JP2788493B2 - ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエチル)−アンモニウムブロミドを含む抗微生物性点眼溶液 - Google Patents

ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエチル)−アンモニウムブロミドを含む抗微生物性点眼溶液

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエ
チル)−アンモニウムブロミドを用いる点眼溶液に関す
る。
眼、特に結膜は、多くのタイプの有機物に関する理想
的な環境を与えている。眼の感染は極めて重大である可
能性がある。例えば、緑膿菌は、特に危険で日和見感染
性(opportunistic)の有機物であり、その感染が非常
に迅速に進行するので、これに攻撃されてから24時間と
いう短時間に眼の損傷が起こる可能性があるということ
が知られている。この理由のために、防腐処理眼内溶液
及びコンタクトレンズ殺菌溶液のような眼に関して用い
られる溶液は、可能な限り有効な抗微生物剤であること
が重要である。
現在、眼内用途に関して許容される問題の全くない防
腐剤(preservative)はない。点眼溶液において現在用
いられている防腐剤としては、ベンズアルコニウムクロ
リド、クロロヘキシジン、チメロザール及びクロロブタ
ノールが挙げられる。しかながら、有効であるために必
要とされる濃度においては、これらの化合物は眼に対し
て高い毒性又は感受性を有している。例えば、ベンズア
ルコニウムクロリドを1/5000又はそれ以上の濃度で繰返
し用いると、角膜の淡白質が変性され、非可逆性の損傷
を起こす可能性がある。Onamer M及びソルビン酸のよう
な他の公知の防腐剤は、あまり有効でなく、したがって
生成物の保存寿命が短い。
したがって、抗微生物剤としても有効であり、眼内に
おいて適合しうる改良された点眼溶液に対する必要性が
ある。
米国特許第3,549,747号(Krezanoskiら)、同第3,63
9,576号(Kasparら)、同第4,013,576号(Loshaek)、
同第4,029,817号(Blancoら)、同第4,039,662号(Hech
tら)及び同第4,361,548号(Smithら)をはじめとす
る、コンタクトレンズ溶液において第4級アンモニウム
塩を用いることが開示されているいくつかの特許がある
が、開示されている組成物は全て多少の欠点を有してい
る。
また、より長い保存寿命を有する改良された点眼溶液
に対する必要性がある。
本発明によれば、活性抗微生物剤としてドデシル−ジ
メチル−(2−フェノキシエチル)−アンモニウムブロ
ミドを含む点眼溶液が提供される。かかる化合物は、例
えば、5ppm程度の低い濃度において食塩水における防腐
剤として、かつ、30ppm程度の低い濃度において殺菌剤
として有効であることが見出された。
また、ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエチ
ル)−アンモニウムブロミドに加えて、エチレンジアミ
ンテトラ酢酸(EDTA)を存在させることによって、第4
級アンモニウム化合物に関して従来確認されていたもの
よりもはるかに優れた向上した抗微生物活性が得られる
ことが見出された。
通常、本発明を利用する溶液は、コンタクトレンズ用
の防腐及び/又は殺菌溶液、あるいは眼科用医薬溶液と
して用いることができる。本発明にしたがって製造され
るかかる溶液は、抗微生物剤として有効であり、また、
眼内において適用しうるものであることが見出された。
ドミフェンブロミドとしても知られているドデシル−
ジメチル−(2−フェノキシエチル)−アンモニウムブ
ロミドは、次式: を有するものであり、例えば、Bradosol(Ciba−Geig
y Corporationの商標名)として市販されているもので
ある。Bradosolは、第4級アンモニウム塩として知ら
れている化合物の群に属するものであり、極めて低い濃
度においても、高い殺菌、細菌発育阻止及び殺かび活性
を有するものである。これは、従来、外科用の洗浄、器
具の保存及び咽喉用錠剤をはじめとする医療の用途に用
いられている。
ここで、ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエチ
ル)−アンモニウムブロミドが、他の抗微生物剤、特に
点眼溶液において用いられている他の第4級化合物より
も刺激性が極めて少ないということが見出された。ま
た、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)と組み合わせ
て用いると、その抗微生物特性が大きく向上することが
見出された。このように、ドデシル−ジメチル−(2−
フェノキシエチル)−アンモニウムブロミドは、眼科用
医薬溶液用のまたは殺菌溶液における防腐剤として、ま
た、コンタクトレンズ用の点眼溶液のための防腐剤とし
て有効に用いることができる。
また、溶液成分の相互作用が、ここで示唆されている
ような溶液におけるドデシル−ジメチル−(2−フェノ
キシエチル)−アンモニウムブロミドの有効性に対して
重要であることが見出された。例えば、Bradosolは、
乳酸塩、酒石酸塩、燐酸塩、硼酸塩、炭酸塩及びクエン
酸塩バッファー系と相溶性であり、眼内において用いる
のに適当なpHを与える。溶液は、通常、生理食塩水(0.
9%食塩水)のものと同等の浸透圧に保持される。しか
しながら、ポリビニルアルコールのようなポリマーが存
在すると、有効性が低下し、かかる溶液を保存するため
により高い濃度のBradosolが必要となる。同様のこと
が、コンタクトレンズ洗浄溶液において用いられている
もののような界面活性剤に関しても当てはまる。これ
は、第4級窒素原子(陽電荷されている)と種々の基と
が相互作用し、それによって溶液中に遊離するドデシル
−ジメチル−(2−フェノキシエチル)−アンモニウム
ブロミドの量が少なくなるためであると考えられてい
る。窒素は陽電荷されているので、強い陰電荷を有する
成分が、全てBradosolにに結合する、このように、陰
電荷されている化合物または医薬は、本発明によって有
効に防腐処理されない。
本発明は、抗微生物剤として有効量のドデシル−ジメ
チル−(2−フェノキシエチル)−アンモニウムブロミ
ドを含む眼内溶液に関する。好ましくは、かかる溶液中
において、かかるドデシル−ジメチル−(2−フェノキ
シエチル)−アンモニウムブロミドは、溶液の約0.0005
〜1.0重量%の量存在する。
好ましくは、かかる点眼溶液は、EDTAを更に含む。か
かるEDTAが存在している場合には、これは溶液の約0.1
重量%の量存在する。
好ましくは、本発明による点眼溶液は、眼内において
許容しうるpHをかかる溶液に与えるための有効量のバッ
ファーを更に含む。
防腐処理食塩水溶液であり、溶液の少なくとも0.0005
重量%の量のドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエ
チル)−アンモニウムブロミドを含む点眼溶液が更に好
ましい。
上記に更に好ましいと記載されている防腐処理食塩水
溶液においても、有利には溶液の約0.1重量%の量のEDT
Aを更に含むことが好ましい。
本発明は、更に、抗微生物剤として有効量のドデシル
−ジメチル−(2−フェノキシエチル)−アンモニウム
ブロミドを溶液に加えることを特徴とする、点眼溶液に
抗微生物活性を与える方法に関する。かかる方法におい
ては、上記記載のようないかなる点眼溶液を用いること
もできる。好ましくは、ドデシル−ジメチル−(2−フ
ェノキシエチル)−アンモニウムブロミドの下限は、溶
液の0.001重量%である。
更に、食塩水溶液を防腐処理する方法においては、溶
液の少なくとも約0.0040重量%の量のドデシル−ジメチ
ル−(2−フェノキシエチル)−アンモニウムブロミド
を溶液に加える工程を含むことが好ましい。
しかしながら、食塩水溶液を防腐処理するかかる方法
においては、溶液の少なくとも約0.0005重量%の量のド
デシル−ジメチル−(2−フェノキシエチル)−アンモ
ニウムブロミドを溶液に加え、溶液の約0.1重量%の量
のEDTAを更に加える工程を含むこともまた本発明の範囲
内である。
EDTAの濃度は、最大で0.2重量%から最低で0%の範
囲で変化させることができる。
EDTAをBradosolと組み合わせて、特に0.1重量%の
濃度で用いると、相乗効果が得られ、第4級アンモニウ
ム化合物に関して従来確認されているよりも、Bradosol
に対する有効性を大きく向上させることができる。
EDTAの存在下においては、ドデシル−ジメチル−(2
−フェノキシエチル)−アンモニウムブロミドは、10pp
m程度の低濃度で食塩水における防腐剤として有効であ
ることが見出された。以下に示す実施例におけるよう
に、Bradosolと溶液の他の成分との相互作用がある場
合には、より高い濃度を用いることが好ましい。
また、ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエチ
ル)−アンモニウムブロミドは、眼に対する毒性が比較
的低いことが測定された。標準Draize試験を用いて、兎
による試験をおこなった。対照試料として40ppmのベン
ズアルコニウムクロリドを用いて、Bradosolを、10
0、500及び1000ppmの濃度で眼に施した。1000ppmにおい
て何の反応も観られなかった。バンスアルコニウムクロ
リドを1000ppmで眼内に施すと、激しい反応が起こり、
あと一回しか施すことができなかった。Bradosolを用
いると、100ppmで21日間にわたって施した後も何の反応
も観られなかった。
本発明は、更に、眼科用医薬溶液であり、かかるドデ
シル−ジメチル−(2−フェノキシエチル)−アンモニ
ウムブロミドが約0.001〜1.0%の量存在している点眼溶
液に関する。
Bradosolを、通常0.001〜1%の範囲で防腐剤とし
て用いることのできる眼科用医薬の例としては、下表に
示すものが挙げられる。
本発明は、更に、コンタクトレンズ用の洗浄剤であ
り、かかるドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエチ
ル)−アンモニウムブロミドが溶液の少なくとも約0.00
80重量%の量存在している点眼溶液に関する。
コンタクトレンズ用の好ましい防腐処理洗浄剤は、 (a)ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエチル)
−アンモニウムブロミド約0.0080〜1.0重量%; (b)眼内において許容しうるpHを溶液に与えるための
有効量のバッファー; (c)溶液に等張性を与えるための有効量の有機または
無機塩、好ましくはNaCl; (d)有効量の界面活性剤;及び、 (e)有効量のEDTAを含むものである。
好適なバッファー系は、例えばホスフェートバッファ
ーであるが、硼酸塩、クエン酸塩、酢酸塩又はTrisバッ
ファー系あるいはこれらの組み合わせを有効に用いるこ
とができる。バッファーの濃度は、バッファー系に精通
している者によって容易に変化させ、特定することがで
きる。系は、Bradosolを、pH6.5〜8.0、好ましくは、
最も有効な範囲であるpH7.0〜7.4に保持するようなもの
でなければならない。
好ましくは、塩化ナトリウムを用いて、溶液の浸透圧
を所望のレベル、有利には等張に調節する。他の有機又
は無機塩を用いることができるが、純粋な再現性のある
塩を得る容易性から、塩化ナトリウムが好ましいもので
ある。かかる溶液、例えば実施例1の溶液の浸透圧は、
明らかな欠点の全くない300±50に調節することができ
る。
本発明による防腐処理洗浄剤において有用な界面活性
剤は、例えば、ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシ
エチル)−アンモニウムブロミドに対して親和性を少し
しか示さないか又は全く示さない任意の「真の」非イオ
ン界面活性剤、例えばアミンオキシド界面活性剤であ
る。用いるアミンオキシド界面活性剤の量は、0.3〜3.0
%に変化させることができるが、例えば実施例1におい
て示されるように、約1.0%が最適であると考えられ
る。好ましいアミンオキシド界面活性剤は、化粧品及び
ボディオイルのような、通常、生体内において自然発生
しない脂肪及び汚れを可溶化させるために用いられるVa
lox365(Sherex Chemicalの商標名)である。更に、V
alox365は、洗浄溶液において望ましい良好な起泡剤
である。
更に、TritonX−100(Rohm and Haasの商標名)の
ような、主として、蛋白質、脂質、汚れ並びにコンタク
トレンズの装着によって生体内において発生する他のデ
トリタスのための界面活性剤として用いられている界面
活性剤も本発明において有用である。Tritonシリーズの
ほとんどを用いることができるが、TritonX−100が
好ましい。Tritonは、眼中において用いるのに潜在的
に危険であるということが広く支持されているが、例え
ば実施例1の溶液中において用いられている濃度(%)
は、せいぜい、1時間洗浄した眼が一時的に赤くなる程
度であることが示された。溶液中の洗浄剤の量を増加さ
せると、用いるBradosolの量を増加させる必要がある
ことが見出された。
EDTAのレベルは、最大で0.2重量%から0%まで変化
させることができる。
EDTAは二つの目的で用いられる。第1に、これは、通
常コンタクトレンズに接着し、望ましくない付着物を生
成するイオン用のキレート化剤として作用する。第2
に、EDTAは、Bradosolと組み合わせて、特に約0.1重
量%で用いると、相乗効果を示し、第4級アンモニウム
化合物に関して従来認められているBradosolに対する
有効性が大きく向上することが見出された。
上記記載のような防腐処理洗浄剤は、更に、粘度上昇
剤を含んでいてもよい。粘度上昇剤として、Cellosize
QP−40(Union Carbideの商標名)のような、ヒドロ
キシエチルセルロースを速やかに溶解する任意のセルロ
ース誘導体(Carbopolsのような他の粘度上昇剤であっ
てもよい)を用いて、溶液の粘度を所望のレベルに調節
し、3〜25cps(B型スピンドル)の好ましい粘度を得
ることができる。
ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエチル)−ア
ンモニウムブロミド約0.0080〜1.0重量%、ホスフェー
トバッファー約1.0重量%、EDTA約0.1重量%、NaCl約0.
35重量%、界面活性剤約0.3〜3.0重量%及び粘度上昇剤
を含む防腐処理洗浄剤が好ましい。
本発明は、更に、コンタクトレンズ用のコンディショ
ナーであり、かかるドデシル−ジメチル−(2−フェノ
キシエチル)−アンモニウムブロミドが該溶液の約0.00
35〜約1.0重量%の量存在している点眼溶液に関する。
かかる溶液は、例えばかかる溶液の約0.0050重量%の量
存在しているかかるドデシル−ジメチル−(2−フェノ
キシエチル)−アンモニウムブロミドを含んでいる。コ
ンタクトレンズ用のコンディショナーであるかかる溶液
は、例えばかかる溶液の約0.1重量%の量存在しているE
DTAを含んでいてもよい。
本発明の更なる態様は、 (a)有効量のドデシル−ジメチル−(2−フェノキシ
エチル)−アンモニウムブロミド; (b)眼内において許容しうるpHを溶液に与えるための
有効量のバッファー; (c)溶液に等張性を与えるための有効量の有機または
無機塩、好ましくはNaCl;及び、 (d)有効量の湿潤剤を含むコンタクトレンズ用のコン
ディショニング溶液に関する。
かかるコンディショニング溶液においては、かかるド
デシル−ジメチル−(2−フェノキシエチル)−アンモ
ニウムブロミドは、好ましくは、約0.0035〜1.0重量%
の量存在している。
有利には、かかる溶液は、更にEDTAを含む。更に好ま
しくは、かかるEDTAはかかる溶液の約0.1重量%の量存
在しており、かかる溶液は、Bradosol約0.0050%(重
量/容量)を含んでいる。実施例1において示される特
定の例のかかる溶液によって示される湿潤度は、いかな
る公知のコンディショナーよりも優れたものであり、か
かる溶液によって期待されるものよりも長時間保持され
る。
EDTA及び塩化ナトリウムは、コンタクトレンズ用の洗
浄溶液の説明において詳細に説明したものと同様の方法
で用いられる。
好適な湿潤剤は、ポリビニルアルコール(PVA)又は
これとポリビニルピロリドンとの組み合わせである。
好ましい湿潤剤は、Vinol350PVA(Air Products,It
c.の商標名)である。殺菌剤及び浸漬剤においては、特
級のPVAを用いることが好ましい。PVAは、その分子量が
高く、その加水分解度が低いので、良好な湿潤性を示
す。しかしながら、これらは、高い分子量のために、溶
解がより遅くなり、溶液がより粘稠性になり、加水分解
度が減少すると、PVAの溶解度が減少するという、製造
上の問題点を有している。例えば実施例2のように、最
も良好な溶液を得るためには、70%加水分解した生成物
を用いるべきであることが見出された。PVAの濃度は、
3重量%程度の高い量から0.25重量%程度の低いものま
で有効である。PVAの濃度が1.0重量%以下に低下させた
場合には、例えばPlasdone K−90 PVPの濃度を上昇させ
て、湿潤性の損失を相殺しなければならない。
GAFの生成物であるPlasdone K−90 PVP(ポビドン)
は、Vinol350PVAと組み合わせて用いると相乗的な湿
潤効果を有することが見出された。Plasdone K−30を用
いることもできるが、K−90ほど有効ではない。PVPの
濃度は、上記記載のように用いられるPVAの濃度に依存
する。PVAの量が約0.75重量%を超える場合には、この
レベルにおいてPVA濃度よりも低いPVPを用いるべきでは
ないが、PVPと同濃度以上のPVAを用いることにより認識
しうる有利性はない。0.75重量%以下においては、PVA/
PVP濃度を変化させることによって種々の特性が示され
る。PVP及びPVAは、0.25〜3.0重量%の濃度で用いられ
ている。
ホスフェート緩衝系は、PVAが硼酸塩、クエン酸塩及
び酢酸塩緩衝系と非相溶性であるので、実施例2のもの
のような溶液に重要である。しかしながら、いかなるPV
A相溶性バッファーを用いてもよい。
例えば実施例2において示されているような殺菌剤及
び浸漬剤は、HEMAレンズに用いるのには勧められないこ
とに注意すべきである。Bradosolが、長い接触時間、
即ち30分以上の時間に、これらのレンズのマトリックス
中に溶解し濃縮されるような濃度で存在している。かか
る濃度のBradosolは、細胞障害を引き起す可能性があ
る。
本発明の更なる態様は、かかるドデシル−ジメチル−
(2−フェノキシエチル)−アンモニウムブロミドが少
なくとも約0.0015〜約1.0重量%の量存在しており、更
に有効量のカタラーゼを含む、上記記載のようなコンタ
クトレンズ用のコンディショニング溶液に関する。かか
る溶液を、ここでは中性化コンディショナーと称する。
好ましい中性化コンディショナーは、溶液の少なくと
も約0.03重量%の量存在しているカタラーゼを含んでい
る。
カタラーゼがBradosolの有効性を向上させることが
見出された。製造においては、バッファー、例えばNa2H
PO4、NaH2PO4、Na2(EDTA)・2H2O、Bradosol及びNaC
lを別々に加えて、溶解が完了するまで撹拌しなければ
ならない。工程中は液の温度を雰囲気温度に保持しなけ
ればならない。次に、湿潤剤、例えばVinol165(又は
Vinol350)を加え、溶液を激しく撹拌する。Plasdone
K−90を用いる場合には、Vinolが溶液と懸濁液を形
成してから加えなければならない。Plasdone K−90を加
えた後、溶液を85〜86℃に加熱しなければならない。こ
れらの成分の溶解には、約30〜50分かかる。殺菌のため
に、溶液をオートクレーブ内、121℃で30分間加熱する
ことができる。カタラーゼは、溶液が20〜21℃に達した
後に主反応容器内にマイクロフィルターを通して加えな
ければならない。
本発明は、更に、殺菌剤であり、かかるドデシル−ジ
メチル−(2−フェノキシエチル)−アンモニウムブロ
ミドが溶液の少なくとも0.0030重量%の量存在している
点眼溶液に関する。かかる殺菌溶液の組成は、以下に、
該溶液によってコンタクトレンズを殺菌する方法に関し
て説明する際に示す。
本発明は、更に、有効量のドデシル−ジメチル−(2
−フェノキシエチル)−アンモニウムブロミドを含む溶
液をレンズに加える工程を含むことを特徴とするコンタ
クトレンズの殺菌方法に関する。この方法において、有
利には、かかるドデシル−ジメチル−(2−フェノキシ
エチル)−アンモニウムブロミドは、溶液の約0.0035〜
約1.0重量%の量、該溶液中に存在しており、該溶液の
約0.0050重量%の量が好ましい。また、かかる溶液が、
溶液の約0.1重量%の量存在しているEDTAを更に含むこ
とが好ましい。
殺菌のために、防腐用よりも僅かに高い濃度のBrados
olしか必要でないことが見出された。その差は、溶液
中の有機物の製造を妨害するのではなく、現に導入され
たものを死滅させる能力である。濃度50ppmのBradosol
を用いたコンディショナー配合物によって、迅速な殺
菌時間(特にバクテリアに対する)が得られた。これ
は、殆どのコンディショニングタイプの溶液が良好な殺
菌作用を示さないので、重要である。
食塩水においては、30ppmという低い濃度で有効な殺
菌が達成される。
上記の記載には多くの限定が含まれているが、これは
本発明の範囲を制限するものではなく、そのある好まし
い態様を例示するものである。変更及び修正を、上記記
載の及び特許請求の範囲によって定義された本発明の精
神及び範囲内で行なうことができることが理解されよ
う。
ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエチル)−ア
ンモニウムブロミドを用いた点眼溶液に関する以下の実
施例は、例示のみのものであり、本発明を制限するもの
ではない。他の記載のない限り、量は重量%で示されて
いる。
実施例1:コンタクトレンズ用防腐処理洗浄剤 Na2HPO4 0.7287%(wt/vol) NaH2PO4・H2O 0.2116%(wt/vol) Na2(EDTA)・2H2O 0.1000%(wt/vol) Bradosol(ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシ
エチル)−アンモニウムブロミド)0.0080%(wt/vol) NaCl 0.3552%(wt/vol) Varox365 1.0000%(vol/vol) TritonX−100 0.3333%(vol/vol) CellosizeQP−40HEC 1.5000%(wt/vol) 精製H2O q.s.100ml Bradosolを好ましい最小量である約80ppm用いる本
実施例において示す防腐処理洗浄剤は、pH7.20±0.1を
有しており、浸透圧300±10mOsm/kgを有していた。本配
合物はBradosolを有しているが、HEMAを含むものをは
じめとする全てのタイプのコンタクトレンズに対して有
効であり適合性があることが分かった。HEMAレンズに関
する洗浄及びそれに続く殺菌工程のための接触時間が短
いために、レンズ内に吸収される量が少ないと考えられ
る。
下表1に、本実施例の洗浄剤を用いた防腐有効性試験
を示す(CFUはコロニー形成単位を示す)。
実施例2:ガス透過性ハードコンタクトレンズ用コンディ
ショニング溶液 Na2HPO4 0.7193%(wt/vol) NaH2PO4・H2O 0.2208%(wt/vol) Na2(EDTA)・2H2O 0.1 %(wt/vol) Bradosol(ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシ
エチル)−アンモニウムブロミド)好ましくは0.0050%
(wt/vol)(0.0035−1.0%の範囲) NaCl 0.4383%(wt/vol) Vinol350PVA 0.5 %(wt/vol) Plasdone K−90 PVP 1.0 %(wt/vol) 精製H2O q.s.100ml 本実施例において示すガス透過性コンタクトレンズを
殺菌及び浸漬するための溶液は、pH7.40±0.1及び浸透
圧300±100mOsm/kgを有していた。実施例2において用
いた特定の溶液は、Bradosol約0.0035〜1.0%(wt/vo
l)、好ましくは0.0050%(wt/vol)を含んでいた。こ
の溶液によって示された湿潤は、全ての公知のコンディ
ショナーよりも優れたものであり、かかる溶液に関して
期待されているよりも長い時間保持された。
下記表2に、本実施例の配合物を用いた防腐有効性試
験の概要を示す。
この溶液は、HEMAレンズと共に用いるのには勧められ
ない。
実施例3:ハードコンタクトレンズ用中性化コンディショ
ナー Na2HPO4 0.7193%(wt/vol) NaH2PO4・H2O 0.2208%(wt/vol) Na2(EDTA)・2H2O 0.1 %(wt/vol) Bradosol(ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシ
エチル)−アンモニウムブロミド)0.0015%(wt/vol) NaCl 0.3214%(wt/vol) Vinol165 1.0 %(wt/vol) (又はVinol350) Plasdone K−90 PVP 1.0 %(wt/vol) カタラーゼ 700単位/ml 精製H2O q.s.100ml 本実施例において示すコンディショナーは、pH7.20±
0.1及び浸透圧300±10mOsm/kgを有していた。用いたBra
dosolの量は、約0.0015〜約1%(wt/vol)の範囲で
あった。
下表3に、本実施例の配合物を用いた防腐有効性試験
の概要を示す。
実施例4:有効性範囲の概要 EDTAの存在下においては、ドデシル−ジメチル−(2
−フェノキシエチル)−アンモニウムブロミドが、10pp
m程度の低濃度で、食塩水における防腐剤として有効で
あることが見出された。上記実施例におけるように、Br
adosolと溶液中の他の成分との相互作用がある場合に
は、より高い濃度が好ましい。実施例1の洗浄剤におい
ては、このレベルは80ppmであることが分かった。実施
例3のコンディショナーにおいては、このレベルは15pp
mであることが分かった。配合物において比較的小さな
変更を行なった場合には、防腐溶液を有効にするために
Bradosolを調節しなければならない。試験した溶液の
例及びBP試験の結果を表4に示す。
実施例5 下表5に示すように、Bradosolの濃度50ppmを用い
た配合物によって、迅速な殺菌時間(特にバクテリアに
対して)が得られることが分かった。
食塩水においては、下表6に示すように、30ppm程度
の低濃度で殺菌が達成された。
フロントページの続き (72)発明者 フー―パオ・ツァオ アメリカ合衆国、ジョージア 30245、 ローレンスビル、パインハースト・ハン ト 1361 (56)参考文献 特開 昭48−4627(JP,A) Camad.J.Ophthal., Vol.4.(1969)P.247−257 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 31/14 A61K 31/195 A61K 9/08 C11D 3/48 CA(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗微生物剤としてドデシル−ジメチル−
    (2−フェノキシエチル)−アンモニウムブロミドを、
    溶液の0.0005〜0.01重量%の有効量、 及び更にEDTAを、溶液の0.1重量%を含むことを特徴と
    する点眼溶液。
  2. 【請求項2】該溶液が、眼内において許容しうるpHを与
    えるための有効量のバッファーを更に含む、請求項1記
    載の点眼溶液。
  3. 【請求項3】該溶液が、防腐処理食塩水溶液である、請
    求項1記載の点眼溶液。
  4. 【請求項4】該溶液が、眼科用医薬溶液であり、該ドデ
    シル−ジメチル−(2−フェノキシエチル)−アンモニ
    ウムブロミドが0.001〜0.01重量%の量存在している、
    請求項1記載の点眼溶液。
  5. 【請求項5】該溶液が、コンタクトレンズ用の洗浄剤で
    あり、該ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエチ
    ル)−アンモニウムブロミドが該溶液の少なくとも0.00
    8重量%の量存在している、請求項1記載の点眼溶液。
  6. 【請求項6】(a)ドデシル−ジメチル−(2−フェノ
    キシエチル)−アンモニウムブロミド0.008〜0.01重量
    %の有効量; (b)溶液に、眼内において許容しうるpHを与えるため
    の有効量のバッファー; (c)溶液に、等張性を与えるための有効量の有機また
    は無機塩; (d)有効量の界面活性剤;及び、 (e)EDTA0.1重量%; を含むことを特徴とするコンタクトレンズ用の防腐処理
    洗浄剤。
  7. 【請求項7】(a)ドデシル−ジメチル−(2−フェノ
    キシエチル)−アンモニウムブロミド0.0005〜0.01重量
    %の有効量; (b)溶液に、眼内において許容しうるpHを与えるため
    の有効量のバッファー; (c)溶液に、等張性を与えるための有効量の有機また
    は無機塩; (d)有効量の湿潤剤:及び、 (e)EDTA0.1重量%; を含むことを特徴とするコンタクトレンズ用のコンディ
    ショニング溶液。
JP1164114A 1988-06-28 1989-06-28 ドデシル−ジメチル−(2−フェノキシエチル)−アンモニウムブロミドを含む抗微生物性点眼溶液 Expired - Lifetime JP2788493B2 (ja)

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