JP2796668B2 - コンクリートブロックの耐震連結工法 - Google Patents

コンクリートブロックの耐震連結工法

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JP2796668B2
JP2796668B2 JP7162985A JP16298595A JP2796668B2 JP 2796668 B2 JP2796668 B2 JP 2796668B2 JP 7162985 A JP7162985 A JP 7162985A JP 16298595 A JP16298595 A JP 16298595A JP 2796668 B2 JP2796668 B2 JP 2796668B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートブロック
の連結部分の動きを拘束して耐震性の高いブロック連結
を可能とするコンクリートブロックの耐震連結工法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図15に示すような構成の箱型ブ
ロック相互を連結する従来工法を説明すると、該箱型ブ
ロックaは、矩形筒状をなすブロック本体の一方の連結
面bの内縁側に該内縁に沿って連続した突条cを突設す
ると共に、外縁側には該外縁に沿って連続した切欠凹部
dを連続して形成してなり、他方の連結面eの外縁側に
該外縁に沿って連続した突条fを突設すると共に、内縁
側には該内縁に沿って連続した切欠凹部gを連続して形
成してなるものである。
【0003】そして該ブロック相互の連結は、一方の連
結面の突条cと他方の連結面の切欠凹部gとを嵌合させ
ると共に、ブロック本体の四隅部分でブロック長さ方向
に貫設した連結孔hに連結軸iを挿通し、該連結軸の両
端部を前記連結孔の端部に止着することにより行ってい
た。図16は、かかる箱型ブロックa,aの連結部分の
構造を示す断面図であり、一方の突条の先端面jと一方
の切欠凹部の底面kとが圧接状態となっている。又、他
方の突条の先端面mと他方の切欠凹部の底面nとの間に
形成された間隙oには弾性軟質シール材pが圧縮状態で
介在せしめられている。又先端面jと底面kとの当接部
の内縁部分には縁部弾性シール材qが圧縮状態で介在せ
しめられている。
【0004】なお該連結状態において、隣り合う突条
c,f間に空隙rが形成されているが、この空隙rは、
敷設誤差によらず箱型ブロックa,a相互を無理なく連
結できるようにする誤差吸収用として、前記突条の基端
部の幅寸法及び切欠凹部の基端部の幅寸法を連結面の幅
寸法の二分の一よりも小さく設定した結果生じたもので
あり、このような寸法設定はこの種ブロック設計の常套
手段である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように前記従来の
連結構造は、内外の突条間に誤差吸収用の空隙が形成さ
れる構成であったため、この連結部分に地震力が作用し
た時に次のような問題が生ずる恐れがあった。
【0006】 構築物を支持する基礎が地震力の作用
によって陥没すると、構築物を構成するブロックの連結
部分が、前記間隙における動きのゆとりによって10m
m程度もずれてしまう場合が生じた。このようになる
と、例えば図17に符号sで示すように、シールが破壊
して連結部分の口が開いてしまい、連結強度が非常に不
安定化することになる。特に前記構築物が防火水槽等の
貯水槽である場合は、連結部の水密性が損なわれて漏水
を引き起こす問題があった。
【0007】 又、連結部分の横ずれ(連結面の幅方
向のずれ)に対しては、圧接状態となる突条端面jと切
欠凹部の底面kとの間に発生する摩擦力によるせん断抵
抗力によって抵抗するだけであった(図16)。そのた
め、前記空隙rによる連結部分の動きのゆとりにより、
図18に示すように連結部分に横ずれが生じて突条c,
f相互が叩き合う現象が生じ、その結果、突条がその基
端部分で欠けたり該基端部分にクラックが発生する等し
て、連結部分の強度が不安定化する問題があった。又、
連結部分の水密性が損なわれて漏水を引き起こす問題も
あった。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係るコン
クリートブロックの耐震連結工法は、コンクリートブロ
ック相互を連結するに際し、その連結面相互の突き合わ
せ部分に、該連結面の幅方向の中間部位において且つ連
結面の長さ方向に連続する状態で空隙を形成するものと
し、又、連結されるべき前記コンクリートブロックの夫
々の連結側の端部分に、前記空隙で開放し且つブロック
の長さ方向に延びる、先細化するテーパ形状の盲孔とし
ての挿入孔を対向状態で設ける。そして、この対向する
挿入孔に、空隙を横切る一状態で鉄筋棒を挿入させるも
のとし、該挿入は、前記鉄筋棒の端部が前記テーパ形状
の盲孔としての挿入孔の先端側の内周面に突き当たって
支持された挿入状態とする。その後、前記空隙、及び鉄
筋棒の周囲の間隙に硬化型の液状充填剤を充填し、該液
状充填剤の硬化物を介して、連結面相互を一体化すると
共に鉄筋棒をコンクリートブロックと一体化することを
特徴とするものである。
【0009】本発明に係るコンクリートブロックの耐震
連結工法のより具体的な態様は、連結面の内縁側に該内
縁に沿って連続した突条が突設されると共に連結面の外
縁側には該外縁に沿って連続した切欠凹部が形成された
コンクリートブロックと、連結面の外縁側に該外縁に沿
って連続した突条が突設されると共に内縁側には該内縁
に沿って連続した切欠凹部が形成されたコンクリートブ
ロックとを用い、一方の連結面の突条と他方の連結面の
切欠凹部とを嵌合させて、隣り合う突条間に、連続した
空隙を形成する。又、連結されるべき前記コンクリート
ブロックの夫々の連結側の端部分に、前記空隙で開放し
且つブロックの長さ方向に延びる、先細化するテーパ形
状の盲孔としての挿入孔を対向状態で設け、この対向す
る挿入孔に、空隙を横切る状態で鉄筋棒を挿入させるも
のとし、該挿入は、前記鉄筋棒の端部が前記テーパ形状
の盲孔としての挿入孔の先端側の内周面に突き当たって
支持された挿入状態とする。その後、前記空隙、及び鉄
筋棒の周囲の間隙に硬化型の液状充填剤を充填し、該液
状充填剤の硬化物を介して、連結面相互を一体化すると
共に鉄筋棒をコンクリートブロックと一体化することを
特徴とするものである。
【0010】本発明に係るコンクリートブロックの耐震
連結工法のより具体的な態様の他は、連結面の幅方向の
中間部位において且つ連結面の長さ方向に連続する状態
で凹溝が形成されたコンクリートブロックを用い、該コ
ンクリートブロック相互の連結部分に、対向する連結面
に設けた凹溝の合致によって、連続した空隙を形成す
る。又、連結されるべき前記コンクリートブロックの夫
々の連結側の端部分に、前記空隙で開放し且つブロック
の長さ方向に延びる、先細化するテーパ形状の盲孔とし
ての挿入孔を対向状態で設け、この対向する挿入孔に、
空隙を横切る状態で鉄筋棒を挿入させるものとして、該
挿入は、前記鉄筋棒の端部が前記テーパ形状の盲孔とし
ての挿入孔の先端側の内周面に突き当たって支持された
挿入状態とする。その後、前記空隙、及び鉄筋棒の周囲
の間隙に硬化型の液状充填剤を充填し、該液状充填剤の
硬化物を介して、連結面相互を一体化すると共に鉄筋棒
をコンクリートブロックと一体化することを特徴とする
ものである。
【0011】本発明に係るコンクリートブロックの耐震
連結工法のさらに具体的な態様は、前記耐震連結工法に
おいて、コンクリートブロックとして筒状のブロックを
用い、空隙に硬化型の液状充填剤を充填するに際し、ブ
ロック相互の連結部分に、ブロック外面側より前記空隙
に連通する連通孔の二つを所要間隔をおいて設け、その
一方の連通孔より排気させつつ他方の連通孔より該空隙
に硬化型の液状充填剤を充填することを特徴とするもの
である。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜3において本発明に係る耐震連結工法は、防
火水槽や共同溝、地下室等の構築のために用いることの
できるコンクリートブロック(本実施においては箱型ブ
ロック)1,1相互の連結に応用されている。
【0013】該箱型ブロック1aは、図1、図4に示す
ように、矩形筒状をなすブロック本体2の一方の連結面
3(3aという)の外縁側に、該連結面の幅の二分の一
よりも小さい幅を有し且つ先端に向かって幅狭となる断
面台形状の突条5が、該外縁に沿って連続して突設され
ており、結果的に、内縁側に該内縁に沿って連続した台
形状の切欠凹部6が連続して形成されている。又図1、
図5に示すように、ブロック本体2の他方の連結面3
(3bという)の内縁側に、連結面の幅の二分の一より
も小さい幅を有し且つ先端に向かって幅狭となる断面台
形状の突条5が、該内縁に沿って連続して突設されてお
り、結果的に、外縁側に該外縁に沿って連続した台形状
の切欠凹部6が連続して形成されている。
【0014】これにより、一方の連結面の突条5と他方
の連結面の切欠凹部6とを嵌合させて連結面3aと連結
面3bとを突き合わせると、図2〜3に示すように、隣
り合う突条5,5間に、周方向に連続し且つ連結面幅の
三分の一程度の比較的大きな幅を有する空隙7が形成さ
れることになる。又各切欠凹部6の底面9には、図1〜
3に示すように、ブロック幅の略中央部位において、箱
型ブロックの長さ方向に長く且つ先細のテーパ形状の盲
孔として形成された、鉄筋棒10を挿入させる挿入孔1
1,11が対向状態に設けられている。この挿入孔の長
さは鉄筋棒の付着強度を考慮して、常法により、該鉄筋
棒の直径の25倍程度に設定している。
【0015】そして、箱型ブロック1aの四つの入隅部
分には、箱型ブロック相互を連結するための連結棒12
を挿通させる連結孔13が貫設されている。又、一方の
切欠凹部6の底面9の、連結面の縁寄り部位には、図1
〜3、図5に示すように底面の長さ方向に連続して例え
ばブチルゴムからなる弾性軟質シール材15が貼着され
ている。又図1〜2、図4に示すように、ブロックの上
縁に沿う横方向の切欠凹部6aの両端に位置させて、上
下方向に縦溝16,16を凹設してなる。
【0016】然して箱型ブロック1a,1a相互を連結
するに際しては、図3に示すように前記対向する挿入孔
11,11に、空隙7を横切る状態に一本の鉄筋棒10
を挿入させ、その四隅の連結孔13の夫々に連結棒12
を挿通させ、該連結棒の両端部を外端の連結孔13の端
部に止着する。これにより、箱型ブロック1a,1a相
互を連結でき、連結部分の上面部の左右に、前記縦孔に
よる連通孔17a,17b(図1)を形成できる。そし
て、一方の連通孔17aより硬化型の液状充填剤(以下
グラウトを例にとる)19を充填する。この充填は、他
方の連通孔17bより排気させつつ行われる。そして、
他方の連通孔17bよりグラウトが流出したことを以っ
て、空隙7内がグラウトで充填されたことを確認する。
この空隙7に挿入孔11が連通するため、鉄筋棒10の
周囲の間隙20にもグラウトが充填された状態となる。
その後におけるグラウトの硬化により、その硬化物を介
して連結面3a,3b相互を一体化でき、従って連結部
分の動きを拘束できる。且つ、鉄筋棒10をブロック本
体2と一体化できる。なお図2〜3において、空隙7の
両側で、帯状弾性シール材15と縁部弾性シール材18
とが、弾性圧縮状態で介在されている。
【0017】図6は、幅方向の中間部位において且つ連
結面の長さ方向に連続する状態で凹溝23が形成された
コンクリートブロック(箱型ブロック)1を用い、ブロ
ック相互の連結部分に、対向する連結面3,3に設けた
凹溝23,23の合致によって、連続する空隙7を形成
し、然る後、該空隙7にグラウト19を充填し、その硬
化物を介して連結面3,3相互を一体化する耐震連結工
法を説明するものである。なお本実施例においても、ブ
ロックの連結側の端部分に、空隙7で開放する挿入孔1
1を対向状態に設け、この対向する挿入孔11,11
に、空隙7を横切る状態で鉄筋棒10を挿入せしめ、該
空隙7及び鉄筋棒10の周囲の間隙20にグラウト19
を充填し、その硬化物を介して連結面3,3相互を一体
化する。
【0018】本発明に係る耐震連結工法は、図7〜8に
示すL字状ブロック(例えば擁壁ブロック)や、図9〜
10に示すU字状ブロック(例えば側溝ブロック)、又
図12〜13に示す筒状ブロック(例えばマンホールの
ブロック)としてのコンクリートブロック)相互の連結
に対しても応用できる。
【0019】前記L字状ブロック1b、U字状ブロック
1c及び筒状ブロック1dを用いる場合において空隙7
は、連結面の幅方向の中間部位において且つ連結面の長
さ方向に連続する状態に設けられた凹溝23の合致によ
って形成する。なおブロックの一方の連結面3aには、
図7、図9、図11に示すように、凹溝23を囲む状態
で弾性軟質シール材15が貼着されている。そして該空
隙7の両側に、図8、図10、図12に示すように、前
記帯状弾性シール材15を弾性圧縮状態で介在させる。
然る後、例えば前記L字状ブロック1bについて説明す
ると、図13に示すように、該空隙7にグラウト19を
充填し、その硬化物を介して連結面3,3相互を一体化
する。そして前記と同様、空隙7で開放する挿入孔1
1,11を対向状態に設け、この対向する挿入孔11,
11に、空隙7を横切る状態で鉄筋棒10を挿入せし
め、該空隙7及び鉄筋棒10の周囲の間隙20に、空隙
7に連通するように設けられた注入口25(図8)より
グラウト19を充填するものである。なおこのことは、
前記U字状ブロック1c及び筒状ブロック1dについて
も同様である。
【0020】前記筒状ブロックの場合は、図14に示す
ように、上端の連結面3cの外縁側に、該連結面の幅の
二分の一よりも小さい幅を有し且つ先端に向かって幅狭
となる断面台形状の突条5が、該外縁に沿って連続して
突設されており、結果的に、内縁側に該内縁に沿って連
続した台形状の切欠凹部6が連続して形成されている。
又下端の連結面3dには、その内縁側に、連結面の幅の
二分の一よりも小さい幅を有し且つ先端に向かって幅狭
となる断面台形状の突条5が、該内縁に沿って連続して
突設されており、結果的に、外縁側に該外縁に沿って連
続した台形状の切欠凹部6が連続して形成されている。
これにより、一方の連結面の突条5と他方の連結面の切
欠凹部6とを嵌合させて連結面を突き合わせると、隣り
合う突条5,5間に、周方向に連続した空隙7が形成さ
れることになる。又各切欠凹部6の底面には、ブロック
幅の略中央部位において、所要間隔で、筒状ブロックの
長さ方向に長く且つ先細のテーパー孔状に形成された鉄
筋棒10の挿入孔11が、対向状態に設けられている。
然してかかる構成のブロック相互を連結するには、前記
空隙7に、該空隙7に連通するように設けた注入口より
グラウト19を注入し、空隙7及び鉄筋棒10の周囲の
間隙20にグラウトを充填し、その硬化物を介して連結
面相互を一体化すると共に、鉄筋棒をコンクリートブロ
ックと一体化する。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成しているため
以下の如き優れた効果を奏して、耐震性のある安定構造
のブロック連結部分を構成できることになる。本発明に
係る耐震連結工法は、ブロック相互の連結部分に設けた
空隙に硬化型の液状充填剤を充填し、その硬化物を介し
て連結部分を一体化するため、地震力が作用した場合に
おいても、連結部分のせん断抵抗力を向上させて該連結
部分の耐久性向上を図ることができる。
【0022】そして、前記空隙で開放するテーパ形状の
盲孔としての挿入孔を、連結されるべきブロックの夫々
の連結側の端部分に対向状態で設けているため、該対向
する挿入孔に、空隙を横切る状態で鉄筋棒を挿入するこ
とにより、空隙に充填された硬化型の液状充填剤を鉄筋
棒の周囲の間隙にも充填することができる。従って、こ
の液状充填剤の硬化によって鉄筋棒をコンクリートブロ
ックと一体化でき、地震力の作用によって生ずる連結部
分の曲げモーメントに対し、大きく抵抗できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐震連結工法を説明する斜視図であ
る。
【図2】耐震連結工法を説明する斜視図である。
【図3】耐震連結工法を説明する断面図である。
【図4】ブロックを説明する部分斜視図である。
【図5】ブロックを説明する部分斜視図である。
【図6】耐震連結工法のその他の態様を説明する断面図
である。
【図7】ブロックの他の態様を説明する側面図である。
【図8】そのブロックを用いた耐震連結工法を説明する
斜視図である。
【図9】ブロックのその他の態様を説明する側面図であ
る。
【図10】そのブロックを用いた耐震連結工法を説明す
る斜視図である。
【図11】ブロックのその他の態様を説明する平面図で
ある。
【図12】そのブロックを用いた耐震連結工法を示す斜
視図である。
【図13】その断面図である。
【図14】筒状ブロックを用いた耐震連結工法の他の態
様を説明する断面図である。
【図15】従来ブロックを用いた連結工法を説明する斜
視図である。
【図16】そのブロックの連結部分の構造を説明する断
面図である。
【図17】従来のブロック連結の問題点を説明する断面
図である。
【図18】従来のブロック連結の問題点を説明する断面
図である。
【符号の説明】
1 コンクリートブロック 2 ブロック本体 3 連結面 5 突条 6 切欠凹部 7 空隙 10 鉄筋棒 11 挿入孔 23 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03F 3/04 E21D 11/38 E04B 1/60 503

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートブロック相互を連結するに
    際し、その連結面相互の突き合わせ部分に、該連結面の
    幅方向の中間部位において且つ連結面の長さ方向に連続
    する状態で空隙を形成するものとし、又、連結されるべ
    き前記コンクリートブロックの夫々の連結側の端部分
    に、前記空隙で開放し且つブロックの長さ方向に延び
    る、先細化するテーパ形状の盲孔としての挿入孔を対向
    状態で設け、この対向する挿入孔に、空隙を横切る状態
    で鉄筋棒を挿入させるものとし、該挿入は、前記鉄筋棒
    の端部が前記テーパ形状の盲孔としての挿入孔の先端側
    の内周面に突き当たって支持された挿入状態とし、その
    後、前記空隙、及び鉄筋棒の周囲の間隙に硬化型の液状
    充填剤を充填し、該液状充填剤の硬化物を介して、連結
    面相互を一体化すると共に鉄筋棒をコンクリートブロッ
    クと一体化することを特徴とするコンクリートブロック
    の耐震連結工法。
  2. 【請求項2】 連結面の内縁側に該内縁に沿って連続し
    た突条が突設されると共に連結面の外縁側には該外縁に
    沿って連続した切欠凹部が形成されたコンクリートブロ
    ックと、連結面の外縁側に該外縁に沿って連続した突条
    が突設されると共に内縁側には該内縁に沿って連続した
    切欠凹部が形成されたコンクリートブロックとを用い、
    一方の連結面の突条と他方の連結面の切欠凹部とを嵌合
    させて、隣り合う突条間に、連続した空隙を形成するも
    のとし、又、連結されるべき前記コンクリートブロック
    の夫々の連結側の端部分に、前記空隙で開放し且つブロ
    ックの長さ方向に延びる、先細化するテーパ形状の盲孔
    としての挿入孔を対向状態で設け、この対向する挿入孔
    に、空隙を横切る状態で鉄筋棒を挿入させるものとし、
    該挿入は、前記鉄筋棒の端部が前記テーパ形状の盲孔と
    しての挿入孔の先端側の内周面に突き当たって支持され
    た挿入状態とし、その後、前記空隙、及び鉄筋棒の周囲
    の間隙に硬化型の液状充填剤を充填し、該液状充填剤の
    硬化物を介して、連結面相互を一体化すると共に鉄筋棒
    をコンクリートブロックと一体化することを特徴とする
    コンクリートブロックの耐震連結工法。
  3. 【請求項3】 連結面の幅方向の中間部位において且つ
    連結面の長さ方向に連続する状態で凹溝が形成されたコ
    ンクリートブロックを用い、該コンクリートブロック相
    互の連結部分に、対向する連結面に設けた凹溝の合致に
    よって、連続した空隙を形成するものとし、又、連結さ
    れるべき前記コンクリートブロックの夫々の連結側の端
    部分に、前記空隙で開放し且つブロックの長さ方向に延
    びる、先細化するテーパ形状の盲孔としての挿入孔を対
    向状態で設け、この対向する挿入孔に、空隙を横切る状
    態で鉄筋棒を挿入させるものとし、該挿入は、前記鉄筋
    棒の端部が前記テーパ形状の盲孔としての挿入孔の先端
    側の内周面に突き当たって支持された挿入状態とし、そ
    の後、前記空隙、及び鉄筋棒の周囲の間隙に硬化型の液
    状充填剤を充填し、該液状充填剤の硬化物を介して、連
    結面相互を一体化すると共に鉄筋棒をコンクリートブロ
    ックと一体化することを特徴とするコンクリートブロッ
    クの耐震連結工法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載のコンクリ
    ートブロックの耐震連結工法において、コンクリートブ
    ロックとして筒状のブロックを用い、空隙に硬化型の液
    状充填剤を充填するに際し、ブロック相互の連結部分
    に、ブロック外面側より前記空隙に連通する連通孔の二
    つを所要間隔をおいて設け、その一方の連通孔より排気
    させつつ他方の連通孔より該空隙に硬化型の液状充填剤
    を充填することを特徴とするコンクリートブロックの耐
    震連結工法。
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JP2918273B2 (ja) * 1990-03-07 1999-07-12 株式会社ハッコー Pcボックスカルバートの接合方法

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