JP2796246B2 - 排水処理装置 - Google Patents

排水処理装置

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JP2796246B2
JP2796246B2 JP6114501A JP11450194A JP2796246B2 JP 2796246 B2 JP2796246 B2 JP 2796246B2 JP 6114501 A JP6114501 A JP 6114501A JP 11450194 A JP11450194 A JP 11450194A JP 2796246 B2 JP2796246 B2 JP 2796246B2
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種工場や事業所あ
るいは家庭等から排出される排水中の混合微粒子や溶解
成分を除去する排水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば食品工場の米のとぎ汁等の
排水を処理する方法として、排水中の微粒子を気泡とと
もに浮上させて、水面上でその微粒子を回収する方法が
あった。ここで、排水中に気泡を発生させる手段は、加
圧ポンプあるいは加圧タンクを用いて、気体を排水中に
加圧溶解させ、この後、排水処理槽中で大気圧下に減圧
して気泡を発生させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の加圧
ポンプを用いるものの場合、加圧ポンプ内に気体と液体
を一緒に送り込むため、その加圧ポンプ内でキャビテ−
ションが発生しやすくなり、ポンプ材質や構造が、キャ
ビテーションに対して強い材料に制限されるという問題
があった。さらに、ポンプに送り込む気体の種類によっ
ても、ポンプ材質が制限された。また、上記加圧タンク
を用いた場合は、加圧タンク内で気体と液体の反応や溶
解を行うため、加圧タンク内で液体が止まった状態にあ
る。したがって、連続的に気体と液体の反応や溶解をさ
せることができず、加圧タンクの大きさの割合に対して
気液の接触面積が小さく、気体を効率よく溶解させるこ
とができなかった。また、この方法では、気体と液体の
両方を加圧タンク内に圧送する必要があり、ポンプ等の
装置が大がかりになるという問題があった。
【0004】この発明は、上記従来技術の問題点に鑑み
て成されたもので、連続的に効率よく排水中に気泡を発
生させることができ、迅速に排水中の微粒子を浮上させ
ることができる排水処理装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、事業所や家
庭等から排出される排水である被処理水をためて処理す
る排水処理槽と、所定の液体を流す流路の一部を絞った
ベンチュリ管やオリフィス等の絞り部と、上記絞り部に
続いて下流側に設けられ上記流路方向に断面積の等しい
気体流入部を設け、この気体流入部に外部から空気を流
入させる気体流入口を形成し、上記気体流入口の下流側
に上記流路を徐々に広げた広がり部を設け、上記広がり
部の下流に上記流路中の液体と上記気体流入口から流入
した空気 とを混合する加圧混合流路と、この加圧混合流
路の下流側に設けられ上記排水処理槽中に開口したノズ
ル部材とを備えた排水処理装置である。
【0006】また、この加圧混合流路は、上記広がり部
の下流側に設けられ、水平部と垂直部とが交互に段階的
に設けられて緩急を繰り返す勾配に形成され、上から下
へ上記液体及び空気が流れるものであり、この加圧混合
流路の出口または下流に上記出口側絞りが設けられたも
のである。さらに、上記絞り部を通過する上記液体は、
上記排水処理槽中の被処理水を処理した水が還流してい
るものである。
【0007】また、この発明は、上記排水処理槽で処理
された被処理水をさらに処理する微生物処理槽を有し、
この微生物処理槽の下部にも上記加圧混合流路の出口側
に接続されたノズル部材が配置されているものである。
そして、この発明の排水処理装置により処理される排水
は、水中に有機物や無機物の微粒子が浮遊しているもの
であり、さらには、有機質成分が溶解しているものでも
よい。例えば、食品工場の廃水や、オイルや金属粉が混
合した工場排水、さらに、自動車修理工場やガソリンス
タンドの排水のようにオイルや砂等の各種の物質が混合
した排水等、少なくとも水中に溶解していない混合微粒
子を含んだものである。
【0008】
【作用】この発明の排水処理装置は、絞り部のわずか下
流側の気体流入口から空気を流れの中に流入させ、流れ
が遅くなる広がり部で、空気と液体を混合させつつ流入
した空気を液体中に加圧溶解させて気液混合流を形成
し、被処理水にこの気液混合流を噴射することにより、
加圧溶解していた空気が微細気泡となって析出し、被処
理水中の粒子表面に気泡が付着し、被処理水中の微粒子
を浮上させるものである。また、必要に応じて、気液混
合流の空気の量を増やして、溶解しきらなかった空気が
ノズル部材から微細な気泡に剪断されて被処理水中に分
散されるようにし、より大量の気泡によって微粒子を浮
上させることも可能なものである。そして、浮上した被
処理水中の微粒子は、回収装置により集められ、液体と
は別に処理される。
【0009】
【実施例】以下この発明の排水処理装置の実施例につい
て図面を基にして説明する。図1、図2はこの発明の第
一実施例を示すもので、この実施例の排水処理装置によ
り処理される被処理水1は、米のとぎ汁等、有機物の微
粒子が混合しているとともに有機質成分が溶解した食品
工場等の排水である。この実施例の排水処理装置は、図
1に示すように、被処理水1が流路2を経て一旦溜めら
れて攪拌される攪拌槽3と、流路4を介して被処理水1
が流入し、被処理水1に混合した微粒子を浮上させる排
水処理槽である浮上槽5を有している。ここで、流路2
は攪拌槽3の下部に開口し、流路4は、攪拌槽3の上部
に開口し、この上部の開口部から被処理水1が流入し、
浮上槽5の下部に開口して、被処理水1を浮上槽5に供
給しているものである。さらに、浮上槽5の下部に開口
した流路6を介して、排水処理槽である微生物処理槽7
が浮上槽5に接続され、この流路6が、微生物処理槽7
の下部に開口している。そして、微生物処理槽7の下流
側に、被処理水1から微粒子等を除去した処理水8をた
める処理水槽9が設けられている。
【0010】この実施例の排水処理装置の攪拌槽3に
は、図1に示すように、攪拌装置10が取り付けられて
いるとともに、被処理水1中の微粒子を凝集させるPA
C等の凝集剤12を、攪拌槽3内に供給する管路13
が、ポンプ14を介して取り付けられている。なお、こ
の凝集剤12とともに図示しない中和剤や架橋剤等もこ
の攪拌槽3内に供給される。また、浮上槽5には、流路
4が開口した下部に、ノズル部材15が取り付けられ、
ノズル部材15に、管路16を介して気液加圧混合装置
17が接続されている。さらに、気液加圧混合装置17
から管路16が分岐して、微生物処理槽7にも接続さ
れ、微生物処理槽7の下部にも、ノズル部材18が設け
られている。また、気液加圧混合装置17には、処理水
槽9内の処理水8を還流させる管路19が接続されてい
る。この管路19の途中には、処理水8を気液加圧混合
装置17に送り込むポンプ25が設けられている。ま
た、浮上槽5には、浮上した微粒子であるスカム40を
かき集めて回収する回収装置21が設けられている。
【0011】気液加圧混合装置17には、図2に示すよ
うに、管路19が接続された混合器20と、気液加圧混
合器22とが設けられ、さらに、図示しないバルブ等が
設けられている。混合器20には、流路が狭くなった絞
り部である喉部24が中央に設けられたベンチュリ管が
形成され、この喉部24の下流に、喉部24よりわずか
に内径が大きい円筒状の気体流入部26が形成され、こ
の気体流入部26の下流側に、滑らかにテーパ状に広が
った広がり部28が形成されている。そして、この気体
流入部26には、空気を流路中に混合させるための気体
流入口30が形成されている。ここで、混合器20に流
入する液体は、管路19から還流された処理水8であ
る。また、喉部24から噴出してきた液体の流れは、喉
部24を通過の後コーン状に拡大するため、気体流入部
26の長さには制限がある。即ち、喉部24から流れが
所定の角度で広がり、その流れが気体流入部26の壁面
に当たるまでの長さが最大値であると言える。
【0012】気液加圧混合器22には、箱型に組まれて
水平部23aと垂直部23bとが交互に段階的に設けら
れた加圧混合流路23が形成されている。この加圧混合
流路23には、適宜、図示しない排気口や中間絞り等が
取り付けられ、出口部31には、出口側絞り33が設け
られている。そして、出口側絞り33は、管路16を介
してノズル部材15,18に接続されている。ノズル部
材15,18には各々ノズル孔32が形成されている。
なお、この加圧混合流路23は、パイプ等の管路を折曲
げて形成したものでも良く、広がり部28の下流側に設
けられ、緩急を繰り返す勾配に形成されて、上から下へ
液体及び空気が流れるものであれば良く、その形状は問
わないものである。
【0013】次に、この実施例の排水処理装置の作用に
付いて以下に説明する。先ず、被処理水1が工場から攪
拌槽3に送られ、攪拌槽3内で、凝集剤12が添加され
て攪拌され、水中の微粒子がある程度凝集する。攪拌槽
3内の被処理水1は、その上部の液が流路4を経て、浮
上槽5に送られる。浮上槽5内では、被処理水1中に、
その下部の流路4の開口部付近で、ノズル部材15から
気液混合流が噴射される。これにより、被処理水1中の
微粒子に、気液混合流中の気泡が付着し、気泡ととも
に、微粒子が水面下に浮上する。そして水面では、浮上
した微粒子であるスカム40が、回収装置21によりか
き集められ、回収される。
【0014】ここで、ノズル部材15から噴射される気
液混合流は、気液加圧混合装置17により製造されるも
ので、微粒子が除去された処理水8をポンプ25により
管路19を経て混合器20へ所定の圧力で送り込み、ベ
ンチュリ管の喉部24で加速させて、一旦静圧が低下し
た後空気を混合し、広がり部28を経て流速が遅くなり
再び静圧を増大させたものである。この時、気体流入口
30は、喉部24のわずかに下流側であり、この部分の
静圧は相対的に負圧になっているため、空気がこの流路
中に流入する。なお、この気体流入口30を喉部24に
配置しないのは、喉部24が最も静圧の低くなる部分で
はあるが、喉部24に気体流入口30を設けると、実際
には気体の吸い込みが良くなく、流路が広がり始めたと
ころの方が気体が流入しやすいためである。
【0015】混合器20で空気が混合された処理水8
は、気液加圧混合器22の内部で空気流れと処理水8の
流れに分離して流れる。このとき、空気と処理水8が加
圧下で互いに広い面積で接触した高接触状態になり、空
気の処理水8への溶解が促進される。その後、気液混合
流である処理水8は、出口側絞り33を通り流出管路1
6から流出し、ノズル部材15,18へ送られる。
【0016】浮上槽5で、混合有機物の微粒子を浮上分
離した後、被処理水1は、微生物処理槽7に送られ、微
生物の働きにより、被処理水1中に溶解した有機質成分
を分解除去する。この微生物処理槽7にも、上記気液混
合流を噴射することにより、被処理水1中の微生物がよ
り活発に作用し、被処理水1の処理を促進するものであ
る。
【0017】この実施例の排水処理装置では、混合器2
0の気体流入部26と、ノズル孔32との各々の総断面
積の関係は以下の式を満たすものであれば良い。 PA<PG (1) PA=(1−Sb2/Sa2)P1+(δP+Pb)Sb2/Sa2 (2) PGは気体流入口30から流入する気体の圧力 PAは流体力学上のベルヌーイの定理と連続の式から与
えられる気体流入口30の接続部位における気体流入部
26の静圧 Saは気体流入口30の接続部位における気体流入部2
6の断面積 Sbはノズル孔32の総断面積 P1は気体流入口30の接続部位における気体流入部2
6の総圧 δPは気体流入口30の接続部位における気体流入部2
6からノズル孔32までの圧力損失 Pbはノズル孔32の静圧
【0018】なお、この混合器20は、図2のように直
接気液加圧混合器22に接続する他、管路を経て気液加
圧混合器22に接続しても良い。また、出口側絞り33
は、管路16の途中又はノズル部材15,18と兼用し
ても良いものである。さらに、気液加圧混合器22の加
圧混合流路23は、パイプ等の管状のものを、蛇行させ
て形成しても良く、緩急を繰り返す勾配の流路を経て気
液混合流が流れるようにしたものであれば良い。
【0019】この実施例の排水処理装置によれば、気液
加圧混合装置17により、被処理水1中の混合微粒子が
除去された処理水8に空気を加圧混合して、浮上槽5中
に噴射しているので、浮上槽5中には、減圧されて析出
した気泡が大量に分散され、凝集剤12により凝集され
た微粒子に、小さい気泡が大量に付着し、微粒子を迅速
に浮上させるものである。しかも、気液混合流を形成す
るための立ち上がり時間が短く、処理水8の還流ととも
に、大量に空気が溶解した状態にすることができるもの
である。又、この実施例の排水処理装置は、被処理水1
を循環させるようにして、気液混合流を形成しているの
で、無駄がなく効率の良いものである。さらに、この気
液混合流を、微生物処理槽7にも噴射しているので、被
処理水1中の微生物に大量の酸素が行きわたり、微生物
が活性化し、効率よく働くものである。
【0020】次にこの発明の第二実施例について図3を
基にして説明する。ここで、上述の実施例と同様の部材
は同一符号を付して説明を省略する。この実施例の排水
処理装置は、各種加工工場や、車両等の修理工場の排水
を処理するもので、排水中に、オイルや、金属粉を含ん
でいるものである。この排水処理装置も上記第一実施例
と同様の装置ではあるが、微生物処理槽が設けられず、
処理済の液を収納する処理水槽9が設けられているもの
である。
【0021】この実施例の排水処理装置も、微粒子が除
去された処理水8を還流させて気液加圧混合装置17に
より処理水8に空気を加圧混合し、気液混合流を浮上槽
5中に噴射しているので、浮上槽5中には、減圧されて
析出した気泡が大量に分散され、オイル粒子や金属その
他の微粒子に、小さい気泡が大量に付着し、被処理水1
中のオイルや微粒子を迅速に浮上させるものである。
【0022】次にこの発明の第三実施例について図4を
基にして説明する。ここで、上述の実施例と同様の部材
は同一符号を付して説明を省略する。この実施例の排水
処理装置は、ガソリンスタンドや自動車修理工場の排水
を処理するもので、排水中に、オイルや砂埃を含んでい
るものである。この排水処理装置も上記第二実施例と同
様の装置であって、微生物処理槽が設けられず、処理水
8を収納する処理水槽9が設けられているものである。
この実施例では、洗車場37で洗車した排水や、その他
の廃液を管路36を経て、攪拌槽3に集めている。そし
て、この実施例では、処理水8を、処理水槽9から管路
35を介して取り出して、洗車等に再利用しているもの
である。
【0023】この実施例の排水処理装置によれば、特
に、水の少ない砂漠地帯等において、無駄なく貴重な水
を使用することができ、システム自体も安価に提供する
ことができるものである。
【0024】尚、この発明の排水処理装置は、処理水を
還流させて、気液混合流を形成する他、気液混合流を形
成する際に、水道水や井戸水等外部から浄水を導入して
も良いものである。又、上記各実施例においても、この
排水処理装置の立ち上げ当初に流す気液混合流は、水道
水等の浄水を用いて形成するものであり、処理水を循環
させる場合と浄水を用いる場合とを組み合わせたもので
も良い。特に、浄水が容易に入手可能な場合や、被処理
水を希釈する必要がある場合等には、この上水を用いて
気液混合流を形成するものである。また、この発明の排
水処理装置の混合器は、ベンチュリ管により形成したも
のの他、絞り部をオリフィス状に急激に絞ったものでも
良く、絞り部等の形状は問わないものである。さらに、
ノズル部材の形状やノズル孔の数も上述の所定の条件に
一致させて適宜設定できるものである。
【0025】
【発明の効果】この発明の排水処理装置は、気体の吸引
が安定に効率よく行われ、微細気泡の供給がきわめて効
率的に行われ、工場排水や家庭排水その他の排水である
被処理水中に、効率よく大量の気泡を混合させることが
でき、排水中の微粒子を迅速に浮上させることができる
ものである。また、処理済の処理水を利用して、気液混
合流を形成することにより、使用する水を減らし、効率
よく排水処理することができる。また、気液加圧混合装
置も簡単な構造であり、処理システムを安価に提供する
ことができるものである。特に、気体の吸引が安定に効
率よく行われ、微細気泡の供給がきわめて効率的に行わ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例の排水処理装置を示す概
略図である。
【図2】この発明の第一実施例の排水処理装置の気液加
圧混合装置の縦断面図である。
【図3】この発明の第二実施例の排水処理装置の概略図
である。
【図4】この発明の第三実施例の排水処理装置の概略図
である。
【符号の説明】
1 被処理水 3 攪拌槽 5 浮上槽(排水処理槽) 7 微生物処理槽(排水処理槽) 8 処理水 9 処理水槽 15,18 ノズル部材 17 気液加圧混合装置 20 混合器 22 加圧混合器 23 加圧混合流路 24 喉部(絞り部) 26 気体流入部 28 広がり部 30 気体流入口
フロントページの続き (72)発明者 柏 雅一 大阪府大阪市淀川区三国本町1丁目10番 40号 和泉電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−174292(JP,A) 特開 平6−99167(JP,A) 特開 平4−187282(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水をためて処理する排水処理槽
    と、所定の液体を流す流路の一部を絞った絞り部と、上
    記絞り部に続いて下流側に設けられ上記流路方向に断面
    積の等しい気体流入部を設け、この気体流入部に外部か
    ら空気を流入させる気体流入口を形成し、上記気体流入
    口の下流側に上記流路を徐々に広げた広がり部を設け、
    上記広がり部の下流に上記流路中の液体と上記気体流入
    口から流入した空気とを混合する加圧混合流路と、この
    加圧混合流路の下流側に設けられ上記排水処理槽中に開
    口したノズル部材とを備え、 上記気体流入部と、上記ノズル部材の孔との各々の総断
    面積の関係は、 PA<PG PA=(1−Sb2/Sa2)P1+(δP+Pb)Sb2/Sa2 PGは気体流入口から流入する気体の圧力 PAは流体力学上のベルヌーイの定理と連続の式から与
    えられる気体流入口の接続部位における気体流入部の静
    圧 Saは気体流入口の接続部位における気体流入部の断面
    積 Sbはノズル部材の孔の総断面積 P1は気体流入口の接続部位における気体流入部の総圧 δPは気体流入口の接続部位における気体流入部からノ
    ズル部材の孔までの圧力損失 Pbはノズル部材の孔での静圧 を満たすことを特徴とする排水処理装置。
  2. 【請求項2】 被処理水をためて処理する排水処理槽
    と、所定の液体を流す流路の一部を絞った絞り部と、上
    記絞り部に続いて下流側に上記流路方向に断面積の等し
    い気体流入部を設け、外部から空気を流入させる気体流
    入口をこの気体流入部に形成し、上記気体流入口の下流
    側に設けられ流路を徐々に広げた広がり部と、上記広が
    り部の下流に設けられ水平部と垂直部とが交互に段階的
    に設けられ上から下へ上記液体及び空気が流れるととも
    上記流路中の液体と上記気体流入口から流入した空気
    とを混合する加圧混合流路と、この加圧混合流路の出口
    または下流に設けられた出口側絞りと、この加圧混合流
    路の下流側に設けられ上記排水処理槽中に開口したノズ
    ル部材とを備え、 上記気体流入部と、上記ノズル部材の孔との各々の総断
    面積の関係は、 PA<PG PA=(1−Sb2/Sa2)P1+(δP+Pb)Sb2/Sa2 PGは気体流入口から流入する気体の圧力 PAは流体力学上のベルヌーイの定理と連続の式から与
    えられる気体流入口の接続部位における気体流入部の静
    圧 Saは気体流入口の接続部位における気体流入部の断面
    積 Sbはノズル部材の孔の総断面積 P1は気体流入口の接続部位における気体流入部の総圧 δPは気体流入口の接続部位における気体流入部からノ
    ズル部材の孔までの圧力損失 Pbはノズル部材の孔での静圧 を満たすことを特徴とする排水処理装置。
  3. 【請求項3】 上記絞り部を通過する上記液体は、上記
    排水処理槽中の被処理水が処理された処理水が還流して
    いるものである請求項1又は2記載の排水処理装置。
  4. 【請求項4】 上記排水処理槽で所定の処理が行われた
    被処理水をさらに処理する微生物処理槽を有し、この微
    生物処理槽の下部にも上記加圧混合流路の出口側に接続
    されたノズル部材が配置されているものである請求項
    1,2又は3記載の排水処理装置。
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