JP2793493B2 - ロボットハンドの把持制御方法 - Google Patents

ロボットハンドの把持制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、把持対象物の把持状態
を検出する分布型力覚検出センサを備えたロボットハン
ドの把持制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロボットハンドの把持制御方法と
しては、分布型力覚検出センサから読み込まれたデータ
に基づいて、該ワークの把持接触面を基準位置(又は面
積)として算出し、該基準位置の移動(又は検出面積の
減少)からすべりを検知し、該すべりが検知されるとロ
ボットハンドの把持力を増加させてワークがロボットハ
ンドから滑り落ちないようにするものが知られている
(特開平4−189484号公報参照)。
【0003】ところが、かかる把持制御方法において
は、分布型力覚検出センサから読み込まれたデータに基
づいて算出された基準位置の移動等でワークのすべりを
検知しているので次に示す不都合があった。
【0004】即ち、ロボットハンドでワークを浮かせた
り移動させたりする際には、分布型力覚検出センサのワ
ーク把持面に、該ワークが重力方向にすべろうとする力
が作用したり又はロボットハンドの移動時に生じる慣性
力によって該慣性力方向にすべろうとする力が作用す
る。この場合、これらの力によって分布型力覚検出セン
サのワーク把持面に面圧変化(特に、球、円柱、多面体
等の複雑な構造体において面圧変化が多い)がもたらさ
れ、その結果、実際にはすべりが生じていないにもかか
わらずこの面圧変化によって基準位置が移動してすべり
が検知されてしまう。このため、実際にはワークにすべ
りが生じてない場合、すなわち把持力を増加させる必要
が無い場合にもすべりと検知されて把持力が増加されて
しまうため、ワークに対して過大な把持力が作用して該
ワークに傷が付く等の不都合があった。
【0005】また、通常のロボット装置においてはすべ
りが所定回数検知されるとロボットの異常処理と判断さ
れて作動が停止されてしまうので、上述したような重力
や慣性力に起因する分布型力覚検出センサの面圧変化に
よって検知されたすべりもカウントされてしまうと異常
処理を行っていないにもかかわらずロボット装置が異常
停止してしまうという不都合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消するためになされたものであり、把持対象物のす
べりを正確に検知することにより、把持対象物を適正な
把持力で把持することができるようにし、過大把持力に
よる外傷や、ロボットの無駄な異常停止を防止すること
のできるロボットハンドの把持制御方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の第1の態様は、ロボットハンドで把持さ
れた把持対象物の把持状態を該ロボットハンドに取着さ
れた分布型力覚検出センサにより検出するものにおい
て、前記把持対象物の把持中に前記分布型力覚検出セン
サから読み込まれたデータより前記把持対象物の重心位
置を算出して基準位置とし、該基準位置をその後に随時
読み込まれるデータより算出された重心位置と比較して
その比較値が所定量を超えた時にすべりを検知するすべ
り検知を行い、該すべり検知によってすべりが検知され
た時、該把持対象物の重力方向への移動を阻止する位置
に前記ロボットハンドを回転させ、この状態で再び前記
すべり検知を行ってその比較値が所定量を超えた時に前
記ロボットハンドの把持力を増加させるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0008】また、本発明の第2の態様は、ロボットハ
ンドで把持された把持対象物の把持状態を該ロボットハ
ンドに取着された分布型力覚検出センサにより検出する
ものにおいて、該ロボットハンドの移動時に前記分布型
力覚検出センサから読み込まれたデータより前記把持対
象物の重心位置を算出して基準位置とし、該基準位置を
その後に随時読み込まれるデータより算出された重心位
置と比較してその比較値が所定量を超えた時にすべりを
検知するすべり検知を行い、該すべり検知によってすべ
りが検知された時、該把持対象物に作用する慣性力によ
って該把持対象物が該慣性力の作用方向へ移動するのを
阻止する位置に前記ロボットハンドを回転させ、この状
態で再び前記すべり検知を行ってその比較値が所定量を
超えた時に前記ロボットハンドの把持力を増加させるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の第1の態様によれば、すべり検知によ
って最初のすべりが検知された時、該把持対象物の重力
方向への移動を阻止する位置に前記ロボットハンドを回
転させることによって、把持対象物の重力方向にすべろ
うとする力が分布型力覚検出センサに作用するのを排除
して安定した把持状態を得、該安定した把持状態で再度
すべりが検知された時、ロボットハンドの把持力を増加
させる。
【0010】本発明の第2の態様によれば、ロボットハ
ンドの移動時に最初のすべりが検知された時、該把持対
象物に作用する慣性力によって該把持対象物が慣性力の
作用方向へ移動するのを阻止する位置に前記ロボットハ
ンドを回転させることによって、把持対象物の該慣性力
方向にすべろうとする力が分布型力覚検出センサに作用
するのを排除して安定した把持状態を得、該安定した状
態で再度すべりが検知された時、ロボットハンドの把持
力を増加させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の実施例であるロボットハンドの把持
制御方法に用いるロボット装置の全体概略図、図2はロ
ボットハンドの把持制御方法を説明するための説明的概
略図、図3〜図7は本発明の第1の態様の実施例を説明
するためのフローチャート図、図6及び図8は本発明の
第2の態様の実施例を説明するためのフローチャート図
である。
【0012】まず、図1に従って本実施例に用いられる
ロボット装置の全体構成の概略を説明すると、図1にお
いて符号1は、関節2,3,4を有するロボットアーム
5の先端に取付られたロボットハンド、6は該ロボット
ハンド1のワーク把持面に取着されてワークの剛性やす
べり等を検出する分布型力覚検出センサ、7はロボット
アーム5及びロボットハンド1の作動を制御するロボッ
トコントローラ、8は分布型力覚検出センサ6からワー
クの把持データが出力される力覚検出部、9はロボット
コントローラ7及び力覚検出部8を制御するマスターコ
ントローラである。ロボットハンド1は図示しないアク
チュエータによって関節3による揺動に加えてC軸の回
転がなされる。
【0013】次に、本実施例の第1の態様のロボットハ
ンドの把持制御方法を図2〜図7を参照して説明する。
【0014】ロボットハンド1のワークWに対する動作
として、図2及び図3に示すように、ワークWを把持す
る動作(図2(a)参照)、ワークWを浮かせる動作
(図2(b)参照)、ワークWを移動させる動作(図2
(c)参照)及び目的の作業をさせる動作等があり、ワ
ークWを把持する際には、分布型力覚検出センサ6によ
ってワークWの特徴や剛性等が検出され、ワークWを浮
かせたり移動させたりした際には分布型力覚検出センサ
6によるすべり検知が行われる。ここで、本実施例で
は、分布型力覚検出センサ6として、感圧型ゴムシート
の両面に行電極と列電極(共に図示せず。)を相互に直
交するように配置したものを採用する。この分布型力覚
検出センサ6は、各電極に順次電圧が印加された際に2
つの電極の交点の変位を抵抗の変化として検出するもの
で、この交点の抵抗値を力覚検出部8で処理して2次元
のパターンとして表し、このパターンの変化からワーク
Wの剛性やすべり等を検出する。
【0015】ワークWの特徴の検出は、図4に示すよう
に、ワークWを把持した際に、分布型力覚検出センサ6
からのデータが力覚検出部8を介してマスターコントロ
ーラ9に読み込まれ、該マスターコントローラ9は該デ
ータに基づいてワークWの形状等の特徴を検出し、該検
出データを図示しない記録装置に記録する。
【0016】ワークWの剛性の検出は、図5に示すよう
に、ワークWを把持した際に、分布型力覚検出センサ6
からのデータが力覚検出部8を介してマスターコントロ
ーラ9に読み込まれ、該マスターコントローラ9は該デ
ータに基づいて把持力(応力)及び代表位置(重心位置
等)データを算出し、該把持力に対する該代表位置デー
タの変化量を算出することによりワークWの剛性が評価
される。該評価は図示しない記録装置に記録される。
【0017】次に、ワークWを浮かせた場合(図2
(b)参照)のすべりを検出するには、図6及び図7の
フローチャート図に示すように、分布型力覚検出センサ
6から力覚検出部8を介して読み込まれたデータに基づ
いてマスターコントローラ9がワークWの重心位置を算
出してこれを基準位置(X,Y)とし、該基準位置
(X,Y)をその後に随時読み込まれたデータより算出
された重心位置と比較して重心位置の移動量(ΔX,Δ
Y)を算出する。該移動量(ΔX,ΔY)は予め設定さ
れたすべり許容値(SX,SY)と比較される。該移動
量ΔX(又はΔY)がすべり許容値SX(又はSY)を
超えるとすべりと検知され、後述するパラメータNの値
に応じてロボットコントローラ7を介してアクチュエー
タに指示がなされ、許容値以下の場合は上述した比較が
継続してなされる。尚、パラメータNはすべりの検知回
数を示し、該すべりが検知される毎に“1”だけ増加さ
れ、初回のすべりが検知されるまでは“0”に設定され
ている。
【0018】そして、すべりが検知されると、パラメー
タNの値が“1”に増加され、その時の値が“1”であ
れば、アクチュエータのエンコーダ値がロボットコント
ローラ7を介してマスターコントローラ9に読み込ま
れ、該エンコーダ値に基づいてロボットハンド1がワー
クWを重力方向で支えているか否かが判断される。重力
方向で支えている場合は、上述した移動量とすべり許容
値との比較が継続してなされ、一方、重力方向で支えて
いない場合はロボットコントローラ7を介してアクチュ
エータにC軸回転が指示され、これによりロボットハン
ド1でワークWを重力方向で支えてワークWの把持状態
を安定化させ、その後、上述した移動量とすべり許容値
との比較が継続してなされる。
【0019】また、パラメータNの値が“2”の場合
は、上述した剛性検出によって記録装置に記録された剛
性評価によってロボットハンド1の把持力が所定量増加
されてすべり落ちが防止され、その後、上述した移動量
とすべり許容値との比較が継続してなされる。さらに、
該把持力の増加にもかかわらずすべりが検知されてパラ
メータNの値が“3”になると、ロボットの異常処理と
判断されて装置が停止される。
【0020】上記記載から明らかなように、本実施例の
第1の態様によれば、一回めのすべり検知においては、
ロボットハンド1がワークWを重力方向で支えていない
場合はアクチュエータのC軸回転によりワークWを重力
方向で支えてワークWの把持状態を安定化させて分布型
力覚検出センサ6にワークWが重力方向にすべろうとす
る力が作用するのを排除しているので、再度すべりが検
知(N=2)された際には上述した安定した把持状態で
把持力が増加させることができ、これにより把持力が増
加されてもワークWを適正な把持力で把持することがで
きて過大把持力によるワークWの損傷を防止することが
できる。
【0021】また、分布型力覚検出センサ6にワークW
が重力方向にすべろうとする力が作用するのを排除する
ことができるため、従来のように不用意にすべりの検知
がカウントされるのを防止することができ、従って、ロ
ボット装置の無駄な異常停止を防止することができる。
【0022】次に、本実施例の第2の態様のロボットハ
ンドの把持制御方法を図6及び図8を参照して説明す
る。第2の態様では、第1の態様で重力方向で支えられ
たワークWがロボットハンド1の水平移動(図2(c)
参照)によって慣性力を受けた際に、該慣性力によって
生じる不都合を排除するものであり図6のすべり検知ル
ーチンは第1の態様と共通である。
【0023】ワークWを水平移動させた場合のすべりを
検出するには、図6に示すように、分布型力覚検出セン
サ6から力覚検出部8を介して読み込まれたデータに基
づいてマスターコントローラ9がワークWの重心位置を
算出してこれを基準位置(X,Y)とし、該基準位置
(X,Y)をその後に随時読み込まれたデータより算出
された重心位置と比較して重心位置の移動量(ΔX,Δ
Y)を算出する。該移動量(ΔX,ΔY)は予め設定さ
れたすべり許容値(SX,SY)と比較される。該移動
量ΔX(又はΔY)がすべり許容値SX(又はSY)を
超えるとすべりと検知され、後述するパラメータNの値
に応じてロボットコントローラ7を介してアクチュエー
タに指示がなされ、許容値以下の場合は上述した比較が
継続してなされる。尚、パラメータNはすべりの検知回
数を示し、該すべりが検知される毎に“1”だけ増加さ
れ、初回のすべりが検知されるまでは“0”に設定され
ている。
【0024】そして、すべりが検知された時のパラメー
タNの値が“1”であれば、マスターコントローラ9に
安定時のワークWの重心位置(基準位置)データ(X,
Y)が読み込まれ、マスターコントローラ9が、分布型
力覚検出センサ6から読み込まれたデータに基づいて算
出された現在(すべり検知時)の重心位置(X’,
Y’)が該基準位置(X,Y)になるまでロボットコン
トローラ7を介してアクチュエータにC軸回転を指示
し、これにより該ロボットハンド1の移動時にワークW
に作用する慣性力によって該ワークWが慣性力の作用方
向へ移動するのが阻止されてワークWの把持状態が安定
化され、その後、上述した移動量とすべり許容値との比
較が継続してなされる。
【0025】また、パラメータNの値が“2”の場合
は、上述した剛性検出によって記録装置に記録された剛
性評価によってロボットハンド1の把持力が所定量増加
されてすべり落ちが防止され、その後、上述した移動量
とすべり許容値との比較が継続してなされる。さらに、
該把持力の増加にもかかわらずすべりが検知されてパラ
メータNの値が“3”になると、ロボットの異常処理と
判断されて装置が停止される。
【0026】上記記載から明らかなように、本実施例の
第2の態様によれば、一回めのすべり検知においては、
アクチュエータのC軸回転によりロボットハンド1の移
動時に作用する慣性力によってワークWが慣性力の作用
方向へ移動するのを阻止してワークWの把持状態を安定
化させて分布型力覚検出センサ6にワークWが慣性力方
向にすべろうとする力が作用するのを排除しているの
で、再度すべりが検知(N=2)された際には上述した
安定した把持状態で把持力が増加させることができ、従
って、把持力が増加されてもワークWを適正な把持力で
把持することができ、これにより、第1の態様と同様
に、把持力が増加されてもワークWを適正な把持力で把
持することができて過大把持力によるワークWの損傷を
防止することができる。
【0027】また、分布型力覚検出センサ6にワークW
が慣性力方向にすべろうとする力が作用するのを排除す
ることができるため、従来のように不用意にすべりの検
知がカウントされるのを防止することができ、従って、
第1の態様と同様に、ロボット装置の無駄な異常停止を
防止することができる。
【0028】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更
可能である。例えば、上記第1の態様の実施例では、ロ
ボットハンド1のC軸を水平方向に向けてワークWを把
持した場合を例に採ったが、図7に示すように、ロボッ
トハンド1のC軸を鉛直方向に向けてワークWを把持す
る場合にも適用可能である。この場合、ロボットハンド
1の関節3による揺動によってワークWを重力方向で支
える。
【0029】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の第1の態様によれば、分布型力覚検出センサに把持対
象物が重力方向にすべろうとする力が作用するのを排除
しているので、実際のすべりを正確に検知することがで
き、従って、ロボットハンドの把持力が増加されても把
持対象物を適正な把持力で把持されて過大把持力による
把持対象物の損傷等を良好に防止することができる。
【0030】また、分布型力覚検出センサに把持対象物
が重力方向にすべろうとする力が作用するのを排除する
ことができるので、従来のように不用意にすべりの検知
がカウントされるのを防止することができ、従って、ロ
ボット装置の無駄な異常停止を防止することができる。
【0031】さらに、本発明の第2の態様によれば、ロ
ボットハンドの移動時において、分布型力覚検出センサ
に把持対象物が慣性力の作用方向にすべろうとする力が
作用するのを排除してロボットハンドの移動時において
も実際のすべりを正確に検知することができるので、把
持力が増加されても把持対象物を適正な把持力で把持す
ることができ、これにより、第1の態様と同様に、把持
力が増加されても把持対象物を適正な把持力で把持する
ことができて過大把持力による把持対象物の損傷を防止
することができる。
【0032】さらに、分布型力覚検出センサに把持対象
物が慣性力方向にすべろうとする力が作用するのを排除
することができるので、従来のように不用意にすべりの
検知がカウントされるのを防止することができ、従っ
て、第1の態様と同様に、ロボット装置の無駄な異常停
止を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に用いるロボット装置の全体概略図で
ある。
【図2】ロボットハンドの動作を示す概略図であり、
(a)はワークを把持する動作、(b)はワークを浮か
せる動作、(c)はワークを移動させる動作を示す。
【図3】ロボットハンドの動作を示すフローチャート図
である。
【図4】分布型力覚検出センサによるワークの特徴検出
を説明するためのフローチャート図である。
【図5】分布型力覚検出センサによるワークの剛性検出
を説明するためのフローチャート図である。
【図6】分布型力覚検出センサによるワークのすべり検
知を説明するためのフローチャート図である。
【図7】本発明の第1の態様の実施例を説明するための
フローチャート図である。
【図8】本発明の第2の態様の実施例を説明するための
フローチャート図である。
【図9】本発明の他の実施例を説明するための概略図で
ある。
【符号の説明】
W…ワーク、1…ロボットハンド、6…分布型力覚検出
センサ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボットハンドで把持された把持対象物の
    把持状態を該ロボットハンドに取着された分布型力覚検
    出センサにより検出するものにおいて、前記把持対象物
    の把持中に前記分布型力覚検出センサから読み込まれた
    データより前記把持対象物の重心位置を算出して基準位
    置とし、該基準位置をその後に随時読み込まれるデータ
    より算出された重心位置と比較してその比較値が所定量
    を超えた時にすべりを検知するすべり検知を行い、該す
    べり検知によってすべりが検知された時、該把持対象物
    の重力方向への移動を阻止する位置に前記ロボットハン
    ドを回転させ、この状態で再び前記すべり検知を行って
    その比較値が所定量を超えた時に前記ロボットハンドの
    把持力を増加させるようにしたことを特徴とするロボッ
    トハンドの把持制御方法。
  2. 【請求項2】ロボットハンドで把持された把持対象物の
    把持状態を該ロボットハンドに取着された分布型力覚検
    出センサにより検出するものにおいて、該ロボットハン
    ドの移動中に前記分布型力覚検出センサから読み込まれ
    たデータより前記把持対象物の重心位置を算出して基準
    位置とし、該基準位置をその後に随時読み込まれるデー
    タより算出された重心位置と比較してその比較値が所定
    量を超えた時にすべりを検知するすべり検知を行い、該
    すべり検知によってすべりが検知された時、該把持対象
    物に作用する慣性力によって該把持対象物が該慣性力の
    作用方向へ移動するのを阻止する位置に前記ロボットハ
    ンドを回転させ、この状態で再び前記すべり検知を行っ
    てその比較値が所定量を超えた時に前記ロボットハンド
    の把持力を増加させるようにしたことを特徴とするロボ
    ットハンドの把持制御方法。
  3. 【請求項3】前記ロボットハンドの把持力を増加させた
    状態で再び前記すべり検知を行ってその比較値が所定量
    を超えた時に、前記ロボットハンドの異常と判断し、前
    記ロボットハンドを停止させるようにしたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のロボットハンドの把
    持制御方法。
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