JP2787690B2 - ズームカメラ - Google Patents

ズームカメラ

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JP2787690B2
JP2787690B2 JP63263848A JP26384888A JP2787690B2 JP 2787690 B2 JP2787690 B2 JP 2787690B2 JP 63263848 A JP63263848 A JP 63263848A JP 26384888 A JP26384888 A JP 26384888A JP 2787690 B2 JP2787690 B2 JP 2787690B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は変倍ファインダー光学系と、照射角可変スト
ロボ装置とを備えたズームカメラに関する。
[従来の技術] 一眼レフのようにレンズを通過した被写体の反射光が
ファインダーに現われず、ファインダーで直接被写体を
見る構成となっている透視ファインダー式カメラがあ
る。この種のカメラにズームレンズ鏡筒を取り付けてズ
ーム動作を行なった場合、ファインダー内の被写体の大
きさがズーム動作前と変わらないため、どれだけズーム
したのか分からないという問題があった。
また、ストロボおよびズームレンズを有するカメラに
おいてズーム動作を行なった場合に、ズーム撮影範囲に
合わせてストロボ照射角が変化しないために、適正露光
が得られなかったり、発光電力を多量に必要としたりす
る問題があった。
上述したような問題を解決するために、変倍ファイン
ダー光学系すなわち装置と、照射角可変ストロボ装置を
有するズームレンズ鏡筒付きカメラが既に知られてい
る。このカメラはズームレンズ鏡筒の焦点距離の変化に
連動して、変倍ファインダー光学系のファインダー倍率
と照射角可変ストロボ装置の照射角を変化させることが
できるものである。上述した目的を達成するために、該
カメラは直線スライドカム機構を有している。この直線
スライドカム機構はスライド式の平板カムとカムフォロ
ワとからなっており、その一例を第6図に示す。
第6図は従来技術による変倍ファインダー光学系のフ
ァインダー倍率と照射角可変ストロボ装置の照射角を変
化させる直線スライドカム機構を示した図である。
第6図において、垂直平板状のスライドカムすなわち
カム板60には水平方向に延在するスライドガイド溝60
c、60dが形成されており、該スライドカム60は図示しな
いカメラ側に設けられたガイドピン64、65に、それぞれ
該スライドガイド溝60c、60dを係合ガイドされて水平方
向に移動自在となっている。スライドガイド溝60c、60d
の長さは、スライドカム60のスライド量よりわずかに長
くなっている。
スライドカム60下方端面の一部には、スライドガイド
溝60c、60dに平行にスライドカム60のスライド量よりわ
ずかに長いラック60eが形成されており、このラック60e
は歯車63と噛み合っている。したがって、歯車63を回転
させることによってスライドカム60は第6図の左右方向
にスライドする構成となっている。
スライドカム60上には下方から上方に斜めに延在する
カム溝60a、60bがそれぞれ形成されており、それぞれの
カム溝にはフォロワピン61、62が係合している。フォロ
ワピン61は変倍ファインダー系の変倍レンズ群(不図
示)に連結しており、垂直方向にのみ移動する構成とな
っており、また、フォロワピン62は照射角可変ストロボ
装置の発光部(不図示)に連結しており、垂直方向にの
み移動する構成となっている。
上述した構成において、スライドカム60がスライドす
ることにより、フォロワピン61は点Aと点Bとの間(2
点間の距離をaとする。)を移動し、フォロワピン62は
点Cと点Dの間(2点間の距離をbとする。)を移動す
るようになっている。
[解決しようとする課題] ところが、上述した構成においてはカム板をスライド
式としたため、少なくともカム板のスライド量の3倍の
スペースが必要となりカメラが大型化してしまうという
問題がある。これはカム板がスライド式であるため、ス
ライド量に対するフォロワピンの移動量すなわちカム溝
の傾き量を大きくするほど、カム溝とカムフォロワとの
間に発生する摩擦力が増大し、円滑な作動ができなくな
ることによるものである。したがって、コンパクト性を
要求される従来のカメラにおいては、第6図に示した距
離a、bが小さくなってしまい、変倍ファインダー系と
照射角可変ストロボ装置の作動範囲が制限されていた。
更に、カメラの施設状態によりカム板の自重でカム板
が不用意に移動したり、カメラに衝撃が加わった場合に
もカム板が不用意に移動してしまい、撮影者の臨まない
ファインダー倍率もしくはストロボ照射角になってしま
うという問題があった。
本発明は、コンパクトであるにもかかわらず、作動範
囲が広く撮影のし易い変倍ファインダー系および照射角
可変ストロボ装置を有するズームカメラを提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明によるズームカメラは、 ズームレンズ鏡筒(1)と、 ファインダーに設けられた変倍レンズ群(G1,G2,G3,G
4,G5)と、該変倍レンズ群(G1,G2,G3,G4,G5)を光軸方
向に移動する変倍レンズ駆動手段(4b)とからなる変倍
ファインダー装置と、 発光部(5,6,7)と、発光照射角を規定する発光制限
手段(19)と、該発光部(5,6,7)と該発光制限手段(1
9)と相対的に光軸方向に移動させる発光駆動手段(5
b)とからなる照射角可変閃光装置とを有しており、 該ズームレンズ鏡筒(1)の移動に対応して所定の回
転中心(O)まわりに回転する、2本のカム溝(8a,8b;
20a,20b)を有する1枚の回転カム板(8,20)と、 該変倍レンズ駆動手段(4b)と該発光駆動手段(5b)
とにそれぞれ連結され、該カム溝(8a,8b;20a,20b)に
それぞれ係合して該回転カム板の回転につれて直線移動
する第1および第2の2つのカムフォロワ(4a,5a;21,2
2)が設けられており、 該変倍レンズ駆動手段に連結された第1のカムフォロ
ワ(4a;21)が係合する該カム溝(8a;20a)は該発光駆
動手段に連結された第2のカムフォロワ(5a;22)が係
合する該カム溝(8b;20b)よりも該回転カム板上で前記
所定の回転中心(O)に近い内周側に配置されており、
ズームレンズ鏡筒移動時の回転カム板の回転によっても
たらされるカムフォロワの移動量(a,b)は第1のカム
フォロワの方(a)が第2のカムフォロワ(b)よりも
大きいことを特徴とする。
また本発明によるズームカメラは、 ズームレンズ鏡筒(1)と、 ファインダーに設けられた変倍レンズ群(G1,G2,G3,G
4,G5)と、該変倍レンズ群(G1,G2,G3,G4,G5)を光軸方
向に移動する変倍レンズ駆動手段(4b)とからなる変倍
ファインダー装置と、 発光部(5,6,7)と、発光照射角を規定する発光制限
手段(19)と、該発光部(5,6,7)と該発光制限手段(1
9)とを相対的に光軸方向に移動させる発光駆動手段(5
b)とからなる照射角可変閃光装置とを有し、 該ズームレンズ鏡筒(1)の移動に対応して所定の回
転中心(O)まわりに回転する、2本のカム溝(8a,8
b)を有する1枚の回転カム板(8)と、 該変倍レンズ駆動手段(4b)と該発光駆動手段(5b)
とにそれぞれ連結され、該カム溝(8a,8b)にそれぞれ
係合し該回転カム板の回転につれてそれぞれの直線移動
軌跡上を移動する2つのカムフォロワ(4a,5a)が設け
られており、 該2本のカム溝は該回転カム板上で、一方のカムフォ
ロワの移動軌跡またはその延長線と他方のカムフォロワ
の移動軌跡またはその延長線との間に該回転カム板の前
記回転中心が位置するように配置されていることを特徴
とする。
また、上記の各ズームカメラにおいて、前記回転カム
板の回転を抑止する方向に摩擦力を付与する摩擦力付与
手段を設けると好適である。
[作 用] 一般にズームカメラで変倍式のファインダーと照射角
可変閃光装置を備えた場合、ファインダーの変倍光学系
の移動量の方が閃光装置の照射角を変えるための駆動手
段の移動量よりも大きい。本発明においては回転カム板
(20)を用いてファインダーの変倍レンズ駆動手段と閃
光装置の照射角を変える発光駆動手段とを駆動し、その
際に回転カム板上での両駆動手段のためのカム溝の配置
を、移動量の大きい変倍レンズ駆動手段用のカム溝(20
a)を他方の発光駆動手段用のカム溝(20b)よりも回転
カム板の回転中心に近い内周側としている。内周のカム
溝の方が自然にカム移動量を大きくとれるので、回転カ
ム板をコンパクトにでき、それによりカム機構の配置の
自由度も高まる。
また本発明の別の態様では、回転カム板上の2本のカ
ム溝が、一方のカムフォロワの移動軌跡またはその延長
線と他方のカムフォロワの移動軌跡またはその延長線と
の間に回転カム板の回転中心が位置するように配置され
ている。言い換えると2つのカムフォロワの移動軌跡で
回転中心をはさむようにしており、これにより各移動手
段の移動量を一定量確保したままカム(8a,8b)を短く
できるので、回転カム板自体をコンパクトにできる。
また回転カム板の回転を阻止する方向に摩擦力を付与
する摩擦力付与手段を設けることにより、撮影者の意図
しない回転カム板の回転を防止し、確実な撮影が行われ
るようになる。
[実施例] 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
第1図は変倍ファインダーの変倍機構、照射角可変ス
トロボ装置の照射角可変機構を示した斜視図、 第2図は、変倍ファインダーのレンズ構成とカム構
造、 第3図は照射角可変ストロボ装置とカム構造をそれぞ
れ示した断面図である。
第1図において、1はズームレンズ鏡筒のズーム環で
あり、このズーム環1を回転させることにより、ズーム
レンズ鏡筒のズーミング動作が行なわれる。ズーム環1
の外周には環状の歯車1aが形成されており、この歯車1a
は歯車12と噛み合っている。歯車12は電動モータ(不図
示)により回転し、ズーム環1を回転させる。ズーム環
1の回転は歯車1aを介して歯車13,14、歯車15,16、歯車
17,18に伝えられる。ここで歯車16,歯車17はねじ歯車で
あり回転方向を90゜変換して伝達している。
8は略四分の一円板である回転カム板であり、円弧外
周には歯車8dが形成されており、この歯車8dは歯車18と
噛み合っている。そのためズーム環1の回転に連動して
回転カム板8は回転する。回転カム板8は軸受部8cを段
付ビス9でファインダーブロック2(第2図)に回転可
能に固定されている。
変倍ファインダーは、光軸方向に整列したG1,G2,G3,G
4,G5のレンズすなわち変倍レンズ群で構成されており、
変倍レンズG2を光軸方向に移動することにより、ファイ
ンダーの倍率を変化させることができる。変倍レンズG2
は光軸に垂直となるようホルダー4に固定されており、
ホルダー4には、4角柱状の光軸方向に延在するガイド
部4bと、ガイド部4bの下方に設けられたフォロワピン4a
が形成されている。ガイド部4bは変倍レンズG2が光軸に
対してたおれを生じず、また光軸方向に移動可能となる
様ファインダーブロック2のガイド部(不図示)にはめ
込んである。
フォロワピン4aは、回転カム板8のカム溝8aと係合し
ており、回転カム板8の回転にともない変倍レンズG2が
光軸方向に移動し、ファインダー倍率が変化する。第2
図において、変倍レンズG2が実線位置から二点鎖線の位
置に移動すれば、ファインダー倍率は大きくなってズー
ムレンズの望遠位置に対応することとなる。カム溝8aと
フォロワピン4との関係は後述する。なお、ガイド部4b
が変倍レンズ駆動手段を構成している。
発光部であるキセノン管6と、リフレクタ7はホルダ
ー5に固定されており、ホルダー5に形成されたフォロ
ワピン5aは、回転カム板8のカム溝8bに係合している。
回転カム板8の回転にともない、ガイド5bに沿ってキセ
ノン管6とリフレクタ7は移動することとなる。回転カ
ム板8に関しては、第4図および第5図を参照して詳細
に後述する。なお、ガイド5bが発光駆動手段を構成して
いる。
発光制限手段であるプロテクタ19(第3図)はキセノ
ン管6とリフレクタ7からの光を集光するフレネルレン
ズであって、カメラ外観部(図示せず)に固定されてお
り、プロテクタ19と、キセノン管6およびリフレクタ7
との間隔が変化することにより照射角が変化し、例えば
第3図に示す実線位置から二点鎖線の位置に、キセノン
管6およびリフレクタ7が移動すれば、照射角は狭くな
るとともに光量がアップしてズームレンズの望遠位置に
対応することとなる。
第5図は回転カム板8とフォロワピン4a,5aの移動範
囲を示した平面図である。回転カム板8のカム溝8a、8b
はそれぞれ図に示すように始点と終点の半径方向位置が
異なっているので、点Oを回転中心として回転カム板8
が回転することにより、フォロアーピン4aは点Aと点B
の間(2点間の距離をaとする。)を移動し、フォロア
ーピン5aは点Cと点Dの間(2点間の距離をbとす
る。)を移動する。図からも明らかな様に、点Aと点B
を通る直線は回転カム板8の回転中心点Oからズレた位
置にあり点Cと点Dを通る直線も点Oからズレている。
また、これら2つの直線と点Oとの距離は可能な限り
近い位置とし、その2つの直線で点Oを挟む構成として
いる。従って、2つのカム溝8a,8bを短くすることがで
き、よって、回転カム板8を小さくできる。以上のこと
から回転カム板8のスペースを小さくすることができ、
これはカメラの小型化につながる。
第1図および第2図において、摩擦力付与手段である
ばね部材10をビス11でファインダーブロック2に固定
し、ばね部材10のバネ部先端10aは、回転カム板8の外
周近くをファインダーブロック2に付勢し、回転カム板
8の回転を抑止する方向に摩擦力を付与している。
本発明によるズームカメラにおいては、ネジ歯車16、
17の係合時にに比較的大きなバックラッシュが発生す
る。このバックラッシュにより回転カム板8はある回転
量だけフリーに動き、自重や衝撃により容易に移動して
しまうこととなる。この回転板のフリーな動きはフォロ
ワピン4a,5aを動かすこととなり、意図しないファイン
ダーの倍率変化やストロボ照射角の変化を招来する。ま
た、上述したように回転カム板8は取付スペースを極力
低減するため略四分の一円状となっているので、重量配
分的にバランスが悪く、傾けたときに自重等の影響を受
けやすくなっている。
したがって、バネ部材10をその弾性力で回転板8に押
しつけた構成として、バネ部材10と回転カム板8との間
に摩擦力を発生させ、カメラの姿勢状態により回転カム
板8が自重で回転することを防止するとともに、カメラ
の衝撃が加わった場合に於いても回転カム板8の回転を
防止するようになっている。なお、バネ部材10は回転カ
ム板8の慣性による回転防止にも役立っている。
第4図は回転カム板の別の実施例を示した図である。
回転カム板20の円弧外周に歯車20dが形成されてお
り、この歯車20dは歯車23と噛み合っている。よって、
歯車23を回転させることにより回転カム板20は点Oを中
心として回転する。
回転カム板20には、カム溝20aと20bが形成されてお
り、それぞれのカム溝にはフォロワピン21と22が係合し
ている。回転カム板20が回転すると、フォロワピン21,2
2は、それぞれ、点Aと点B,点Cと点Dの間を移動する
構造である。
本実施例も、第6図の従来技術によるスライドカム板
と比較して明らかな様に、回転カム板とすることにより
フォロワピン21と22を第6図と同じ距離aとbだけ駆動
できるにもかかわらず、図面に向って左右方向のスペー
スを小さくすることができる。
スライド式のカム板に於いても、駆動距離をそのまま
にして第6図のスライドカム板のスライド量を小さくす
ることにより、作動に必要なスペースを小さくできる
が、カム溝60aと60bの形状を変更する必要があり、摩擦
等の問題からフォロワピン61と62の駆動効率が悪くなっ
てしまう。
第4図の回転カム板においてフォロワピン21と22の駆
動効率を更に良くするには回転角を大きくしてやれば良
いが、向って左右方向のスペースはほとんど変化するこ
とはない。
第4図の場合は、点Aと点Bを通る直線は回転カム板
20の回転中心点Oを通る位置としてある。従って点Cと
点Dを通る直線の位置は点Oからある程度の距離が必要
となる。
これに対し第5図の場合は、点Oを回転中心として、
回転カム板8が回転することにより、フォロワピン4aは
点Aと点Bの間を移動し、フォロワピン5aは点Cと点D
の間を移動する。図からも明らかな様に、点Aと点Bを
通る直線は回転カム板8の回転中心点Oからズレた位置
にあり、点Cと点Dを通る直線も点Oからズレている。
第4図に示す実施例よりも第5図に示す実施例のほう
が、コンパクト性という点からは有利である。
これら2つの直線と点Oとの距離は、可能な限り近い
位置としてある。従って、2つのカム溝8a,8bを短くす
ることができ、よって、回転カム板8を更に小さくでき
る。しかし、カム溝8a,8bの長さが短くなるためフォロ
アーピン4aと5aを駆動する駆動効率が悪くなってしまう
が、駆動点が回転カム板8の回転中心点Oに近い為回転
カム板8を駆動する力量は小さくてすむことと、回転カ
ム板8の回転角を変えることにより解決できる。
[発明の効果] 以上述べてきたように本発明によれば次のような効果
が得られる。
本発明においては回転カム板(20)を用いてファイン
ダーの変倍レンズ駆動手段と閃光装置の照射角を変える
発光駆動手段とを駆動し、その際に回転カム板上での両
駆動手段のためのカム溝の配置を、移動量の大きい変倍
レンズ駆動手段用のカム溝(20a)を他方の発光駆動手
段用のカム溝(20b)よりも回転カム板の回転中心に近
い内周側としている。内周のカム溝の方が自然にカム移
動量を大きくとれるので、回転カム板をコンパクトにで
き、それによりカム機構の配置の自由度も高まる。
また本発明の別の態様では、回転カム板上の2本のカ
ム溝が、一方のカムフォロワの移動軌跡またはその延長
線と他方のカムフォロワの移動軌跡またはその延長線と
の間に回転カム板の回転中心が位置するように配置され
ている。言い換えると2つのカムフォロワの移動軌跡で
回転中心をはさむようにしており、これにより各移動手
段の移動量を一定量確保したままカム(8a,8b)を短く
できるので、回転カム板自体をコンパクトにできる。
また回転カム板の回転を阻止する方向に摩擦力を付与
する摩擦力付与手段を設けることにより、撮影者の意図
しない回転カム板の回転を防止し、確実な撮影が行われ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は変倍ファインダーの変倍機構、照射角可変スト
ロボ装置の照射角可変機構を示した斜視図、 第2図は、変倍ファインダーのレンズ構成とカム構造、 第3図は照射角可変ストロボ装置とカム構造をそれぞれ
示した断面図である。 第4図は回転カム板の別の実施例を示した図である。 第5図は回転カム板8とフォロワピン4a,5aの移動範囲
を示した平面図である。 第6図は従来技術による変倍ファインダー光学系のファ
インダー倍率と照射角可変ストロボ装置の照射角を変化
させる直線スライドカム機構を示した図である。 [主要な部分の符号の説明] 8、20、……回転カム板 8a、8b、20a、20b、……カム溝 4a、5a、20、22,……カムフォロワ 10、……バネ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片野 勇次 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株 式会社ニコン大井製作所内 (72)発明者 赤見 昇 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株 式会社ニコン大井製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−264034(JP,A) 特開 昭60−108814(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 13/12 G03B 15/05 G03B 7/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズームレンズ鏡筒と、 変倍レンズ群と、該変倍レンズ群を光軸方向に移動する
    変倍レンズ駆動手段とを有する変倍ファインダー装置
    と、 発光部と、発光照射角を規定する発光制限手段と、該発
    光部と該発光制限手段とを相対的に光軸方向に移動させ
    る発光駆動手段とからなる照射角可変閃光装置とを有す
    るズームカメラにおいて、 該ズームレンズ鏡筒の移動に対応して所定の回転中心ま
    わりに回転する、2本のカム溝を有する1枚の回転カム
    板と、 該変倍レンズ駆動手段と該発光駆動手段とにそれぞれ連
    結され、該カム溝にそれぞれ係合して該回転カム板の回
    転につれて直線移動する第1および第2のカムフォロワ
    とを有し、 該変倍レンズ駆動手段に連結された第1のカムフォロワ
    が係合する該カム溝は該発光駆動手段に連結された第2
    のカムフォロワが係合する該カム溝よりも該回転カム板
    上で前記所定の回転中心に近い内周側に配置されてお
    り、ズームレンズ鏡筒移動時の回転カム板の回転によっ
    てもたらされるカムフォロワの移動量は第1のカムフォ
    ロワの方が第2のカムフォロワよりも大きいことを特徴
    とするズームカメラ。
  2. 【請求項2】ズームレンズ鏡筒と、 変倍レンズ群と、該変倍レンズ群を光軸方向に移動する
    変倍レンズ駆動手段とを有する変倍ファインダー装置
    と、 発光部と、発光照射角を規定する発光制限手段と、該発
    光部と該発光制限手段とを相対的に光軸方向に移動させ
    る発光駆動手段とからなる照射角可変閃光装置とを有す
    るズームカメラにおいて、 該ズームレンズ鏡筒の移動に対応して所定の回転中心ま
    わりに回転する、2本のカム溝を有する1枚の回転カム
    板と、 該変倍レンズ駆動手段と該発光駆動手段とにそれぞれ連
    結され、該カム溝にそれぞれ係合し該回転カム板の回転
    につれてそれぞれの直線移動軌跡上を移動する2つのカ
    ムフォロワとを有し、 該2本のカム溝は該回転カム板上で、一方のカムフォロ
    ワの移動軌跡またはその延長線と他方のカムフォロワの
    移動軌跡またはその延長線との間に該回転カム板の前記
    回転中心が位置するように配置されていることを特徴と
    するズームカメラ。
  3. 【請求項3】前記回転カム板の回転を抑止する方向に摩
    擦力を付与する摩擦力付与手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のズームカメラ。
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JPH02111931A (ja) 1990-04-24

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