JP2795199B2 - 整流子型回転電機 - Google Patents

整流子型回転電機

Info

Publication number
JP2795199B2
JP2795199B2 JP31868694A JP31868694A JP2795199B2 JP 2795199 B2 JP2795199 B2 JP 2795199B2 JP 31868694 A JP31868694 A JP 31868694A JP 31868694 A JP31868694 A JP 31868694A JP 2795199 B2 JP2795199 B2 JP 2795199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
commutator
armature
conductor
end bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31868694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07231613A (ja
Inventor
正巳 新美
長尾  安裕
広昭 爲本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP31868694A priority Critical patent/JP2795199B2/ja
Publication of JPH07231613A publication Critical patent/JPH07231613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2795199B2 publication Critical patent/JP2795199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、整流子型回転電機に
関し、特にそのブラシ保持器に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭58ー28556号公報は、サー
フェイス整流子型回転電機のブラシ保持器を電機子軸を
支持する構造部材であるエンドブラケットと一体に樹脂
により形成することを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報のサーフェイス整流子型回転電機では、部品点数
削減による構造簡素化の効果が有るものの、発熱部であ
るブラシがきわめて伝熱性に劣る樹脂に囲まれているの
で、ブラシからの放熱が悪く、ブラシ近傍の昇温が著し
く大きくなり、エンドブラケット及びブラシ保持器の強
度低下、軸受保持部の変形などが問題となる。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、部品点数削減による構造簡素化を図るとともにブ
ラシ放熱性の格段の向上が可能な整流子型回転電機を提
供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の整流子型回転電
機は、ハウジングと、電機子及びサーフェイス型整流子
が固定された回転軸を回転自在に支持するとともに前記
ハウジングの一端開口に嵌合されるエンドブラケット
と、ブラシスプリングに付勢されて前記サーフェイス型
整流子の表面に摺動自在に押圧されるブラシと、前記ブ
ラシを前記整流子へ向けて軸方向変位自在に保持する筒
状のブラシ収容筒部とを備える整流子型回転電機におい
て、金属からなる前記ブラシ収容筒部が金属からなる前
記エンドブラケットに固定されており、前記ブラシ収容
筒部の内周面は電気絶縁体で被覆されていると共に、前
記サーフェイス型整流子は遠心空気流を生じさせること
を特徴としている。
【0006】好適な態様において、前記ブラシ収容筒部
は前記エンドブラケットとともに一体成形されている。
好適な態様において、前記サーフェイス型整流子は、前
記電機子鉄心の一端面に沿って延設されて整流子片をな
し、径方向外端が電機子導体に接続され、軸方向外端面
がブラシ摺接面をなす外側導体と、前記電機子鉄心の前
記端面と前記外側導体との間に前記端面に沿って介設さ
れ、径方向内端が前記外側導体の径方向内端に接続さ
れ、径方向外端が前記電機コイルに接続される内側導体
と、前記内側導体を前記電機子鉄心及び前記外側導体か
ら電気絶縁する絶縁体とを備える。
【0007】さらに、本発明の整流子型回転電機は、熱
良導体であるエンドブラケットと、このエンドブラケッ
トに回転自在に支持される回転軸と、外周にスロットが
設けられた電機子鉄心と、このスロット内に設けられた
電機子導体とを有すると共に、前記電機子導体には、前
記回転軸側に径方向に延びる外側導体を含み、この外側
導体により遠心空気流を生じさせるようにした電機子
と、この電機子の外側導体に摺接するブラシと、前記ブ
ラシを変位自在に保持すると共に、前記エンドブラケッ
トに固定される金属からなる筒状のブラシ収納筒部と、
を備えていることを特徴としている。
【0008】
【作用及び発明の効果】本発明では、回転軸を支持する
エンドブラケットと筒状のブラシ収容筒部とがともに金
属からなり、そして、ブラシ収容筒部はエンドブラケッ
トに固定されている。また、ブラシ収容筒部の内周面は
電気絶縁体で被覆されている。電気絶縁体はブラシをブ
ラシ収容筒部から電気絶縁する厚さがあればよいので、
ブラシの熱(電気抵抗熱又は摩擦熱又は整流子から伝達
される熱)は良好にエンドブラケットに伝達され、放熱
される。さらに、サーフェイス型整流子により生じる遠
心空気流により良好に冷却される。
【0009】更に、ブラシ収容筒部及びエンドブラケッ
トは金属製であるので、堅牢、安価、加工容易であり、
容易に両者を結合、固定することができ、また両者を容
易に一体成形でき、剛性向上、製造工程の簡単化、部品
点数の削減を図ることができる。また、ブラシ収容筒部
をエンドブラケットから電気絶縁する必要が無いので、
所要スペースの削減、機体の小型化を実現することがで
きる。
【0010】好適な態様において、整流子はサーフェイ
ス整流子からなる。このようにすれば、組付けが容易と
なる。例えば、エンドブラケットの組立時に、ブラシ収
容筒部にブラシを入れた状態でエンドブラケットを上向
きに配置しておき、エンドブラケットの軸受孔に電機子
鉄心及びサーフェイス整流子を有する回転軸の一端を部
分的にはめ込み、次に、ハウジングを回転軸の他端には
め込み、最後にハウジングをエンドブラケットに嵌め込
めばよい。
【0011】
【実施例】
(実施例1)本発明を自動車用スタ−タの直流電動機に
適用した一例を図1〜図3に示す。図1はこのモータの
軸方向断面図を示す。この電動機の外殻は、有底円筒形
状のハウジング1と、ハウジング1の後端開口に嵌着、
固定されて上記後端開口を遮蔽するエンドブラケット2
からなる。
【0012】ハウジング1は軟鋼からなり、エンドブラ
ケット2はアルミ合金等の熱の良導体である金属材で形
成されている。ハウジング1及びエンドブラケット2
は、回転軸3を回転自在に支持しており、回転軸3のほ
ぼ中央部には円盤状の鋼板を複数積層して形成した電機
子鉄心41が嵌着されており、電機子鉄心41の外周面
には複数のスロット42が形成され、各スロット42の
内部には電機子導体43、44が上下二段に嵌入され
て、電機子4が構成されている。43は上側導体、44
は下側導体とも呼ばれる。
【0013】ハウジング1の内周面には永久磁石からな
る複数の界磁極5が周方向等間隔に固定されており、ハ
ウジング1は界磁極5のヨークを構成している。エンド
ブラケット2にはブラシ収容筒部21が一体に形成され
ており、ブラシ収容筒部21内にはブラシ6が軸方向摺
動自在に保持されている。そして、ブラシ収容筒部21
近傍のエンドブラケット2の外端面には板ばねからなる
ブラシスプリング7の基端部が固定され、ブラシスプリ
ング7の付勢端部はブラシ6を軸方向前方へ付勢してい
る。
【0014】なお、この実施例では磁石界磁式の直流電
動機について説明しているが、本発明はこれに限らず巻
線界磁式の直流電動機、更には他の交流式整流子電動機
にも適用し得ることは明らかである。次に、整流子8に
ついて説明する。電機子鉄心41の右端面には樹脂系絶
縁材81aを挟んで内側導体81が固着され、更にその
表面に樹脂系絶縁材82aを挟んで外側導体82が固着
されている。これにより、樹脂系絶縁材81a、内側導
体81、樹脂系絶縁材82a及び外側導体82がサーフ
ェイス型整流子8を構成している。内側導体81及び外
側導体82は図1では各一片のみ、断面図示されている
が、それぞれ軸方向矢視にて径方向へ直線状又は渦巻き
状に配設されている。
【0015】電機子導体43、44は電機子鉄心41の
後端面側にて内径方向に概略90°折り曲げられ、電機
子導体43の径方向折り曲げ部分が上記外側導体82を
構成し、電機子導体44の径方向折り曲げ部分が上記内
側導体81を構成している。各内側導体81及び外側導
体82の両内端接触部83は溶接等により接続され、こ
れにより電機子コイルの一重波巻き巻線が完成される。
もちろん、重ね巻きなど他の種々の巻線形式を採用でき
ることは当然である。
【0016】なお、この実施例では外側導体82及び内
側導体81の各内端接触部83は、互いに接近する方向
に打ち出しにより樹脂系絶縁材82aの厚さだけ軸方向
へ突設されている。電機子導体43、44は絶縁皮膜ま
たは絶縁シート等により互いに及び電機子鉄心41から
電気絶縁されており、内側導体81は樹脂系絶縁材81
a、82aにより電機子鉄心41の後端面及び外側導体
82から電気絶縁されている。
【0017】その他、内側導体81及び外側導体82を
銅板の打ち抜き加工で形成し、内側導体81を電機子導
体44の端部に、外側導体82を電機子導体43の端部
に溶接などで接合することも可能である。これにより、
外側導体82は電機子鉄心41の右端面に沿って延設さ
れて整流子片をなし、その軸方向外端面がブラシ摺接面
をなす。
【0018】20はエンドブラケット2の軸受け孔に嵌
入された軸受であり、9はエンドブラケット2の後端面
を囲覆する樹脂カバーである。このサーフェイス型整流
子8は、電機子鉄心41の端面に固定されているので、
モータの軸方向長さを格段に短縮し、モータの体格、重
量を小型軽量化することができる。また、樹脂系絶縁材
81a、82aと両導体81、82との接触界面に対し
て遠心力が平行方向に働くので整流子8の耐遠心力性能
の向上が図れる。また、ブラシ6との摺接面積も体格増
大を図ることなく実現することができる。更に外側導体
82で発生する抵抗熱及び摩擦熱は必然的に生じる遠心
空気流により良好に冷却され、かつ、大熱容量の電機子
鉄心41を通じて、及び、ブラシ6からエンドブラケッ
ト2を通じて良好に放熱される。
【0019】次に、本実施例の要部をなすブラシ機構に
ついて以下に詳細に説明する。図1において、アルミ合
金等の熱の良導体である金属材よりなるエンドブラケッ
ト2には、互いに90度離れて両端開口の4個のブラシ
収容筒部21がエンドブラケット2との一体成形により
形成されている。ブラシ収容筒部21の軸方向長さは図
1に示すようにほぼエンドブラケット2の軸方向長さに
等しい。
【0020】各ブラシ収容筒部21にはブラシ6が軸方
向変位自在に収容され、図示する2個のブラシ収容筒部
21の内周面及びこの内周面近傍のエンドブラケット2
の内端面及び外端面は樹脂層(本発明でいう電気絶縁
体)20が被着されており、+端子(図示せず)に接続
されるブラシ6をエンドブラケット2から電気絶縁して
いる。
【0021】一方、図示しない残りの2個のブラシ収容
筒部21の内周面には上記樹脂層20が被着されておら
ず、この不図示のブラシ収容筒部21に収容されるブラ
シは−端子(図示せず)に接続されている。上記樹脂層
20は、塗装、表面処理粉体処理等により形成すること
もでき、また、樹脂層20の代わりに、例えばエンドブ
ラケット2を酸化処理したセラミック層や、化性処理や
クラッド処理の絶縁皮膜、あるいは樹脂含浸絶縁シー
ト、紙等を採用することもできる。もちろん、アース側
のブラシ6を収容するブラシ収容筒部21にも樹脂層2
0またはそれに代わる電気絶縁体を配設してブラシ6を
エンドブラケット2から電気絶縁してもよい。
【0022】ブラシ6の後端面は、上記説明したよう
に、ブラシスプリング7により前方へ付勢され、これに
よりブラシ6はサーフェイス型整流子8のブラシ摺接面
に押圧されている。この実施例では、ブラシスプリング
7は良導電性の弾性金属からなり、ブラシスプリング7
がブラシ6へ給電する端子を兼ねている。したがって、
+側のブラシ6に給電するブラシスプリング7の基端
(図示せず)はエンドブラケット2から電気絶縁性の樹
脂スペーサ(図示せず)により電気絶縁可能に固定され
ている。
【0023】もちろん、ブラシ6を底付の金属筒に収容
し、この金属筒をブラシ収容筒部21に軸方向変位自在
に嵌入し、この金属筒の例えば底にリード線を固定する
ことも可能である。なおこの場合にはブラシスプリング
7はこの金属筒を付勢することが好ましい。これによ
り、直流電動機が構成される。その動作自体は周知であ
るので説明を省略する。
【0024】上記説明では、電機子鉄心41の端面固定
のサーフェイス型整流子を有する回転電機を説明した
が、本実施例のブラシ収容筒部21一体のエンドブラケ
ット2は、他の形式のサーフェイス型整流子を有する回
転電機や筒形整流子を有する回転電機にも適用可能であ
る。 (効果の説明)本実施例によれば、伝熱に優れる金属材
にて形成されたエンドブラケット2により回転軸3を軸
支するとともに、ブラシ収容筒部21がエンドブラケッ
ト2と一体化されているので、ブラシ6にて発生した抵
抗熱や摩擦熱はエンドブラケット2に良好に伝達され、
エンドブラケット2に嵌合する熱容量の大きいハウジン
グ1に放熱され、電機子4やブラシ6やサーフェイス型
整流子8の急速な温度上昇が防止され、更にそれによる
電気抵抗増加がもたらす回転電機の性能低下が防止され
る。なお、ブラシ収容筒部21からブラシ6を電気絶縁
する樹脂層20(電気絶縁体)は薄膜状であり、伝熱抵
抗が小さいので上記の放熱に与える影響は殆ど無視し得
る。また、上記一体化により、回転電機の軸長が短縮さ
れ、その体格が小型となる。
【0025】更に、本実施例では、電機子導体43、4
4が整流子8の内側導体81及び外側導体82を兼ねる
ので、整流子8がコイルエンドを兼ねることになり、整
流子8及び電機子4の体格低減が可能であり、ブラシ
6、内側導体81及び外側導体82の熱は樹脂層20よ
り格段に厚い樹脂系絶縁材81a、82aの存在により
電機子鉄心41に伝達されにくくなっている。しかし、
サーフェイス型整流子8の熱もブラシ6を通じてエンド
ブラケット2に良好に伝達され、ブラシ6及びサーフェ
イス型整流子8の温度上昇の抑止及びそれによる整流性
能の低下の防止を図ることもできる。
【0026】なおブラシ収容筒部21の樹脂層20又は
それに代わる電気絶縁体は薄膜状であるので使用量は極
めて少ないものであり、絶縁体に高耐熱性の高価な材料
を使用するとしても材料使用量の少なさより、コストア
ップは小さい。 (変形態様の説明)以下に、変形態様を説明する。ただ
し、理解を容易とするために同一機能の構成要素には同
一符号を付す。
【0027】図2では、エンドブラケット2の孔部にエ
ンドブラケット2と別体に形成されたスリーブ状のブラ
シ収容筒部21を嵌入し、溶接、かしめなどにより固定
する。そして、このブラシ収容筒部21の内周面に(及
び適宜外周面にも)、電気絶縁体を構成する樹脂層20
を被着する。図3では、エンドブラケット2を皿状に形
成し、ブラシ収容筒部21を有底とすることにより、実
施例1の樹脂カバー9を省略したものである。そして、
この実施例では、ブラシスプリング7はブラシ収容筒部
21に収容されたコイルスプリングからなる。なお、こ
の実施例では、+極側のブラシ6を収容するブラシ収容
筒部21の内周面及び底面と、内周面近傍のエンドブラ
ケット2の内面が樹脂層20により被覆される。
【0028】また、この実施例におけるブラシ6への給
電はブラシ6の後端面に電極板(図示せず)を固定し、
この電極板に図示しないリード線の一端を接続して行
う。このリード線の他端はエンドブラケット2に電気絶
縁されつつ固定されるターミナルに接続される。25は
エンドブラケット2の放熱を行う冷却フィンである。図
4では、エンドブラケット2の後端面を囲覆するカバー
9を樹脂により形成し、このカバー9によりハウジング
1及びエンドブラケット2の図4中、上方にマグネット
スイッチ100を固定している。そして、カバー9の内
端面にボルト状の給電端子101がカバー9から固定さ
れ、この給電端子101はマグネットスイッチ100の
プランジャシャフト102の先端に固定された可動接点
103により固定接点104に電気的接続可能となって
いる。固定接点104はカバー9の内端面に例えばイン
サート成形などで固定され、リード線105によりブラ
シ6に接続される。106は接地リード線であり、−極
側のブラシ6をエンドブラケット2に接地している。
【0029】なお、カバー9は必要部分の電気絶縁を施
せば金属により形成することもできる。上記説明した各
態様において、樹脂層20は、筒状の電気絶縁体により
代替することができることは当然である。図5では、前
方へ突出する樹脂筒部90を樹脂カバー9に一体成形
し、この樹脂筒部90をエンドブラケット2のブラシ収
容筒部21に嵌入し、更に樹脂筒部90にブラシ6を収
容したものである。
【0030】なおこの態様において、板ばねからなると
ともにブラシに給電するブラシスプリング7の基端部品
(図示せず)は、実施例1と同様にエンドブラケット2
の外周面にエンドブラケット2から電気絶縁されつつ固
定されるので、樹脂筒部90の周壁の一部にはこのブラ
シスプリング7を軸方向へ揺動自在とする切り欠き溝
(図示せず)が形成されている。もちろん、樹脂筒部9
0の周壁の他の一部にブラシ給電用のリード線が貫通す
る切り欠き溝(図示せず)を設けることもできる。
【0031】以下、更に変形態様を追加する。図6に、
板ばねからなるブラシスプリング7の一例を説明する。
ブラシスプリング7の基端部71は樹脂シート72を介
してエンドブラケット2の外端面に当接しており、これ
らエンドブラケット2、ブラシスプリング7及び樹脂シ
ート72の孔部に鍔付樹脂スリーブ73が嵌入され、更
に鍔付樹脂スリーブ73内にボルト74が嵌入されてい
る。そして、樹脂ワッシャ75を介してナット76がボ
ルト74に螺着されている。また、ブラシスプリング7
の基端部71にはリード線76がはんだ付けされてい
る。21aはブラシスプリング7が変位するための切り
欠き溝であり、その表面は樹脂被覆されている。
【0032】図7に、コイルスプリングからなるブラシ
スプリング7の一例を説明する。ブラシ6の基端部は銅
スリーブ60に嵌め込まれている。銅スリーブ60の内
周面の軸方向中央部にはブラシ6の端面に当接する中底
62が設けられており、また、銅スリーブ60の右端部
外周面には径方向へ端子板63が突設され、端子板63
にはリード線76が固定されている。
【0033】一方、ブラシスプリング7の基端部71は
樹脂カバー9の内端面に係止されており、その付勢端は
銅スリーブ60の中底62を前方へ付勢している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を適用したサーフェイス整流子型回転
電機の軸方向断面図である。
【図2】図1の変形態様を示す軸方向断面図である。
【図3】図1の変形態様を示す軸方向断面図である。
【図4】図1の変形態様を示す軸方向断面図である。
【図5】図1の変形態様を示す軸方向断面図である。
【図6】ブラシ装置の構成の一例を示す拡大断面図であ
る。
【図7】ブラシ装置の構成の他例を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1はハウジング、2はエンドブラケット、3は回転軸、
4は電機子、7はブラシスプリング、8は整流子、21
はブラシ収容筒部、20は樹脂層(電気絶縁体)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−37861(JP,A) 実開 昭58−28556(JP,U) 実開 昭51−42403(JP,U) 実開 昭51−41609(JP,U) 実開 昭49−94102(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 9/00 - 9/28 H02K 5/00 - 5/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、電機子及びサーフェイス
    整流子が固定された回転軸を回転自在に支持するとと
    もに前記ハウジングの一端開口に嵌合されるエンドブラ
    ケットと、ブラシスプリングに付勢されて前記サーフェ
    イス型整流子の表面に摺動自在に押圧されるブラシと、
    前記ブラシを前記サーフェイス型整流子へ向けて軸方向
    変位自在に保持する筒状のブラシ収容筒部とを備える整
    流子型回転電機において、 金属からなる前記ブラシ収容筒部が金属からなる前記エ
    ンドブラケットに固定されており、前記ブラシ収容筒部
    の内周面は電機絶縁体で被覆されていると共に、前記サ
    ーフェイス型整流子は遠心空気流を生じさせることを特
    徴とする整流子型回転電機。
  2. 【請求項2】 前記ブラシ収容筒部は前記エンドブラケ
    ットとともに一体成形されている請求項1記載の整流子
    型回転電機。
  3. 【請求項3】 前記サーフェイス型整流子は、前記電機
    子鉄心の一端面に沿って延設されて整流子片をなし、径
    方向外端が電機子導体に接続され、軸方向外端面がブラ
    シ摺接面をなす外側導体と、前記電機子鉄心の前記端面
    と前記外側導体との間に前記端面に沿って介設され、径
    方向内端が前記外側導体の径方向内端に接続され、径方
    向外端が前記電機子コイルに接続される内側導体と、前
    記内側導体を前記電機子鉄心及び前記外側導体から電気
    絶縁する絶縁体とを備える請求項1記載の整流子型回転
    電機。
  4. 【請求項4】 熱良導体であるエンドブラケットと、 このエンドブラケットに回転自在に支持される回転軸
    と、外周にスロットが設けられた電機子鉄心と、このス
    ロット内に設けられた電機子導体とを有すると共に、前
    記電機子導体には、前記回転軸側に径方向に延びる外側
    導体を含み、この外側導体により遠心空気流を生じさせ
    るようにした電機子と、 この電機子の外側導体に摺接するブラシと、 前記ブラシを変位自在に保持すると共に、前記エンドブ
    ラケットに固定される金属からなる筒状のブラシ収納筒
    部と、を備えていることを特徴とする整流子型回転電
    機。
JP31868694A 1993-12-22 1994-12-21 整流子型回転電機 Expired - Fee Related JP2795199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31868694A JP2795199B2 (ja) 1993-12-22 1994-12-21 整流子型回転電機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32386993 1993-12-22
JP5-323869 1993-12-22
JP31868694A JP2795199B2 (ja) 1993-12-22 1994-12-21 整流子型回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07231613A JPH07231613A (ja) 1995-08-29
JP2795199B2 true JP2795199B2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=26569465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31868694A Expired - Fee Related JP2795199B2 (ja) 1993-12-22 1994-12-21 整流子型回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2795199B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100372216C (zh) * 2006-03-31 2008-02-27 周浩斌 一种设置直流电机刷架的方法及其组件
JP6604016B2 (ja) * 2015-03-31 2019-11-13 日本電産株式会社 モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07231613A (ja) 1995-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0660465B1 (en) Commutator type rotary electric machine
US7586228B2 (en) Stator of an electric motor
US6384498B1 (en) Compact vibration motor
JPH07107723A (ja) 小型モータ
KR20080005110A (ko) 브러쉬에 의해 발생된 열을 효율적으로 방산시키기 위하여브러쉬 홀더의 배치를 향상시킨 회전 전기기계
JP2795199B2 (ja) 整流子型回転電機
JP3322954B2 (ja) 小型モータの組立式整流子
JP3261329B2 (ja) 出力軸のない軸固定型モータ
JP3469751B2 (ja) 小型モータ
JPH10243598A (ja) スタータ
US20080203847A1 (en) Planar commutator, rotor and direct current electric motor
EP0260040A1 (en) Suppression in electric motors
JPH04124857U (ja) 小型モータ
JP2806280B2 (ja) 回転電機
JP3156474B2 (ja) 整流子型回転電機
JP2002010604A (ja) 電動機
JP3508322B2 (ja) 回転電機
JP3097727B2 (ja) 整流子型回転電機
JP2924605B2 (ja) 整流子型回転電機の電機子
WO2023167195A1 (ja) モータ、電動車両
JPH051972Y2 (ja)
WO2022215369A1 (ja) 電動機及び電動送風機
JP6969393B2 (ja) モータ
JPWO2022202274A5 (ja)
GB2191345A (en) Commutator base for an electric motor

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100626

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110626

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110626

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees