JP2793562B2 - 導波路型光変調器 - Google Patents

導波路型光変調器

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JP2793562B2 JP15403096A JP15403096A JP2793562B2 JP 2793562 B2 JP2793562 B2 JP 2793562B2 JP 15403096 A JP15403096 A JP 15403096A JP 15403096 A JP15403096 A JP 15403096A JP 2793562 B2 JP2793562 B2 JP 2793562B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバー通信シス
テムなどに用いられる導波路型光変調器に関して、その
特性インピーダンスやマイクロ波の実効屈折率を所望の
値にし、かつ半波長電圧の増加を抑え、低電圧で高速動
作を可能にする新たな構成を持った光変調器を提供する
ものである。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速・大容量光フ
ァイバー通信システムに用いられる導波路型光強度変調
器、光位相変調器、偏波スクランブラなどに関するもの
である。
【0003】
【従来の技術】近年、高速・大容量光ファイバー通信シ
ステムにおいて、レーザーダイオードの直接変調に代わ
って、LiNbO3 (以下、LNと言う。)等の電気光
学効果をもった基板に導波路を形成し、進行波型の電極
を採用した外部変調器が用いられるようになってきた。
【0004】このような変調器は、高い変調周波数で使
用されることが多く、電気信号の反射を抑えるため、駆
動ドライバの特性インピーダンスと変調器の特性インピ
ーダンスを整合させることが必要(通常は、50Ω)で
あり、また変調帯域を広くするため、信号電極に印加す
るマイクロ波の速度と、導波路を伝搬する光波の速度を
なるべく近づけること、即ち、速度整合をとることが重
要になってくる。しかしながらLN等の材料は誘電率が
非常に大きい為、導波路を伝搬する光波の速度に対して
マイクロ波の速度が遅く速度整合をとることが難しかっ
た。
【0005】従来、このような問題を解決するための幾
つかの提案がなされ、例えば、特公平7−13711号
公報、特開平2−51123号公報及び特開平2−93
423号公報等に示されている。この中では信号電極の
厚さtを厚くしたり、バッファー層の厚さを厚くした
り、電極の間にある基板に溝を形成したり、電極の表面
にオーバーハング部を設けたりして、マイクロ波の実効
屈折率をなるべく下げて、速度整合条件を満足するよう
にしている。
【0006】図1は、このような従来の外部変調器の一
例を示す。基板(5)は、LNのZ板が使われ、光導波
路はTi熱拡散によって作られたマッハツェンダー型の
ものが示されている。LN基板の電気光学定数はr33
最も大きいことが知られており、これは基板のZ方向に
電界を印加したときに最も有効に働くので、印加電界が
Z方向になるように信号電極(1)は導波路の直上に設
置される。この信号電極の幅は、導波路を伝搬する光波
と信号電極に印加される電界との相互作用を強くするた
め、導波路の幅とほぼ等しい幅になっている。
【0007】図3、図4は、光波と信号電極に印加され
る電界との相互作用を模式的に示している。変調器の駆
動電圧は、これら光波と電界の重ね合わせの程度によっ
て決まるので、できるだけ効率を良くするためには信号
電極の幅は、導波路の幅とほぼ等しい幅にする。
【0008】導波光の幅Wfは、導波光の波長や導波路
の製作条件によって変わるが、波長λ=1.5μm 用の
Ti拡散型シングルモード導波路では、約10μm 程度
になる。図9は、代表的な導波光の光強度分布を示した
もので、LN基板にTiを拡散して形成した導波路の場
合、その分布は、ガウス分布となることが知られてい
る。この図から導波光の幅Wf(光強度が1/e2 にな
る幅)は約10μm であり、導波光全体の分布は約20
μm の幅にわたって分布していることが判る。
【0009】また従来例の信号電極の厚さtは、マイク
ロ波の速度を光波の速度に近づけるため厚く形成されて
いる。これは信号電極の厚さtをより厚くして、マイク
ロ波の実効屈折率を下げ速度整合をとるものである。
【0010】マイクロ波の実効屈折率nmは、電極厚t
が薄い場合、LN基板の大きな誘電率の影響を受けて約
4.2になるのに比較して、導波光の実効屈折率no
は、約2.2程度の大きさであるので、電極厚を厚くし
てマイクロ波の実効屈折率を4.2からなるべく下げて
2.2に近づけようとするものである。
【0011】しかしながら、このような変調器は、マイ
クロ波の実効屈折率を4.2からなるべく下げて2.2
にするために、電極の厚さtを電極間隔Sよりもさらに
厚くするか、信号電極の幅Weを狭くする必要があっ
た。
【0012】通常、電極間隔Sは、変調器のインピーダ
ンスを50Ωに合わせるため、信号電極幅Weが10μ
m のLN基板の場合およそ20μm から30μm であ
り、信号電極を電極間隔Sより厚くすることは、例え
ば、30μm 程度までAuメッキ等で電極を厚くしなけ
ればならないことになる。
【0013】しかし、このように電極厚を電極間隔Sよ
り厚く形成することは、微細加工上極めて難しく、Au
メッキの内部応力による電極の剥離の問題ばかりでな
く、信号電極1の断面形状を再現することが難しく、変
調器のインピーダンス、マイクロ波実効屈折率などがば
らつくなどの問題があった。同様に電極の表面にオーバ
ーハング部を設ける方法も、微細加工上難しく、Auメ
ッキの内部応力による電極の剥離の問題、変調器のイン
ピーダンス、マイクロ波実効屈折率などがばらつく問題
があった。
【0014】また、バッファー層の厚さを厚くしてマイ
クロ波の実効屈折率を下げようとすると、駆動電圧が上
がってしまうという問題があった。同様に信号電極1の
幅Weを狭くしてマイクロ波の実効屈折率を下げようと
すると、駆動電圧が上がってしまう問題がある。
【0015】また、電極の間にある基板に溝を形成しマ
イクロ波の実効屈折率を下げる方法では、大がかりな装
置が必要となり、製作工程も複雑になるだけではなく、
溝を形成するときに基板やバッファー層に与える不純物
やダメージの影響が出る等の問題があった。
【0016】
【発明の目的】本発明の目的は、上記問題を解決し、光
変調帯域が広くインピーダンス整合がとれ、低電圧で駆
動する導波路型光変調器を提供することである。
【0017】
【発明の構成】本発明は、電気光学効果を有する基板
に、光波が導波される光導波路と、バッファー層と、導
波光を制御するための進行波型信号電極及び接地電極と
を具えた導波路型光変調器において、前記光導波路の幅
Wfより狭い幅Weを有する前記信号電極と、前記信号
電極と前記バッファー層との間に、前記信号電極の幅W
eより広い幅hを有する信号電界調整領域とを設けたこ
とを特徴とする。本発明は、光導波路を形成した前記基
板が LiNbO3 から成り、前記光導波路をTiの熱
拡散により形成したことを特徴とする。本発明は、前記
信号電界調整領域が、金属あるいは半導体から選ばれた
材料で形成されることを特徴とする。本発明は、前記信
号電界調整領域が、Ti,Cr,Ni,Cu,Auから
成る群より選定されるいずれか1つ、或いはそれらの合
金材料により形成されることを特徴とする。本発明は、
前記信号電界調整領域が、Ga,In,As,Al,
B,Ge,Si,Sn,Sbから成る群より選定される
いずれか1つ、或いはそれらの化合物から形成されるこ
とを特徴とする。
【0018】本発明は、前記信号電界調整領域の材料、
厚さd、幅hが、前記進行波型信号電極のインピーダン
スZ、マイクロ波実効屈折率nmに実質的に影響を及ぼ
さないようにし、かつ前記信号電極に印加された電気信
号によって生じる信号電界強度分布と、導波光の光強度
分布の相互作用が大きくなるように、選定したことを特
徴とする。本発明は、前記信号電界調整領域の厚さdが
150Åから1μm であり、幅hが、2μm から両電極
の間隔Sの2倍に信号電極の幅Weを加えた値より小さ
くしたことを特徴とする。本発明は、前記導波路型光変
調器が、光強度変調器、光位相変調器又は偏波スクラン
ブラのいずれか1つを構成することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明では、信号電極の幅Weを
導波路幅Wfより狭くする。マイクロ波の実効屈折率
は、信号電極の幅によって変化する。図7は、信号電極
幅Weに対するマイクロ波実効屈折率nmの計算例であ
る。信号電極幅Weが10μmから20μmの場合マイ
クロ波実効屈折率nmは、約2.5から2.6となり光
波の実効屈折率2.2に比較して大きくなっているのに
対して、例えば信号電極の幅Weを5μmとすると、マ
イクロ波実効屈折率nmは約2.2となることが分か
る。これにより光波とマイクロ波の速度が一致し、速度
整合条件を満たすことになる。
【0020】しかも、信号電極幅の厚さtを、従来例の
ように電極間隔Sより厚くしてマイクロ波の実効屈折率
を下げなくても、信号電極の幅Weを細くする事でマイ
クロ波の実効屈折率を下げているため、厚くメッキした
Auの内部応力による電極の剥離の問題や、信号電極の
断面形状の再現性が劣化し変調器のインピーダンス、マ
イクロ波実効屈折率などがばらつくなどの問題を抑制す
ることが出来る。
【0021】しかしながら、このままの構成では図4に
模式的に表した様に、導波路を伝搬する光波と信号電極
に印加される電界との相互作用が弱くなり駆動電圧が増
加してしまう。図6は、信号電極幅Weに対する駆動電
圧(半波長電圧Vπと電極長Lの積で表している)の計
算例である。信号電極幅Weが導波路幅Wfと比較して
狭くなっていくと、駆動電圧が増大することがわかる。
【0022】そこで本発明では、信号電極とバッファー
層の間に、信号電極の幅Weより広い幅の信号電界調整
領域1aを設け、その信号電界調整領域1aが進行波型
電極のインピーダンスZ、マイクロ波実効屈折率nmに
実質的に影響を及ぼさないような導電率を持った材料
と、厚さdと、幅hを設定する。
【0023】図5は、本発明の作用を模式的に示したも
ので、導波路を伝搬する光波と信号電極に印加される電
界との相互作用が、信号電極の幅Weを導波路幅Wfよ
り狭くしても、図3の様に従来のものと同様に効率よく
相互作用をさせることが出来る。
【0024】信号電界調整領域1aは、進行波型信号電
極のインピーダンスZ、マイクロ波実効屈折率nmに実
質的に影響を及ぼさない様に、設定しなければならな
い。この様な信号電界調整領域1aは薄い金属や、半導
体材料を用いれば構成できる。例えば信号電界調整領域
1aをTiやNiCrの合金などの金属を使用する場
合、厚さdが厚いと幅の広い信号電極1が有ることと実
質的に変わらなくなるので、信号電界調整領域1aは例
えば150Åから1000Å程度に薄く設定する。この
場合信号電界調整領域1aは、その直上にある信号電極
1に比べ極めて薄く導電率が低いため、進行波型電極の
インピーダンスZ、マイクロ波実効屈折率nmに実質的
に影響を及ぼさない。
【0025】また信号電界調整領域1aに半導体材料を
用いる場合は、導電率が低くなる分信号電界調整領域1
aの厚さを厚くし幅を広くする事が出来る。しかしこの
部分の厚さdを厚くしすぎると駆動電圧が増加するの
で、1μm以下程度が望ましい。
【0026】このような場合も、信号電界調整領域1a
の導電率がその直上にある信号電極1に比べ極めて低い
ため、進行波型電極のインピーダンスZ、マイクロ波実
効屈折率nmに実質的に影響を及ぼさない。
【0027】また本発明では、信号電界調整領域1aの
幅hは、その直上に有る信号電極の幅Weより広くする
必要があるため、信号電極の幅Weを形成する微細加工
上の制限から2μm以上の幅であり、接地電極に触れな
いようにするため、電極間隔Sの2倍に信号電極の幅W
eを加えた値より小さくする必要がある。
【0028】
【実施例】次に、本発明の一実施例を説明する。図2
は、マッハツェンダー型の光強度変調器の構成を示し、
導波路を形成している基板5にはLN基板のZ板ウエハ
を用いる。導波路4a,4bは、LN基板上にパターニ
ングしたTiを800Å蒸着した後、1000℃で10
時間熱拡散して形成する。さらに、基板上には電極によ
る光波の吸収損失を押さえるため、SiO2 バッファー
層3をスパッタリング法で厚さ1.0μm に形成する。
【0029】この状態で、ウエハ全面にフォトレジスト
をスピンコートし、信号電界調整領域1aが、パターニ
ングされたフォトマスクを用いて、導波路4a上に信号
電界調整領域1aを露光する。
【0030】この露光された部分は、現像後フォトレジ
ストが無くなるので、ここでTiを500Å蒸着し、リ
フトオフし、信号電界調整領域1aを形成する。
【0031】本実施例では、信号電界調整領域1aをT
iで形成したが、他の金属材料でも良い。ここでは比較
的制御して形成しやすく、薄膜として扱いやすいTi,
Cr,Ni,Cu,Auの群より選定されるいずれか1
つ、或いはそれらの合金材料から形成できる。
【0032】信号電界調整領域1aの幅hは、導波路を
伝搬する光波の幅と同程度の10μm 程度が設定され
る。これは信号電界調整領域1aが導電率の高い金属を
用いているからで、金属より導電率の低い半導体材料を
用いる場合、例えば、Siを信号電界調整領域1aとし
て用いる場合は、厚さdを1000Å、幅hを20μm
から30μm など広くする。
【0033】半導体材料の場合、金属材料に比較して、
不純物や化合形態や製造方法によって、その導電率の調
整範囲を広くすることができるので、信号電界調整領域
1aの幅や厚さ等の選択範囲を広くすることができる一
方、金属材料の場合に比べ、より精密な製造装置とより
厳密な生産管理が必要になる。このような信号電界調整
領域1a用の膜としては、比較的制御して形成し易く、
扱いが容易で、半導体材料として使用実績が多い、G
a,In,As,Al、B,Ge,Si,Sn,Sbの
群より選定されるいずれか1つ、或いはそれらの化合物
が好適である。
【0034】ここで、信号電界調整領域1aを形成後、
さらにフォトレジストを塗布し、信号電極1と接地電極
2をパタ─ニングし、厚さ10μmまで電界メッキして
電極1、2を形成する。この時、信号電極1の幅We
は、マイクロ波の実効屈折率nmを光波の実効屈折率n
oの値2.2になるように、図7より、導波路幅Wfよ
りも狭いWe=5μm に設定する。
【0035】この様にして形成されたマッハツェンダー
型の光強度変調器は、マイクロ波と光波の変速整合がと
れているため、非常に広い変調帯域を有し、さらに信号
電界調整領域1aの材料、厚さd及び幅hが、電極のイ
ンピーダンスZ、マイクロ波実効屈折率nmに実質的に
影響を及ぼさず、かつ前記信号電極1に印加された電気
信号によって生じる信号電界強度分布と、導波光の光強
度分布の相互作用が大きくなるように形成してあるた
め、駆動電圧を低く押さえることが出来る。
【0036】図8は、本発明の他の実施例を示す。これ
は、上記Z板のマッハツェンダー型の光強度変調器の基
板をX板のLN基板に変更した例である。X板を使用す
る場合は、LN最大の電気光学定数r33が基板の水平方
向になるため、導波路4a,4bは信号電極1と接地電
極2の間に設定し、水平方向の電界を有効に使う構成を
とる。この変調器は、上記Z板の場合と同様の工程によ
り製造されるが、信号電界調整領域1aは、Z板より広
くする。例えば、NiCrを用いる場合は、幅hを15
μm、厚さdを500Åに選定する。これは、信号電極
1の直下に導波路があるZ板と比較して、電極間に導波
路があるX板の場合は、信号電界調整領域1aの幅hを
広くした方が導波光との相互作用が強くなり駆動電圧を
より低減できるためである。
【0037】信号電界調整領域1aに半導体のSiを用
いる場合は、厚さdを1000Å、幅hを30μmから
40μmに選定する。金属、半導体いずれの材料を用い
た場合でも、信号電極1の幅は光導波の幅Wfより狭い
5μmに選定する。
【0038】上記の実施例では、Z板のLN光強度変調
器について説明したが、X板、Y板でも良く、また光位
相変調器、偏波スクランブラなどのその他の導波路型光
変調器でも良い。
【0039】また、使用した基板はLNを用いている
が、電気光学効果を有する材料なら誘電体材料、半導体
材料の区別無く使用できる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成し
たので、微細加工上、格別の困難を伴うこともなく、厚
くメッキしたAuの内部応力による電極の剥離の問題
や、信号電極1の断面形状再現性が劣化するため変調器
のインピーダンス、マイクロ波実効屈折率などがばらつ
くなどの問題が解決できる。そして、光変調帯域が広く
インピーダンス整合がとれ、低電圧で駆動する導波路型
光変調器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光変調器の断面図である。
【図2】本発明の一実施例である。
【図3】光波と信号電極に印加される電界との相互作用
を模式的に表したものである。
【図4】光波と信号電極に印加される電界との相互作用
を模式的に表したものである。
【図5】本発明の作用を模式的に表したものである。
【図6】信号電極幅Weと駆動電圧との関係を示した図
である。
【図7】信号電極幅Weとマイクロ波実効屈折率の関係
を示した図である。
【図8】本発明の他の実施例である。
【図9】導波光の光強度分布を示す図である。
【符号の説明】
1 信号電極 1a 信号電界調整領域 2 接地電極 3 バッファー層 4 光導波路(4a,4bは、それぞれ左右の光導波路
を示している) 5 基板 6 電気力線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−185025(JP,A) 特開 平9−297288(JP,A) 特開 平4−268531(JP,A) 特開 平3−253815(JP,A) 昭和63年電子情報通信学会春季全国大 会講演論文集 エレクトロニクス[分冊 C−1](昭和63年3月15日発行)P. 1−190 清野實 ET.AL.,「C −485 Ti:LiNbO3導波路型変 調器の帯域拡大の検討」 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/00 - 1/035 G02F 1/29 - 1/313 G02B 6/12 - 6/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気光学効果を有する基板に、光波が導
    波される光導波路と、バッファー層と、導波光を制御す
    るための進行波型信号電極及び接地電極とを具えた導波
    路型光変調器において、 前記光導波路の幅Wfより狭い幅Weを有する前記信号
    電極と、 前記信号電極と前記バッファー層との間に、前記信号電
    極の幅Weより広い幅hを有する信号電界調整領域とを
    設けたことを特徴とする導波路型光変調器。
  2. 【請求項2】 光導波路を形成した前記基板が LiN
    bO3 から成り、前記光導波路をTiの熱拡散により形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の導波路型光変
    調器。
  3. 【請求項3】 前記信号電界調整領域が、金属あるいは
    半導体から選ばれた材料で形成されることを特徴とする
    請求項1記載の導波路型光変調器。
  4. 【請求項4】 前記信号電界調整領域が、Ti,Cr,
    Ni,Cu,Auから成る群より選定されるいずれか1
    つ、或いはそれらの合金材料により形成されることを特
    徴とする請求項1記載の導波路型光変調器。
  5. 【請求項5】 前記信号電界調整領域が、Ga,In,
    As,Al,B,Ge,Si,Sn,Sbから成る群よ
    り選定されるいずれか1つ、或いはそれらの化合物から
    形成されることを特徴とする請求項1記載の導波路型光
    変調器。
  6. 【請求項6】 前記信号電界調整領域の材料、厚さd、
    幅hが、前記進行波型信号電極のインピーダンスZ、マ
    イクロ波実効屈折率nmに実質的に影響を及ぼさないよ
    うにし、かつ前記信号電極に印加された電気信号によっ
    て生じる信号電界強度分布と、導波光の光強度分布の相
    互作用が大きくなるように、選定したことを特徴とする
    請求項1乃至5のいずか1項記載の導波路型光変調器。
  7. 【請求項7】 前記信号電界調整領域の厚さdが150
    Åから1μm であり、幅hが、2μm から両電極の間隔
    Sの2倍に信号電極の幅Weを加えた値より小さくした
    ことを特徴とする請求項1記載の導波路型光変調器。
  8. 【請求項8】 前記導波路型光変調器が、光強度変調
    器、光位相変調器又は偏波スクランブラのいずれか1つ
    を構成することを特徴とする請求項1記載の導波路型光
    変調器。
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Cited By (1)

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