JP2794841B2 - 撮像信号処理回路 - Google Patents

撮像信号処理回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば撮像信号をデジタル処理するビデオ
カメラに使用して好適な撮像信号処理回路に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、例えば撮像信号をデジタル処理するビデオ
カメラに使用して好適な撮像信号処理回路において、撮
像信号と増幅器とアナログ/デジタル変換器とを介して
乗算器に供給し、そのアナログ/デジタル変換器の出力
のピーク値,平均値及び飽和レベルに近い所定レベル以
上の面積値を検出し、これらの値によってその増幅器の
利得を変調してその撮像信号のダイナミックレンジを圧
縮又は伸張すると共に、その乗算器の乗算係数をその圧
縮又は伸張時の圧伸比の逆数で変調してそのアナログ/
デジタル変換器の出力のダイナミックレンジを伸張又は
圧縮することにより、そのアナログ/デジタル変換器の
出力ビット数を実質的に多くして、低輝度部の量子化ノ
イズが減少できると共に高輝度部での飽和を防止できる
様にしたものである。
〔従来の技術〕
ビデオカメラにおける撮像信号は従来アナログ信号処
理が行なわれていたが、アパーチャ歪み等をよりきめ細
かに補償するためには、その撮像信号をアナログ/デジ
タル(A/D)変換器によりデジタル信号に変換してデジ
タル信号処理を行うことが望ましい。この場合、アパー
チャ補償及びγ補正等の信号処理を考慮するとそのデジ
タル信号の語長は12ビット程度は必要である。
一方、特に民生用のカメラ一体型VTRにおいては製造
コストの削減のみならず消費電力の低減化が求められて
いるが、撮像信号用に高速変換が可能で且つ12ビット程
度以上の出力を有するA/D変換器は価格及び消費電力の
観点よりそのような民生用のカメラ一体型VTRに適用す
るのが困難である。そこで、従来例えば単板式の固体撮
像素子を用いたカラービデオカメラ一体型VTRにおいて
は、出力が10ビット程度のA/D変換器で撮像信号をデジ
タル信号に変換すると共に、そのデジタル信号に2ビッ
ト程度のオール“0"の情報を付加して演算精度だけを12
ビット程度に設定することが行なわれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、出力ビット数が10ビット程度のA/D変
換器を使用する場合には、210=1024であることより変
換出力の最小レベルを1とすると最大レベルは1023程度
となりダイナミックレンジが狭い不都合がある。即ち、
固体撮像素子等の撮像手段とそのA/D変換器との間に介
装されている増幅器の利得を調整して、中程度の輝度の
撮像信号がそのA/D変換器の出力の中間レベルになるよ
うに設定すると、階調が階段状に変化することに起因す
るノイズである量子化ノイズが低輝度で目立つようにな
ると共に、高輝度部で飽和現象により解像度が著しく劣
化する。
これを改善するためにリミッタ回路を用いてそのA/D
変換器の前段の増幅器のダイナミックレンジを圧縮又は
伸張する方式も提案されているが、撮像信号の利得が変
動するため画像に歪みが生じる不都合がある。
本発明は斯る点に鑑み、撮像信号を安価で且つ低消費
電力の出力ビット数の少ないA/D変換器でデジタル信号
に変換してデジタル信号処理を行う場合に、そのA/D変
換器の出力ビット数を実質的に多くすることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による撮像信号処理回路は例えば第1図に示す
如く、撮像信号P0を増幅器(3),(4)とA/D変換器
(5)とを介して乗算器(6)に供給し、そのA/D変換
器(5)の出力のピーク値,平均値及び飽和レベルに近
い所定レベル以上の面積値(例えば第2図の領域(23
A)の面積の割合)を検出し、これらの値によってその
増幅器(3),(4)の利得を変調してその撮像信号P0
のダイナミックレンジを圧縮(又は伸張)すると共に、
その乗算器(6)の乗算係数DS3をその圧縮(又は伸
張)時の圧縮比DS2の逆数で変調してそのA/D変換器
(5)の出力DP1のダイナミックレンジを伸張(又は圧
縮)するようにしたものである。
〔作用〕
斯かる本発明によれば、その撮像信号P0のダイナミッ
クレンジを圧縮する即ちその増幅器(3),(4)の利
得を大きくして、そのA/D変換器(5)の出力DP1のダイ
ナミックレンジを伸張する即ちその乗算器(6)の乗算
係数DS3を小さくすることにより、その撮像信号P0に対
するその乗算器(6)の出力信号DP2の利得が略一定に
維持され画像の歪みが防止されると共に、そのA/D変換
器(5)の変換の分解能が実質的に細かくなる。
一方、その撮像信号P0のダイナミックレンジを伸張し
て、そのA/D変換器(5)の出力DP1のダイナミックレン
ジを圧縮することにより、その撮像信号P0に対するその
乗算器(6)の出力信号DP2の利得が略一定に維持され
画像の歪みが防止されると共に、そのA/D変換器(5)
の出力レンジが実質的に拡大される。
従って、そのA/D変換器(5)の出力ビット数が実質
的に多くなるので、低輝度部の量子化ノイズが減少でき
ると共に高輝度部での飽和を抑制できる。
〔実施例〕
以下、本発明撮像信号処理回路の一実施例につき図面
を参照して説明しよう。本例は単板式のCCD(Charge Co
upled Device)を用いて撮像信号を生成し、この撮像信
号をデジタル信号に変換してデジタル信号処理を行なう
ビデオカメラに本発明を適用したものである。
第1図は本例のビデオカメラを示し、この第1図にお
いて、(1)は絞りやレンズ系を含む光学系、(2)は
CCD、(3)は可変利得のAGC用増幅器、(4)は利得調
整用の可変利得増幅器、(5)は出力ビット数がmビッ
トのA/D変換器であり、CCD(2)から出力されたアナロ
グの撮像信号P0を増幅器(3)及び(4)にて増幅して
アナログの撮像信号P1を得て、この撮像信号P1をA/D変
換器(5)によってmビットのデジタルの撮像信号DP1
に変換する。(6)は乗算器を示し、この乗算器(6)
はそのmビットの2進数としてのデジタルの撮像信号DP
1に後述のiビットの乗算係数DS3を乗じてnビット(n
=m+i−1)のデジタルの撮像信号DP2を出力する。
本例ではm=10,i=3,n=12に設定する。
(7)は輝度信号用のアパーチャ補償回路、(8)は
輝度信号用のγ補正回路、(10)は色信号生成用のマト
リックス回路、(11)は色信号用のγ補正回路、(12)
はカラーエンコーダを示し、そのnビットのデジタルの
撮像信号DP2からアパーチャ補償回路(7)及びγ補正
回路(8)を用いて輝度信号Yを取出す一方で、その撮
像信号DP2からマトリックス回路(10),γ補正回路(1
1)及びカラーエンコーダ(12)を用いて色信号Cを取
出し、それら輝度信号Yと色信号Cとを加算器(9)に
て加算することにより本例のカメラ出力信号を得る。
(13)は周知のアイリス(絞り)制御回路を示し、こ
のアイリス制御回路(13)はA/D変換器(5)より出力
されるmビットの撮像信号DP1の平均値等が所定のレベ
ル範囲に収まるようにその光学系(1)の絞り量を調整
する。また、(14)は撮像信号の所定周期(例えば1水
平期間、1フィールド期間等)毎のピーク値を検出する
ピーク検出回路を示し、そのmビットの撮像信号DP1
そのピーク検出回路(14)に供給し、このピーク検出回
路(14)より出力されるピーク値に乗算器(15)にて係
数K1を乗じて加算器(16)の一方の入力ポートに供給す
る。(17)は撮像信号の所定同期毎の平均値を検出する
平均値検出回路を示し、そのmビットの撮像信号DP1
その平均値検出回路(17)に供給し、この平均値検出回
路(17)より出力される平均値に乗算器(18)にて係数
K2を乗じて加算器(16)の他方の入力ポートに供給す
る。そして、その加算器(16)の加算信号DS1をデジタ
ル/アナログ(D/A)変換器(19)を介してAGC用増幅器
(3)の利得制御端子に供給する。
その加算信号DS1は撮像信号DP1のピーク値と平均値と
の加重混合であり、そのAGC用増幅器(3)はその加算
信号DS1の値が小さいときは利得を大きくし、その加算
信号DS1の値が大きいときは利得を小さくする如くな
す。そのAGC用増幅器(3)の利得には上限値G+及び下
限値G-があり、その加算信号DS1の値が所定の高レベル
を超えるとその増幅器(3)の利得はその下限値G-に固
定され、その加算信号DS1の値が所定の低レベルより小
さくなるとその増幅器(3)の利得は、その上限値G+
固定される。この場合、本例ではその加算信号DS1に撮
像信号DP1のピーク値も含まれているが、そのピーク値
はその加算信号DS1の値を常に大き目に設定しそのAGC用
増幅器(3)の利得を小さくさせる方向に作用するた
め、A/D変換器(5)における出力の飽和が緩和される
利益がある。
(20)はコンパレータを示し、このコンパレータ(2
0)はそのmビットの撮像信号DP1と飽和レベル(mビッ
トの場合は2m−1)に近い所定レベルSとを比較し、そ
の撮像信号DP1の方がSより大きいときにハイレベル
“1"となり小さいときにローレベル“0"となる信号Jを
面積検出回路(21)に供給し、この面積検出回路(21)
には加算器(16)の加算信号DS1も供給する。この面積
検出回路(21)は所定周期T(例えば1水平期間、数10
水平期間、1フィールド期間等)毎にその信号Jがハイ
レベル“1"である期間の割合RSを検出してiビットの圧
伸係数DS2を生成し、この圧伸係数DS2を可変利得増幅器
(4)の利得制御ポート及び後述の逆数回路(22)の入
力ポートに供給する如くする。その信号Jがハイレベル
“1"である期間の割合RSとは、CCD(2)の画素の内で
ほぼそのA/D変換器(5)の飽和出力に対応するレベル
の撮像信号P0を出力する画素の割合を意味するので、本
例ではこの割合RSを飽和面積とも称する。
その圧伸係数DS2の値は通常は1に設定する。また、A
GC用増幅器(3)の利得Gが上限値G+に達しても更に加
算信号DS1が所定の低レベルよりも小さい場合におい
て、その信号Jがハイレベル“1"である期間の割合(飽
和面積)RSが所定の小さい面積RS-よりも小さいときに
は、その圧伸係数DS2の値を2に設定する。これによっ
て可変利得増幅器(4)の利得が2倍になる。一方、AG
C用増幅器(3)の利得Gが下限値G-に対しても更に加
算信号DS1が所定の高レベルよりも大きい場合におい
て、その飽和面積RSが所定の大きい面積RS+よりも大き
いときには、その圧伸係数DS2の値を1/2に設定する。こ
れによって可変利得増幅器(4)の利得が1/2倍にな
る。その圧伸係数DS2の値とAGC用増幅器(3)の利得G
及び飽和面積RSとの関係を第1表にまとめる。
尚、本例ではその圧伸係数DS2の採り得る値は1/2,1,2
の何れかであるため、その圧伸係数DS2は3ビットの2
進数で表現できる。
また、(22)は逆数回路を示し、この逆数回路(22)
はその圧伸係数DS2の逆数であるiビットの乗算係数DS3
を求め、この乗算係数DS3を乗算器(6)の他方の入力
ポートに供給する。従って、例えば可変利得増幅器
(4)の利得が2倍であるときにはその乗算器(6)に
おいて撮像信号DP1が1/2に圧縮され、可変利得増幅器
(4)の利得が1/2倍であるときにはその乗算器(6)
において撮像信号DP1が2倍に伸張される。
尚、例えば可変利得増幅器(4)の利得Gを大きくす
るときには、撮像信号P0の中でA/D変換器(5)の入力
レンジに収まらない範囲が広くなるので、A/D変換時の
ダイナミックレンジは圧縮される。一般に、増幅器の利
得を大きくすること又は乗算器で入力信号に1を超える
係数を乗ずることはダイナミックレンジの圧縮を意味
し、増幅器の利得を小さくすること又は乗算器で入力信
号に1に達しない係数を乗ずることはダイナミックレン
ジの伸張を意味する。
本例で圧伸係数DS2の値を2に設定した場合の動作に
つき第2図〜第4図を参照して説明するに、この場合は
可変利得増幅器(4)の利得が2倍となり、乗算器
(6)の乗算係数DS3が1/2となる。即ち、撮像信号のダ
イナミックレンジは圧縮された後に伸張される。また、
第2図に示す如く、CCD(2)の受光面をXY面に対応さ
せて、各画素に対応するA/D変換器(5)の出力である
撮像信号DP1をZ軸に表示すると、出力がほぼ飽和して
いるとみなせるのはその信号DP1が飽和レベルS0に近い
レベルSを超えている領域(23A)〜(23C)である。そ
して、所定周期Tを1フィールド期間とした場合の飽和
面積RSはそれら領域(23A)〜(23C)の面積を全受光面
積で除した値となり、本例の如く圧伸係数DS2の値を2
に設定する場合にはその飽和面積RSに関してRS≪1が成
立している。
第2図でY=0の領域に対応する乗算器(6)の出力
信号としての撮像信号DP2を第3図に示す。この撮像信
号DP2の飽和レベルは2S0に拡張され、分解能は信号DP1
に比べて1/2に細分化されている。しかしながら、ダイ
ナミックレンジを変化させる前ではnビットの信号DP2
はmビットの信号DP1と完全に同じ形であり、特に低輝
度の領域(26A)及び(26B)では量子化ノイズが目立っ
ている。また、このダイナミックレンジを変化させる前
の可変利得増幅器(4)の出力信号P1は第4図Aの破線
(24)で表わされる。
このとき、圧伸係数DS2の値を2に設定すると、その
可変利得増幅器(4)の出力信号P1は第4図Aの実線
(25)で示す如く破線(24)の2倍になる。従って、そ
の実線(25)の信号P1をA/D変換器(5)にてA/D変換し
て得られるmビットの撮像信号DP1は第4図Bに示す如
くなる。更に、乗算器(6)の乗算係数DS3は圧伸係数D
S2の逆数である1/2に設定されるため、そのmビットの
撮像信号DP1は1/2に圧縮されて(ダイナミックレンジが
伸張されて)第4図Cに示されるようなnビットの撮像
信号DP2に変換される。
この第4図Cの撮像信号DP2は第3図の撮像信号DP2
ほぼ同じ形であるが、第4図Cの低輝度の領域(27A)
及び(27B)の分解能は第3図の低輝度の領域(26A)及
び(26B)に比べて1/2に細分化されている。従って、本
例によればA/D変換器(5)の分解能が1/2に細分化され
たことになり、低輝度部の量子化ノイズが低減される利
益がある。
次に、本例で圧伸係数DP2の値を1/2に設定した場合の
動作につき第5図〜第7図を参照して説明するに、この
場合は撮像信号のダイナミックレンジは伸張された後圧
縮される。また、第5図に示す如くCCD(2)の受光面
をXY面に対応させると、圧伸係数DS2の値を1/2に設定す
る場合には飽和面積RSが1に近いので、A/D変換器
(5)から出力される撮像信号DP1がレベルSを超える
領域(28)の面積はかなり広くなっている。
第5図でY=0の領域に対応する乗算器(6)の出力
信号としての撮像信号DP2を第6図に示す。この撮像信
号DP2の飽和レベルは2S0に拡張されている。しかしなが
ら、ダイナミックレンジを変化させる前では信号DP2はA
/D変換器(5)の出力信号DP1と完全に同じ形であり、
高輝度部(31)の情報が失なわれている。また、このダ
イナミックレンジを変化させる前の可変利得増幅器
(4)の出力信号P1は第7図Aの破線(29)で表わされ
る。
このとき、圧伸係数DS2の値を1/2に設定すると、その
可変利得増幅器(4)の出力信号P1は第7図Aの実線
(30)で示す如く破線(29)の1/2になる。従って、そ
の実線(30)の信号P1をA/D変換して得られるmビット
の撮像信号DP1は第7図Bに示す如くなる。更に、乗算
器(6)の乗算係数DS3は圧伸係数DS2の逆数である2に
設定されるため、そのmビットの撮像信号DP1は2倍に
拡大されて(ダイナミックレンジが圧縮されて)第7図
Cに示されるようなnビットの撮像信号DP2に変換され
る。
この第7図Cの撮像信号DP2は第6図の撮像信号DP2
ほぼ同じ形で分解能は2倍に悪化している。しかしなが
ら、第6図例では高輝度の領域(31)が飽和して輪郭が
読取れないのに対して、第7図Cでは高輝度の領域(3
2)でも信号の輪郭を読取ることができる。従って、本
例によればA/D変換器(5)の出力の最大値が実質的に
2倍に拡大されたことになり、撮像信号の高輝度部の飽
和が防止できる利益がある。
上述のように本例においては、出力ビット数がmビッ
トのA/D変換器(5)が実質的に出力ビット数がnビッ
ト(n>m)のA/D変換器として作用する。一般にA/D変
換器の価格及び消費電力は出力ビット数が多くなるに従
って急激に上昇するが、本例によれば価格が安く消費電
力の小さい出力ビット数の比較的少ないA/D変換器を使
用して、A/D変換の分解能をより細分化して出力レンジ
を拡張できる利益がある。
更に、本例によればダイナミックレンジを圧縮(又は
伸張)した後にその圧縮率(又は伸張率)の逆数でダイ
ナミックレンジを伸張(又は圧縮)するようにしている
ので、部分的に信号の増幅率が変動することがなく画像
の部分的な歪みが防止できる利益がある。
尚、本発明は上述実施例に限定されず、例えば増幅器
(3)及び(4)を一体化するなど本発明の要旨を逸脱
しない範囲でその他種々の構成を採り得ることは勿論で
ある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、安価で且つ低消費電力の出力ビット
数が少ないA/D変換器の出力ビット数を実質的に多くす
ることができ、低輝度部での量子化ノイズを減少できる
と共に高輝度部での飽和を防止できる利益がある。
更に本発明によれば、全体としてのダイナミックレン
ジが一定に維持されるので、画像の部分的な歪みが防止
できる利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による撮像信号処理回路の一実施例を示
す構成図、第2図〜第4図は夫々第1図例で信号のダイ
ナミックレンジを圧縮して伸張する場合の動作の説明に
供する線図、第5図〜第7図は夫々第1図例でダイナミ
ックレンジを伸張して圧縮する場合の動作の説明に供す
る線図である。 (3)は可変利得のAGC用増幅器、(4)は可変利得増
幅器、(5)はA/D変換器、(6)は乗算器、(14)は
ピーク検出回路、(16)は加算器、(17)は平均値検出
回路、(20)はコンパレータ、(21)は面積検出回路、
(22)は逆数回路である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/14 - 5/217

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像信号を増幅器とアナログ/デジタル変
    換器とを介して乗算器に供給し、上記アナログ/デジタ
    ル変換器の出力のピーク値,平均値及び飽和レベルに近
    い所定レベル以上の面積値を検出し、 これらの値によって上記増幅器の利得を変調して上記撮
    像信号のダイナミックレンジを圧縮又は伸張すると共
    に、上記乗算器の乗算係数を上記圧縮又は伸張時の圧伸
    比の逆数で変調して上記アナログ/デジタル変換器の出
    力のダイナミックレンジを伸張又は圧縮するようにした
    撮像信号処理回路。
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