JP2789830B2 - 光増幅器 - Google Patents

光増幅器

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JP2789830B2
JP2789830B2 JP3054139A JP5413991A JP2789830B2 JP 2789830 B2 JP2789830 B2 JP 2789830B2 JP 3054139 A JP3054139 A JP 3054139A JP 5413991 A JP5413991 A JP 5413991A JP 2789830 B2 JP2789830 B2 JP 2789830B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光増幅器モジュールへ
の電源断に対処できる光増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は文献「ISS ’
90 Poster sessionPaper #1
5 Vol IIIp.85〜p.89」に開示されるもの
がある。この上記文献には図6に示すような光増幅器モ
ジュールの記載がある。図6において、光増幅器モジュ
ールは、光の方向を決めるアイソレータ61、半導体に
より構成される光増幅器62、光の帯域を決めるフィル
タ63、及び増幅光をモニタするビームスプリッタ64
とホトダイオード65により構成される。図7は光増幅
器モジュールの性能を示す。光増幅器62は電流を流す
ことにより増幅し、一般に増幅率は電流を流すほど増加
する。光増幅器モジュールの光増幅率と、入出力光の光
増幅率の関係を式にあらわすと、以下のようになる。
【0003】xO /xI =α …(1)
【0004】ここで、xO は出力光、xI は入力光、α
は光増幅率である。さらに、図8は光増幅器モジュール
81、光ファイバ、その他の光素子を使用したシステム
であり、リモートノード82とセンタノード83をリン
グネットワークに形成している。このように、光増幅器
モジュール81は、光伝送路に直列に挿入され、光ファ
イバ、その他の光素子の損失を補償するために使用され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の光増幅器モジュールでは、電流を供給しない場合、
入力光は出力されず、また、光増幅に要する供給電流が
大きいため、システム内に直列に接続されると、システ
ムの電源が断した場合、伝送路上の信号が光増幅器モジ
ュールにより消滅し、次のシステムへ信号が伝送されな
かった。また、予備用電源による電流供給については必
要電流量が多いため、システム予備電源が大きくなった
り、電源断時の伝送保持時間が少なかったりした。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、以上述
べた、光増幅器モジュールにおける電流供給断時の光出
力断と光増幅に要する供給電流が多いことを軽減するた
め、電流供給断時にも入力光の一部を出力端子に出力
し、光増幅率の高い光増幅器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力端子か
ら供給された入力光信号を増幅して出力端子から出力す
る光増幅器において、光増幅器は2×2光カプラと光増
幅器モジュールを含み、光増幅器の入力端子から供給さ
れた入力光信号は2×2光カプラの第1の入力端子に供
給され、2×2光カプラの第1の出力端子を介して光増
幅器の出力端子に出力されると共に、2×2光カプラの
第2の出力端子から光増幅器モジュールを介して2×2
光カプラの第2の入力端子に接続されることにより、前
記光増幅器モジュールで増幅された光信号は前記出力端
子に出力され、かつ前記光増幅器モジュールに帰還され
ることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】2×2光カプラは光信号をそれぞれ出力比に応
じて伝送路出力と光増幅器モジュールとに出力する。光
増幅器モジュールで増幅された光信号は、2×2光カプ
ラを介して伝送路に出力され、さらに光増幅器モジュー
ルに帰還される。光増幅器モジュールの電源断により増
幅率が0になっても入力光の一部が出力端子より伝送路
に出力される。
【0009】
【実施例】図1(a)はこの発明に係る光増幅器の第1
の実施例を示す回路図である。光増幅器自身は光入力の
ための入力端子1と光出力のための出力端子2との間に
接続される。入力端子1は、2×2光カプラ3の第1の
入力端に接続され、出力端子2は2×2光カプラ3の第
1の出力端に接続される。2×2光カプラ3の第2の出
力端は光増幅器モジュール4の入力端に接続され、光増
幅器モジュール4の出力端は2×2光カプラ3の第2の
入力端に接続される。各構成部分の接続5は光ファイバ
もしくは光空間結合されているものとする。
【0010】ハーフミラーにより構成されるビームスプ
リッタを有する2×2光カプラ3の光分岐比を1:1と
すると、入出力光の関係は以下のようになる。入力端子
1を経て第1の入力端からxI を入力、第2の入力端か
らx1 を入力すると、第1,第2の出力端の出力xO
2 は、xI の入力に対しxO ,x2 に50%ずつ出力
され、x1 の入力に対しxO ,x2 に50%ずつ出力さ
れる。したがって、
【0011】xO =xI /2+x1 /2=(xI +x
1 )/2 …(2)
【0012】x2 =xI /2+x1 /2=(xI +x
1 )/2 …(3)
【0013】このように、2×2光カプラ3内では、入
力端子1から入力された光と、光増幅器モジュール4で
α倍に増幅され第2の入力端に入力される光とが各々1
/2にされ、出力端子2に出力される。
【0014】第2の出力端からのx2 は光増幅器モジュ
ール4によりα倍されて第1の入力端にx1 として与え
られ、
【0015】x2 α=x1 …(4)
【0016】式(2)に式(4)を代入し、xO =x2
(式(2)=式(3))を考慮して整理すると、
【0017】xO /xI =1/(2−α) …(5)
【0018】一方、入力光を入力しない場合の発振条件
は、光増幅器モジュール4の出力の1/2がxO より大
きくなる場合であるので、
【0019】αxO /2>xO …(6)
【0020】より、
【0021】α>2 …(7)
【0022】の場合に発振する。また、α=2の場合実
際には、光増幅器モジュール4の自然放出光のために、
O =xN /(2−α)(ここでxN は自然放出光)と
なるため、xO =∞となる。また、αは光増幅器モジュ
ール4の光増幅率であるので、
【0023】α>0 …(8)
【0024】図2は、上記式(2)〜(8)と従来の技
術として説明した式(1)とのxO /xI −α特性を示
した図である。図2より、この実施例によるものの方が
従来の光増幅器モジュールより、α=1の点で同等であ
るがその他の全ての点で同一出力光に対し、αの値が低
いものとなっている。また、この実施例においてはα=
0の時でも入力光の一部が出力光に出力される。なお、
図2において21はアルファが負の場合で設定不可能領
域であり、22は本発明における第1の実施例のxO
I =1/(2−α)の発振領域である。
【0025】図1(b)は第2の実施例であり、2×2
光カプラ3の出力比が1:Nの場合を示す回路図であ
る。接続は図1(a)と同様であるが、光カプラ3を構
成するハーフミラーの反射率が1:1のものと1:Nの
ものを図3のように接続して用いる。ハーフミラーは2
個のビームスプリッタ31,32を構成している。この
とき、前段のビームスプリッタ31は第1の実施例にお
いて使用したものと同等のものであり、後段のビームス
プリッタ32においては1+Nの入力に対しNが透過し
て第1の出力端を介して出力端子2に出力し、1が反射
して第2の出力端に進む。前段のハーフミラーで(xI
+x1 )が1/2にされるのであるが、これを固定損失
分として扱い省略し、全体として図1(b)のように光
カプラ3の第1の入力端にxI 、第2の入力端にx1
入力されると、第1の出力端xO
【0026】 xO =(xI +x1 )N/(N+1) …(9)
【0027】第2の出力端x2
【0028】 x2 =(xI +x1 )/(N+1) …(10)
【0029】が出力される。このように第1の出力端x
O と第2の出力端x2 とには、入力の和(xI +x1
がN:1に分岐される。
【0030】第2の実施例のxO /xI を求める。式
(4)を式(9),式(10)に代入する。
【0031】 (xI +x2 α)N/(N+1)=xO …(11)
【0032】 (xI +x2 α)/(N+1)=x2 …(12)
【0033】式(12)をx2 について解いて
【0034】x2 =xI /(N+1−α) …(13)
【0035】式(13)を式(11)に代入して整理す
ると
【0036】 xO /xI =N/(N+1−α) …(14)
【0037】となる。Nに9,1,1/9を代入すると
各々、9/(10−α),1/(2−α),1/(10
−9α)となる。
【0038】図4に、Nが9,1,1/9の場合のxO
/xI−α特性図を示す。αが0の時のxI に対する出
力の大きさは、Nが大きい方が他の場合より大きく、同
じxO /xI の場合のαの大きさは、xO /xI >1に
おいて、Nの小さい方が小さい。
【0039】図1(c)は第3の実施例であり、図1
(b)と同様に出力比が1:Nであるが、入力に対する
出力の状態が図1(b)とは異なる回路図である。この
とき用いるビームスプリッタは上記第2の実施例で説明
した図3における後段のものと同様のものである。1+
Nの入力に対しNが反射され1が通過するので、xI
入力はxO にN/(N+1),x2 に1/(N+1)が
出力され、x1 の入力はxO に1/(N+1),x2
N/(N+1)が出力される。その結果、光カプラ3の
第1の入力端にxI 、第2の入力端にx1 が入力される
と、第1の出力端xO
【0040】xO =xI N/(N+1)+x1 /(N+
1) …(15)
【0041】また第2の出力端x2
【0042】x2 =xI /(N+1)+x1 N/(N+
1) …(16)
【0043】が出力される。このように入力xI につい
ては、第1の出力端xO と第2の出力端x2 にN:1で
分岐され、入力x1 については1:Nで分岐される。
【0044】第3の実施例のxI /xO を求める。式
(4)を式(15),式(16)に代入する
【0045】xI N/(N+1)+αx2 /(N+1)
=xO …(17)
【0046】xI /(N+1)+αx2 N/(N+1)
=x2 …(18)
【0047】式(18)をx2 に対して解く x2 =xI /(N+1−Nα) …(19)
【0048】式(19)を式(17)に代入して整理す
ると、
【0049】xO /xI =N/(N+1)+α/[( N
+1)(N+1−Nα) ]…(20)
【0050】となる。Nに9,1,1/9を代入すると
各々、9/10+(α/10)(1/(10−9
α)),1/(2−α),1/10+(9α/10)
(9/(10−α))となる。
【0051】図5に、Nが、9,1,1/9の場合のx
O /xI −α特性図を示す。αが0の時のxI に対する
出力の大きさは、Nの大きい方が他の場合より大きく、
同じxO /xI の場合のαの大きさは、xO /xI >1
において、Nの大きい方が小さい。
【0052】光カプラの種類は消費電力の大小やαの調
整のしやすさに応じて選択し、分岐比は上述した実施例
およびこれらに準じて任意に選択することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、2×2光カプラの1出力から光増幅器モジュールを
通して2×2光カプラに1入力に入力して2×2光カプ
ラと光増幅器モジュールとを接続して光増幅器を構成
し、光増幅器モジュールで増幅された光信号は前記出力
端子に出力され、かつ光増幅器モジュールに帰還される
ので、光増幅器モジュールの電源断などで増幅率が0に
なった場合でも、光カプラを介して入力端子からの光入
力の一部が出力され、伝送路上の信号が消滅することを
防ぐことができる。さらに、帰還の効果により光増幅器
全体の増幅率は、光増幅器モジュールの増幅率よりも大
きくとれることにが期待できる。また、光増幅器全体と
しては1入力1出力であるため、システムを変更するこ
となく従来の光増幅器との置き換えが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明に係る光増幅器の第1の
実施例を示す回路図、図1(b)は第2の実施例の回路
図、図1(c)は第3の実施例の回路図である。
【図2】第1の実施例と従来の光増幅器モジュールとの
特性図である。
【図3】第2の実施例における2×2光カプラの一例を
説明する接続図である。
【図4】第2の実施例の特性図である。
【図5】第3の実施例の特性図である。
【図6】従来の光増幅器モジュールを説明する図であ
る。
【図7】従来の光増幅器モジュールの性能を示す図であ
る。
【図8】従来の光増幅器モジュールを使用例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 2×2光カプラ 4 光増幅器モジュール 5 接続

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子から供給された入力光信号を増
    幅して出力端子から出力する光増幅器において、 前記光増幅器は2×2光カプラと光増幅器モジュールを
    含み、 前記入力端子から供給された入力光信号は前記2×2光
    カプラの第1の入力端子に供給され、前記2×2光カプ
    ラの第1の出力端子を介して前記出力端子に出力される
    と共に、前記2×2光カプラの第2の出力端子から前記
    光増幅器モジュールを介して前記2×2光カプラの第2
    の入力端子に接続されることにより、前記光増幅器モジ
    ュールで増幅された光信号は前記出力端子に出力され、
    かつ前記光増幅器モジュールに帰還されることを特徴と
    する光増幅器。
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