JP2792505B2 - 患者シミュレータ - Google Patents
患者シミュレータInfo
- Publication number
- JP2792505B2 JP2792505B2 JP12013396A JP12013396A JP2792505B2 JP 2792505 B2 JP2792505 B2 JP 2792505B2 JP 12013396 A JP12013396 A JP 12013396A JP 12013396 A JP12013396 A JP 12013396A JP 2792505 B2 JP2792505 B2 JP 2792505B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- patient
- state
- doll
- data
- simulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
- Instructional Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医師や看護婦等の
医療業務従事者向けの教育システムに関し、特に、人間
に対する手術や看護等を模擬的に行うための患者シミュ
レータに関する。
医療業務従事者向けの教育システムに関し、特に、人間
に対する手術や看護等を模擬的に行うための患者シミュ
レータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、患者シミュレータにおいて
は、人工呼吸や心臓マッサージ等による医療効果を確か
めることを主な目的として、医療現場に携わる者の日頃
の訓練に広く用いられている。
は、人工呼吸や心臓マッサージ等による医療効果を確か
めることを主な目的として、医療現場に携わる者の日頃
の訓練に広く用いられている。
【0003】従来の患者シミュレータの一例として、治
療行為及びその効果をマイクロコンピュータにより検出
したり、インストラクタにより設定された患者の心音や
脈拍等の初期状態から患者の状態を表出したりすること
により、患者への治療行為及び治療行為に対する患者の
反応を実際の人間により近付ける装置が、特公昭61−
32669号公報に開示されている。
療行為及びその効果をマイクロコンピュータにより検出
したり、インストラクタにより設定された患者の心音や
脈拍等の初期状態から患者の状態を表出したりすること
により、患者への治療行為及び治療行為に対する患者の
反応を実際の人間により近付ける装置が、特公昭61−
32669号公報に開示されている。
【0004】しかし、特公昭61−32669号公報に
開示されている装置においては、治療行為とその効果の
測定手法に主眼が置かれているため、患者の状態変化や
治療の効果を生理学的に検証することはできなかった。
開示されている装置においては、治療行為とその効果の
測定手法に主眼が置かれているため、患者の状態変化や
治療の効果を生理学的に検証することはできなかった。
【0005】一方、人間の循環器系の状態を、血圧や心
泊数等の計測可能な値から体内血流量や交換神経緊張度
等の計測不可能な値まで数百もの種類にのぼる数値を用
いて表現し、生理学的法則に基づいて人間の状態変化を
シミュレートする生理学モデルが提案され、製作されて
いる。
泊数等の計測可能な値から体内血流量や交換神経緊張度
等の計測不可能な値まで数百もの種類にのぼる数値を用
いて表現し、生理学的法則に基づいて人間の状態変化を
シミュレートする生理学モデルが提案され、製作されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
患者シミュレータにおいては、実務上において必要とさ
れる医療行為である人工呼吸や心臓マッサージ等の技術
の取得においては有効であるが、患者に対して行われる
医療行為が、患者の体内においてどのような生理学的効
果を及ぼしているのかを知ることができないという問題
点がある。
患者シミュレータにおいては、実務上において必要とさ
れる医療行為である人工呼吸や心臓マッサージ等の技術
の取得においては有効であるが、患者に対して行われる
医療行為が、患者の体内においてどのような生理学的効
果を及ぼしているのかを知ることができないという問題
点がある。
【0007】また、患者の状態表出においても、時々刻
々と変化する患者の状態を時系列的に表出することがで
きないという問題点がある。
々と変化する患者の状態を時系列的に表出することがで
きないという問題点がある。
【0008】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、患者に対し
て行われる医療行為が、患者の体内においてどのような
生理学的効果を及ぼしているのかを知ることができると
ともに、時々刻々と変化する患者の状態を時系列的に表
出することができる患者シミュレータを提供することを
目的とする。
する問題点に鑑みてなされたものであって、患者に対し
て行われる医療行為が、患者の体内においてどのような
生理学的効果を及ぼしているのかを知ることができると
ともに、時々刻々と変化する患者の状態を時系列的に表
出することができる患者シミュレータを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、人間に対する手術や看護等を模擬的に行う
際に模擬的な患者となる患者模擬人形と、該患者模擬人
形に対する模擬データを処理する状態計算装置とを有
し、該状態計算装置に対して外部から入力される模擬デ
ータに基づいた前記患者模擬人形の状態が表出される患
者シミュレータであって、前記患者模擬人形は、前記状
態計算装置との間において模擬データのやりとりを行う
患者側データ送受信部と、該患者側データ送受信部を介
して前記状態計算装置から送られてきた模擬データに基
づいて前記患者模擬人形の状態を表出する患者状態表示
部とを有し、前記状態計算装置は、前記患者模擬人形と
の間において模擬データのやりとりを行う計算装置側デ
ータ送受信部と、前記患者模擬人形に対する初期データ
が入力されるためのデータ入力部と、該データ入力部に
おいて入力された初期データに基づいて、予め決められ
た一定時間毎に前記患者模擬人形の体内データを計算す
る患者状態計算部と、該患者状態計算部における計算結
果を表示するためのデータ表示部と、前記患者状態計算
部における計算結果に対する前記患者模擬人形の状態に
関する情報が格納されている条件式登録部と、前記患者
状態計算部における計算結果と前記条件式登録部に格納
されている情報とにより前記患者模擬人形の状態評価を
行う条件式評価部とを有し、前記患者状態計算部におけ
る前記患者模擬人形の体内データの計算は、人間の循環
器系の状態を数値を用いて表現することにより人間の状
態変化をシミュレートする生理学モデルに基づいて行わ
れることを特徴とする。
に本発明は、人間に対する手術や看護等を模擬的に行う
際に模擬的な患者となる患者模擬人形と、該患者模擬人
形に対する模擬データを処理する状態計算装置とを有
し、該状態計算装置に対して外部から入力される模擬デ
ータに基づいた前記患者模擬人形の状態が表出される患
者シミュレータであって、前記患者模擬人形は、前記状
態計算装置との間において模擬データのやりとりを行う
患者側データ送受信部と、該患者側データ送受信部を介
して前記状態計算装置から送られてきた模擬データに基
づいて前記患者模擬人形の状態を表出する患者状態表示
部とを有し、前記状態計算装置は、前記患者模擬人形と
の間において模擬データのやりとりを行う計算装置側デ
ータ送受信部と、前記患者模擬人形に対する初期データ
が入力されるためのデータ入力部と、該データ入力部に
おいて入力された初期データに基づいて、予め決められ
た一定時間毎に前記患者模擬人形の体内データを計算す
る患者状態計算部と、該患者状態計算部における計算結
果を表示するためのデータ表示部と、前記患者状態計算
部における計算結果に対する前記患者模擬人形の状態に
関する情報が格納されている条件式登録部と、前記患者
状態計算部における計算結果と前記条件式登録部に格納
されている情報とにより前記患者模擬人形の状態評価を
行う条件式評価部とを有し、前記患者状態計算部におけ
る前記患者模擬人形の体内データの計算は、人間の循環
器系の状態を数値を用いて表現することにより人間の状
態変化をシミュレートする生理学モデルに基づいて行わ
れることを特徴とする。
【0010】また、前記患者模擬人形は、前記患者模擬
人形の状態に応じて外部から前記患者模擬人形に対して
処置が施された場合に、該処置の内容を検知し、前記患
者状態計算部に処置内容を送出する処置検出部を有し、
前記患者状態計算部は、送信されてきた処置内容を記憶
し、次回の前記患者模擬人形の体内データ計算時に、送
信されてきた処置内容を取り込んで計算を行うことを特
徴とする。
人形の状態に応じて外部から前記患者模擬人形に対して
処置が施された場合に、該処置の内容を検知し、前記患
者状態計算部に処置内容を送出する処置検出部を有し、
前記患者状態計算部は、送信されてきた処置内容を記憶
し、次回の前記患者模擬人形の体内データ計算時に、送
信されてきた処置内容を取り込んで計算を行うことを特
徴とする。
【0011】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、患者状態計算部において、データ入力部を介
して入力される初期データに基づいて患者模擬人形の体
内データが一定時間毎に計算され、条件式評価部におい
て、患者状態計算部において計算された体内データと条
件式登録部に予め登録されている条件式とに基づいて患
者模擬人形の状態評価が行われ、その後、条件式評価部
における評価結果が患者状態計算部、計算装置側データ
送受信部及び患者側データ送受信部を介して患者状態表
出部へ送られ、患者模擬人形の状態表出を行なう部位が
特定されて患者模擬人形の状態の表出が行われる。ここ
で、患者状態計算部における患者模擬人形の体内データ
の計算においては、人間の循環器系の状態を数値を用い
て表現することにより人間の状態変化をシミュレートす
る生理学モデルに基づいて行われるので、患者模擬人形
に対して行われる医療行為が患者模擬人形の体内に及ぼ
している生理学的効果や、時々刻々と変化する患者模擬
人形の状態が時系列的に表出される。
おいては、患者状態計算部において、データ入力部を介
して入力される初期データに基づいて患者模擬人形の体
内データが一定時間毎に計算され、条件式評価部におい
て、患者状態計算部において計算された体内データと条
件式登録部に予め登録されている条件式とに基づいて患
者模擬人形の状態評価が行われ、その後、条件式評価部
における評価結果が患者状態計算部、計算装置側データ
送受信部及び患者側データ送受信部を介して患者状態表
出部へ送られ、患者模擬人形の状態表出を行なう部位が
特定されて患者模擬人形の状態の表出が行われる。ここ
で、患者状態計算部における患者模擬人形の体内データ
の計算においては、人間の循環器系の状態を数値を用い
て表現することにより人間の状態変化をシミュレートす
る生理学モデルに基づいて行われるので、患者模擬人形
に対して行われる医療行為が患者模擬人形の体内に及ぼ
している生理学的効果や、時々刻々と変化する患者模擬
人形の状態が時系列的に表出される。
【0012】また、患者模擬人形内に患者模擬人形の状
態に応じて外部から患者模擬人形に対して処置が施され
た際に該処置の内容を検知する処置検出部を設けた場合
は、処置検出部において、検出された処置内容が患者状
態計算部に送られ、患者状態計算部において、送信され
てきた処置内容が記憶され、次回の前記患者模擬人形の
体内データ計算時に、送信されてきた処置内容が取り込
まれて計算が行われてその結果がデータ表示部を介して
表示される。
態に応じて外部から患者模擬人形に対して処置が施され
た際に該処置の内容を検知する処置検出部を設けた場合
は、処置検出部において、検出された処置内容が患者状
態計算部に送られ、患者状態計算部において、送信され
てきた処置内容が記憶され、次回の前記患者模擬人形の
体内データ計算時に、送信されてきた処置内容が取り込
まれて計算が行われてその結果がデータ表示部を介して
表示される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
いて図面を参照して説明する。
【0014】(第1の実施の形態)図1は、本発明の患
者シミュレータの第1の実施の形態を示すブロック構成
図である。
者シミュレータの第1の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【0015】本形態は図1に示すように、人間に対する
手術や看護等を模擬的に行う際に模擬的な患者となる患
者模擬人形1と、患者模擬人形1に対する模擬データを
処理する状態計算装置2とから構成されており、患者模
擬人形1には、状態計算装置2との間において模擬デー
タのやりとりを行う患者側データ送受信部11と、患者
側データ送受信部11を介して状態計算装置2から送ら
れてきた模擬データに基づいて患者模擬人形1の顔色、
体温、心音等の状態を表出する患者状態表示部12とが
設けられており、また、状態計算装置2には、患者模擬
人形1との間において模擬データのやりとりを行う計算
装置側データ送受信部21と、患者模擬人形1に対する
初期データが入力されるためのデータ入力部23と、デ
ータ入力部23において入力された初期データに基づい
て、予め決められた一定時間毎に患者模擬人形1の体内
データを生理学的に計算する患者状態計算部22と、患
者状態計算部22における計算結果を表示するためのデ
ータ表示部26と、患者状態計算部22における計算結
果に対する患者模擬人形1の状態に関する情報が格納さ
れている条件式登録部25と、患者状態計算部22にお
ける計算結果と条件式登録部25に格納されている情報
とにより患者模擬人形1の状態評価を行う条件式評価部
24とが設けられている。
手術や看護等を模擬的に行う際に模擬的な患者となる患
者模擬人形1と、患者模擬人形1に対する模擬データを
処理する状態計算装置2とから構成されており、患者模
擬人形1には、状態計算装置2との間において模擬デー
タのやりとりを行う患者側データ送受信部11と、患者
側データ送受信部11を介して状態計算装置2から送ら
れてきた模擬データに基づいて患者模擬人形1の顔色、
体温、心音等の状態を表出する患者状態表示部12とが
設けられており、また、状態計算装置2には、患者模擬
人形1との間において模擬データのやりとりを行う計算
装置側データ送受信部21と、患者模擬人形1に対する
初期データが入力されるためのデータ入力部23と、デ
ータ入力部23において入力された初期データに基づい
て、予め決められた一定時間毎に患者模擬人形1の体内
データを生理学的に計算する患者状態計算部22と、患
者状態計算部22における計算結果を表示するためのデ
ータ表示部26と、患者状態計算部22における計算結
果に対する患者模擬人形1の状態に関する情報が格納さ
れている条件式登録部25と、患者状態計算部22にお
ける計算結果と条件式登録部25に格納されている情報
とにより患者模擬人形1の状態評価を行う条件式評価部
24とが設けられている。
【0016】以下に、上記のように構成された患者シミ
ュレータの動作について説明する。
ュレータの動作について説明する。
【0017】図2は、図1に示した患者シミュレータの
動作の流れを示すフローチャートである。
動作の流れを示すフローチャートである。
【0018】まず、シミュレータのインストラクタによ
って、患者模擬人形1の初期状態に関する初期データが
データ入力部23を介して状態計算装置2に入力される
と、シミュレーションの開始が患者状態計算部22に通
知される(ステップS1)。
って、患者模擬人形1の初期状態に関する初期データが
データ入力部23を介して状態計算装置2に入力される
と、シミュレーションの開始が患者状態計算部22に通
知される(ステップS1)。
【0019】すると、患者状態計算部22において、入
力された初期状態に関するデータに基づいて患者模擬人
形1の体内データが生理学的に計算され、その結果が状
態表示部26及び条件式評価部24に送られる。ここ
で、状態表示部26においては、患者状態計算部22に
おいて計算された体内データがコンピュータ画面上に表
示される(ステップS2)。なお、患者模擬人形1の体
内データの計算においては、人間の循環器系の状態を、
血圧や心泊数等の計測可能な値から体内血流量や交換神
経緊張度等の計測不可能な値まで数百もの種類にのぼる
数値を用いて表現し、生理学的法則に基づいて人間の状
態変化をシミュレートする生理学モデルに基づいて行わ
れる。
力された初期状態に関するデータに基づいて患者模擬人
形1の体内データが生理学的に計算され、その結果が状
態表示部26及び条件式評価部24に送られる。ここ
で、状態表示部26においては、患者状態計算部22に
おいて計算された体内データがコンピュータ画面上に表
示される(ステップS2)。なお、患者模擬人形1の体
内データの計算においては、人間の循環器系の状態を、
血圧や心泊数等の計測可能な値から体内血流量や交換神
経緊張度等の計測不可能な値まで数百もの種類にのぼる
数値を用いて表現し、生理学的法則に基づいて人間の状
態変化をシミュレートする生理学モデルに基づいて行わ
れる。
【0020】患者状態計算部22において計算された体
内データが条件評価部24に送られると、条件式評価部
24において、送られてきた体内データと条件式登録部
25に予め登録されている条件式とに基づいて患者模擬
人形1の状態評価が行われる(ステップS3)。ここ
で、条件式登録部25に格納されている条件式とは、例
えば、「ヘマトクリットの値が35%を下回ったら顔色
が青ざめる」というように、患者状態計算部22におい
て計算された患者模擬人形1の体内データから患者模擬
人形1の患者状態表示部12において表出される患者模
擬人形1の状態を導き出すための式である。
内データが条件評価部24に送られると、条件式評価部
24において、送られてきた体内データと条件式登録部
25に予め登録されている条件式とに基づいて患者模擬
人形1の状態評価が行われる(ステップS3)。ここ
で、条件式登録部25に格納されている条件式とは、例
えば、「ヘマトクリットの値が35%を下回ったら顔色
が青ざめる」というように、患者状態計算部22におい
て計算された患者模擬人形1の体内データから患者模擬
人形1の患者状態表示部12において表出される患者模
擬人形1の状態を導き出すための式である。
【0021】条件式評価部24における評価結果は、患
者状態計算部22へフィードバックされ、患者状態計算
部22において、フィードバックされた評価結果が計算
装置側データ送受信部21及び患者側データ送受信部1
1を介して患者状態表出部12へ送信される(ステップ
S4)。
者状態計算部22へフィードバックされ、患者状態計算
部22において、フィードバックされた評価結果が計算
装置側データ送受信部21及び患者側データ送受信部1
1を介して患者状態表出部12へ送信される(ステップ
S4)。
【0022】すると、患者状態表出部12において、送
信された評価結果のデータに基づいて状態表出を行なう
部位が特定され(ステップS5)、患者模擬人形1の状
態の表出が行われる(ステップS6)。
信された評価結果のデータに基づいて状態表出を行なう
部位が特定され(ステップS5)、患者模擬人形1の状
態の表出が行われる(ステップS6)。
【0023】この時、一度状態表出された部位が条件式
を満たさなくなった後においても状態表出が続けられる
ことを防ぐため、条件式を満たしていない部位に関して
は、全て、状態表出がクリアされる(ステップS7)。
を満たさなくなった後においても状態表出が続けられる
ことを防ぐため、条件式を満たしていない部位に関して
は、全て、状態表出がクリアされる(ステップS7)。
【0024】その後、予め決められた所定のデータ更新
間隔分(数秒〜1分程度)だけ待機し(ステップS
8)、再びステップS3に戻り患者模擬人形1の体内デ
ータの計算が行われる。
間隔分(数秒〜1分程度)だけ待機し(ステップS
8)、再びステップS3に戻り患者模擬人形1の体内デ
ータの計算が行われる。
【0025】(第2の実施の形態)図3は、本発明の患
者シミュレータの第2の実施の形態を示すブロック構成
図である。
者シミュレータの第2の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【0026】本形態は図3に示すように、患者模擬人形
1内に、患者模擬人形1の状態に応じて外部から患者模
擬人形1に対して施される処置を検知し、処理する処置
検出部13が設けられており、その他の構成については
図1に示したものと同様である。
1内に、患者模擬人形1の状態に応じて外部から患者模
擬人形1に対して施される処置を検知し、処理する処置
検出部13が設けられており、その他の構成については
図1に示したものと同様である。
【0027】図3に示した患者シミュレータにおいて
は、患者模擬人形1の状態に応じた処置が外部から患者
模擬人形1に施されると、まず、処置検出部13におい
てその処置内容が検知され、その後、処置検出部13で
検出された処置内容が、患者側データ送受信部11及び
計算装置側データ送受信部21を介して患者状態計算部
22に送信される。
は、患者模擬人形1の状態に応じた処置が外部から患者
模擬人形1に施されると、まず、処置検出部13におい
てその処置内容が検知され、その後、処置検出部13で
検出された処置内容が、患者側データ送受信部11及び
計算装置側データ送受信部21を介して患者状態計算部
22に送信される。
【0028】すると、患者状態計算部22において、送
信されてきた処置内容が記憶され、次回の患者模擬人形
1の体内データ計算時に患者模擬人形1に対する処置内
容が取り込まれて計算が行われる。
信されてきた処置内容が記憶され、次回の患者模擬人形
1の体内データ計算時に患者模擬人形1に対する処置内
容が取り込まれて計算が行われる。
【0029】そして、患者状態計算部22において計算
された結果が、データ表示部26を介してコンピュータ
画面上に表示される。
された結果が、データ表示部26を介してコンピュータ
画面上に表示される。
【0030】(第3の実施の形態)以下に、本発明の患
者シミュレータの第3の実施の形態として、患者模擬人
形をコンピュータ上でシミュレーションする場合につい
て述べる。
者シミュレータの第3の実施の形態として、患者模擬人
形をコンピュータ上でシミュレーションする場合につい
て述べる。
【0031】上述した第1及び第2の実施の形態におい
ては、患者の状態表出を人形を利用して行なうものとし
ているが、状態表出をコンピュータの画面上で行なうこ
とも可能である。
ては、患者の状態表出を人形を利用して行なうものとし
ているが、状態表出をコンピュータの画面上で行なうこ
とも可能である。
【0032】図4は、本発明の患者シミュレータの第3
の実施の形態を示すブロック構成図である。
の実施の形態を示すブロック構成図である。
【0033】本形態は図4に示すように、図3に示した
ものと比べて患者模擬人形1(図3参照)の代わりに患
者模擬装置10が設けられているが、患者模擬装置10
内の構成においても、患者模擬人形(図3参照)内の構
成と同様である。また、その他の構成については、図3
に示したものと同様である。
ものと比べて患者模擬人形1(図3参照)の代わりに患
者模擬装置10が設けられているが、患者模擬装置10
内の構成においても、患者模擬人形(図3参照)内の構
成と同様である。また、その他の構成については、図3
に示したものと同様である。
【0034】図4に示した患者シミュレータにおいて
は、患者の状態に応じて外部から施される処置が患者模
擬装置10であるコンピュータから入力され、また、患
者の状態が図3に示すような人形ではなく患者模擬装置
10であるコンピュータの画面上にコンピュータグラフ
ィックスを用いて表示される。
は、患者の状態に応じて外部から施される処置が患者模
擬装置10であるコンピュータから入力され、また、患
者の状態が図3に示すような人形ではなく患者模擬装置
10であるコンピュータの画面上にコンピュータグラフ
ィックスを用いて表示される。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
患者状態計算部における患者模擬人形の体内データの計
算が、人間の循環器系の状態を数値を用いて表現するこ
とにより人間の状態変化をシミュレートする生理学モデ
ルに基づいて行われる構成としたため、患者模擬人形に
対して行われる医療行為が患者模擬人形の体内において
どのような生理学的効果を及ぼしているのかを知ること
ができるとともに、時々刻々と変化する患者模擬人形の
状態を時系列的に表出することができる。
患者状態計算部における患者模擬人形の体内データの計
算が、人間の循環器系の状態を数値を用いて表現するこ
とにより人間の状態変化をシミュレートする生理学モデ
ルに基づいて行われる構成としたため、患者模擬人形に
対して行われる医療行為が患者模擬人形の体内において
どのような生理学的効果を及ぼしているのかを知ること
ができるとともに、時々刻々と変化する患者模擬人形の
状態を時系列的に表出することができる。
【0036】これにより、利用者は、患者の表面上に現
れる異常な状態に対処するといった場当たり的な処置で
はなく、患者の内部状態の改善を先に見据えた効果的な
治療を行なう能力を修得することができる。
れる異常な状態に対処するといった場当たり的な処置で
はなく、患者の内部状態の改善を先に見据えた効果的な
治療を行なう能力を修得することができる。
【図1】本発明の患者シミュレータの第1の実施の形態
を示すブロック構成図である。
を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示した患者シミュレータの動作の流れを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図3】本発明の患者シミュレータの第2の実施の形態
を示すブロック構成図である。
を示すブロック構成図である。
【図4】本発明の患者シミュレータの第3の実施の形態
を示すブロック構成図である。
を示すブロック構成図である。
1 患者模擬人形 2 状態計算装置 10 患者模擬装置 11 患者側データ送受信部 12 患者状態表示部 13 処置検出部 21 計算装置側データ送受信部 22 患者状態計算部 23 データ入力部 24 条件式評価部 25 条件式登録部 26 データ表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09B 23/28 A61B 5/00 102 G06F 19/00
Claims (2)
- 【請求項1】 人間に対する手術や看護等を模擬的に行
う際に模擬的な患者となる患者模擬人形と、該患者模擬
人形に対する模擬データを処理する状態計算装置とを有
し、該状態計算装置に対して外部から入力される模擬デ
ータに基づいた前記患者模擬人形の状態が表出される患
者シミュレータであって、 前記患者模擬人形は、 前記状態計算装置との間において模擬データのやりとり
を行う患者側データ送受信部と、 該患者側データ送受信部を介して前記状態計算装置から
送られてきた模擬データに基づいて前記患者模擬人形の
状態を表出する患者状態表示部とを有し、 前記状態計算装置は、 前記患者模擬人形との間において模擬データのやりとり
を行う計算装置側データ送受信部と、 前記患者模擬人形に対する初期データが入力されるため
のデータ入力部と、 該データ入力部において入力された初期データに基づい
て、予め決められた一定時間毎に前記患者模擬人形の体
内データを計算する患者状態計算部と、 該患者状態計算部における計算結果を表示するためのデ
ータ表示部と、 前記患者状態計算部における計算結果に対する前記患者
模擬人形の状態に関する情報が格納されている条件式登
録部と、 前記患者状態計算部における計算結果と前記条件式登録
部に格納されている情報とにより前記患者模擬人形の状
態評価を行う条件式評価部とを有し、 前記患者状態計算部における前記患者模擬人形の体内デ
ータの計算は、人間の循環器系の状態を数値を用いて表
現することにより人間の状態変化をシミュレートする生
理学モデルに基づいて行われることを特徴とする患者シ
ミュレータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の患者シミュレータにお
いて、 前記患者模擬人形は、前記患者模擬人形の状態に応じて
外部から前記患者模擬人形に対して処置が施された場合
に、該処置の内容を検知し、前記患者状態計算部に処置
内容を送出する処置検出部を有し、 前記患者状態計算部は、送信されてきた処置内容を記憶
し、次回の前記患者模擬人形の体内データ計算時に、送
信されてきた処置内容を取り込んで計算を行うことを特
徴とする患者シミュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12013396A JP2792505B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 患者シミュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12013396A JP2792505B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 患者シミュレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09305101A JPH09305101A (ja) | 1997-11-28 |
JP2792505B2 true JP2792505B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=14778792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12013396A Expired - Fee Related JP2792505B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 患者シミュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2792505B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4870884B2 (ja) * | 2001-09-07 | 2012-02-08 | 大阪瓦斯株式会社 | 心臓負担評価装置 |
JP6961198B2 (ja) * | 2016-12-19 | 2021-11-05 | 公立大学法人岩手県立大学 | トレーニング装置 |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP12013396A patent/JP2792505B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09305101A (ja) | 1997-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA3147225A1 (en) | Electronic arrangement for therapeutic interventions utilizing virtual or augmented reality and related method | |
KR101811888B1 (ko) | 연상 능력 검사 및/또는 훈련 | |
US6077082A (en) | Personal patient simulation | |
WO2014015378A1 (en) | A mobile computing device, application server, computer readable storage medium and system for calculating a vitality indicia, detecting an environmental hazard, vision assistance and detecting disease | |
CN106999065A (zh) | 使用加速度测量术的可穿戴疼痛监测器 | |
KR101232868B1 (ko) | 교육 프로그램이 내장된 심폐소생술 및 제세동기 훈련 시스템 | |
JP2008176816A (ja) | 健康状態によるアバター映像の生成方法及び装置 | |
JP2005077521A (ja) | 聴診教育用装置 | |
CN112154016A (zh) | 物理治疗的虚拟环境 | |
JP2004157941A (ja) | ホームケア・システムおよびそのサーバ,ならびにホームケア・システムに用いられるおもちゃ装置 | |
EP4226906A1 (en) | Sightline-position determination device, sightline-position determination method, and training method | |
JP2792505B2 (ja) | 患者シミュレータ | |
JPS6132669B2 (ja) | ||
JP2016194681A (ja) | フィジカルアセスメント教育サービス提供システム及びフィジカルアセスメント教育サービス提供方法 | |
TWI467521B (zh) | 臨床診斷之學習系統及方法 | |
JP2020047025A (ja) | 医療トレーニングを支援する情報処理装置 | |
NZ569268A (en) | Blood gas prediction system and method | |
KR20230013853A (ko) | 개인건강기록 기반 발달장애 관리 시스템 및 방법 | |
WO2004077202A2 (en) | Training system | |
KR20170102123A (ko) | 학습 장치, 학습 시스템, 그리고 이를 이용한 학습 방법 | |
RU2794989C1 (ru) | Способ оценки когнитивно-поведенческих функций испытуемого посредством технологий виртуальной реальности | |
Dev et al. | Virtual patient model for multi-person virtual medical environments | |
JP7356666B2 (ja) | プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 | |
Oh | Exploring Design Opportunities for Technology-Supported Yoga Practices at Home | |
RU26392U1 (ru) | Система п.т. тукабаева для оздоровления огранизма человека и самосовершенствования личности |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |