JP2792568B2 - 光ディスク装置の防塵機構 - Google Patents

光ディスク装置の防塵機構

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ディスク装置の光学部品を外気に含まれ
る塵埃から保護するための光ディスク装置の防塵機構に
関する。
[従来の技術] 光ディスク装置には、光ディスクを回転駆動するため
のスピンドルモータ、光ディスクにデータを記録/再生
するための光ピックアップ装置を光ディスクの半径方向
に移動するためのリニアモータ、光ピックアップ装置の
光源として用いるレーザ光を発生する半導体レーザ素子
などの種々の駆動源、および、これらの駆動源を駆動す
る回路要素などが多く備えられており、これらの駆動源
および駆動回路要素から発生する熱量により、標準的な
装置構成で内部温度が数十度程度上昇する。
このように大きく温度上昇すると、光ディスクや半導
体レーザ素子が劣化して十分な寿命を得ることができな
くなる場合があるので、光ディスク装置を組み込む装置
においては、外気を吸入するファンなどを用いて強制空
冷している。
一方、光ディスク装置では、記憶媒体として用いる光
ディスクを交換できるように、光ディスクを収納してい
るディスクカートリッジを、駆動機構に対して着脱する
ためのローディング機構を備えており、また、光ディス
クを交換可能なように、光ディスクと光ピックアップ装
置の対物レンズとはわずかながら隙間をもつように、そ
の位置関係が設定されている。
[発明が解決しようとする課題] したがって、光ディスク装置を強制空冷するために、
外気を取り入れるようにすると、ローディング機構の各
要素間の隙間や、光ピックアップ装置の収容部の隙間な
どから侵入した外気が対物レンズなどの光学系部品に接
触する。
これにより、外気中に含まれる塵埃が対物レンズなど
の光学部品に付着して、光学波面の乱れを生じ、その結
果、集光性能や検出特性が急激に劣化し、データエラー
が増大して、光ディスク装置の信頼性が低下するという
不都合を、従来、生じていた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、データの信頼性の高い光ディスク装置を実現でき
る、光ディスク装置の防塵機構を提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ローディング完了位置でディスクカートリ
ッジと接触して光ピックアップへの空気流通を遮断し、
かつ、ドライブ内で冷却空気通路を形成する第1のシー
ル部材と、ローディング機構を構成する部材間の隙間、
基板とシャーシ間の隙間など、ドライブ前面から光ピッ
クアップに流れるドライブ内構成部品間の隙間を遮断
し、かつ、ドライブ内で冷却空気通路を形成する第2の
シール部材を備えたものである。
[作用] したがって、光ピックアップへの空気の流通が遮断さ
れるので、対物レンズなどの光学部品に塵埃が付着する
ことを防止することができる。また、冷却空気を効率よ
く流すことができるので、冷却効率が向上する。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、光ディスクを収納しているディスクカート
リッジを光ディスク装置に装着して、データアクセス可
能な状態を示している。
同図において、光ディスク1を収納しているディスク
カートリッジ2は、ローディング機構のトレイ3に保持
された状態で、所定位置に位置決めされており、光ディ
スク1は、スピンドルモータ4に結合して回転可能な状
態になり、また、光ピックアップ装置5によりその記録
面に対するデータアクセスが可能な状態になっている。
また、装置筐体6の前面パネル7には、ディスクカー
トリッジ2を挿入/排出するための窓8が形成されてお
り、この窓8は、筐体6の内側からドア部材9により閉
塞され、また、前面パネル7の下側には、外気を取り入
れるための空気取り入れ口10が形成されている。
また、筐体6のベースプレート11には、スピンドルモ
ータ4および光ピックアップ装置5を固定するベース部
材12が固定されており、筐体6の下側には、回路基板13
が配設されている。
以上の構成で、筐体6の後側で、図示しないファンな
どにより外気を吸入すると、窓8、前面パネル7とドア
部材9との隙間、および、空気取り入れ口10から外気が
侵入する。
この外気は、ローディング機構の各要素間の隙間、デ
ィスクカートリッジ2とローディング機構の隙間、ロー
ディング機構とベースプレート11の隙間、ベースプレー
ト11とスピンドルモータ4の隙間、ベース部材12と回路
基板13の隙間などを通過して、光ピックアップ装置5の
対物レンズ5aなどの光学部品に接触する。
したがって、外気中に含まれている塵埃が光学部品に
付着し、データ記録/再生の信頼性が劣化する原因とな
る。
そこで、上述したような光ピックアップ装置5までの
外気の侵入路が形成されないように、適宜な場所にシー
ル部材を配設することで、光学部品に塵埃が付着するこ
とを防止することができる。
一方では、光ディスク装置の内部温度を低下するため
に強制冷却するのであるから、例えば、第2図に示すよ
うに、ローディング完了位置でディスクカートリッジ2
に接触するシール部材20により、冷却空気が駆動回路用
集積装置などの熱源21,22に触れるように、冷却空気の
通路を形成する。
ただし、シール部材20がディスクカートリッジ2に密
着することで、ディスクカートリッジ2がシール部材20
の撓みにより変形することが考えられる。このような不
都合を解決するためには、シール部材20をディスクカー
トリッジ2が変形しにくい位置、例えば、スピンドルモ
ータ4から所定距離はなした位置に配設すればよい。ま
た、ディスクカートリッジ2とシール部材20との隙間
が、例えば、0.5mm以下であれば、シール部材20による
防塵効果が十分に発揮される。
以下、第3図〜第9図を用いて、防塵機構の一例を説
明する。なお、以下では、本発明に直接関係する部分の
みを説明し、それ以外の説明は省略する。
第3図は、前面パネル7に取り付ける防塵機構を示し
ている。
この防塵機構は、空気取り入れ口10の裏側に取り付け
られたフィルタ部材23からなる。このフィルタ部材23と
しては、集塵効果の大きい帯電性のエアフィルタ材料を
用いることができる。
第4図は、トレイ3にかかる防塵機構を示している。
トレイ3には、ディスクカートリッジ2のシャッタ2a
(第5図参照)の開閉機構を案内するための案内孔3a,3
bが形成されており、この案内孔3a,3bを閉塞するための
防塵シート部材24が取り付けられている。
また、トレイ3の後側には、筐体6の上面を閉塞する
ためのカバー25が取り付けられており、このカバー25の
前端部には、トレイ3とカバー25との隙間を閉塞するた
めの防塵シート部材26が配設されている。
トレイ3は、ベースプレート11に案内支持されている
ローディング機構のキャリア27に係合している。このキ
ャリア27が前後に移動することでトレイ3が上下に移動
し、それによって、ディスクカートリッジ2がスピンド
ルモータ4に着脱される。
第6図は、キャリア27にかかる防塵機構を示してい
る。
キャリア27の開口部の周囲には、ローディング完了位
置に移動したディスクカートリッジ2と接触するシール
部材28およびシール部材29が取り付けられている。
また、ベースプレート11の下面には、センサ基板30と
ベースプレートとの間の隙間を埋めるためのシール部材
31が取り付けられている。
第7図は、キャリア27とベースプレート11の間に設け
られている防塵機構を示す。
ベースプレート11のスピンドルモータ取り付け位置の
周囲には、ベースプレート11とキャリア27の隙間を埋め
るための防塵シート部材32、および、シール部材33が設
けられている。
第8図は、スピンドルモータ4とベースプレート11の
間の防塵機構を示す。
スピンドルモータ4の周囲には、ベース部材12とベー
スプレート11の隙間を埋めるための防塵シート部材34が
設けられている。
第9図は、ベース部材12と回路基板13の間の防塵機構
を示す。
ベース部材12には、回路基板13との隙間を埋めるため
のシール部材35,36,37が取り付けられている。
また、ベースプレート11の裏面には、その開口部を閉
塞するための防塵シート部座38,39、および、回路基板1
3の要素との隙間を閉塞するための防塵部材40が取り付
けられている。
また、回路基板13の裏面には、防塵、および、回路要
素間の短絡を防止するために、絶縁体材料からなるシー
ト部材41が取り付けられている。
したがって、まず、トレイ3の上面に回り込む空気
は、防塵シート部材24,26により阻止されて、トレイ3
の内部に侵入することが防止される。
また、ローディング完了位置では、ディスクカートリ
ッジ2がシール部材28,29に接触するので、ディスクカ
ートリッジ2とキャリア27の隙間を通ってくる空気が遮
断される。また、シール部材28,29は、第2図のシール
部材20に相当するので、このときに遮断された空気は、
熱源21,22により熱せられているキャリア27の部分に触
れ、それによって、キャリア27のその部分が冷却され
る。
キャリア27とベースプレート11の隙間は、防塵シート
部材32およびシール部材33により埋められているので、
この部分を通ってくる空気は遮断される。
ベースプレート11とスピンドルモータ4の隙間は、防
塵シート部材34で埋められているので、この部分を通っ
てくる空気は遮断される。
そして、ベース部材12と回路基板13の隙間はシール部
材35,36,37により埋められているので、この部分を通っ
てくる空気は遮断される。また、冷却空気は、回路基板
13に設けられている種々の集積回路などの駆動源に接触
して、これらの要素を冷却する。
以上のようにして、光ピックアップ装置5の対物レン
ズ5aなどの光学部品に達する空気の流路が完全に閉塞さ
れるので、吸入される外気に含まれる塵埃により光ピッ
クアップ装置5の光学系、および、対物レンズ5aが汚れ
ることが防止され、光ディスク装置のデータの記録/再
生の信頼性の低下を防止することができる。
ところで、防塵シート部材24,26,32,34,38,39の材料
としては、塩化ビニルなどの通気性のない材質を用いる
ことができ、その取り付けは、両面テープなどを用いる
ことにより行なえる。
また、シール部材28,29,31,33,35,36,37および防塵部
材40の材質としては、例えば、連泡性のポリエーテルウ
レタンフォーム、ポリエチレンウレタンフォーム、ある
いは、スポンジ、もしくは、単泡性の発泡ポリエチレ
ン、スポンジ、または、ゴムなど、柔軟性を備えたもの
を用いることができる。あるいは、同様の性質を備えた
集塵効果のあるエアフィルタ部材を用いることもでき
る。
なお、連泡性の材質やエアフィルタ部材を用いた場合
には、シール部材28,29,31,33,35,36,37および防塵部材
40を介して空気が流通するが、その流通時に塵埃がある
程度除去されるため、この場合でも塵埃による悪影響を
大きく低減することができる。とくに、実施例のよう
に、装置内部の冷却が必要な場合には、このような連泡
性の材質を使用すると冷却用の空気を、冷却個所により
多く流すことができるので効果的である。
なお、上述した実施例では、光ディスク装置に本発明
を適用しているが、光磁気ディスク装置についても本発
明を同様にして適用することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、ローディング
完了位置でディスクカートリッジと接触して光ピックア
ップへの空気流通を遮断し、かつ、ドライブ内で冷却空
気通路を形成する第1のシール部材と、ローディング機
構を構成する部材間の隙間、基板とシャーシ間の隙間な
ど、ドライブ前面から光ピックアップに流れるドライブ
内構成部品間の隙間を遮断し、かつ、ドライブ内で冷却
空気通路を形成する第2のシール部材を備えたので、光
ピックアップ装置への空気の流通が遮断され、それによ
り、対物レンズなどの光学部品に塵埃が付着することを
防止することができるという効果を得る。また、第1お
よび第2のシール部材により、冷却空気通路を形成して
いるので、冷却空気を効率よく流すことができ、冷却効
率が向上するという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は光ディスク装置への外気の侵入経路を説明する
ための概略断面図、第2図はシール部材の一例を示す概
略平面図、第3図は前面パネルに付設された防塵機構を
示す部分分解斜視図、第4図はトレイにかかる防塵機構
を示す部分分解斜視図、第5図はディスクカートリッジ
の一例を示す概略平面図、第6図はキャリアにかかる防
塵機構を示す部分分解斜視図、第7図はキャリアとベー
スプレートの間にかかる防塵機構を示す部分分解斜視
図、第8図はベースプレートとベース部材の間にかかる
防塵機構を示す部分分解斜視図、第9図はベース部材と
回路基板の間にかかる防塵機構を示す部分分解斜視図で
ある。 24,26,32,34,38,39……防塵シート部材、 28,29,31,33,35,36,37……シール部材、 40……防塵部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 犬塚 英雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 山畑 誠 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 祖父江 雅章 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 青田 喜明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 33/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローディング完了位置でディスクカートリ
    ッジと接触して光ピックアップへの空気流通を遮断し、
    かつ、ドライブ内で冷却空気通路を形成する第1のシー
    ル部材と、 ローディング機構を構成する部材間の隙間、基板とシャ
    ーシ間の隙間など、ドライブ前面から光ピックアップに
    流れるドライブ内構成部品間の隙間を遮断し、かつ、ド
    ライブ内で冷却空気通路を形成する第2のシール部材を
    備えたことを特徴とする光ディスク装置の防塵機構。
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