JP2797378B2 - シャシダイナモメータ - Google Patents

シャシダイナモメータ

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JP2797378B2
JP2797378B2 JP1059100A JP5910089A JP2797378B2 JP 2797378 B2 JP2797378 B2 JP 2797378B2 JP 1059100 A JP1059100 A JP 1059100A JP 5910089 A JP5910089 A JP 5910089A JP 2797378 B2 JP2797378 B2 JP 2797378B2
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斉 溝口
秀幸 安藤
肇 竹下
孝 岡田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はシャシダイナモメータ、特に種々の走行路
を想定した車両走行試験を行うことのできるシャシダイ
ナモメータに関する。
[従来技術] 従来、自動車の各種走行性能試験、例えば10モード試
験などのパターン走行試験を行うシャシダイナモメータ
が周知であり、このシャシダイナモメータは、例えば台
上またはシャシダイナモメータ室に固定された供試自動
車の駆動輪を、負荷特性が任意に制御されるローラ上に
当接し、実走行に近似した状態で供試自動車の各種試験
を行っている。
このような従来のシャシダイナモメータによれば、高
速走行又は低速走行、更に登降坂走行などをシミュレー
トすることができ、実路走行に類似する状態で車両走行
試験を行うことが可能である。
このようなシャシダイナモメータに関連する技術とし
て、本出願人は先に車両パターン走行試験用モニタ装置
を提案している(特願昭63−92922号)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のシャシダイナモメータ、及び本
出願人の提案する上記車両パターン送行試験用モニタ装
置では、室内に設置されたシャシダイナモローラを使用
しているため、タイヤとローラ間の摩擦抵抗(μ)は常
に一定となる。従って、氷上路雪上路等の低摩擦路を想
定して、車両の評価を行うためには、低摩擦路をシミュ
レートするための装置が必要であるが、従来装置では何
ら考慮されていなかった。
そのため、低摩擦路での車両評価は、実路走行試験に
よらざるを得ず、実験者の安全を図る点において課題が
あった。また実路走行試験は季節天候に左右され、試験
を効率的に行うことができず、また試験条件を再現でき
ないという課題があった。
発明の目的 この発明は上述の課題を解決するためになされたもの
であり、シャシダイナモのローラへの接地荷重を変える
ことにより、低摩擦路を想定した車両のパターン走行試
験を可能にするシャシダイナモメータを提供することを
目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するためにこの発明は、シャシダイナ
モローラに接地される試験車両のタイヤの接地荷重を可
変する接地荷重可変手段と、前記接地荷重可変手段の作
動を制御する接地荷重コントローラに前記シャシダイナ
モと前記タイヤ間に設定される摩擦係数に対応する荷重
指令信号を送出する接地荷重指令部と、前記接地荷重可
変手段によって変化した接地荷重を検出して、前記接地
荷重コントローラに検出信号を入力するフィードバック
手段とを備えるものである。
[作用] 前記構成により所定の摩擦係数に対応する接地荷重信
号を接地荷重指令部から接地荷重コントローラに送出す
る。
前記コントローラは油圧シリンダ等からなる接地荷重
可変手段の動作を制御し、試験車両のタイヤをシャシダ
イナモのローラに適切な荷重をもって接地させる。
これによって、車両の制動力Fは F=μW(μ;摩
擦係数、Wは接地荷重)であるため、接地荷重Wを減少
せしめることで、制動力Fを減少させることができ、あ
たかも摩擦係数を低く設定したのと同等の効果を得るこ
とができる。
[実施例] この発明の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて説
明する。
図において、10は所定の摩擦係数路面を形成するため
に、設定された摩擦係数に対応する荷重信号を送出する
接地荷重指令部である。
設定する摩擦係数に対応した荷重は、一般にF=μW
(F;制動力、μ;摩擦係数、W;荷重)であるため、荷重
Wを変化せしめることでみかけ上摩擦係数を下げること
ができる。
即ち、低摩擦路面をシャシダイナモローラとタイヤ間
に再現するためには、第2図に示すようにあるスリップ
率Sに対する制動力Fを下げればその路面が低摩擦路面
であるのと等価の状態が得られることを利用する。
実際には第3図に示すようにあらかじめ車両の各タイ
ヤのシャシダイナモローラに対する制動力F−スリップ
率S特性を接地荷重をパラメータとして実測しておい
て、装定するF−S特性に最も近い接地荷重を選択す
る。
このように選択された接地荷重信号が接地荷重コント
ローラ11に入力される。
また12はサーボバルブユニットであって、前記接地荷
重コントローラ11からの信号を受けて油圧源13からの油
圧を用い、油圧シリンダ14の動作を制御する。
油圧シリンダ14の動作によって荷重が加えられたり、
除かりたりする。尚、車両のタイヤには、前記油圧シリ
ンダ14からのみ荷重が加わるようになっている。
15はロードセルであって、前記ロードセル15によって
接地荷重を検出し、この検出信号を接地荷重コントロー
ラ11に入力することによって、フィードバック制御が成
される。
また16は、ハブナット固定装置であって、これによっ
て車両の前後方向の動きが規制される。このハブナット
固定装置16のタイヤ側先端部にはタイヤのハブナットと
の接続を行うための接続治具16aが形成されている。こ
の接続治具16aの内部にはタイヤの回転を可能としつつ
接続するためにベアリングが設置されている。
17はローラ1aの回転数を検出する検出部であって、パ
ルスジェネレータ部17a及びパルスピックアップ部17bか
らなる。
18は前記パルスピックアップ部17bの検出信号を速度
信号に変換するf/v変換器、19は前記f/v変換器18からの
出力信号を微分演算する微分演算器であって、この演算
器からの出力信号が前記接地荷重指令部10に入力され
る。
これにより、車重の加減が得られ、この加減した車重
の値により、車両の荷重移動をシミュレートすることが
でき、これによって4輪独立に接地荷重の制御を行うこ
とができる。
尚、この場合において、演算部19、接地荷重コントロ
ール部11等は必要に応じて共通のものとすることができ
る。
次に本発明にかかる一実施例の動作について説明す
る。
低摩擦路の再現動作 低摩擦路面を再現するには第2図に示すようにあるス
リップ率Sに対する制動力Fを下げれば、その路面が低
摩擦路面であるのと等価状態が得られることを利用す
る。
即ち、制動力Fは、F=μW(μ;摩擦係数、W;接地
荷重)であるから、μを下げる変わりに荷重Wを下げる
ことにより制動力Fを下げることができる。
実際はあらかじめ試験車両それぞれのタイヤのシャシ
ダイナモローラに対する制動力(F)−スリップ率
(S)を接地荷重をパラメータとして実測する。
そして、例えば第3図に示すようなF−S特性を得た
後、想定するF−S特性に最も近い特性を示す接地荷重
を選択する。
この摩擦係数に対応する接地荷重の選択は接地荷重指
令部10によって行われる。前記接地荷重指令部10から送
出される接地荷重信号が接地荷重コントローラ11に入力
され、前記接地荷重コントローラ11はサーボバルブユニ
ット12を介して、油圧シリンダ14を駆動し、ハブナット
固定装置16に固定されているタイヤAを上下に移動させ
る。これによって、シャシダイナモローラ1aに対するタ
イヤAの接地荷重を変化させ、低摩擦路と等価の状態を
再現する。
車両の荷重移動の再現動作 車両が実路を走行する場合、車両の加減速により荷重
移動(前後輪荷重分担の変化)が起こる。
従って、制動力下を実路走行により近づけるために
は、車両の荷重移動も再現する必要がある。
この車両の荷重移動は、車両加速度(dv/dt)により
決定されるものである。ここで、dtは微少時間であり、
dvはこの微少時間における車速変化を示している。
そのため、シャシダイナモローラ1aに取り付けられた
パルスジェネレータ17aとパルスピックアップ17bとによ
り、前記ローラ1aの回転数を検出し、その検出信号をf/
v変換器18で速度信号に変換し、微分演算器19によって
前記速度信号を微分する。
このようにして得られたdv/dt信号を接地荷重指令部1
0に入力し、所定の演算後、荷重指令信号を接地荷重コ
ントローラ11に入力する。
前記接地荷重コントローラ11は、低摩擦路面の再現動
作と同様の動作により、ダイナモローラ1aに対するタイ
ヤの接地荷重を制御し、車両の荷重移動の再現を行う。
尚、接地荷重を4輪各別にそれぞれ独立して可変でき
るため、またぎ路、まだら路の再現も可能である。
即ち、またぎ路はシャシダイナモローラ1aに対する左
右のタイヤの接地荷重を変えることによって、左右のタ
イヤとシャシダイナモローラ間に異なる摩擦係数を設定
することで再現できる。
また、まだら路は接地荷重を時間的に可変することに
より、時間的に摩擦係数を変化させることで再現でき
る。
更には接地荷重を4輪各別にそれぞれ独立して可変で
きるため、乗車人数の違いによる車輛の挙動変化を評価
できる。
尚、第4図は、上記実施例の接地荷重可変手段の具体
的構成の一例を示しており、図上、車両の片側に設置し
たもののみを示している。
コ字状に形成された支持体22は、装置本体に固定され
ており、上部のアーム部24の先端に接地荷重をかける油
圧シリンダ14が取付けられている。油圧シリンダ14のピ
ストン14aは、ハブナット固定装置16のアーム16aに連結
されている。この連結部には、ロードセル15が設けられ
ている。
このおような構成により、サーボバルブユニット12か
らの制御信号に基づく油圧シリンダ14の作動によって、
各車輪の接地荷重を調整する。すなわち、低摩擦数路を
再現するためには、図上白矢印方向の力を加えるように
し、また、車両の荷重移動を再現する場合、(例えば、
ブレーキング時のノーズダイブ)には、図上黒矢印のよ
うに前輪側の接地荷重を増大させ、後輪側接地荷重を減
少させるように制御される。
[発明の効果] この発明は上述したように、タイヤとシャシダイナモ
ローラ間の摩擦係数をタイヤの接地荷重を変えることに
よって変化させることができるため、氷上路、雪上路等
の低摩擦路を想定した車両評価を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる構成を示す概略図、 第2図及び第3図は制動力(F)−スリップ率(S)特
性を示す図、 第4図は、接地荷重可変手段の具体例を示す斜視図であ
る。 1a……シャシダイナモローラ 10……接地荷重指令部 11……接地荷重コントローラ 14……油圧シリンダ 15……ロードセル 17a……パルスジェネレータ 17b……パルスピックアップ 18……f/v変換器 19……微分演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹下 肇 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 岡田 孝 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 児玉 宅郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−184731(JP,A) 特開 昭58−200128(JP,A) 特開 昭58−162835(JP,A) 実開 昭62−84735(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両走行試験装置として用いられるシャシ
    ダイナモメータにおいて、前記シャシダイナモのローラ
    に接地される試験車両のタイヤの接地荷重を可変する接
    地荷重可変手段と、前記接地荷重可変手段の作動を制御
    する接地荷重コントローラと、前記接地荷重コントロー
    ラに前記シャシダイナモローラと前記タイヤ間に設定さ
    れる摩擦係数に対応する荷重指令信号を送出する接地荷
    重指令部と、前記接地荷重可変手段によって変化した接
    地荷重を検出して前記接地荷重コントローラに検出信号
    を入力するフィードバック手段とを備えたことを特徴と
    するシャシダイナモメータ。
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