JP2016194681A - フィジカルアセスメント教育サービス提供システム及びフィジカルアセスメント教育サービス提供方法 - Google Patents

フィジカルアセスメント教育サービス提供システム及びフィジカルアセスメント教育サービス提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】患者の病態や投与されている薬を評価して副作用の早期発見を可能とすべく聴診音やバイタルサイン等を取り入れることにより、あたかも実際に患者に接しているかのような臨場感を持った学習が可能なフィジカルアセスメント教育サービスを提供すること。
【解決手段】
端末機器400と通信網200を介して接続するVPA教育サービス提供サーバ100は、病態変化や投薬に関する症例学習情報、聴診音情報及びバイタルサイン情報を有する基礎学習情報データベース160、症例学習情報データベース170を内設し、症例学習に於いて端末機器400にて聴診音情報またはバイタルサイン情報から投与されている薬を評価することにより副作用情報を特定するよう構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インターネット等の通信網を介してのフィジカルアセスメント教育サービスの利用が可能なフィジカルアセスメント教育サービス提供システム及びフィジカルアセスメント教育サービス提供方法に関する。
従来より、臨床現場では、問診、打診、視診或いは触診等を介して、実際に患者の身体に触れて症状の把握や異常の早期発見等身体の健康状態の評価を行うフィジカルアセスメント(身体診察技法)の重要性が提唱されてきている。フィジカルアセスメントによる評価は、ベースとなる知識と技術の確実な習得が必要である。その知識と技術を習得するためには、例えば指導者の下で実際に多くの患者に接して知識と技術を習得していくことが理想的である。
実際に多くの患者に接しての知識や技術の習得が難しい実情を考慮して、医師、薬剤師、看護師、医学生、薬学生または看護学生であれば、書籍物による知識習得と指導者の下での人体を模したシミュレーターを用いての演習形式にてスキルを習得することが一般的なものである。
下記特許文献1には、全ての研修対象となるモニターに対して、あらゆる進捗段階の直接閲覧を経験・習熟させるためのOJT代替訓練を、イーラーニングを活用することで効率的かつ実践的に行うことが可能なOJT模擬研修システムが開示されている。この特許文献1によれば、本来、医療機関或いはこれに準じた施設内でのみ実施可能なモニターによるOJTを代替することで時間制限を設けず、繰り返し直接閲覧の訓練を実施できるうえ、実際の業務で使用するモニタリング用のチェックリスト或いはモニタリング報告書様式を訓練に用いることで、実践的に効率よく習熟を図ることができるものである。
下記特許文献2には、一般家庭内で測定した健康状態に関するデータを、端末装置で一元管理することにより、自主的な健康管理に役立てたり、そのデータを通信ネットワークを介して、遠隔地にいる医師や保健婦等の専門家に送ることにより、自宅等で専門家のアドバイスを受けながら、健康管理を行うことができるようにするための在宅健康管理システムが開示されている。この特許文献2によれば、誤りなく健康データを測定することのできる端末装置を有する在宅健康管理システムを提供できるものである。
特許第4858864号公報 特許第3225907号公報
近時、薬剤師によるフィジカルアセスメントの重要性とその実施が注目されてきている。これは、従来の医師、看護師、医学生または看護学生によるものとは観点が異なり、患者に投与されている薬をどのように評価し、副作用の早期発見に寄与させようとするものである。
また、厚生労働省は高齢者人口の増加や将来の医療受給等を考慮して、地域の医療機能を見直し、医療や介護を地域で一体となって提供する地域包括ケアを導入することに取り組んでいる。この取り組みに於いては、フィジカルアセスメントの実施可能な例えば製薬会社のMRと称される医薬情報担当者が医師と薬剤師等との橋渡し的な役割が期待されているものである。
しかしながら、薬剤師やMRに対するフィジカルアセスメント教育は、臨床現場で実際に学べる機会は少なく、書籍物を主としたものになりがちで不充分なのが実情である。また、指導者の下でのシミュレーターを用いての演習形式による学ぶ機会もあることはあるが、その機会は少なく、また臨床現場との距離感から満足いく教育は難しいものである。
特許文献1に開示されたものは、全ての研修対象となるモニターに対して、あらゆる進捗段階の直接閲覧を経験・習熟させるためのOJT代替訓練をイーラーニングを活用して行うOJT模擬研修システムであり、患者に投与されている薬を評価して副作用の早期発見を前提とするフィジカルアセスメントの習得とは異なるものである。また、このようなフィジカルアセスメントの習得に関しては示唆すらされておらず、またその転用は困難なものである。
特許文献2に開示されたものは、通信ネットワークを介して自宅等で専門家のアドバイスを受けながら、健康管理を行うことができるようにするための在宅健康管理システムであり、患者に投与されている薬を評価して副作用の早期発見を前提とするフィジカルアセスメントの習得とは異なるものである。また、このようなフィジカルアセスメントの習得に関しては示唆すらされておらず、またその転用は困難なものである。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、上述した不具合を解消し、ネットワークを介して誰でも容易に時を選ばずイーラーニング形式にてフィジカルアセスメントへの造詣を深められ、以って患者に投与されている薬を評価して副作用の早期発見を可能とするフィジカルアセスメント教育サービス提供システム及びフィジカルアセスメント教育サービス提供方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、患者に投与されている薬を評価して副作用の早期発見を可能とすべく聴診音やバイタルサイン等を取り入れることにより、あたかも実際に患者に接しているかのような臨場感を持った学習が可能なフィジカルアセスメント教育サービス提供システム及びフィジカルアセスメント教育サービス提供方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の通りの構成とすることを特徴とする。
(1) フィジカルアセスメント学習メニュー情報を表示出力する出力手段と、この出力手段に表示出力されるフィジカルアセスメント学習メニュー情報に関して所望の学習項目情報を選択し属性情報を入力する入力手段と、この入力手段にて入力される所望の学習項目情報及び属性情報を通信ネットワークを介して外部へ送出する送出手段とを具備するウェブブラウザ機能を有する端末機器と、
この端末機器と上記通信ネットワークを介して接続し上記送出手段から送出されてくる上記学習項目情報及び属性情報を受信する受信手段と、この受信手段からの上記学習項目情報及び属性情報に基づいて対応する学習情報を内設する学習情報記憶手段から抽出して上記通信ネットワークを介して上記端末機器に送出する送出手段と、この送出手段からの学習情報に対する上記端末機器による応答状況を記憶する応答状況記憶手段とを具備するフィジカルアセスメント教育サービス提供サーバと、
このフィジカルアセスメント教育サービス提供サーバと上記通信ネットワークを介して接続し、上記学習情報記憶手段に格納される学習情報のアップデート処理を行う管理端末とから構成されるフィジカルアセスメント教育サービス提供システムであって、
上記学習情報記憶手段に格納される学習情報は投薬に関する症例学習情報及び投薬に関する聴診音情報とバイタルサイン情報を有し、上記端末機器にて上記症例学習情報、上記聴診音情報及び/または上記バイタルサイン情報から投与されている薬を評価することにより副作用情報を特定するよう構成したことを特徴とする。
(2) 上記(1)の構成にあって、上記学習情報記憶手段に格納される学習情報は、上記聴診音情報と対応付けられた静止画情報、上記聴診音情報と対応付けられた動画情報、上記バイタルサイン情報と対応付けられた静止画情報及び/または上記バイタルサイン情報と対応付けられた動画情報から成る基礎学習情報を有するよう構成したことを特徴とする。
(3) 上記(1)または(2)の構成にあって、上記聴診音情報は、心音情報、肺音情報及び/または腸音情報に関し夫々の正常音情報及び異常音情報を有するよう構成したことを特徴とする。
(4) 上記(1)、(2)または(3)の構成にあって、上記学習情報記憶手段に格納される学習情報は体幹画像情報を有し、上記端末機器にて表示出力される当該体幹画像情報に関し、上記入力手段にて所望の位置を指定すると、対応する上記聴診音情報が上記出力手段にて音声出力されるよう構成したことを特徴とする。
(5) 上記(1)、(2)、(3)または(4)の構成にあって、上記応答状況記憶手段は上記端末機器からの応答状況に関し当該応答状況の適切性及び履歴情報を記憶するよう構成し、上記フィジカルアセスメント教育サービス提供サーバは上記応答状況の適切性及び履歴情報を上記端末機器に送出するよう構成したことを特徴とする。
(6) 上記(1)、(2)、(3)、(4)または(5)の構成にあって、上記フィジカルアセスメント教育サービス提供サーバに内設される学習情報記憶手段に格納される学習情報は投薬に関する触診情報を有し、
上記端末機器は指導者端末及びこの指導者端末にて上記通信ネットワークを介して制御される学習者端末とから成り、
上記指導者端末は上記フィジカルアセスメント教育サービス提供サーバの学習情報記憶手段から送出されてくる指導者用コンテンツ情報を有し、
上記学習者端末は上記フィジカルアセスメント教育サービス提供サーバの学習情報記憶手段から送出されてくる学習者用コンテンツ情報を有するとともに上記触診情報に応じた振動を発生する振動機能部を設けた構成としたことを特徴とする。
(7) 本発明のフィジカルアセスメント教育サービス提供システムは、フィジカルアセスメント学習メニュー情報を端末機器の表示画面に表示出力し、この表示出力されるフィジカルアセスメント学習メニュー情報に関し所望の学習項目情報を選択し当該選択情報及び属性情報を通信ネットワークを介して外部へ送出し、この送出されてくる上記学習項目情報及び属性情報を受信し、この受信した上記学習項目情報及び属性情報に基づいて対応する学習情報を内設する学習情報記憶部から抽出して上記通信ネットワークを介して上記端末機器に送出し、この送出されてくる学習情報に対する上記端末機器による応答状況及び当該応答状況の適切性及び履歴情報を記憶するとともに当該応答状況の適切性及び履歴情報を上記端末機器に送出するよう構成したことを特徴とする。
(8) 上記(7)の構成にあって、上記学習情報記憶部に記憶される学習情報は投薬に関する症例学習情報及び聴診音情報とバイタルサイン情報を有し、上記症例学習情報に於いて上記端末機器にて上記聴診音情報及び/または上記バイタルサイン情報から投与されている薬を評価することにより副作用情報を特定するよう構成したことを特徴とする。
(9) 上記(7)または(8)の構成にあって、上記学習情報記憶部に記憶される学習情報は、上記聴診音情報と対応付けられた静止画情報、上記聴診音情報と対応付けられた動画情報、上記バイタルサイン情報と対応付けられた静止画情報及び/または上記バイタルサイン情報と対応付けられた動画情報から成る基礎学習情報を有するよう構成したことを特徴とする。
(10) 上記(7)、(8)または(9)の構成にあって、上記聴診音情報は、心音情報、肺音情報及び/または腸音情報に関し夫々の正常音情報及び異常音情報を有するよう構成したことを特徴とする。
(11) 上記(7)、(8)、(9)または(10)の構成にあって、上記学習情報記憶部に記憶される学習情報は体幹画像情報を有し、上記端末機器にて画面表示される当該体幹画像情報に関し所望の位置を指定すると、対応する上記聴診音情報が音声出力されるよう構成したことを特徴とする。
(12) 上記(7)乃至(11)の構成にあって、上記通信ネットワークを介して上記学習情報記憶部に格納される学習情報のアップデート処理を行えるよう構成したことを特徴とする。
(13) 上記(7)乃至(12)の構成にあって、上記端末機器に送出されてくる学習情報は当該端末機器にて所定のコンテンツ情報単位で表示出力され、この表示出力されるコンテンツ情報は所定時間経過すると自動的にまたは任意に他のコンテンツ情報に遷移可能となるよう構成したことを特徴とする。
(14) 上記(7)乃至(13)の構成にあって、上記端末機器は指導者端末及びこの指導者端末にて制御される学習者端末とから成り、上記指導者端末は上記学習情報記憶部から送出されてくる指導者用コンテンツ情報を保持して表示出力し、上記学習者端末は上記学習情報記憶部から送出されてくる学習者用コンテンツ情報を保持するとともに表示出力し、さらに上記学習者端末は触診状態に応じた振動を発生するよう構成にしたことを特徴とする。
(15) 上記(7)乃至(14)の構成にあって、上記コンテンツ情報に包含される背景情報及び/またはアバター情報は、任意に設定・変更可能となるよう構成したことを特徴とする。
(16) 上記(7)乃至(15)の構成にあって、上記学習者用コンテンツ情報の中には、上記学習者端末からの選択応答情報に応じた評価点を有するものがあり、当該評価点に対応付けられた評価マーク情報が表示出力されるよう構成したことを特徴とする。
上記構成によれば、ネットワークを介して誰でも容易に時と場所を選ばずイーラーニング形式にてフィジカルアセスメント学習を行えるものである。しかも、投与されている薬を評価して副作用の早期発見を可能とする利用者の学習能力及びスキルの向上を図れるものである。
また、上記構成によれば、学習情報に聴診音情報や触診情報並びにバイタルサイン情報を取り入れているので、あたかも実際に患者に接しているかのような臨場感を持った学習が可能となるものである。
さらに、上記構成によれば、従来のような高価なシミュレーター等を使用することもなく、経済的負荷及び労力的負荷を低減して実現でき、実用的且つ極めて有用なものである。
さらに、上記構成によれば、端末機器を指導者端末と学習者端末とに分け、指導者端末が学習者端末を制御可能と構成したので、あたかも教室等で直接的に指導者の下で学習者がフィジカルアセスメント学習を行っているかのような環境となり、有益な学習効果を期待できるものである。
さらに、上記構成によれば、コンテンツ情報は所定時間経過すると自動的にまたは任意に他のコンテンツ情報に遷移可能とするよう構成し、またコンテンツ情報に含まれるアバターや背景については任意に設定・変更可能とし、可視的に評価情報を表示可能となるよう機能構成したので、使い勝手のよい効果的な学習システムを提供できるものである。
さらに、上記構成によれば、本システムの学習成果として製薬会社のMRが提供する医薬品情報、特に安全性情報を提供する際、従来想定されてなかった聴診音情報を利用することにより、副作用情報の提供が可能となり、副作用の早期発見に貢献できるものである。また、副作用による重篤化の未然防止、延いては医療費削減の効果をも奏するものである。
本発明によれば、誰でも容易に時と場所を選ばずイーラーニング形式にてフィジカルアセスメントへの造詣を深められ、以って投与されている薬を評価して副作用の早期発見を可能とするスキルの向上を図れるものである。
また、本発明によれば、患者に投与されている薬を評価して副作用の早期発見を可能とすべく聴診音情報やバイタルサイン情報等を取り入れることにより、あたかも実際に患者に接しているかのような臨場感を持った学習が可能となる効果を奏するものである。
本発明の一実施形態に係わるバーチャルフィジカルアセスメント(VPA)教育サービス提供システムの全体構成を概念的に示す図である。 同実施形態に係わり、VPA教育サービス提供サーバの概略構成を示す図である。 同実施形態に係わり、管理端末の概略構成を示す図である。 同実施形態に係わり、端末機器の概略構成を示す図である。 同実施形態に係わり、VPA教育サービス提供の処理の流れを示す図である。 同実施形態に係わり、静止画情報による基礎学習の処理の流れを示す図である。 同実施形態に係わり、動画情報による基礎学習の処理の流れを示す図である。 同実施形態に係わり症例学習の処理の流れを示す図である。 同実施形態に係わり、管理端末による学習情報のアップデート処理の流れを示す図である。 同実施形態に係わり、端末機器に於けるVPA学習メニューのトップ画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、「聴診器の使い方」学習の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「音を聴く」に関するサブメニューが選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「体を見る」に関するサブメニューが選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「脈を触ってみる」に関するサブメニューが選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「質問をする」に関するサブメニューが選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「機器を使う」に関するサブメニューの「心電計」が選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「機器を使う」に関するサブメニューの「瞳孔反射」が選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「データを見る」に関するサブメニューの「処方箋」が選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、学習結果の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態の変形例に係わり、端末機器に於ける表示画面を模式的に示す図である。 本発明の他の実施形態に係わるバーチャルフィジカルアセスメント(VPA)教育サービス提供システムの全体構成を概念的に示す図である。 同実施形態に係わり、VPA教育サービス提供サーバの概略構成を示す図である。 同実施形態に係わり、管理端末の概略構成を示す図である。 同実施形態に係わり、指導者端末の概略構成を示す図である。 同実施形態に係わり、学習者端末の概略構成を示す図である。 同実施形態に係わり、指導者端末及び学習者端末の外観イメージを示す図である。 同実施形態に係わり、VPA教育サービス提供の処理の流れを示す図である。 同実施形態に係わり、静止画情報による基礎学習の処理の流れを示す図である。 同実施形態に係わり、動画情報による基礎学習の処理の流れを示す図である。 同実施形態に係わり症例学習の処理の流れを示す図である。 同実施形態に係わり、管理端末による学習情報のアップデート処理の流れを示す図である。 同実施形態に係わり、端末機器に於けるVPA学習メニューのトップ画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、「聴診器の使い方」学習の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「音を聴く」に関するサブメニューが選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「体を見る」に関するサブメニューが選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「脈を触ってみる」に関するサブメニューが選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「質問をする」に関するサブメニューが選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「機器を使う」に関するサブメニューの「心電計」が選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「機器を使う」に関するサブメニューの「瞳孔反射」が選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、症例学習に於けるケーススタディ1の「データを見る」に関するサブメニューの「処方箋」が選択された際の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、学習結果の表示画面を模式的に示す図である。 同実施形態の変形例に係わり、表示出力される学習コンテンツ情報の遷移を模式的に示す図である。 同変形例に係わり、学習コンテンツ情報を自動的に遷移するか或いは任意に遷移するかの処理の流れを示す図である。 同実施形態のさらなる変形例に係わり、任意に設定変更可能な背景やアバターが表示出力される画面を模式的に示す図である。 同実施形態のさらなる変形例に係わり、学習者端末の評価を模式的に示す図である。
以下本発明の一実施形態につき、図面を参照して説明する。
本実施形態に係わるバーチャルフィジカルアセスメント(VPA)教育サービス提供システム10は、医師、看護師、薬剤師やMR或いは医学部、看護学部、薬学部の学生の利用を想定したフィジカルアセスメント学習を行えるよう構成したイーラーニングシステムであり、特に薬剤に関しては投与されている薬を評価して副作用の早期発見を可能とするための学習能力及びスキルの向上を図るためのものである。即ち、VPA教育サービス提供システム10は、図1に示すようにVPA教育サービスを提供するクラウド型のサーバコンピュータであるVPA教育サービス提供サーバ100と、このVPA教育サービス提供サーバ100と通信網(通信ネットワーク)200を介して接続するウェブブラウザ機能を有する管理端末300及びウェブブラウザ機能を有する端末機器400とから構成される。
通信網200を介してのVPA教育サービス提供サーバ100、管理端末300及び端末機器400との通信は、例えばセキュリティ対策としてIETFのTLS通信(例えばSSL通信)にて情報の送受信が行われる。
VPA教育サービス提供サーバ100はクラウド型のサーバコンピュータであり、図2に示すように中央制御処理部110、入力部120、出力部130、端末識別処理部140、メモリ150、基礎学習情報データベース(基礎学習情報DB)160、症例学習情報データベース(症例学習情報DB)170及び利用履歴情報データベース(利用履歴情報DB)180を内設し、夫々が信号線190を介して接続されている。そして、VPA教育サービス提供サーバ100は、通信網200を介して端末機器400から送出されてくるVPA教育サービスの利用に関する情報を受信し、該当するサービス情報を選出して、端末機器400に対し夫々の情報処理能力を識別して当該処理能力に合致させた形態でこれを送出する機能を有する。
中央制御処理部110は、メモリ150に格納された所定のプログラム情報を参照してシステム全体の制御処理を司る機能を有する。また、中央制御処理部110は、端末機器400から送出されてくる情報を入力部120を介して受信し、当該情報に対応するサービス情報を出力部130を介して端末機器400に送出させる機能を有する。
入力部120は、中央制御処理部110の管理下で、外部から送出されてくる情報を受信しメモリ150に格納する機能を有する。例えば、端末機器400から送出されてくるVPA教育サービスの利用に関する要求情報等を受信し、メモリ150に格納するよう構成されている。また、入力部120は、中央制御処理部110の管理下で、内設するキーボード等からのキー入力による入力情報をメモリ150に格納する機能を有する。
出力部130は、中央制御処理部110の管理下で、各種情報を出力したり外部へ送出等する出力機能を有する。例えば、VPA教育サービスに関する学習メニュー、コンテンツや利用履歴或いは学習成果に関する情報を通信網200を介して、端末機器400に送出するよう機能構成されている。
端末識別処理部140は、中央制御処理部110の管理下で、通信網200を介してアクセスしてくる端末機器400や管理端末300を識別し認証処理を行う機能を有する。例えば端末機器400によるアクセスであれば、当該端末機器400の処理能力に応じたVPA教育サービスの提供処理が行われようVPA教育サービス提供サーバ100が機能するよう識別判断する。また、管理端末300によるアクセスであれば、症例学習情報等のアップデート処理が行われるようVPA教育サービス提供サーバ100が機能するよう識別判断する。なお、識別は、接続する端末機器400や管理端末300の情報処理能力や送出されてくる情報を基準に行われるよう構成されている。
メモリ150は、リード/ライト可能な記憶装置であり、中央制御処理部110が各種制御処理・管理をするために参照するプログラム情報を格納するプログラム情報記憶領域、各種コンテンツ情報を格納しておくためのコンテンツ情報記憶領域及び各種作業を行うための作業領域等を内設している。
基礎学習情報DB160は、リード/ライト可能なメモリ機能を有し、聴診音情報領域161、バイタルサイン情報領域162、体幹画像情報領域163、そして静止画情報領域164及び動画情報領域165とから成る基礎学習情報領域166を内設する。而して聴診音情報領域161は、人体に関る心音情報、肺音情報及び腸音情報に関する夫々の正常音情報と異常音情報とを格納するための記憶領域である。特に投薬により影響する聴診音情報には、所定のフラグ情報が付与されている。バイタルサイン情報領域162は、人体に関る血圧情報、脈拍数情報、呼吸速度情報及び体温情報等に関する標準値情報や異常値情報等とを格納するための記憶領域である。前述の聴診音情報同様、特に投薬により影響するバイタルサイン情報には、所定のフラグ情報が付与されている。体幹画像情報領域163は、体幹に関する画像情報のみならず頭部及び四肢に関する画像情報を格納するための記憶領域である。静止画情報領域164は、聴診音情報やバイタルサイン情報と所定の規則に従って対応付けられた各種コンテンツたる静止画情報を格納するための記憶領域である。動画情報領域165は、聴診音情報やバイタルサイン情報と所定の規則に従って対応付けられた各種コンテンツたる動画情報を格納するための記憶領域である。
基礎学習情報DB160に格納される情報は、後述する管理端末300にてアップデート処理が行われるよう構成されている。
症例学習情報DB170は、リード/ライト可能なメモリ機能を有し、症例学習情報領域171、症例コンテンツ情報領域172及び症例学習確認情報領域173を内設する。症例学習情報領域171は、投薬による副作用及び代替薬に関する情報を含め各種症例に関し学ぶべき情報を格納するための記憶領域である。症例コンテンツ情報領域172は、各種症例に対応するコンテンツ情報を各種症例に関し学ぶべき情報と対応付けて格納するための記憶領域である。症例学習確認情報領域173は、症例学習を行った結果としての理解度或いは達成度を確認するためのテスト情報を格納するための記憶領域である。
症例学習情報DB170に格納される情報は、後述する管理端末300にてアップデート処理が行われるよう構成されている。また、症例学習情報DB170に格納された情報は、端末機器400側への情報提供時、必要に応じて基礎学習情報DB160に格納された情報を参照して、提供されるよう構成されているものである。
利用履歴情報DB180は、リード/ライト可能なメモリ機能を有し、アクセス履歴情報領域181、基礎学習履歴情報領域182及び症例学習履歴情報領域183を内設する。アクセス履歴情報領域181は、主に端末機器400からのアクセス履歴の情報を格納するための記憶領域である。基礎学習履歴情報領域182は、基礎学習に関する履歴情報を格納するための記憶領域である。症例学習履歴情報領域183は、症例学習に関する履歴情報を格納するための記憶領域である。
管理端末300は、制御処理部310、入力部320、出力部330、メモリ340及び症例学習データ管理部350を内設し、夫々が信号線360を介して接続されている。この管理端末300はウェブブラウザ機能を有し、VPA教育サービス提供サーバ100が有する情報をアップデート処理させる機能を有する。
制御処理部310は、メモリ340に格納された所定のプログラム情報を参照して管理端末300全体の制御処理を司る機能を有する。また、制御処理部310は、管理端末300内の情報を出力部330を介して外部へ送出させる機能を有するとともに、入力部320からの入力情報をメモリ340に格納し外部へ送出させる機能を有する。また、制御処理部310は、外部から送出されてくる情報を必要に応じて入力部320を介して受信し、メモリ340に格納し出力部330に出力させる機能を有する。
入力部320は、制御処理部310の管理下で、入力情報をメモリ340に格納する機能を有する。また、入力部320は、通信網200を介して送出されてくる情報を受信し、メモリ340に格納する機能を有する。
出力部330は、制御処理部310の管理下で、メモリ340に格納された情報を表示出力したり印字出力等する出力機能を有する。また、出力部330は、メモリ340に格納された情報や症例学習データ管理部350からの情報を通信網200を介して外部へ出力する機能を有する。
メモリ340は、リード/ライト可能な記憶装置であり、制御処理部310が各種制御処理・管理をするために参照するプログラム情報を格納するプログラム情報記憶領域、各種コンテンツ情報を格納しておくためのコンテンツ情報記憶領域及び各種作業を行うための作業領域等を内設している。
症例学習データ管理部350は、制御処理部310の管理下で、VPA教育サービス提供サーバ100の基礎学習情報DB160や症例学習情報DB170が格納するデータをアップデートする機能を有する。即ち、聴診音情報、バイタルサイン情報、体幹画像情報、静止画情報、動画情報、症例学習情報、症例コンテンツ情報及び/または症例学習確認情報をアップデートする機能を有する。
端末機器400は、制御処理部410、入力部420、出力部430及びメモリ440を内設し、夫々が信号線450を介して接続されている。この端末機器400はウェブブラウザ機能を有し、通信網200を介してVPA教育サービス提供サーバ100と接続し、VPA教育に関するイーラーニングを行う機能を有する。端末機器400としては、例えばデスクトップ型或いはノート型のパーソナルコンピュータやタブレット型端末が想定されるが、これらに限定されるものではない。
制御処理部410は、メモリ440に格納された所定のプログラム情報を参照して端末機器400全体の制御処理を司る機能を有する。また、制御処理部410は、端末機器400内の情報を出力部430を介して外部へ送出させる機能を有するとともに、入力部420からの入力情報をメモリ440に格納し外部へ送出させる機能を有する。また、制御処理部410は、外部から送出されてくる情報を必要に応じて入力部420を介して受信し、メモリ440に格納し出力部430に出力させる機能を有する。
入力部420は、制御処理部410の管理下で、入力情報をメモリ440に格納する機能を有する。また、入力部420は、通信網200を介して送出されてくる情報を受信し、メモリ440に格納する機能を有する。
出力部430は、制御処理部410の管理下で、メモリ440に格納された情報を表示出力したり印字出力或いは音声出力等する出力機能を有する。また、出力部430は、メモリ440に格納された情報を通信網200を介して外部へ出力する機能を有する。
メモリ440は、リード/ライト可能な記憶装置であり、制御処理部410が各種制御処理・管理をするために参照するプログラム情報を格納するプログラム情報記憶領域、各種コンテンツ情報を格納しておくためのコンテンツ情報記憶領域及び各種作業を行うための作業領域等を内設している。
上記構成につき、その作用を以下に図を参照して説明する。
端末機器400が通信網200を介してVPA教育サービス提供サーバ100にアクセスし端末機器400からのVPA教育サービスの利用提供の要求があると(図5のステップS502)、VPA教育サービス提供サーバ100は端末機器400の認証処理を行う(ステップS504)。VPA教育サービス提供サーバ100は端末機器400のアクセスを許可すると判断すると(ステップS504のY)、学習種別の選択要求が端末機器400に対して行われる(ステップS506)。この学習種別の選択は、VPA教育サービスのイーラーニング学習のトップ画面(VPA学習メニューのトップ画面)1000から選択することになる(図10参照)。即ち、基礎学習Sメニュー領域1000aに表示された静止画情報を主体とする基礎学習(以下、基礎学習Sと称す)、基礎学習Mメニュー領域1000bに表示された動画情報を主体とする基礎学習(以下、基礎学習Mと称す)及び症例学習メニュー領域1000cに表示された症例学習の3種類の学習カリキュラムから選択するものである。
端末機器400から基礎学習Sが選択されると(ステップS506の基礎学習S)、端末機器400に関する属性情報の確認処理が行われる(ステップS508)。この後、基礎学習Sの実施または閲覧に関する処理が実行されることになる(ステップS510)。
端末機器400から基礎学習Mが選択されると(ステップS506の基礎学習M)、端末機器400に関する属性情報の確認処理が行われる(ステップS512)。この後、基礎学習Mの実施または閲覧に関する処理が実行されることになる(ステップS514)。
端末機器400から症例学習が選択されると(ステップS506の症例学習)、端末機器400に関する属性情報の確認処理が行われる(ステップS516)。この後、症例学習の実施または閲覧に関する処理が実行されることになる(ステップS518)。
選択した学習を一通り終了すると、当該学習に関する理解度結果がVPA教育サービス提供サーバ100から端末機器400に送出され、当該結果情報が端末機器400に画面表示されることになる。また、当該結果情報は、利用履歴情報DB180に格納され、当該学習が終了することになる(ステップS520)。
上述した選択した学習の実施・閲覧処理に関し、即ち基礎学習S(ステップS510)、基礎学習M(ステップS514)及び症例学習(ステップS518)による処理について、以下に詳述する。
先ず、基礎学習Sについて、図6を参照して説明する。
基礎学習Sには、端末機器400の出力部430にて画面表示される学習メニューの項目として、「聴診器の使い方」、「肺音聴取」、「心音聴取」、「調音聴取」及び「血圧測定」の5項目が用意されており(図10中の基礎学習Sメニュー領域1000aを参照)、所望の項目を選択すると(ステップS602)、対応する静止画を主としたイーラーニング学習が開始されることになる(ステップS604)。
例えば、「聴診器の使い方」が選択されると、端末機器400の出力部430には「聴診器の使い方」学習の画面1010が表示される(図11参照)。この「聴診器の使い方」学習の画面1010は、学習内容がテキスト表示される学習内容表示領域1010a、3種の聴診音(「呼吸音を聴く」、「心音を聴く」及び「腸音を聴く」)が用意されたメニューボード領域1010b及び聴診器の使い方がイメージ表示される或いはメニューボード領域1010bから選択された聴診音に対応した内容(静止画、動画、テキスト、聴診器等の各種機能)が表示される領域1010cとから構成されている。
メニューボード領域1010bから「心音を聴く」が選択されると、体幹画像と聴診器型のアイコンが領域1010cに表示される。聴診器型アイコンを操作して体幹画像上の所望の位置に移動すると、人体で聴く部位に相当する心音が出力部430から音声出力されるよう構成されている。この心音については、正常音、異常音及びギャロップ音等9種以上の音情報が聴診音情報領域161に格納されている。而して所望の音を任意に音声出力させたり、ランダムに音声出力させて端末機器400側で音の種類を端末機器400の利用者に判断させる(入力部420を介しての応答情報の入力による)ことを可能としてある。
「呼吸音を聴く」及び「腸音を聴く」も同様であり、呼吸音については、正常音、異常音、水泡音等8種以上の音情報が、腸音については、正常音、異常音、亢進、減少音及びイレウス音等の音情報が、聴診音情報領域161に格納されている。また、同様に所望の音を任意に音声出力させたり、ランダムに音声出力させて端末機器400側で音の種類を端末機器400の利用者に判断させるよう機能構成してある。
次に、基礎学習Mについて、図7を参照して説明する。
基礎学習Mには、端末機器400の出力部430にて画面表示される学習メニューの項目として、「はじめに」、「バイタルサイン1:脈拍・呼吸編」、「バイタルサイン2:血圧編」、「血圧測定のデモンストレーション」、「バイタルサイン3:体温・意識編」、「フィジカルアセスメント1:肺音編」、「フィジカルアセスメント2:心音・腸音編」及び「フィジカルアセスメント3:まとめ」の8項目が用意されており(図10中の基礎学習Mメニュー領域1000bを参照)、所望の項目を選択すると(ステップS702)、対応する動画によるイーラーニング学習が開始される(ステップS704)。
続いて、症例学習について、図8を参照して説明する。
症例学習は投与されている薬を評価して副作用の早期発見及び代替薬の選出に重きを置いた学習である。この症例学習には、端末機器400の出力部430にて画面表示される学習メニューの項目として、「病院」、「薬局」、「在宅」及び「ドラッグストア」の4種のカテゴリーがあり、「病院」に於ける症例学習として「症例1」乃至「症例6」が、「薬局」に於ける症例学習として「症例1」乃至「症例16」が、「在宅」に於ける症例学習として「症例1」乃至「症例5」が、そして「ドラッグストア」に於ける症例学習として「症例1」乃至「症例3」が用意されている(図10中の症例学習メニュー領域1000cを参照)。所望の項目を選択すると(ステップS802)、対応する症例によるイーラーニング学習が開始される(ステップS804)。
例えば、「在宅」の「症例1」が選択されると、端末機器400の出力部430には症例学習のケーススタディ1の画面1020が表示される(図12参照)。このケーススタディ1の画面1020は、投与されている薬の処方情報を含む患者情報がテキスト表示される患者情報テキスト表示領域1020a、6種のフィジカルアセスメントに関する判断ツール(「音を聴く」、「体を見る」、「脈を触ってみる」、「質問をする」、「機器を使う」及び「データを見る」)が用意された選択メニュー領域1020b及び患者情報テキスト表示領域1020aの表示内容と合致する患者のイラスト表示がなされるイメージ表示領域1020cとから構成されている。
選択メニュー領域1020bから「音を聴く」の箇所にカーソルを位置させると、サブメニュー1020dが表示される(図13参照)。ここでは、「心音」、「肺音」及び「腸音」の3種の項目が表示されるので、所望の項目例えば「心音」を選択すると、イメージ表示領域1020cに体幹画像と聴診器アイコン1020eが表示されるよう構成されている。聴診器アイコン1020eを任意の箇所に移動させて聴診すると、当該部位に於ける心音が音声出力されることになる。而して、この音声出力された心音情報に関し、イメージ表示領域1020cの下部に位置する質問領域1020fに表示された質問に対して入力部420を介して適切な解答を選択して応答入力することになる。即ち、聴取した音の種別を端末機器400側にて判断して選択すると、その結果がVPA教育サービス提供サーバ100に記録されることになる。
「体を見る」、「脈を触ってみる」、「質問をする」、「機器を使う」及び「データを見る」の場合も同様である。
即ち、「体を見る」の場合は、「眼・眼瞼」、「口唇」、「口の中」、「首」、「肩」、「腕・手・指先」及び「足・指先」のサブメニュー1020gの表示がなされ、この中から選択されたものに対応するイメージ画像がイメージ表示領域1020cに表示されるものである(図14参照)。
「脈を触ってみる」の場合は、「橈骨」、「頸動脈」及び「足背」のサブメニュー1020hの表示がなされ、この中から選択されたものに対応するイメージ画像、即ち脈をとる適切な部位と患者状態にあった脈拍数がイメージ表示領域1020cに表示されるものである(図15参照)。
「質問をする」の場合は、「痛み」、「疲れ」、「息切れ・息苦しさ」、「動悸」、「鼻水・鼻づまり」及び「痰」のサブメニュー1020iの表示がなされ、この中から選択されたものに対応するイメージ画像がイメージ表示領域1020cに表示されるものである(図16参照)。即ち、既定の質問項目を選択すると、患者応答がテキスト表示される。
「機器を使う」の場合は、「体温計」、「血圧計」、「パルスオキシメーター」、「心電計」、「自己血糖測定器」、「瞳孔反射」及び「尿試験紙」のサブメニュー1020jの表示がなされ、この中から選択されたものに対応するイメージ画像がイメージ表示領域1020cに表示されるものである。例えば「心電計」を選択すると、イラストとテキストがイメージ表示領域1020cに表示される(図17参照)。また、「瞳孔反射」を選択すると、顔面イメージとペンライト型アイコン1020kが表示され、当該アイコン1020kを操作してライトを顔面イメージの瞳孔にあてると瞳孔の縮瞳反射が確認できるよう構成されている(図18参照)。而して、質問領域1020fに表示される質問項目に対して応答入力することになる。
「データを見る」の場合は、「処方箋」他2項目のサブメニュー1020lの表示がなされ、この中から選択されたものに対応するイメージ画像がイメージ表示領域1020cに表示されるものである(図19参照)。
上述のようにして症例の病態や最終的に投与されている薬を評価して副作用の有無や副作用の程度を判断し、投薬の継続、量の変更または中止或いは代替薬の選出を判断させるものである。即ち、端末機器400側からのこれら入力情報に関し、VPA教育サービス提供サーバ100側にて当該入力情報の適切性を評価することになるものである。而して、イーラーニング学習の結果は、図20に示すように学習結果を出力部430を介して画面表示されるものである。この学習結果の表示画面1030は、端末機器400にて選択したものと模範解答が表示される回答結果比較領域1030a、学習の理解をサポートするための解説情報が表示される解説情報領域1030b及び端末機器400側にてメモ記録したものが表示されるメモ領域1030cとから構成されている。なお、回答結果比較領域1030aでは、模範解答と不一致なものは、朱記表示されるよう構成されている。
さて、管理端末300によるVPA教育サービス提供サーバ100が有する学習情報のアップデート処理について、図9を参照して説明する。
管理端末300から通信網200を介してVPA教育サービス提供サーバ100へのアクセスがあると(ステップS910)、VPA教育サービス提供サーバ100は管理端末300の認証処理を行う(ステップS920)。VPA教育サービス提供サーバ100は管理端末300のアクセスを許可すると判断すると(ステップS920のY)、VPA教育サービス提供サーバ100は管理端末300によるアクセスが症例学習情報のアップデート処理であるか否かの判断を行う(ステップS930)。
VPA教育サービス提供サーバ100が症例学習情報のアップデート処理との判断をすると(ステップS930のY)、管理端末300は、VPA教育サービス提供サーバ100が有する学習情報に対して、当該学習情報のアップデート処理を行うものである(ステップS940)。
このアップデート処理は、基礎学習Sに対するものであれば、基礎学習情報DB160の静止画情報領域164に格納された情報及び関連する他の領域に格納された情報に対してアップデート処理が行われる。また、基礎学習Mに対するものであれば、基礎学習情報DB160の動画情報領域165に格納された情報及び関連する他の領域に格納された情報に対してアップデート処理が行われる。さらに、症例学習情報に対するものであれば、症例学習情報DB170に格納された情報及び関連するデータベースに格納された情報に対してアップデート処理が行われる。
上記実施形態によれば、ネットワークを介して誰でも容易に時間や場所を問わずにイーラーニング形式にてフィジカルアセスメント学習を行えるものである。しかも、病態変化や投与されている薬を評価して副作用の早期発見や代替薬の選出を可能とする利用者の学習能力及びスキルの向上を図れるものである。
また、上記実施形態によれば、学習情報に聴診音情報やバイタルサイン情報を取り入れているので、あたかも実際に患者に接しているかのような臨場感を持った学習が可能となり、実践的で有用なものである。
さらに、上記実施形態によれば、従来のようなシミュレーター等を使用することもなく、経済的負荷及び労力的負荷を低減して実現できるという効果を奏するものである。
さらに、上記実施形態によれば、利用履歴情報DB180の情報を参照して、地域医療に適した薬剤師の選出も可能となるものである。
さて、図21は上記実施形態の変形例である。この変形例では、既に投薬が実施されている患者を想定した症例検討に関し、医師からの問いかけに対し、どのように対応すればよいかを提案回答するようにしたイーラーニング学習を可能としたものである。即ち、端末機器400の出力部430に出力表示される画面1040に於いて、現状領域1040aに投薬の現状や患者の様子等の現状がテキスト表示され、問いかけ領域1040bに医師からの問いかけ情報が動画表示されるよう構成されている。医師からの問いかけ情報に対して、端末機器400側からどのように対応すればよいかを例えば予め用意されたプルダウンメニュー1040cの中から入力部420を介して副作用を考慮した投薬の変更等の回答を選択するよう構成したものである。
この変形例によれば、例えばMRによる基幹病院に対するきめ細かいサポートが可能となり、地域医療の連携に寄与できるものである。
次に、本発明の他の実施形態につき、図面を参照して以下に説明する。なお、前述一実施形態と同一部分、同一機能には同一符号を付して一部説明は省略する。
本実施形態に係わるバーチャルフィジカルアセスメント(VPA)教育サービス提供システム20は、薬剤師やMR或いは薬学部の学生の利用を想定した他、医師、看護師並びに医学部及び看護学部の学生をも想定したフィジカルアセスメント学習を行えるよう構成したイーラーニングシステムである。さらには、製薬会社をも想定したフィジカルアセスメント学習を行えるよう構成したイーラーニングシステムでもある。しかも本システムでは、病態の変化や投与されている薬を評価して副作用の早期発見を可能とするための学習能力及びスキルの向上を図るためのものである。また、本システムによる学習成果として製薬会社のMRが提供する医薬品情報、特に安全性情報を提供する際、従来想定されてなかった聴診音情報を利用することにより、副作用情報の提供が可能となり、副作用の早期発見に貢献できるとともに、副作用による重篤化の未然防止、延いては医療費削減に寄与できることを意図したものでもある。
即ち、VPA教育サービス提供システム20は、図22に示すようにVPA教育サービスを提供するクラウド型のサーバコンピュータであるVPA教育サービス提供サーバ100と、このVPA教育サービス提供サーバ100と通信網(通信ネットワーク)200を介して接続するウェブブラウザ機能を有する管理端末300、ウェブブラウザ機能を有する指導者端末(端末機器)500及びウェブブラウザ機能を有する学習者端末(端末機器)600とから構成される。なお、通信網200を介してのVPA教育サービス提供サーバ100、管理端末300、指導者端末500及び学習者端末600との通信は、例えばセキュリティ対策としてIETFのTLS通信(例えばSSL通信)にて情報の送受信が行われる。
本実施形態では、前述の一実施形態の機能を有する他、端末機器を指導者端末500とこの指導者端末500にて制御される学習者端末600とに分類し、指導者端末500には指導者用コンテンツ情報が保持され、学習者端末600には学習者用コンテンツ情報が保持されるよう構成することにより、あたかも教室等で直接的に指導者の下で学習者がフィジカルアセスメントの講義及び演習の学習を行っているかのようにしたことに特徴を有する。
また、変形例として指導者端末500及び学習者端末600に送出されてくる学習用コンテンツ情報は、当該端末500,600にて所定のコンテンツ情報単位(例えば頁単位)で表示出力され、この表示出力されるコンテンツ情報は所定時間経過すると自動的にまたは任意に他のコンテンツ情報に遷移可能とするよう構成したことを特徴とする。なお、これらコンテンツ情報に含まれるアバターや背景については任意に設定・変更可能とし、また患者心理状態をスコア化し可視的に表示可能となるよう機能構成してある。
さらに、学習者端末600側では、聴診音、触診及び瞳孔反射に関する効果的な学習が行えるよう後述する出力部630に工夫が施されている。
さて、VPA教育サービス提供サーバ100はクラウド型のサーバコンピュータであり、図23に示すように中央制御処理部110、入力部120、出力部130、端末識別処理部140、メモリ150、基礎学習情報データベース(基礎学習情報DB)160、症例学習情報データベース(症例学習情報DB)170及び利用履歴情報データベース(利用履歴情報DB)180を内設し、夫々が信号線190を介して接続されている。そして、VPA教育サービス提供サーバ100は、通信網200を介して指導者端末500や学習者端末600から送出されてくるVPA教育サービスの利用に関する情報を受信し、該当するサービス情報を選出して、指導者端末500や学習者端末600に対し夫々の情報処理能力を識別して当該処理能力に合致させた形態でこれを送出する機能を有する。
中央制御処理部110は、メモリ150に格納された所定のプログラム情報を参照してシステム全体の制御処理を司る機能を有する。また、中央制御処理部110は、指導者端末500や学習者端末600から送出されてくる情報を入力部120を介して受信し、当該情報に対応するサービス情報を出力部130を介して指導者端末500や学習者端末600に送出させる機能を有する。
入力部120は、中央制御処理部110の管理下で、外部から送出されてくる情報を受信しメモリ150に格納する機能を有する。例えば、指導者端末500や学習者端末600から送出されてくるVPA教育サービスの利用に関する要求情報等を受信し、メモリ150に格納するよう構成されている。また、入力部120は、中央制御処理部110の管理下で、内設するキーボード等からのキー入力による入力情報をメモリ150に格納する機能を有する。
出力部130は、中央制御処理部110の管理下で、各種情報を出力したり外部へ送出等する出力機能を有する。例えば、VPA教育サービスに関する学習メニュー、コンテンツや利用履歴或いは学習成果に関する情報を通信網200を介して、指導者端末500や学習者端末600に送出するよう機能構成されている。
端末識別処理部140は、中央制御処理部110の管理下で、通信網200を介してアクセスしてくる指導者端末500や学習者端末600並びに管理端末300を識別し認証処理を行う機能を有する。
例えば指導者端末500によるアクセスであれば、当該指導者端末500の処理能力に応じた指導者用コンテンツ情報を有するVPA教育サービスの提供処理が行われるようVPA教育サービス提供サーバ100が機能するよう識別判断する。また、学習者端末600によるアクセスであれば、当該学習者端末600の処理能力に応じた学習者用コンテンツ情報を有するVPA教育サービスの提供処理が行われるようVPA教育サービス提供サーバ100が機能するよう識別判断する。さらに、管理端末300によるアクセスであれば、症例学習情報等のアップデート処理が行われるようVPA教育サービス提供サーバ100が機能するよう識別判断する。なお、識別は、接続する指導者端末500、学習者端末600及び管理端末300の情報処理能力や送出されてくる情報を基準に行われるよう構成されている。
メモリ150は、リード/ライト可能な記憶装置であり、中央制御処理部110が各種制御処理・管理をするために参照するプログラム情報を格納するプログラム情報記憶領域、各種コンテンツ情報を格納しておくためのコンテンツ情報記憶領域及び各種作業を行うための作業領域等を内設している。
基礎学習情報DB160は、リード/ライト可能なメモリ機能を有し、聴診音情報領域161、バイタルサイン情報領域162、体幹画像情報領域163、そして静止画情報領域164と動画情報領域165とから成る基礎学習情報領域166、触診情報領域167及び瞳孔反射情報領域168を内設する。
而して聴診音情報領域161は、人体に関る心音情報、肺音情報及び腸音情報等に関する夫々の正常音情報と異常音情報とを格納するための記憶領域である。特に投薬により影響する聴診音情報には、所定のフラグ情報が付与されている。バイタルサイン情報領域162は、人体に関る血圧情報、脈拍数情報、呼吸速度情報及び体温情報等に関する標準値情報や異常値情報等とを格納するための記憶領域である。前述の聴診音情報同様、特に投薬により影響するバイタルサイン情報には、所定のフラグ情報が付与されている。体幹画像情報領域163は、体幹に関する画像情報のみならず頭部及び四肢に関する画像情報を格納するための記憶領域である。静止画情報領域164は、聴診音情報やバイタルサイン情報と所定の規則に従って対応付けられた各種コンテンツたる静止画情報を格納するための記憶領域である。動画情報領域165は、聴診音情報やバイタルサイン情報と所定の規則に従って対応付けられた各種コンテンツたる動画情報を格納するための記憶領域である。触診情報領域167は、脈触診や心臓鼓動等に関する振動情報を標準値情報と異常値情報別に格納するための記憶領域である。前述の聴診音情報同様、特に投薬により影響する触診情報には、所定のフラグ情報が付与されている。瞳孔反射情報領域168は、瞳孔反射に関する情報を標準値情報と異常値情報別に格納するための記憶領域である。前述の聴診音情報同様、特に投薬により影響する瞳孔反射情報には、所定のフラグ情報が付与されている。なお、各記憶領域に格納された情報は、指導者用及び学習者用別に属性を付して格納されている。
基礎学習情報DB160に格納される情報は、後述する管理端末300にてアップデート処理が行われるよう構成されている。
症例学習情報DB170は、リード/ライト可能なメモリ機能を有し、症例学習情報領域171、症例コンテンツ情報領域172及び症例学習確認情報領域173を内設する。症例学習情報領域171は、投薬による副作用及び代替薬に関する情報を含め各種症例に関し学ぶべき情報を、指導者用及び学習者用別に属性を付して格納するための記憶領域である。症例コンテンツ情報領域172は、各種症例に対応するコンテンツ情報を各種症例に関し学ぶべき情報と対応付けて格納するための記憶領域である。この症例コンテンツ情報領域172も症例学習情報領域171と同様に指導者用及び学習者用別に属性を付して格納しているものである。症例学習確認情報領域173は、症例学習を行った結果としての理解度或いは達成度を確認するためのテスト情報を格納するための記憶領域である。なお、学習者用の属性が付された情報の中には、学習者端末600からの選択応答情報に応じた評価点を有するものがある。而して当該評価点に対応付けられた評価マーク情報が、症例学習情報DB170に格納されているものである。
症例学習情報DB170に格納される情報は、後述する管理端末300にてアップデート処理が行われるよう構成されている。また、症例学習情報DB170に格納された情報は、指導者端末500や学習者端末600側への情報提供時、必要に応じて基礎学習情報DB160に格納された情報を参照して、提供されるよう構成されているものである。
なお、コンテンツ情報に含まれる背景やアバターは、任意に設定・変更可能となるよう構成されている。
利用履歴情報DB180は、リード/ライト可能なメモリ機能を有し、アクセス履歴情報領域181、基礎学習履歴情報領域182及び症例学習履歴情報領域183を内設する。アクセス履歴情報領域181は、主に指導者端末500や学習者端末600からのアクセス履歴の情報を格納するための記憶領域である。基礎学習履歴情報領域182は、基礎学習に関する履歴情報を格納するための記憶領域である。症例学習履歴情報領域183は、症例学習に関する履歴情報を格納するための記憶領域である。
なお、各記憶領域に格納された情報は、指導者用及び学習者用別に属性を付して格納されている。
管理端末300は、制御処理部310、入力部320、出力部330、メモリ340及び症例学習データ管理部350を内設し、夫々が信号線360を介して接続されている。この管理端末300はウェブブラウザ機能を有し、VPA教育サービス提供サーバ100が有する情報をアップデート処理させる機能を有する。
制御処理部310は、メモリ340に格納された所定のプログラム情報を参照して管理端末300全体の制御処理を司る機能を有する。また、制御処理部310は、管理端末300内の情報を出力部330を介して外部へ送出させる機能を有するとともに、入力部320からの入力情報をメモリ340に格納し外部へ送出させる機能を有する。また、制御処理部310は、外部から送出されてくる情報を必要に応じて入力部320を介して受信し、メモリ340に格納し出力部330に出力させる機能を有する。
入力部320は、制御処理部310の管理下で、入力情報をメモリ340に格納する機能を有する。また、入力部320は、通信網200を介して送出されてくる情報を受信し、メモリ340に格納する機能を有する。
出力部330は、制御処理部310の管理下で、メモリ340に格納された情報を表示出力したり印字出力等する出力機能を有する。また、出力部330は、メモリ340に格納された情報や症例学習データ管理部350からの情報を通信網200を介して外部へ出力する機能を有する。
メモリ340は、リード/ライト可能な記憶装置であり、制御処理部310が各種制御処理・管理をするために参照するプログラム情報を格納するプログラム情報記憶領域、各種コンテンツ情報を格納しておくためのコンテンツ情報記憶領域及び各種作業を行うための作業領域等を内設している。
症例学習データ管理部350は、制御処理部310の管理下で、VPA教育サービス提供サーバ100の基礎学習情報DB160や症例学習情報DB170が格納するデータをアップデートする機能を有する。即ち、聴診音情報、バイタルサイン情報、体幹画像情報、静止画情報、動画情報、触診情報、瞳孔反射情報、症例学習情報、症例コンテンツ情報及び/または症例学習確認情報等をアップデートする機能を有する。
指導者端末500は、制御処理部510、入力部520、出力部530及びメモリ540を内設し、夫々が信号線550を介して接続されている。この指導者端末500はウェブブラウザ機能を有し、通信網200を介してVPA教育サービス提供サーバ100と接続し、VPA教育に関するイーラーニングを行う機能を有する。また、この指導者端末500は、学習者端末600を制御可能となるよう機能構成されているとともに、学習者端末600が有する学習者用コンテンツ情報をも含む指導者用コンテンツ情報を有するよう機能構成されている。指導者端末500としては、例えばデスクトップ型或いはノート型のパーソナルコンピュータやタブレット型端末が想定されるが、これらに限定されるものではない。
制御処理部510は、メモリ540に格納された所定のプログラム情報を参照して指導者端末500全体の制御処理を司る機能を有する。また、制御処理部510は、指導者端末500内の情報を出力部530を介して外部へ送出させる機能を有するとともに、入力部520からの入力情報をメモリ540に格納し外部へ送出させる機能を有する。また、制御処理部510は、外部から送出されてくる情報を必要に応じて入力部520を介して受信し、メモリ540に格納し出力部530に出力させる機能を有する。
さらに、制御処理部510は、メモリ540の学習者端末制御情報記憶領域542を参照して、VPA教育に関して学習者端末600を制御する機能を有する。
入力部520は、制御処理部510の管理下で、入力情報をメモリ540に格納する機能を有する。また、入力部520は、通信網200を介して送出されてくる情報を受信し、メモリ540に格納する機能を有する。
出力部530は、制御処理部510の管理下で、メモリ540に格納された情報を表示出力したり印字出力或いは音声出力等する出力機能を有する。また、出力部530は、メモリ540に格納された情報を通信網200を介して外部へ出力する機能を有する。
メモリ540は、リード/ライト可能な記憶装置であり、制御処理部510が各種制御処理・管理をするために参照するプログラム情報を格納するプログラム情報記憶領域、各種コンテンツ情報を格納しておくためのコンテンツ情報記憶領域及び各種作業を行うための作業領域等を内設している。また、メモリ540は、VPA教育に関し学習者端末600を制御するために制御処理部510が参照する制御プログラム情報を格納する学習者端末制御情報記憶領域542を有するものである。
なお、メモリ540は、VPA教育学習の際は必ず学習者用コンテンツ情報をも包含する指導者用コンテンツ情報を格納するよう構成されている。
学習者端末600は、制御処理部610、入力部620、出力部630及びメモリ640を内設し、夫々が信号線650を介して接続されている。この学習者端末600はウェブブラウザ機能を有し、通信網200を介してVPA教育サービス提供サーバ100と接続し、VPA教育に関するイーラーニングを行う機能を有する。また、この学習者端末600は、当該VPA教育学習の際、指導者端末500にて制御されるよう機能構成されている。学習者端末600としては、例えばタブレット型端末やスマートフォンが想定されるが、これらに限定されるものではない。
制御処理部610は、メモリ640に格納された所定のプログラム情報を参照して学習者端末600全体の制御処理を司る機能を有する。また、制御処理部610は、学習者端末600内の情報を出力部630を介して外部へ送出させる機能を有するとともに、入力部620からの入力情報をメモリ640に格納し外部へ送出させる機能を有する。また、制御処理部610は、外部から送出されてくる情報を必要に応じて入力部620を介して受信し、メモリ640に格納し出力部630に出力させる機能を有する。
入力部620は、制御処理部610の管理下で、入力情報をメモリ640に格納する機能を有する。また、入力部620は、通信網200を介して送出されてくる情報を受信し、メモリ640に格納する機能を有する。さらに、入力部620は、光検知機能を有する光検知機能部622を内設し、入射光の有無や強さを検知して当該検知情報をメモリ640に格納する機能を有する。
出力部630は、制御処理部610の管理下で、メモリ640に格納された情報を表示出力したり印字出力、振動機能部632を介しての振動発生による出力或いはスピーカ634を介しての音声出力等する出力機能を有する。また、出力部630は、メモリ640に格納された情報を通信網200を介して外部へ出力する機能を有する。なお、スピーカ634は、聴診器を当てて発生音を聴けるような構造を呈するよう構成されている。
メモリ640は、リード/ライト可能な記憶装置であり、制御処理部610が各種制御処理・管理をするために参照するプログラム情報を格納するプログラム情報記憶領域、各種コンテンツ情報を格納しておくためのコンテンツ情報記憶領域及び各種作業を行うための作業領域等を内設している。
なお、メモリ640は、VPA教育学習の際は必ず学習者用コンテンツ情報を格納するよう構成されている。
上記構成につき、その作用を以下に図を参照して説明する。
指導者端末500や学習者端末600が通信網200を介してVPA教育サービス提供サーバ100にアクセスしVPA教育サービスの利用提供の要求があると(図28のステップS2802)、VPA教育サービス提供サーバ100はアクセスしてきた指導者端末500や学習者端末600の認証処理を行う(ステップS2804)。VPA教育サービス提供サーバ100は指導者端末500や学習者端末600のアクセスを許可すると判断すると(ステップS2804のY)、学習種別の選択要求が指導者端末500や学習者端末600に対して行われる(ステップS2806)。この学習種別の選択は、VPA教育サービスのイーラーニング学習のトップ画面(VPA学習メニューのトップ画面)2000から選択することになる(図33参照)。即ち、基礎学習Sメニュー領域2000aに表示された静止画情報を主体とする基礎学習(以下、基礎学習Sと称す)、基礎学習Mメニュー領域2000bに表示された動画情報を主体とする基礎学習(以下、基礎学習Mと称す)及び症例学習メニュー領域2000cに表示された症例学習の3種類の学習カリキュラムから選択するものである。ここで、学習種別の選択は、学習者端末600を代表して指導者端末500側にて一括選択するようにしてもよいものである。
基礎学習Sが選択されると(ステップS2806の基礎学習S)、指導者端末500や学習者端末600に関する属性情報の確認処理が行われる(ステップS2808)。この後、基礎学習Sの実施または閲覧に関する処理が実行されることになる(ステップS2810)。
基礎学習Mが選択されると(ステップS2806の基礎学習M)、指導者端末500や学習者端末600に関する属性情報の確認処理が行われる(ステップS2812)。この後、基礎学習Mの実施または閲覧に関する処理が実行されることになる(ステップS2814)。
症例学習が選択されると(ステップS2806の症例学習)、指導者端末500や学習者端末600に関する属性情報の確認処理が行われる(ステップS2816)。この後、症例学習の実施または閲覧に関する処理が実行されることになる(ステップS2818)。
選択した学習を一通り終了すると、当該学習に関する理解度結果がVPA教育サービス提供サーバ100から指導者端末500や学習者端末600に送出され、当該結果情報が指導者端末500や学習者端末600に画面表示されることになる。また、当該結果情報は、利用履歴情報DB180に格納され、当該学習が終了することになる(ステップS2820)。
上述した選択した学習の実施・閲覧処理に関し、即ち基礎学習S(ステップS2810)、基礎学習M(ステップS2814)及び症例学習(ステップS2818)による処理について、以下に詳述する。
先ず、基礎学習Sについて、図29を参照して説明する。
基礎学習Sには、学習者端末600の出力部630にて画面表示される学習メニューの項目として、「聴診器の使い方」、「肺音聴取」、「心音聴取」、「腸音聴取」及び「血圧測定」の5項目が用意されており(図33中の基礎学習Sメニュー領域2000aを参照)、所望の項目を選択すると(ステップS2902)、対応する静止画を主としたイーラーニング学習が開始されることになる(ステップS2904)。なお、学習項目の選択は、学習者端末600と同様に画面表示される指導者端末500にて、学習者端末600を代表して指導者端末500側にて一括選択するようにしてもよいものである。
例えば、「聴診器の使い方」が選択されると、学習者端末600の出力部630には「聴診器の使い方」学習の画面2010が表示される(図34参照)。この「聴診器の使い方」学習の画面2010は、学習内容がテキスト表示される学習内容表示領域2010a、3種の聴診音(「呼吸音を聴く」、「心音を聴く」及び「腸音を聴く」)が用意されたメニューボード領域2010b及び聴診器の使い方がイメージ表示される或いはメニューボード領域2010bから選択された聴診音に対応した内容(静止画、動画、テキスト、聴診器等の各種機能)が表示される領域2010cとから構成されている。
メニューボード領域2010bから「心音を聴く」が選択されると、体幹画像と聴診器型のアイコンが領域2010cに表示される。聴診器型アイコンを操作して体幹画像上の所望の位置に移動すると、人体で聴く部位に相当する心音が出力部630のスピーカ634から音声出力されるよう構成されている。この心音については、正常音、異常音及びギャロップ音等9種以上の音情報が聴診音情報領域161に格納されている。而して例えば指導者端末500にて所望の音を任意に音声出力させたり、ランダムに音声出力させて学習者端末600側で音の種類を当該学習者端末600の利用者に判断させる(入力部620を介しての応答情報の入力による)ことを可能としてある。
なお、スピーカ634から出力される心音情報は、実際の聴診器(不図示)をスピーカ634に当てて、確認するようにすれば、学習者の聴診器操作の技術も向上するものである。
「呼吸音を聴く」及び「腸音を聴く」も同様であり、呼吸音については、正常音、異常音、水泡音等8種以上の音情報が、調音については、正常音、異常音、亢進、減少音及びイレウス音等の音情報が、聴診音情報領域161に格納されている。また、同様に指導者端末500にて所望の音を任意に音声出力させたり、ランダムに音声出力させて学習者端末600側で音の種類を当該学習者端末600の利用者に判断させるよう機能構成してある。
なお、前述心音情報同様、スピーカ634から出力される呼吸音情報や腸音情報は、実際の聴診器(不図示)をスピーカ634に当てて、確認するようにすれば、学習者の聴診器操作の技術も向上するものである。
次に、基礎学習Mについて、図30を参照して説明する。
基礎学習Mには、学習者端末600の出力部630にて画面表示される学習メニューの項目として、「はじめに」、「バイタルサイン1:脈拍・呼吸編」、「バイタルサイン2:血圧編」、「血圧測定のデモンストレーション」、「バイタルサイン3:体温・意識編」、「フィジカルアセスメント1:肺音編」、「フィジカルアセスメント2:心音・腸音編」及び「フィジカルアセスメント3:まとめ」の8項目が用意されており(図33中の基礎学習Mメニュー領域2000bを参照)、所望の項目を選択すると(ステップS3002)、対応する動画によるイーラーニング学習が開始される(ステップS3004)。なお、学習項目の選択は、学習者端末600と同様に画面表示される指導者端末500にて、学習者端末600を代表して指導者端末500側にて一括選択するようにしてもよいものである。
続いて、症例学習について、図31を参照して説明する。
症例学習は投与されている薬を評価して副作用の早期発見及び代替薬の選出に重きを置いた学習である。この症例学習には、学習者端末600の出力部630にて画面表示される学習メニューの項目として、「病院」、「薬局」、「在宅」及び「ドラッグストア」の4種のカテゴリーがあり、「病院」に於ける症例学習として「症例1」乃至「症例6」が、「薬局」に於ける症例学習として「症例1」乃至「症例16」が、「在宅」に於ける症例学習として「症例1」乃至「症例5」が、そして「ドラッグストア」に於ける症例学習として「症例1」乃至「症例3」が用意されている(図33中の症例学習メニュー領域2000cを参照)。所望の項目を選択すると(ステップS3102)、対応する症例によるイーラーニング学習が開始される(ステップS3104)。ここで、学習項目の選択は、学習者端末600と同様に画面表示される指導者端末500にて、学習者端末600を代表して指導者端末500側にて一括選択するようにしてもよいものである。
例えば、「在宅」の「症例1」が選択されると、学習者端末600の出力部630には症例学習のケーススタディ1の画面2020が表示される(図35参照)。このケーススタディ1の画面2020は、投与されている薬の処方情報を含む患者情報がテキスト表示される患者情報テキスト表示領域2020a、6種のフィジカルアセスメントに関する判断ツール(「音を聴く」、「体を見る」、「脈を触ってみる」、「質問をする」、「機器を使う」及び「データを見る」)が用意された選択メニュー領域2020b及び患者情報テキスト表示領域2020aの表示内容と合致する患者のイラスト表示がなされるイメージ表示領域2020cとから構成されている。
選択メニュー領域2020bから「音を聴く」の箇所にカーソルを位置させると、サブメニュー2020dが表示される(図36参照)。ここでは、「心音」、「肺音」及び「腸音」の3種の項目が表示されるので、所望の項目例えば「心音」を選択すると、イメージ表示領域2020cに体幹画像と聴診器アイコン2020eが表示されるよう構成されている。聴診器アイコン2020eを任意の箇所に移動させてスピーカ634に例えば実際の聴診器(不図示)を当てると、当該部位に於ける聴診音たる心音が音声出力されることになる。而して、この音声出力された心音情報に関し、イメージ表示領域2020cの下部に位置する質問領域2020fに表示された質問に対して入力部620を介して適切な解答を選択して応答入力することになる。即ち、聴取した音の種別を学習端末600側にて判断して選択すると、その結果がVPA教育サービス提供サーバ100に記録されることになる。
「体を見る」、「脈を触ってみる」、「質問をする」、「機器を使う」及び「データを見る」の場合も同様である。
即ち、「体を見る」の場合は、「眼・眼瞼」、「口唇」、「口の中」、「首」、「肩」、「腕・手・指先」及び「足・指先」のサブメニュー2020gの表示がなされ、この中から選択されたものに対応するイメージ画像がイメージ表示領域2020cに表示されるものである(図37参照)。
「脈を触ってみる」の場合は、「橈骨」、「頸動脈」及び「足背」のサブメニュー2020hの表示がなされ、この中から選択されたものに対応するイメージ画像、即ち脈をとる適切な部位と患者状態にあった脈拍数がイメージ表示領域2020cに表示されるものである(図38参照)。また、当該脈拍数に応じた患者情報に伴った振動が、出力部630の振動機能部632にて出力されるものである。
「質問をする」の場合は、「痛み」、「疲れ」、「息切れ・息苦しさ」、「動悸」、「鼻水・鼻づまり」及び「痰」のサブメニュー2020iの表示がなされ、この中から選択されたものに対応するイメージ画像がイメージ表示領域2020cに表示されるものである(図39参照)。即ち、既定の質問項目を選択すると、患者応答がテキスト表示される。
「機器を使う」の場合は、「体温計」、「血圧計」、「パルスオキシメーター」、「心電計」、「自己血糖測定器」、「瞳孔反射」及び「尿試験紙」のサブメニュー2020jの表示がなされ、この中から選択されたものに対応するイメージ画像がイメージ表示領域2020cに表示されるものである。例えば「心電計」を選択すると、イラストとテキストがイメージ表示領域2020cに表示される(図40参照)。また、「瞳孔反射」を選択すると、顔面イメージとペンライト型アイコン2020kが表示され、当該アイコン2020kを操作してライトを顔面イメージの瞳孔にあてると瞳孔反射が確認できるよう構成されている(図41参照)。而して、質問領域2020fに表示される質問項目に対して応答入力することになる。
ここで、入力部620の検知機能部622の光検知機能により、実際のペンライトを使用しての瞳孔反射の確認も可能である。
「データを見る」の場合は、「処方箋」他2項目のサブメニュー2020lの表示がなされ、この中から選択されたものに対応するイメージ画像がイメージ表示領域2020cに表示されるものである(図42参照)。
上述のようにして病態変化の確認や最終的に投与されている薬を評価して副作用の有無や副作用の程度を判断し、投薬の継続、量の変更または中止或いは代替薬の選出を判断させるものである。即ち、学習者端末600側からのこれら入力情報に関し、VPA教育サービス提供サーバ100側にて当該入力情報の適切性を評価することになるものである。
ここで、処方箋情報の他に検査値情報を表示して同様に副作用の有無や副作用の程度或いは薬の飲み合わせを判断させるようにしてもよいものである。これは、使い方が難しい薬が開発されてきている現状を考慮し、処方箋や検査値から将来起こり得る副作用を予想する力が医療従事者、特に薬剤師等に要求されているからである。
而して、イーラーニング学習の結果は、図43に示すように学習結果を出力部630を介して画面表示されるものである。この学習結果の表示画面2030は、学習者端末600にて選択したものと模範解答が表示される回答結果比較領域2030a、学習の理解をサポートするための解説情報が表示される解説情報領域2030b及び学習者端末600や指導者端末500側にてメモ記録したものが表示されるメモ領域2030cとから構成されている。なお、回答結果比較領域2030aでは、模範解答と不一致なものは、朱記表示されるよう構成されている。
さて、管理端末300によるVPA教育サービス提供サーバ100が有する学習情報のアップデート処理について、図32を参照して説明する。
管理端末300から通信網200を介してVPA教育サービス提供サーバ100へのアクセスがあると(ステップS3210)、VPA教育サービス提供サーバ100は管理端末300の認証処理を行う(ステップS3220)。VPA教育サービス提供サーバ100は管理端末300のアクセスを許可すると判断すると(ステップS3220のY)、VPA教育サービス提供サーバ100は管理端末300によるアクセスが症例学習情報のアップデート処理であるか否かの判断を行う(ステップS3230)。
VPA教育サービス提供サーバ100が症例学習情報のアップデート処理との判断をすると(ステップS3230のY)、管理端末300は、VPA教育サービス提供サーバ100が有する学習情報に対して、当該学習情報のアップデート処理を行うものである(ステップS3240)。
このアップデート処理は、基礎学習Sに対するものであれば、基礎学習情報DB160の静止画情報領域164に格納された情報及び関連する他の領域に格納された情報に対してアップデート処理が行われる。また、基礎学習Mに対するものであれば、基礎学習情報DB160の動画情報領域165に格納された情報及び関連する他の領域に格納された情報に対してアップデート処理が行われる。さらに、症例学習情報に対するものであれば、症例学習情報DB170に格納された情報及び関連するデータベースに格納された情報に対してアップデート処理が行われる。
上記実施形態によれば、ネットワークを介して誰でも容易に時間や場所を問わずにイーラーニング形式にてフィジカルアセスメント学習を行えるものである。しかも、病態変化や投与されている薬を評価して副作用の早期発見や代替薬の選出を可能とする利用者の学習能力及びスキルの向上を図れるものである。
また、上記実施形態によれば、学習情報に聴診音情報や触診情報並びにバイタルサイン情報を取り入れているので、あたかも実際に患者に接しているかのような臨場感を持った学習が可能となり、実践的で有用なものである。
さらに、上記実施形態によれば、従来のようなシミュレーター等を使用することもなく、経済的負荷及び労力的負荷を低減して実現できるという効果を奏するものである。
さらに、上記実施形態によれば、利用履歴情報DB180の情報を参照して、地域医療に適した薬剤師の選出も可能となるものである。
さらに、上記実施形態によれば、端末機器を指導者端末500と学習者端末600とに分け、指導者端末500が学習者端末600を制御可能と構成したので、あたかも教室等で直接的に指導者の下で学習者がフィジカルアセスメント学習を行っているかのような環境となり、有益な学習効果を期待できるものである。
さらに、上記構成によれば学習者の知識及びスキル向上が期待できるので、例えば製薬会社のMRが提供する医薬品情報、特に安全性情報を提供する際、従来想定されてなかった聴診音情報を利用することにより、副作用情報の提供が可能となり、副作用の早期発見に貢献できるものである。また、副作用による重篤化の未然防止、延いては医療費削減の効果をも奏するものである。
さて、図44及び図45は、上記実施形態の変形例である。同一部分、同一機能には同一符号を付して、説明は省略する。この変形例では、学習者端末600の出力部630にて表示出力される学習者用コンテンツ情報が、所定時間経過すると、これに続くまたは他の学習者用コンテンツ情報に自動的に遷移・移行するよう機能構成したことを特徴としてある。
即ち、学習者端末600の制御処理部610は、初期画面4402を経て(図44の(a))、内設する計時機能により例えば予め設定された10分が経過すると、出力部630にて所定のコンテンツ情報単位で表示出力される学習者用コンテンツ情報4404を(図44の(b))、次の学習者用学習コンテンツ情報4406に自動的に遷移・移行させるものである(図44の(c))。なお、設定時間は、入力部620や指導者端末500の入力部520を介して任意に設定変更可能である。また、現在表示出力されている学習者用コンテンツ情報が自動的に次のコンテンツ情報に遷移するまでの時間が、制御処理部610の制御管理下で出力部630の表示画面の片隅に表示されるよう機能構成されている。例えば図44の(b)の示すように時間表示領域4404aに「あと3秒で次頁に移動します」と表示されるものである。
ここで、指導者端末500は学習者端末600を制御可能と構成してあるので、出力部630にて所定のコンテンツ情報単位で表示出力される学習者用コンテンツ情報を、指導者端末500にて任意に次の学習者用コンテンツ情報に遷移・移行させるよう構成してもよいものである。或いは、学習者端末600側にて学習者用コンテンツ情報を自動的に遷移・移行させたり、任意に遷移・移行できるよう選択可能となるよう機能構成してもよいものである。
このときの処理の流れは、次の通りである。
先ず、表示出力される学習者用学習コンテンツ情報を自動遷移させるか任意に遷移させるかを指導者端末500または学習者端末600にて設定する(ステップS4502)。自動遷移が設定されていると(ステップS4502のY「自動」)、出力部630に表示出力される学習者用コンテンツ情報は予め設定された時間を経過すると(ステップS4504、ステップS4506のY)、次の学習者用コンテンツ情報に遷移して出力部630に表示出力されることになる(ステップS4508)。任意に遷移する旨が設定されていると(ステップS4502のN「任意」)、出力部630に表示出力される学習者用コンテンツ情報は例えば指導者端末500からの遷移指示情報に従って(ステップS4510、ステップS4512のY)、次の学習者用コンテンツ情報に遷移して出力部630に表示出力されることになる(ステップS4508)。
図46は、上記実施形態のさらなる変形例である。同一部分、同一機能には同一符号を付して、説明は省略する。この変形例では、学習者用コンテンツ情報に包含される背景情報やアバター情報を、任意に設定変更可能となるよう機能構成したことを特徴とする。
即ち、学習者端末600の出力部630に表示出力されている学習者用コンテンツ情報の背景情報やアバターを、ページ毎に、即ち画面に表示出力される単位で任意に設定や変更が可能となるよう機能構成したものである。これは、学習者端末600の制御処理部610の管理下で、入力部620を介して背景情報やアバター情報の設定・変更モード指令を入力することにより、設定・変更する対象を指定した後、メモリ640に格納された幾つかの背景情報やアバター情報から所望のものを選択することにより行われるよう構成されている。例えば図46の(a)に示すように出力部630に表示出力されている背景情報4602aやアバター4604aを、図46の(b)に示す背景4602bやアバター4604bに任意に設定変更が可能となるよう機能構成してある。
なお、背景情報やアバター情報の設定変更については、学習者端末600を制御可能な指導者端末500側にて行えることは勿論である。
図47は、上記実施形態のさらなる変形例である。同一部分、同一機能には同一符号を付して、説明は省略する。この変形例では、学習者端末600からの選択応答情報に応じて評価マーク情報が出力部630に表示出力するよう機能構成したことを特徴とする。
即ち、学習者用コンテンツ情報の中には、学習者端末600からの選択応答情報に応じた評価点を有するものがある。そして、この評価点に対応付けられた評価マーク情報が出力部630に表示出力されることにより、患者の満足度を把握できるようにしたことを意図したものである。
例えば、患者質問領域4702a及び応答者領域4702bとから成るテキスト領域4702の患者質問領域4702aには、患者アバター4704が現在有している心理状態がテキスト表示される。また、このときの患者心理状態が患者心理状態表示領域4706にマークにて表示される。学習者端末600側では、この表示内容に関して適切と判断される項目を入力部620を介して応答者領域4702bから選択すると、当該選択項目内容に応じた患者の心理状態が評価マークとして患者心理状態表示領域4706に表示出力されるものである(図47の(b)、(c)参照)。
なお、患者心理状態表示領域4706に於けるマーク表示機能は、単に一つの事象に対する評価結果を表すものではなく、評価点の累積結果が反映されるよう構成されている。例えば、学習者端末600の利用者たる薬剤師の対応(選択応答状況)をスコア化(累積評価点)し、患者に対する対応が良い場合は累積点が高くなり、悪い場合は累積点が低くなるよう意図して構成したものである。これにより、薬剤師の患者に対する対応力の向上を図れるものである。
上述変形例によれば、コンテンツ情報は所定時間経過すると自動的にまたは任意に他のコンテンツ情報に遷移・移行可能とするよう構成し、またコンテンツ情報に含まれるアバターや背景については任意に設定・変更可能とし、さらに可視的に評価情報を表示可能となるよう機能構成したので、システム利用者の知識及びスキル向上に寄与でき、且つ現場事情に即したサービスの提供並びに使い勝手のよいシステムを提供できるものである。
本発明は、上記実施形態及び変形例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の変形が可能なことは勿論である。
10 …バーチャルフィジカルアセスメント教育サービス提供システム
20 …バーチャルフィジカルアセスメント教育サービス提供システム
100 …バーチャルフィジカルアセスメント教育サービス提供サーバ
160 …基礎学習情報データベース
161 …聴診音情報領域
162 …バイタルサイン情報領域
163 …体幹画像情報領域
164 …静止画情報領域
165 …動画情報領域
166 …基礎学習情報領域
167 …触診情報領域
168 …瞳孔反射情報領域
170 …症例学習情報データベース
180 …利用履歴情報データベース
200 …通信網(通信ネットワーク)
300 …管理端末
400 …端末機器
500 …指導者端末(端末機器)
542 …学習者端末制御情報記憶領域
600 …学習者端末(端末機器)
622 …光検知機能部
632 …振動機能部
634 …スピーカ

Claims (16)

  1. フィジカルアセスメント学習メニュー情報を表示出力する出力手段と、この出力手段に表示出力されるフィジカルアセスメント学習メニュー情報に関して所望の学習項目情報を選択し属性情報を入力する入力手段と、この入力手段にて入力される所望の学習項目情報及び属性情報を通信ネットワークを介して外部へ送出する送出手段とを具備するウェブブラウザ機能を有する端末機器と、
    この端末機器と上記通信ネットワークを介して接続し上記送出手段から送出されてくる上記学習項目情報及び属性情報を受信する受信手段と、この受信手段からの上記学習項目情報及び属性情報に基づいて対応する学習情報を内設する学習情報記憶手段から抽出して上記通信ネットワークを介して上記端末機器に送出する送出手段と、この送出手段からの学習情報に対する上記端末機器による応答状況を記憶する応答状況記憶手段とを具備するフィジカルアセスメント教育サービス提供サーバと、
    このフィジカルアセスメント教育サービス提供サーバと上記通信ネットワークを介して接続し、上記学習情報記憶手段に格納される学習情報のアップデート処理を行う管理端末とから構成されるフィジカルアセスメント教育サービス提供システムであって、
    上記学習情報記憶手段に格納される学習情報は投薬に関する症例学習情報、聴診音情報及びバイタルサイン情報を有し、
    上記端末機器にて、上記症例学習情報、上記聴診音情報及び/または上記バイタルサイン情報から投与されている薬を評価することにより副作用情報を特定するよう構成したことを特徴とするフィジカルアセスメント教育サービス提供システム。
  2. 上記学習情報記憶手段に格納される学習情報は、上記聴診音情報と対応付けられた静止画情報、上記聴診音情報と対応付けられた動画情報、上記バイタルサイン情報と対応付けられた静止画情報及び/または上記バイタルサイン情報と対応付けられた動画情報から成る基礎学習情報を有することを特徴とする請求項1記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供システム。
  3. 上記聴診音情報は、心音情報、肺音情報及び/または腸音情報に関し夫々の正常音情報及び異常音情報を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供システム。
  4. 上記学習情報記憶手段に格納される学習情報は体幹画像情報を有し、上記端末機器にて表示出力される当該体幹画像情報に関し、上記入力手段にて所望の位置を指定すると、対応する上記聴診音情報が上記出力手段にて音声出力されることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供システム。
  5. 上記応答状況記憶手段は、上記端末機器からの応答状況に関し当該応答状況の適切性及び履歴情報を記憶するよう構成し、
    上記フィジカルアセスメント教育サービス提供サーバは、上記応答状況の適切性及び履歴情報を上記端末機器に送出するよう構成したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供システム。
  6. 上記フィジカルアセスメント教育サービス提供サーバに内設される学習情報記憶手段に格納される学習情報は投薬に関する触診情報を有し、
    上記端末機器は、指導者端末及びこの指導者端末にて上記通信ネットワークを介して制御される学習者端末とから成り、
    上記指導者端末は、上記フィジカルアセスメント教育サービス提供サーバの学習情報記憶手段から送出されてくる指導者用コンテンツ情報を有し、
    上記学習者端末は、上記フィジカルアセスメント教育サービス提供サーバの学習情報記憶手段から送出されてくる学習者用コンテンツ情報を有するとともに上記触診情報に応じた振動を発生する振動機能部を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供システム。
  7. フィジカルアセスメント学習メニュー情報を端末機器の表示画面に表示出力し、
    この表示出力されるフィジカルアセスメント学習メニュー情報に関し所望の学習項目情報を選択し当該選択情報及び属性情報を通信ネットワークを介して外部へ送出し、
    この送出されてくる上記学習項目情報及び属性情報を受信し、
    この受信した上記学習項目情報及び属性情報に基づいて対応する学習情報を内設する学習情報記憶部から抽出して上記通信ネットワークを介して上記端末機器に送出し、
    この送出されてくる学習情報に対する上記端末機器による応答状況及び当該応答状況の適切性及び履歴情報を記憶するとともに、当該応答状況の適切性及び履歴情報を上記端末機器に送出するよう構成したことをフィジカルアセスメント教育サービス提供方法。
  8. 上記学習情報記憶部に記憶される学習情報は投薬に関する症例学習情報及び聴診音情報とバイタルサイン情報を有し、
    上記症例学習情報に於いて、上記端末機器にて、上記聴診音情報及び/または上記バイタルサイン情報から投与されている薬を評価することにより副作用情報を特定するよう構成したことを特徴とする請求項7記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供方法。
  9. 上記学習情報記憶部に記憶される学習情報は、上記聴診音情報と対応付けられた静止画情報、上記聴診音情報と対応付けられた動画情報、上記バイタルサイン情報と対応付けられた静止画情報及び/または上記バイタルサイン情報と対応付けられた動画情報から成る基礎学習情報を有することを特徴とする請求項7または請求項8記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供方法。
  10. 上記聴診音情報は、心音情報、肺音情報及び/または腸音情報に関し夫々の正常音情報及び異常音情報を有することを特徴とする請求項8または請求項9記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供方法。
  11. 上記学習情報記憶部に記憶される学習情報は体幹画像情報を有し、上記端末機器にて画面表示される当該体幹画像情報に関し所望の位置を指定すると、対応する聴診音情報が音声出力されるよう構成したことを特徴とする請求項7、請求項8、請求項9または請求項10記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供方法。
  12. 上記通信ネットワークを介して上記学習情報記憶部に格納される学習情報のアップデート処理を行えるよう構成したことを特徴とする請求項7乃至請求項11記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供方法。
  13. 上記端末機器に送出されてくる学習情報は、当該端末機器にて所定のコンテンツ情報単位で表示出力され、
    この表示出力されるコンテンツ情報は、所定時間経過すると自動的にまたは任意に他のコンテンツ情報に遷移可能としたことを特徴とする請求項7乃至請求項12記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供方法。
  14. 上記端末機器は指導者端末及びこの指導者端末にて制御される学習者端末とから成り、
    上記指導者端末は上記学習情報記憶部から送出されてくる指導者用コンテンツ情報を保持して表示出力し、
    上記学習者端末は上記学習情報記憶部から送出されてくる学習者用コンテンツ情報を保持するとともに表示出力し、さらに上記学習者端末は触診状態に応じた振動を発生するようにしたことを特徴とする請求項7乃至請求項13記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供方法。
  15. 上記コンテンツ情報に包含される背景情報及び/またはアバター情報は、任意に設定・変更可能となるようにしたことを特徴とする請求項7乃至請求項14記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供方法。
  16. 上記学習者用コンテンツ情報の中には、上記学習者端末からの選択応答情報に応じた評価点を有するものがあり、当該評価点に対応付けられた評価マーク情報が表示出力されるようにしたことを特徴とする請求項7乃至請求項15記載のフィジカルアセスメント教育サービス提供方法。

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