JP2833156B2 - 音圧によるドライヤ故障診断装置 - Google Patents

音圧によるドライヤ故障診断装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は音圧によるドライヤ故障診断装置に関するも
のである。
[従来の技術] 製紙機械のドライヤでは、製品(紙)の乾燥とキャン
バス等を支持するための非常に多数のドライヤロールが
配設されており、それらの間を製品が掛け回されて移動
することにより製品の乾燥を行うようにしている。
このようなドライヤロールは、高温、多湿の悪条件下
でしかも高速回転させられるため、軸受や動力伝達系な
どを常に確実に潤滑してやる必要がある。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記ドライヤにおいては、悪条件下でしかも
高速回転するために、ドライヤロールの軸受や動力伝達
系に経時的な損耗が生じ易く、更に潤滑が不完全な時に
は著しく損耗することになり、このような損耗が生じる
と、ドライヤロールの振動による製品への悪影響や騒音
の発生といった問題を生じる。このため、上記損耗が生
じた場合には、早期に損耗と損耗個所の検出を行って、
損耗個所の交換、潤滑系の点検、調節などを行う必要が
ある。
本発明は、ドライヤの損耗と損耗個所を簡略な装置構
成にて検出することができるようにした音圧によるドラ
イヤ故障診断装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は製紙機械のドライヤの各ロール群毎に、水平
旋回可能に設置して各ロール群の騒音を検出するように
したマイクロフォンと、該各マイクロフォンの旋回を行
う旋回駆動装置と、各マイクロフォンにて検出した音圧
信号を選択して出力するスキャナと、該スキャナにて選
択した音圧信号を入力すると共に該音圧信号を入力して
いるマイクロフォンに旋回指令信号を出力し、前記マイ
クロフォンの旋回位置に応じた騒音レベル信号を求めて
該騒音レベル信号から予め入力しておいた暗騒音信号を
減算することにより実際の騒音信号を求め、該実際の騒
音信号を求める操作を前記各マイクロフォンについて行
い、且つ前記音圧信号の最大値を示すマイクロフォンの
旋回位置から騒音源位置信号を演算する制御演算装置
と、該制御演算装置からの騒音信号及び騒音源位置信号
を入力して表示する表示装置とを備えたことを特徴とす
る音圧によるドライヤ故障診断装置にかかるものであ
る。
[作用] ドライヤの各ロール群に対し、マイクロフォンを旋回
させながら、その旋回位置における騒音レベルを制御演
算装置で求め、求めた騒音レベルから暗騒音信号を減算
することにより実際の騒音信号を求め、且つ求めた各騒
音信号の組合せから騒音源位置信号を演算し、上記騒音
信号と騒音源位置信号とを表示装置に入力して表示す
る。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す平面図であり、プレ
ドライヤ1とサイズプレス2とアフタドライヤ3からな
る製紙機械のドライヤが示されており、前記プレドライ
ヤ1及びアフタドライヤ3の各ドライヤロール4は、例
えば1群A、2群B、3群C、4群D、5群Eのように
複数のロール群に分けられている。
前記各ロール群A,B,C,D,Eの夫々の駆動側中央部に、
略180度水平旋回して各ロール群A,B,C,D,Eの夫々の音圧
を検出するためのマイクロフォン5a,5b,5c,5d,5eを設置
する。
該マイクロフォン5a,5b,5c,5d,5eは、5aを例にとって
第2図に示す如く、集音部6の基端が垂直な支持軸7を
中心に水平旋回自在に支持されていると共に、前記基端
には支持軸7と同心のピニオン8が形成されており、更
に該ピニオン8に噛合するラック9及び該ラック9を押
引きするシリンダ等のアクチュエータ10からなる旋回駆
動装置11が構成されて、前記集音部6を略180度の範囲
で自由に旋回することができるようにしている。
前記マイクロフォン5a,5b,5c,5d,5eで検出した音圧信
号12a,12b,12c,12d,12eは、夫々アンプ13を介してスキ
ャナ14に導かれ、該スキャナ14によって選択された音圧
信号12a,12b,12c,12d,12eが制御装置15に入力されるよ
うになっている。
制御演算装置15は、該制御演算装置15に入力するマイ
クロフォン5a,5b,5c,5d,5eからの音圧信号12a,12b,12c,
12d,12eのいずれかを選択するよう指令する選択指令信
号16をスキャナ14に出力するようになっていると共に、
前記選択指令信号16によって選択されたマイクロフォン
5a,5b,5c,5d,5eのアクチュエータ10に旋回指令信号17a,
17b,17c,17d,17eを出力するようになっている。
前記制御演算装置15には、ドライヤの正常運転時に求
めておいた各マイクロフォン5a,5b,5c,5d,5eの各旋回位
置に応じた暗騒音信号18が入力されており、前記マイク
ロフォン5a,5b,5c,5d,5eにて検出した音圧信号12a,12b,
12c,12d,12eを周波数分析して得た騒音レベル信号S
(第3図参照)から暗騒音信号18を減算することにより
実際の騒音信号19を求めるようになっている。
又、制御演算装置15は、前記したように各ロール群A,
B,C,D,Eについて検出した音圧信号12a,12b,12c,12d,12e
の大きさとマイクロフォン5a,5b,5c,5d,5eの旋回位置か
ら、騒音源位置信号20を演算して出力するようになって
いる。
更に前記制御演算装置15にて求められた騒音信号19及
び騒音源位置信号20は、表示装置21に入力されて表示さ
れ、又騒音信号19の大きさにより異常の警報などが発せ
られるようになっている。
故障を診断するに当っては、例えば制御演算装置15か
らの選択指令信号16によりロール群Aに備えたマイクロ
フォン5aからの音圧信号12aを制御演算装置15に入力す
るようスキャナ14を切替えた状態において、旋回指令信
号17aを前記旋回駆動装置11に入力することにより前記
マイクロフォン5aを旋回させ、マイクロフォン5aの旋回
位置の夫々応じて、第3図に示すような音圧信号12aを
周波数分析した騒音レベル信号Sを求める。
更に、該騒音レベル信号Sから、制御演算装置15に予
め入力されているマイクロフォン5aの旋回位置に応じた
暗騒音信号18が減算されて、第4図に示すような実際の
騒音信号19が求められ、該騒音信号19が表示装置21に表
示される。上記騒音信号19のレベルの大きさによって摩
耗などの損耗の度合いを、又周波数によって軸受、ギヤ
等の損耗の発生原因を知ることができる。又、このとき
騒音信号19が一定レベルを越えたときには警報を発する
ようにしたり異常を表示させるようにしても良い。
更に、他のロール群B,C,D,Eに備えたマイクロフォン5
b,5c,5d,5eについても、前記と同様の操作を行って騒音
信号19を求め、表示する。
又、前期制御演算装置15に入力される各マイクロフォ
ン5a,5b,5c,5d,5eからの音圧信号12a,12b,12c,12d,12e
は、例えばマイクロフォン5aを例にとった場合、ロール
群Aに損耗による騒音発生源Tがあると、マイクロフォ
ン5aの旋回によって第5図に示すように音圧レベル12a
が変化して、マイクロフォン5aが騒音発生源Tの方向を
向いたときに最大値Mを示すことになる。
従って、音圧信号12aが最大値Mを示すときのマイク
ロフォン5aの旋回位置から騒音発生源Tの位置を演算す
ることができ、このようにして演算した騒音源位置信号
20を表示装置21に出力して表示させる。又、音圧信号12
aが最大値Mを示すマイクロフォン5aの旋回位置によっ
て騒音発生源Tの位置を演算する操作を、隣接するロー
ル群のマイクロフォン(例えば5b)についても行うこと
により、更に正確な騒音源位置の演算を行うことができ
る。
上記によれば、騒音信号19の大きさによる正常、異常
の判定、周波数による異常損耗の原因の判定、範囲及び
騒音源位置信号20による騒音発生源Tの位置の判定を直
ちに的確に行って表示することができるので、異常発生
に対する対策を迅速に講ずることができる。
尚、本発明の音圧によるドライヤ故障診断装置は、上
述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の音圧によるドライヤ故
障診断装置によれば、ロール群に備えたマイクロフォン
からの音圧信号により騒音発生源の位置を、又前記音圧
信号から求めた騒音信号により損耗の度合いと損耗の発
生原因を迅速且つ的確に診断することができ、且つ広い
範囲をカバーできるマイクロフォンによる音圧信号を利
用して診断を行うようにしているので、比較的簡単な構
成で容易に実施できる優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図はマイ
クロフォンの一例を示す平面図、第3図は騒音レベル信
号と暗騒音信号を示す線図、第4図は騒音信号の線図、
第5図はマイクロフォンの旋回位置に対する音圧レベル
の変化例を示す線図である。 図中5a,5b,5c,5d,5eはマイクロフォン、11は旋回駆動装
置、12a,12b,12c,12d,12eは音圧信号、14はスキャナ、1
5は制御演算装置、17a,17b,17c,17d,17eは旋回指令信
号、18は暗騒音信号、19は騒音信号、20は騒音源位置信
号、21は表示装置、A,B,C,D,Eはロール群、Sは騒音レ
ベル信号、Mは最大値を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製紙機械のドライヤの各ロール群毎に、水
    平旋回可能に設置して各ロール群の騒音を検出するよう
    にしたマイクロフォンと、該各マイクロフォンの旋回を
    行う旋回駆動装置と、各マイクロフォンにて検出した音
    圧信号を選択して出力するスキャナと、該スキャナにて
    選択した音圧信号を入力すると共に該音圧信号を入力し
    ているマイクロフォンに旋回指令信号を出力し、前記マ
    イクロフォンの旋回位置に応じた騒音レベル信号を求め
    て該騒音レベル信号から予め入力しておいた暗騒音信号
    を減算することにより実際の騒音信号を求め、該実際の
    騒音信号を求める操作を前記各マイクロフォンについて
    行い、且つ前記音圧信号の最大値を示すマイクロフォン
    の旋回位置から騒音源位置信号を演算する制御演算装置
    と、該制御演算装置からの騒音信号及び騒音源位置信号
    を入力して表示する表示装置とを備えたことを特徴とす
    る音圧によるドライヤ故障診断装置。
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