JP2787870B2 - 用紙処理装置 - Google Patents

用紙処理装置

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JP2787870B2
JP2787870B2 JP4111934A JP11193492A JP2787870B2 JP 2787870 B2 JP2787870 B2 JP 2787870B2 JP 4111934 A JP4111934 A JP 4111934A JP 11193492 A JP11193492 A JP 11193492A JP 2787870 B2 JP2787870 B2 JP 2787870B2
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潤 三好
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恵一 田口
典昭 岡本
覚 羽山
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は用紙処理装置に関し、特
に、複写機等の画像形成装置の側方に配置され、画像形
成装置から排出されてきた用紙を処理するための用紙処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、複写機等の画像形成装置に
は、画像形成処理が施された用紙を仕分けして収納する
ためのソータが取り付けられる場合がある。また、仕分
けされた用紙に対して綴じ処理(ステープル処理)を行
うためのステープル装置を有するソータも既に提供され
ている。
【0003】従来のこの種のソータとして、たとえば特
開平1−231757号公報に示された装置がある。こ
の装置では、複写機から排出されてきた用紙を仕分けし
て収納するための複数の用紙受け(以下、ビンと記す)
が上下方向に移動自在となっている。そして、用紙導入
部に各ビンが移動してきたときに、このビンの上方に所
定の間隔を設け、この間隔を通して用紙導入部からの用
紙がビンに導入されるようになっている。また、この用
紙導入部にはステープル装置が設けられており、ステー
プル装置は、ビンの移動の妨げとならないような退避位
置と綴じ処理を行うステープル位置とを取り得るよう
に、一定の角度範囲で旋回が可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来公報に示され
たソータでは、ステープル装置を旋回させるための機構
が必要となり、構造が複雑となる。また、用紙に対して
綴じ処理を行う位置が固定されているために、綴じ処理
の位置を変更したり、あるいは複数の位置に綴じ処理を
行うことができない。このため、ステープル機能を有効
に活用することができない。
【0005】本発明の目的は、比較的簡単な構成で用紙
の複数位置に綴じ処理等の処理を行うことができるよう
にすることにある。本発明の別の目的は、ステープル装
置等の処理機構のメンテナンスを容易にすることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る用紙処
理装置は、画像形成装置の側方に配置され、画像形成装
置から排出されてきた用紙を処理するための装置であ
る。この装置は、複数の用紙受けと、処理手段と、処理
移動手段と、用紙移動手段と、移動制御手段とを備えて
いる。前記複数の用紙受けは、上下方向に移動自在であ
り、画像形成装置から排出されてきた用紙を収容する。
前記処理手段は、複数の用紙受けよりも用紙排出方向上
流側に、前記排出方向と交差する用紙幅方向に移動自在
に配置され、用紙に処理を施す手段である。前記処理移
動手段は処理手段を用紙幅方向に移動させる手段であ
る。前記用紙移動手段は、処理手段とともに用紙受けよ
りも排出方向上流側に配置され、用紙受けに収容された
用紙を処理手段の処理位置に取り出すとともに、処理手
段で処理された用紙を用紙受けに戻す手段である。前記
移動制御手段は複数の用紙受けを順次処理手段への用紙
取り出し位置に移動させる手段である。
【0007】第の発明に係る用紙処理装置は、第1の
発明に係る用紙処理装置に加え、用紙固定手段を備えて
いる。前記用紙固定手段は、処理手段の処理位置に取り
出された用紙における、処理手段の移動範囲外の部分を
把持する手段である。
【0008】第の発明に係る用紙処理装置は、用紙移
動手段として、用紙把持手段と用紙突き出し手段とを有
している。前記用紙把持手段は、用紙受けと処理手段の
処理位置との間で移動可能であり、用紙受け内の用紙及
び処理手段の処理された用紙を把持可能な手段である。
前記用紙突き出し手段は、用紙把持手段により用紙受け
上に移動された用紙の端部を押して、用紙把持手段から
用紙を用紙受け内に戻す手段である。
【0009】第の発明に係る用紙処理装置は、画像形
成装置の側方に配置され、画像形成装置から排出されて
きた用紙を処理するための装置であり、複数の用紙受け
と、装置本体フレームと、支持フレームと、処理手段
と、用紙移動手段と、移動制御手段とを備えている。前
記用紙受けは、画像形成装置から排出されてきた用紙を
収容する。前記支持フレームは、用紙受けよりも用紙排
出方向上流側に装置本体フレームから引き出し可能に配
置されている。前記処理手段は、支持フレームに取り付
けられ、用紙に処理を施す手段である。前記用紙移動手
段は、処理手段とともに用紙受けよりも用紙排出方向上
流側に配置され、用紙受けに収容された用紙を処理手段
の処理位置に取り出すとともに、処理手段で処理された
用紙を用紙受けに戻す手段である。前記移動制御手段は
複数の用紙受けを順次処理手段への用紙取り出し位置に
移動させる手段である。
【0010】
【作用】第1の発明に係る用紙処理装置では、画像形成
装置から排出されてきた用紙は用紙受けに収容される。
用紙受けの用紙排出方向上流側にはステープル装置等の
処理手段が用紙幅方向に移動自在に配置されている。用
紙に処理を行う場合には、用紙移動手段によって用紙受
けから用紙を取り出し、処理手段の処理位置に位置させ
る。この状態で用紙の所定位置に綴じ処理等の処理が行
われる。このとき、処理手段は用紙幅方向に移動自在で
あるので、たとえば2か所に綴じ処理等の処理を行うこ
とが可能である。処理された用紙は、用紙移動手段によ
って用紙受け内に戻される。
【0011】このように、用紙移動手段によって用紙受
け内の用紙を処理位置に取り出し、また処理された用紙
を用紙受けに戻すので、従来装置のように処理手段を旋
回させるための機構が不要となり、処理のための機構が
簡単になる。また、処理手段は用紙幅方向に移動自在で
あるので、用紙の幅方向の任意の位置に単数あるいは複
数の処理を施すことができる。
【0012】第の発明に係る用紙処理装置では、用紙
受けに収容された用紙に対して処理を施す際、用紙移動
手段によって用紙受けから用紙を処理位置に取り出し、
この用紙における、処理手段の移動範囲外の部分を用紙
固定手段によって把持する。そして、この用紙固定手段
によって用紙を把持した状態で処理手段を用紙幅方向に
移動させ、任意の位置に単数あるいは複数の処理を施
す。
【0013】このように、処理位置に取り出された用紙
を用紙固定手段によって確実に把持した状態で処理を施
すので、正確な処理を行うことができる。第の発明に
係る用紙処理装置では、用紙受けに収容された用紙に対
して処理を施す際、用紙把持手段によって用紙を把持
し、用紙受けと処理手段の処理位置との間で移動させ
る。そして、処理された用紙を用紙受けに戻す際に、用
紙把持手段により用紙受け上に移動された用紙の端部を
用紙突き出し手段によって押して用紙受け内に用紙を戻
す。このため、用紙把持手段に処理された用紙が残るこ
とはなく、処理された用紙を確実に用紙受け内に戻すこ
とができる。
【0014】第の発明に係る用紙処理装置では、装置
の本体フレームに対して引き出し可能な支持フレームが
設けられ、この支持フレームに処理手段が取り付けられ
ている。このため、支持フレームを引き出し、処理手段
を外部に取り出した状態で処理手段のメンテナンスを行
うことができ、メンテナンス作業が容易になる。
【0015】
【実施例】全体構成及び複写機本体 図1及び図2に本発明の一実施例による複写機の全体構
成を示す。図1において、この複写機は、複写機本体1
と、複写機本体1の左側方に配置されたステープルソー
タ(以下、単にソータと記す)2と、ソータ2の前方側
(装置手前側)に配置された用紙取り出し装置3とを有
している。図2に示すように、複写機本体1は、ケース
5と、ケース5の中央部に配置された画像形成部6と、
画像形成部6の上方に配置された原稿走査部7と、画像
形成部6に対し用紙を供給したり画像形成部6から用紙
を排出したりする用紙搬送装置8とを有している。
【0016】画像形成部6は、中央に配置された感光体
ドラム、及びその周囲に配置された帯電装置、現像装
置、転写装置、用紙分離装置及びクリーニング装置を有
している。原稿走査部7は、画像形成部6の上方に配置
された光学系9と、光学系9の上方に配置された原稿台
10と、原稿台10上に設けられた自動原稿搬送装置1
1とを有している。自動原稿搬送装置11は、そのケー
ス上面に設けられた原稿載置部12と、ケース内部に配
置された原稿移動ベルト等からなる原稿搬送部13とを
有している。
【0017】用紙搬送装置8は、画像形成部6よりも用
紙搬送方向上流側に配置された用紙供給路と、下流側に
配置された用紙搬出路とを有しており、用紙搬出路の途
中には定着装置14が設けられている。さらに、定着装
置14の下流側には、用紙をソータ2側に排出するため
の排出ローラ15と、用紙を反転するための反転装置1
6とが設けられている。
【0018】ケース5の下部には、反転装置16を通過
してきた用紙を搬送する中間搬送路17と、用紙を一旦
収納する中間トレイ18とが設けられている。中間トレ
イ18の下方には、複数の給紙カセット19が縦方向に
並べて配置されている。またケース5の右側下部には、
大量の用紙を連続して供給するための給紙デッキ20が
配置されている。給紙デッキ20の上方には、手差し給
紙経路21が配置されている。
【0019】ソータ ソータ2は、複数のビン25及びこのビン25を上下方
向に駆動するための駆動部26を含むビンユニット27
と、複写機本体1とビンユニット27との間に配置され
複写機本体1からの用紙をビンユニット27に搬送する
搬送ユニット28と、ビンユニット27の上流側(複写
機本体1側)の搬送ユニット28下方に配置された処理
ユニット29とを有している。
【0020】ビンユニット27は、ビン25の両側部及
び用紙排出側の端部の一部を覆う支持フレーム30を有
している。ビン25は、図3の平面図で示すように、平
板状の部材で形成されている。そして、排出方向の先端
側から内部に向かって、用紙取り出し用の切欠き25a
が形成されている。また、後方側(装置奥側)の側部か
ら内部に向かって、幅寄せ用の切欠き25bが形成さ
れ、さらに用紙導入側の端部には、処理ユニット29に
よる用紙取り出し用の2つの切欠き25cが所定の間隔
で形成されている。なお、幅寄せ用の切欠き25bは、
ビン25の用紙排出方向の下流側に形成される辺が、用
紙の中央部から排出方向に向かって傾斜している。この
ことにより、ビン25上に用紙を排出する際、用紙先端
部が前記傾斜する辺25gに案内され、スムーズに用紙
が排出される。また前記辺25gが傾斜していることに
より、図の二点鎖線で示すように、用紙先端面と平行に
形成された従来のビンに比較して、ビンの用紙排出方向
下流側の面積(A)が小さくなり、ビン成形時等に発生
するおそれのあったビンのたれが未然に防止できる。
【0021】ビン25の排出側先端部の両側には、ホル
ダ31が形成されている。また、導入側端部の両側に
は、それぞれ外側方に突出するトラニオン32が設けら
れている。各ビンのホルダ31は、支持フレーム30の
排出側端部に形成された支持部30a(図2参照)にそ
れぞれ支持されている。またトラニオン32は、駆動部
26を構成するスパイラルカム33の溝に噛み合ってい
る。なお、ビン25の裏面には、下方のビン25内に収
容された用紙を押さえ付けるための付勢部材34が設け
られている。
【0022】このようにして、ビン25は支持部30a
及びスパイラルカム33によって支持され、図2で示す
ように、排出側端部が上方に位置するように傾斜して配
置されている。また、ビン25の導入側端部には、上方
に突出する立壁部25dが形成されており、傾斜するビ
ン25内に収容された用紙が下方に落下するのを防止し
ている。ビン25の上面には、用紙排出方向に沿って複
数のリブ25eが形成されている。
【0023】ビンユニット27の駆動部26は、ビン2
5の導入側の前後端部において、各トラニオン32と対
向するように配置された1対のスパイラルカム33を有
している。スパイラルカム33は、その表面に螺旋状の
溝を有しており、ソータ2の上部から下部に渡って縦方
向に配置されている。各スパイラルカム33の上端及び
下端は、ソータ2のフレームに回転自在に支持されてお
り、図5に拡大して示すように、下端にはプーリ35が
固定されている。1対のスパイラルカム33のうち装置
後方側に設けられたスパイラルカム33の下端には、駆
動プーリ36が固定されている。この駆動プーリ36に
は、図4に示すように、ベルト37及びプーリ38を介
して駆動モータ39が連結されている。このようにし
て、モータ39によって後方側のスパイラルカム33が
回転され、この回転はベルト40及びプーリ35を介し
て前方側のスパイラルカム33に伝えられる。したがっ
て、前後1対のスパイラルカム33は、同期して回転す
る。
【0024】スパイラルカム33の外表面に形成された
螺旋溝33aは、上下部分においてほぼ同ピッチで形成
されているが、図16及び図20に示すように、処理ユ
ニット29と対向する部分(ほぼ中央部分)の2ピッチ
分については他のピッチよりも広く形成されている。こ
れにより、搬送ユニット28の排出口及び処理ユニット
29の上部に対応する部分と処理ユニット29の下部と
には、他の部分に比較してビン25の上下間隔の広い排
出・処理用開口と取出用開口とが形成される。
【0025】この結果、処理位置に位置するビン25へ
の処理ユニット29の確実な導入、導出が可能となる。
一方、取出用開口に位置するビン25の下段のビンとの
間隔は、他の部分と同様に若干狭くなる。しかし、この
下方のビン25上には既に用紙が存在しないので、取出
用開口に位置するビン25に、後述するスタッカハンド
機構170が導入、導出する際に問題となることはな
い。
【0026】また、スパイラルカム33の上端には、図
6及び図7に示すように、スパイラルカム33の回転位
置を検出するための検知板45が固定されている。この
検知板45には、角度検出用の切欠き45aが形成され
ている。一方、検知板45の周囲には、回転制御用のフ
ォトセンサ46と、用紙処理用の制御を行うための3/
4回転下降制御用のフォトセンサ47が設けられてい
る。これらのフォトセンサ46,47は、1/4回転ず
れた位置に配置されている。なお、ビンユニット27に
は、ビンユニット27の上下動を案内するために支持ピ
ン48が設けられている。この支持ピン48は、スパイ
ラルカム33の螺旋溝33aに噛み合っている。
【0027】また、ビンユニット27の上下端には、光
軸がビン25の導入端付近に位置するようにフォトセン
サ49a,49b(図4参照)が配置されている。これ
らのフォトセンサ49a,49bによって形成された光
軸が各ビン25を通過可能なように、それぞれのビン2
5には、対応する箇所に光軸通過用の孔25f(図3参
照)が形成されている。これにより、ビン25内に用紙
が収容されたか否かを検出するようになっている。
【0028】図8〜図10に示すように、処理ユニット
29とビンユニット27との間には、傾斜して配置され
たビン25から用紙が落下するのを防止するための落下
防止機構50が配置されている。落下防止機構50は、
図9に示すような2つのストッパー51と、ストッパー
51の姿勢を変更するためのソレノイド52とを有して
いる。2つのストッパー51は、前後方向に配置された
回動軸53に所定の間隔で固定されている。回動軸53
は前後の支持フレーム2a,2bに回動自在に支持され
ている。また、回動軸53の後端は連結部材54a,5
4bを介してソレノイド52のプランジャに連結されて
いる。そして、ソレノイド52がオフ時にはストッパー
51は図9に示す落下禁止姿勢をとり、オン時には図1
0に示す落下許容姿勢をとる。
【0029】このような構成により、後端がカールした
用紙がビン25内に移載され、立壁部25dを越えるよ
うな場合にも用紙の落下が防止される。図8及び図11
に示すように、処理ユニット29は、固定フレーム55
と、この固定フレーム55に対してスライド自在であ
り、装置前方側に引き出し可能なベーステーブル56
と、ベーステーブル56に対して移動自在な移動テーブ
ル57と、移動テーブル57上に配置されたステープル
装置58と、パンチ装置59と、パンチ装置59の両側
に配置された1対の処理用ハンドユニット60a,60
bとを有している。
【0030】ベーステーブル56の装置後方側の下面に
はテーブル移動用のモータ61が固定されている。一
方、ベーステーブル56の装置前方側にはプーリ62が
固定されており、このプーリ62とステッピングモータ
61先端に固定されたプーリ63との間にタイミングベ
ルト64が架け渡されている。このタイミングベルト6
4には、移動テーブル57下面に形成された連結部57
aが連結されており、タイミングベルト64の循環によ
って移動テーブル57がベーステーブル56上を移動す
るようになっている。なお、移動テーブル57の下面に
は、図12に示すように、軸受65が固定されており、
ベーステーブル56に前後方向に配置されたガイド軸6
6に沿って移動可能となっている。また、移動テーブル
57の側部には、複数のガイドローラ67が設けられて
おり、このガイドローラ67がベーステーブル56の支
持部56aにガイドされている。
【0031】なお、移動テーブル57の前方端下面には
検知板68が固定されており、ベーステーブル61の基
準位置にはホームポジション検知用のフォトセンサ69
が固定されている。ここで、図11に示すように、移動
テーブル57がホームポジションに位置する状態では、
ステープル装置58は、ビン25から取り出された用紙
の前端側の角に綴じ処理を行う。この綴じ処理の位置
は、1点のみの綴じ処理を行う場合の処理基準位置であ
る。
【0032】図12に、ステープル装置58の概略構成
を示す。このステープル装置58は、下顎部材70と、
この下顎部材70に対して回動自在に装着された上顎部
材71と、上顎部材71を下降させるための駆動部72
と、上顎部材71を初期位置に復帰させる復帰機構73
とから構成されている。下顎部材70は、移動テーブル
57上に固定された支持部材74に対して、一端を支点
として所定の範囲で回動自在となっている。これによ
り、ステープル装置58全体を、所定の範囲で上下方向
に位置調整することが可能である。なお、ステープル装
置58のビン25側には、ビン25からの用紙をガイド
するための用紙ガイド75が仕切りフレーム76に固定
されている。用紙ガイド75の一部には用紙検知用の孔
が形成されており、この下方には綴じ処理時の用紙のジ
ャムを検知するための反射型センサ77が設けられてい
る。
【0033】処理用ハンドユニット60a,60bは、
図13に示すように、取付板80と、この取付板80に
装着されたハンド機構81と、用紙突き出し機構82
と、これらの両機構81,82をビン方向に進退させる
ための駆動機構83とを有している。取付板80の下部
は移動テーブル57に固定されている。また上部は横方
向に折り曲げられ、この折り曲げられた部分には、ハン
ド機構81の進退をガイドするためのガイド溝80aが
形成されている。
【0034】ハンド機構81は、スライド板84に固定
されており、上ハンド85と、下ハンド86とを有して
いる。上ハンド85は、正面視L字状に形成されてお
り、ビン25側に延びる把持部85aと、この把持部8
5aと直交する方向に延びる基部85bとから形成され
ている。基部85bの一端は、スライド板84に対して
回動自在に固定されている。また、基部85bの他端
は、ハンド機構81を開閉するためのソレノイド87に
バネ88を介して連結されている。下ハンド86は、ビ
ン25側に延びる把持部86aと、スライド板84に回
動自在に装着された支点を境として把持部86aと逆側
に延びる基部86bとを有している。基部86bは、上
ハンド85の基部85bに形成された当接部85cに当
接しており、上ハンド85と下ハンド86とが連動して
作動するようになっている。下ハンド86の基部86b
には、バネ89の一端が係止されており、このバネ89
の他端はスライド板84の上部に係止されている。この
バネ89のバネ力により、下ハンド86及び上ハンド8
5は開き、ソレノイド87がオンして縮退することによ
り上ハンド85及び下ハンド86は閉じる。
【0035】用紙突き出し機構82は、アーム90と、
駆動用ソレノイド91と、アーム90とソレノイド91
とを連結するレバー92とを有している。アーム90の
先端(ビン側)には、用紙の端部を押す押し板93が固
定されている。またこのアーム90には、進退方向に長
いガイド溝90aが形成されており、このガイド溝90
aにスライド板84に固定されたピン94が係止してい
る。アーム90の後端にはピン95が固定されており、
このピン95にレバー92の一端が係止している。レバ
ー92の中央部は、支点ピン96を中心に回動自在とな
っている。レバー92の他端は、ピン97を介してソレ
ノイド91のプランジャに連結されている。このような
構成により、ソレノイド91のプランジャが進退する
と、レバー92が支点ピン96を中心に回動し、アーム
90は図13の実線で示す退避位置と、一点鎖線で示す
戻し位置とをとり得る。
【0036】駆動機構83は、スライド板84を移動さ
せるためのモータ100を有している。モータ100に
は駆動プーリ101が固定されている。また、取付板8
1のビン側には従動プーリ102が回転自在に装着され
ており、駆動プーリ101と従動プーリ102との間に
はタイミングベルト103が掛けわたされている。この
タイミングベルト103に、スライド板84の下部の一
部84aが固定されている。また、スライド板84の上
部には、ピン104と軸受105とが装着されており、
ピン104がガイド溝80aをスライド自在に貫通して
いる。またスライド板84の一部には移動用軸受106
が固定されており、この軸受106が取付板80に固定
されたガイド軸107に支持されている。これらのガイ
ド溝80a、タイミングベルト103及びガイド軸10
7は、排出・処理用開口に移動されたビン25とほぼ平
行になるように傾斜している。
【0037】このような構成により、図14に示すよう
に、ハンド機構81は、綴じ処理を行う処理位置である
ホームポジションと、ビン25の端部に近接する待機位
置と、ビン25の用紙を掴む把持位置とをとり得る。ま
た、この把持位置と待機位置との間には、ビン25内に
用紙を戻す開放位置が設定されており、この開放位置に
おいてハンド機構81は用紙の把持を解除する。一方、
突き出し機構82のアーム90先端に固定された押し板
93は、ホームポジションではハンド機構81のホーム
ポジションより距離Lだけ後退した退避位置に位置し、
開放位置ではハンド機構81の把持部中心までビン25
側に突き出るようになっている。
【0038】図8に示すように、ステープル装置58の
さらに装置前方側には、用紙処理時に用紙を固定するた
めの用紙固定機構110が設けられている。用紙固定機
構110は、図15に示すように、ソータの前側フレー
ム111に固定された固定フレーム112と、上ハンド
113及び下ハンド114と、両ハンド113,114
を駆動するためのソレノイド115とを有している。上
ハンド113及び下ハンド114は、それぞれ移動テー
ブル57のスライド方向に沿って延びる把持部113
a,114aを有している。また、両ハンド113,1
14は、ピン116によって固定フレーム112に回動
自在に装着されている。下ハンド114は、ピン116
から上方に延びる基部114bを有しており、L字状に
形成されている。また、ピン116の近傍には上ハンド
113側に突出する当接部114cが形成されており、
上ハンド113の基部113bに当接している。また、
上ハンド113の把持部113aには、開放用のバネ1
17の一端が係止しており、バネ117の他端は固定フ
レーム112の上部に係止している。この開放用バネ1
17によって上ハンド113及び下ハンド114は開放
状態となる。一方、下ハンド114の基部114bには
ソレノイド115のプランジャがバネ118を介して連
結されている。このソレノイド115のプランジャが縮
退することにより、両ハンド113,114は閉じる。
【0039】図16に示すように、ソータ2の前側フレ
ーム111には、図のAの位置(取出用開口)にあるビ
ン25内の用紙を装置前方側に取り出すことが可能なよ
うに取り出し口111aが形成されている。この取り出
し口111aは、幅合わせ用のシャッタ部材121によ
って開閉可能である。シャッタ部材121は、図16及
び図17から明らかなように、上下方向に延びており、
定型の最小サイズの用紙側端部が当接可能な位置に配置
されている。シャッタ部材121の用紙排出側(ビン先
端側)の側端部の一部には、ガイド用係止部121aが
形成されている。また、シャッタ部材121の横方向の
ほぼ中央部には、前方側に突出し、さらに用紙導入側に
折り曲げられて形成されたガイド用係止部121bが形
成されている。前側フレーム111には、取り出し口1
11aに連続するスライド用の縦方向切欠き111bが
形成されている。シャッタ部材121は、前側フレーム
111の装置内部側に配置されており、各係止部121
a,121bは切欠き111bを貫通して前側フレーム
111の装置外側に延びている。前側フレーム111の
切欠き111bの縁部にはガイド部材122a,122
bが固定されている。このガイド部122a,122b
に、シャッタ部材121の各係止部121a,121b
がスライド自在に係止している。
【0040】また、前側フレーム111の装置外側に
は、シャッタ部材121を駆動するための駆動機構12
5が配置されている。駆動機構125は、断面C字状の
支持フレーム126を有しており、この支持フレーム1
26の内部にシャッタ部材121を駆動するためのモー
タ127が固定されている。一方、シャッタ部材121
の外側面には上下方向にラック128が固定されてい
る。このラック128は、前側フレーム111の切欠き
111bを通って支持フレーム126内に延びている。
支持フレーム126内には、モータ127の回転をラッ
ク128に伝達するための歯車列129が設けられてい
る。このような構成により、シャッタ部材121は、図
16の一点鎖線で示す開位置と、実線で示す閉位置とを
とり得る。開位置では、取り出し口111aに対応する
ビン25内の用紙を装置前方側に取り出すことが可能で
あり、閉位置では取り出し口111aからの取り出しが
禁止される。
【0041】図17〜図19に示すように、シャッタ部
材121と対向する装置後方には、幅合わせ装置135
が配置されている。幅合わせ装置135は、幅寄せ板1
36と、この幅寄せ板136を装置の前後方向に移動さ
せるための移動機構137とを有している。幅寄せ板1
36は、図16から明らかなように、排出・処理用開口
と取出用開口とに位置するビン25及び排出・処理用開
口に位置するビンの一段上のビン25の合計3つのビン
25内の用紙の幅合わせが可能なだけの上下方向の幅を
有している。移動機構137は図19に示すように、装
置の後側フレーム138に固定された幅寄せフレーム1
39を有している。幅寄せフレーム139は、後側フレ
ーム138に形成された切欠き140を挿通してその一
部が装置内部に侵入している。フレーム139には、そ
の上部にスライド軸受141が固定され、また下部に移
動用のモータ142が固定されている。スライド軸受1
41にはガイド軸143が支持されており、ガイド軸1
43の一端には前取付板144が固定されている。前取
付板144は上下方向に延び、幅寄せ板136の裏面に
固定された上下のピン145に係止している。前取付板
144と幅寄せ板136との間にはバネ146が配置さ
れており、幅寄せ板136が弾性的に押されるようにな
っている。ガイド軸143の後端には後取付板147が
固定されており、この後取付板147も上下方向に延び
ている。前後の取付板144,147の間には、ガイド
軸143と平行に連結板148が固定されている。連結
板148の下面にはこの連結板148とほぼ同じ長さの
ラック149が固定されている。ラック149は、フレ
ーム139の下部に回転自在に取り付けられたピニオン
ギア150と噛み合っている。ピニオンギア150には
プーリ150aが一体的に固定されており、プーリ15
0aはタイミングベルト151を介してモータ142の
駆動プーリ152に連結されている。また、連結板14
8の一部には検知部148aが形成され、フレーム13
9に固定されたホームポジション検知用のフォトセンサ
153によって幅寄せ板136のホームポジションが検
知されるようになっている。
【0042】ソータ2の搬送ユニット28は、図2に示
すように、導入部28aと、導入部28aから分岐して
設けられたソート用搬入路28bと、ノンソート用搬入
路28cとを有している。導入部28aには、導入ロー
ラ160と分岐爪161とが設けられている。またソー
ト用搬入路28bは、導入部28aとソート用のビン2
5との間に設けられており、スパイラルカム33によっ
て形成される排出・処理用開口部分に用紙を導く。ま
た、ノンソート用搬入路28cは、ソータ2の上部に配
置されたノンソート用ビン162と分岐部28aとの間
に設けられ、ノンソートモード時に用紙をノンソート用
ビン162に導く。
【0043】用紙取り出し装置 図20及び図21に用紙取り出し装置3の全体構成を示
す。図20は、用紙取り出し装置3を前方側から見た正
面図であり、図21は用紙取り出し装置3を装置の右側
面から見た概略構成図である。なお、図21の範囲Y部
分は、図20をZ方向から見た図である。
【0044】用紙取り出し装置3は、取り出し用開口に
位置するビン25の処理済み用紙を把持して用紙取り出
し装置3内に用紙を引き寄せるためのスタッカハンド機
構170と、スタッカハンド機構170によって装置前
方側に引き寄せられた用紙を排出する排出機構171
と、排出された用紙を収容するスタック部172とから
構成されている。そして、スタッカハンド機構170、
排出機構171及びスタック部172は、本体フレーム
169内に配置されている。
【0045】スタッカハンド機構170は、図22に示
すように、移動フレーム175と、上ハンド176と、
下ハンド177と、各ハンド176,177を駆動する
ためのソレノイド178とを有している。上ハンド17
6は、そのほぼ中央部がピン179によって移動フレー
ム175に回動自在に取り付けられている。また、下ハ
ンド177は、その後端がピン180によって移動フレ
ーム175に回動自在に装着されている。各ハンド17
6,177の先端には、ビン25内の用紙端部を把持す
るための把持部材181,182が固定されている。上
ハンド176の後端には、バネ183の一端が係止して
おり、このバネ183の他端は移動フレーム175に係
止している。また、上ハンド176のピン179より後
端側には、当接部176aが形成されており、この当接
部176aが下ハンド177の一部に当接している。こ
のような構成により、バネ183のバネ力によって上ハ
ンド176,下ハンド177が図2の一点鎖線で示す
開状態となる。また、下ハンド177の一部には係止部
177aが形成されており、この係止部177aはバネ
184を介してソレノイド178のプランジャに連結さ
れている。したがって、ソレノイド178のプランジャ
が縮退することにより、両ハンド176,177は図2
の実線で示す閉状態となる。
【0046】移動フレーム175は、図23に示すよう
な移動機構190によって、図23の一点鎖線で示す取
り出し位置(175a)と退避位置(175b)とをと
り得る。移動機構190は、図20に示すように用紙取
り出し装置3の上部に配置されている。移動機構190
は、取り出し装置3のフレーム191に支持されたフレ
ーム192を有している。そして、装置の前後方向に設
けられ、一端がフレーム191に、他端がフレーム19
2に支持されたガイド用の軸193を有している。移動
フレーム175は、ガイド軸193にスライド自在に支
持された軸受194を有しており、ガイド軸193に沿
って装置の前後方向に移動自在である。また、フレーム
192の上面には、モータ支持用の部材195を介して
ステッピングモータ196が固定されている。またフレ
ーム192上面には、装置の前方側に2段プーリ197
が回転自在に装着され、後方側にはプーリ198が回転
自在に装着されている。2段プーリ197の下側のプー
リとプーリ198との間にはタイミングベルト199が
架け渡されている。また、モータ196の先端には駆動
プーリ200が固定されており、この駆動プーリ200
と2段プーリ197の上側のプーリとの間にタイミング
ベルト201が架け渡されている。移動フレーム175
の上面にはジョイント部材202がフレーム192上方
に突出して設けられており、このジョイント部材202
はタイミングベルト199に連結されている。このよう
な構成により、モータ196が回転することにより、移
動フレーム175がガイド軸193に沿って装置の前後
方向に移動するようになっている。
【0047】排出機構171は、図20、図21及び図
24に示すように、用紙を案内するための複数のガイド
板210,211,212を有している。第1ガイド板
210は、取出用開口に位置するビン25とほぼ同じ高
さで、かつ同じ傾斜で配置され、この第1ガイド板21
0上に用紙が取り出される。また、第2ガイド板211
は第1ガイド板210の上方と、第1ガイド板210の
前方側とに連続して設けられており、その下端は、支持
ピン213を中心に開閉することが可能である。第2ガ
イド板211及び第3ガイド板212は、図24に示す
ように、スタッカハンド機構170の移動路を挟んで対
向する位置に配置されている。
【0048】さらに排出機構171は、図24に示すよ
うに、支持フレーム215に支持されたモータ216を
有している。支持フレーム215はスタッカハンド機構
170の移動路の両側に配置されている。また、第1ガ
イド板210の下方には、第1ガイド板210の載置面
とほぼ平行に配置された回転軸217を有している。回
転軸217の両端及びそのほぼ中間部には、プーリ21
8a,218b,218cが固定されている。また、支
持フレーム215には、駆動ローラ219a,219b
が所定の間隔で回転自在に配置されている。これらの各
駆動ローラ219a,219bは、回転軸217に固定
されたプーリ218c,218bにそれぞれタイミング
ベルト220a,220bによって連結され、回転駆動
されるようになっている。各駆動ローラ219a,21
9bには、それぞれ従動ローラ221a,221bが圧
接している。ハンド機構170によって前方側に引き寄
せられた用紙は、このローラ219a,219b及び従
動ローラ221a,221bに挟まれてスタック部17
2側に案内される。各従動ローラ221a,221b
は、図21に示すように旋回アーム222の先端に回転
自在に装着されており、所定の押圧力で用紙を挟むよう
になっている。なお、この排出機構171の排出経路途
中には、透過型の光センサ対223a,223b(図2
4参照)が配置されており、排出部のジャムを検知する
ようになっている。
【0049】ここで、図24から明らかなように、排出
機構171における回転軸217、排出ローラ対219
a,221a及び219b,221b等は、ビン25の
傾斜と同様の傾斜を有しており、図示左側が上方に位置
している。したがって、これらの各ローラ対を同速度で
回転させた場合には、用紙の図24における右側の角部
が先にスタック部172に落下し、この角部が損傷され
やすい。そこで、上方に位置するローラ対219a,2
21aを、下方側のローラ対219b,221bに比較
して排紙速度を高くしている。すなわち、回転速度を高
くしている。このため、これらのローラ対によって排出
された用紙は、図25に示すように〜に示す姿勢を
経て両端がほぼ同時にスタック部172に落下する。し
たがって、一方の角部が損傷するのを避けることができ
る。
【0050】スタック部172は、用紙取り出し装置3
本体から装置前方側に引き出し可能となっている。スタ
ック部172は、図21に示すように、ほぼ水平な水平
トレイ230と、スタック部172の側壁において前後
方向のほぼ中央部にピン231により回動自在に取り付
けられた回動トレイ232とを有している。回動トレイ
232の自由端側の先端部には、コロ233が取り付け
られている。一方、用紙取り出し装置3のスタック部1
72が収容された部分の側壁には、前後方向のほぼ中央
部から後方に向かって上方に傾斜するガイド部材234
が設けられている。そして、回動トレイ232のコロ2
33は、このガイド部材234上で移動するようになっ
ている。このため、スタック部172を用紙取り出し装
置3に収納した状態(図21)では、装置後方が上方に
傾斜する屈曲姿勢で用紙が収容され、スタック部172
を前方に引き出した状態では回動トレイ232がほぼ水
平姿勢となって用紙の取り出しが容易になる。
【0051】制御ブロック この複写機の複写機本体1は図26に示すように複写機
本体制御部250を有しており、また、自動原稿搬送装
置11はRDH制御部251を有している。さらにソー
タ2にはソータ制御部252が設けられており、このソ
ータ制御部252によりソータ2及び用紙取り出し装置
3が制御されるようになっている。各制御部250〜2
52は、ROM、RAM及びCPUを含むマイクロコン
ピュータを有している。ソータ制御部252には、図2
7に示すようなソータの操作パネル253に設けられた
各種の選択キーK1,K2,K3,K4と、ソータ2及
び用紙取り出し装置3における各部のセンサと、他の入
力部とが接続されている。またソータ制御部252に
は、ソータ2及び用紙取り出し装置3のモータとソレノ
イドとが接続され、さらにソータ操作パネル253のL
ED(表示部)L1,L2と、他の出力部とが接続され
ている。ソータ制御部252は、複写機本体制御部25
0と接続され、またRDH制御部251も複写機本体制
御部250に接続されている。複写機本体制御部250
には、各モードを選択するためのキーやテンキー等の各
種のキーが配置された操作パネル250a等が接続され
ている。
【0052】ここで、ソータ操作パネル253における
キーK1は、ビンユニット27を上昇させるためのキー
であり、キーK2はビンユニット27を下降させるため
のキーである。またキーK3は処理ユニット29におけ
る処理と用紙取り出し装置3の取り出し処理とを並行し
て行わせるための処理(以下、マルチ処理と記す)を選
択するためのキーである。キーK4は処理ユニット29
における処理の実行を指示するためのキーであり、LE
DL1,L2はそれぞれマルチ処理及び処理ユニット2
9における処理のオンまたはオフ状態を示すためのもの
である。
【0053】概略動作 本装置においては、複写機本体1側において、各種の動
作モードを指定することができる。すなわち、排出処理
時にソート処理を行うか否か、処理された用紙をスタッ
ク部172に排出するか否か、ソータ2の処理ユニット
29によってステープル処理あるいはパンチ処理を行う
か否かを設定することができる。また、マルチ処理を選
択することにより、ビン数以上の部数の処理を実行する
ことができる。
【0054】ソート処理 ソートモードが選択された場合には、複写機本体1から
排出されてきた用紙は分岐爪161によってソート用搬
入路28b側に搬送され、ビンユニット27の各ビン2
5に導入される。ビンユニット27の各ビン25は、ス
パイラルカム33が回転することにより、順次上昇ある
いは下降し、導入されてきた用紙を仕分けする。ビン2
5の上下移動時には、排出・処理用開口部とその下方の
取り出し用開口部では、上下のビン25の間隔が大きく
なる。このとき用紙後端が上方にカールしていれば、ビ
ン25の立壁部25dを超えてしまう場合があるが、ビ
ン25の移動時にはストッパー51が落下禁止姿勢とな
っており、これにより用紙がビン25から落下するのを
防止できる。
【0055】一方、ノンソートモードが選択された場合
には、分岐爪161によって用紙はノンソート用搬入路
28c側に送られる。ノンソート用搬入路28cによっ
て搬送された用紙は、ノンソート用のビン162に順次
排出される。後処理 ステープル処理やパンチ処理を行うためのモードが選択
された場合には、ビン25内に収容された用紙に対して
処理が施される。
【0056】この場合には、ソート処理終了後に、用紙
の収容されたビンのうちの最下段のビンが排出・処理用
開口に位置している場合(原稿枚数が奇数の場合)に
は、そのまま後処理を開始する。また、最下段ビンが排
出・処理用開口に位置していない場合(原稿枚数が偶数
の場合)には、最下段ビンが排出・処理用開口に位置す
るように各ビン25を移動させる。
【0057】次に、ストッパー51を落下許容姿勢と
し、処理用ハンドユニット60a,60bを突出させて
ハンド機構81によりビン25内の用紙端部を把持す
る。この状態でスパイラルカム33を3/4回転させ、
排出・処理用開口に位置するビン25を所定量下降させ
る。この位置では、ハンド機構81に把持された用紙端
部の最下部がビン25の立壁部25dにより上方に位置
している。次にハンドユニット60a,60bを縮退さ
せてホームポジションまで戻すと、用紙の後端はステー
プル装置58の処理位置に移動する。そして用紙の把持
を解除する。なお、用紙サイズによって使用される処理
用ハンドユニット60a,60bが選択される。すなわ
ち、幅方向サイズが小さい場合は一方のハンドユニット
60aのみが用いられ、大きい場合は両方のハンドユニ
ット60a,60bが用いられる。
【0058】用紙の前方側の角にステープル処理を行う
(一点打ち)場合には、この状態でステープル装置58
を駆動してステープル処理を行う。また、装置後方側の
角に綴じ処理を行う場合(奥打ち)には、移動テーブル
57を移動することによってステープル装置58を装置
後方に移動させ、所定の位置でステープル処理を行う。
同様に、装置の前方側及び後方側の2点において綴じ処
理を行う場合(二点打ち)には、所定の位置でステープ
ル装置58を停止させてステープル処理を行う。パンチ
処理を行う場合には、同様に移動テーブル57を前後方
向に移動させ、パンチ装置59を駆動する。なお、これ
らの処理を行う場合には、用紙を処理位置に移動させた
後、ハンド機構81による用紙の把持を解除する前に、
用紙固定装置10により用紙の前方側の、ステープル装
置58の先端部よりも後方に対応する角を把持して固定
する。これにより、処理中に用紙がずれることはなく、
正確な位置に処理を行うことができる。
【0059】処理が終了すれば、用紙を再度ハンド機構
81によって把持し、処理用ハンドユニット60a,6
0bを突出させ、ビン25上方に用紙を移動させる。そ
してハンド85,86を開き、用紙の把持を解除する。
この状態で用紙突き出し機構82のアーム90を突出さ
せて用紙後端を押す。すると、用紙後端はハンド85,
86から外れ、ビン25内に戻される。
【0060】このように、ハンド85,86によって把
持を解除した後に、アーム90によって用紙の後端を突
き出しているので、ハンド85,86から確実に用紙を
ビン25内に戻すことができる。これらの処理が終了す
ると、一旦、ハンド機構81をホームポジションに移動
させた後、スパイラルカム33をさらに1/4回転させ
る。これにより処理済みの用紙が収容されたビン25は
取り出し用開口部に移動させられる。
【0061】幅合わせ処理 前記ソート処理時において、ビン25内に用紙が導入さ
れると、用紙の幅合わせ処理が実行される。また、後処
理時においては、処理用ハンドユニット60a,60b
における用紙把持前に同様の用紙幅合わせ処理が実行さ
れる。この場合には、シャッタ部材121を下降させて
取り出し口111aを遮蔽しておく。そして、用紙サイ
ズに応じて幅寄せ板136を所定量前方側に移動させ
る。これによりビン25内の用紙は前方側に押され、シ
ャッタ部材121と幅寄せ板136との間に挟まれるよ
うにして幅合わせされる。
【0062】マルチ処理 マルチ処理モードが選択されている場合には、前述の後
処理と並行して、ビン25内の処理された用紙を前方側
に取り出す取り出し処理が行われる。この場合には、取
り出し口111aに位置しているビン25に対してスタ
ッカハンド機構170が後方側(ビン側)に移動して、
ビン25内の用紙の前方側の端部を把持する。スタッカ
ハンド機構170によって用紙端部を把持すると、移動
機構190によってハンド機構170を前方側に移動さ
せる。すると、ビン25内の用紙は、取り出し口111
aから図20の第1ガイド板210に沿って装置前方側
に引き寄せられる。このとき、排出機構171のローラ
対はハンド機構170の移動速度に同期して回転してい
る。ハンド機構170が前方側に移動して排出機構17
1のローラ部分にくると、用紙の端部がローラ対に挟ま
れる。これを検知して、一旦ハンド機構170及びロー
ラ対の回転を止め、ハンド機構170のハンド176,
177を開放して用紙の把持を解除する。そしてさらに
ハンド機構170を前方側に移動させることにより、用
紙はハンド176,177から離れて排出機構171側
に残る。この状態で排出機構171のローラ対を回転さ
せることにより、用紙は装置前方側に搬送され、第2ガ
イド板211に沿って下方に案内される。そして、用紙
はスタック部172に収容される。
【0063】このようなマルチ処理を実行することによ
り、たとえばビンの数が20個であっても20部以上の
用紙に対してソート処理及び後処理を行うことができ、
リミットレスのソータを実現できる。スタック部172
に収容された用紙を取り出す場合には、スタック部17
2を装置前方側に引き出す。すると、回動トレイ232
がガイド部材234に沿って前方に移動しながら支点ピ
ン231を中心に、図21において時計方向に回動す
る。そして、スタック部172が最大に引き出された状
態では、回動トレイ232はほぼ水平姿勢となり、スタ
ック部172内の用紙を容易に取り出すことができる。
【0064】ここで、排出機構171のローラ対により
用紙を排出する際、図25に示す上方側に位置するロー
ラ対の排紙速度を速くしているので、用紙がスタック部
172に落下する途中でその落下姿勢が図25のから
を経てに示すような姿勢となり、下端が傾斜する
ことなくスタック部172のトレイに当たり、用紙の角
部の損傷が防止される。
【0065】また、ステープル装置58等をメンテナン
スする場合は、ソータ2前方側のカバー260を開け、
ベーステーブル56をソータ2から前方側に引き出す。
この状態では、ベーステーブル56上のステープル装置
58、パンチ装置59及びハンドユニット60a,60
bがソータ2外部に取り出せるので、容易にメンテナン
スを行うことができる。制御動作 この複写機は、複写機本体制御部250及びソータ制御
部252により以下のように制御される。
【0066】複写機本体側の制御 装置のメインスイッチが押されると、まずステップS1
において、複写枚数を1枚に設定する等の初期設定を行
う。次に、ステップS2では、たとえば複写枚数を設定
するための入力を受け付ける等の条件入力処理を行い、
ステップS3では動作モードの選択処理を行い、ステッ
プS4ではコピー処理を行い、ステップS5では後処理
を行う。ここで、この例では後処理としてステープル処
理及びマルチ処理を例にとって説明する。
【0067】モード選択処理 ステップS3でのモード選択処理を、図29及び図30
に示す。このモード選択処理では、まずステップS10
においてモード確定フラグf2がオンであるかオフであ
るかを判断する。ここで、モード確定フラグf2は、動
作モードが確定している場合(たとえばコピー処理中)
はオンとなり、確定していない場合はオフである。初期
状態ではモード確定フラグf2はオフであるのでステッ
プS10からステップS11に移行する。コピー処理中
等の場合はフラグf2はオンとなっているので、この場
合はモード選択処理を抜け出す。ステップS11では、
ソートモードを選択するためのキーが押されたか否かを
判断する。またステップS12では排出モードが選択さ
れたか否か、ステップS13ではステープルモードが選
択されたか否かを判断する。ここで、排出モードとは、
用紙取り出し装置3のスタック部172にビン25内の
用紙を取り出す処理モードであり、この場合は、ステー
プル及び排出の両処理が並行して行われる(マルチ処
理)。このマルチ処理は、ソータ側の操作パネル253
に設けられたキーK3によって選択される。
【0068】ソートモードを選択するためのキーが押さ
れた場合には、ステップS11からステップS14に移
行する。ステップS14では、すでにソートモードが設
定されているか否かを判断し、すでにソートモードが設
定されている場合にはステップS15に移行して動作モ
ードをノンソートモードとする。またソートモードが選
択されていない場合にはステップS16に移行してソー
トモードをセットする。このように、ソートモードを選
択するためのキーを押すことにより、ソートモードを選
択したり、あるいは設定されたソートモードを解除する
ことができる。
【0069】排出モードを選択するためのキー(マルチ
キーK3)が押された場合には、ステップS12からス
テップS17に移行する。ステップS17ではすでに排
出モード選択されている否かを判断する。選択されて
いる場合にはステップS18に移行して非排出モードを
セットする。また排出モードが選択されていない場合に
はステップS17からステップS19に移行する。ステ
ップS19では、ステープルモードが選択されているか
否かを判断する。ここで、ステープルモードが選択され
ていないのに排出モードが選択された場合には、用紙を
ステープル処理しないまま排出してしまい、スタック部
172内で用紙がばらばらになってしまう。このため、
排出モードがセットされ、かつステープルモードがセッ
トされていない場合にはステップS19からステップS
20に移行して排出モードをセットするとともに強制的
にステープルモードをセットする。また、すでにステー
プルモードがセットされている場合にはステップS19
からステップS21に移行して排出モードをセットす
る。
【0070】次に、ステープルモードを選択するための
キーが押された場合は、ステップS13からステップS
22に移行する。ステップS22では、すでにステープ
ルモードがセットされているか否かを判断する。セット
されていない場合にはステップS23に移行してステー
プルモードをセットする。また、ステープルモードがす
でにセットされている場合にはこれを解除するためにス
テップS22からステップS24に移行する。ステップ
S24ではノンステープルモードをセットする。次にス
テップS25では、排出モードが選択されているか否か
を判断する。排出モードが設定されている場合にはステ
ップS26に移行する。ステップS26ではエラーメッ
セージを表示する。すなわち、ノンステープルモードで
しかも排出モードが選択されている場合には、前述のよ
うにスタック部172内で用紙がばらばらになってしま
う。このため、オペレーターに注意を促すために表示部
にエラーメッセージを表示する。このエラーメッセージ
が表示された場合には、ソータ側の制御部252に対し
て排出モードをセットするための信号は送出されず、排
出処理が禁止される。また、排出モードが設定されてい
ない場合にはステップS25からそのままメインルーチ
ンに戻る。
【0071】コピー処理 次に、ステップS4のコピー処理を図31により説明す
る。まず、ステップS30では、コピー受付許可フラグ
f3がオンであるかオフであるかを判断する。コピー受
付許可フラグf3がオンの場合にはコピーの受付が許可
される。この場合にはステップS30からステップS3
1に移行する。またオフである場合はコピー処理が禁止
され、この処理ルーチンを抜け出す。ステップS31で
は、コピー処理中フラグf4がオンであるかオフである
かを判断する。コピー処理中フラグf4はオンで処理中
を示す。オフの場合にはステップS32に移行する。ス
テップS32ではコピーボタンが押されたか否かを判断
する。押されていない場合にはメインルーチンに戻る。
また、コピー処理を開始するためにコピーボタンが押さ
れた場合にはステップS33に移行する。ステップS3
3では、モード確定フラグf2及びコピー処理中フラグ
f4をオンしてメインルーチンに戻る。
【0072】コピー処理中フラグf4がオンの場合には
ステップS31からステップS34に移行する。ステッ
プS34では、部数設定フラグf5がオンであるか否か
を判断する。ここで、部数設定フラグf5は、オペレー
ターによって設定された複写枚数(部数)とビン25の
個数に応じて設定されるものであり、オフの場合にはス
テップS35に移行して後述する枚数設定処理を実行す
る。またすでに部数設定フラグf5がオンの場合にはス
テップS36に移行する。このステップS36では、通
常のコピー処理を実行する。すなわち、原稿の画像情報
を読み取るとともに用紙サイズを判定し、判定結果に応
じた用紙を給紙カセットから給紙して画像形成動作を行
い、ソータ側に搬出する。
【0073】次にステップS37ではコピー処理終了フ
ラグf6がオンであるかオフであるかを判断する。ソー
タ2によるソート処理等を含めて処理が終了した場合に
はフラグf6はオンとなる。ここで、オペレーターによ
りプリセットされた部数がビン数以上の場合は、ビン数
分の処理が終了した時点でフラグf6はオンとなる。終
了していない場合にはメインルーチンに戻ってコピー処
理等を繰り返し実行する。フラグf6がオンの場合はス
テップS38に移行する。ステップS38では、後処理
モードが選択されているか否かを判断する。選択されて
いる場合にはステープル処理移行許可フラグf7をオン
し、コピー受付許可フラグf3をオフしてメインルーチ
ンに戻る。なお、ステープル処理移行許可フラグf7は
オンで「許可」である。一方、後処理が選択されていな
い場合にはステップS40に移行する。ステップS40
では、コピー受付許可フラグf3をオフして図32のス
テップS41に移行する。
【0074】ステップS41ではビン25上に用紙があ
るか否かを判断する。ビン上に用紙がある場合にはステ
ップS42に移行し、モード確定フラグf2をオフして
ステップS43に移行する。ステップS43では、コピ
ー処理中、あるいはコピー処理及びソート処理終了後に
後処理を選択するためのキーが押されたか否かを判断す
る。このキーは、複写機本体1の操作パネル250a上
に用意されており、これによりコピー開始前に後処理を
選択していなかった場合にも後で選択することができ
る。コピー開始後に後処理を選択した場合にはステップ
S43からステップS44に移行する。ステップS44
では、ソータ2側の操作パネル253上の後処理実行ス
イッチK4が押されたか否かを判断する。このスイッチ
が押されるのを待ってステップS45に移行する。ステ
ップS45では、モード確定フラグf2をオンし、後処
理移行許可フラグf7をオンしてメインルーチンに戻
る。
【0075】一方、ビン25上に用紙がない場合にはス
テップS41からステップS46に移行する。ステップ
S46では、残り部数を示す変数Yが「0」であるか否
かを判断する。残り部数Yは、オペレーターにより設定
されたプリセット部数(B)からビン数を減算した値で
あり、ビン数以下の場合は「0」にセットされる。残り
部数Yが「0」の場合にはステップS47に移行する。
ステップS47では、モード確定フラグf2、コピー処
理中フラグf4、部数確定フラグf5及びコピー処理終
了フラグf6をそれぞれオフしてメインルーチンに戻
る。また、残り部数Yが「0」でない場合にはステップ
S46からステップS48に移行する。ステップS48
では、部数確定フラグf5及びコピー処理フラグf6を
オフするとともに、コピー受付許可フラグf3をオンし
てメインルーチンに戻る。
【0076】次に、ステップS35の枚数設定処理につ
いて説明する。図33に示すように、枚数設定処理で
は、まずステップS50においてソートモードが選択さ
れているか否かを判断する。ソートモードが選択されて
いない場合にはステップS51に移行する。ステップS
51では、残り部数Yとしてプリセット部数Bを設定
し、また処理部数Aとしてプリセット部数Bを設定し、
さらに部数設定フラグf5をオンしてメインルーチンに
戻る。
【0077】一方ソートモードが選択されている場合に
はステップS50からステップS58に移行する。ステ
ップS58では、最初の枚数設定処理であるか否かを判
断する。第1回目の処理の場合にはステップS52に移
行する。ステップS52では、残り部数Yとしてプリセ
ット部数Bを設定し、ステップS53に移行する。ま
た、第2回目以降の処理の場合にはステップS52をス
キップしてステップS53に移行する。ステップS53
では、残り部数Yがビン数(この例では「20」として
いる)以下であるか否かを判断する。残り部数Bがビン
数を越える場合にはステップS53でNOと判断され、
ステップS54に移行する。ステップS54では処理部
数Aを「20」とし、残り部数Yを「Y−20」として
ステップS56に移行する。ステップS56では部数設
定フラグf5をオンしてメインルーチンに戻る。
【0078】また、残り部数Yがビン数以下の場合には
ステップS53からステップS57に移行する。ステッ
プS57では、処理部数Aとして残り部数Yを設定し、
残り部数Yを「0」とし、さらに部数設定フラグf5を
オンしてメインルーチンに戻る。このような処理によ
り、最初に設定されたプリセット部数がたとえば「3
0」の場合には、処理部数Aが「20」と「10」とに
分けられる。また、たとえば「50」の場合には、処理
部数Aが「20」と「20」と「10」とに分けられ
る。
【0079】複写機本体側の後処理 次に、複写機本体側の後処理制御を図34について説明
する。この処理では、まずステップS60において後処
理移行許可フラグf7がオンであるかオフであるかを判
断する。オフである場合にはそのままメインルーチンに
戻る。またフラグf7がオンである場合にはステップS
61に移行する。ステップS61では後処理終了フラグ
f8がオンであるかオフであるかを判断する。後処理終
了フラグf8は、図33における処理部数Aについての
処理が終了した時点でオンとなる。たとえばソート処理
のみが終了した場合には、ステップS61からステップ
S62に移行する。ステップS62では、残り部数Yが
「0」であるか否かを判断する。Y=「0」でない場合
にはステップS63に移行し、マルチ処理を指定してメ
インルーチンに戻る。一方、残り部数Yがビン数以下の
場合は、図33のステップS57でYは「0」とされる
ので、この場合には、ステップS64に移行する。ステ
ップS64では、マルチ処理が指定されているか否かを
判断する。マルチ処理が指定されていればステップS6
3に移行し、またマルチ処理が指定されなかった場合に
はステップS65に移行してマルチ処理なしとしてメイ
ンルーチンに戻る。
【0080】また、処理部数Aについて後処理が終了し
た場合には、たとえば図39のステップP46で示すよ
うに、後処理終了フラグf8がオンとなり、ステップS
61からステップS66に移行する。ステップS66で
は、残り部数Yが「0」であるか否かを判断する。
「0」である場合にはステップS67に移行し、後処理
終了フラグf8、後処理移行許可フラグf7、コピー処
理終了フラグf6、部数設定フラグf5、コピー処理中
フラグf4及びモード確定フラグf2をそれぞれオフし
てメインルーチンに戻る。また残り部数Yが「0」でな
い場合にはステップS68に移行し、後処理終了フラグ
f8、後処理移行許可フラグf7、コピー処理終了フラ
グf6及び部数設定フラグf5をそれぞれオフし、コピ
ー受付許可フラグf3をオンしてメインルーチンに戻
る。
【0081】ソータ側制御 ソータ側では、ソータ制御部252によって図35以降
に示す制御が実行される。まずステップP1では、初期
設定を行う。この初期設定では、各部を初期位置に戻し
たり、またソレノイドをオフする等の処理を実行する。
次にステップP2では、複写機本体制御部250から動
作モードやフラグデータ等の条件入力があったか否かを
判断する。またステップP3では複写機本体制御部25
2から送られてきた条件がノンソートモードであるか否
かを判断し、ステップP4ではソートモードであるか否
かを判断し、ステップP5では後処理モードであるか否
を判断する。また、ステップP6ではソータ2側の操作
パネル253において後処理実行キーK4が押されたか
否かを判断し、ステップP7ではビンユニット上昇用の
キーK1が押されたか否かを判断し、ステップP8では
ビンユニット下降用のキーK2が押されたか否かを判断
し、さらにステップP9ではマルチ処理のためのキーK
3が押されたか否かを判断する。
【0082】動作モードやフラグデータ等の各種の条件
の変更があり、複写機本体制御部252から条件入力が
あった場合には、ステップP2からステップP10に移
行して条件に応じた動作モードを設定する。このステッ
プP10の条件処理によってノンソートモードが設定さ
れた場合にはステップP3からステップP11に移行す
る。ステップ11では、分岐爪161を切り換えて複写
機本体1から排出されてきた用紙をノンソート用搬入路
28c側に案内し、用紙をノンソートビン162に排出
する。
【0083】ソートモードの場合にはステップP4から
ステップP12に移行してソート処理を実行する。また
後処理モードの場合にはステップP5からP13に移行
して後処理を実行する。さらに、ソータ2の操作パネル
253から後処理実行用のキーK4が押された場合には
ステップP6からステップP14に移行する。ステップ
P14では、ステープル処理を実行する。このため、ビ
ン25内にオペレーターが手差しで用紙を供給し、この
用紙に対してステープル処理を実行できる。ビンユニッ
ト上昇用のキーK1が押された場合にはステップP7か
らステップP15に移行し、ビンユニット27を1ビン
分上昇させる。また逆にビン下降用のキーK2が押され
た場合にはステップP8からステップP16に移行して
ビンユニット27を1ビン分下降させる。また、マルチ
処理用のキーK3が押された場合には、ステップP9か
らステップP17に移行する。ステップP17では、マ
ルチ処理モードを反転させる。すなわち、マルチ処理モ
ードが設定されている場合にマルチ処理用のキーK3が
押された場合にはマルチ処理モードをセットし、逆にマ
ルチ処理モードがセットされていない場合にマルチ処理
用のキーK3が押された場合にはマルチ処理モードをセ
ットする。このモードセット状態に基づいて、前述した
ステップS12及びステップS17〜S21のモード選
択処理が実行される。
【0084】ソート処理 ソートモードが選択されている場合には、図37に示す
ソート処理を実行する。この場合は、まずステップP2
0でソート搬送処理を行う。すなわち、分岐爪161を
切り換えて複写機本体1からの用紙をソート用搬入路2
8b側に案内し、モータ39を駆動してビンユニット2
7の各ビン25を順次上下移動させながら、排出・処理
開口部に位置するビン25に対して用紙を排出する。
【0085】次にステップP21では、幅寄せ板136
を前方側に移動させて幅合わせ動作を開始する。次にス
テップP22では、ソータ2に導入された用紙が最終の
用紙であるか否かを判断する。最終の用紙でない場合に
はステップP23に移行する。ステップP23では、ビ
ンの移動方向を変更する必要があるか否かを判断する。
すべてのビンが排出・処理開口部から上方あるいは下方
に移動している場合には移動方向を変更する必要があ
る。この場合は、ステップP23からステップP24に
移行してビンユニット27の移動方向を変更する。ま
た、変更の必要がない場合にはステップP23からステ
ップP25に移行し、同じ方向に1ビン分移動させる。
このようにして各ビン25内に用紙を仕分けして最終紙
となった場合には、ステップP22からステップP26
に移行する。ステップP26では、ソータ2の導入部2
8aの駆動を停止させる。
【0086】なお、ステップP21の幅合わせ動作が開
始されると、図38に示すような処理を実行する。この
幅合わせ処理では、ステップP27でモータ142を駆
動し、プーリ152,150a及びタイミングベルト1
51を介してピニオン150を回転させ、ラック149
を介して幅寄せ板136を突出させる。また、所定距離
突出させた後は、ステップP28で前記と逆の動作によ
り幅寄せ板136を退避させる。ここで、幅寄せ板13
6の突出量は、用紙サイズによって制御される。このよ
うな幅合わせ処理によって、ビン25内の用紙は装置前
方側に揃えられる。
【0087】後処理 後処理モードが選択されている場合には、図39以降の
処理が実行される。まずステップP30において、ビン
ユニット27が排出・処理開口部より上方に位置してい
るか否かを判断する。ソート処理が終了した時点でビン
ユニット27が排出・処理開口部より上方に位置してい
ない場合には、ステップP31に移行して(A−1)個
(A:処理部数、たとえばビン数が20個の場合は19
個)のビン25を上昇させる。また、上方に位置してい
る場合にはステップP30からステップP32に移行す
る。ステップP32では、処理するビンが何番目のビン
であるかを示す変数Xとして、処理部数A(図33参
照)を設定する。次にステップP33では、マルチ処理
が指定されているか否かを判断する。マルチ処理が指定
されていない場合にはステップP35に移行する。
【0088】ステップP35では後述するステープル処
理を実行する。次にステップP36ではビン25を1ビ
ン分下降させ、ステップP37において変数Xを「1」
減算し、ステップP38に移行する。ステップP38で
は変数Xが「0」となったか否かを判断する。「0」で
ない場合にはステップP35に移行し、ステップP35
〜ステップP38の処理を繰り返し実行する。用紙の収
容されたビンに対してステープル処理がすべて終了すれ
ばステップP38でYESとなり、ステップP39でフ
ラグf8をオンし、メインルーチンに戻る。
【0089】ステップP33でYESと判断された場合
には、ステップP40に移行する。ステップP40で
は、変数Xが「0」であるか否かを判断する。最終のビ
ン以外ではステップP40でNOと判断されてステップ
S41に移行する。ステップP41では、変数XがAで
あるか否かを判断する。すなわち、処理すべきビンが最
初のビンであるか否かを判断する。最初のビンである場
合にはステップP42に移行し、後述する処理1を実行
する。また、2番目以降のビンについてはステップP4
1からステップP43に移行して後述する処理2を実行
する。最終ビンになった場合にはステップP40でYE
Sと判断されてステップP44に移行する。ステップP
44では後述する処理3を実行し、ステップP45で1
ビン分上昇させ、ステップP46でフラグf8をオンし
てメインルーチンに戻る。ステップP45での処理は、
次に複写機本体1から用紙が排出されてきた場合に排出
・処理開口部で用紙を受け取るためである。
【0090】このような後処理によって、たとえばプリ
セット部数Bが25部でビン数が20個の場合、まず変
数Xとして処理部数「20」が設定される。この「2
0」部について後処理が終了すると、条件が「A=5」
等に変更され、マルチ処理が指定されている場合は、残
りの処理部数「5」が変数Xとして設定されて同様の後
処理が実行される。
【0091】処理1では、図41に示すような処理を実
行する。この処理では、ステップ50の幅合わせ処理
と、ステップP51のハンド突出処理とを並列的に実行
する。ステップP50の幅合わせ処理は前述のステップ
P21及びP27で示した処理と同様である。またステ
ップP51のハンド突出処理では、ソレノイド52をオ
ンしてストッパー51を図10に示すような落下許容姿
勢とする。次にモータ100を駆動してタイミングベル
ト103を循環させ、スライド板84をビン25側に突
出させる。これにより、処理用ハンド機構81の先端が
ビン25の切欠き25c内まで移動する。ここで、前述
のコピー処理時において用紙サイズが検出されており、
この用紙サイズに応じて、使用するハンドユニット60
a,60bが選択される。
【0092】次にステップP52では、ハンド機構81
のソレノイド87をオンして用紙端部をハンド85,8
6によって把持する。次にスパイラルカム33を回転制
御することによってビン25を3/4下降させる。ビン
25を3/4下降させることより、ハンド85,86に
よって把持された用紙の端部はビン25の立壁部25d
を乗り越えることができる位置となる。
【0093】次に、ステップP54、ステップP55及
びステップP56以降の処理が並列的に実行される。ス
テップP54では、モータ127を駆動してラック12
8を介してシャッタ部材121を上昇させる。またステ
ップP55では幅寄せ板136を退避させる。次にステ
ップP56では、モータ100を前記とは逆に回転さ
せ、処理用ハンド機構81を後退させてホームポジショ
ンに戻す。これにより、用紙はステープル位置に取り出
される。次にステップP57では後述するステープル処
理を実行する。ステープル処理が終了するとステップP
58に移行し、処理用ハンド機構81を突出させる。こ
れにより、ステープル処理された用紙はビン25上方に
移動させられる。次にステップP59ではソレノイド8
7をオフしてハンド85,86を開放し、用紙の把持を
解除する。そしてステップP60では、ソレノイド91
をオンしてアーム90を突出させる。これにより、用紙
後端が押され、ハンド85,86から確実に離れてビン
25内に収容される。その後ステップP61でハンド機
構81をホームポジションに戻し、ステップS62でビ
ン25を1/4下降させ、ステープル処理された用紙の
収容されたビン25を取り出し口111aと対向する前
方取り出し位置に移動させる。ステップP63では変数
Xを「1」減算して図39のステップP33に戻る。
【0094】2番目以降のビンについては、図39のス
テップP40及びステップP41を経てステップP43
に移行し、図42に示すような処理2を実行する。この
処理2ではステップP70での幅合わせ開始処理と、ス
テップP71以降のステープル処理のための処理と、ス
テップP72以降のステープル処理された用紙の装置前
方側への取り出し処理とが並列的に実行される。ステッ
プP71及びステップP73での処理は前述のステップ
P51及びステップP52での処理と同様である。ステ
ップP74では、後述するスタッカハンド機構170に
よって用紙が30mm前方に引き出されたか否かを判断
する。引き出されるのを待ってステップP75に移行す
る。ここで、ステップP74においてスタッカハンド機
構170による30mmの引き出しを待つのは、前方へ
の取り出し処理の開始前にステープル処理のためのビン
の下降を実行すると、スタッカハンド機構170によっ
て用紙が把持できなくなるからである。ステップP76
での幅寄せ退避処理及びステップP77〜ステップP8
3での処理は、前述の処理1におけるステップP55及
びステップP56〜ステップP61での処理と全く同様
である。
【0095】以上のようなステープル処理を行いながら
装置前方側への取り出し処理を並列的に実行する。すな
わち、まずステップP72では、スタッカハンド機構1
70を後方(ビン25側)に突出させる。そして、ステ
ップP85においてソレノイド178をオンし、ハンド
176,177によって用紙の前側部を把持する。次に
ステップP86では、移動機構190のモータ196を
駆動し、タイミングベルト199を介してスタッカハン
ド機構170を装置前方側に引き出す。またこのステッ
プP86では、同時に排出機構171のローラ対をスタ
ッカハンド機構170の移動速度に同期させて回転させ
る。スタッカハンド機構170の移動によって、ビン2
5内のステープル処理された用紙は用紙取り出し装置3
内に取り込まれる。次にステップP87では、スタッカ
ハンド機構170が用紙の把持解除位置に到達したか否
かを判断する。この位置では、用紙の前方側端部が排出
機構171のローラ対に挟まれている。スタッカハンド
機構170が把持解除位置に到達するのを待ってステッ
プP88に移行する。ステップP88では、スタッカハ
ンド機構170の引き出し及びローラ対の回転を一旦停
止し、またソレノイド178をオフすることによって用
紙の把持を解除する。次にステップP89において、ス
タッカハンド機構170をさらに前方側に退避させる。
次にステップP90では、スタッカハンド機構170が
ローラ対によって排出される用紙と干渉しない位置まで
退避したか否かを判断する。スタッカハンド機構170
が退避するのを待ってステップP91に移行し、ローラ
対をオンする。これにより、用紙は前方側に搬送され、
第2ガイド板211に沿って下方に案内されてスタック
部172内に収容される。
【0096】このように、用紙の引き出し途中で一旦ロ
ーラ対を停止させ、スタッカハンド機構170から用紙
を引き離すようにしているので、特別な部材を用いるこ
となくスタッカハンド機構170から確実に用紙を排出
機構171側に引き渡すことが可能である。次にステッ
プP92では、用紙が排出機構171を通過してスタッ
ク部172内に落下したか否かを判断する。用紙の通過
を待ってステップP93に移行する。ステップP93で
は、ビン25が1/4下降したか否かを判断し、下降す
るのを待ってステップP94に移行する。ステップP9
4では、再度スタッカハンド機構170をソータ2側に
突出させて次のビンの用紙を取り出すための準備をす
る。
【0097】これらのステープル処理及び用紙排出処理
が終了すれば、ステップP95において変数Xを「1」
減算する。最後のビンについては、図43の処理3を実
行する。この処理3では、処理2によってスタッカハン
ド機構170が既にビン25側に突出しているので、ス
テップP100における用紙把持処理から開始する。ス
テップP100〜ステップP107における処理は、前
述の処理2におけるステップP85〜ステップP92の
処理と全く同様である。ステップP107において用紙
が通過するのを待ってステップP108に移行する。ス
テップP108では、排出機構171のローラ対の回転
を停止させる。次に、ステップP109においてシャッ
タ部材121を下降させて取り出し口111aを閉じ
る。これらの処理が終了するとメインルーチンに戻る。
【0098】次に、ステープル処理の制御動作を図44
に示すフローチャートにしたがって説明する。ステップ
P110では、ステープル処理を1点打ちで行うか否か
を判断する。1点打ちは、用紙の基準位置、すなわちス
テープル装置58がホームポジションに位置している状
態で用紙の前端角部にステープル処理を行う処理であ
る。またステップP111では、2点打ち、すなわち用
紙幅方向の2点でステープル処理を行うか否かを判断す
る。基準位置1点だけのステープル処理を行う場合には
ステップP110からステップP112に移行する。ス
テップP112では、ステープル装置58の駆動部72
を駆動して下顎部71を下降し、ステープル処理を実行
する。また2点打ちが指示されている場合にはステップ
P111からステップ113に移行する。ステップP1
13では、用紙固定装置110によって用紙の前方側端
部を把持する。次にステップP114では、用紙サイズ
に応じた2点位置の一方の位置へステープル装置58を
移動させる。そしてステップP115では、ステープル
装置58を駆動してステープル処理を実行する。次にス
テップSP116では、他のステープル位置へステープ
ル装置58を移動させる。そしてステップP117で
は、前記同様のステープル処理を実行する。ステープル
処理が終了すればステップP118においてステープル
装置58をホームポジションへ移動させてステープル処
理を終了する。
【0099】一方、いわゆる奥打ち、すなわち基準位置
への1点打ちとは逆の後端側の角部にステープル処理を
行う場合には、ステップP110及びステップP111
のいずれにおいてもNOと判断されてステップP119
に移行する。ステップP119では、前述のステップP
113と同様に用紙固定装置110によって用紙の前方
端部を把持する。そしてステップP120では、ステー
プル装置58を用紙の装置奥側角部に移動させる。そし
てステップP121では前記同様のステープル処理を実
行する。そしてステップP122ではステープル装置5
8をホームポジションに移動させステープル処理を終了
する。
【0100】
【発明の効果】以上のように本発明では、用紙移動手段
によって用紙受け内の用紙を処理位置に取り出して処理
手段により処理するので、処理手段を旋回させたり、進
退させる等の複雑な機構が不要となる。またこのため
に、処理手段を用紙の幅方向に移動させることが容易と
なり、用紙の幅方向において任意の位置にステープル処
理等の処理を施すことができる。
【0101】また、処理手段において用紙に処理を施す
際、処理手段の移動範囲外の部分を用紙固定手段によっ
て固定しながら処理を行うので、処理手段を用紙幅方向
に移動させて処理を行う場合にも用紙の処理位置がずれ
たりするのを防止でき、正確な位置に処理を施すことが
できる。また、用紙を処理手段と用紙受けとの間に用紙
把持手段により移動させる際、処理済みの用紙を用紙受
け上に移動し、用紙把持手段の把持を解除して用紙の端
部を用紙突き出し手段により押して用紙受け内に戻すの
で、処理された用紙を確実に用紙受け内に戻すことがで
きる。
【0102】さらに、処理手段を装置本体フレームから
引き出し可能に配置された支持フレームに取り付けてい
るので、処理手段等のメンテナンスを行う際に作業が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用された複写機の全体斜
視図。
【図2】前記複写機の縦断面概略構成図。
【図3】前記複写機のソータに設けられたビンの平面
図。
【図4】ソータの縦断面概略構成図。
【図5】ビンユニットの駆動部の部分断面図。
【図6】ビンの移動制御のための回転検知板及びセンサ
の平面図。
【図7】図6の断面正面図。
【図8】処理ユニットの平面図。
【図9】用紙落下防止機構の動作説明図。
【図10】用紙落下防止機構の動作説明図。
【図11】処理ユニットの駆動部の正面図。
【図12】ステープル装置の正面図。
【図13】処理用ハンドユニットの正面図。
【図14】処理用ハンドユニットの動作説明図。
【図15】用紙固定装置の正面図。
【図16】シャッタ部材及びその駆動部の正面図。
【図17】図16の断面平面図。
【図18】幅合わせ装置の平面図。
【図19】幅合わせ装置の側面図。
【図20】用紙取り出し装置の断面正面図。
【図21】用紙取り出し装置の断面側面図。
【図22】スタッカハンド機構の側面図。
【図23】スタッカハンド機構の移動機構の側面図。
【図24】排出機構の正面図。
【図25】排出機構の動作説明図。
【図26】制御ブロック図。
【図27】ソータの操作パネルの平面図。
【図28】複写機本体のメイン制御フローチャート。
【図29】モード選択処理のフローチャート。
【図30】モード選択処理のフローチャート。
【図31】コピー処理のフローチャート。
【図32】コピー処理のフローチャート。
【図33】枚数設定処理のフローチャート。
【図34】後処理のフローチャート。
【図35】ソータのメイン制御フローチャート。
【図36】ソータのメイン制御フローチャート。
【図37】ソート処理のフローチャート。
【図38】幅合わせ処理のフローチャート。
【図39】後処理のフローチャート。
【図40】後処理のフローチャート。
【図41】図39の処理1のフローチャト
【図42】図39の処理2のフローチャート。
【図43】図39の処理3のフローチャート
【図44】ステープル処理のフローチャート。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 ソータ 3 用紙取り出し装置 25 ビン 27 ビンユニット 28 用紙導入部 29 処理ユニット 33 スパイラルカム 58 ステープル装置 59 パンチ装置 60a,60b 処理用ハンドユニット 61 駆動モータ 82 用紙突き出し装置 110 用紙固定装置 111a 取り出し口 121 シャッタ部材 135 幅合わせ装置 136 幅寄せ板 170 スタッカハンド機構 171 排出機構 172 スタック部 252 ソータ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/00 534 B41J 29/00 H (72)発明者 岡本 典昭 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 羽山 覚 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−193395(JP,A) 特開 平1−281258(JP,A) 特開 平1−261164(JP,A) 特開 平3−264465(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 37/04,39/11 B41J 29/00 B42B 4/00 B42C 1/12 G03G 15/00 534

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置の側方に配置され、前記画像
    形成装置から排出されてきた用紙を処理するための用紙
    処理装置であって、上下方向に移動自在であり、前記画像形成装置から排出
    されてきた用紙を収容する複数の用紙受けと、 前記複数の用紙受けよりも用紙排出方向上流側に、前記
    排出方向と交差する用紙幅方向に移動自在に配置され、
    用紙に処理を施す処理手段と、 前記処理手段を用紙幅方向に移動させる処理移動手段
    と、 前記処理手段とともに前記用紙受けよりも前記排出方向
    上流側に配置され、前記用紙受けに収容された用紙を前
    記処理手段の処理位置に取り出すとともに、前記処理手
    段で処理された用紙を前記用紙受けに戻す用紙移動手段
    と、 前記複数の用紙受けを順次前記処理手段への用紙取り出
    し位置に移動させる移動制御手段と、 を備えた用紙処理装置。
  2. 【請求項2】前記処理手段は処理基準位置がホームポジ
    ションである、請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 【請求項3】前記移動制御手段は、前記用紙取り出し位
    置の用紙受けとその上下の用紙受けとの間隔が他の用紙
    受け間の間隔よりも広くなるように、かつ当該用紙受け
    に対して前記用紙移動手段が出入可能なように各用紙受
    けの移動を制御する、請求項1又は2に記載の用紙処理
    装置。
  4. 【請求項4】前記複数の用紙受けはそれぞれ用紙端部が
    当接可能な立ち壁部を有し、 前記移動制御手段は、前記用紙移動手段が用紙を移動さ
    せる際、用紙を取り出すべき用紙受けの立ち壁部の上端
    が前記用紙移動手段より下方に位置するように、かつ当
    該用紙受けの上方の用紙受けが前記用紙移動手段より上
    方に位置するように各用紙受けの移動を制御する、 請求項1から3のいずれか に記載の用紙処理装置。
  5. 【請求項5】画像形成装置の側方に配置され、前記画像
    形成装置から排出されてきた用紙を処理するための用紙
    処理装置であって、 上下方向に移動自在であり、前記画像形成装置から排出
    されてきた用紙を収容する複数の用紙受けと、 前記複数の用紙受けよりも用紙排出方向上流側に、前記
    排出方向と交差する用紙幅方向に移動自在に配置され、
    用紙に処理を施す処理手段と、 前記処理手段を用紙幅方向に移動させる処理移動手段
    と、 前記処理手段とともに前記用紙受けよりも前記排出方向
    上流側に配置され、前記用紙受けに収容された用紙を前
    記処理手段の処理位置に取り出すとともに、前記処理手
    段で処理された用紙を前記用紙受けに戻す用紙移動手段
    と、 前記処理手段の処理位置に取り出された用紙における、
    前記処理手段の移動範囲外の部分を把持する用紙固定手
    段と、 前記複数の用紙受けを順次前記処理手段への用紙取り出
    し位置に移動させる移動制御手段と、 を備えた 用紙処理装置。
  6. 【請求項6】前記用紙移動手段は、用紙幅方向に所定の
    間隔を隔てて配置された複数の用紙把持機構を有してい
    る、請求項1から5のいずれかに記載の用紙処理装置。
  7. 【請求項7】用紙サイズを検出するサイズ検出手段と、 前記サイズ検出手段の検出結果に応じて前記複数の用紙
    把持機構のうち使用する用紙把持機構を選択する用紙把
    持機構選択手段と、 をさらに備えた請求項6に 記載の用紙処理装置。
  8. 【請求項8】画像形成装置の側方に配置され、前記画像
    形成装置から排出されてきた用紙を処理するための用紙
    処理装置であって、 上下方向に移動自在であり、前記画像形成装置から排出
    されてきた用紙を収容 する複数の用紙受けと、 前記複数の用紙受けよりも用紙排出方向上流側に、前記
    排出方向と交差する用紙幅方向に移動自在に配置され、
    用紙に処理を施す処理手段と、 前記処理手段を用紙幅方向に移動させる処理移動手段
    と、 前記処理手段とともに前記用紙受けよりも前記排出方向
    上流側に配置され、前記用紙受けと前記処理手段の処理
    位置との間で移動可能であり、前記用紙受け内の用紙及
    び前記処理手段で処理された用紙を把持可能な用紙把持
    手段と、 前記用紙把持手段により前記用紙受け上に移動された用
    紙の前記排出方向上流側端部を押して、前記用紙把持手
    段から用紙を前記用紙受け内に戻す用紙突き出し手段
    と、 前記複数の用紙受けを順次前記処理手段への用紙取り出
    し位置に移動させる移動制御手段と、 を備えた 用紙処理装置。
  9. 【請求項9】画像形成装置の側方に配置され、前記画像
    形成装置から排出されてきた用紙を処理するための用紙
    処理装置であって、上下方向に移動自在であり、前記画像形成装置から排出
    されてきた用紙を収容する複数の用紙受けと、 装置本体フレームと、 前記複数の用紙受けよりも用紙排出方向上流側に、前記
    装置本体フレームから引き出し可能に配置された支持フ
    レームと、 前記支持フレームに取り付けられ、用紙に処理を施す処
    理手段と、 前記処理手段とともに前記用紙受けよりも前記排出方向
    上流側に配置され、前記用紙受けに収容された用紙を前
    記処理手段の処理位置に取り出すとともに、前記処理手
    段で処理された用紙を前記用紙受けに戻す用紙移動手段
    と、 前記複数の用紙受けを順次前記処理手段への用紙取り出
    し位置に移動させる移動制御手段と、 を備えた用紙処理装置。
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JP2727080B2 (ja) * 1988-04-13 1998-03-11 コニカ株式会社 記録紙処理装置
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