JP2794512B2 - 立体型フィルタの製造方法 - Google Patents
立体型フィルタの製造方法Info
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- JP2794512B2 JP2794512B2 JP12965492A JP12965492A JP2794512B2 JP 2794512 B2 JP2794512 B2 JP 2794512B2 JP 12965492 A JP12965492 A JP 12965492A JP 12965492 A JP12965492 A JP 12965492A JP 2794512 B2 JP2794512 B2 JP 2794512B2
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、立体型フィルタの製造
方法に関し、詳しくは流体の流れ方向に直交する方向の
幅が１ｍｍ以下のよこ糸、たて糸でメッシュ壁面が構成
された、射出成形による立体型フィルタの製造方法に関
する。更に詳しくはメッシュ壁面を介して中に入ったり
出たりする流体の脱臭をなす、粒状脱臭剤を直に入れた
脱臭器の容器（ケ−ス）を兼ねるフィルタ、石油ストー
ブの石油送り経路や自動車のガソリン送り経路の途中に
組み込まれたフィルタ等の立体型フィルタの製造方法に
関するものである。
方法に関し、詳しくは流体の流れ方向に直交する方向の
幅が１ｍｍ以下のよこ糸、たて糸でメッシュ壁面が構成
された、射出成形による立体型フィルタの製造方法に関
する。更に詳しくはメッシュ壁面を介して中に入ったり
出たりする流体の脱臭をなす、粒状脱臭剤を直に入れた
脱臭器の容器（ケ−ス）を兼ねるフィルタ、石油ストー
ブの石油送り経路や自動車のガソリン送り経路の途中に
組み込まれたフィルタ等の立体型フィルタの製造方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の立体型フィルタは、細い
合成樹脂モノフィラメントをたて糸、よこ糸として織っ
た綱状体を合成樹脂枠に熱溶着加工などにより張り止め
ることによってメッシュ壁面を得たものであった。
合成樹脂モノフィラメントをたて糸、よこ糸として織っ
た綱状体を合成樹脂枠に熱溶着加工などにより張り止め
ることによってメッシュ壁面を得たものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て述べた立体型フィルタは、合成樹脂枠への張り止め加
工等が比較的煩瑣であって低コスト化、量産化に向いて
いなかった。
て述べた立体型フィルタは、合成樹脂枠への張り止め加
工等が比較的煩瑣であって低コスト化、量産化に向いて
いなかった。
【０００４】本発明は、メッシュ壁面を成形の時に同成
形によって得るようにした、低コスト化、量産化を可能
とする新規の射出成形による立体型フィルタの製造方法
を提供することを目的とする。
形によって得るようにした、低コスト化、量産化を可能
とする新規の射出成形による立体型フィルタの製造方法
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明平面型フィルタの製造方法は、よこ糸形成用キ
ャビティおよびよこ桟形成用キャビティを合せ面に凹設
したメッシュ壁面成形部もつ一方金型と、たて糸形成用
キャビティおよびたて桟形成用キャビティを合せ面に凹
設したメッシュ壁面成形部もつ他方金型とを構成し、こ
れ等金型の合せ面をよこ糸形成用キャビティとたて糸
形成用キャビティおよびよこ桟形成用キャビティとたて
桟形成用キャビティが直交した状態、当該直交個所に
おいては其の直交するキャビティの開口が連通した状
態、直交しない個所においてはキャビティの開口が互
いに対向する金型の合せ面によって閉塞された状態とな
して金型を閉じ、上記キャビティの中に予め他方金型に
適宜配置で設けられている多数のゲートから加熱溶融合
成樹脂を充填し、充填物の冷却固化後に型を開いて展開
型成形物を取出し、この展開型成形物の両端縁を継いで
同成形物を筒状とするようにしたものである。
に本発明平面型フィルタの製造方法は、よこ糸形成用キ
ャビティおよびよこ桟形成用キャビティを合せ面に凹設
したメッシュ壁面成形部もつ一方金型と、たて糸形成用
キャビティおよびたて桟形成用キャビティを合せ面に凹
設したメッシュ壁面成形部もつ他方金型とを構成し、こ
れ等金型の合せ面をよこ糸形成用キャビティとたて糸
形成用キャビティおよびよこ桟形成用キャビティとたて
桟形成用キャビティが直交した状態、当該直交個所に
おいては其の直交するキャビティの開口が連通した状
態、直交しない個所においてはキャビティの開口が互
いに対向する金型の合せ面によって閉塞された状態とな
して金型を閉じ、上記キャビティの中に予め他方金型に
適宜配置で設けられている多数のゲートから加熱溶融合
成樹脂を充填し、充填物の冷却固化後に型を開いて展開
型成形物を取出し、この展開型成形物の両端縁を継いで
同成形物を筒状とするようにしたものである。
【０００６】
【作用】本発明のように射出成形によって立体型フィル
タを得る場合、一本のよこ糸またはたて糸を成形するた
めに一方金型の合せ面と他方金型の合せ面とにその半分
の太さ分ずつの凹溝状キャビティを対向配置で設けるよ
うな要領、すなわち一方金型と他方金型とに半面分ずつ
のキャビティを凹設することで得る方法も考えられる
が、この方法によるときには上記よこ糸またはたて糸形
成用の半分太さ分のキャビティの間口を完全一致させる
ことが必要である。しかし、このように一致させること
は糸の本数が多いことおよび細いこともあつてほとんど
不可能であった。このために従来これは実施されていな
かった。本発明は、一方の金型によこ糸形成用キャビテ
ィおよびよこ桟形成用キャビティを、他方の金型にたて
糸形成用キャビティおよびたて桟形成用キャビティをそ
れぞれ設けること、または、一方の金型によこ糸形成用
キャビティを、他方の金型にたて糸形成用キャビティお
よびよこ桟形成用キャビティをそれぞれ設けることで、
つまり、よこ糸も、たて糸も、よこ桟も、たて桟も半分
に分けないで得る工夫を施すことで実現できるようにし
たものである。
タを得る場合、一本のよこ糸またはたて糸を成形するた
めに一方金型の合せ面と他方金型の合せ面とにその半分
の太さ分ずつの凹溝状キャビティを対向配置で設けるよ
うな要領、すなわち一方金型と他方金型とに半面分ずつ
のキャビティを凹設することで得る方法も考えられる
が、この方法によるときには上記よこ糸またはたて糸形
成用の半分太さ分のキャビティの間口を完全一致させる
ことが必要である。しかし、このように一致させること
は糸の本数が多いことおよび細いこともあつてほとんど
不可能であった。このために従来これは実施されていな
かった。本発明は、一方の金型によこ糸形成用キャビテ
ィおよびよこ桟形成用キャビティを、他方の金型にたて
糸形成用キャビティおよびたて桟形成用キャビティをそ
れぞれ設けること、または、一方の金型によこ糸形成用
キャビティを、他方の金型にたて糸形成用キャビティお
よびよこ桟形成用キャビティをそれぞれ設けることで、
つまり、よこ糸も、たて糸も、よこ桟も、たて桟も半分
に分けないで得る工夫を施すことで実現できるようにし
たものである。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を図面に依拠して説明する。
すなわち、先ず、よこ糸形成用キャビティ１およびよこ
桟形成用キャビティ（図示せず）を合せ面３に凹設した
メッシュ壁面成形部１８、ヒンジ成形キャビティ１９お
よび連結部成形キャビティ２０をもつ一方金型４と、た
て糸形成用キャビティ５およびたて桟形成用キャビティ
６を合せ面８に凹設したメッシュ壁面成形部２１、ヒン
ジ成形コア２２および連結部成形コア２３をもつ他方金
型９とを構成し、これ等金型４、９の合せ面３、８を
よこ糸形成用キャビティ１とたて糸形成用キャビティ５
およびよこ桟形成用キャビティとたて桟形成用キャビテ
ィ６が直交した状態、当該直交個所においては其の直
交するキャビティ１、５、６の開口が連通した状態、
直交しない個所においてはキャビティ１、５、６の開口
が互いに対向する金型４、９の合せ面３、８によって閉
塞された状態となして金型４、９を閉じる。然るのち、
上記キャビティ１、５、６、１９、２０の中に予め他方
金型に適宜配置で設けられている多数のゲート（図示せ
ず）から加熱溶融合成樹脂１０を充填する。次いで、充
填物の冷却固化後に型を開いて展開型成形物すなわち完
成品１１を得る。然るのち、この展開型成形物１１の両
端縁に成形された連結部２４、２５を欠円筒状クリップ
２６により継いで同展開型成形物１１を三角筒状とし、
この三角筒状体２６に三角底板２７を止着して粒状脱臭
剤の容器機能を兼ねるフィルタ２８を完成する。
すなわち、先ず、よこ糸形成用キャビティ１およびよこ
桟形成用キャビティ（図示せず）を合せ面３に凹設した
メッシュ壁面成形部１８、ヒンジ成形キャビティ１９お
よび連結部成形キャビティ２０をもつ一方金型４と、た
て糸形成用キャビティ５およびたて桟形成用キャビティ
６を合せ面８に凹設したメッシュ壁面成形部２１、ヒン
ジ成形コア２２および連結部成形コア２３をもつ他方金
型９とを構成し、これ等金型４、９の合せ面３、８を
よこ糸形成用キャビティ１とたて糸形成用キャビティ５
およびよこ桟形成用キャビティとたて桟形成用キャビテ
ィ６が直交した状態、当該直交個所においては其の直
交するキャビティ１、５、６の開口が連通した状態、
直交しない個所においてはキャビティ１、５、６の開口
が互いに対向する金型４、９の合せ面３、８によって閉
塞された状態となして金型４、９を閉じる。然るのち、
上記キャビティ１、５、６、１９、２０の中に予め他方
金型に適宜配置で設けられている多数のゲート（図示せ
ず）から加熱溶融合成樹脂１０を充填する。次いで、充
填物の冷却固化後に型を開いて展開型成形物すなわち完
成品１１を得る。然るのち、この展開型成形物１１の両
端縁に成形された連結部２４、２５を欠円筒状クリップ
２６により継いで同展開型成形物１１を三角筒状とし、
この三角筒状体２６に三角底板２７を止着して粒状脱臭
剤の容器機能を兼ねるフィルタ２８を完成する。
【０００８】本発明は、一方金型４の合せ面３によこ糸
形成用キャビティ１およびたて桟形成用キャビティ６
を、他方金型９の合せ面にたて糸形成用キャビティ５お
よびよこ桟形成用キャビティ２を設けることで実施する
ことができる。
形成用キャビティ１およびたて桟形成用キャビティ６
を、他方金型９の合せ面にたて糸形成用キャビティ５お
よびよこ桟形成用キャビティ２を設けることで実施する
ことができる。
【０００９】尚、図中符号１２はよこ糸部、１３はよこ
桟部、１４はたて糸部、１５はたて桟部、１６は両側に
折曲自在部２９、３０をもつヒンジ部を示す。
桟部、１４はたて糸部、１５はたて桟部、１６は両側に
折曲自在部２９、３０をもつヒンジ部を示す。
【００１０】
【発明の効果】本発明方法によれば射出成形による立体
型フィルタを得ることができるものであり、低コスト化
も量産化も可能となるものである。
型フィルタを得ることができるものであり、低コスト化
も量産化も可能となるものである。
【図１】本発明に係わる立体型フィルタの製造方法の実
施に利用する金型の断面図である。
施に利用する金型の断面図である。
【図２】同金型により得た展開型成形物を示す断面図で
ある。
ある。
【図３】完成品を示す斜視図である。
【図４】図３Ａ−Ａ線に沿う断面図である。
【図５】メッシュ壁面成形部の一部を示す拡大斜視図で
ある。
ある。
【図６】図５Ｂ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図７】図５Ｃ−Ｃ線に沿う断面図である。
１ よこ糸形成用キャビティ ３ 合せ面 ４ 一方金型 ５ たて糸形成用キャビティ ６ たて桟形成用キャビティ ８ 合せ面 ９ 他方金型 １０ 合成樹脂 １１ 展開型成形物 １２ よこ糸部 １３ よこ桟部 １４ たて糸部 １５ たて桟部 １６ ヒンジ部 １８ メッシュ壁成形部 １９ ヒンジ成形キャビティ ２０ 連結部成形キャビティ ２１ メッシュ壁面成形部 ２２ ヒンジ成形コア ２３ 連結部成形コア ２４ 連結部 ２５ 連結部 ２６ クリップ ２７ 底板 ２８ フィルタ ２９ 折曲自在部 ３０ 折曲自在部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76 B01D 29/11 B01D 46/24 B01D 39/00
Claims (2)
- 【請求項１】 よこ糸形成用キャビティおよびよこ桟形
成用キャビティを合せ面に凹設したメッシュ壁面成形部
をもつ一方金型と、たて糸形成用キャビティおよびたて
桟形成用キャビティを合せ面に凹設したメッシュ壁面成
形部をもつ他方金型とを構成し、これ等金型の合せ面を
よこ糸形成用キャビティとたて糸形成用キャビティお
よびよこ桟形成用キャビティとたて桟形成用キャビティ
が直交した状態、当該直交個所においては其の直交す
るキャビティの開口が連通した状態、直交しない個所
においてはキャビティの開口が互いに対向する金型の合
せ面によって閉塞された状態となして金型を閉じ、上記
キャビティの中に予め他方金型に適宜配置で設けられて
いる多数のゲートから加熱溶融合成樹脂を充填し、充填
物の冷却固化後に型を開いて展開型成形物を取出し、こ
の展開型成形物の両端縁を継いで同成形物を筒状とする
ことを特徴とする立体型フィルタの製造方法。 - 【請求項２】 よこ糸形成用キャビティおよびたて桟形
成用キャビティを合せ面に凹設したメッシュ壁面成形部
をもつ一方金型と、たて糸形成用キャビティおよびよこ
桟形成用キャビティを合せ面に凹設したメッシュ壁面成
形部をもつ他方金型とを構成し、これ等金型の合せ面を
よこ糸形成用キャビティとたて糸形成用キャビティお
よびよこ桟形成用キャビティとたて桟形成用キャビティ
が直交した状態、当該直交個所においては其の直交す
るキャビティの開口が連通した状態、直交しない個所
においてはキャビティの開口が互いに対向する金型の合
せ面によって閉塞された状態となして金型を閉じ、上記
キャビティの中に予め他方金型に適宜配置で設けられて
いる多数のゲートから加熱溶融合成樹脂を充填し、充填
物の冷却固化後に型を開いて展開型成形物を取出し、こ
の展開型成形物の両端縁を継いで同成形物を筒状とする
ことを特徴とする立体型フィルタの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12965492A JP2794512B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 立体型フィルタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12965492A JP2794512B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 立体型フィルタの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05293859A JPH05293859A (ja) | 1993-11-09 |
| JP2794512B2 true JP2794512B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=15014861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12965492A Expired - Fee Related JP2794512B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 立体型フィルタの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2794512B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5423893A (en) * | 1992-06-18 | 1995-06-13 | Kotaki; Daizo | Plastic filter, its injection molding die and producing method |
| US5650181A (en) * | 1993-06-17 | 1997-07-22 | Kotaki; Daizo | Injection molding die for producing plastic filter |
| DE102005062855B4 (de) * | 2005-12-23 | 2007-10-25 | Brita Gmbh | Gitterstruktur, Verwendung der Gitterstruktur und Behälter mit Gitterstruktur |
| JP5649302B2 (ja) * | 2009-12-25 | 2015-01-07 | 三菱重工業株式会社 | 空気調和機 |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP12965492A patent/JP2794512B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05293859A (ja) | 1993-11-09 |
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