したがって、マシニングセンタのマシニン
グセンタ制御装置による自動運転中に、上記第1移動指
令および第2移動指令を出力する際のみ、マシニングセ
ンタ制御装置内部のメモリに格納されている、切削送り
指令において用いられる最高移動速度(以下、切削送り
指令最高移動速度)およびそれに対応した加減速時定数
(以下、切削送り指令加減速時定数)の値を、マシニン
グセンタにおける主軸の最高移動速度およびそれに対応
した加減速時定数に変更し、工作物の主軸工具による切
削の際に、再び、切削送り指令最高移動速度および切削
送り指令加減速時定数に変更することにより、加工サイ
クル時間を短縮することができる。
【0010】図3はそのような動作を行う従来のマシニ
ングセンタ制御装置1の構成例を示すブロック図であ
る。加工プログラム格納メモリ2には、上記第1移動指
令および第2移動指令やパラメータ書換指令などからな
る加工プログラム2aが格納されている。ここで、図4
に加工プログラム2aの一部の一例を示す。図4におい
て、パラメータ書換指令「N1000 P***;」の
Nの次の4桁の数字は、書き換えられるべきパラメータ
の番号を意味し、Pの次の***は、書き換えられるべ
きパラメータの値を意味している。
【0011】また、図3において、プログラム読出回路
3は、加工プログラム格納メモリ2に格納された加工プ
ログラム2aを読み出し、それらのうち、移動指令と、
パラメータ書換に関する指令とをそれぞれ移動指令回路
4およびパラメータ書換回路5に転送する。移動指令回
路4は、移動指令を入力し、パルス分配回路6に転送す
る。
【0012】いっぽう、パラメータ書換回路5は、プロ
グラム読出回路3から転送されたパラメータ書換モード
オン指令「G10L50;」に基づいて動作を開始し、
パラメータ書換指令「N1000 P***;」および
「N1001 P***;」に基づいてパラメータ格納
メモリ7に格納されているパラメータ番号1000およ
び1001の各パラメータの値を書き換え、パラメータ
書換モードオフ指令「G11;」に基づいて動作を終了
する。
【0013】パラメータ格納メモリ7の各格納エリア7
a,7b,・・・には、切削送り指令において用いられる
切削送り指令最高移動速度や切削送り指令加減速時定数
などがそれぞれ格納されている。パルス分配回路6は、
移動指令回路4から転送された移動指令を、パラメータ
格納メモリ7から読み取った切削送り指令最高移動速度
に従って、移動指令パルスに変換して、加減速回路8に
供給する。
【0014】これにより、加減速回路8は、パルス分配
回路6から供給された移動指令パルスを、パラメータ格
納メモリ7から読み取った切削送り指令加減速時定数に
従って、加減速制御して外部のサーボコントローラ9に
供給する。サーボコントローラ9は、マシニングセンタ
制御装置の加減速回路8から供給される加減速制御され
た移動指令パルスに基づいてサーボモータ10を作動さ
せる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のマシニングセンタ制御装置においては、マシニング
センタのマシニングセンタ制御装置による自動運転中
に、パラメータの変更を行わなければならないため、図
4の加工プログラム2aに示すように、パラメータ書換
モードオン指令、2つのパラメータ書換指令およびパラ
メータ書換モードオフ指令の最低でも4ステップが必要
となる。また、工作物の切削時には、切削送り指令にお
いて用いられる最高移動速度およびそれに対応した加減
速時定数の値を元の値に戻すために、同じく4ステップ
が必要である。すなわち、合計で8ステップ必要であ
り、この8ステップ分のプログラム実行時間だけ加工サ
イクル時間が伸びてしまうという欠点があった。
【0016】したがって、主軸工具をいくつも交換して
1つの工作物に加工を施す場合には、加工サイクル時間
が伸びるだけでなく、加工プログラムが複雑かつ膨大に
なってしまうという問題があった。この発明は、このよ
うな背景の下になされたもので、短時間でパラメータの
変更が行えるとともに、加工プログラムを簡単化および
短縮化することができるマシニングセンタ制御装置を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の工具
が自動交換されて取り付けられる主軸を有し、工作物に
多種類の加工を施すマシニングセンタを制御するマシニ
ングセンタ制御装置において、少なくとも1つの作業工
程において用いられる複数のパラメータそれぞれに関
し、工作物の切削時における前記主軸の最高移動速度で
ある第1の切削送り指令最高移動速度およびそれに対応
した第1の切削送り指令加減速時定数と、前記第1の切
削送り指令最高移動速度より速い第2の切削送り指令最
高移動速度およびそれに対応した第2の切削送り指令加
減速時定数とを含む複数の設定値があらかじめ格納され
たパラメータ格納手段と、該パラメータ格納手段から読
み出された各パラメータ毎の複数の設定値がそれぞれ入
力され、入力される切換信号に基づいていずれかの設定
値を択一的に出力する複数の切換手段と、前記主軸の移
動に関する移動指令と、前記複数の工具の交換に関する
交換指令および前記工具の交換に先立つ前記各パラメー
タ毎の設定値の切り換えに関するパラメータ切換指令等
の補助機能指令とからなる加工プログラムがあらかじめ
格納されたプログラム格納手段と、前記プログラム格納
手段から前記補助機能指令が読み出されたときに当該補
助機能指令を解析し、当該補助機能指令が前記パラメー
タ切換指令であった場合、前記切換手段において選択さ
れるパラメータの設定値を前記第2の切削送り指令最高
移動速度および前記第2の切削送り指令加減速時定数と
する選択信号を出力する補助機能指令解析処理手段と、
前記補助機能指令解析処理手段からの前記選択信号を受
け、前記切換手段から出力される設定値を前記第2の切
削送り指令最高移動速度および前記第2の切削送り指令
加減速時定数とする切換信号を供給する切換信号出力手
段と、前記プログラム格納手段から順次読み出される前
記移動指令を、前記切換手段から出力される切削送り指
令最高速度に従って移動指令パルスに変換するパルス分
配手段と、前記移動指令パルスを前記切換手段から出力
される切削送り指令加減速時定数に従って加減速制御
し、前記主軸の駆動制御部へ供給するパルス加減速制御
手段とを具備することを特徴としている。
【0018】
【作用】上記構成によれば、プログラム格納手段から
助機能指令が読み出された場合には、補助機能指令解析
処理手段が該補助機能指令を解析し、それがパラメータ
切換指令であった場合、切換手段において選択されるパ
ラメータの設定値を第2の切削送り指令最高移動速度お
よび第2の切削送り指令加減速時定数とする選択信号を
出力する。そして、切換信号出力手段から該選択信号に
応じた切換信号が供給され、切換手段の出力が第2の切
削送り指令最高移動速度および前記第2の切削送り指令
加減速時定数に切り換えられる。これにより、後に続く
移動指令をパルス分配手段が第1の切削送り指令最高速
度より速い第2の切削送り指令最高速度に従って移動指
令パルスに変換し、該移動指令パルスをパルス加減速制
御手段が第2の切削送り指令加減速時定数に従って加減
速制御して主軸の駆動制御部へ供給する。したがって、
マシニングセンタの主軸は、工具の交換のために移動す
るときには、工作物の切削時より速い速度で移動するこ
とになる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例によるマ
シニングセンタ制御装置11の構成を示すブロック図で
あり、この図において、図3の各部に対応する部分には
同一の符号を付け、その説明を省略する。加工プログラ
ム格納メモリ12には、第1移動指令および第2移動指
令や補助機能指令などからなる加工プログラム12a
格納されている。ここで、図2に加工プログラム12a
の一部の一例を示す。図2においては、従来のマシニン
グセンタ制御装置の加工プログラムにおけるパラメータ
書換モードオン指令、2つのパラメータ書換指令および
パラメータ書換モードオフ指令からなる4ステップの指
令に代えて、1ステップの切削送りパラメータ選択補助
機能指令「M140;」のみがプログラムされている。
【0020】また、図1において、プログラム読出回路
13は、加工プログラム格納メモリ12に格納された加
工プログラム12aを読み出し、それらのうち、移動指
令と、補助機能指令とをそれぞれ移動指令回路4および
補助機能出力回路14に転送する。補助機能出力回路1
4は、プログラム読出回路13から転送された補助指令
をこのマシニングセンタ制御装置11の外部に設けられ
たシーケンサ15に供給する。
【0021】シーケンサ15は、マシニングセンタ制御
装置11の補助機能出力回路14から供給された補助機
能指令を入力する入力回路15aと、入力回路15aに入
力された補助機能指令を解析し、その補助機能指令が切
削送りパラメータ選択補助機能指令である場合には、出
力回路15cに切削送りパラメータ選択信号SSELを供給
する補助機能処理回路15bと、切削送りパラメータ選
択信号SSELをマシニングセンタ制御装置11の切削送
りパラメータ選択信号処理回路16に供給する出力回路
15cとから構成されている。また、補助機能処理回路
15bは、入力回路15aに入力された補助機能指令を解
析し、その補助機能指令が主軸工具を交換するための補
助機能指令である場合には、図示せぬ工具交換装置を制
御して、交換位置に移動した主軸から主軸工具を取り外
させた後、次の加工に用いる主軸工具を主軸に取り付け
させる。
【0022】切削送りパラメータ選択信号処理回路16
は、シーケンサ15の出力回路15cから供給された切
削送りパラメータ選択信号SSELを解析し、パラメータ
選択回路17の第1切換回路17aおよび第2切換回路
17bに切換信号SSWを供給する。パラメータ格納メモ
リ18の第1,第2格納エリア18a,18bには、切削
送り指令において用いられる第1切削送り指令最高移動
速度(工作物の切削時の主軸の最高移動速度)、第1切
削送り指令最高移動速度に対応した第1切削送り指令加
減速時定数が、また、第3,第4格納エリア18c,1
dには、第2切削送り指令最高移動速度(マシニング
センタにおける主軸の最高移動速度)、第2切削送り指
令最高移動速度に対応した第2切削送り指令加減速時定
数などがそれぞれ格納されている。
【0023】そして、パラメータ選択回路17の第1,
第2切換回路17a,17bは、それぞれ切削送りパラメ
ータ選択信号処理回路16から供給された切換信号SSW
に基づいて、パラメータ格納メモリ18から読み出され
た、第1、あるいは第2切削送り指令最高移動速度およ
び第1、あるいは第2切削送り指令加減速時定数を、パ
ルス分配回路6および加減速回路8に供給する。
【0024】このような構成において、まず、工作物に
主軸工具を用いて加工を施す時には、加工プログラム格
納メモリ12からプログラム読出回路13によって読み
出された加工プログラム12aに従って、パラメータ格
納メモリ18の第1,第2格納エリア18a,18bにそ
れぞれ格納された第1切削送り指令最高移動速度および
第1切削送り指令加減速時定数がパラメータ選択回路1
7の第1,第2切換回路17a,17bを経てパルス分配
回路6および加減速回路8に供給されるので、パルス分
配回路6は、移動指令回路4から転送された移動指令
を、第1切削送り指令最高移動速度に従って、移動指令
パルスに変換して、加減速回路8に供給する。
【0025】これにより、加減速回路8は、パルス分配
回路6から供給された移動指令パルスを、第1切削送り
指令加減速時定数に従って、加減速制御して外部のサー
ボコントローラ9に供給する。したがって、サーボコン
トローラ9は、マシニングセンタ制御装置の加減速回路
8から供給される加減速制御された移動指令パルスに基
づいてサーボモータ10を作動させる。これにより、工
作物に主軸工具によって所定の加工が施される。
【0026】次に、工作物の上記主軸工具を用いた所定
の加工が終了すると、プログラム読出回路13は、加工
プログラム格納メモリ12から加工プログラム12a
切削送りパラメータ選択補助機能指令「M140;」
(図2参照)を読み出し、補助機能出力回路14に転送
する。これにより、補助機能出力回路14は、プログラ
ム読出回路13から転送された切削送りパラメータ選択
補助機能指令をシーケンサ15に供給する。
【0027】次に、シーケンサ15の入力回路15a
マシニングセンタ制御装置11の補助機能出力回路14
から供給された補助機能指令が入力されると、補助機能
処理回路15bは、入力回路15aに入力された補助機能
指令を解析する。今の場合、入力された補助機能指令が
切削送りパラメータ選択補助機能指令「M140;」で
あるので、補助機能処理回路15bは、出力回路15c
切削送りパラメータ選択信号SSELを供給する。これに
より、出力回路15cは、切削送りパラメータ選択信号
SELをマシニングセンタ制御装置11の切削送りパラ
メータ選択信号処理回路16に供給する。
【0028】したがって、切削送りパラメータ選択信号
処理回路16は、シーケンサ15の出力回路15cから
供給された切削送りパラメータ選択信号SSELを解析
し、パラメータ選択回路17の第1,第2切換回路17
a,17bに切換信号SSWを供給する。これにより、パラ
メータ格納メモリ18の第3,第4格納エリア18c
18dにそれぞれ格納された第2切削送り指令最高移動
速度および第2切削送り指令加減速時定数がパラメータ
選択回路17の第1,第2切換回路17a,17bを経て
パルス分配回路6および加減速回路8に供給されるの
で、パルス分配回路6は、移動指令回路4から転送され
た第1および第2移動指令を、第2切削送り指令最高移
動速度に従って、移動指令パルスに変換して、加減速回
路8に供給する。
【0029】これにより、加減速回路8は、パルス分配
回路6から供給された移動指令パルスを、第2切削送り
指令加減速時定数に従って、加減速制御して外部のサー
ボコントローラ9に供給する。したがって、サーボコン
トローラ9は、マシニングセンタ制御装置の加減速回路
8から供給される加減速制御された移動指令パルスに基
づいてサーボモータ10を作動させる。これにより、主
軸は、これに装着されている使用済みの工具を工具マガ
ジン内の新たな工具と交換するため、中継位置で一旦停
止することなく、マシニングセンタにおける主軸の最高
移動速度で交換位置まで迅速に移動する。
【0030】以上説明したように、上述した一実施例に
よれば、パラメータの変更を行う場合のプログラム実行
時間は、1ステップ分だけですむので、従来の4ステッ
プ分に比べて加工サイクル時間を大幅に短縮することが
できる。さらに、一旦変更したパラメータを元に戻すこ
とまで考慮した場合には、上述した一実施例によるプロ
グラム実行時間は2ステップ分であり、従来の8ステッ
プ分に比べて加工サイクル時間を大幅に短縮することが
できる。
【0031】なお、上述した一実施例においては、シー
ケンサ15をマシニングセンタ制御装置11の外部に設
けた例を示したが、この発明は、これに限定されず、マ
シニングセンタ制御装置11の内部に設けてもよい。ま
た、上述した一実施例においては、主軸工具を交換する
工程において切削送り指令最高移動速度および切削送り
指令加減速時定数のみを変更した例を示したが、この発
明は、これに限定されない。たとえば、工作物の材質に
よっては、同一の主軸工具を用いて同一の形状に加工す
る場合でも、切削送り指令最高移動速度、切削送り指令
加減速時定数、あるいはその他のパラメータを変更する
必要があるが、そのような場合、あらかじめパラメータ
格納メモリ18に工作物の材質に応じたパラメータを格
納するとともに、切削送りパラメータ選択補助機能指令
「M140;」等の補助機能指令を加工プログラム12
aにプログラムしておき、その補助機能指令が読み出さ
れた場合には、上述した場合と同様、シーケンサ15か
らマシニングセンタ制御装置11にパラメータ選択信号
SELを供給するようにしてもよい。
【0032】以上説明したように、この発明によれば、
工具の交換時間短縮化のためにマシニングセンタの主軸
を速く移動させるときの切削送り指令最高移動速度およ
び切削送り指令加減速時定数の設定値変更を短時間で
えるとともに、加工プログラムを簡単化および短縮化す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるマシニングセンタ制
御装置11の構成を示すブロック図である。
【図2】加工プログラム12aの一部の一例を示す図で
ある。
【図3】従来のマシニングセンタ制御装置1の構成例を
示すブロック図である。
【図4】加工プログラム2aの一部の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,11 マシニングセンタ制御装置 2,12 加工プログラム格納メモリ 2a,12a 加工プログラム 3,13 プログラム読出回路 4 移動指令回路 5 パラメータ書換回路 6 パルス分配回路 7,18 パラメータ格納メモリ 7a,7b,・・・,18a,18b,・・・ 格納エリア 8 加減速回路 9 サーボコントローラ 10 サーボモータ 14 補助機能出力回路 15 シーケンサ 15a 入力回路 15b 補助機能処理回路 15c 出力回路 16 切削送りパラメータ選択信号処理回路 17 パラメータ選択回路 17a,17b 切換回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の工具が自動交換されて取り付けら
    れる主軸を有し、工作物に多種類の加工を施すマシニン
    グセンタを制御するマシニングセンタ制御装置におい
    て、 少なくとも1つの作業工程において用いられる複数のパ
    ラメータそれぞれに関し、工作物の切削時における前記
    主軸の最高移動速度である第1の切削送り指令最高移動
    速度およびそれに対応した第1の切削送り指令加減速時
    定数と、前記第1の切削送り指令最高移動速度より速い
    第2の切削送り指令最高移動速度およびそれに対応した
    第2の切削送り指令加減速時定数とを含む複数の設定値
    があらかじめ格納されたパラメータ格納手段と、 該パラメータ格納手段から読み出された各パラメータ毎
    の複数の設定値がそれぞれ入力され、入力される切換信
    号に基づいていずれかの設定値を択一的に出力する複数
    の切換手段と、前記主軸 の移動に関する移動指令と、前記複数の工具の
    交換に関する交換指令および前記工具の交換に先立つ
    記各パラメータ毎の設定値の切り換えに関するパラメー
    タ切換指令等の補助機能指令とからなる加工プログラム
    があらかじめ格納されたプログラム格納手段と、前記プログラム格納手段から前記補助機能指令が読み出
    されたときに当該補助機能指令を解析し、当該補助機能
    指令が前記パラメータ切換指令であった場合、前記切換
    手段において選択されるパラメータの設定値を前記第2
    の切削送り指令最高移動速度および前記第2の切削送り
    指令加減速時定数とする選択信号を出力する補助機能指
    令解析処理手段と、 前記補助機能指令解析処理手段からの前記選択信号を受
    け、前記切換手段から出力される設定値を前記第2の切
    削送り指令最高移動速度および前記第2の切削送り指令
    加減速時定数とする 切換信号を供給する切換信号出力手
    段と、前記プログラム格納手段から順次読み出される前記移動
    指令を、前記切換手段から出力される切削送り指令最高
    速度に従って移動指令パルスに変換するパルス分配手段
    と、 前記移動指令パルスを前記切換手段から出力される切削
    送り指令加減速時定数 に従って加減速制御し、前記主軸
    の駆動制御部へ供給するパルス加減速制御手段と を具備
    することを特徴とするマシニングセンタ制御装置。
JP5144086A 1993-06-15 1993-06-15 マシニングセンタ制御装置 Expired - Lifetime JP2797901B2 (ja)

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