JP2796046B2 - 光電変換管 - Google Patents

光電変換管

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光電子増倍管やイメージ
管などの光電面を有する光電変換管に関し、特に、光電
面へ陰極電圧を与える構造に特徴を有する光電変換管に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光入射に応じて光電子を放出する光電面
には透過形光電面と反射形光電面とがあり、透過形光電
面においては光電面の基板として光学ガラスなどが用い
られている。
【0003】図7および図8はこの透過形光電面を示し
ており、これら各光電面は、光学ガラスと光電面サイズ
の大小によって端部形状が異なっている。図7(a)は
光電面1の端部が光学ガラス基板2の周縁部からはみだ
している光電面の側断面図を示している。この光電面1
は単結晶半導体光電面、例えばGaAs透過形光電面か
ら形成され、同図(b)の平面図に示すように、結晶破
断面が現れる光電面1の端部には非常に鋭い突起1aが
必ず存在している。
【0004】また、図8(a)はGaAs透過形光電面
3の端部が光学ガラス基板4の周端部からはみださず、
光学ガラス基板4の径よりも小さい径を有する光電面の
側断面図を示している。同図(b)は同図(a)におけ
るA部を拡大した断面図を示している。この光電面構造
にあっては、光電面3の周端部に存在する鋭い突起3a
が、光学ガラス基板4の周縁部4aに形成された盛り上
がり部分によって覆われている。
【0005】これら各光電面1,3に陰極電圧を与える
ため、従来、「T」字状に形成された各ガラス基板2,
4の肩部2b,4bに、光電面1,3に電気的に接触し
てアルミニウム金属等が蒸着され、図示しない接触電極
が形成されていた。この接触電極は光電面1,3を真空
雰囲気におく気密容器の外部に導かれており、この接触
電極を通じて気密容器外部から光電面1,3に陰極電圧
が与えられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造をした透過形半導体光電面にあっては、光電変
換管の最近の小型化の傾向から、光電面部分やその周辺
に高電界が形成される場合が多く、電界放出現象が発生
しやすい状態にある。このため、光学ガラス基板2,4
は、電界が集中しやすい突起や傷が皆無になるよう、真
空雰囲気に保たれる内側全面に渡って光学的研磨が施さ
れていた。特に、いわゆる段付き面板と称される光学ガ
ラス基板における端部はより入念に研磨されるうえ、製
造過程での取扱いや処理に細心の注意が払われながら工
程が進められていた。
【0007】また、光電面の形成にも苦心が払われてい
た。つまり、上記従来の図7に示す光電面1にあって
は、光学ガラス基板2に光電面用単結晶薄膜ウエハが形
成された後、その周端部に存在する鋭い突起が研磨によ
って除去される。その後、光電面に陰極電圧を与えるた
めの接触電極の形成工程に移行する。この電極形成にお
いても、ほこりの付着や傷、突起が発生しないよう、注
意しながらが工程が進められる。また、上記従来の図8
に示す光電面3にあっては、光電面用単結晶薄膜ウエハ
の周端部を覆うよう、光学ガラス基板4の周縁部4aを
盛り上げなければならない。従って、従来の光電変換管
の構造においては、光学ガラス基板の端面や光電面の周
端部を研磨したり、光学ガラス基板の周縁部を盛り上げ
る難しい工程が必要とされ、管の製造に熟練技術や時間
を要した。
【0008】また、研磨工程における光電面への研磨剤
の付着、接触電極形成工程における光電面への汚染物の
付着が発生し、光電面表面の清浄度を確保する観点から
好ましくない状態が発生した。従って、従来、光電面表
面に付着したこのような汚染物を除去する工程が必要と
なり、製造時間が増加して製造コストは上昇した。ま
た、光電面表面の汚染物は完全に除去しきれず、汚染物
の付着は光電面の光検出特性を低下させる方向に働い
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解消するためになされたもので、内部が真空状態に保
たれた気密容器と、この気密容器の一部を形成する透光
性の受光面板と、入射光を光電変換して電子を放出する
受光面板の内面に配置された透過形の半導体光電面と、
電子を捕らえる気密容器内に形成された陽極電極とを備
えて構成された光電変換管において、丸みを帯びた一端
部が光電面に電気的に接触しつつ半導体光電面の周端部
を覆い、他端部が気密容器の外部に露出し、気密容器の
側管と受光面板とによって挟持された接触電極を備えた
ものである。
【0010】また、上記接触電極は、光電面の周端部に
電気的に接した金属板からなる第1の接触電極と、この
第1の接触電極に当接しつつ光電面の周端部および第1
の接触電極を覆い、端部が気密容器の外部に露出した金
属板からなる丸みを帯びた第2の接触電極とから構成さ
れ、第1の接触電極または第2の接触電極に光電面およ
び第1の接触電極間を緩衝するスプリング部が形成され
ているものである。
【0011】
【作用】鋭い突起部が存在する半導体光電面の周端部は
丸みを帯びた接触電極によって覆われ、光電面および陽
極電極間に形成される電界に集中は生じない。
【0012】また、気密容器外部に露出する接触電極の
端部に陰極電圧が与えられ、光電面に機械的に接する接
触電極を介して陰極電圧が伝えられる。
【0013】また、第1の接触電極または第2の接触電
極にスプリング部が形成され、光電面および第1の接触
電極間が緩衝されることにより、光電面および第1の接
触電極間の電気接触抵抗は安定した低抵抗状態に保たれ
る。
【0014】
【実施例】次に、GaAs透過形光電面を持つ近接形光
電管に本発明を適用した第1の実施例について説明す
る。本実施例による近接形光電管は以下のようにして製
造される。
【0015】まず、III −V族化合物半導体であるGa
As半導体基板上に、GaAlAsエッチングストップ
層、GaAs単結晶層、およびGaAlAsバッファ層
が順次結晶成長される。次に、この結晶積層構造の最上
層にあるGaAlAsバッファ層の表面にシラン(Si
4 )が熱CVD法によってコートされ、酸化シリコン
(SiO2 )層が形成される。次に、この酸化シリコン
層に光学ガラス基板11が熱接着される。この際、酸化
シリコン層は、光学ガラス基板11との熱接着によって
結晶積層構造に不純物が侵入することを防止すると共
に、光学ガラス基板11との接着を強固にする機能を果
たす。次に、GaAs半導体基板がエッチング除去さ
れ、引き続いてGaAlAsエッチングストップ層が除
去されてGaAs単結晶層が露出される。この結果、図
2(a)に示すように、光学ガラス基板11の表面にG
aAs単結晶薄膜からなる透過形光電面(光電陰極)1
2が形成される。なお、図2は中心線の左半分が側断面
図、右半分が側面図を表わしている。この光電面構造は
従来の図7(a)または図8(a)に示す構造に相当し
ており、光学ガラス基板11および光電面12の周端部
には鋭い突起が存在している。
【0016】光電面12の露出したこの受光面板13は
図5に示す近接形光電管生産用の真空装置にセットされ
る。この真空装置はトランスファー装置と称される。こ
の際、従来のように、光学ガラス基板11や光電面12
の端部を研磨することなく、また、アルミ金属を蒸着し
て接触電極を形成することなく、受光面板13はトラン
スファー装置にセットされる。また、同時に、この受光
面板13と一体になって真空気密容器を形成する側管ア
センブリ14が、受光面板13とは別の位置にセットさ
れる。この側管アセンブリ14は図2(b),(c)に
示される。電気的絶縁材料からなる側管15の一方の開
口面には、溶接によって一体に形成された、金属板から
なる陰極接触電極16a,16bが設けられている。さ
らに陰極接触電極16bに接して図示しない後述する陰
極接触電極17が設けられており、この陰極接触電極1
7は第1の陰極接触電極、上記の陰極接触電極16a,
bは第2の陰極接触電極を形成している。また、側管1
5の他方の開口面には、金属の円筒板からなる第1の陽
極接触電極18が設けられている。さらに、この第1の
陽極接触電極18に接触して金属板からなる第2の陽極
接触電極19が図2(c)に示すように設けられてお
り、この第2の陽極接触電極19に接触してファイバプ
レート20が配されている。このファイバプレート20
の表面には図示しない蛍光膜および陽極電極薄膜が形成
されており、この陽極電極薄膜が第2の陽極接触電極1
9と電気的に接触している。
【0017】トランスファー装置にこのように受光面板
13および側管アセンブリ14がセットされた状態で、
真空ポンプによってトランスファー装置内部が真空排気
される。引き続いて光電面12に所定の表面処理が施さ
れ、光電面12が真空中に浮いた状態で清浄化される。
この清浄化工程により、光電面12の光電子に対する表
面障壁は非常に低くなり、良効率の光電面が得られる。
この後、受光面板13はマニュピュレータ31によって
トランスファー装置内を移動し、側管アセンブリ14の
上部空間で、光電面12がファイバプレート20に対向
する位置まで搬送させられる。この状態で受光面板13
の上方に位置するプレス機械32が作動し、図3(a)
に示す受光面板13は図3(b)に示す側管アセンブリ
14にプレスされ、図3(c)および図2(c)に示す
近接形光電管41が形成される。なお、図3において図
2と同一部分には同一符号を付してその説明は省略す
る。このプレス工程により、第1の陰極接触電極16
a,bは光学ガラス基板11および側管15間でシール
合体される。このシールは例えばインジウム(In)シ
ールやコールドウエルド等の手段によって行われる。こ
の結果、第1の陰極接触電極17および第2の陰極接触
電極16a,bからなる陰極接触電極は、光学ガラス基
板11および側管15の間に挟持される構造になる。
【0018】また、受光面板13と陰極接触電極とは図
2(c)の断面図に示すように接触しており、より詳細
には同図のB部を拡大した図1(a)に示される。図1
(a)に示すように、光学ガラス基板11の表面に形成
された半導体光電面12に、第1の陰極接触電極17が
機械的および電気的に接している。この第1の陰極接触
電極17は図4(a)の斜視図に示される。この第1の
陰極接触電極17は円環状の金属板からなり、板バネ状
のスプリング部17aが形成されており、第2の陰極接
触電極16b上に図4(b)に示すように載置される。
なお、図4(b)において図2および図3と同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略する。このため、第
1の陰極接触電極17はこのスプリング部17aを介
し、図1(a)に示すように第2の陰極接触電極16b
と当接している。
【0019】また、この第2の陰極接触電極16bは、
第1の陰極接触電極17に当接しつつ、光電面12の周
端部12aおよび第1の陰極接触電極17を覆ってい
る。また、この第2の陰極接触電極16bと一体になっ
た第2の陰極接触電極16aの他端部は、図2(b),
(c)に示すように、気密容器の外部に露出している。
さらに、光電面12の周端部を覆う第2の陰極接触電極
16bは、図1(b)の断面図に示すように丸みを帯び
て形成され、その端部は鏡面仕上げが施されて突起や傷
が消滅させられている。
【0020】このような本実施例による近接形光電管に
おいては、鋭い突起部が存在する半導体光電面12の周
端部12aは、丸みを帯びた第2の陰極接触電極16b
によって覆われ、光電面12と、ファイバプレート20
の表面に形成された陽極電極との間に形成される電界に
集中は生じない。つまり、光電陰極と陽極との間には電
界集中を生じやすい突起部や傷といった鋭利な部分が従
来のように存在しないため、電界集中は生じない。従っ
て、光電面12とその周辺部はより高い電界に対しても
耐えられるようになり、不必要な電界放出現象は従来の
ように発生しなくなる。また、半導体光電面12の周端
部12aは丸みを帯びた第2の陰極接触電極16bによ
って覆われるため、周端部12aに存在する鋭い突起を
研磨する工程を設ける必要もない。従って、従来のよう
に、研磨工程において光電面に研磨剤が付着し、光電面
を汚染することもない。また、光学ガラス基板11の端
面の研磨は荒くてもよく、研磨に熟練技術がいらなくな
り、しかも、半導体光電面12の周端部12aの研磨が
不要になることと相俟って工数が減少する。このため、
光電管の製造コストは低減する。
【0021】また、気密容器の外部に露出する第2の陰
極接触電極16aの端部に陰極電圧が与えられ、この陰
極接触電極16aと一体になった陰極接触電極16bに
陰極電圧が伝えられ、さらに第1の陰極接触電極17を
介し、光電面12に陰極電圧が伝えられる。すなわち、
本実施例による光電変換管においては、気密容器外部か
ら光電面12に陰極電圧を伝える構造が、第1の陰極接
触電極17および第2の陰極接触電極16a,bによっ
て機械的に構成されている。従って、光学ガラス基板の
表面に金属材料を蒸着して接触電極を形成する従来構造
と異なり、光電面の清浄工程時に蒸着金属電極からガス
が放出したり、蒸着金属電極が合金化するといった現象
は起きなくなる。また、上述したように研磨工程が不要
となり、しかも、電極蒸着工程もいらなくなるため、こ
れら各工程時に光電面の活性面が汚染されることが回避
される。このため、光電面の光検出特性は劣化せず、良
好な光電面が得られる。
【0022】また、第1の陰極接触電極17にスプリン
グ部17aが形成されているため、光電面12と、この
光電面12に電気的・機械的に接触する第1の陰極接触
電極17との間がスプリング部17aによって緩衝され
る。このため、光電管を使用する環境に温度変化があっ
たり、また、光電管に振動が加わったりしても、光電面
12および第1の陰極接触電極17間の電気接触抵抗は
常に安定した低抵抗状態に保たれる。つまり、本実施例
のように、陰極接触電極を単一電極でなく、複数の電極
部品によって構成し、しかも、その内の1部品にスプリ
ング機能を持たせる構造を採用することにより、光電面
12との接触抵抗は長期間安定して低い状態に保たれ
る。すなわち、本実施例の電極構造においては、装置の
使用環境から電気接触部位に必要とされる種々の機械的
要件が満足されている。
【0023】なお、本実施例においては第1の陰極接触
電極17にスプリング機能を持たせた場合について説明
したが、第2の陰極接触電極16b側にスプリング機能
を持たせても良く、この場合においても本実施例と同様
な効果が奏される。
【0024】また、上記本実施例における光電面はGa
As単結晶半導体光電面として説明したが、これに限定
される必要はなく、例えばInP系半導体光電面であっ
ても本実施例と同様な効果が奏される。
【0025】また、上記本実施例では本発明を光電管に
適用した場合について説明したが、光電子増倍管に適用
してもよい。図6は本発明の第2の実施例による光電子
増倍管を示している。なお、同図において、図2および
図3と同一または相当する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。光電子増倍管は光電管に電子増倍機
能を持たせたものであり、気密容器内には光電面12か
ら放出された光電子を電子増倍する複数のマイクロチャ
ンネルプレート(MCP)51が設けられている。これ
らMCP51から2次電子放出された電子群は陽極プレ
ート52に収束される。この陽極プレート52はワイヤ
53を介してリードピン54に電気的に接続されてお
り、リードピン54は絶縁材料からなるベースプレート
55に固定されている。このリードピン54のベースプ
レート55への固定はテーパー状ハーメチックガラス5
6によって行われている。
【0026】本実施例においても、気密容器外部から光
電面12への陰極電圧供給は、第2の陰極接触電極16
a,bおよび前述の第1の陰極接触電極17を介して行
われる。また、陽極プレート52への陽極電圧供給は、
リードピン54およびワイヤ53を介して行われる。従
って、本実施例においても、蒸着金属電極を用いること
なく機械的な接触電極によって光電面に陰極電圧が与え
られ、上記第1の実施例と同様な効果が奏される。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鋭
い突起部が存在する半導体光電面の周端部は丸みを帯び
た接触電極によって覆われ、光電面および陽極電極間に
形成される電界に集中は生じない。このため、従来のよ
うに電界放出現象は発生しなくなる。また、鋭い突起部
等を研磨する熟練を要する工程がいらなくなり、また、
研磨剤によって光電面が汚染することもない。このた
め、工数が減少し、光電変換管の製造コストは低減す
る。
【0028】また、気密容器外部に露出する接触電極の
端部に陰極電圧が与えられ、光電面に機械的に接する接
触電極を介して陰極電圧が伝えられる。従って、電極蒸
着工程がいらなくなり、しかも、上記のように研磨工程
が不要となるため、これら各工程時に光電面が汚染され
ることがない。このため、光電面の光検出特性は劣化せ
ず、良好な光電面が得られる。
【0029】また、第1の接触電極または第2の接触電
極にスプリング部が形成され、光電面および第1の接触
電極間が緩衝されることにより、光電面および第1の接
触電極間の電気接触抵抗は安定した低抵抗状態に保たれ
る。このため、光電管の使用環境にかかわらず、常に安
定した電気接触を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による近接形光電管にお
ける光電面と陰極接触電極との接触部を一部拡大した断
面図である。
【図2】第1の実施例による近接形光電管を構成する各
部品の側断面および側面を示す図である。
【図3】第1の実施例による近接形光電管を構成する各
部品を一部破断して示した斜視図である。
【図4】第1の実施例による近接形光電管に用いられる
第1の陰極接触電極の構造を示す一部破断斜視図であ
る。
【図5】第1の実施例による近接形光電管の製造に用い
られるトランスファー装置の構成を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例による光電子増倍管の一
部を破断して示した斜視図である。
【図7】従来の第1の光電変換管に用いられる光電面構
造を示す図である。
【図8】従来の第2の光電変換管に用いられる光電面構
造を示す図である。
【符号の説明】
11…光学ガラス基板、12…光電面(光電陰極)、1
5…側管、16a,b…第2の陰極接触電極、17…第
1の陰極接触電極、18…第1の陽極接触電極、19…
第2の陽極接触電極、20…ファイバプレート。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 40/02 - 40/06 H01J 9/20 H01J 29/38 H01J 31/50 H01J 43/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が真空状態に保たれた気密容器と、
    この気密容器の一部を形成する透光性の受光面板と、入
    射光を光電変換して電子を放出する前記受光面板の内面
    に配置された透過形の半導体光電面と、電子を捕らえる
    陽極電極とを備えて構成された光電変換管において、 丸みを帯びた一端部が前記光電面に電気的に接触しつつ
    前記半導体光電面の周端部を覆い、他端部が前記気密容
    器の外部に露出し、前記気密容器の側管と前記受光面板
    とによって挟持された接触電極を備えていることを特徴
    とする光電変換管。
  2. 【請求項2】 前記接触電極は、前記光電面の周端部に
    電気的に接した金属板からなる第1の接触電極と、この
    第1の接触電極に当接しつつ前記光電面の周端部および
    前記第1の接触電極を覆い端部が前記気密容器の外部に
    露出した金属板からなる丸みを帯びた第2の接触電極と
    から構成され、前記第1の接触電極または前記第2の接
    触電極に前記光電面および前記第1の接触電極間を緩衝
    するスプリング部が形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の光電変換管。
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