JP2791766B2 - アンカーボルト吊具及びその製造方法 - Google Patents

アンカーボルト吊具及びその製造方法

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JP2791766B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、頭部を軸径より
径大に形成した吊り上げ用のアンカーボルトを植設して
あるコンクリートブロック等のコンクリート製品を吊り
上げる際に、このアンカーボルトの頭部に引っかけてク
レーンフックにより吊り上げ作業を行うために用いるア
ンカーボルト吊具の及びその製造方法に関するものであ
る。また、頭部が軸径より径大に形成してあるものであ
れば、コンクリート製品のアンカーボルトに限らず、各
種分野において適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】大型コンクリートブロック等のコンクリ
ート製品は、これを人間が持ち上げる等の運搬・移動が
不可能であるため、クレーンによって行われることは従
来から一般に行われているところである。
【0003】そしてクレーンで吊り上げるに際し安全且
つ迅速に作業を行うため、図12に示すようにコンクリ
ートブロック1には予め上下両端に軸部2より径大な頭
部3及び基部4を設けたアンカーボルト5を植設してお
く一方、このアンカーボルト5の頭部3に係合的に挿入
し得る導入部付きスリット6を形成したアンカーボルト
係合部7及びこのアンカーボルト係合部7に対し回動自
在に連結したハンガー8からなるアンカーボルト吊具
(カプラー)9を用い、このアンカーボルト吊具9の前
記スリット6内にアンカーボルト5の頭部3を挿入しク
レーンのフック10をハンガー8に引っかけて吊り上げ
作業を行っている(特公昭60−45114号公報参
照)。
【0004】また前記従来の吊具の構成部材中アンカー
ボルト係合部7は鋳造法で製造され、ハンガー8のうち
クレーンフック10が係合する上部は丸棒を加熱鍛造
し、下部は金属棒をU字型に形成してアンカーボルト係
合部7と組み合わせた後、上部と下部を溶接にて接合し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
吊具は大きな引張荷重がかかるため、その安全性からも
アンカーボルト係合部は一般鋳鋼ではなく、特殊な金属
が使用され、したがって製造作業においては特別な設備
と技術を要求されるとともに、生産性も悪いという問題
点があった。また、鋳鋼であるために剛性を求める必要
から重量も重くなり、作業時の取扱いが不便であるとと
もに、一個当たりの単価も必然的に高価なものとなって
しまっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するためにはアンカーボルト係合部を鋼板を使用して
プレスや鍛造等の塑性加工により成形した部品を組み立
てるようにすれば、製造方法も容易なものとなるととも
に、製造効率も改善されることになる。また、鋳鋼に比
べ鋼板は引張強度,曲げ強度ともに優れているので、大
きくしなくても十分な強度を確保できるため、小型化及
び軽量化が実現でき、作業時の取り扱い性も向上するこ
とができる。
【0007】但し、吊具には作業時には各種の応力が作
用し、また経年変化による疲労による強度低下等も考え
られ、したがって塑性加工によってアンカーボルト係合
部をを組み立てるに際しては、製造時の作業性も重要で
あるが、それにもまして使用時の安全性が十分に確保さ
れるような構造としておくことが重要である。また、ハ
ンガーも瞬間的に大きな応力が作用した場合等にも、接
合部が破壊されないような構造としておく必要がある。
【0008】そこでこの発明に係るアンカーボルト吊具
は、アンカーボルトの頭部に係合的に挿入し得るスリッ
トを形成したアンカーボルト係合部及びこのアンカーボ
ルト係合部に対し回動自在に連結したハンガーからなる
吊具において、アンカーボルト係合部は塑性加工した部
品を組み合わせて構成するとともに、ハンガーは1本又
は2本の棒材を曲折させて又は鋼板を塑性加工して形成
した(請求項1)ものである。
【0009】そしてアンカーボルト係合部は、アンカー
ボルト係合部の主要部であり鋼板を塑性加工して折り曲
げアンカーボルトの頭部と係合するスリットを形成した
ヘッド、折り曲げて形成したヘッドが開くことを防ぐた
めのサポートチャンネル,ハンガーを回動自在に挿通す
るための中子及びヘッドの回転を防止するためのストッ
パーレバーより構成した(請求項2)ものである。
【0010】またこの発明に係るアンカーボルト吊具の
製造方法は、上記吊具を製造するために、アンカーボル
ト係合部は、鋼板を塑性加工したヘッド,サポートチャ
ンネル,ストッパーレバー、及びパイプをバルジング又
はネッキングした中子より構成し、ヘッドは繋ぎ部で折
り曲げ時にアンカーボルト係合用スリット及びストッパ
ーレバー挿入口が形成されるように鋼板を繋ぎ部で左右
対称となるように打ち抜いて略眼鏡形状とし、次にこの
板金の輪郭を椀形に立ち上げて左右にそれぞれ中央部分
に円形部を形成した後、この円形部に繋ぎ部を中心とし
て線対称となる位置に中子及びサポートチャンネルの形
状と合致させて芯抜をして挿通口を形成し、次に繋ぎ部
を折り曲げて椀形に立ち上げた輪郭部が当接するように
貝形に合わせ前記スリットを形成するとともに左右の挿
通口の位置が一致するようにした後、前記挿通口に、コ
の字形に形成してその両端がヘッド外側面を挟持するよ
うに形成したサポートチャンネル、及びハンガーの曲面
に合わして形成した中子を挿入後に必要箇所を溶接して
ヘッド,サポートチャンネル,中子を一体化し、また、
ストッパーレバーは巾をヘッドのストッパーレバー挿入
口とし、一端は略直角に折り曲げヘッドの円形部に合う
曲面部とし、他方はハンガー部分の任意箇所に当接する
形状とし、ストッパーレバーの曲面部をヘッドのストッ
パーレバー挿入口から入れ、ストッパーレバーをヘッド
と溶接してアンカーボルト係合部を組立てた後、中子の
曲面に合わせて予め曲折させたハンガーを中子に挿通す
るようにした(請求項3)ものである。
【0011】そして上記製造方法において、ハンガーは
1本の棒材を折り曲げ、その両端をクレーンフックが引
っかかる位置で突き合わせて溶接するとともに、クレー
ンフックが当たる位置に補強材を溶接した(請求項4)
ものである。
【0012】あるいは、ハンガーは2部品から構成し、
一方は棒材を中央を中子の曲面に合うU字状に曲折して
下ハンガーとし、他方は鋼板を中央がクレーンフックと
当接するように門形に塑性加工して上ハンガーとし、下
ハンガーと上ハンガーの両端はそれぞれ対向して当接す
るように形成し、下ハンガーと上ハンガーの両端にはそ
れぞれが対向した時に逆ネジとなるようにそれぞれの両
端にネジ溝を形成し、下ハンガーを中子に挿通後下ハン
ガーと上ハンガーを対向させ、上下に逆ネジが螺設して
あるナットにより下ハンガーと上ハンガーを締め付け
(請求項5)、そして締め付け後にナットの回転を防止
するストッパープレートを溶接した(請求項6)もので
ある。
【0013】また、ハンガーは2部品から構成し、一方
は棒材を中央を中子の曲面に合うU字状に曲折して下ハ
ンガーとし、他方は鋼板を中央がクレーンフックと当接
するように門形に塑性加工して上ハンガーとし、下ハン
ガーと上ハンガーの両端はそれぞれ対向して当接するよ
うに形成し、下ハンガーを中子に挿通後下ハンガーと上
ハンガーを突き合わせて溶接した(請求項7)ものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係るアンカーボル
ト吊具及びその製造方法について図面に基づいて説明す
るが、はじめにアンカーボルト係合部7の製造方法を図
1乃至図9に基づいて説明する。
【0015】アンカーボルト係合部7は鋼板を塑性加工
したヘッド11,サポートチャンネル12,ストッパー
レバー13、及びパイプをバルジングした中子14より
構成するので、これら各部品の製造方法を順次説明す
る。なお、使用する鋼板の材質や厚さ等は、要求される
強度や使用するコンクリートブロックの重量に対応して
選択することができるが、例えば2ton用の吊具であ
るならば、材質SCM435の厚さ5mmの鋼板を使用
する。
【0016】なお、塑性加工の方法としてはプレス機械
を使用したいわゆるプレス加工や、冷間鍛造や熱間鍛造
のような鍛造加工が適用可能である。また、形状等によ
ってはスピニング等の回転加工も適用可能である。以下
の実施例においては主にプレス機械を使用した加工方法
について説明するが、鍛造加工法等によっても同じよう
な構成部品により製造できる。
【0017】まず、ヘッド11は鋼板を図1に示すよう
にブランク抜と孔抜し、繋ぎ部15を境に左右対称とな
る略眼鏡形状に形成する。次に、この板金の輪郭を絞り
加工して椀形に立ち上げて、図2乃至図4に示すように
左右にそれぞれ中央部分に円形部16を形成した後、図
4に示す状態において、円形部16に繋ぎ部15を中心
として線対称となる位置に、中子14及びサポートチャ
ンネル12の形状と合致する略スペード型に芯抜をして
挿通口17を形成する。次に、図5に示すように繋ぎ部
15を折り曲げて、椀形に立ち上げた輪郭部18が当接
するように貝形に合わせスリット6,導入口部19及び
ストッパーレバー挿入口20を形成するとともに、左右
の挿通口17の位置が一致するようにする。そして、図
6に示すように成形した後、左右の輪郭部18が当接し
ている箇所を溶接する。
【0018】サポートチャンネル12は図9に示すよう
な形状となるように、鋼板をブランク抜した後にコの字
形に曲げて成形する。
【0019】ストッパーレバー13は鋼板をブランク抜
し、図8に示すような形状となるように、一端は略直角
に折り曲げヘッド11の円形部16に合う曲面部21と
し、他方はハンガー8の任意箇所に当接するストッパー
部22となるように成形する。
【0020】中子14はパイプをバルジングして図7に
示すような形状とする。なお、後にハンガー8を引っか
けた時の安定性を高めるため、ハンガー8が最終的に当
接する位置の曲率が最も小さく且つハンガー8に最も適
合する形状となるように、パイプの変形状態を調節して
おくのが望ましい。なお、中子14はネッキングして成
形してもよい。
【0021】そして、これらの部品の準備終了后、ヘッ
ド9の挿通口17にサポートチャンネル12を嵌め込
み、次いで中子14を圧入する。一方、ストッパーレバ
ー13の曲面部をヘッド9のストッパーレバー挿入口2
0から入れる。以上の各部品をヘッド9の所定箇所に組
み込んだ後、必要箇所を溶接した後熱処理を行ってアン
カーボルト係合部7を完成させる。
【0022】次に、ハンガー8の製造方法及び最終的な
アンカーボルト吊具の製造方法を図10に基づいて説明
する。下ハンガー23は棒材を焼鈍した後、両端にネジ
Sを螺設し、次にU字状に曲げた後熱処理を行う。な
お、曲げた部分が中子14の曲面と合う形状とする。
【0023】一方、上ハンガー24は鋼板を門形に打ち
抜いて成形し、両端にはネジS′を螺設した後熱処理を
行う。なお、下ハンガー23と上ハンガー24の両端は
それぞれ対向して当接するように形成し、下ハンガー2
3と上ハンガー24の対向するネジS、S′はそれぞれ
逆ネジとなるようにしておく。
【0024】そして、下ハンガー23をヘッド11の中
子14に挿通後、下ハンガー23と上ハンガー24を対
向させ、上下に逆ネジが螺設してあるナット25により
下ハンガー23と上ハンガー24が突き合わせ状態とな
るまで締め付ける。
【0025】締め付けが完了したらナット25の回転を
防止するとともにストッパーレバー13のストッパー部
22が当接するように左右のナット25の間にストッパ
ープレート26を溶接する。これにより本発明のアンカ
ーボルト吊具の製造が完了する。なお、ストッパープレ
ート26は必ずしもストッパーレバー13のストッパー
部22と当接するような形状としなくてもよい。
【0026】また、下ハンガー23と上ハンガー24の
端部にネジを螺設しないで、下ハンガー23をヘッド1
1の中子14に挿通後、下ハンガー23と上ハンガー2
4を対向させ、突き合わせ部分を溶接してもよい。な
お、溶接部の必要な強度を確保するために、突き合わせ
部分において相互に係合するような形状としておいても
よい。
【0027】図11は本発明のアンカーボルト吊具の他
の製造方法を示したものであり、アンカーボルト係合部
7は上記実施例と同じであるが、ハンガー8は一本の棒
材を折り曲げて形成し、その両端をクレーンフックが引
っかかる位置で突き合わして溶接するとともに、クレー
ンフックがあたる位置に補強材27を溶接したものであ
る。
【0028】この発明に係るアンカーボルト吊具使用に
ついては、それ自体、従来と変わるところはなく図12
と同様に使用できる。すなわちコンクリートブロック1
の凹部内に植設されているアンカーボルト5の頭部3に
アンカーボルト係合部7のスリット6の導入口部19を
向けて、頭部3をこのスリット6内に入れ、頭部3を掬
い上げるようにアンカーボルト係合部7をハンガー8に
よって回動せしめ頭部3がスリット9内に位置するよう
にする。そして、クレーンから吊下されているフック1
0をハンガー8に引っかけ吊り上げればよいことになる
のである。
【0029】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係るアンカーボ
ルト吊具によれば、アンカーボルトの頭部に係合的に挿
入し得るスリットを形成したアンカーボルト係合部及び
このアンカーボルト係合部に対し回動自在に連結したハ
ンガーからなる吊具において、アンカーボルト係合部は
塑性加工した部品を組み合わせて構成するとともに、ハ
ンガーは1本又は2本の棒材を曲折させて又は鋼板を塑
性加工して形成したので、アンカーボルト係合部を鋳鋼
により製造していた従来のものに比べ、小型軽量化が図
れ作業時の取扱性が向上する。
【0030】またこの発明に係るアンカーボルト吊具の
製造方法によれば、上記吊具を製造するために、アンカ
ーボルト係合部は、鋼板を塑性加工したヘッド,サポー
トチャンネル,ストッパーレバー、及びパイプをバルジ
ングした中子より構成し、ヘッドは繋ぎ部で折り曲げ時
にアンカーボルト係合用スリット及びストッパーレバー
挿入口が形成されるように鋼板を繋ぎ部で左右対称とな
るように打ち抜いて略眼鏡形状とし、次にこの板金の輪
郭を椀形に立ち上げて左右にそれぞれ中央部分に円形部
を形成した後、この円形部に繋ぎ部を中心として線対称
となる位置に中子及びサポートチャンネルの形状と合致
させて芯抜をして挿通口を形成し、次に繋ぎ部を折り曲
げて椀形に立ち上げた輪郭部が当接するように貝形に合
わせ前記スリットを形成するとともに左右の挿通口の位
置が一致するようにした後、前記挿通口に、コの字形に
形成してその両端がヘッド外側面を挟持するように形成
したサポートチャンネル、及びハンガーの曲面に合わし
て形成した中子を挿入後に必要箇所を溶接してヘッド,
サポートチャンネル,中子を一体化し、また、ストッパ
ーレバーは巾をヘッドのストッパーレバー挿入口とし、
一端は略直角に折り曲げヘッドの円形部に合う曲面部と
し、他方はハンガー部分の任意箇所に当接する形状と
し、ストッパーレバーの曲面部をヘッドのストッパーレ
バー挿入口から入れ、ストッパーレバーをヘッドと溶接
してアンカーボルト係合部を組立てた後、中子の曲面に
合わせて予め曲折させたハンガーを中子に挿通するよう
にしたので、普通の鋼板を使用して通常一般に行われて
いる塑性加工法及び溶接作業によって製造することがで
き、したがって製造作業が容易になるとともに製造効率
も改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘッドの製造過程を示したものであり、ブラン
ク抜した状態を示す平面図である。
【図2】ヘッドの製造過程を示したものであり、片方の
輪郭を立ち上げた状態を示す正面図である。
【図3】ヘッドの製造過程を示したものであり、両方の
輪郭を立ち上げた状態を示す正面図である。
【図4】ヘッドの製造過程を示したものであり、両方の
円形部を芯抜した状態を示す正面図である。
【図5】ヘッドの製造過程を示したものであり、繋ぎ部
を折り曲げて椀形に立ち上げた輪郭部が当接するように
貝形に合わせた状態を示したものであり、(イ)は側面
図、(ロ)は正面図である。
【図6】ヘッドの製造過程を示したものであり、ヘッド
の成形が完了した状態を示したものであり、(イ)は側
面図、(ロ)は正面図である。
【図7】中子を示したものであり、(イ)は正面図、
(ロ)はA−A線断面図、(ハ)はB−B線断面図、
(ニ)は斜視図である。
【図8】ストッパーレバーを示したものであり、(イ)
は(ロ)のC−C線断面図、(ロ)は正面図、(ハ)は
斜視図である。
【図9】サポートチャンネルを示したものであり、
(イ)は(ロ)のD−D線断面図、(ロ)は正面図、
(ハ)は斜視図である。
【図10】本発明のアンカーボルト吊具を示したもので
あり、(イ)は部分切断正面図、(ロ)は(イ)のE−
E線断面図である。
【図11】本発明のアンカーボルト吊具の他例を示した
部分切断正面図である。
【図12】従来のアンカーボルト吊具の使用方法を示し
た説明図であり、(イ)はアンカーボルトの斜視図、
(ロ)はアンカーボルト吊具の斜視図、(ハ)はアンカ
ーボルトを吊具に連結し、コンクリート製品を吊り上げ
ている状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリートブロック 2 軸 3 頭部 4 基部 5 アンカーボルト 6 スリット 7 アンカーボルト係合部 8 ハンガー 9 吊具 10 フック 11 ヘッド 12 サポートチャンネル 13 ストッパーレバー 14 中子 15 繋ぎ部 16 円形部 17 挿通口 18 輪郭部 19 導入口部 20 ストッパーレバー挿入口 21 曲面部 22 ストッパー部 23 下ハンガー 24 上ハンガー 25 ナット 26 ストッパープレート 27 補強材 S ネジ S′ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 靖規 愛知県刈谷市一色町3−6−6 武田工 業株式会社内 (72)発明者 加藤 雅夫 愛知県刈谷市一色町3−6−6 武田工 業株式会社内 (72)発明者 鈴木 孝雄 愛知県刈谷市一色町3−6−6 武田工 業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 1/66

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカーボルトの頭部に係合的に挿入し
    得るスリットを形成したアンカーボルト係合部及びこの
    アンカーボルト係合部に対し回動自在に連結したハンガ
    ーからなる吊具において、 アンカーボルト係合部は塑性加工した部品を組み合わせ
    て構成するとともに、ハンガーは1本又は2本の棒材を
    曲折させて又は鋼板を塑性加工して形成してあることを
    特徴とするアンカーボルト吊具。
  2. 【請求項2】 アンカーボルト係合部は、 アンカーボルト係合部の主要部であり鋼板を塑性加工し
    て折り曲げアンカーボルトの頭部と係合するスリットを
    形成したヘッド、 折り曲げて形成したヘッドが開くのこと防ぐためのサポ
    ートチャンネル,ハンガーを回動自在に挿通するための
    中子及びヘッドの回転を防止するためのストッパーレバ
    ーより構成した請求項1記載のアンカーボルト吊具。
  3. 【請求項3】 アンカーボルトの頭部に係合的に挿入し
    得るスリットを形成したアンカーボルト係合部及びこの
    アンカーボルト係合部に対し回動自在に連結したハンガ
    ーからなる吊具の製造において、 アンカーボルト係合部は、鋼板を塑性加工したヘッド,
    サポートチャンネル,ストッパーレバー、及びパイプを
    バルジング又はネッキングした中子より構成し、 ヘッドは繋ぎ部で折り曲げ時にアンカーボルト係合用ス
    リット及びストッパーレバー挿入口が形成されるように
    鋼板を繋ぎ部で左右対称となるように打ち抜いて略眼鏡
    形状とし、次にこの板金の輪郭を椀形に立ち上げて左右
    にそれぞれ中央部分に円形部を形成した後、この円形部
    に繋ぎ部を中心として線対称となる位置に中子及びサポ
    ートチャンネルの形状と合致させて芯抜をして挿通口を
    形成し、次に繋ぎ部を折り曲げて椀形に立ち上げた輪郭
    部が当接するように貝形に合わせ前記スリットを形成す
    るとともに左右の挿通口の位置が一致するようにした
    後、前記挿通口に、コの字形に形成してその両端がヘッ
    ド外側面を挟持するように形成したサポートチャンネ
    ル、及びハンガーの曲面に合わして形成した中子を挿入
    後に必要箇所を溶接してヘッド,サポートチャンネル,
    中子を一体化し、 また、ストッパーレバーは巾をヘッドのストッパーレバ
    ー挿入口とし、一端は略直角に折り曲げヘッドの円形部
    に合う曲面部とし、他方はハンガー部分の任意箇所に当
    接する形状とし、ストッパーレバーの曲面部をヘッドの
    ストッパーレバー挿入口から入れ、ストッパーレバーを
    ヘッドと溶接してアンカーボルト係合部を組立てた後、 中子の曲面に合わして予め曲折させたハンガーを中子に
    挿通するようにしたことを特徴とするアンカーボルト吊
    具の製造方法。
  4. 【請求項4】 ハンガーは1本の棒材を折り曲げ、その
    両端をクレーンフックが引っかかる位置で突き合わせて
    溶接するとともに、クレーンフックが当たる位置に補強
    材を溶接した請求項3記載のアンカーボルト吊具の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 ハンガーは2部品から構成し、一方は棒
    材を中央を中子の曲面に合うU字状に曲折して下ハンガ
    ーとし、他方は鋼板を中央がクレーンフックと当接する
    ように門形に塑性加工して上ハンガーとし、 下ハンガーと上ハンガーの両端はそれぞれ対向して当接
    するように形成し、下ハンガーと上ハンガーの両端には
    それぞれが対向した時に逆ネジとなるようにそれぞれの
    両端にネジ溝を形成し、 下ハンガーを中子に挿通後下ハンガーと上ハンガーを対
    向させ、上下に逆ネジが螺設してあるナットにより下ハ
    ンガーと上ハンガーを締め付けた請求項3記載のアンカ
    ーボルト吊具の製造方法。
  6. 【請求項6】 ナット締め付け後に、ナットの回転を防
    止するストッパープレートを溶接した請求項5記載のア
    ンカーボルト吊具の製造方法。
  7. 【請求項7】 ハンガーは2部品から構成し、一方は棒
    材を中央を中子の曲面に合うU字状に曲折して下ハンガ
    ーとし、他方は鋼板を中央がクレーンフックと当接する
    ように門形に塑性加工して上ハンガーとし、 下ハンガーと上ハンガーの両端はそれぞれ対向して当接
    するように形成し、 下ハンガーを中子に挿通後下ハンガーと上ハンガーを突
    き合わせて溶接した請求項3記載のアンカーボルト吊具
    の製造方法。
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