JP2797495B2 - スイッチング電源の異常検出回路 - Google Patents
スイッチング電源の異常検出回路Info
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- JP2797495B2 JP2797495B2 JP20520889A JP20520889A JP2797495B2 JP 2797495 B2 JP2797495 B2 JP 2797495B2 JP 20520889 A JP20520889 A JP 20520889A JP 20520889 A JP20520889 A JP 20520889A JP 2797495 B2 JP2797495 B2 JP 2797495B2
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はスイッチング電源の異常検出回路に関し、特
にDC−DCコンバータ等のスイッチング電源の出力の異常
を検出する異常検出回路に関するものである。
にDC−DCコンバータ等のスイッチング電源の出力の異常
を検出する異常検出回路に関するものである。
従来技術 従来のこの種の異常検出回路においては、特に異常検
出対象がDC−DCコンバータの場合、出力の直流電圧を監
視するようになっており、この電圧が異常に低下したと
きに異常信号を発生するように構成されている。
出対象がDC−DCコンバータの場合、出力の直流電圧を監
視するようになっており、この電圧が異常に低下したと
きに異常信号を発生するように構成されている。
この様な従来の異常検出回路では、直流出力の異常を
検出する構成のために、例えば突然DC−DCコンバータの
主回路部のスイッチングトランジスタが破損しても、異
常検出までにはかなりの時間遅れを生じる。更には、DC
−DCコンバータを並列に接続しつつ運転している際に、
一台のコンバータに異常が生じた場合、他のコンバータ
により正常に出力可能であれば、異常検出が不可能であ
るという欠点がある。
検出する構成のために、例えば突然DC−DCコンバータの
主回路部のスイッチングトランジスタが破損しても、異
常検出までにはかなりの時間遅れを生じる。更には、DC
−DCコンバータを並列に接続しつつ運転している際に、
一台のコンバータに異常が生じた場合、他のコンバータ
により正常に出力可能であれば、異常検出が不可能であ
るという欠点がある。
発明の目的 そこで、本発明はかかる従来のものの欠点を除去すべ
くなされたものであり、その目的とするところは、異常
検出に遅れを生じることなく、またDC−DCコンバータの
複数並列運転時における一台の異常をも正確に検出する
ことができるスイッチング電源の異常検出回路を提供す
ることにある。
くなされたものであり、その目的とするところは、異常
検出に遅れを生じることなく、またDC−DCコンバータの
複数並列運転時における一台の異常をも正確に検出する
ことができるスイッチング電源の異常検出回路を提供す
ることにある。
発明の構成 本発明によれば、スイッチング用のパルスを発生する
パルス発生手段と、このパルスに同期して入力電圧をス
イッチングするスイッチング手段とを含み、このスイッ
チング出力を平滑化して直流電圧を得るようにしたスイ
ッチング電源の異常検出回路であって、前記パルスによ
り充電される充電手段と、この充電電圧と基準電圧とを
比較する比較手段と、前記スイッチング出力により前記
充電手段を放電制御する放電制御手段とを含み、前記比
較手段の出力により異常検出をなすようにしたことを特
徴とする異常検出回路が得られる。
パルス発生手段と、このパルスに同期して入力電圧をス
イッチングするスイッチング手段とを含み、このスイッ
チング出力を平滑化して直流電圧を得るようにしたスイ
ッチング電源の異常検出回路であって、前記パルスによ
り充電される充電手段と、この充電電圧と基準電圧とを
比較する比較手段と、前記スイッチング出力により前記
充電手段を放電制御する放電制御手段とを含み、前記比
較手段の出力により異常検出をなすようにしたことを特
徴とする異常検出回路が得られる。
実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第1図は本発明の実施例の回路図である。スイッチン
グトランジスタ1はトランス2の1次巻線に直列に接続
され、この1次巻線に印加される入力直流電圧をスイッ
チングする。トランス2の2次巻線からスイッチング出
力が得られ、これが図示せぬ平滑回路において直流電圧
とされる。
グトランジスタ1はトランス2の1次巻線に直列に接続
され、この1次巻線に印加される入力直流電圧をスイッ
チングする。トランス2の2次巻線からスイッチング出
力が得られ、これが図示せぬ平滑回路において直流電圧
とされる。
カレントトランス3はトランス2の2次側におけるス
イッチング出力パルスを検出するものである。この検出
パルスは一方向性ダイオード13を介して抵抗11,12によ
る分圧回路へ入力されている。この分圧出力はトランジ
スタ9のベース入力となっている。
イッチング出力パルスを検出するものである。この検出
パルスは一方向性ダイオード13を介して抵抗11,12によ
る分圧回路へ入力されている。この分圧出力はトランジ
スタ9のベース入力となっている。
一方、パルス発生器4が設けられており、このパルス
Aはパルス幅制御駆動回路5にてスイッチングトランジ
スタ1のスイッチングパルスとされている。
Aはパルス幅制御駆動回路5にてスイッチングトランジ
スタ1のスイッチングパルスとされている。
また、パルス発生器4のパルスAは抵抗6,ダイオード
7及びコンデンサ8からなる充電回路へ入力され、コン
デンサ8の充電がなされる。この充電電圧Bはレベル比
較器10において、基準電圧Vrefとレベル比較され、この
比較出力がアンドゲート14を介して異常信号Dとして導
出される。
7及びコンデンサ8からなる充電回路へ入力され、コン
デンサ8の充電がなされる。この充電電圧Bはレベル比
較器10において、基準電圧Vrefとレベル比較され、この
比較出力がアンドゲート14を介して異常信号Dとして導
出される。
トランジスタ9のコレクタ出力は小抵抗13を介して充
電用コンデンサ8の充電出力Bに接続され、このトラン
ジスタ9のオン動作に同期してコンデンサ8の充電電圧
を略瞬時に放電制御する。
電用コンデンサ8の充電出力Bに接続され、このトラン
ジスタ9のオン動作に同期してコンデンサ8の充電電圧
を略瞬時に放電制御する。
第1図の動作について第2図のタイミングチャートを
参照しながら説明する。パルス発生器4は第2図Aに示
されているごとくデューティ1/2のパルスを発生してい
る。パルス幅制御駆動回路5はAの波形がロウレベルの
間ある適当な期間のみトランジスタ1を駆動するように
なっている。
参照しながら説明する。パルス発生器4は第2図Aに示
されているごとくデューティ1/2のパルスを発生してい
る。パルス幅制御駆動回路5はAの波形がロウレベルの
間ある適当な期間のみトランジスタ1を駆動するように
なっている。
いま、トランジスタ1がパルス駆動されると、トラン
ス2の2次巻線にパルスが現われ、カレントトランス3
の1次巻線にパルス電流が流れる。カレントトランス3,
ダイオード13,抵抗11,12で構成される電流検出回路によ
り、トランジスタ1がオンしている期間パルス電圧がC
点に現われる(第2図の期間t2)。
ス2の2次巻線にパルスが現われ、カレントトランス3
の1次巻線にパルス電流が流れる。カレントトランス3,
ダイオード13,抵抗11,12で構成される電流検出回路によ
り、トランジスタ1がオンしている期間パルス電圧がC
点に現われる(第2図の期間t2)。
一方、パルス発生器4の出力は、抵抗6、ダイオード
7、コンデンサ8の充電回路により、それがハイレベル
の時コンデンサ8に充電され第2図Bの波形のようにな
る(第2図の期間t1)。
7、コンデンサ8の充電回路により、それがハイレベル
の時コンデンサ8に充電され第2図Bの波形のようにな
る(第2図の期間t1)。
そこで、次のC点にパルスが現われると、トランジス
タ9はオンし、抵抗13の抵抗値は小さいからコンデンサ
8の電荷は急速に放電する(第2図の期間t2)。従っ
て、B点の電圧はC点にパルスが正常に現われていれば
常に基準電圧を下回っており、よって比較器10の出力は
常にロウレベルとなっており、電源異常信号は発生しな
い。
タ9はオンし、抵抗13の抵抗値は小さいからコンデンサ
8の電荷は急速に放電する(第2図の期間t2)。従っ
て、B点の電圧はC点にパルスが正常に現われていれば
常に基準電圧を下回っており、よって比較器10の出力は
常にロウレベルとなっており、電源異常信号は発生しな
い。
次に、トランジスタ1または入力の直流電源側、また
は出力側等に異常が発生し、第2図の期間t3のA点の波
形がロウレベルの期間にカレントトランス3の1次側に
パルス電流が流れない、すなわちC点にパルスが現われ
ないとする。すると、B点の電圧つまりコンデンサ8の
電圧はt3の期間には降下せず、期間t4でさらに高い電圧
を充電されて行き、ついには基準電圧Vrefを越える。基
準電圧VrefのレベルをB点の電圧が越えると、比較器10
の出力はハイレベルとなり、この時イニシャライズ信号
がハイレベルであれば、アンドゲート14の出力はハイレ
ベルとなり電源異常信号が出力される。
は出力側等に異常が発生し、第2図の期間t3のA点の波
形がロウレベルの期間にカレントトランス3の1次側に
パルス電流が流れない、すなわちC点にパルスが現われ
ないとする。すると、B点の電圧つまりコンデンサ8の
電圧はt3の期間には降下せず、期間t4でさらに高い電圧
を充電されて行き、ついには基準電圧Vrefを越える。基
準電圧VrefのレベルをB点の電圧が越えると、比較器10
の出力はハイレベルとなり、この時イニシャライズ信号
がハイレベルであれば、アンドゲート14の出力はハイレ
ベルとなり電源異常信号が出力される。
イニシャライズ信号はスイッチング回路がスタートし
正常に達すると思われるまでの間、またスイッチング回
路がオフされている間はロウレベルに保たれ、異常信号
が出力されないようにしておくためである。いわゆる誤
動作防止のための信号である。
正常に達すると思われるまでの間、またスイッチング回
路がオフされている間はロウレベルに保たれ、異常信号
が出力されないようにしておくためである。いわゆる誤
動作防止のための信号である。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、スイッチング電
源の主回路部のスイッチング電流パルスを常に監視する
ことにより、異常が発生してパルスが現われなくなった
ら即座に異常検出信号を発生できるという効果がある。
さらに、本スイッチング電源を並列接続して使用した場
合、いずれかの電源に異常が生じてもそれを容易に検出
できるという効果もある。
源の主回路部のスイッチング電流パルスを常に監視する
ことにより、異常が発生してパルスが現われなくなった
ら即座に異常検出信号を発生できるという効果がある。
さらに、本スイッチング電源を並列接続して使用した場
合、いずれかの電源に異常が生じてもそれを容易に検出
できるという効果もある。
第1図は本発明の実施例の回路図、第2図は第1図の回
路の各部信号波形図である。 主要部分の符号の説明 1……スイッチングトランジスタ 2……トランス 3……カレントトランス 4……パルス発生器 5……パルス幅制御駆動回路 8……コンデンサ 9……放電用トランジスタ 10……レベル比較器
路の各部信号波形図である。 主要部分の符号の説明 1……スイッチングトランジスタ 2……トランス 3……カレントトランス 4……パルス発生器 5……パルス幅制御駆動回路 8……コンデンサ 9……放電用トランジスタ 10……レベル比較器
Claims (1)
- 【請求項1】スイッチング用のパルスを発生するパルス
発生手段と、このパルスに同期して入力電圧をスイッチ
ングするスイッチング手段とを含み、このスイッチング
出力を平滑化して直流電圧を得るようにしたスイッチン
グ電源の異常検出回路であって、前記パルスにより充電
される充電手段と、この充電電圧と基準電圧とを比較す
る比較手段と、前記スイッチング出力により前記充電手
段を放電制御する放電制御手段とを含み、前記比較手段
の出力により異常検出をなすようにしたことを特徴とす
る異常検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20520889A JP2797495B2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | スイッチング電源の異常検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20520889A JP2797495B2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | スイッチング電源の異常検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0370469A JPH0370469A (ja) | 1991-03-26 |
JP2797495B2 true JP2797495B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=16503192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20520889A Expired - Lifetime JP2797495B2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | スイッチング電源の異常検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2797495B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7091739B2 (en) * | 2004-06-25 | 2006-08-15 | General Electric Company | System and method for detecting an operational fault condition in a power supply |
-
1989
- 1989-08-08 JP JP20520889A patent/JP2797495B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0370469A (ja) | 1991-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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