JP2796120B2 - 安定化されたポリフェニレンエーテル系樹脂組成物 - Google Patents

安定化されたポリフェニレンエーテル系樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱安定性に優れたポリフェニレンエーテル
系樹脂組成物に関する。
〔従来技術とその問題点〕
ポリフェニレンエーテル系樹脂は優れた電気的性質、
機械的性質を有し、電気部品をはじめとして多くの用途
に用いられているが、熱に対して不安定であり、機械的
物性の低下および着色などの劣化を生じる欠点がある。
かかる熱劣化を防止する目的で種々の安定剤を使用する
方法が提案されている。例えば、特公昭44−29748号公
報によってアミド類が、特公昭45−19395号および特公
昭45−8352号公報によってジチオカルバミン酸の金属塩
が、特公昭44−29750号公報によってカルボン酸無水物
が、特公昭44−29751号公報によって有機フォスファイ
ト類が、特開昭46−43473号、特公昭46−42029号、特公
昭46−42030号、特公昭46−42031号、特公昭46−42032
号および特公昭46−42033号各公報によって立体障害フ
ェノールまたは立体障害フエノールと他の化合物との組
み合わせが、特公昭46−24782号公報によって分子内に
一個のアミド結合を有する立体障害フエノールが、特公
昭48−25059号公報にヘキサアルキルフォスフォリック
トリアミドと他の化合物の組み合わせが、特公昭51−25
266号公報にジカルボン酸ジヒドラジドが、特公昭51−3
3939号公報にフォスファイト及びヒドラジン類が、特公
昭51−40589号公報に高分子量フォスファイトが、特開
昭53−27747号公報にアルカノールアミン及びアルカノ
ールアミンと無機硫化物との組み合わせが、特公昭56−
22346号公報に亜リン酸アミド類とホウ素化合物との組
み合わせが、特開昭59−12049号公報に束縛されたフェ
ノールと第三アミンの組み合わせが、特開昭62−270655
号公報には無機リン酸水素塩と無機硫化物/無機酸化物
の組み合わせが、それぞれ開示されている。このように
多くの安定剤が提案されているにもかかわらず、実用的
に充分に満足しうる熱安定性を有するポリフェニレンエ
ーテルを含有する樹脂組成物は未だ見出されていないの
が実情である。
又、特開昭52−41667号公報にはメラミン等トリアジ
ン誘導体を難燃剤としてポリフェニレンエーテル樹脂に
3〜40重量%添加することが示されているが、本発明の
ように少量で熱安定性改良に特異的に効果を発揮するこ
とに関しては全く開示されていない。
本発明は、ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物の熱
安定性を改善することを目的とし、特に、比較的高温下
での長期間の使用に際して劣化が抑制された熱に安定な
ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意検討した結果
特定の化合物単独または、該化合物と立体障害フェノー
ル、有機イオウ系酸化防止剤、アミン類のうち少なくと
も1種とからなる混合物を用いることにより、ポリフェ
ニレンエーテル系樹脂の熱安定性が大幅に改善されるこ
とを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の第1発明は、ポリフェニレンエーテル
系樹脂に下記(I),(II),(III)式で示される化
合物のいずれかを熱安定剤として配合してなるポリフェ
ニレンエーテル系樹脂組成物であり、 第2発明は、ポリフェニレンエーテル系樹脂に、下記
(I),(II),(III)式で示される化合物のいずれ
かと、立体障害フェノール、有機イオウ系酸化防止剤お
よびアミン類のうち少なくとも1種とを配合してなるポ
リフェニレンエーテル系樹脂組成物である。
以下本発明を詳述する。
本発明に用いるポリフェニレンエーテル系樹脂として
は、ポリフェニレンエーテル樹脂(以下PPEという)そ
のもの、PPEとポリスチレン樹脂との組成物及びPPEとポ
リアミド樹脂との組成物であってもよい。
本発明にいうPPEとは、下記一般式(I) (式中、Q1及びQ2はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基
又はハロゲン原子を表わす。nは重合度を示す整数であ
る。)で表わされるものが用いられる。この一般式
(I)で示されるものの具体例としては、ポリ(2,6−
ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メ
チル−6−エチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2−エチル−6−nプロピル−1,4−フェニレン)エ
ーテル、ポリ(2,6−ジ−nプロピル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−nブチル−1,4
−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−イソ
プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メ
チル−6−クロル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2−メチル−6−ヒドロキシエチル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−クロロエチル−
1,4−フェニレン)エーテル等のホモポリマーが挙げら
れる。
このうち、好ましいものは、ポリ(2,6−ジメチル−
1,4−フェニレン)エーテルである。
また、上記一般式で表わされる化学構造を主体として
なるポリフェニレンエーテル共重合体も含まれる。その
具体例としては2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリ
メチルフェノールの共重合体があげられる。
本発明で用いられるPPEは、クロロホルム中30℃で測
定したときの固有粘度が0.35〜0.75dl/gの範囲のものが
好ましい。より好ましくは0.40〜0.70dl/gのものであ
る。
このPPEには、Q1,Q2に低分子量のアミンやポリスチレ
ンが結合していてもよく、またPPE主鎖の一部にジフェ
ノキノン等が結合しているもの等も対象となる。
本発明においてPPEと混合して用いうるスチレン系重
合体としては、ポリスチレン、又はスチレンと他のビニ
ル化合物の少くとも1種との共重合体、及びそれらのゴ
ム変性重合体を含むものである。スチレンと他のビニル
化合物の少くとも1種との共重合体の具体例としては、
スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸メチル共重合体、スチレン−α−メチルスチレ
ン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体等があ
げられる。また、ゴム変成重合体としては、ゴム変成ポ
リスチレン(HIPS)、ゴム変成スチレン−アクリロニト
リル共重合体(ABS)、ゴム変成スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体等がある。
この内、特に好ましい重合体はポリスチレン(PS)及
びゴム変成ポリスチレン(HIPS)である。
PPEとスチレン系重合体のブレンド比率に関しては、
特に限定されないが、PPE95〜10重量部とスチレン系重
合体5〜90重量部の範囲が好ましい。
又、本発明においてPPEと混合して用いうるポリアミ
ド樹脂としては、ポリマー主鎖に 結合を有するものであり、その代表的なものとしては、
ナイロン−4、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロ
ン−4,6、ナイロン12、ナイロン6,10等が挙げられる。
この内、好ましいのは、ナイロン−6,6およびナイロン
−6である。PPEとポリアミド樹脂のブレンド比率は特
に限定されないが、PPE95〜10重量部とポリアミド樹脂
5〜90重量部の範囲が好ましい。
本発明に用いられる化合物は下記式(I),(II),
(III)で示される化合物である。
本発明に用いられる化合物の使用量は、通常この種の
安定剤が用いられる量でよく、例えばポリフェニレンエ
ーテル系樹脂に対して0.01〜1重量%が用いられ、好ま
しくは0.05〜0.5重量%である。
本発明に用いられる立体障害フェノールとしては、通
常酸化防止剤や加工安定剤として用いられるものであ
る。例えばオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、トリエチ
レングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、N,
N′−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、2−t−ブチル−
6−(3′−t−ブチル−5′−メチル2′−ヒドロキ
シベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2,
2′−オキサミド ビス〔エチル−3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、
1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、2,2−チオ
−ジエチレンビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、トリス−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソ
シアヌレート、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−
6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリ
ノ)−1,3,5−トリアジン、1,1,3−トリス(2−メチル
−4−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタ
ン、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert
−ブチルフェノール)、及び3,9−ビス〔1,1−ジメチル
2−{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニル)プロピオニロキシ〕エチル}−2,4,8,10
−テトラオキサピロ〔5,5〕ウンデカン等である。その
使用量はポリフェニレンエーテル系樹脂に対して0.001
〜1.0重量%が好ましく、特に0.05〜0.5重量%が好まし
い。
本発明に用いられる有機イオウ系酸化防止剤は、通常
酸化防止剤として使われているものが用いられる。例え
ば、ジラウリル−3,3′−チオ−ジ−プロピオネート、
ジミリスチル−3,3′−チオ−ジ−プロピオネート、ジ
ステアリル−3,3′−チオ−ジ−プロピオネート、ジト
リデシル−3,3′−チオ−ジ−プロピオネート、ペンタ
エリスリトール−テトラキス−(β−ラウリル−チオプ
ロピオネート)、2−メチルカプトベンゾイミダゾー
ル、4,4′−チオ−ビス−(3−メチル−6−t−ブチ
ルフェノール)等が挙げられる。その使用量はポリフェ
ニレンエーテル系樹脂に対して0.01〜2.0重量%が好ま
しく、特に0.05〜1.0重量%が好ましい。
本発明に用いられるアミン類は、下記(IV)式に代表
されるアルカノールアミン類、(V),(VI),(VI
I)式に代表されるアルキルアミン酸化アルキレン誘導
体及び、(VIII)式に示されるアミン類の単品又は混合
物である。
(IV) N(R1 (R1は各々独立に水素又は炭素数1〜4の低級アルカノ
ールであり、少なくとも2個のR1はアルカノールであ
る。) (V) R2NH−(R3O)l H (R2はアルキル基、R3は炭素数2〜4のアルキル基、l
は1〜50の整数である。) (R4はアルキル基、R5,R6は炭素数2〜4のアルキル
基、m,nは1〜50の整数である。) (R7はアルキル基、R8は炭素数1〜4のアルキル基、
R9,R10,R11は炭素数2〜4のアルキル基、p,q,rは1〜5
0の整数である。) (VIII) N−CH2−CH2−N骨格をアミン分子に含有す
る化合物で下記(i),(ii)で示される化合物 その代表例はジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノー
ルアミン、ジブタノールアミン、トリブタノールアミ
ン、ドデシルエタノールアミン、 N,N′−ジフェニルエチレンジアミン、トリエチルテ
トラミン等が挙げられる。これらはポリフェニレンエー
テル系樹脂に対して0.05〜5重量%用いられる。
本発明においては、化合物の分散性を改良するために
通常よく知られている分散剤、例えば高級脂肪酸の金属
塩あるいは高級脂肪酸エステルを用い、化合物の効果を
充分に発揮させることが好ましい。
本発明においては、必要に応じてこれに有機ホスファ
イト化合物例えば、トリス−(ノニルフェニル)ホスフ
ァイト、トリス−(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホ
スファイト等を0.1〜1.0部添加してもによい。
本発明の第1発明及び第2発明の組成物の製造方法
は、特に規制するものではなく、押出機、加熱ロール、
ニーダー、バンバリミキサー等の混練機を用いて混練製
造することができる。
本発明の樹脂組成物に他の添加剤、例えば可塑剤、難
燃剤及び紫外線吸収剤のような安定剤、或いは染顔料を
含有させ得ることは勿論であり、この他にも、ガラス繊
維、炭素繊維、ウォラストナイン、炭酸カルシウム、タ
ルク、雲母等の充填剤も添加することができる。又、他
の重合体例えばポリアミド、ポリオレフィン、ポリエス
テル等も混合せしめることができる。
〔発明の効果〕
本発明の樹脂組成物は、従来の安定剤処方を用いて得
られるポリフェニレンエーテル系樹脂組成物に比べて、
高温成形時の熱安定性が改良され、かつ、高温成形され
た加工品の長期高温下での物性の保持が改善された。こ
のことにより、より広い用途への展開が可能となった。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明は
これにより限定されるものではない。
実施例1 極限粘度〔η〕が0.54であるポリ2,6−ジメチル−1,4
フェニレンエーテル45重量部とポリブタジエンを9重量
%含有するゴム変性ポリスチレン55重量部に、 式で示される化合物0.1重量部をヘンシエルミキサーに
て混合し、シリンダー温度300℃に設定されたRCM−30
二軸押出機(池貝鉄工製)を用いてペレット化した。得
られたペレットをシリンダー温度290℃に設定したIS−8
0A射出成形機(東芝機械製)で厚さ1/8インチのアイゾ
ット衝撃強さ測定用試験片を成形した。この試験片を12
5℃に設定した熱風循環恒温槽中に200時間放置し、エー
ジング試験を行なった。エージング試験前後のアイゾッ
ト衝撃強さをASTM D256に基づき測定した。その結果を
表−1に示す。
実施例2 実施例1の組成にオクタデシル−3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを
0.1重量部を添加する以外は、実施例1と全く同様に行
なった。その結果を表−1に示す。
実施例3 実施例1の組成にジステアリル−3,3′−チオ−ジプ
ロピオネート0.1重量部を添加する以外は、実施例1と
全く同様に行なった。その結果を表−1に示す。
実施例4 実施例1の組成にトリエタノールアミン0.3重量部を
添加する以外は、実施例と全く同様に行なった。その結
果を表−1に示す。
比較例1〜4 実施例1〜4の 式で示される化合物を無添加にする以外は、実施例1と
同様に行なった。その結果を表−1に示す。
実施例5,6 実施例1の 式で示される化合物の代わりに表−2に示す安定剤を使
用する以外は、実施例1と全く同様に行なった。その結
果を表−2に示す。
実施例7〜14 実施例2のオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートの代わり
に表−3に示す立体障害フェノールを使用する以外は、
実施例2と全く同様に行なった。その結果を表−3に示
す。
実施例15〜19 実施例3のジステアリル−3,3′−チオジプロピオネ
ートの代わりに表−4に示す有機イオウ系酸化防止剤を
使用する以外は、実施例3と全く同様に行なった。その
結果を表−4に示す。
実施例20〜26 実施例4のトリエタノールアミンの代わりに表−5に
示すアミン類を使用する以外は、実施例4と全く同様に
行なった。その結果を表−5に示す。
実施例27 極限粘度〔η〕が0.54であるポリ2,6−ジメチル−1,4
−フェニレンエーテル45重量部とポリブタジエンを9%
含有するゴム変性ポリスチレン55重量部に、 式で示される化合物0.1重量部をヘンシェルミキサーに
て混合し、シリンダー温度300℃に設定されたPCM−30
2軸押出機(池貝鉄工製)を用いて混練、ペレット化し
た。得られたペレットをシリンダー温度290℃に設定し
たIS−80A射出成形機(東芝機械製)厚さ1/8インチのア
イゾット衝撃強さ測定用試験片に成形した。この試験片
を125℃に設定した熱風式循環恒温槽中に500時間放置
し、エージング試験を行った。エージング試験前後のア
イゾット衝撃強さをASTM D256に基づいて測定した。そ
の結果を表−6に示す。
実施例28〜33 実施例27の組成に表−6に示す立体障害フェノール、
有機イオウ系酸化防止剤及びアミン類を表−6に示す量
添加する以外は、全く実施例27と同様に行なった。その
結果を表−6に示す。
実施例34,35 実施例27の 式で示す化合物に代えて 式で示す化合物及び で示す化合物を同量用い、立体障害フェノール、有機イ
オウ系酸化防止剤及びアミン類として表−6に示す物質
と量を用いる以外は、実施例27と全く同様に行なった。
その結果を表−6に示す。
比較例5 実施例27の 式で示される化合物を無添加にする以外は実施例27と全
く同様に行なった。その結果を表−6に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5:13 5:36 5:17) (56)参考文献 特開 昭52−71486(JP,A) 特開 昭54−38348(JP,A) 特開 昭54−38349(JP,A) 特開 昭62−205141(JP,A) 特開 昭62−236853(JP,A) 特開 昭62−51687(JP,A) 特開 昭64−34980(JP,A) 特開 平2−97556(JP,A) 特開 平2−97557(JP,A) 特開 昭59−45352(JP,A) 特開 昭57−135857(JP,A) 特開 昭48−84851(JP,A) 特開 昭59−33353(JP,A) 特開 昭59−41360(JP,A) 特開 昭60−144348(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 71/00 - 71/14 C08K 5/00 - 5/59 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリフェニレンエーテル系樹脂に下記
    (I),(II),(III)式で示される化合物のいずれ
    かを熱安定剤として配合してなるポリフェニレンエーテ
    ル系樹脂組成物
  2. 【請求項2】ポリフェニレンエーテル系樹脂に、下記
    (I),(II),(III)式で示される化合物のいずれ
    かと、立体障害フェノール、有機イオウ系酸化防止剤及
    びアミン類のうち少なくとも1種とを配合してなるポリ
    フェニレンエーテル系樹脂組成物
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