JP2787890B2 - 透析装置 - Google Patents

透析装置

Info

Publication number
JP2787890B2
JP2787890B2 JP5199044A JP19904493A JP2787890B2 JP 2787890 B2 JP2787890 B2 JP 2787890B2 JP 5199044 A JP5199044 A JP 5199044A JP 19904493 A JP19904493 A JP 19904493A JP 2787890 B2 JP2787890 B2 JP 2787890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dialyzer
passage
supply
dialysate
dialysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5199044A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0724266A (ja
Inventor
菊次郎 横山
勝久 滝川
満隆 上田
利春 沢田
繁和 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibuya Kogyo Co Ltd filed Critical Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority to JP5199044A priority Critical patent/JP2787890B2/ja
Publication of JPH0724266A publication Critical patent/JPH0724266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2787890B2 publication Critical patent/JP2787890B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は透析装置に関し、より詳
しくは、透析開始前に透析液が流通する通路内を洗浄液
で洗浄するようにした透析装置に関する。
【従来の技術】従来、透析装置として次のようなものが
知られている。すなわち、透析液を透析器に供給する供
給通路と、供給通路を開閉する第1開閉手段と、供給通
路の一端に設けられて透析器に対して着脱自在に接続可
能な給液カプラと、透析器内の透析後の液を排出する排
出通路と、排出通路を開閉する第2開閉手段と、排出通
路の一端に設けられて透析器に対して着脱自在に接続可
能な排液カプラと、所要時に上記透析器の代わりに上記
両カプラに接続される筒状の接続プラグとを備え、透析
を開始する前に上記接続プラグによって両カプラを接続
した状態で上記供給通路および排出通路内に洗浄液を流
通させて、それら両通路内を洗浄するようにした透析装
置である。このような従来の透析装置では、洗浄液によ
る上記両通路内の洗浄作業が終了したら、その後で、洗
浄液の代わりに透析液を各通路内に供給して、各通路内
を含めた回路内の全域に透析液を満たしてから、上記両
カプラを接続プラグから分離させた後、それら両カプラ
を透析器に接続して透析を行うようにしている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
上記通路の洗浄作業が終了して回路内を透析液で満たし
た後に両カプラを接続プラグから分離させる際には、接
続プラグ内に透析液が残留しているので、該接続プラグ
内の透析液をバケツ等の回収容器に廃棄しなければなら
なかった。したがって、従来の透析装置では、洗浄作業
が終了して両カプラを接続プラグから分離させて透析器
に接続する際の切り換え作業が煩雑になっていた。
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、上述した透析装置において、上記洗浄作業が
終了して両カプラを接続プラグに代えて透析器に接続す
る際に押される切換ボタンと、上記切換ボタンが押され
たことが入力されたら、その時点から所定時間経過する
までの間、上記第1開閉手段を閉鎖すると同時に第2開
閉手段を開放する制御装置とを設けた構成を採用してい
る。
【作用】このような構成によれば、洗浄作業が終了した
後、回路内に透析液が満たされた後に両カプラを接続プ
ラグから分離する際には、上記切換ボタンが押されるの
で、制御装置によって所定時間だけ第1開閉手段が閉鎖
されると同時に第2開閉手段が開放される。そして、こ
の状態において、先ず接続プラグの一端から給液カプラ
を分離させれば、接続プラグの一端は大気に開放され
る。そのため、接続プラグ内に残留した洗浄液は自重に
よって該接続プラグの他端に接続されている排液カプラ
を介して回収通路内に迅速に流下する。これにより接続
プラグ内は空になるので、該接続プラグ内に残留してい
た透析液を廃棄することなく排液カプラを接続プラグの
他端から分離することができる。このように、接続プラ
グから両カプラを分離させる際に該接続プラグ内に残留
していた透析液を回収容器に廃棄する必要がなく、した
がって、洗浄作業が終了して両カプラを接続プラグから
取り外して透析器に接続する際の切り換え作業が従来に
比較して容易になる。
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1ないし図2において、1は透析装置であり、こ
の透析装置1は透析装置本体2と透析器3とを備えてい
る。透析器3によって患者に透析を行うときには、透析
装置本体2側の給液カプラ4を透析器3のプラグ3aに
接続して透析液を透析器3に供給するとともに、透析装
置本体2側の排液カプラ5を透析器3のプラグ3bに接
続して透析器3内の排液を回収するようにしている。上
記給液カプラ4および排液カプラ5は、透析器3側のプ
ラグ3a,3bに対して着脱自在に接続可能となってお
り、透析を行うときにはこれらのプラグ3a,3bに取
り付けられ、透析が終了するとプラグ3a,3bから取
り外されるようになっている。また、後に詳述するが、
透析を行う前に透析装置本体2内の回路内の洗浄を行う
時には、両カプラ4,5は透析器3のプラグ3a,3b
から取り外して、筒状の接続プラグ6の両端に取り付け
られる様にしている(図3参照)。図2に示すように、
透析装置本体2には、それぞれ内部を3室に区画した第
1透析液容器7と第2透析液容器7’とを並設してあ
り、両透析液容器7、7’によって上記透析器3に交互
に新鮮透析液を供給排出することで、透析を行なうよう
になっている。各透析液容器7(7’)内は,2枚のダ
イアフラムによって供給室7a(7a’)、可変容積室
7b(7b’)、回収室7c(7c’)に区画されてお
り、第1供給通路11の端部に接続された図示しない透
析液の供給源から該第1供給通路11を介して透析液を
供給室7a(7a’)に供給した後、該供給室7a(7
a’)内の透析液は第2供給通路12およびその先端に
設けた上記給液カプラ4を介して透析器3に供給され
る。また、透析器3内の透析後の排液は、上記排液カプ
ラ5および該排液カプラ5を取り付けた第1排出通路1
3を介して回収室7c(7c’)内に回収された後、該
回収室7c(7c’)内の排液は、第2排出通路14を
介してその第2排出通路14の端部に接続した図示しな
い回収槽に回収される。なお、上述した各透析液容器7
(7’)の構成、およびそれらによる透析器3への透析
液の供給排出の技術は、例えば特公平4−79271号
公報等で基本的に公知である。上記第1供給通路11に
おける上流側の位置には、透析液を給送する給液ポンプ
15を設けて各透析液容器7(7’)の供給室7a(7
a’)にむけて給送するようにしている。また、この給
液ポンプ15の下流側には、透析液を所要の温度に加熱
するヒータ16を設けるとともに、さらに、このヒータ
16の下流側には透析液内のエア抜きを行う脱気槽17
を設けている。脱気槽17は、第1連通路18を介して
第2排出通路14に連通しており、脱気槽17に貯溜さ
れたエアを含んだ透析液はこの第1連通路18と第2排
出通路14とによって回収槽に回収される。各透析液容
器7(7’)の供給室7a(7a’)の近接位置となる
両供給通路11,12の接点となる箇所には、それぞれ
電磁式の三方切換弁21(21’)を配設している。こ
れら三方切換弁21(21’)による流路の切り換え作
動は制御装置22によって制御されるようになってい
る。つまり、制御装置22は透析を行うときには、各三
方切換弁21(21’)をそれぞれ流路を交互に切り換
え制御することにより、供給室7a(7a’)と第1供
給通路11とが連通する状態と、供給室7a(7a’)
と第2供給通路12とが連通する状態とを実現するよう
にしている。これによって、透析液は、第1供給通路1
1から供給室7a(7a’)内に導入された後、供給室
7a(7a’)から第2供給通路12と給液カプラ4を
介して透析器3に供給される。本実施例では、第2供給
通路12に、該第2供給通路12を開閉する電磁式の第
1開閉弁23を設けている。また、上記第2供給通路1
2と第1供給通路11とは第2連通路24によって連通
させてあり、第2連通路24には該第2連通路24を開
閉する電磁式の第2開閉弁25を設けている。上記第1
開閉弁23および第2開閉弁25の開閉作動は、制御装
置22によって制御されるようになっており、透析を行
う際には第1開閉弁23が開放される一方、第2開閉弁
25が閉鎖されている。したがって、上述した流通経路
により透析液が透析器3に供給される。一方、透析器3
から排液を排出する第1排出通路13には、排液を下流
側に給送する排液ポンプ26を設けてあり、また排液ポ
ンプ26の下流側には排液中のエア抜きを行う脱気槽2
7を設けている。この脱気槽27は第3連通路28を介
して第2排出通路14に連通しており、第3連通路28
には該第3連通路28を開閉する電磁式の第3開閉弁3
1を設けている。この第3開閉弁31の開閉作動も制御
装置22によって制御されるようになっている。第3開
閉弁31は通常は閉鎖されているが、脱気槽27に設け
たセンサ27aによって排液中にエアが混入しているこ
とが制御装置22に入力されると、制御装置22によっ
て第3開閉弁31が開放され、排液中のエアの検出が無
くなると、センサ27aから制御装置22への入力がな
くなるので、その時点で制御装置22は第3開閉弁31
を閉鎖させるようになっている。各透析液容器7
(7’)の近接位置となる両排出通路13,14の接点
となる箇所には、それぞれ電磁式の三方切換弁32(3
2’)を配設している。これら三方切換弁32(3
2’)による流路の切り換え作動も、制御装置22によ
って制御されるようになっている。すなわち、制御装置
22は透析を行うときには、各三方切換弁32(3
2’)をそれぞれ流路を交互に切り換え制御することに
より、回収室7c(7c’)と第1排出通路13とが連
通する状態と、回収室7c(7c’)と第2排出通路1
4が連通する状態とを交互に実現するようにしている。
これによって、排液は第1排出通路13から回収室7c
(7c’)内に回収され、次に回収室7c(7c’)か
ら第2排出通路14を経て回収槽に回収される。なお、
第1排出通路13における排液ポンプ26の上流側と脱
気槽27の下流側とはバイパス通路33を介して連通さ
せてあり、バイパス通路33には、第1排出通路13内
の排液の圧力が所定の液圧以上となった際に開放される
リリーフ弁34を設けている。以上の構成において、透
析器3によって透析を行うときには、両カプラ4,5は
透析器3の各プラグ3a,3bにそれぞれ接続されると
ともに、第1開閉弁23は開放されており、第2開閉弁
25および第3開閉弁31は閉鎖されている。また、第
1供給通路11の端部には図示しない透析液の供給源が
接続されるとともに、透析器3は患者に接続されてい
る。この状態において、制御装置22が備える透析開始
ボタン22aが押されると、制御装置22は両ポンプ1
5,26を作動させるとともに、各三方切換弁21,2
1’,32,32’の作動を上述したように制御する。
したがって、透析液は、第1供給通路11、両透析液容
器7(7’)の供給室7a(7a’)、第2供給通路1
2および給液カプラ4を経由して透析器3に供給され
る。また、透析器3内の透析後の排液は、排液カプラ
5、第1排出通路13、両透析液容器7(7’)の回収
室7c(7c’)および第2排出通路14を経由して回
収槽に排出される。ところで、本実施例では、上述した
透析を行う前に洗浄液によって上記透析液が流通する回
路内の洗浄を行うようにしている。すなわち、洗浄を行
う時には、透析器3の各プラグ3a,3bから各カプラ
4,5を取り外した後、図2に想像線で示すように両カ
プラ4,5を接続プラグ6の両端に接続する。これによ
って、接続プラグ6と両カプラ4,5を介して第2供給
通路12と第1排出通路13とが連通する。この状態と
なったら、第1供給通路11の端部から透析液の供給源
を取り外し、代わりに洗浄液の供給源を接続する。この
後、制御装置22に設けた洗浄開始ボタン22bを押す
と、制御装置22は上述した透析を行うときと同様に、
各ポンプ15,26を作動させるとともに、各三方切換
弁21,21’,32,32’の作動を制御する。これ
によって、洗浄液は、第1供給通路11、透析液容器7
(7’)の供給室7a(7a’)および第2供給通路1
2内を流通し、さらに、両カプラ4,5と接続プラグ
6、第1排出通路13、透析液容器7(7’)の回収室
7c(7c’)、および第2排出通路14を流通して回
収槽に回収される。次に、制御装置22は洗浄作業が開
始されてから所要時間だけ経過すると、それまで閉鎖さ
れていた第2開閉弁25および第3開閉弁31を開放す
る一方、それまで開放されていた第1開閉弁23を閉鎖
する。これによって、洗浄液は、第1供給通路11から
第2連通路24を経由して第2供給通路12に流通した
後、両カプラ4,5と接続プラグ6を経由した後、脱気
槽27、第3連通路28および第2排出通路14を経由
して回収槽に回収される。したがって、最初の洗浄ルー
トでは洗浄されなかった第2連通路24および第3連通
路28も洗浄液によって洗浄される。この後、制御装置
22に設けた洗浄終了ランプが点灯して洗浄作業が終了
したことが表示されると、制御装置22は両ポンプ1
5,26の作動と各三方切換弁21,21’,32,3
2’の作動制御を停止する。この後、第1供給通路11
の端部から洗浄液の供給源が取り外され、その代わりに
第1供給通路11の端部に透析液の供給源が接続され
る。この状態において、オペレータが制御装置22に設
けた透析準備ボタン22cを押すと、制御装置22は上
記洗浄作業時と同様に両ポンプ15,26の作動と各三
方切換弁21,21’,32,32’の作動を制御す
る。したがって、上記各通路および透析液容器7
(7’)の供給室7a(7a’)、回収室7c(7
c’)内に残留していた洗浄液は回収槽に回収されると
ともに、上記各通路および透析液容器7(7’)の供給
室7a(7a’)、回収室7c(7c’)内に透析液が
満たされる。このようにして、上記透析準備ボタン22
cが押されてから上記各通路および透析液容器の供給室
7a(7a’)、回収室7c(7c’)内に透析液が満
たされて透析の準備作業が終了する。そして、本実施例
では、この時、制御装置22によって第1開閉弁23が
開放されるとともに、第2開閉弁25,第3開閉弁31
がともに閉鎖される様になっている。また同時に、供給
室7a(7a’)側の三方向切換弁21,(21’)
は、制御装置22によって供給室7a(7a’)と第1
供給通路11との連通を遮断されるとともに、回収室7
c(7c’)側の三方向切換弁32,32’は、回収室
7c(7c’)と第2排出通路14との連通を遮断され
ている。次に、本実施例では、この状態となったら、オ
ペレータは液停止ボタン22dを押すようになってい
る。液停止ボタン22dが押されると、本実施例の制御
装置22は、ポンプ26を停止するとともに液停止ボタ
ン22dが押された時点から15秒間だけ上記第3開閉
弁31を開放するようになっている。そして、第3開閉
弁31が15秒間だけ開放される間に、接続プラグ6か
ら両カプラ4,5を取り外し、それらを透析器3のプラ
グ3a,3bに接続するようにしている。すなわち、オ
ペレータは液停止ボタン22dを押した後に、先ず給液
カプラ4を接続プラグ6の一端から取り外す。このと
き、供給室7a(7a’)側の三方切換弁21,(2
1’)は第1供給通路11との連通を阻止されており、
また第1開閉弁23および第2開閉弁25も閉鎖されて
いるので、接続プラグ6から取り外した給液カプラ4の
先端から透析液があふれ出ることはない。このように給
液カプラ4を接続プラグ6の一端から取り外すことで、
それまで給液カプラ4に接続されていた接続プラグ6の
一端が大気に開放される。そのため、接続プラグ6内に
残留していた透析液は、自重によって該接続プラグ6の
他端に接続された排液カプラ5を介して第1排出通路1
3内に迅速に流下し、該第1排出通路13から脱気槽2
7、第3連通路28および第2排出通路14を経由して
回収槽に回収される。これによって、接続プラグ6内は
空になるので、接続プラグ6の他端から排液カプラ5を
取り外す。この後、両カプラ4,5を透析器3の各プラ
グ3a,3bに接続すると、上記液停止ボタン22dを
押してから15秒が経過するので、その時点で、制御装
置22によって第3開閉弁31が閉鎖される。本実施例
では、このようにして洗浄作業後に回路内を透析液で満
した後に、両カプラ4,5を接続プラグ6から取り外し
て透析器3に接続するようにしている。したがって、両
カプラ4,5を接続プラグ6から分離する際に、接続プ
ラグ6内に残留した透析液が周囲に飛散するようなこと
がない。そのため、両カプラ4,5を接続プラグ6内か
ら分離して透析器3に接続する切り替え作業をきわめて
容易に行うことができる。上述した構成を備えていない
従来の透析装置では、洗浄後の回路内に透析液が満たさ
れた準備作業終了後に、両カプラ4,5を接続プラグ6
から分離する際にには、両カプラ4,5のいずれかを接
続プラグ6から分離した時に接続プラグ6内に残留する
透析液をバケツ等の回収容器内に廃棄していたものであ
る。したがって、このような従来のものでは、両カプラ
4,5の切り換え作業が煩雑になっていたものである。
さらに、本実施例では、上述のように透析器3に両カプ
ラ4,5を接続した後、透析器3内にエアが残留するの
を防止する様にしている。すなわち、透析器3に両カプ
ラ4,5を接続した後、オペレータがエア抜きボタン2
2eを押すと、制御装置22は第2開閉弁25および第
3開閉弁31を開放させるとともに、両ポンプ15,2
6を作動させるので、透析液が第1供給通路11、第2
連通路24、第2供給通路12および給液カプラ4を経
由して透析器3内に導入された後、該透析器3から排液
カプラ5,第1排出通路13、脱気槽27、第3連通路
28を経由した後、第2排出通路14を介して回収槽に
回収される。エア抜きボタン22eが押されて所定時間
が経過すると、制御装置22によって第2開閉弁25お
よび第3開閉弁31が閉鎖されるとともに、各ポンプ1
5,26の作動も停止される。これによって、回路内の
エア抜きが完了する。この状態となれば、直ちに透析を
行うことができるので、この後、透析器3を患者に接続
した後、オペレータが透析開始ボタン22aを押すこと
によって、上述した要領で透析が行われる。 (第2実施例)次に、図4は本発明の第2実施例を示し
たものである。上記第1実施例において両透析液容器
7,(7’)がそれぞれ3室に区画されていたのに対し
て、この第2実施例では両透析液容器107,(10
7’)は、1枚のダイアフラムによってそれぞれ供給室
107a,(107a’)と回収室107c,(107
c’)との2室に区画されている。そして、第1実施例
における三方切換弁21(21’)の代わりに、第1供
給通路111に第1開閉弁141(141’)を設ける
とともに第2供給通路112に第2開閉弁142(14
2’)を設けている。上記第1実施例における第2連通
路24および第2開閉弁25は省略してあり、その代わ
りに給液ポンプ115の下流側となる第1供給通路11
1に第3開閉弁143を設けている。また、上記供給側
と同様に、第1実施例における三方切換弁32(3
2’)の代わりに第1排出通路113に第4開閉弁14
4(144’)を設けるとともに、第2排出通路114
に第5開閉弁145(145’)を設けている。そし
て、第1実施例における第3連通路28および第3開閉
弁31は省略してあり、その代わりに排液ポンプ116
の下流側となる第1排出通路113に第3開閉弁146
を設けている。さらに、この第2実施例では、排液ポン
プ116よりも上流側となる第1排出通路113を分岐
通路147によって上記回収槽に接続するとともに、該
分岐通路147に排出ポンプ148を設けて第1排出通
路113から回収槽にむけて透析液を排出できるように
している。そして、上記分岐通路147と排出ポンプ1
48とによって第1排出通路113を実質的に開閉する
開閉手段を構成している。なお、この第2実施例では、
上記第1実施例と対応する各部にはそれぞれ100を加
算した部材番号を付している。この第2実施例において
も、第1実施例と同様に、透析作業を行う前に両カプラ
104,105を接続プラグ106に接続し、かつ第1
供給通路111の端部に洗浄液供給源を接続した状態
で、回路を構成する各通路および両透析液容器内が洗浄
される。すなわち、洗浄時には、最初に洗浄開始ボタン
122bがおされると、制御装置122によって、両ポ
ンプ115、126が作動されるとともに、第3開閉弁
143および第6開閉弁146が開放される。これと同
時に、制御装置122によって、各開閉弁141、14
2,144,145(141’、142’,144’,
145’)が開閉制御される。他方、制御装置122は
分岐通路148に設けた排出ポンプ148を停止させて
いる。したがって、洗浄液は分岐通路148を除いた各
通路および両透析液容器内に流通するので、それらの内
部が洗浄液によって洗浄される。こうして洗浄作業が終
了すると、制御装置122は両ポンプ115、126の
作動を停止させるとともに、各開閉弁141、142,
144,145(141’、142’,144’,14
5’)の開閉作動も停止させる。この後、第1供給通路
111の端部から洗浄液供給源が取り外され、その代わ
りに第1供給通路111の端部に透析液の供給源が接続
される。この状態において、透析準備ボタン122cが
押されると、制御装置122は上記洗浄時と同様に各部
の作動を制御するので、各通路および両透析液容器から
洗浄液が排出された後、それらの内部に透析液が満たさ
れる。これによって、透析準備作業が終了する。この状
態となったら液停止ボタン122dが押される。そし
て、この液停止ボタン122dが押されると、その時点
から15秒間だけ制御装置122は第2開閉弁142,
142’を閉鎖させると同時に排出ポンプ148を作動
させる。液停止ボタン122dが押されてから15秒間
の間に、先ず給液カプラ104を接続プラグ106の一
端から取り外し、次に接続プラグ106の他端から排液
カプラ105を取り外す。その際、上記排出ポンプ14
8によって接続プラグ106内に残留していた透析液は
第1排出通路113内に迅速に回収されるので、接続プ
ラグ106内が空になり、透析液が飛散するようなこと
はない。この後、透析器103に両カプラ104,10
5を接続した後で上記15秒が経過する様になり、その
時点で制御装置122は排出ポンプ148の作動を停止
させるとともに、第2開閉弁142(142’)を開放
する。この後、上記第1実施例の場合と同様に回路内の
エア抜きを行った後、透析作業を行う。なお、上記各実
施例では透析器3(103)が患者に接続された後に、
液停止ボタン22d(122d)が押されても、機能し
ないようになっている。もし、上述のように機能した場
合には、透析器3(103)によって患者から除水して
しまう危険性があるからである。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来に比
較して接続プラグから両カプラを分離する際の作業が容
易になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す透析装置全体の斜視図
【図2】図1に示す透析装置の回路構成を示す図
【図3】図1に示す要部の分解斜視図
【図4】本発明の第2実施例を示す透析装置の回路構成
【符号の説明】
1…透析装置 3…透析器 4
…給液カプラ 5…排液カプラ 6…接続プラグ 11
…第1供給通路 12…第2供給通路 13…第1排出通路 14
…第2排出通路 22…制御装置 22c…液停止ボタン(切換
ボタン) 24…第2連通路(供給通路) 25…第2開閉弁(第
1開閉手段) 28…第3連通路(排出通路) 31…第3開閉弁(第
2開閉手段)
フロントページの続き (72)発明者 沢田 利春 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷 工業株式会社内 (72)発明者 南 繁和 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−82381(JP,A) 特開 平5−237185(JP,A) 特開 昭57−66761(JP,A) 実開 平2−45750(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 61/30 A61M 1/14 B01D 65/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透析液を透析器に供給する供給通路と、
    供給通路を開閉する第1開閉手段と、供給通路の一端に
    設けられて透析器に対して着脱自在に接続可能な給液カ
    プラと、透析器内の透析後の液を排出する排出通路と、
    排出通路を開閉する第2開閉手段と、排出通路の一端に
    設けられて透析器に対して着脱自在に接続可能な排液カ
    プラと、所要時に上記透析器の代わりに上記両カプラに
    接続される筒状の接続プラグとを備え、透析を開始する
    前に上記接続プラグによって両カプラを接続した状態で
    上記供給通路および排出通路内に洗浄液を流通させて、
    それら両通路内を洗浄するようにした透析装置におい
    て、 上記洗浄作業が終了して両カプラを接続プラグに代えて
    透析器に接続する際に押される切換ボタンと、 上記切換ボタンが押されたことが入力されたら、その時
    点から所定時間経過するまでの間、上記第1開閉手段を
    閉鎖すると同時に第2開閉手段を開放する制御装置とを
    設けたことを特徴とする透析装置。
JP5199044A 1993-07-16 1993-07-16 透析装置 Expired - Fee Related JP2787890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5199044A JP2787890B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 透析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5199044A JP2787890B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 透析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0724266A JPH0724266A (ja) 1995-01-27
JP2787890B2 true JP2787890B2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=16401185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5199044A Expired - Fee Related JP2787890B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 透析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2787890B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2857052A1 (en) 2012-05-30 2015-04-08 Shibuya Kogyo Co., Ltd. Hemodialysis device operation method and hemodialysis device

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5999333B2 (ja) 2012-07-26 2016-09-28 澁谷工業株式会社 透析装置
CN103816580B (zh) * 2013-12-26 2016-03-02 成都威力生生物科技有限公司 透析器预处理设备
JP6466312B2 (ja) * 2015-12-14 2019-02-06 澁谷工業株式会社 血液透析装置の操作方法および血液透析装置
CN106110420A (zh) * 2016-07-25 2016-11-16 夏列波 一种新型血液净化装置的体外循环血路系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2857052A1 (en) 2012-05-30 2015-04-08 Shibuya Kogyo Co., Ltd. Hemodialysis device operation method and hemodialysis device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0724266A (ja) 1995-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5490925A (en) Assembly for the on-line flushing and filling of an extracorporeal blood circulation system of dialysis machines
CA2683051C (en) Method and apparatus for priming an extracorporeal blood circuit
JP5441699B2 (ja) 血液処理装置及び血液処理装置の血液チューブセットを空にする方法
JP5707190B2 (ja) 血液浄化装置
US7935258B2 (en) Process and an apparatus for filling and/or rinsing an extracorporeal blood circuit
JPH0152026B2 (ja)
JP5851003B1 (ja) 血液浄化装置
CN107296989A (zh) 排空用于体外血液治疗的装置的方法
JP2787890B2 (ja) 透析装置
JP2011110098A (ja) 血液浄化装置
KR20200030081A (ko) 혈액 치료 후에 유출물 백을 비우기 위한 방법 및 장치
JP2021500094A (ja) 透析機器および方法
JP3973052B2 (ja) 体液を濾過し脱気する装置、特に血液濾過器
JP2912801B2 (ja) 血液透析装置
JP3892921B2 (ja) 血液透析装置
JP6266695B2 (ja) 血液浄化装置及びそのプライミング方法
JP4182461B2 (ja) 透析装置の洗浄方法
JPH0534023B2 (ja)
JP4232103B2 (ja) 血液の除水装置とその準備方法
JP6398146B2 (ja) 血液透析装置
JPH0519075Y2 (ja)
JP2020103709A (ja) 血液浄化装置
JP2002253668A (ja) 血液回路自動脱気システム
WO2024004483A1 (ja) 血液浄化装置
JP4257602B2 (ja) 透析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980506

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090605

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100605

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100605

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110605

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees