JP2789188B2 - 軸流送風機 - Google Patents
軸流送風機Info
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- JP2789188B2 JP2789188B2 JP32145696A JP32145696A JP2789188B2 JP 2789188 B2 JP2789188 B2 JP 2789188B2 JP 32145696 A JP32145696 A JP 32145696A JP 32145696 A JP32145696 A JP 32145696A JP 2789188 B2 JP2789188 B2 JP 2789188B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- wind tunnel
- outer peripheral
- axial
- pressure surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファン効率の向上と
低騒音化を図る軸流送風機に関する。
低騒音化を図る軸流送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の軸流送風機の概念図であ
る。同図において、羽根車5は複数枚の羽根3とこの羽
根3を回転軸に直結するためのファンボス2からなり、
この羽根車5はその外周を微小な隙間を介して円筒状の
風洞1によって囲まれている。羽根3は軸方向に気体を
送風する機能を有しており、気体を掻き込むような羽根
取付角度でファンボス2に取り付けてある。
る。同図において、羽根車5は複数枚の羽根3とこの羽
根3を回転軸に直結するためのファンボス2からなり、
この羽根車5はその外周を微小な隙間を介して円筒状の
風洞1によって囲まれている。羽根3は軸方向に気体を
送風する機能を有しており、気体を掻き込むような羽根
取付角度でファンボス2に取り付けてある。
【0003】気体を軸方向に送風するために、羽根3を
任意の回転速度で矢印C方向に回転させると、羽根3は
半径が大きな所ほど旋回速度は速くなり、また遠心力が
作用して気体が羽根3の外周側に集まって半径が大きい
位置ほど軸方向速度は大きくなる。
任意の回転速度で矢印C方向に回転させると、羽根3は
半径が大きな所ほど旋回速度は速くなり、また遠心力が
作用して気体が羽根3の外周側に集まって半径が大きい
位置ほど軸方向速度は大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、羽根3の外周
側と風洞1の内壁面の間には隙間があるため、気体が前
記隙間を通って羽根3の圧力面側から負圧面側に流れ、
ファン効率を低下させるとともに、騒音の発生源となっ
ている。
側と風洞1の内壁面の間には隙間があるため、気体が前
記隙間を通って羽根3の圧力面側から負圧面側に流れ、
ファン効率を低下させるとともに、騒音の発生源となっ
ている。
【0005】本発明は、上記状況に鑑みてなされたもの
で、その目的は、羽根の外周側と風洞の内壁面の間にあ
る隙間を介して羽根の圧力面側から負圧面側への気体の
流れを抑制するようにして騒音の低減を図った軸流送風
機を提供することにある。
で、その目的は、羽根の外周側と風洞の内壁面の間にあ
る隙間を介して羽根の圧力面側から負圧面側への気体の
流れを抑制するようにして騒音の低減を図った軸流送風
機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1は、空気等の気体を軸方向に送風
するために複数枚の羽根をファンボスに取り付けた羽根
車と、前記羽根車の外周側を囲み微小な隙間を介して設
けられた円筒形状の風洞とから構成された軸流送風機に
おいて、前記羽根と風洞間の隙間を通って羽根の圧力面
から負圧面側へ流れる気体に対向して断面が矩形で凸凹
形状をしたティースを前記羽根の外周側先端部に形成し
たことを特徴とする。
め、本発明の請求項1は、空気等の気体を軸方向に送風
するために複数枚の羽根をファンボスに取り付けた羽根
車と、前記羽根車の外周側を囲み微小な隙間を介して設
けられた円筒形状の風洞とから構成された軸流送風機に
おいて、前記羽根と風洞間の隙間を通って羽根の圧力面
から負圧面側へ流れる気体に対向して断面が矩形で凸凹
形状をしたティースを前記羽根の外周側先端部に形成し
たことを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2は、請求項1記載の軸流
送風機において、前記ティースを直角三角形の凹凸形状
とし、この直角三角形の斜辺が気体の風下側に位置する
ように配置したことを特徴とする。
送風機において、前記ティースを直角三角形の凹凸形状
とし、この直角三角形の斜辺が気体の風下側に位置する
ように配置したことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3は、請求項1または請求
項2記載の軸流送風機において、前記羽根の外周側先端
に設けたティースを弾力性に富んだ部材で形成し、前記
風洞に接触しても機能を損なわないように構成したこと
を特徴とする。
項2記載の軸流送風機において、前記羽根の外周側先端
に設けたティースを弾力性に富んだ部材で形成し、前記
風洞に接触しても機能を損なわないように構成したこと
を特徴とする。
【0009】本発明の請求項4は、空気等の気体を軸方
向に送風するために複数枚の羽根をファンボスに取り付
けた羽根車と、前記羽根車の外周側を囲み微小な隙間を
介して設けられた円筒形状の風洞とから構成された軸流
送風機において、前記羽根と前記風洞間の隙間を通って
羽根の圧力面から負圧面側へ流れる気体に対向して断面
が矩形で凸凹形状をしたティースを前記風洞内壁面に設
けたことを特徴とする。
向に送風するために複数枚の羽根をファンボスに取り付
けた羽根車と、前記羽根車の外周側を囲み微小な隙間を
介して設けられた円筒形状の風洞とから構成された軸流
送風機において、前記羽根と前記風洞間の隙間を通って
羽根の圧力面から負圧面側へ流れる気体に対向して断面
が矩形で凸凹形状をしたティースを前記風洞内壁面に設
けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
ついて説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項1
対応)である軸流送風機を軸方向風上側から見た概念図
である。
ついて説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項1
対応)である軸流送風機を軸方向風上側から見た概念図
である。
【0011】同図に示すように、羽根車5は複数枚の羽
根3とこの羽根3を回転軸に直結するためのファンボス
2からなり、この羽根車5はその外周を微小な隙間を介
して円筒状の風洞1によって囲まれている。この羽根3
の外周には断面が矩形で凸凹形状41 のティース4が設
けてある。なお、矢印Cは羽根3の回転方向である。
根3とこの羽根3を回転軸に直結するためのファンボス
2からなり、この羽根車5はその外周を微小な隙間を介
して円筒状の風洞1によって囲まれている。この羽根3
の外周には断面が矩形で凸凹形状41 のティース4が設
けてある。なお、矢印Cは羽根3の回転方向である。
【0012】この軸流ファンの羽根3を矢視方向Aから
見たのが図2である。斜線部分がティース4の凸凹形状
41 の突起部分である。ティース4の配置は、矢印Bで
示すように、羽根3と風洞1間を羽根3の圧力面側から
負圧面側に流れる気体の流れに対向する向きになってい
る。更に、図2をZ−Z断面で見たのが図3である。こ
の図3に示すように、羽根の外周に取り付けた矩形のテ
ィース4は、ラビリンスシールと同じ機能を有し、ティ
ース4の凸凹形状41 の凹部の一つ一つが圧力面と負圧
面の圧力差をそれぞれが分圧として保持し、羽根3の外
周面を圧力面から負圧面へ気体が流れるのを抑制するよ
うに構成されている。
見たのが図2である。斜線部分がティース4の凸凹形状
41 の突起部分である。ティース4の配置は、矢印Bで
示すように、羽根3と風洞1間を羽根3の圧力面側から
負圧面側に流れる気体の流れに対向する向きになってい
る。更に、図2をZ−Z断面で見たのが図3である。こ
の図3に示すように、羽根の外周に取り付けた矩形のテ
ィース4は、ラビリンスシールと同じ機能を有し、ティ
ース4の凸凹形状41 の凹部の一つ一つが圧力面と負圧
面の圧力差をそれぞれが分圧として保持し、羽根3の外
周面を圧力面から負圧面へ気体が流れるのを抑制するよ
うに構成されている。
【0013】本実施例は上記のように構成されているの
で、羽根3と風洞1の間にラビリンスシールと同じ機能
を有するティース4が配置され、羽根3の外周面を圧力
面側から負圧面側に旋回する流れを抑制することにより
ファン効率の向上と騒音の低下が可能となったものであ
る。
で、羽根3と風洞1の間にラビリンスシールと同じ機能
を有するティース4が配置され、羽根3の外周面を圧力
面側から負圧面側に旋回する流れを抑制することにより
ファン効率の向上と騒音の低下が可能となったものであ
る。
【0014】図4は本発明の第2実施例(請求項2対
応)の概念図であり、本実施例が図1の第1実施例と異
なる点は、ティースの形状のみであり、その他の点は同
一であるので、同一部分は同一符号を付して重複説明は
省略する。
応)の概念図であり、本実施例が図1の第1実施例と異
なる点は、ティースの形状のみであり、その他の点は同
一であるので、同一部分は同一符号を付して重複説明は
省略する。
【0015】同図に示すように、本実施例では、直角三
角形の形状42 としたティース4を羽根3の外周面に設
ける。この三角形の斜辺は、負圧面側に位置するように
配置することで圧力面側から負圧面側に気体が流れるの
を抑制する。
角形の形状42 としたティース4を羽根3の外周面に設
ける。この三角形の斜辺は、負圧面側に位置するように
配置することで圧力面側から負圧面側に気体が流れるの
を抑制する。
【0016】本発明の第3実施例(請求項3対応)とし
て、第1実施例の矩形状41 のティース4または第2実
施例の直角三角形状42 のティース4を、柔軟な弾性素
材とすることで、風洞1と羽根3の間にある隙間を微小
にして前記ティース4と風洞1が接触した場合でもどち
らも損傷しないように構成するものである。
て、第1実施例の矩形状41 のティース4または第2実
施例の直角三角形状42 のティース4を、柔軟な弾性素
材とすることで、風洞1と羽根3の間にある隙間を微小
にして前記ティース4と風洞1が接触した場合でもどち
らも損傷しないように構成するものである。
【0017】図5は本発明の第4実施例(請求項4対
応)の概念図である。同図に示すように、本実施例は上
記第1実施例及び第2実施例のように、羽根3の外周面
にティースを設ける代わりに、羽根3と干渉する風洞1
の内壁面にラビリンスシールと同じ働きをする風洞側テ
ィース43 を設けたものである。
応)の概念図である。同図に示すように、本実施例は上
記第1実施例及び第2実施例のように、羽根3の外周面
にティースを設ける代わりに、羽根3と干渉する風洞1
の内壁面にラビリンスシールと同じ働きをする風洞側テ
ィース43 を設けたものである。
【0018】本実施例のように、ティースを風洞1の内
壁面に設けても第1実施例と同様に羽根3の外周面を圧
力面側から負圧面側に旋回する流れを抑制することによ
りファン効率の向上と騒音の低下が可能になるという効
果を奏する。
壁面に設けても第1実施例と同様に羽根3の外周面を圧
力面側から負圧面側に旋回する流れを抑制することによ
りファン効率の向上と騒音の低下が可能になるという効
果を奏する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
乃至請求項4)によれば、羽根外周面と風洞内壁面の隙
間を、気体が旋回方向に流れることを抑制することがで
きるので、ファン効率の向上と騒音低下が可能になると
いう効果を奏する。
乃至請求項4)によれば、羽根外周面と風洞内壁面の隙
間を、気体が旋回方向に流れることを抑制することがで
きるので、ファン効率の向上と騒音低下が可能になると
いう効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施例の軸流送付機の概念図。
【図2】図1の矢視Aから見た羽根外周面の形状を示す
図。
図。
【図3】図2のB−B断面図。
【図4】本発明の第2実施例の概念図。
【図5】本発明の第4実施例の概念図。
【図6】従来の軸流送風機の概念図。
1…風洞、2…ファンボス、3…羽根、4…ティース、
41 …凸凹形状、42…直角三角形状、43 …風洞側テ
ィース、5…羽根車。
41 …凸凹形状、42…直角三角形状、43 …風洞側テ
ィース、5…羽根車。
Claims (4)
- 【請求項1】 空気等の気体を軸方向に送風するために
複数枚の羽根をファンボスに取り付けた羽根車と、前記
羽根車の外周側を囲み微小な隙間を介して設けられた円
筒形状の風洞とから構成された軸流送風機において、前
記羽根と風洞間の隙間を通って羽根の圧力面から負圧面
側へ流れる気体に対向して断面が矩形で凸凹形状をした
ティースを前記羽根の外周側先端部に形成したことを特
徴とする軸流送風機。 - 【請求項2】 請求項1記載の軸流送風機において、前
記ティースを直角三角形の凹凸形状とし、この直角三角
形の斜辺が気体の風下側に位置するように配置したこと
を特徴とする軸流送風機。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の軸流送風
機において、前記羽根の外周側先端に設けたティースを
弾力性に富んだ部材で形成し、前記風洞に接触しても機
能を損なわないように構成したことを特徴とする軸流送
風機。 - 【請求項4】 空気等の気体を軸方向に送風するために
複数枚の羽根をファンボスに取り付けた羽根車と、前記
羽根車の外周側を囲み微小な隙間を介して設けられた円
筒形状の風洞とから構成された軸流送風機において、前
記羽根と前記風洞間の隙間を通って羽根の圧力面から負
圧面側へ流れる気体に対向して断面が矩形で凸凹形状を
したティースを前記風洞内壁面に設けたことを特徴とす
る軸流送風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32145696A JP2789188B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 軸流送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32145696A JP2789188B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 軸流送風機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10159796A JPH10159796A (ja) | 1998-06-16 |
JP2789188B2 true JP2789188B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=18132774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32145696A Expired - Fee Related JP2789188B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 軸流送風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2789188B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5125518B2 (ja) | 2007-07-11 | 2013-01-23 | ダイキン工業株式会社 | プロペラファン |
CN114962329B (zh) * | 2022-05-27 | 2024-04-26 | 哈尔滨工程大学 | 一种压气机转子间隙结构及应用 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP32145696A patent/JP2789188B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10159796A (ja) | 1998-06-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |