JP2789899B2 - 電磁コンタクタの制御回路 - Google Patents

電磁コンタクタの制御回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば産業車両の電気
回路系に用いられる電磁コンタクタに係り、その接点を
作動するためのコイルへの電流を制御する電磁コンタク
タの制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリフォークリフト等の電動車両を
例にすると、その電気回路系は、荷役回路,走行回路,
油圧制御回路等の各ブロックに分かれ、荷役モータや走
行モータ,ポンプ駆動モータ等を負荷とし、該負荷を駆
動する電流を断続したり、逆転するための電磁コンタク
タを随所に設けることで、所要の動作を行うようになっ
ている。
【0003】このような電動車両の電気回路系に使われ
る電磁コンタクタは、接点とこれを作動するコイルとか
ら成り、通常は、コイルに電流を流したときに、接点が
投入され導通状態となり、電流を遮断したときに接点が
離落され非導通状態となる。そして、導通状態時は、コ
イルに直列に接続したスイッチング素子のスイッチング
時間を制御することで、コイルに流す電流(以下、コイ
ル電流と呼ぶ)の大きさを変化させている。すなわち、
投入時におけるコイルへの初期電流は大きくなるよう
に、投入信号(以下、ON信号という)でスイッチング
素子を導通状態にし、一定時間経過するとコイル電流が
小さな電流に下がるように、上記スイッチング素子をチ
ョッパ動作させている。これは、電磁コンタクタの性質
が、接点投入時には大きな初期電流が必要であるが、導
通状態に移行後は小さな電流(以下、保持電流という)
で十分に導通状態を保持できるからである。
【0004】また、このような回路では、導通状態時に
は、マイコンによって常時、接点状態を監視し、外的な
振動によって接点が離落した場合に、これを認識して再
度ON信号を発生して再投入させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁コ
ンタクタの性質に従った上記従来の制御回路は、接点投
入時の大きな初期電流を流す期間を時間設定し、保持電
流の大きさを電源の電圧によって設定しているため、
コイルの抵抗温度特性、機械的ばらつき、コイルの
電源電圧変動を考慮して、上記初期電流を流す期間に時
間的マージンを持たせるとともに、保持電流の値にもマ
ージン分を持たせている。このため、コイルとスイッチ
ング素子での損失が増え、余分なエネルギーの消費とな
る。
【0006】また、マイコンで上記制御を行う場合は、
投入中の接点状態監視をマイコンで行っているが、振動
等による接点の離落を検出したとき、マイコンより再投
入信号を発生しなければ、接点の導通状態を復元するこ
とができない。そこで本発明の目的は、投入時に必要な
電流が最小限で済み、コイルやスイッチング素子での損
失を抑えるようにした電磁コンタクタの制御回路を提供
する。
【0007】本発明の更なる目的は、投入中に接点が離
落しても、マイコン等により監視することなく、容易に
離落状態を検出し再投入することができる電磁コンタク
タの制御回路を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルに流す
電流が通電及び遮断されることにより、接点端子間が導
通状態と非導通状態とに切換えられる電磁コンタクタの
通電状態を制御する制御回路であって、前記コイルに接
続された電圧源と、前記コイルに流れる電流を断続する
スイッチング素子と、前記コイルに流れる電流を検出す
る電流検出素子をもち、該電流検出素子の両端に生じる
電圧レベルに比例したモニタ信号を発生するコイル電流
検出手段と、前記接点端子間の電圧を監視し、導通状態
と非導通状態とで異なるレベルに変化する監視信号を前
記コイル電流検出手段に出力して導通状態の時に該コイ
ル電流検出手段を動作させる接点状態監視手段と、PW
M原信号を前記モニタ信号に応じて変調して単位波形時
間幅の変化するPWM信号を生成し、該PWM信号で前
記スイッチング素子を制御すると共に、その制御中、前
記接点端子間が導通状態から離脱したときの前記監視信
号に基づいて前記スイッチング素子を通電初期時と同等
の信号で制御するPWM発生手段とを具備している。
【0009】
【作用】したがって上記構成によれば、ON信号の発生
前は監視信号によりモニタ信号のレベルが決定され、チ
ョッパ制御信号は無変調となっている。ON信号が発生
すると、その初期は、PWM発生手段から無変調のチョ
ッパ制御信号がスイッチング素子に加わり、コイルに大
きな初期電流を流すことができる。この初期電流が流れ
ると、接点が導通するため、監視信号がレベル変化し、
初期電流期間が決定される。この監視信号のレベル変化
により、モニタ信号は電流検出素子の両端に生じる電圧
によって決まるようになり、このときのモニタ信号とP
WM信号との比較により得られるチョッパ制御信号は、
単位波形時間幅が徐々に小さくなり、コイル電流は徐々
に小さくなって、接点端子間の例えば導通状態を維持す
る最小限の保持電流に安定し、接点の導通状態を維持す
る。
【0010】そして、電流検出素子の両端に生じる電圧
が温度等の環境や電源電圧の変動によって変わっても、
コイル電流が一定となるように、チョッパ制御信号の単
位波形時間幅が制御される。また、導通状態の期間に、
接点の離落が生じた場合は、接点状態監視手段からの監
視信号に基づいてモニタ信号が電流検出素子の両端電圧
に従わないレベルに変化し、初期電流と同等の大きなコ
イル電流を流すようなチョッパ制御信号が形成される。
故に、導通状態の期間に、接点の離落が生じた場合で
も、速やかに導通状態を復元することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明をメイクとブレークとに変化す
る電磁コンタクタを例にした実施例によって詳細に説明
する。図1は本発明に係る電磁コンタクタの制御回路の
基本構成を示す。制御される電磁コンタクタ1は、接点
1aとコイル1bとから成り、コイル1bに流れる電流
によって接点1aが投入される結合体である。接点1a
は、可動端子pが電源回路9に、固定接点sが負荷10
に接続されて、電源回路9と負荷10との間を断続する
スイッチとなっている。コイル1bには、電流検出抵抗
12が直列に接続され、この直列接続にコレクタエミッ
タ通路を更に直列に接続したチョッパ用スイッチングト
ランジスタ6が設けられている。これらコイル1b,検
出抵抗12及びトランジスタ6から成る直列回路は、電
源回路9からの電圧が印加されるようになっている。な
お、コイル1bと検出抵抗12の直列接続には、フライ
ホイールダイオード11が並列に接続されている。
【0012】ところで、検出抵抗12は、両端をコイル
電流検出手段4に接続されている。コイル電流検出手段
4は、上記検出抵抗12の両端電圧によってコイル1b
に流れる電流i2 のレベルに比例したモニタ信号4aを
PWM発生手段5に供給するようになっている。PWM
発生手段5は、端子8からのON信号によってトランジ
スタ6を導通させるとともに、導通後におけるトランジ
スタ6のチョッパ動作を、同トランジスタ6のベースに
供給するチョッパ制御信号5aによって制御するように
なっている。上記コイル電流検出手段4から送出される
電流i2 のモニタ信号4aは、上記チョッパ制御信号5
aの単位波形時間幅を制御することになる。
【0013】また、コイル電流検出手段4には、接点状
態監視手段3からの検出信号3aも入力されており、上
記電流i2 のモニタ信号4a中に前記検出信号3aに基
づく情報も重畳されるようになっている。接点状態監視
手段3は、運転者等に接点状態を認識させるための信号
3bを発生して、該信号3bを状態チェック回路7に供
給している。そして状態チェック回路7の出力7aによ
って接点の状態を知ることができるようになっている。
【0014】このような構成によれば、接点投入時、端
子8よりON信号がPWM発生手段5に供給されると、
PWM発生手段5は、ON信号のタイミングでトランジ
スタ6を導通させる。これによってコイル1bには、電
源回路9から電流i2 が流れて、接点1aは投入動作す
る。その後、コイル1bに流れる電流i2 が検出抵抗1
2の両端電圧として検出され、それに基づくモニタ信号
4aによってPWM発生手段5が制御される。すなわ
ち、PWM発生手段5は、電流i2 のモニタ信号4aに
基づいて、接点投入後のトランジスタ6を電流i2 が一
定となるように制御するものである。
【0015】また、投入中に、振動等で接点1aが離落
した場合は、接点状態監視手段3からの監視信号3aに
よってコイル電流検出手段4から導出されるモニタ信号
4aのレベルを変え、これによりPWM発生手段5によ
って形成されるチョッパ制御信号5aを、ON信号と同
等の信号に変化させる。したがって、接点1aが途中に
離落しても、投入状態を復元することができる。
【0016】以上の基本構成に基づいた具体的実施例を
図2によって説明する。図2において、図1の基本構成
と対応するブロックには、同一符号を付してある。電源
回路9は、例えば電動車両のバッテリに相当するもの
で、接点状態監視手段3,電流検出回路4,PWM発生
手段5及び状態チェック手段7は、上記バッテリの電圧
或いはこれを基に作成した電圧源によって駆動されるよ
うになっている。上記電源回路9のバッテリ出力端子と
接地点との間には、コイル1b,検出抵抗12及びトラ
ンジスタ6の直列回路が接続されている。
【0017】接点状態監視手段3は、抵抗22,定電圧
ダイオード23,コイル電流検出手段4のフォトトラン
ジスタ21−2と光結合素子を構成する発光ダイオード
21−1及び状態チェック手段7のフォトトランジスタ
30−2と光結合素子を構成する発光ダイオード30−
1から成る直列回路を、接点1aに並列に接続して成
り、上記発光ダイオード21−1及び30−1に流れる
電流によって、接点状態を示す監視信号3a,3bを出
力するようになっている。なお、発光ダイオード21−
1と発光ダイオード30−1の直列接続には、抵抗24
が並列接続され、更に、上記定電圧ダイオード23を含
めた発光ダイオード21−1と発光ダイオード30−1
の直列接続には、発光ダイオード21−1及び30−1
に逆電圧が印加しないようにしたダイオード25が並列
に接続されている。
【0018】次に、コイル電流検出手段4は、PWM発
生手段5のフォトトランジスタ18−2と光結合素子を
構成する発光ダイオード18−1,抵抗17及びシャン
ト・レギュレータ19の直列回路が設けられ、該直列回
路の両端に補助電源14からの電圧を印加するととも
に、上記シャント・レギュレータ19のREFに抵抗2
0を介して検出抵抗12からの両端電圧を印加し、更
に、上記補助電源14の保護用抵抗15と逆流阻止用ダ
イオード16から成る直列回路が、発光ダイオード18
−1と電源回路9との間に挿入されている。なお、シャ
ント・レギュレータ19のREFとアノード間には、接
点状態監視手段3の上記発光ダイオード21−1と光結
合したフォトトランジスタ21−2のコレクタエミッタ
通路が並列に接続されている。
【0019】PWM発生手段5は、チョッパ制御信号5
aの基になるPWM信号を発生する比較器27と、比較
器27の出力と端子8からのON信号との論理積を出力
してトランジスタ6を制御するAND回路29とで構成
されている。比較器27は、一方の入力端子に例えば鋸
歯状波発生回路28からのPWM原信号が印加され、他
方の入力端子にコイル電流検出手段4の発光ダイオード
18−1と光結合したフォトトランジスタ18−2のエ
ミッタからの信号が印加されている。なお、フォトトラ
ンジスタ18−2のエミッタには抵抗26が接続されて
いる。
【0020】また、状態チェック手段7は、接点状態監
視手段3の発光ダイオード30−1と光結合したフォト
トランジスタ30−2のエミッタに現れる電圧と参照電
圧とを比較する比較器34によって、接点1aの状態を
示す出力7aを端子13に導出する。詳しく説明すれ
ば、抵抗32,33による参照電圧が比較器34の一方
の入力端子に印加され、比較器34の他方の入力端子
に、フォトトランジスタ30−2のエミッタ抵抗31か
らの電圧が印加されている。
【0021】なお、図1と図2を対比すると、監視信号
3aは発光ダイオード21−1から発する光情報に相当
し、監視信号3bは発光ダイオード30−1から発する
光情報に、モニタ信号4aは発光ダイオード18−1の
発する光情報に、チョッパ制御信号5aはAND回路2
9の出力v29に相当する。次に上記具体回路の動作を
図3〜図5を参照し、各場合に分けて説明する。
【0022】投入前: 接点1aが非導通となっている
ときは、(A)に示す端子8からのON信号が低レベル
であり、比較器27の出力にかかわらずトランジスタ6
は非導通とされるので、コイル電流i2 は流れず、接点
1aの非導通状態が保たれる。因みに、この非導通状態
では、フォトトランジスタ18−2に電流が流れないた
め、比較器27の出力は高レベルとなっている。
【0023】投入時: 時刻t0 にてON信号が高レベ
ルに変わると、(G)に示すAND回路29の出力v2
9が殆ど同時に高レベルとなる。これによってトランジ
スタ6が導通し、コイル1bにi2 が流れ始める。i2
は瞬時に大きくなり(初期電流)、接点1aを導通させ
る。 投入後: 接点1aが導通すると、(B)に示すよう
に、接点端子間電圧v1が低下する。接点端子間電圧v
1 の低下が定電圧ダイオード23と抵抗24にて定まる
電圧vZ より低下する時刻t1 で、定電圧ダイオード2
3が非導通となる。その後、(C)に示すように、発光
ダイオード18−1(及び30−1)に流れる電流i
21-1が低下する。電流i21-1がある値以下になると、フ
ォトトランジスタ21−2が非導通となり、シャント・
レギュレータ19のREF電圧が検出抵抗12の両端電
圧v12によって決まり、v12に応じた電流i18-1
(D)に示すように、発光ダイオード18−1に流れ始
める。このときi2 は大きな値となっているため、i
18-1も大きな値となる。フォトトランジスタ18−2に
流れる電流i18-2は、電流i18-1に比例するため、
(E)に示すように、電流i18-2も大きくなり、抵抗2
6の両端電圧である比較器27への一方の入力電圧v26
(モニタ信号4aに相当)が(F)に示すように大きく
なる。ここで、鋸状波発生回路28の出力v28(PWM
原信号)と電圧v26とは、v26がv28より大きくなる
と、比較器27の出力が低レベルとなり、コイル電流i
2 は、接点1aの導通後、即座に減じられる。さらにv
26がそのピークから低下するに応じて、v26がv28より
大きくなる期間が短くなるため、比較器27の出力にお
ける高レベルのパルス時間幅が徐々に長くなり、トラン
ジスタ6に加わるチョッパ制御信号5aの高レベルのパ
ルス幅がしだいに長くなって、例えばパルスデューティ
が50%となる点で安定する。(G)は以上のようなチ
ョッパ制御信号5aのパルス時間幅変化を示しており、
パルスデューティが50%となる安定点が、本発明によ
る保持電流を与えることになる。
【0024】投入中: 接点1aが導通状態の期間に、
温度変化,バッテリ電圧の変動等によって、電流i2
図4のように変化したとすると、各v12,i18-1及びi
18-2は、i2 の変動に追随した変化を示す。i18-2は比
較器27の一方の入力電圧v 26を決定しているので、図
5に示すv26とv28の関係より、チョッパ制御信号5a
となるAND回路29の出力v29は、コイル電流i2
下がるとv29の高レベルパルス幅が長くなり、コイル電
流i2 が上がるとv29の高レベルパルス幅が短くなる関
係を呈している。このことにより、i2 が下がると、ト
ランジスタ6の導通時間が長くなって、i2 が上がるよ
うにされ、反対に、i2 が上がると、トランジスタ6の
導通時間が短くなって、i2 が下がるようにされる。す
なわち、i2 を一定に保つような制御が働くことにな
る。
【0025】なお、一定に保つi2 の値を変更するとき
は、検出抵抗12の値を変えればよい。また、投入中に
接点1aが離落した場合、ON信号は高レベルのままで
あるが、接点端子間電圧v1 がVzを超えて上昇するの
で、電流i21-1が流れ始める。これによってフォトトラ
ンジスタ21−2が導通し、シャント・レギュレータ1
9を遮断して電流i18-1をゼロとする。故に、フォトト
ランジスタ18−2が非導通となって、比較器27の出
力が高レベルとなり、接点投入時t0 と同じ、高レベル
幅の広いパルスでトランジスタ6を導通させる。よっ
て、接点1aはON信号を再度入力し直さなくとも、自
動的に接点1aの再投入がなされることになる。
【0026】接点状態チェック: 状態チェック手段7
は、接点1aが導通されていないときは、上述したごと
く発光ダイオード30−1が導通するため、その電流i
30-1に比例した電流i30-2がフォトトランジスタ30−
2に流れ、抵抗31の両端に電圧v31が発生する。この
とき、抵抗32と33で決定する電圧v33が、v31>v
33であれば、比較器34が出力するチェック信号7aは
ゼロ電位を示す。また、接点1aが導通されているとき
は、発光ダイオード30−1に電流が流れないので、抵
抗31の電圧v31はゼロ電位であり、v31<v33より、
チェック信号7aは高レベルを示す。したがって、信号
7aによって、接点状態を認識することができる。
【0027】なお、図2の本実施例によれば、端子13
と8の間にマイコンを接続した制御が可能となり、この
場合、マイコンは、従来のように、接点状態を監視する
必要も、不測の離落時にON信号を再度発生する必要も
なくなるものである。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、コイ
ルに接続したスイッチング素子をチョッパ駆動するにあ
たり、接点端子間の電圧を監視した信号及び電流検出素
子の両端に生じる電圧に基づいてチョッパ制御信号の単
位波形時間幅を制御しているので、コイルの抵抗温度特
性,機械的ばらつき及び電源電圧の変動等にかかわら
ず、ON信号の発生時より接点の導通に必要だけの期
間、初期電流をコイルに流すことができ、その後、コイ
ルには電流検出素子の両端電圧に基づく最小限の保持電
流を供給することができる。
【0029】また、導通状態の期間に、接点の離落が生
じた場合でも、接点状態の監視信号により初期電流と同
等のコイル電流を流し、再投入を速やかに行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電磁コンタクタの制御回路の基
本構成を示すブロック図
【図2】 図1の基本構成に基づく具体的実施例を示す
回路図
【図3】 図2の回路による本発明の動作を説明するタ
イムチャート
【図4】 同じく図2の回路の動作を説明する各部動作
波形図
【図5】 同図2の回路の動作を説明する各部動作波形
【符号の説明】
1…電磁コンタクタ、3…接点状態監視手段、4…コイ
ル電流検出手段、5…PWM発生手段、6…トランジス
タ(スイッチング素子)、7…状態チェック手段、9…
電源回路、10…負荷、12…検出抵抗。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルに流す電流が通電及び遮断される
    ことにより、接点端子間が導通状態と非導通状態とに切
    換えられる電磁コンタクタの通電状態を制御する制御回
    路であって、 前記コイルに接続された電圧源と、 前記コイルに流れる電流を断続するスイッチング素子
    と、 前記コイルに流れる電流を検出する電流検出素子をも
    ち、該電流検出素子の両端に生じる電圧レベルに応じた
    モニタ信号を発生するコイル電流検出手段と、 前記接点端子間の電圧を監視し、導通状態と非導通状態
    とで異なるレベルに変化する監視信号を前記コイル電流
    検出手段に出力して導通状態の時に該コイル電流検出手
    段を動作させる接点状態監視手段と、 PWM原信号を前記モニタ信号に応じて変調して単位波
    形時間幅の変化するPWM信号を生成し、該PWM信号
    で前記スイッチング素子を制御すると共に、その制御
    中、前記接点端子間が導通状態から離脱したときの前記
    監視信号に基づいて前記スイッチング素子を通電初期時
    と同等の信号で制御するPWM発生手段とを、 具備したことを特徴とする電磁コンタクタの制御回路。
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