JP2789968B2 - 光tdrによる計測方法及び装置 - Google Patents

光tdrによる計測方法及び装置

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JP2789968B2
JP2789968B2 JP4296102A JP29610292A JP2789968B2 JP 2789968 B2 JP2789968 B2 JP 2789968B2 JP 4296102 A JP4296102 A JP 4296102A JP 29610292 A JP29610292 A JP 29610292A JP 2789968 B2 JP2789968 B2 JP 2789968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ファイバ、光導波
路等の光導波部にレーザ光を入射し、光導波部中を伝送
する光信号の反射散乱光を検出する事により光導波部の
特性検査、欠陥検出等を行う光TDR(Optical Time D
omain Reflectmetry)による計測方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光TDR装置は、光ファイバ端部からフ
ァイバ中に数n〜数百nsec、ピークパワー数百Wの短パ
ルス光信号を入力し、光ファイバ各点における反射散乱
や、ファイバ中の欠陥等による光ファイバからの反射散
乱光を検出し、光ファイバの特性検査、欠陥検出等を行
うものである。この光TDR装置は、更に、光ファイバ
の温度変化による反射散乱特性の変化を利用し、単一光
ファイバによる光ファイバ沿いの温度分布を計測する光
ファイバ温度計としても利用することができ、その開発
も行われている(例えば、“光ファイバ温度計測”OPTO
RONICS(1990 )No.8、“ラマン散乱光利用分布型温度セ
ンサ”センサ技術(1989)Vo1.9No.7 )。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(1)従来の光TDR
装置においては、光ファイバ沿いの距離分解能を向上さ
せるためには、入射する光パルスの幅を狭くする必要が
ある。しかし、パルス幅を狭くすると光ファイバからの
反射散乱強度が小さくなる。また、長距離の光ファイバ
の計測を行う場合には、光の伝搬によって生じる損失に
より散乱強度が小さくなる。上記のような場合には、反
射散乱光をS/Nを良く検出するため、入射する光信号
のパワーを増大するか、或いは光信号を繰り返し入力
し、検出信号の平均処理を行う必要がある。従って、距
離分解能を高くしたい場合には、数nsec幅の短パルスの
光信号を用いなければならず、反射散乱の発生場所を距
離精度を良く計測するには反射散乱光の検出信号を高速
でサンプリングして信号処理する必要があり、信号処理
部が複雑になるという問題点がある。また、光信号のピ
ークパワーは計測上外乱となる誘導ラマンの発生するレ
ベル以下に制限されており任意に大きな値に設定するこ
とができないため、反射散乱光の検出感度が低下すると
いう問題点もある。また、平均演算処理によるノイズの
低減では多数回の平均処理を行う必要があり、信号処理
に要する時間が増大し、計測の応答性が低下するという
問題点があった。
【0004】(2)また、光ファイバの特性計測に用い
られる光TDR装置においては、光ファイバ中の各点か
らのレーリー散乱光強度の分布から伝搬損失等の光ファ
イバの特性計測を行っており、距離分解能を高くするた
めパルス幅の小さい信号を用いる必要があるが、レーリ
ー散乱光強度が微少であるため、散乱光をS/N良く検
出するためには、検出信号の多数回の平均演算処理を行
う必要があり、計測時間が増大するという問題点があっ
た。
【0005】(3)また、光ファイバの欠陥検出に用い
られる光TDR装置においては、光ファイバ中の欠陥位
置を高精度に検出するためには、上述の場合と同様に、
入射する光信号のパルス幅を狭くし、更に、検出信号の
サンプリング及び信号処理を高速で行う必要があり、装
置が複雑になるという問題点があった。
【0006】(4)また、温度計測に用いられる光TD
R装置においては、温度計測を精度良く行うためには、
光ファイバからの反射散乱光のうち特に温度依存性の大
きいラマン散乱光が用いられるが、ラマン散乱光は光フ
ァイバ中からのレーリー散乱に比べてさらに強度が1/
1000程度と小さく、ラマン散乱光を検出するには平
均演算処理を行う必要があり、計測時間が増大するとい
う問題点があった。
【0007】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであり、距離分解能が高く、高感度でかつ
応答性に優れた光TDRによる計測方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様によ
る光TDRによる計測方法は、第1のクロック信号に基
づいた第1の擬似ランダム信号を発生する工程と、第1
のクロック信号と周波数がわずかに異なる第2のクロッ
ク信号に基づいた第2の擬似ランダム信号を発生する工
程と、前記第1の擬似ランダム信号により振幅変調され
たレーザ光を発生し、光導波部に入力する工程と、光導
波部からの反射散乱光と前記第2の擬似ランダム信号と
を乗算する工程と、第1の擬似ランダム信号と前記第2
の擬似ランダム信号とを乗算する工程と、乗算された信
号の帯域制限をそれぞれ行う工程とを有し、帯域制限を
受けた信号を演算処理して所望の計測データ、例えば光
導波部の特性、欠陥、温度等のデータを得る。
【0009】本発明の一つの態様による光TDR装置
は、第1のクロック信号発生器と、第1のクロック信号
により駆動される第1の擬似ランダム信号発生器と、第
1のクロック信号と周波数がわずかに異なる第2のクロ
ック信号を発生する第2のクロック信号発生器と、第1
の擬似ランダム信号発生器と同一構成から成り、前記第
2のクロック信号により駆動される第2の擬似ランダム
信号発生器と、第1の擬似ランダム信号発生器の出力で
ある第1の擬似ランダム信号により振幅変調されたレー
ザ光を発生するレーザ発振器と、変調されたレーザ光の
光導波部への入力と光導波部からの反射散乱光の出力を
行う光方向性結合器と、光方向性結合器により得られた
光導波部からの反射散乱光を入力する受光器と、受光器
の出力信号と前記第2の擬似ランダム信号発生器の出力
である第2の擬似ランダム信号とを乗算する第1の乗算
器と、第1の擬似ランダム信号と前記第2の擬似ランダ
ム信号とを乗算する第2の乗算器と、第1の乗算器によ
り乗算された信号の帯域制限を行う第1の帯域制限器
と、第2の乗算器により乗算された信号の帯域制限を行
う第2の乗算器とを有する。
【0010】また、本発明の他の態様による光TDR装
置は、光導波部として光ファイバを用い、そして、前記
第1及び第2の帯域制限器を介してそれぞれ得られる信
号に基づいて光ファイバの特性を計測する演算手段を有
する。
【0011】また、本発明の他の態様による光TDR装
置は、光導波部として光ファイバを用い、そして、前記
第1及び第2の帯域制限器を介してそれぞれ得られる信
号に基づいて光ファイバ中の疵等の欠陥による反射散乱
光を判別し、その位置の特定を行い、光ファイバ中の欠
陥検査をする演算手段を有する。
【0012】また、本発明の他の態様による光TDR装
置は、光導波部として光ファイバを用い、そして、前記
光方向性結合器により得られる反射散乱光を入力し、反
射散乱光のうち前記レーザ発振器の信号波長と異なる波
長の信号のみを透過させ、前記第1の帯域制限器に出力
する1個又は複数個の光学フィルタと、第1及び第2の
帯域制限器を介してそれぞれ得られる信号に基づいて、
前記光学フィルタを介して得られる反射散乱光の特定波
長成分を検出することにより光ファイバ中の各点におけ
るラマン散乱光強度の分布を求め、温度計測を行う演算
手段とを有する。また、本発明の他の態様による光TD
R装置は、光ファイバを対象物に直接接触させ、対象物
に接触させた部分からの反射散乱光を検出し、対象物の
温度を計測する。
【0013】
【作用】本発明の一つの態様においては、第1のクロッ
ク信号発生器及び第2のクロック信号発生器により駆動
される第1の擬似ランダム信号発生器及び第2の擬似ラ
ンダム信号発生器から、信号パターンは同一で周波数が
わずかに異なる2つの擬似ランダム信号を繰り返し発生
する。第1の擬似ランダム信号によりレーザ光に対して
変調を施し、光導波部(例えば光ファイバ)に対して入
力し、光導波部中からの反射散乱光を受光器により受光
し、検出信号を得る。
【0014】この検出信号と第2の擬似ランダム信号の
乗算を行うとその乗算結果は、レーザ光の変調に用いた
第1の擬似ランダム信号と第2の擬似ランダム信号とは
信号パターンが同一で周波数がわずかに事なるため、2
つの信号の位相は徐々にずれてゆく。そして、或る時点
において2つの擬似ランダム信号のパターンが一致した
場合には、乗算結果は連続した正の信号となるが、時間
の経過とともに2つの擬似ランダム信号のパターンはず
れてゆき乗算結果は正負のランダムな信号列となり、さ
らに時間が経過すると2つの擬似ランダム信号のパター
ンは再び一致し、乗算結果は再び連続した正の信号とな
る。つまり、乗算結果として一定のパータンと周期を有
する時系列信号が得られる。乗算結果として得られた時
系列信号に対して擬似ランダム信号の周期より長い時定
数のローパスフィルタによる帯域制限を行うと、2つの
擬似ランダム信号のパターンが一致したときに高い値を
示す繰り返しパスル信号が検知信号として得られる。
【0015】2つの擬似ランダム信号の乗算及び帯域制
限により検知信号として得られた繰り返しパルス信号
は、擬似ランダム信号の自己相関関数を時間軸上で拡大
した信号となっており、この相関信号処理における信号
の帯域制限により、検出信号中に含まれるノイズ成分が
除去され、光導波部からの反射散乱光をS/N良く計測
することが可能となる。この検知信号の時間軸上の拡大
率は擬似ランダム信号を駆動する2つのクロック信号の
周波数とその周波数差によって定まり、クロック信号の
周波数をf,f,周波数差をΔf=f−fとす
ると、f/Δf倍に拡大される。
【0016】光導波部中の光信号の信号伝播による時間
遅れも同様に時間軸上で拡大されるので、検知信号の時
間遅れを計測することにより光信号の光導波部中での時
間遅れを算出し、反射散乱を生じた位置を決定すること
ができる。また、検知信号は光導波部中での信号反射散
乱強度に対応した信号強度を有しており、検知信号パル
スの強度から反射散乱強度を算出することができる。そ
して、本発明の他の態様においては、帯域制限器を介し
て得られる例えば光導波部(光ファイバ)の各点からの
反射強度分布を求めることにより光導波部の特性が計測
される。
【0017】また、本発明の他の態様においては、光導
波部(光ファイバ)の各点からの反射強度変化から光フ
ァイバ中の疵等の欠陥による反射散乱光を判別し、その
位置の特定を行い、光ファイバ中の欠陥検査をする。ま
た、本発明の他の態様においては、は光ファイバの各点
からの反射強度分布から光ファイバの特性の計測をす
る。
【0018】また、本発明の他の態様においては、光フ
ァイバの各点からの反射強度変化から光ファイバ中の疵
等の欠陥による反射散乱光を判別し、その位置の特定を
行い、光ファイバ中の欠陥検査をする。
【0019】また、本発明の他の態様においては、1個
又は複数個の光学フィルタにより反射散乱光のうちレー
ザ発振器の信号波長と異なる波長の信号のみを透過さ
せ、光学フィルタを介して得られる反射散乱光の特定波
長成分を検出することにより光ファイバ中の各点におけ
るラマン散乱光強度の分布を求め温度計測を行う。ま
た、本発明の他の態様においては、光ファイバを対象物
に直接接触させ、対象物に接触させた部分からの反射散
乱光を検出することにより対象物の温度を計測する。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例の光TDR装置の構
成を示すブロック図である。図1において、1,2はク
ロック信号発生器、3,4は擬似ランダム信号発生器、
5はレーザ光源、6は光方向性結合器であり、7は光導
波部である。9は受光器、10は増幅器、11,20は
乗算器、12,21はローパスフィルタであり、13は
計算機である。
【0021】本実施例では、クロック信号発生器1,2
により周波数がそれぞれf=250.000MHz、
=250.001MHzの2つのクロック信号を発
生し、擬似ランダム信号発生器3,4を駆動する。擬似
ランダム信号発生器3,4は、フィードバックループを
有するシフトレジスタにより構成されるM系列信号発生
器から構成され、符号長1023の同一パターンのM系
列信号を発生する。従って、擬似ランダム信号発生器
3,4を以下M系列信号発生器3,4と称するものとす
る。
【0022】レーザ光源5は半導体レーザから構成さ
れ、M系列信号発生器3の出力であるM系列信号を入力
し、M系列信号により強度変調されたレーザ光を発生す
る。レーザ光源5からの変調光は光方向性結合器6に入
力し、光方向性結合器6から光導波部7へ入射する。光
導波部7に入射した光信号は、光導波部7中の各位置か
ら反射散乱され入射端方向へと戻り、反射散乱光は方向
性結合器6により分岐されてフォトダイオードからなる
受光器9に入力する。そして、受光器において反射散乱
光強度に比例した電気信号に変換され、その電気信号は
増幅器10により増幅される。乗算器11はダブルバラ
ンスドミキサから構成され、増幅器10の出力信号とM
系列信号発生器4の出力であるM系列信号とを入力して
2つの信号の乗算を行い、その乗算結果の信号はローパ
スフィルタ12に入力し、そこで帯域制限される。ま
た、乗算器20は、乗算器11と同様にダブルバランス
ドミキサから構成され、M系列信号発生器3のM系列信
号とM系列信号発生器4のM系列信号とを入力して2つ
の信号の乗算を行い、その乗算結果の信号はローパスフ
ィルタに出力し、そこで帯域制限される。ローパスフィ
ルタ12,21の出力は計算機13に入力する。計算機
13はその入力信号をA/D変換及びサンプリングし、
この2つの入力信号の時間差から検知信号の時間遅れを
求めそれにより光導波部7の反射を生じた点(欠陥)の
位置等を求められる。
【0023】図2は図1の実施例の動作波形を示すタイ
ミングチャートである。ここでは、説明の便宜上光導波
部7中の一点において光信号の反射を生じ、途中の部分
では光信号の反射散乱を生じない場合について考える。
クロック信号発生器1、2からは周波数f,fの正
弦波クロック信号が出力し(図2(a))、M系列信号
発生器3,4へ入力する。M系列信号発生器3,4では
図2(b)に例示するような正負の符号列(パルス列)
で構成されるM系列信号を発生する。このM系列信号の
符号パターンは、M系列発生器3,4の構成によって決
まり、符号周期taはシフトレジスタの段数をnとする
と、ta=2n −1となり、またその周期はt=ta/
f=(2n −1)/f(f:周波数)となる。M系列信
号はレーザ光源5へ入力し、レーザ光源5ではM系列信
号に応じて強度変調が施され、図2(c)に示す信号強
度を有するレーザ光を発生し、レーザ光は光導波部7に
入射する。光導波部7中の一点で反射された光信号は受
光器9に入射し、反射信号の強度に応じた電気信号(M
系列信号)が得られる(図2(d))。
【0024】受光器9からの信号は乗算器11に入力
し、M系列信号発生器4からの出力と乗算される。この
時、受信信号とM系列信号発生器4からのM系列信号と
の符号パターンが一致した場合には2つの信号の乗算結
果は正の信号の連続となり、2つの信号の符号パターン
がずれている場合に、正負のランダムな信号列となる
(図2(e),(e))。この乗算結果の信号をロー
パスフィルタ12へ入力するとその出力は、図2(f)
に示すようなパルス信号となる。また、ローパスフィル
タ21の出力は時間遅れがないので図(g)に示すよう
な時刻基準信号としてのパルス信号となる。
【0025】このパルス信号の周期Tは、M系列信号発
生器3,4を駆動する2つのクロック信号の周波数差Δ
f=f1 −f2 及びM系列信号の符号長taにより定ま
り、T=ta/Δf=(2n −1)/Δfとなる。入射
端から反射を生じた点までの距離をLとすると、光信号
の往復に要する伝播遅延時間τ0 はτ0 =2L/c(c
は光導波部中の光速)となり、このとき検知信号の伝播
遅延時間τ1 はf/Δf倍に拡大され、τ1 =τ0 ・f
/Δfの時間遅れが観測される。その遅延時間τ1 を距
離に換算することにより欠陥の位置が求められる。
【0026】なお、反射点が一点の場合について説明し
たが、実際には光導波部7中の欠陥のある個所ではそれ
ぞれ反射をするので、計算機13により次の処理がなさ
れる。つまり、計算機13はローパスフィルタ12の出
力である検知信号及びローパスフィルタ21の出力であ
る時刻基準信号を一定間隔でA/D変換、サンプリング
し、時間経過に伴う検知信号強度の変化データを得る。
そして、この検知信号強度のデータは光導波部7中の各
点からの反射散乱光強度に相当するデータであり、各点
間の距離ΔL(分解能)はサンプリング時間をΔτとす
ると、ΔL=c/2・Δτ・Δf/fとなり光導波部7
に沿った反射散乱光の強度分布が分解能ΔLで得られ
る。サンプリングは、時刻基準信号を起点とし、計測し
たい光導波部7の長さに相当する時間分(最大計測可能
距離は、検知信号の周期により決定され、ΔL=c/2
・T・Δf/fとなる)のデータのサンプリンクを行
う。検知信号データの収集後は、その目的に応じたデー
タ処理を行う。つまり、本実施例においては、検知信号
中に存在するピークを検出し、ピーク点の位置からピー
クを生じた場所(欠陥の場所)を算出している。勿論、
検知信号の強度分布に基づいて光導波部7の特性を計測
することもできる。
【0027】なお、上記実施例において説明したM系列
信号の処理は後述する実施例においてもその処理過程は
基本的に同一である。
【0028】図3は本発明の他の実施例の光TDR装置
の構成を示すブロック図である。本実施例は光ファイバ
の特性計測に光TDR装置を適用しており、図1の光導
波部7として光ファイバ7aを用いている。本実施例の
光TDR装置による特性計測においては、光ファイバ7
a中に入射した光信号は光ファイバ7a中の各点で反射
散乱し、受信側では各点からの反射散乱光が重畳された
信号が計測される。この結果、M系列信号処理を行った
結果得られる検知信号も光ファイバ7a中の各点からの
反射散乱光強度に対応したパルスを重畳した信号とな
る。
【0029】図4はこのときの検知信号の信号強度を示
す特性図である。入射端からの距離が大きくなるほど光
信号の往復の伝播損失が大きくなるため、信号の入射時
刻からの経過時間が長いほど(距離が遠いほど)検知信
号の強度が低下している。ここで、検知信号は周期T
(図1の実施例参照)で繰り返され、検知信号における
時間(信号入射時刻からの経過時間τ1 )と光ファイバ
7a中の距離との関係は図1の実施例で述べた時間軸の
拡大率からL=c/2・τ1 ・Δf/fとなり(cは光
ファイバ中の光速)、この関係から反射散乱光強度の光
ファイバ7a沿いの分布や光ファイバの任意の点からの
反射散乱光強度を求めることができる。
【0030】図5は光ファイバ7aの伝播損失が途中で
変化している場合の検知信号の信号強度を示す特性図で
ある。光ファイバ7aの伝播損失が途中で変化している
と、検知信号の信号強度の分布の傾きが図示のように途
中から変化し、検知信号の信号強度分布の変化からファ
イバの伝播損失特性を求めることができる。計算機13
は、図1の実施例と同様にして検知信号及び時刻基準信
号をサンプリングし、データの収集後は、目的に応じた
データ処理を行うが、本実施例においてはファイバの特
性検査をしており、検知信号の信号強度の距離による変
化から光ファイバの減衰特性(伝播損失)を求める。
【0031】図6は本発明の他の実施例の光TDR装置
の構成を示すブロック図である。本実施例は光ファイバ
の欠陥検査に光TDR装置を適用している。光ファイバ
7a中に疵等の欠陥があると疵部分からのフレネル反射
を生じる。フレネル反射は、一般に光ファイバの欠陥が
ない部分からの反射散乱光(主にレーリー散乱)に対し
て強度が大きい。
【0032】図7はこのように疵等の欠陥がある場合の
信号処理の結果得られる検知信号の信号強度の特性図で
ある。検知信号の信号強度は光ファイバ各点からの散乱
光が重畳した信号中にフレネル反射によるピークを生じ
た波形となる。この検知信号中のピーク点までの時間遅
れを計測することにより光ファイバ中の欠陥のある点を
計測することが可能となる。計算機13は、図1の実施
例と同様に検知信号及び時刻基準信号をサンプリング
し、目的に応じたデータ処理を行う。つまり、本実施例
においては検知信号中に存在するピークを検出し、ピー
ク点の位置からピークを生じた場所(欠陥の場所)を算
出する。
【0033】図8は本発明の他の実施例の光TDR装置
の構成を示すブロック図である。本実施例は温度計測に
光TDR装置を適用している。光ファイバ中での光信号
の反射散乱は、その過程によりレーリ散乱、ラマン散乱
などに分類される。この中でも特に温度依存性の大きい
ラマン散乱による反射散乱光が温度計測に用いられる。
【0034】図9はラマン散乱による波長と反射散乱光
強度との関係を示した特性図である。ラマン散乱は図示
のように、入射光の波数(ν0 =2π/λ0 、λ0 は波
長)に対してシフトした波数の散乱光を生じ、入射光波
数に対して波数の小さい(波長の長い)散乱光をストー
クス光、波数の大きい(波長の短い)散乱光をアンチス
トークス光と呼び、その波数シフト量νk は光ファイバ
の材質により定まる。この波数(波長)シフトを利用し
反射散乱光からラマン散乱による成分のみを検出するこ
とが可能である。ストークス光及びアンチストークス光
の散乱強度は、次式に示す温度依存性を持つ。
【0035】
【数1】
【0036】
【数2】
【0037】 Is: ストークス光強度 h: プラン
ク定数 Ia: アンチストークス光強度 c: ファイ
バ中の光速 ν0 : 入射光波数(2π/λ0 ) k: ボルツ
マン定数 νk : ラマン散乱シフト量 T: 光ファ
イバの温度 光ファイバ7aからの反射散乱光のうちラマン散乱光に
よるストークス光又はアンチストークス光の散乱強度を
計測することにより、光ファイバ7aの温度を計測する
ことができる。
【0038】本実施例では光ファイバ7aからの反射散
乱光は光学フィルタ8に入力する。光学フィルタ8は入
射光波長λ0 に対してλk だけ波長が長い光を通過させ
るフィルタであり、λk を光ファイバ7aの材質により
定まるラマン散乱による波長シフト量とすることによ
り、光ファイバ7aからの反射散乱光のうちラマン散乱
によるストークス光のみを通過させる。また、光学フィ
ルタ8に入射光波長λ0に対してλk だけ波長が短い光
を通過させるフィルタを用いることにより、反射散乱光
のうちラマン散乱によるアンチストーク光のみを通過さ
せることも可能である。
【0039】光学フィルタ8からの出力は受光器9及び
増幅器10により受光及び増幅され、乗算器11及びロ
ーパスフィルタ12により相関信号処理を行うことによ
り光ファイバ7a中のラマン散乱によるストークス光又
はアンチストークス光の散乱強度に応じた検知信号が得
られる。ラマン散乱によるストークス光又はアンチスト
ークス光の温度依存性と検知信号強度から反射散乱を生
じた点の光ファイバ7aの温度を算出することができ
る。得られた検知信号は、図4に示した信号と同様に光
ファイバ各点からのラマン散乱光が重畳した波形とな
る。すなわち、検知信号強度の時間変化は光ファイバ7
a中の各点におけるラマン散乱光強度の変化に対応して
おり、光ファイバ7a中の各点におけるラマン散乱光強
度を求めることにより温度分布を計測することが可能と
なる。
【0040】計算機13は、図1の実施例と同様に検知
信号及び基準時刻信号をサンプリングし、各目的に応じ
たデータ処理を行う。本実施例においてはファイバ沿い
の温度計測をしており、検知信号としてラマン散乱によ
るストークス光又はアンチストークス光強度が得られる
ので、入力サンプリングした検知信号データからストー
クス光又はアンチストークス光の強度分布を算出し、散
乱光強度から各データに対するファイバ温度を求めてい
る。このとき、複数回の周期にわたってデータのサンプ
リングを行い、平均処理を行うことによりさらにノイズ
を低減することも可能である。また、入射時刻からの一
定の時間遅れを設け、検知信号のサンプリングを一回行
うことにより、光ファイバ中の任意の1点に関するデー
タ計測を行うことができる。
【0041】図10は温度分布の計測を行う場合の処理
を示すフローチャートである。検知信号強度をサンプリ
ングし、遅延時間を距離に換算し、反射散乱光の強度を
算出する。そして、その強度に基づいて温度を算出す
る。以上の処理をサンプリン時間Δτ毎に繰り返し、光
ファイバ7aの全長相当分に亘って繰り返した後、距離
ー温度分布データを適当な表示手段(例えばCRT)に
表示させる。
【0042】図11は任意の位置の温度の計測を行う場
合の処理を示すフローチャートである。測定点までの距
離を時間Δtに換算し、レーザー光を光ファイバ7aに
入射した後時間をカウントし、時間がΔtになるとその
時の検知信号をサンプリングし、そのときの散乱光強度
を算出し、温度を算出する。
【0043】図12は本発明の他の実施例の光TDR装
置の構成を示すブロック図である。本実施例においては
光ファイバ7aを対象物に接触させ、接触させた点に対
応する時間の検知信号強度から光ファイバ7aのラマン
散乱光強度を求め、その点の温度、すなわち対象物の温
度を求めている。この時の温度計測の方法は図10に示
されたフローチャートに基づいてなされる。
【0044】図13は本発明の他の実施例の光TDR装
置の構成を示すブロック図である。本実施例においては
受光側に2個の光学フィルタ8,15が並設されてい
る。本実施例においては、光方向性結合器6から出力さ
れた光ファイバ7からの反射散乱光は光分岐路14によ
り分岐されそれぞれ光学フィルタ8,15に入力する。
光学フィルタ8は入射光波長λ0 に対してλk だけ波長
が長い光を通過させるフィルタで、光学フィルタ15は
入射光波長λ0 に対してλk だけ波長が短い光を通過さ
せるフィルタである。λk ,λk を光ファイバの材質に
より定まるラマン散乱による波長シフト量とすることに
より、光学フィルタ8,15はそれぞれ光ファイバから
の反射散乱光のうちラマン散乱により波長の変化したス
トークス光及びアンチストークス光をそれぞれ通過させ
る。
【0045】光学フィルタ8,15からの出力はそれぞ
れ受光器9,16及び増幅器10,17により受光及び
増幅され、乗算器11,18及びローパスフィルタ1
2,19により相関信号処理を行うことにより光ファイ
バ7aからの反射散乱光のうちラマン散乱によるストー
クス光及びアンチストークス光の散乱強度に応じた検知
信号が得られる。ラマン散乱によるストークス光とアン
チストークス光との強度比は、光ファイバの材質により
定まるラマン散乱シフト量が定まれば次式に示すように
反射散乱を生じた点の温度にのみ依存する。 Ia/Is= ((ν0 +νk )/(ν0 −νk ))4 exp(−hcνk /kT)) 上式によりストークス光とアンチストークス光の強度比
を測定することにより、レーザ光源の強度変動、光ファ
イバの曲がりによる損失などの外乱の影響が取り除か
れ、光ファイバ7aの各点における温度分布の算出を行
うことができる。勿論、この処理は上述の実施例と同様
に計算機13によりなされる。
【0046】なお、上述の実施例においては擬似ランダ
ム信号としてM系列信号の場合について説明したが、本
発明はそれに限定されるものではなく、例えばバーカー
系列符号、相補系列符号、ゴールド符号等を用いること
もできる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光導波部
に入力する信号として擬似ランダム信号により変調され
たレーザ光を用い、光導波部からの反射散乱光に対して
相関演算を行うことによりノイズを低減しS/Nを向上
させ、更に符号長を長くすることにより高感度な信号検
出が可能となり、平均処理による信号処理時間を減少さ
せることが可能となっている。例えば、符号長1023
のM系列信号を用いることにより−120dB以上減衰
した信号まで計測可能となっている。更に、検知信号の
1周期での計測も可能になり、複数回の計算値の平均処
理による要する時間も減少できる。
【0048】また、本発明によれば、2つの周波数の異
なる擬似ランダム信号を利用して信号処理を行うための
実際の光信号の伝播時間に対して時間的に拡大された検
知信号が得られ、反射散乱光の時間遅れの計測、強度検
出等の信号処理を低速で行うことが可能となる。例えば
M系列信号の符号長4095、クロック周波数を250
MHz、クロック周波数の差を10kHzとすると、検
知信号の周期は0.4sec、検知信号の拡大率は25
000倍(250MHz/10kHz)となり、検知信
号のワンプリングを0.1msecで行うとその換算距
離は0.4mとなり、低速のサンプリングでも高い分解
能を実現することが可能になっている。この場合、平均
処理によりS/Nを増大させた場合においても、従来の
光TDR装置に比べてその平均回数を減らし、従来の光
TDR装置では数十秒かかっていた計測信号処理時間を
数秒に短縮することが可能になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光TDR装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図2は図1の実施例の動作波形を示すタイミン
グチャートである。
【図3】本発明の他の実施例の光TDR装置の構成を示
すブロック図である。
【図4】図3の光ファイバの検知信号の信号強度の特性
図である。
【図5】光ファイバの伝搬損失が変化した場合の検知信
号の信号強度の特性図である。
【図6】本発明の他の実施例の光TDR装置の構成を示
すブロック図である。
【図7】疵がある場合の検知信号の特性図である。
【図8】本発明の他の実施例の光TDR装置の構成を示
すブロック図である。
【図9】ラマン散乱による波長と反射散乱光強度との関
係を示した特性図である。
【図10】本発明の他の実施例の光TDR装置の構成を
示すブロック図である。
【図11】温度分布の計測を行う場合の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】任意の位置の温度の計測を行う場合の処理を
示すフローチャートである。
【図13】本発明の他の実施例の光TDR装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 クロック信号発生器 3,4 擬似ランダム信号発生器(M系列信号発生器) 5 レーザ光源 6 光方向性結合器 7 光導波部 7a 光ファイバ 8,15 光学フィルタ 9,16 受信器 10,17 増幅器 11,18 乗算器 12,19 ローパスフィルタ 13 計算機 14 光分岐路
フロントページの続き (72)発明者 山田 健夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−282284(JP,A) 特開 平4−72540(JP,A) 特開 平3−181804(JP,A) 特開 昭64−25080(JP,A) 特開 昭48−90554(JP,A) 特開 平4−132932(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01K 11/12 G01M 11/00 G01S 17/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のクロック信号に基づいた第1の擬
    似ランダム信号を発生する工程と、 前記第1のクロック信号と周波数がわずかに異なる第2
    のクロック信号に基づいた第2の擬似ランダム信号を発
    生する工程と、 前記第1の擬似ランダム信号により振幅変調されたレー
    ザ光を発生し、光導波部に入力する工程と、 光導波部からの反射散乱光と前記第2の擬似ランダム信
    号とを乗算する工程と、 前記第1の擬似ランダム信号と前記第2の擬似ランダム
    信号とを乗算する工程と、 乗算された信号の帯域制限をそれぞれ行う工程とを有す
    る光TDRによる計測方法。
  2. 【請求項2】 第1のクロック信号発生器と、 該第1のクロック信号により駆動される第1の擬似ラン
    ダム信号発生器と、 前記第1のクロック信号と周波数がわずかに異なる第2
    のクロック信号を発生する第2のクロック信号発生器
    と、 前記第1の擬似ランダム信号発生器と同一構成から成
    り、前記第2のクロック信号により駆動される第2の擬
    似ランダム信号発生器と、 前記第1の擬似ランダム信号発生器の出力である第1の
    擬似ランダム信号により振幅変調されたレーザ光を発生
    するレーザ発振器と、 変調されたレーザ光の光導波部への入力と光導波部から
    の反射散乱光の出力を行う光方向性結合器と、 該光方向性結合器により得られた光導波部からの反射散
    乱光を入力する受光器と、 該受光器の出力信号と前記第2の擬似ランダム信号発生
    器の出力である第2の擬似ランダム信号とを乗算する第
    1の乗算器と、 前記第1の擬似ランダム信号と前記第2の擬似ランダム
    信号とを乗算する第2の乗算器と、 前記第1の乗算器により乗算された信号の帯域制限を行
    う第1の帯域制限器と、 前記第2の乗算器により乗算された信号の帯域制限を行
    う第2の乗算器とを有する光TDR装置。
  3. 【請求項3】 光導波部として光ファイバを用い、そし
    て、前記第1及び第2の帯域制限器を介してそれぞれ得
    られる信号に基づいて光ファイバの特性を計測する演算
    手段を有する請求項2記載の光TDR装置。
  4. 【請求項4】 光導波部として光ファイバを用い、そし
    て、前記第1及び第2の帯域制限器を介してそれぞれ得
    られる信号に基づいて光ファイバ中の疵等の欠陥による
    反射散乱光を判別し、その位置の特定を行い、光ファイ
    バ中の欠陥検査をする演算手段を有する請求項2記載の
    光TDR装置。
  5. 【請求項5】 光導波部として光ファイバを用い、そし
    て、前記光方向性結合器により得られる反射散乱光を入
    力し、反射散乱光のうち前記レーザ発振器の信号波長と
    異なる波長の信号のみを透過させ、前記第1の帯域制限
    器に出力する1個又は複数個の光学フィルタと、 前記第1及び第2の帯域制限器を介してそれぞれ得られ
    る信号に基づいて、前記光学フィルタを介して得られる
    反射散乱光の特定波長成分を検出することにより光ファ
    イバ中の各点におけるラマン散乱光強度の分布を求め、
    温度計測を行う演算手段とを有する請求項2記載の光T
    DR装置。
  6. 【請求項6】 光ファイバを対象物に直接接触させ、対
    象物に接触させた部分からの反射散乱光を検出し、対象
    物の温度を計測する請求項5記載の光TDR装置。
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