JP2793479B2 - 装飾釣竿の製作方法 - Google Patents

装飾釣竿の製作方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、装飾性に優れ且つ実
用性にも充分耐え得る、装飾釣竿の製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】釣竿は、釣果又は釣人としての醍醐味を
満喫するために、十分な強度としなりが強く求められ、
しなりが十分でないと釣果は期待出来ないし、又釣りの
醍醐味も半減する。日本は古来より竹の名産国であり、
竹の強度としなりから釣竿には竹が専ら用いられてい
た。又近年に於いてグラスファイバーなど、竹の持って
いる強度としなりを十分に兼ね備えた、製竿の釣竿も開
発された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし竹及びグラスフ
ァイバー製などの釣竿は、釣竿としての機能、強度とし
なりを十分に備えているが、装飾性は極めて劣ってい
る。釣果では魚拓にして室内に飾られるが、従来の釣竿
はどうしても室内に飾り難い大きな欠点がある。魚拓と
一緒に釣竿を飾るためには、釣竿の装飾性を向上されれ
ば良いが、一部の竹製に於いては、根本を利用して装飾
性を向上させたものもあるが、天然竹をそのまま利用し
ているため、外面の造形に限度があり、面白みのある造
形はし難かった。更に天然竹は塗装性に問題があり、着
色が難しく色剥げ現象が生ずる等の欠点があった。又グ
ラスファイバー製等の釣竿に於いても天然竹製と同様で
あり、外面の造形には造形用の型を必要とするなど、製
造には多大の手間を要し、更に又合成樹脂であるので塗
布性にも極めて劣るなどの欠点を有している。又一方木
材は造形性に優れた素材であるが、釣竿としての強度と
しなりに問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、装飾性に優れ
た釣竿の製作方法であり、具体的には木材からの釣竿の
作製方法であり、木材の欠点である強度としなりを十分
に保持させるために、釣竿を予め握手部、手元部と穂先
部に形成しておき、握手部は根本部と接続部に分割し、
これらの接続部に補強挿入部材用の孔を切削して、補強
用挿入部材を挿入して根本部と接続、先端部を接合して
握手部を形成し、次に握手部と手元部の一端部を、それ
ぞれに対応する傾斜面を形成する様に切削して、該傾斜
面を当接させて、加工糸で捲き締めて握手部と手元部を
一体とし、更に手元部の先端には接合パイプを取り付け
て、当接合パイプに穂先部を挿入せしめる。上記により
製作せられた釣竿の仕上加工としては、握手部、手元部
等に疑似動植物彫刻及び塗りなどを施し、ときには玩具
の疑似表現も得られるなどの工夫発明をなした。
【0005】
【作用】本発明は上記の如く製作され、釣竿の握手部は
握り易く且品格の高い感触を斉らし、又美術的或いは文
化的感覚を与え、装飾品としての価値も持たせるもので
ある。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面に基いて説明する。
【0007】図1は、各々の接続工程を終えた全体図
で、各補強材等の位置を示した全体側面図である。
【0008】図2及び図3は、握手部分割部材1、6の
各々の強度を備えた素材に、造形加工して製作された、
握手部Aの二分割部分の側面図及びその接合断面を示す
握手接続部側面図であるが、先ず素材切断面の握手部接
続接続部位置3に、夫々の太さの2/3程度の穴を、3
〜4cm程度の深さに切削する。次に軽金属で各々の穴の
太さに合わせ加工した握手部補強用金具5を用意し、両
端を握手部分割部材1、6の夫々の穴部に接着剤と共に
挿入して接合をなす。次にその握手接続部補強金具固定
ピン位置に、夫々2mmの太さの穴を上部中心より真下方
向に貫通し、握手部接続部補強金具固定用ピン2、4を
接着剤と共に挿入し、図3の如く接合を終える。
【0009】図4は、手元部接続部の製作工程を示す図
で、図4に見られる様に、手元部Bは上記握手部と同様
に、二分割の造形加工された素材である握手部分割部材
6及び手元部分割部材12の接合部の補強糸捲き締め位
置9を斜角度に切削加工をなし、その表面に接着剤を塗
布し握手部分割部材6及び手元部分割部材12を接合す
る。次に手元接続部補強固定ピン位置の補強糸捲き締め
位置8、10に補強、固定のための金属ピンを打込み、
次に接着剤乾燥後に補強糸捲き締め位置7〜11部位の
接合間を、加工糸で隙間なく捲き締めをなし、更にその
表面を接着剤で固定する。
【0010】図5は、手元部Bに穂先部Cを接合する工
程を示す説明図であり、図2〜4の各工程加工を終え接
合一体化した手元部Bの手元部分割部材12の先端部を
削り加工し、手元部先端継手金具パイプ13接着剤共嵌
合装着し、次に同じく穂先部Cの穂先部根本側継手金具
パイプ14に嵌合接着する。
【0011】以上で、釣竿の握手部A、手元部B、穂先
部Cの接合工程を終えるが、更に握手部及び手元部に、
造形、彫刻、装飾、漆塗の施工をなして釣竿を完成す
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明の装飾釣竿の
製作方法は、従来なかった木材からの釣竿の製作方法
で、握手部、手元部、穂先部と分割して製作し接合する
ので、素材が木材では無理であった強度としなりのある
釣竿が製作でき、且木材であるので装飾も自由に施すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接続工程を終えた装飾釣竿の全体側面図であ
る。
【図2】握手部二分割側面図である。
【図3】握手接続部側面図である。
【図4】手元部接続部の製作工程を示す図である。
【図5】手元部Bに穂先部Cを接合する工程を示す説明
図である。
【符号の説明】
A 握手部 B 手元部 C 穂先部 1 握手部分割部材 2 握手部接続部補強金具固定ピン 3 握手部接続部位置 4 握手部接続部補強金具固定ピン 5 握手部補強用金具 6 握手部分割部材 7 補強糸捲き締め位置 8 補強糸捲き締め位置 9 補強糸捲き締め位置 10 補強糸捲き締め位置 11 補強糸捲き締め位置 12 手元部分割部材 13 手元部先端継手金具パイプ 14 穂先部根本側継手金具パイプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め握手部と手元部と穂先部を形成し、握
    手部は予め外面を造形した後、根元部と接続部に分割し
    て分割面に補強部材挿入穴を刻設して、該刻設穴に挿入
    された補強部材を介して根本部と接続部を接合し、次に
    接続部先端と手元部一端に対応する傾斜面を形成して、
    該傾斜面を当接して捲糸で捲着して接合し、更に予め手
    元部の先端に設けられた接続パイプに穂先部を嵌合せし
    めて、握手部と手元部と穂先部を一体となして外周面を
    仕上げ、造形を施した後に塗料を塗布せしめたことを特
    徴とする、装飾釣竿の製作方法。
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