JP2797876B2 - 直線変位検出装置 - Google Patents

直線変位検出装置

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JP2797876B2
JP2797876B2 JP5008087A JP808793A JP2797876B2 JP 2797876 B2 JP2797876 B2 JP 2797876B2 JP 5008087 A JP5008087 A JP 5008087A JP 808793 A JP808793 A JP 808793A JP 2797876 B2 JP2797876 B2 JP 2797876B2
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政美 松村
得夫 丸本
昌広 横谷
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、永久磁石の直線変位
を、磁気検出素子の感磁面上の磁束方向の変化として検
出する直線変位検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は例えば実公平2−36089号
公報に示された従来の直線変位検出装置を示す縦断面
図、図22は図21に対応する横断面図である。図にお
いて、1はケース本体で、両端板2に開孔された軸孔に
は被測定物に連結される直線棒状となった軸棒3が摺動
自在に挿入組み付けされている。4はケース本体1の上
面開口部に嵌入固定された蓋板で、ケース本体1内側の
表面には絶縁板5を介して一対の磁気検出素子6a,6
bを有する素子板7が固定されると共に前後両端から垂
下設されてケース本体1内に位置する脚板片4a間には
一定の間隔をもって2本の直線棒状のガイドロッド8が
平行に架設固定されている。
【0003】9は長方形の磁極面を有する永久磁石10
が固定されると共に2本のガイドロッド8に摺動自在に
組み付けられたスライダ、11は軸棒3のケース本体1
内に位置する部分の適当な箇所に固着されているボス、
12はボス11に回転変位自在に組み付けられた断面コ
の字状のカップリングで、両端面上端間にはスライダ9
が固定されている。それゆえ、スライダ9はカップリン
グ12とボス11とを介して軸棒3に連結されることに
なり、軸棒3が変位すればスライダ9すなわちこのスラ
イダ9に固定された永久磁石10もガイドロッド8に沿
って直線変位することになる。13は一端をボス11に
他端を端板2に弾接させて軸棒3に嵌装された復帰用ス
プリングである。
【0004】ここで、磁気検出素子6a,6bと永久磁
石10との配置構造を図23に基づいて説明する。スラ
イダ9に固定された永久磁石10はその一方の磁極面を
スライダ9の上面に位置させており、これに対し磁気検
出素子6a,6bはそれぞれ素子板7の下面にその感磁
面を位置させており、これによって永久磁石10と磁気
検出素子6a,6bとはその磁極面と感磁面とが平行に
対向し、この平行姿勢を保ったまま永久磁石10が直線
移動するように構成されている。さらに、永久磁石10
はその変位方向に対して長手辺を0°よりも大きく90
°よりも小さい角度傾斜した姿勢でスライダ9に取り付
けられ、同様に磁気検出素子6a,6bも永久磁石10
の変位方向に対して永久磁石10と同一角度傾斜した姿
勢で配置固定されている。
【0005】次に、上記従来の直線変位検出装置の動作
について説明する。軸棒3に被測定物を連結すると、こ
の被測定物の変位により軸棒3が直線変位する。この軸
棒3の直線変位によりボス11,カップリング12を介
してスライダ9すなわち永久磁石10が直線移動する。
そこで、図24(a)に示すように、磁気検出素子6a
の感磁面の全域が永久磁石10の磁極面に対向位置する
状態から矢印A方向に永久磁石10を直線移動させる
と、永久磁石10の磁極面に対向位置する磁気検出素子
6aの感磁面の領域が減少し、磁気検出素子6bの感磁
面の領域が増加する。また、図24(b)に示すよう
に、磁気検出素子6bの感磁面の全域が永久磁石10の
磁極面に対向位置する状態から矢印B方向に永久磁石1
0を直線移動させると、永久磁石10の磁極面に対向位
置する磁気検出素子6bの感磁面の領域が減少し、磁気
検出素子6aの感磁面の領域が増加する。
【0006】したがって、永久磁石10の直線移動によ
り、磁気検出素子6aの感磁面の全域が永久磁石10の
磁極面に対向位置する状態から、磁気検出素子6bの感
磁面の全域が永久磁石10の磁極面に対向位置する状態
までの間を変化することになる。
【0007】このように、従来の直線変位検出装置で
は、磁気抵抗材料を用いた磁気検出素子6a,6bのそ
れぞれの感磁面における永久磁石10の磁極面に対向位
置する領域の変化、つまり感磁面を垂直に通過する磁界
の変化にともなう抵抗値変化を検知し、永久磁石10の
直線変位を検出しており、永久磁石10の変位方向に対
して角度θ傾斜して配置し、磁気検出素子6a,6bの
幅Lとすると、L/sinθの永久磁石10の直線変位で
直線状の出力特性が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の直線変位検出装
置は、以上のように永久磁石10の長方形の磁極面と磁
気検出素子6a,6bの方形の感磁面とが対向するよう
に、かつ永久磁石10の変位方向に対して同一角度傾斜
して永久磁石10と磁気検出素子6a,6bとを配置し
ているので、直線状の出力特性が得られる永久磁石10
の検出直線変位範囲が狭いという課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、広範囲の検出直線変位範囲で直線
状の出力特性が得られる直線変位検出装置を得ることを
目的とする。また、この発明は永久磁石の形状および永
久磁石と磁気抵抗素子との距離を設定することにより安
定した直線出力が得られる直線変位検出装置を得ること
を目的とする。
【0010】さらに、この発明は回路基板の固定・収納
領域とシャフトの動作領域とを完全に隔離することによ
り気密性が確保できる直線変位検出装置を得ることを目
的とする。また、この発明は永久磁石を被検出装置の開
口部の中心軸上で可動するように構成することにより出
力変動を抑制できる直線変位検出装置を得ることを目的
とする。さらに、この発明は実使用状態に即した回路ト
リミングを簡便に実施できると共に組立作業を向上でき
る直線変位検出装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る直線変位検出装置は、磁気抵抗素子からなる感磁面
を有する磁気検出素子と、この感磁面の延長面上にその
長軸心がくるように磁気検出素子と対向すると共に長軸
方向に移動可能に配設され棒状の永久磁石とを有し、
前記磁気抵抗素子は前記長軸に対して垂直な方向を基準
として、対称に形成された一対の傾斜した櫛歯状パター
ンからなるものである。
【0012】また、この発明の第2の発明に係る直線変
位検出装置は、永久磁石の磁界の等ポテンシャル分布線
と磁界ベクトルの方向とが一致する領域に磁気検出装置
が位置するように永久磁石を配設するものである。
【0013】さらに、この発明の第3の発明に係る直線
変位検出装置は、永久磁石の磁極面に磁性体片を配設す
るものである
【0014】さらに、この発明の第の発明に係る直線
変位検出装置は、強磁性体磁気抵抗素子には常に飽和磁
界が印加されるように、永久磁石の形状および永久磁石
と磁気抵抗素子との距離を設定したものである。また、
この発明の第の発明に係る直線変位検出装置は、強磁
性体磁気抵抗素子の感磁面を平行に横切る磁束角度変化
が永久磁石の長軸方向の変位に対して6±3deg /mmと
なるように、永久磁石の形状および永久磁石と磁気抵抗
素子との距離を設定したものである。
【0015】さらに、この発明の第の発明に係る直線
変位検出装置は、強磁性体磁気抵抗素子が搭載された回
路基板の固定・収納領域と永久磁石を含む直線変位検出
のためのシャフトの動作領域とを完全に隔離するよう
に、製品のケース体を構成したものである。また、この
発明の第の発明に係る直線変位検出装置は、請求項1
記載の直線変位検出装置を検出装置の強磁性体開口部
に装着されるものにおいて、永久磁石を前記開口部の中
心軸上で変位させるように構成したものである。
【0016】さらに、この発明の第の発明に係る直線
変位検出装置は、請求項1記載の直線変位検出装置にお
いて、永久磁石を中心軸としてそれより所定距離あけて
対称形の強磁性体である磁気シールドを設置したもので
ある。また、この発明の第の発明に係る直線変位検出
装置は、開口部を有するケースに、回路基板を装着する
コネクタアッシーを挿入固定してなるものである。
【0017】さらに、この発明の第10の発明に係る直
線変位検出装置は、永久磁石をその長軸方向に案内移動
させるガイド部をコネクタアッシーに形成するものであ
る。また、この発明の第11の発明に係る直線変位検出
装置は、電磁波をシールドするシールドボックスをコネ
クタアッシーに一体成形するものである。
【0018】
【作用】この発明の第1の発明においては、磁気抵抗素
からなる感磁面を有する磁気検出素子と、前記感磁面
の延長面上に長軸心がくるように前記磁気検出素子と対
すると共に前記長軸方向に移動可能に配設された棒状
の永久磁石とを備え、また、磁気抵抗素子を、櫛歯状パ
ターンが左右対称にハの字状に構成されたパターンに形
成しているので、磁気検出素子の検出感度が向上すると
共に、直線出力が得られる永久磁石の長軸方向の直線変
位範囲をより広範囲とできる
【0019】また、この発明の第の発明においては、
磁気検出素子が永久磁石の磁界の等ポテンシャル分布線
と磁界ベクトルの方向とが一致する領域に位置するよう
に永久磁石を配設しているので、磁気検出素子の配置位
置は永久磁石の中央部側面近傍に発生する磁界の等ポテ
ンシャル分布の歪み領域から外れ、この歪みによる磁気
検出素子の検出性能の低下が抑制される。
【0020】さらに、この発明の第3の発明において
は、永久磁石の磁極面に磁性体片を配設しているので、
永久磁石の側面からの磁性体の突出量により、磁界の等
ポテンシャル分布線の歪みが領域がシフトし、この磁性
体片の突出量の制御により歪み領域のシフト量が調整さ
れる。
【0021】さらに、この発明の第の発明において
は、永久磁石の形状および永久磁石と磁気抵抗素子との
距離を出力の安定性を考慮して設定しているので、磁界
が最も弱くなる箇所(磁石中点)での磁束密度を磁気抵
抗素子の飽和磁界(一般的に100G以上)に設定でき
る。
【0022】また、この発明の第の発明においては、
永久磁石の形状および永久磁石と磁気抵抗素子との距離
を直線性を考慮して設定しているので、永久磁石の単位
ストローク当りの磁束変化が6±3deg /mmに抑制され
る。
【0023】さらに、この発明の第の発明において
は、回路基板の固定・収納領域とシャフトの動作領域と
を完全に隔離しているので、シャフトの動作領域に流入
してくる水分,油分等は回路基板の固定・収納領域に流
入しない。
【0024】また、この発明の第の発明においては、
永久磁石を被検出装置の開口部の中心軸上で可動するよ
うに構成しているので、被検出装置の強磁性体開口部の
影響による出力変動が最も小さく抑制される。
【0025】さらに、この発明の第の発明において
は、永久磁石を中心軸としてそれより所定距離あけて対
称形の強磁性体である磁気シールドを設定しているの
で、外部強磁性体および外部磁界による出力変動がほぼ
完全に抑制される。
【0026】また、この発明の第の発明においては、
コネクタアッシーに回路基板を装着した後、コネクタア
ッシーをケースの開口部に嵌入固定することにより組み
立てることができ、組立作業性の向上が図れる。
【0027】さらに、この発明の第10の発明において
は、コネクタアッシーに設けられたガイド部に永久磁石
を組み込むことにより、回路基板等が露出した状態で実
使用状態が実現される。
【0028】また、この発明の第11の発明において
は、コネクタアッシーにシールドボックスが一体化さ
れ、組立部品の低減が図れる。
【0029】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1. この実施例1は、この発明の第1の発明に係る直線変位
検出装置の一実施例である。図1はこの発明の実施例1
を示す直線変位検出装置の正面図、図2は図1の線II−
IIの断面図、図3は図2の線III −III の断面図、図4
は図1の分解斜視図、図10は図1における磁気検出素
子の磁気抵抗パターンの一実施例を示す平面図である。
図5は磁気抵抗パターンの参考図である。
【0030】図において、20は例えばポリブチレンテ
レフタレート樹脂でモールド成形されたケースで、一端
に軸孔20aを有すると共に他端に開口部20bを有し
ている。21は両端面を磁極面とする棒状の永久磁石2
2が一体成形されたシャフト、23は磁気検出素子で、
例えばガラス基板表面に、櫛歯状パターンが直交する磁
気抵抗パターンに構成された強磁性体磁気抵抗材料であ
るNiFeからなる強磁性体磁気抵抗素子である磁気抵抗素
子23aが形成され、さらに絶縁樹脂で直方体形状にモ
ールドされて構成され、前記ガラス基板表面の磁気抵抗
素子23aの形成面が感磁面23bとなっている。
【0031】24は図示しないが配線パターンが形成さ
れると共に種々の電子部品が搭載された回路基板として
のセラミック基板で、感磁面23bが基板面に垂直とな
るように磁気検出素子23が搭載されている。25は例
えばポリブチレンテレフタレート樹脂でモールド成形さ
れたコネクタアッシーで、シャフト21を摺動案内する
ガイド部25aが一体形成されると共に、電磁波をシー
ルドする銅製のシールドボックス26,貫通コンデンサ
27,およびこの貫通コンデンサ27に半田付けされて
磁気検出素子23の出力を取り出すターミナル28が一
体化されている。29はシャフト21とコネクタアッシ
ー25との間に縮設されてシャフト21の直線変位の動
作を規制するばねである。
【0032】ここで、この実施例1の直線変位検出装置
の組み立てについて説明する。まず、コネクタアッシー
25と一体化されたシールドボックス26内に磁気検出
素子23が搭載されたセラミック基板24を取り付け、
その後銅製のシールド板26aでシールドボックス26
の開口部を封口する。ついで、ばね29とともにシャフ
ト21をガイド部25a内にセットした状態で、コネク
タアッシー25を開口部20bからケース20内に挿入
固定する。
【0033】このように組み立てられた直線変位検出装
置では、棒状の永久磁石22を一体化したシャフト21
はガイド部25aに摺動案内されて直線移動でき、永久
磁石22は磁気検出素子23と対向すると共にその長軸
心が感磁面23bの延長面上に位置している。したがっ
て、永久磁石22の発生する磁界は磁気検出素子23の
感磁面23bを平行に横切るようになっている。
【0034】次に、この実施例1の直線変位検出装置の
動作について説明する。被検出装置(図示せず)に連結
されたシャフト21が、ばね29の付勢力に抗して被検
出装置の変位に連動してコネクタアッシー25のガイド
部25aに案内されて摺動し、永久磁石22の長軸方向
に直線変位する。そこで、シャフト21に一体化された
永久磁石22も、被検出装置の変位に連動して長軸方向
に直線変位する。この永久磁石22の直線変位によっ
て、磁気検出素子23の感磁面23bを平行に横切る磁
束方向が変化し、この感磁面23bを横切る磁束方向の
変化に応じて磁気抵抗素子23aの磁気抵抗パターンを
構成する直交する櫛歯状のパターンのそれぞれの抵抗値
が変化し、永久磁石22の直線変位に対応した電圧が出
力される。磁気検出素子23からの出力電圧は増幅さ
れ、ターミナル28を介して外部装置(図示せず)に出
力され、被検出装置の変位が検出される。
【0035】この出力電圧波形は、図6の波形に示す
ように、正弦波の出力波形Cに比べて広範囲な永久磁石
22の直線変位範囲において直線出力が得られている。
この時、磁気検出素子23が搭載されたセラミック基板
24を包囲して設けられたシールドボックス26,シー
ルド板26aにより、外部からの電磁波が遮蔽され、セ
ラミック基板24に搭載されている回路素子の誤動作が
防止される。
【0036】このように実施例1によれば、強磁性体磁
気抵抗材料であるNiFeからなる磁気抵抗素子23aを用
いた磁気検出素子23の感磁面23bの延長面上にその
長軸心がくるように、磁気検出素子23と対向して棒状
の永久磁石22を配置し、また前記磁気抵抗素子は図1
0に示すように前記長軸に対して垂直な方向を基準とし
て、対称に形成された一対の傾斜した櫛歯状パターンか
らなるので、磁気検出素子23の出力電圧が直線出力と
なる永久磁石22の長軸方向の直線変位範囲を広範囲に
できるという効果が得られる。すなわち実施例1では、
図10に示すように磁気検出素子23の磁気抵抗素子2
3aの磁気抵抗パターンを、櫛歯状パターンが左右対称
にハの字状に構成されたパターンとするものとしてい
る。 参考までに説明すると第5図に示すように磁気抵抗
素子の櫛歯状パターンを配置して、永久磁石22の長軸
方向の直線変位を磁気検出素子23で検出したところ、
その出力電圧波形は図6における出力電圧波形Aに比べ
て広範囲な永久磁石22の直線変位範囲に対して直線出
力が得られるが、図10に示すように磁気抵抗パターン
を構成する櫛歯状パターンをθ=90°として形成した
場合(本発明)に、直線出力が得られる永久磁石22の
直線変位範囲が一層広範囲となる結果が得られた。 この
ように実施例1によれば、磁気検出素子23の磁気抵抗
素子23aの磁気抵抗パターンを、櫛歯状パターンが左
右対称にハ字状に構成されたパターンとしているので、
直線出力が得られる永久磁石22の直線変位範囲をより
広範囲とすることができるという効果が得られる。
【0037】実施例2. この実施例2は、この発明の第2の発明に係る直線変位
検出装置の一実施例である。棒状の永久磁石22の発生
する磁界のポテンシャルは、図7に示すように永久磁石
22の中央部近傍で歪み30を有する分布をしている。
一方、永久磁石22の磁界ベクトルは、N極からS極に
向かって図8に示すように流れている。この実施例2で
は、永久磁石22の磁界の等ポテンシャル分布線と磁界
ベクトルの方向とが一致する領域に磁気検出素子23を
配設するものとしている。
【0038】このように構成された実施例2によれば、
磁気検出素子23は磁界の等ポテンシャル分布の歪み3
0の領域外に配置されることになり、そこで磁気検出素
子23の感磁面23bを横切る永久磁石22の磁界は磁
界の等ポテンシャル分布線と磁界ベクトルとが一致して
いるので、永久磁石22の直線変位に対応する磁気抵抗
素子23aの抵抗値変化に対する磁界の等ポテンシャル
分布の歪み30の影響が抑えられ、磁気検出素子23の
検出感度が向上されて、磁気検出素子23の出力電圧が
直線出力となる永久磁石22の長軸方向の直線変位範囲
をより広範囲とできるという効果が得られる。
【0039】実施例3. この実施例3は、この発明の第3の発明に係る直線変位
検出装置の一実施例である。図9はこの発明の実施例3
を示す直線変位検出装置における磁界の等ポテンシャル
分布図である。図において、31は永久磁石22の両端
の磁極面のそれぞれに、端部が永久磁石22の側面側に
突き出るように配設された磁性体片である鉄片である。
この実施例3では、永久磁石22の両端の磁極面のそれ
ぞれに鉄片31を配設するものとしている。ここで、永
久磁石22の発生する磁界の等ポテンシャル分布は、図
9に示すように鉄片31の配設により変化し、特に歪み
30がシフトし、この歪み30のシフトは鉄片31の永
久磁石22の側面側への突出量により制御される。
【0040】このように構成された実施例3によれば、
永久磁石22の両端の磁極面に鉄片31を配設している
ので、鉄片31の永久磁石22の側面側への突出量を調
整して磁界の等ポテンシャル分布をシフトでき、永久磁
石22と磁気検出素子23とを適切な位置関係に,つま
り磁界の等ポテンシャル分布線と磁界ベクトルとが一致
する位置に磁気検出素子23を位置するように、簡便に
調整することができるという効果が得られる。
【0041】実施例. この実施例は、この発明の第の発明に係る直線変位
検出装置の一実施例である。一般的に磁気抵抗素子の印
加磁界に対する抵抗変化率(△R/R)は図11に示す
ような特性となり、印加磁界が約100G以下の領域で
は印加磁界に対して非常に敏感である。一方、100G
以上の領域では抵抗変化率はほぼ飽和しており、印加磁
界方向の変化のみにより抵抗変化率を変化させることが
できる。即ち、印加磁界100G以下では磁界強度と磁
界方向の両方で抵抗変化率が変化するので不安定とな
り、印加磁界100G以上ではほぼ磁界方向の変化のみ
で抵抗変化率が変化するので安定する。
【0042】ところで、上記実施例1記載の直線変位検
出装置において、その出力を安定させるためには、磁気
抵抗素子への印加磁界が最も弱くなる箇所(磁石中点)
での磁束密度を100G以上に設定することが望まし
い。
【0043】この磁束密度の大きさは、図12に示すよ
うに磁気抵抗素子〜永久磁石間距離,および図13に示
すように磁石径/磁石長さ(D/l)による影響が大き
いので、磁気抵抗素子〜永久磁石間距離を短くすると共
に磁石径/磁石長さ(D/l)をある特定値以上とする
必要がある。このようにすることにより、実施例1記載
の直線変位検出装置の出力が安定する。なお、印加磁界
を100G以上とする構成は、上記の他に、永久磁石の
磁力を強めて構成することも可能である。
【0044】実施例. この実施例は、この発明の第の発明に係る直線変位
検出装置の一実施例である。上記実施例1記載の直線変
位検出装置において、そのアナログ出力電圧の直線性を
良くする,即ち理想的な勾配直線と比較した時のうねり
を抑えるために、永久磁石の単位ストローク当りの磁束
変化を6±3deg /mmとなるように、磁石径/磁石長さ
(D/l)比と磁気抵抗素子〜永久磁石間距離を設定す
ることが望ましい。6±3deg /mmとは、永久磁石が1
mm動くと磁束の角度変化が6°±3°であるという意味
である。
【0045】なお、磁石径/磁石長さ(D/l)に対す
る磁束角度変化は図14に示すような関係となり、また
磁気抵抗素子〜永久磁石間距離は大きくすると(D/
l)が大きくなり,小さくすると(D/l)が小さくな
って同じ効果を示す。このようにすることにより、上記
実施例1記載の直線変位検出装置のアナログ出力電圧の
直線性が確保される。ここで、この実施例の内容と上
記実施例の内容とは非常に密接な関係があり、両者を
満足させるように磁石径/磁石長さ(D/l)と磁気抵
抗素子〜永久磁石間距離とを設定する必要がある。
【0046】実施例. この実施例は、この発明の第の発明に係る直線変位
検出装置の一実施例である。図15はこの発明の実施例
を示す直線変位検出装置の断面図である。図におい
て、32はモールド壁32aにより回路基板24の固定
・収納スペース32Aとシャフト21の動作スペース3
2Bとが完全に隔離されているケース体で、上記実施例
1のケース20とコネクタアッシー25との集合体とし
て構成されている。33はケース体32のスペース32
Aを密閉封止するカバーAで、磁気検出素子23を有す
る回路基板24をスペース32Aに収納固定後,ケース
体32に接着固定される。34はケース体32のスペー
ス32Bを塞ぐと共にシャフト21の貫挿穴34aを有
するカバーBで、ケース体32に接着されてシャフト2
1の脱落を防止している。
【0047】このように回路基板24の固定・収納スペ
ース32Aをモールド壁32aによりシャフト21の動
作スペース32Bから完全に隔離しておくと、シャフト
21に沿ってカバーB34の貫通穴34aからスペース
32B内に侵入してくる水分,油分等はこのスペース3
2B内に届まり、また動作スペース32B内に発生する
圧力変動はこのスペース32B内に届まるので、特に固
定・収納スペース32Aの回路基板24に影響を与える
ことがなく、製品の気密性が確保される。
【0048】実施例. この実施例は、この発明の第の発明に係る直線変位
検出装置の一実施例である。図16はこの発明の第
発明に係る直線変位検出装置をEGRバルブに装着した
状態を示す断面図、図17は図16の線XVII−XVIIの断
面図、図18はこの実施例の原理を説明するための
図、図19は図18における出力電圧の変動状態を示す
図である。図中前記実施例と同一または相当部分には
同一符号を付して説明を省略する。
【0049】図において、35はケース体32に形成し
た取付フランジ、36は取付フランジ35から突出する
状態にケース体32に形成される挿入筒部で、この中心
線37上を永久磁石22が移動するようにシャフト21
が装着されている。38は被検出装置であるEGRバル
ブで、本装置取付用としての鉄等の強磁性体からなる取
付フランジ38aおよび開口部38bを有している。3
9は負圧室で、エンジン(図示せず)に発生する負圧が
接続されている。40はロッドで、負圧室39の負圧の
大きさにより作動されてバルブ41を開閉する。
【0050】以上のように挿入筒部36を開口部38b
に挿入して両取付フランジ35,38aを固定して本装
置をEGRバルブ38に取付けると、図16,図17に
示すように永久磁石22が取付フランジ38a,開口部
38bの中心線37上を直線変位するようになるので、
強磁性体(鉄等)の取付フランジ38aによる影響が最
も少なくなり、出力変動を最も小さく抑制できる。
【0051】図18において、永久磁石22と取付フラ
ンジ38aとの距離zを大きくとりさらに開口部38b
の径yを大きくさせることによっても、出力変動を抑え
るという点では有効ではあるが、小形上限界がある。い
ま、z=0,y=一定としたときにおける出力波形の例
を図19に示す。永久磁石22が開口部38bの中心線
37に対して偏心している時(a)には出力変動が大き
くなり、中心線37上にある時(b)には出力変動が大
幅が抑制されていることが解る。
【0052】なお、本装置は、EGRバルブ38に取付
けられて、負圧室39の負圧の大きさに応じて直線変位
するロッド40の、この直線変位をシャフト21により
取り出し、永久磁石22を磁気検出素子23に対して直
線変位することで印加磁界方向が変化し、アナログ出力
を得ることにより、EGRバルブ38の開度センサーと
して使用される。
【0053】実施例. この実施例は、この発明の第の発明に係る直線変位
検出装置の一実施例である。以上の実施例1〜の直線
変位検出装置は永久磁石22を使用しているので、外部
磁界や強磁性体(例えば実施例のEGRバルブ38の
取付フランジ38a)の影響を完全に無くするために
は、強磁性体で構成された磁気シールドが必要となる。
【0054】特に、この直線変位検出装置によれば、図
20に示すように棒状永久磁石22を中心として円筒形
の強磁性体である磁気シールド42を配置することによ
り、この磁気シールド42が無い時の出力電圧と磁気シ
ールド42がある時の出力電圧との差を最も小さく抑え
ることができ、外部強磁性体および外部磁界による出力
変動をほぼ完全になくすることができる。
【0055】実施例. この実施例は、この発明の第の発明に係る直線変位
検出装置の一実施例である。この実施例の構成は、上
記実施例1の図1〜図4のものと同じなので同一符号を
用いてその説明を省略する。
【0056】即ち、この実施例によれば、ケース20
にその開口部20bからコネクタアッシー25を挿入固
定して開口部20bを封口することにより、直線変位検
出装置のケース体を構成するので、セラミック基板24
などの取付作業がしやすく、組立作業性が向上するとい
う効果が得られる。
【0057】実施例10. この実施例10は、この発明の第10の発明に係る直線
変位検出装置の一実施例である。この実施例10の構成
は、上記実施例1の図1〜図4のものと同じなので同一
符号を用いてその説明を省略する。
【0058】即ち、この実施例10によれば、コネクタ
アッシー25に永久磁石22と一体成形されたシャフト
21を摺動案内するガイド部25aを設けているので、
コネクタアッシー25をケース20に嵌入固定すること
なく、単にガイド部25aにシャフト21を組み込むこ
とにより、シャフト21の変位をそのまま実現でき、実
使用状態に即した精度のよい回路のトリミングが実施で
きるという効果が得られる。
【0059】なお、この実施例10では、ガイド部25
aをコネクタアッシー25と同一材料で構成するものと
して説明しているが、ガイド部25aを銅,鉄系の軸受
材料で作製し、コネクタアッシー25をモールド成形す
る際に一体化するものとしても、同様の効果を奏する。
【0060】実施例11. この実施例11は、この発明の第11の発明に係る直線
変位検出装置の一実施例である。この実施例11の構成
は、上記実施例1の図1〜図4のものと同じなので同一
符号を用いてその説明を省略する。
【0061】即ち、この実施例11によれば、コネクタ
アッシー25にシールドボックス26を一体成形してい
るので、シールドボックス26をネジや接着剤で固定す
る必要がなく、組立性が向上すると共に、シールドボッ
クス26がケース20に内蔵されて外部に露出すること
もなく、外観上見栄えがよくなるという効果が得られ
る。
【0062】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。この発明
の第1の発明によれば、磁気抵抗素子からなる感磁面を
有する磁気検出素子と、前記感磁面の延長面上に長軸心
がくるように前記磁気検出素子と対向すると共に前記長
軸方向に移動可能に配設され棒状の永久磁石とを備
、また、磁気抵抗素子を、櫛歯状パターンが左右対称
にハの字状に構成されたパターンに形成しているので、
磁気検出素子の検出感度が向上すると共に、直線出力が
得られる永久磁石の長軸方向の直線変位範囲をより広範
囲とできる
【0063】また、この発明の第2の発明によれば、永
久磁石の磁界の等ポテンシャル分布線と磁界ベクトルの
方向とが一致する領域に磁気検出素子が位置するように
永久磁石を配設しているので、磁気検出素子の検出感度
が向上すると共に、直線出力が得られる永久磁石の長軸
方向の直線変位範囲をより広範囲とできる。
【0064】さらに、この発明の第3の発明によれば、
永久磁石の磁極面に磁性体片を配設しているので、永久
磁石と磁気検出素子とを適切な位置関係に簡便に調整す
ることができる。
【0065】さらに、この発明の第の発明によれば、
永久磁石の形状および永久磁石と磁気抵抗素子との距離
を設定しているので、安定した出力が得られる。また、
この発明の第の発明によれば、永久磁石の形状および
永久磁石と磁気抵抗素子との距離を設定しているので、
安定した直線出力が得られる。
【0066】さらに、この発明の第の発明によれば、
回路基板の固定・収納領域とシャフトの動作領域とを完
全に隔離しているので、気密性が確保できる。また、こ
の発明の第によれば、永久磁石を被検出装置の開口部
の中心軸上で可動するように構成しているので、被検出
装置の強磁性体開口部の影響による出力変動を抑制でき
る。
【0067】さらに、この発明の第の発明によれば、
永久磁石を中心軸としてそれより所定距離あけて対称形
の強磁性体である磁気シールドを設置しているので、外
部強磁性体および外部磁界による出力変動をほぼ完全に
抑制できる。また、この発明の第の発明によれば、ケ
ースの開口部にコネクタアッシーを嵌入固定して開口部
を封口しているので、組立作業性を向上できる。
【0068】さらに、この発明の第10の発明によれ
ば、永久磁石をその長軸方向に案内移動させるガイド部
をコネクタアッシーに設けているので、コネクタアッシ
ーをケースに嵌入固定することなく、単にガイド部にシ
ャフトを組み込むことにより、シャフトの変位をそのま
ま実現でき、実使用状態に即した精度のよい回路のトリ
ミングが実施できる。また、この発明の第11の発明に
よれば、電磁波をシールドするシールドボックスをコネ
クタアッシーに一体成形しているので、シールドボック
スをネジ,接着剤等で保持する必要がなく、組立作業性
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す直線変位検出装置
の正面図である。
【図2】 図1の線II−IIの断面図である。
【図3】 図2の線III −III の断面図である。
【図4】 図1の分解斜視図である。
【図5】 図1における磁気検出素子の磁気抵抗パター
を説明するための参考例を示す平面図である。
【図6】 図5の磁気抵抗パターンにおける永久磁石の
直線変位と出力電圧との関係を示すグラフである。
【図7】 この発明の実施例2を示す直線変位検出装置
における磁界の等ポテンシャル分布図である。
【図8】 図7における磁界ベクトルの状態図である。
【図9】 この発明の実施例3を示す直線変位検出装置
における磁界の等ポテンシャル分布図である。
【図10】 相前後するがこの発明の実施例を示す直
線変位検出装置における磁気検出素子の磁気抵抗パター
ンの一実施例の平面図である。
【図11】 この発明の実施例を示す直線変位検出装
置における磁気抵抗素子の印加磁界特性図である。
【図12】 図11におけるストローク位置に対する磁
束密度の大きさを示す図である。
【図13】 図11における磁石径/磁石長さ(D/
l)に対する磁束密度の大きさを示す図である。
【図14】 この発明の実施例を示す直線変位検出装
置における磁石径/磁石長さ(D/l)に対する磁束角
度の変化を示す図である。
【図15】 この発明の実施例を示す直線変位検出装
置の断面図である。
【図16】 この発明の実施例を示す直線変位検出装
置の断面図である。
【図17】 図16の線XVII−XVIIの断面図である。
【図18】 この発明の実施例の原理を説明するため
の図である。
【図19】 図18における出力電圧の変動状態を示す
図である。
【図20】 この発明の実施例を示す直線変位検出装
置の概略図である。
【図21】 従来の直線変位検出装置を示す縦断面図で
ある。
【図22】 図21に対応する横断面図である。
【図23】 図21における永久磁石の配置を示す平面
図である。
【図24】 (a)および(b)はそれぞれ図21にお
ける直線変位検出装置の動作を説明する平面図である。
【符号の説明】
20 ケース 20b 開口部 21 シャフト 22 永久磁石 23 磁気検出素子 23a 磁気抵抗素子 23b 感磁面 24 セラミック基板 25 コネクタアッシー 25a ガイド部 26 シールドボックス 31 鉄片 32 ケース体 32A 固定・収納スペース 32B 動作スペース 32a モールド壁 38 EGRバルブ 38a 取付フランジ 38b 開口部 39 負圧室 40 ロッド 42 磁気シールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横谷 昌広 姫路市定元町6番地 三菱電機エンジニ アリング株式会社 姫路事業所内 (56)参考文献 特開 平4−238282(JP,A) 特開 平2−298802(JP,A) 特開 平4−161816(JP,A) 特開 昭59−133420(JP,A) 特開 平4−48215(JP,A) 実開 昭63−199079(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 7/00 - 7/34 G01D 5/00 - 5/252 G01D 5/39 - 5/62

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気抵抗素子からなる感磁面を有する磁
    気検出素子と、前記感磁面の延長面上に長軸心がくるよ
    うに前記磁気検出素子と対向すると共に前記長軸方向に
    移動可能に配設され棒状の永久磁石とを有し、前記磁
    気抵抗素子は前記長軸に対して垂直な方向を基準とし
    て、対称に形成された一対の傾斜した櫛歯状パターンか
    らなることを特徴とする直線変位検出装置。
  2. 【請求項2】 永久磁石の磁界の等ポテンシャル分布線
    の示す方向と磁界ベクトルの示す方向とが一致する領域
    に磁気検出素子が位置するように永久磁石を配設したこ
    とを特徴とする請求項1の直線変位検出装置。
  3. 【請求項3】 永久磁石の磁極面に磁性体片を配設した
    ことを特徴とする請求項1の直線変位検出装置。
  4. 【請求項4】 強磁性体磁気抵抗素子には常に飽和磁界
    が印加されるように、永久磁石の形状および永久磁石と
    磁気抵抗素子との距離を設定したことを特徴とする請求
    項1の直線変位検出装置。
  5. 【請求項5】 強磁性体磁気抵抗素子の感磁面を平行に
    横切る磁束角度変化が永久磁石の長軸方向の変位に対し
    て6±3deg /mmとなるように、永久磁石の形状および
    永久磁石と磁気抵抗素子との距離を設定したことを特徴
    とする請求項1の直線変位検出装置。
  6. 【請求項6】 強磁性体磁気抵抗素子が搭載された回路
    基板の固定・収納領域と永久磁石を含む直線変位検出の
    ためのシャフトの動作領域とを完全に隔離するように、
    製品のケース体を構成したことを特徴とする請求項1の
    直線変位検出装置。
  7. 【請求項7】 被検出装置の強磁性体開口部に装着され
    るものにおいて、永久磁石を前記開口部の中心軸上で変
    位させるように構成したことを特徴とする請求項1の直
    線変位検出装置。
  8. 【請求項8】 永久磁石を中心軸としてそれより所定距
    離あけて対称形の強磁性体である磁気シールドを設置
    たことを特徴とする請求項1の直線変位検出装置。
  9. 【請求項9】 開口部を有するケースと、所定のパター
    ンに形成された強磁性体磁気抵抗素子からなる感磁面を
    有する磁気検出素子と、この磁気検出素子を搭載して前
    記ケース内に収納される回路基板と、前記ケース内に長
    軸方向に移動可能に配設される棒状の永久磁石と、前記
    回路基板を装着するコネクタアッシーとを備え、 前記ケ
    ースに開口部から前記コネクタアッシーを嵌入固定して
    前記開口部を封口するようにしたことを特徴とする請求
    項1の直線変位検出装置。
  10. 【請求項10】 永久磁石をその長軸方向に案内移動さ
    せるガイド部をコネクタアッシーに形成したことを特徴
    とする請求項9の直線変位検出装置。
  11. 【請求項11】 電磁波をシールドするシールドボック
    スをコネクタアッシーに一体成形したことを特徴とする
    請求項9の直線変位検出装置。
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