JP2797437B2 - スーパカレンダの弾性ロール交換時期診断方法 - Google Patents

スーパカレンダの弾性ロール交換時期診断方法

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睦了 甲斐
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はスーパカレンダの弾性ロール交換時期診断方
法に関するものである。
[従来の技術] 仕上機械におけるスーパカレンダは、高速で回転する
多数の金属ロール及び弾性ロールを備えており、こうし
たロール間に製品(紙)を通すことによって製品の平滑
度や光沢度等を向上させるようにしている。
上記スーパカレンダの弾性ロールは、紙、コットン等
を圧縮成形し、その外表面を研磨仕上げするようにした
ものであり、前記弾性ロールは消耗が激しく、使用して
いると多角形化して来て振動や騒音を起こし、紙の品質
に悪影響を及ぼす問題がある。
このため、従来は、前記弾性ロールを研磨するために
7〜10日毎に定期的に交換するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来方式においては、弾性ロールの交換
時期を単に経験的に何日毎というように決定しているた
めに、実際は弾性ロールの消耗限界に来ているのに交換
が行われずに作業が続行されて品質の悪化を生じたり、
或いはまだ交換の必要が無いのに交換を行い、そのため
にラインを止める頻度が多くなって生産性を低下させて
しまう等の問題を有していた。
本発明は、弾性ロールの適切な交換時期を診断するこ
とを目的とし、それによって弾性ロールの最も効率的な
運用を可能にしようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、製品の光沢度もしくは平滑度を検出すると
共に、スーパカレンダの騒音を検出し、製品の光沢度も
しくは平滑度が悪化して限界値となっ時の騒音検出信号
の値を設定騒音値として診断装置に入力しておき、その
後検出した騒音検出信号と前記設定騒音値とを比較して
弾性ロールの交換時期を診断し、弾性ロールの交換時期
を表示装置に表示させることを特徴とするスーパカレン
ダの弾性ロール交換時期診断方法にかかわるものであ
る。
[作用] スーパカレンダの騒音を検出してその騒音検出信号を
診断装置に入力すると、診断装置に予め入力されている
設定騒音値と前記騒音検出信号とが比較されて弾性ロー
ルの交換時期が診断され、弾性ロールの交換時期が表示
装置に表示される。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の方法を実施する装置の一実施例であ
り、スーパカレンダのフレーム1には、上端にトップク
ラウン制御ロール2が、又下端にはボトムクラウン制御
ロール3が備えられており、両制御ロール2,3間に、金
属ロール4と弾性ロール5が略交互になるように配置さ
れ、それらのロール間を製品(紙)6がジグザグ状に通
されるようにっている。又、前記各ロール2,3,4,5は、
軸受7を介してフレーム1に対して上下方向に移動可能
に支持されている。
又、前記フレーム1のロール設置側前方位置には、交
換用の複数の予備弾性ロール8を載置しておくためのロ
ールストレージポスト9が設けられている。
上記スーパカレンダに備えられる各ロール2,3,4,5は
上下方向に移動可能に設置されているので、ボトムの弾
性ロール5′は最も過酷な条件で運転されており、消耗
や変形が最も生じ易い。
このために、前記ボトム弾性ロール5′に近い位置に
スーパカレンダの騒音を検出する騒音検出計14を設置
し、該騒音検出計14にて検出し前記周波数分析器11を介
して得た騒音検出信号15を診断装置13に入力するように
している。
一方、前記ボトム弾性ロール5′の軸受7に、ボトム
弾性ロール5′の上下方向の振動を検出する振動検出計
10を設置して、該振動検出計10にて検出し周波数分析器
11を介して得た振動加速度検出信号12を診断装置13に入
力するようにしている。
又、ボトム弾性ロール5′の近傍に、レール16に沿っ
てボトム弾性ロール5′の軸方向に移動しながらボトム
弾性ロール5′の表面状態を検出するロール表面検出計
17が設置されており、該ロール表面検出計17からの検出
信号が画像処理装置18に入力されて弾性ロール5′の表
面粗度が測定され、そのロール表面粗度検出信号19が前
記診断装置13に入力されるようにしている。
又、製品6のスーパカレンダ出口位置に、光沢度計21
及び平滑度計22の一方又は両方を備えている。
前記騒音検出計14きからの騒音検出信号15のレベル
と、振動検出計10からの振動加速度検出信号12のレベル
と、ロール表面検出計17にて検出され画像処理装置18を
介して得られるロール表面粗度検出信号19のレベルの夫
々の経時変化と、光沢度計21からの製品6の光沢度Sの
経時変化とを比較したところ、第2図に示すように、夫
々が非常に密接に関係していることが判明した。又この
関係は製品6の平滑度についても全く同様であった。尚
製品の光沢度及び平滑度の検出は、従来から実施されて
いる光学的検出方法等によって行うことができる。
従って、前記製品6の光沢度S又は平滑度の悪化の限
界値Lを求め、その限界値Lのときの騒音検出信号15の
設定騒音値15′を求めて、前記診断装置13に予め入力し
ておくことにより、前記実際に検出される騒音検出信号
15からのロールの交換時期Xを診断することができる。
図中12′は振動加速度検出信号12について設定した設定
振動値、19′はロール表面粗度検出信号19について設定
した設定粗度値である。
診断装置13で診断された診断結果はディスプレイ、プ
リントアウト、警報発生器等の表示装置20に表示される
ようになっている。
次に上記した実施例の作用を説明する。
スーパカレンダを稼動している状態において、騒音検
出計14で検出して周波数分析器11を経ることにより騒音
検出信号15を得、且つ製品6の光沢度Sを調べて該光沢
度Sが限界値Lとなっときの前記騒音検出信号15のレベ
ルを求め、設定騒音値15′として診断装置13に入力す
る。
スーパカレンダの稼動により弾性ロール5,5′が徐々
に摩耗、変形を生じてくると、前記騒音検出信号15のレ
ベルが徐々に上昇し、該騒音検出信号15のレベルが設定
値15′に達すると、診断装置13は弾性ロール5,5′の交
換の必要を診断し、その旨を表示装置20に表示させる。
又、上記診断装置13は、前記騒音検出信号15のレベル
の増加から、弾性ロール5,5′の交換時期Xを予測して
表示させることもできる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のスーパカレンダの弾性
ロール交換時期診断方法によれば、弾性ロールの交換時
期を自動的に的確に診断して表示することができ、よっ
て交換を適切な時期に行って弾性ロールを最も効果的に
運用し、生産性の向上と、低コスト化を図ることができ
る優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する装置の一例を示すブロ
ック図、第2図は製品の光沢度と騒音検出信号のレベル
との関係を示す線図である。 5,5′は弾性ロール、6は製品、13は診断装置、14は騒
音検出計、15は騒音検出信号、15′は設定騒音値、21は
光沢度計、22は平滑度計、Sは製品の光沢度、Lは限界
値を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品の光沢度もしくは平滑度を検出すると
    共に、スーパカレンダの騒音を検出し、製品の光沢度も
    しくは平滑度が悪化して限界値となっ時の騒音検出信号
    の値を設定騒音値として診断装置に入力しておき、その
    後検出した騒音検出信号と前記設定騒音値とを比較して
    弾性ロールの交換時期を診断し、弾性ロールの交換時期
    を表示装置に表示させることを特徴とするスーパカレン
    ダの弾性ロール交換時期診断方法。
JP1139484A 1989-06-01 1989-06-01 スーパカレンダの弾性ロール交換時期診断方法 Expired - Fee Related JP2797437B2 (ja)

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JPS62250295A (ja) * 1986-04-21 1987-10-31 大津板紙株式会社 異物検出方法

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