JP2791714B2 - 農産物収穫装置 - Google Patents

農産物収穫装置

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JP2791714B2
JP2791714B2 JP2411008A JP41100890A JP2791714B2 JP 2791714 B2 JP2791714 B2 JP 2791714B2 JP 2411008 A JP2411008 A JP 2411008A JP 41100890 A JP41100890 A JP 41100890A JP 2791714 B2 JP2791714 B2 JP 2791714B2
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敏之 小渕
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば根菜類のような
農産物を圃場から収穫する農産物収穫装置に関し、特に
収穫部の高さを、収穫しようとする農産物が植生してい
る圃場面の高さに対応して自動制御するようにした収穫
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、農用トラクタ(走行車体)に、3
点リンク機構を介して圃場に植生している根菜類(農産
物)を引き抜き、収穫する引き抜き機構(収穫部)を具
備した収穫装置を装着し、この収穫装置を3点リンク機
構により上下調節可能とした根菜類収穫装置が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記周知の根菜類収穫
装置においては、収穫装置全体の上下調節は行えるが、
引き抜き機構独自の上下調節は行われないので、その高
さが収穫しようとする根菜類が植生している圃場面の高
さと合っておらず、引き抜き機構による根菜類の引き抜
き位置がバラついて、収穫精度が低下するという問題点
があった。このため、トラクタに乗った作業者が3点リ
ンク機構により収穫装置を上下動調節するようにしてい
るが、その操作を絶えず,頻繁に行う必要があり、作業
者の労力負担が大きかった。また、収穫装置全体を上下
動操作するので、圃場面への追従性が良くない、といっ
た問題点もあった。本発明は上記の問題点を解決するこ
とを目的になされたもので、引き抜き機構(収穫部)を
独自に上下動するようにし、しかもセンサにより自動制
御しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、走行車体1の後部に3点リンク機構を介
して圃場Fに植生している農産物を収穫する収穫装置3
を上下調節可能に装着し、この収穫装置3には、走行車
体1の走行方向側方に位置して前部に掘取り刃8を固設
し、その後方に該掘取り刃8により掘り取られた農産物
の地上部を挟持して抜取り、抜取った収穫物の地上部を
挟持した状態で搬送する左右一対の収穫ベルトからなる
収穫部10を上下調節機構12により上下動可能に設け
ると共に、収穫する農産物が植生している圃場面の高さ
を検出するゲージ輪14を有するセンサ13を設け、こ
のセンサ13の検出値により上記上下調節機構12を制
御して、上記掘取り刃8とは別に収穫部10の前部高さ
を自動制御するように構成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記の構成によって、収穫しようとする農産物
が植生している圃場面の高さをゲージ輪14を有するセ
ンサ13を設け、このセンサ13の検出値により上記上
下調節機構12を制御して、上記掘取り刃8とは別に収
穫部10の前部高さを自動制御するので、収穫部10が
収穫する農産物が植生している圃場面の凹凸に沿って上
下動して追従性が良く、作業精度の高い収穫作業が行わ
れる。また、収穫部10の上下調節が自動化されている
ので、作業者の労力負担が軽減される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。図1ないし図3において、符号
1は乗用4輪形式のトラクタ(走行車体)で、このトラ
クタ1の後部に油圧装置(図示せず)により上下動可能
の3点リンク機構2を介して根菜類収穫装置3が装着さ
れている。根菜類収穫装置3は、本体フレーム4の前端
部にトップリンク連結部5とロアリンク連結部6,6と
を設けて、3点リンク機構2に自動的に着脱できるよう
になっている。また、本体フレーム4から前方に入力軸
7が突出していて、この入力軸7に、トラクタ1のPT
O軸から動力伝達が行われるようにしてある。
【0007】本体フレーム4の前部には、下方に突出す
る掘取り刃8と抵抗板9とが、機体幅方向に所定の間隔
を開けて設けられている。そして、掘取り刃8の外側
に、始端側を低く、終端側を高くし、一対の相対向して
回転する無端ベルトからなる収穫ベルト10が斜設され
ている。この収穫ベルト10は、これを支持する支持フ
レーム10a,10bの交差・連結部を、軸11により
枢支して前後方向に回動可能であり、支持フレーム10
bの上端部と本体フレーム4との間に設けた油圧シリン
ダ12の伸縮作動によって、支持フレーム10a,10
bが軸11を中心に回動して、収穫ベルト10の始端部
を圃場Fに対し上下動調節するようにしてある。この油
圧シリンダ12の伸縮作動は、支持フレーム10aに設
けたセンサ13によって行われる。センサ13には、収
穫しようとする根菜Aが植生している圃場Fの表面と自
在に接するゲージ輪14が設けられ、このゲージ輪14
の上下動をセンサ13で検出し、その検出値によりコン
トロール部15を介して油圧シリンダ12を伸縮制御す
るようにしてある。
【0008】上記収穫ベルト10の搬送終端部下方に
は、収穫ベルト10により圃場Fに植生している根菜A
が抜き取られて収穫され、搬送されてその終端部から落
下する収穫根菜HAを受けて横搬送し、その搬送終端か
ら圃場Fに放出する横移動コンベア16が配設されてい
る。この横移動コンベア16は、本発明では間欠的に駆
動されて、収穫根菜HAをほぼ所定量ずつまとめて搬送
し、圃場Fに放出するようにしてある。横移動コンベア
16の搬送面の周囲には、収穫ベルト10から落下した
収穫根菜HAがコンベア面からこぼれ落ちるのを防止
し、案内する落下防止・案内カバー17が設けられてい
る。なお、符号18は、掘取り刃8、抵抗板9の圃場F
中への侵入深さ、およびゲージ輪14の圃場F表面に対
する接地高さを設定するゲージホイールである。
【0009】このような構成の根菜類収穫装置3におい
ては、トラクタ1の後部に3点リンク機構2を介してト
ップリンク連結部5とロアリンク連結部6,6が連結さ
れて装着される。また、入力軸7にトラクタ1のPTO
軸から動力伝達が行われて収穫ベルト10および横移動
コンベア16が回転駆動され、ゲージホイール18で掘
取り刃8、抵抗板9の圃場F中への侵入深さ、ゲージ輪
14の圃場F表面に対する接地高さを設定する。この状
態で図2および図4に示すように、根菜類収穫装置3を
収穫しようとする根菜A列に沿って位置させ、収穫ベル
ト10の先端が根菜A列と対向するようにしてトラクタ
1を走行させる。すると、根菜A列の側方が掘取り刃8
により切削されて根菜Aは抜取り易い状態となり、その
根菜Aの地上部のほぼ所定位置が収穫ベルト10の一対
のベルト間に挟まれ、ベルト自体の回転と、機体の前進
走行とによって圃場Fから引き抜かれ、引き抜かれた収
穫根菜HAは、収穫ベルト10に挟持された状態で搬送
されて上昇傾斜に沿って順次揚上される。そして、収穫
ベルト10の搬送終端から横移動コンベア16上に落下
する。横移動コンベア16では、間欠的に移動して収穫
根菜HAをほぼ所定量ずつまとめて横搬送し、その搬送
終端から、既に収穫作業の終った圃場Fにほぼ一定間隔
を置いて放出していく。
【0010】上記収穫作業時に、収穫ベルト10におい
ては、図3および図5に示すように、ゲージ輪14が収
穫しようとする根菜Aが植生している圃場Fの表面を転
動しながら圃場面の凹凸に沿って上下動して、圃場Fの
表面と収穫ベルト10の下端部との間隔hを検知して、
この間隔hの変動をセンサ13で検出してコントロール
部15に伝えて油圧シリンダ12を伸縮作動させる。こ
の油圧シリンダ12の伸縮作動により、収穫ベルト10
が軸11を中心に支持フレーム10a,10bを介して
前後方向に回動し、収穫ベルト10の先端部が収穫する
根菜Aが植生している圃場面の凹凸に追従して上下動す
ることにより、収穫ベルト10の先端部は、常に収穫し
ようとする根菜Aに対してほぼ一定高さ位置Hを保持す
ることになり、根菜Aのほぼ一定高さ位置を挟持して引
き抜くこととなって、精度の高い作業が行われる。
【0011】また、横移動コンベア16においては、コ
ンベアが間欠的に移動するので、収穫ベルト10の搬送
終端から連続して横移動コンベア16上に落下する収穫
根菜HAはほぼ所定量ずつまとめてられて搬送されるこ
とになり、図4のようにコンベアの搬送終端から既に収
穫作業の終った圃場Fにほぼ所定量ずつまとめられた状
態で、ほぼ一定間隔を置いて放出される。従って、圃場
Fに放出された収穫根菜HAを圃場外に搬出するとき
に、ほぼ所定量ずつまとめて回収することができること
になり、能率のよい回収作業が行われる。
【0012】この実施例の場合には、ゲージ輪14が、
収穫しようとする根菜Aが植生している圃場Fの表面を
転動しながら支持アームが軸19を中心に圃場面の凹凸
に沿って上下動し、図6のように圃場Fの表面と収穫ベ
ルト10の下端部との間隔hを検知し、この間隔hの変
動をワイヤ20を介してトラクタ1の姿勢制御部に伝え
る。そして、姿勢制御部により3点リンク機構2を上下
作動させ、根菜類収穫装置全体の姿勢が制御される。そ
の結果、収穫ベルト10の先端部は上下方向に移動する
ことになり、収穫ベルト10の先端部が収穫する根菜A
が植生している圃場面の凹凸に追従して上下動すること
になって、収穫ベルト10の先端部は、常に収穫しよう
とする根菜Aに対しほぼ一定高さ位置Hを保持すること
になり、根菜Aのほぼ一定高さ位置を挟持して引き抜く
こととなって、精度の高い作業が行われる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の農産物収穫
装置によれば、走行車体1の後部に3点リンク機構を介
して圃場Fに植生している農産物を収穫する収穫装置3
を上下調節可能に装着し、この収穫装置3には、走行車
体1の走行方向側方に位置して前部に掘取り刃8を固設
し、その後方に該掘取り刃8により掘り取られた農産物
の地上部を挟持して抜取り、抜取った収穫物の地上部を
挟持した状態で搬送する左右一対の収穫ベルトからなる
収穫部10を上下調節機構12により上下動可能に設け
ると共に、収穫する農産物が植生している圃場面の高さ
を検出するゲージ輪14を有するセンサ13を設け、こ
のセンサ13の検出値により上記上下調節機構12を制
御して、上記掘取り刃8とは別に収穫部10の前部高さ
を自動制御するので、収穫部10が掘取り刃8とは別に
収穫する農産物が植生している圃場面の凹凸に沿って上
下動して追従性が良く、農産物をほぼ一定の高さ位置で
収穫して搬送することができ、作業精度の高い収穫作業
が実施できる。
【0014】また、収穫部10の高さを掘取り刃8とは
別に自動制御するようにしたので、作業者は収穫しよう
とする農産物が植生している圃場面の高さを監視しなが
ら収穫装置3を上下調節する必要がなく、作業者の労力
負担が大幅に軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】根菜類収穫装置全体の斜視図である。
【図2】トラクタに根菜類収穫装置を装着し、圃場で収
穫作業を行う状態の概略平面図である。
【図3】根菜類収穫装置の要部の側面図である。
【図4】根菜類収穫装置の作業状態の平面図である。
【図5】要部の作用説明図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 3点リンク機構 3 根菜類収穫装置 4 本体フレーム 5 トップリンク連結部 6 ロアリンク連結部 7 入力軸 8 掘取り刃 9 抵抗板 10 収穫ベルト 11 軸 12 油圧シリンダ 13 センサ 14 ゲージ輪 15 コントロール部 16 横移動コンベア 17 落下防止・案内カバー F 圃場 A 根菜 HA 収穫根菜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体(1)の後部に3点リンク機構
    を介して圃場(F)に植生している農産物を収穫する収
    穫装置(3)を上下調節可能に装着し、この収穫装置
    (3)には、走行車体(1)の走行方向側方に位置して
    前部に堀取り刃(8)を固設し、その後方に該掘取り刃
    (8)により掘り取られた農産物の地上部を挟持して抜
    取り、抜取った収穫物の地上部を挟持した状態で搬送す
    る左右一対の収穫ベルトからなる収穫部(10)を上下
    調節機構(12)により上下動可能に設けると共に、 収穫する農産物が植生している圃場面の高さを検出する
    ゲージ輪(14)を有するセンサ(13)を設け、この
    センサ(13)の検出値により上記上下調節機構(1
    2)を制御して、上記掘取り刃(8)とは別に収穫部
    (10)の前部高さを自動制御するように構成したこと
    を特徴とする農産物収穫装置。
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