JP2787525B2 - 再生シリンダの製造方法、これを用いた再生電子写真感光ドラムの製造方法およびその実施に用いるバルジ加工装置 - Google Patents

再生シリンダの製造方法、これを用いた再生電子写真感光ドラムの製造方法およびその実施に用いるバルジ加工装置

Info

Publication number
JP2787525B2
JP2787525B2 JP20036792A JP20036792A JP2787525B2 JP 2787525 B2 JP2787525 B2 JP 2787525B2 JP 20036792 A JP20036792 A JP 20036792A JP 20036792 A JP20036792 A JP 20036792A JP 2787525 B2 JP2787525 B2 JP 2787525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
mold
cylinder
photosensitive drum
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20036792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0619142A (ja
Inventor
徹 奥村
英一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP20036792A priority Critical patent/JP2787525B2/ja
Priority to US08/077,642 priority patent/US5400630A/en
Publication of JPH0619142A publication Critical patent/JPH0619142A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2787525B2 publication Critical patent/JP2787525B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式による画
像形成装置に用いられる電子写真感光ドラムのシリンダ
の再生方法、これを用いた再生感光ドラムの製造方法お
よびその実施に用いるバルジ加工装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真式の複写機、レーザビ
ームプリンタ、ファクシミリ、印刷機等の電子写真方式
による画像形成装置は、図8に示すように、シリンダ1
02の周面に感光膜103が被覆された電子写真感光ド
ラム(以下、「感光ドラム」という。)101の周方向
に沿って、順次クリーニングブレード104、帯電ロー
ラ105、現像ローラ106および転写ローラ107が
高精度で位置決めして配設されている。例えば、感光ド
ラム101と現像ローラ106との配置精度についてみ
ると、現像ローラ106は感光ドラム101に対して
0.2〜0.4ミリメートルの均一な隙間をもたせて組
付けられており、この隙間の均一さの精度は隙間の大き
さ(距離)の10分の1の高精度が要求される。このた
め、感光ドラム101に用いられるシリンダ102は高
精度な機械的精度が要求される。加えて、良好な感光膜
103を生成するためには、シリンダ102を構成する
材料中に含まれる不純物を厳しく抑制する必要もある。
【0003】このため、シリンダ102は非常に高価な
ものとなり、その再生利用が望まれる。
【0004】そこで、次に記載するような再生方法が提
案されている。
【0005】(イ)使用済みシリンダの感光膜をエッチ
ングにより除去したのち、再度感光膜を生成させ、再生
前と同じ外径の感光ドラムを製造するもの(特開平2−
178671号公報参照)。
【0006】(ロ)シリンダを分離自在な外側シリンダ
と内側シリンダとの二重構造にしておき、感光膜が被覆
された外側シリンダのみを新品と交換するもの(実開昭
63−49548号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のう
ち、(イ)は感光膜を除去するエッチング工程において
真空中で加熱処理を行うので、加工時間が長時間となり
生産性が低い上、薬剤を使用するために排液処理も必要
となるという問題点がある。
【0008】また、(ロ)は外側シリンダの真円度等の
機械的精度を維持する必要性から、その肉厚の薄肉化に
は限界があるため、廃棄する部分が多くコストメリット
は少ないという問題点がある。
【0009】本発明は上記従来の技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであって、使用済みによる寿命また
は製造中に発生した傷等によりその感光膜の機能が正常
でなくなった電子写真感光ドラム(以下、「被再生感光
ドラム」という。)から、生産性が良好でしかも安価に
製造することができる再生シリンダの製造方法、これを
用いた再生電子写真感光ドラムの製造方法およびその実
施に用いるバルジ加工装置を実現することを目的するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の再生シリンダの製造方法は、シリンダの表
面に被覆された感光膜の機能が正常でなくなった被再生
電子写真感光ドラムをバルジ加工装置を用いて拡径して
所定の外径に拡径された被再生電子写真感光ドラムを得
る工程と、前記拡径された被再生電子写真感光ドラムの
前記感光膜を含めたシリンダの表面を切削除去して所定
の精度に仕上げて再生シリンダを得る工程とからなるこ
とを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の方法の実施に用いるバルジ
加工装置は、シリンダの表面に被覆された感光膜の機能
が正常でなくなった被再生電子写真感光ドラムを所定の
外径に拡径するためのバルジ加工装置であって、前記被
再生電子写真感光ドラム内に挿入され、その内部に加圧
流体が供給される中空のゴム型を支持する昇降自在なゴ
ム型支持ユニットが2個併設されたゴム型シフトユニッ
トと、前記ゴム型支持ユニットの一方を受渡しステージ
に位置決めしたとき、他方が拡径ステージに位置決めさ
れるように前記ゴム型シフトユニットを水平方向へ往復
移動させる案内手段と、旋回自在な旋回ハンドを有しそ
の回転中心から径方向等距離の部位に所定の内径の円筒
状キャビティを有する金型がそれぞれ取付けられた金型
旋回ユニットを備え、前記ゴム型支持ユニットには前記
ゴム型と前記金型とを一体化するためのクランプユニッ
トがそれぞれ配設されており、前記金型旋回ユニットは
前記拡径ステージに位置決めされたゴム型支持ユニット
のゴム型に対し前記旋回ハンドに取付けられた金型を位
置決めできるように配設されていることを特徴とするも
のである。
【0012】
【作用】被再生感光ドラムの内側より中空のゴム型を介
して流体圧をかけることでこれを拡径したのち、これを
新規のシリンダの加工工程と同様にその外周面を切削加
工して所定の外径精度および面精度の再生シリンダを得
ることができる。このため、被再生感光ドラムのシリン
ダ外周面に傷があっても、その表層部を切削して表面の
傷や不良膜を完全に除去し、所定の外径精度および面精
度の再生シリンダを製造することができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基いて説明する。
【0014】図1は本発明の方法によって製造された再
生電子写真感光ドラムの断面図である。
【0015】再生電子写真感光ドラム1は前記被再生感
光ドラムを後述する方法で拡径するとともに、その外周
面を切削加工により除去して所定の外径精度および表面
精度に仕上げられた再生シリンダ2と、前記再生シリン
ダ2の外周面に生成された感光膜3からなる。
【0016】説明の便宜上、先ず、本発明の方法の実施
に用いるバルジ加工装置について簡単に説明する。
【0017】図2に示すように、バルジ加工装置10
は、機台11に立設された金型支持部材12に設けられ
た昇降自在な昇降台12aに保持された円筒状の金型1
3と、機台11上の金型13の直下の部位に設けられた
中空のゴム型14と、前記金型13を下降させることに
より、金型13内に被再生電子写真感光ドラム(不図
示)とともにゴム型14を嵌挿させた状態で、両者をク
ランプして一体化させるクランプ15、および、ゴム型
14内へ加圧流体を供給するための加圧流体発生源16
とから構成されている。
【0018】次に、本願の再生シリンダおよび再生電子
写真感光ドラムの製造方法の第1実施例について説明す
る。
【0019】図3は被再生感光ドラムのバルジ加工によ
る拡径工程を示す説明図である。
【0020】バルジ加工開始にあたり、図3の(A)に
示すように、金型13を図2に示す昇降台12aに取付
け、金型支持部材12の上方位置へ移動させてゴム型1
4から離間した位置へ位置決めしておく。このときクラ
ンプ15は開(アンクランプ)かれている。
【0021】ついで、図3の(B)に示すように、被再
生感光ドラム1Xをゴム型14に嵌挿したのち金型13
を矢印方向へ下降させて、そのフランジ部13aとゴム
型支持部材14aとが当接する位置へ位置決めする。
【0022】そののち、図3の(C)に示すように、ク
ランプ15を閉じてフランジ部13aとゴム型支持部材
14aとをクランプし、金型13とゴム型14とを一体
化する。
【0023】ついで、図3の(D)に示すように、ゴム
型14内へ加圧流体を供給することによってゴム型14
を膨らませ、これにより被再生感光ドラム1Xを金型1
3のキャビティ面の形状に拡径する。
【0024】このとき、金型13とゴム型14とは前述
の如くクランプされて一体化されているので、金型13
とゴム型14が離反することなく、高精度で拡径され
る。
【0025】このバルジ加工によって拡径された被再生
感光ドラムの外径は金型13の内径で決まる。この拡径
工程による拡径量は次の工程である外周面を切削加工に
より除去する切削取り代となるものであって、傷の深さ
や被再生感光ドラム1Xのシリンダの機械的精度によっ
て決定するが、拡径された被再生感光ドラムのシリンダ
がその本来の機能を満たすことができる範囲内でなけれ
ばならない。
【0026】ついで、加圧流体の供給を停止してゴム型
14を縮小させ、クランプ15をアンクランプしたの
ち、金型13を上方へ移動させて取出位置へ位置決め
し、拡径された被再生感光ドラムを取出す。このとき、
拡径された被再生感光ドラムはスプリングバックにより
若干収縮して金型13の内周面との間に隙間が生じるた
め、容易に取出すことができる。
【0027】次に、拡径された被再生感光ドラムの感光
膜を含む表面を切削加工によって除去し、所定の外径精
度および面精度に仕上げて再生シリンダを得る。
【0028】そののち、前記再生シリンダの表面に真空
蒸着によりアモルファスシリコン感光膜を所定の膜厚
(例えば、20〜30ミクロンメートル)で被覆して、
再生電子写真感光ドラムを得る。なお、これに限らずO
PC(有機光半導体)等他の種類の感光膜を被覆するこ
とができることはいうまでもない。
【0029】次に、本願の再生シリンダおよび再生電子
写真感光ドラムの製造方法の第2実施例について説明す
る。
【0030】本実施例は上記第1実施例におけるバルジ
加工による拡径工程と被再生感光ドラムの表面の切削加
工工程の順序を逆にしたものである。
【0031】すなわち、拡径工程に先立って、被再生感
光ドラム1Xの感光膜を含めた表面を切削加工により除
去して、所定の外径精度および面精度のシリンダを得、
これを上記第1実施例の拡径工程と同様に拡径して再生
シリンダを製造する。ただし、本実施例で使用する金型
のキャビティ面の内径は第1実施例と異なり、再生電子
写真感光ドラムの外径からその感光膜の膜厚の2倍の値
を差し引いた内径の金型を用いる。
【0032】次に、上述した方法の実施に用いるバルジ
加工装置の実施例について説明する。
【0033】図4はバルジ加工装置の第1実施例の平面
図、図5は本実施例のバルジ加工装置の一部を断面で示
す模式正面図、図5は本実施例のバルジ加工装置の主要
部のみを一部断面で示す側面図である。
【0034】図4に示すように、本実施例のバルジ加工
装置は、テーブル状の機台100の上面に、コンベア7
00側から順次所定間隔をおいてオートハンドユニット
200、ゴム型シフトユニット400、金型旋回ユニッ
ト500および金型清掃ユニット600がほぼ一列に配
設され、前記オートハンドユニット200の後述する旋
回アーム201の一対のクランパー205a,205b
(不図示)の旋回軌道の部位の直下(後述する)にはワ
ーク用油吹付ユニット300が配設されたものである。
【0035】オートハンドユニットについて オートハンドユニット200は、機台100上に立設さ
れたガイド203に旋回自在に支持された旋回軸202
と、旋回軸202の上端に取付けられた旋回アーム20
1を備え、旋回アーム201の両端部に第1クランパー
ユニット204aおよび第2クランパーユニット204
bが配設されたものである。
【0036】第1クランパーユニット204aは、第1
クランパーシリンダ206aによって昇降される第1ク
ランパー205aを有し、第1クランパー205aは被
再生感光ドラムの内部に挿入され、これを内面で保持で
きるように構成されているものであればその種類を問わ
ない。
【0037】第2クランパーユニット204bは第1ク
ランパーユニット204aと同様であるのでその説明は
省略する。
【0038】ワーク用油吹付ユニットについて ワーク用油塗布ユニットであるワーク用油吹付ユニット
300は、前記旋回アーム201を図4に示す位置から
時計回りに90度旋回させたとき、第1または第2クラ
ンパー205a,205bのいずれかがその直上に位置
決めされる部位に配設されており、図示しない昇降装置
により昇降されるノズル301を有し、前記ノズル30
1より潤滑油を噴霧するよう構成されているものであれ
ばその種類は問わない。
【0039】ゴム型シフトユニットについて ゴム型シフトユニット400は、機台100上のオート
ハンドユニット200と金型旋回ユニット500間にお
いて、互いに平行に配設された案内手段としての一対の
ガイドレール450に案内され、図4の矢印方向および
反矢印方向へ往復移動自在であって、その移動方向と同
方向に配列された一対のゴム型支持ユニットである第1
ゴム型支持ユニット401aおよび第2ゴム型支持ユニ
ット401bを支持し、両者を受渡しステージと拡径ス
テージとに交互に位置決めするように構成されている。
【0040】第1ゴム型支持ユニットおよび第2ゴム型
支持ユニットについて 第1ゴム型支持ユニット401aと第2ゴム型支持ユニ
ット401bとは同一構造のものであるので、第2ゴム
型支持ユニット401bについて説明する。
【0041】図6に示すように、第2ゴム型支持ユニッ
ト401bは、その上面に第2ゴム型402bおよび一
対のコの字状の型開き防止部431bを備えた第2クラ
ンプユニット430bを支持している。また、第2ゴム
型支持ユニット401bはその下面に下方へ向けて突設
された複数のロッド403bがゴム型シフトユニット4
00に一体的に設けられた複数のガイド404bに摺動
自在に嵌挿されているとともに、ゴム型シフトユニット
400に固定された第2シリンダ405bの第2ピスト
ンロッド406bの先端部が結合されている。
【0042】金型旋回ユニットについて 金型旋回ユニット500は、機台100上に立設された
支持部材503に旋回自在に支持された旋回軸502
と、旋回軸502の上端に固定された平面視略V字形の
旋回ハンド501からなり、旋回ハンド501の両端、
すなわちその回転中心から径方向等距離の部位にはそれ
ぞれ第1金型410aおよび第2金型410bが取付け
られたものであって、旋回ハンド501を所定角度旋回
させることによって第1金型410aおよび第2金型4
10bを拡径ステージの上方および金型清掃ユニット6
00の上方位置へ交互に位置決めできるように構成され
ている。
【0043】金型清掃ユニットについて 金型清掃ユニット600は、機台100に所定間隔をお
いて立設された一対の支持板610間に取付けられた一
対のガイドロッド609に案内されて水平方向へスライ
ド自在なスライド台603と、スライド台603に取付
けられた複数のガイド607にそれぞれスライド自在に
嵌挿された複数のロッド606の上端で支持された昇降
台611を備え、昇降台611は図示しないシリンダの
駆動力により昇降され、スライド台603はシリンダ6
04の駆動力によってスライドされる。また、昇降台6
11には、スライド台603のスライド方向に沿って間
隔をおいて清掃ブラシユニット601と金型用油吹付ユ
ニット602が配設されたものである。この清掃ブラシ
ユニット601と金型用油吹付ユニット602はスライ
ド台603をスライドさせることによりそれぞれ金型に
対して位置決めされる。
【0044】清掃ブラシユニット601は、昇降台61
1に軸受を介して回転自在に支持された回転軸601a
の上端部にブラシ601bを有し、前記回転軸601a
に直結されたブラシモータ608により回転駆動される
ように構成されている。
【0045】次に、本実施例の動作について説明する。
【0046】まず、初期設定として、第1クランパー
ユニット204aの第1クランパー205aはコンベア
700(図4参照)の上方に位置決めされており、ワー
クはコンベア700上にあって第1クランパーユニット
204aの第1クランパー205aの直下に位置決めさ
れる。このワークの位置決めは図示しないセンサでワー
ク位置を検出してコンベア700を停止させる等の方法
で行う。
【0047】このとき、第2クランパー205bは図4
に示す第2ゴム型支持ユニット401b上方に位置決め
される。
【0048】次に、第1クランパーシリンダ206a
が作動し、第1クランパー205aが下降されてコンベ
ア700上のワーク内に挿入されて所定の位置で停止す
る。このとき、第1クランパー205aはアンクランプ
状態になっている。ついで、第1クランパー205aが
クランプ状態となり前記ワークを内面で保持したのち、
第1クランパーシリンダ206aが逆方向へ作動し、ワ
ークを保持した第1クランパー205aを所定位置まで
上昇させる。
【0049】このとき、第2クランパーユニット204
bの第2クランパー205bは後述する動作により拡径
済のワークを保持し、上昇している。
【0050】そののち、旋回アーム201が図4にお
いて時計回りに90度旋回して、第1クランパー205
aに保持されたワークがワーク用油吹付ユニット300
に対して位置決めされ、この位置で約3.5秒間停止す
る。この間にワーク用油吹付ユニット300のノズル3
01が上昇し、該ノズル301がワーク内部の上端近傍
まで挿入され、この位置で前記ノズル301から潤滑油
の噴霧が開始される。ついで、潤滑油の噴霧を行いなが
らワーク用油吹付ユニット300のノズル301を下降
させることによってワーク内面全域に潤滑油を均一に塗
布する。そして、ノズル301がワーク下端近傍まで下
降した段階で噴霧を止め、さらに前記ノズル301を下
降させて下降端で停止させる。
【0051】このとき、拡径済のワークを保持した第2
クランパー205bは、コンベア700とゴム型シフト
ユニット400間の中間位置上方にある。
【0052】この間において、ゴム型シフトユニット4
00を図4の矢印方向へシフトさせ第1ゴム型支持ユニ
ット401aを図4に示す第2ゴム型支持ユニツト40
1bの位置すなわち受渡しステージに位置決めしてお
く。
【0053】ついで、旋回アーム201をさらに90
度旋回させて、第1クランパーユニット204aを待機
している第1ゴム型支持ユニット401aの第1ゴム型
402a(図5参照)の直上へ位置決めする。
【0054】このとき、拡径済のワークを保持した第2
クランパー205bはコンベア700の上方位置にあ
る。
【0055】そののち、第1クランパーシリンダ20
6aを下降方向へ作動し、ワークを保持した第1クラン
パー205aを下降させて前記ワークを第1ゴム型40
2aへ嵌挿する。前記ワークが前記第1ゴム型402a
に所定の位置まで嵌挿されたら、第1クランパー205
aをアンクランプして前記ワークを第1ゴム型402a
に受渡ししたのち、第1シリンダ206aを上昇方向へ
作動し、第1クランパー205aを所定の位置へ上昇さ
せる。
【0056】この間に第2ゴム型402bは、後述する
ワークの拡径作業を行っており、一方、拡径済のワーク
を保持した第2クランパー205bも下降され、拡径済
のワークをアンクランプしてコンベア700上に載置し
たのち、所定の位置へ上昇する。
【0057】ついで、ゴム型シフトユニット400が
図示しないシリンダ等の駆動手段により反矢印方向へシ
フトして、第1および第2ゴム型支持ユニット401
a,401bを図4の実線で示す位置決めしたのち、上
記工程後半の操作によって位置決めされている第1ク
ランパーユニット204aの直下に位置決めされる。
【0058】そののち、第1ゴム型支持ユニット40
1aが第1シリンダ405aの作動により上昇し、待機
している金型旋回ユニット500に取付けられた第1金
型410aへ第1ゴム型402aに嵌挿された状態のワ
ークを挿入する。
【0059】ついで、第1クランプユニット430a
が作動し、一対のコ字型の型開き防止部431aで第1
金型410aのフランジ部および第1ゴム型402aの
ゴム型支持部材を挟み付けて両者を一体化する。
【0060】そののち、加圧流体発生源420で発生
した加圧流体を配管440を介して第1ゴム型402a
内へ導入し、第1ゴム型402aを膨らます。この加圧
流体の圧力Pは次式による。
【0061】P≧h×σ÷r+pg ここで、hは拡径前の被再生感光ドラムのシリンダの肉
厚、σは前記シリンダの変形抵抗で、その材料の耐力<
σ≦破断強度、rは拡径前の前記シリンダ内半径、pg
はゴムの変形抵抗である。
【0062】また、拡径量Bをパーセントで表わすと、
シリンダの材料の弾性変形範囲<B<シリンダの材料の
最大伸びの範囲(0.1〜25%程度)で設定可能であ
る。
【0063】ちなみに、h=5mm,σ=20kg/m
2 ,r=52mm,pg=1kg/mm2 とし,P=
3kg/mm2 で拡径した。
【0064】この間に旋回ハンド501の第2金型41
0bは金型清掃ユニット600の上方に位置決めされ、
そのキャビティ面の清掃および油の吹付けが行われる。
【0065】上述した本実施例のオートハンドユニッ
ト、ワーク用油吹付ユニットおよび金型清掃ユニットは
必要に応じて配設すればよく、必ずしも必要とするもの
ではない。
【0066】次に、上記バルジ加工装置の実施例の変形
例を説明する。
【0067】本変形例は、図2に示すワーク用油吹付ユ
ニット300に代えて図7に示す油塗布装置を設けたも
のである。
【0068】図7に示すように、油塗布装置320は昇
降装置321上にオイル受け322内にオイル容器32
3を収容したものである。
【0069】本変形例の動作について説明すると、上記
の工程でクランパーに把持された被再生感光ドラムに
向けて昇降装置321を上昇させることによりオイル受
け322に収容されたオイル容器323を上昇させてオ
イル容器323の潤滑油に被再生感光ドラム全体が浸漬
する位置で停止させる。これにより、被再生感光ドラム
の内面および外面に潤滑油が塗布される。そののち昇降
装置を下降させオイル容器を元の位置へ戻す。
【0070】これ以外は上記バルジ加工装置の第1実施
例と同様であるのでその説明は省略する。
【0071】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
【0072】使用済による寿命または製造中に発生した
傷等によりその感光膜の機能が正常でなくなった被再生
感光ドラムのシリンダを、わずかに切削除去する部分を
除いて再利用ができるので、省資源化に大いに貢献でき
るとともに、再生加工コストも大幅に低減できる。
【0073】また、請求項5のバルジ加工装置は、被再
生感光ドラムの拡径を高精度で行うことができるととも
に、生産性に勝れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法による再生電子写真感光ドラムの
模式断面図である。
【図2】本発明の実施に用いるバルジ加工装置の説明図
である。
【図3】本発明の方法のバルジ加工の各工程を示す説明
図である。
【図4】本発明の方法の実施に用いるバルジ加工装置の
一実施例の模式平面図である。
【図5】図4に示すバルジ加工装置を一部断面で示す正
面図である。
【図6】図4に示すバルジ加工装置の主要部のみを一部
断面で示す側面図である。
【図7】本発明の方法の実施に用いるバルジ加工装置の
変形例のワーク用油塗布装置の模式側面図である。
【図8】従来の電子写真式の画像形成装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 再生電子写真感光ドラム 1X 被再生感光ドラム 2 再生シリンダ 3 感光膜 10 バルジ加工装置 11,100 機台 13 金型 14 ゴム型 15 クランプ 200 オートハンドユニット 201 旋回アーム 204a 第1クランパーユニット 204b 第2クランパーユニット 205a 第1クランパー 205b 第2クランパー 300 ワーク用油吹付ユニット 301 ノズル 320 油塗布装置 321 昇降装置 322 オイル受け 323 オイル容器 400 ゴム型シフトユニット 401a 第1ゴム型支持ユニット 401b 第2ゴム型支持ユニット 402a 第1ゴム型 402b 第2ゴム型 410a 第1金型 410b 第2金型 430a 第1クランプユニット 430b 第2クランプユニット 500 金型旋回ユニット 501 旋回ハンド 600 金型清掃ユニット 601 清掃ブラシユニット 601a 回転軸 601b ブラシ 602 金型用油吹付ユニット

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダの表面に被覆された感光膜の機
    能が正常でなくなった被再生電子写真感光ドラムをバル
    ジ加工装置を用いて拡径して所定の外径に拡径された被
    再生電子写真感光ドラムを得る工程と、前記拡径された
    被再生電子写真感光ドラムの前記感光膜を含めたシリン
    ダの表面を切削除去して所定の精度に仕上げて再生シリ
    ンダを得る工程とからなることを特徴とする再生シリン
    ダの製造方法。
  2. 【請求項2】 シリンダの表面に被覆された感光膜の機
    能が正常でなくなった被再生電子写真感光ドラムを、そ
    の前記感光膜を含めたシリンダの表面を切削除去して所
    定の精度に仕上げたのち、前記シリンダをバルジ加工装
    置を用いて拡径して所定の外径に拡径された再生シリン
    ダを得る工程とからなることを特徴とする再生シリンダ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】再生シリンダの外径が被再生電子写真感光
    ドラムのシリンダの外径とほぼ同一の大きさであること
    を特徴とする請求項1または2記載の再生シリンダの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれか1項記載の電子
    写真感光ドラムの再生シリンダの製造方法を用いて再生
    シリンダを製造したのち、前記再生シリンダの表面に感
    光膜を生成することを特徴とする再生電子写真感光ドラ
    ムの製造方法。
  5. 【請求項5】 シリンダの表面に被覆された感光膜の機
    能が正常でなくなった被再生電子写真感光ドラムを所定
    の外径に拡径するためのバルジ加工装置であって、 前記被再生電子写真感光ドラム内に挿入され、その内部
    に加圧流体が供給される中空のゴム型を支持する昇降自
    在なゴム型支持ユニットが2個併設されたゴム型シフト
    ユニットと、前記ゴム型支持ユニットの一方を受渡しス
    テージに位置決めしたとき、他方が拡径ステージに位置
    決めされるように前記ゴム型シフトユニットを水平方向
    へ往復移動させる案内手段と、旋回自在な旋回ハンドを
    有しその回転中心から径方向等距離の部位に所定の内径
    の円筒状キャビティを有する金型がそれぞれ取付けられ
    た金型旋回ユニットを備え、前記ゴム型支持ユニットに
    は前記ゴム型と前記金型とを一体化するためのクランプ
    ユニットがそれぞれ配設されており、前記金型旋回ユニ
    ットは前記拡径ステージに位置決めされたゴム型支持ユ
    ニットのゴム型に対し前記旋回ハンドに取付けられた金
    型を位置決めできるように配設されていることを特徴と
    するバルジ加工装置。
  6. 【請求項6】 旋回アームを備え、その回転中心から径
    方向等距離の部位にそれぞれ昇降するクランパーをもつ
    クランパーユニットを有するオートハンドユニットがゴ
    ム型シフトユニットの反金型旋回ユニット側に配設され
    たことを特徴とする請求項5記載のバルジ加工装置。
  7. 【請求項7】 クランパーユニットの旋回軌道の直下で
    あって前記ゴム型シフトユニットを避けた部位にワーク
    用油塗布ユニットが配設されており、前記油塗布ユニッ
    トはクランパーユニットに保持された被再生感光ドラム
    に潤滑油を塗布するための上昇自在な塗布手段を備えた
    ことを特徴とする請求項6記載のバルジ加工装置。
  8. 【請求項8】 金型旋回ユニットの反ゴム型シフトユニ
    ット側に金型清掃ユニットが配設されており、前記金型
    清掃ユニットは、回転駆動手段によって回転される清掃
    ブラシと金型用油吹付ユニットとが併設された昇降自在
    な昇降台を備えたことを特徴とする請求項5乃至7いず
    れか1項記載のバルジ加工装置。
JP20036792A 1992-06-24 1992-07-03 再生シリンダの製造方法、これを用いた再生電子写真感光ドラムの製造方法およびその実施に用いるバルジ加工装置 Expired - Fee Related JP2787525B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20036792A JP2787525B2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 再生シリンダの製造方法、これを用いた再生電子写真感光ドラムの製造方法およびその実施に用いるバルジ加工装置
US08/077,642 US5400630A (en) 1992-06-24 1993-06-17 Method for producing regenerated cylinder, method for producing regenerated electrophotography photosensitive drum employing the method, and bulging apparatus for the methods

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20036792A JP2787525B2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 再生シリンダの製造方法、これを用いた再生電子写真感光ドラムの製造方法およびその実施に用いるバルジ加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0619142A JPH0619142A (ja) 1994-01-28
JP2787525B2 true JP2787525B2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=16423130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20036792A Expired - Fee Related JP2787525B2 (ja) 1992-06-24 1992-07-03 再生シリンダの製造方法、これを用いた再生電子写真感光ドラムの製造方法およびその実施に用いるバルジ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2787525B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112756473B (zh) * 2020-12-17 2023-02-17 重庆虎溪电机工业有限责任公司 铜薄壁骨架制作新方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0619142A (ja) 1994-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1059148B1 (en) Tire chuck apparatus and method for gripping a tire
JP4444211B2 (ja) シームレス印刷用凸版材の製造方法及びシームレス印刷用凸版材の製造装置
US7108582B2 (en) Polishing machine
JP6866176B2 (ja) タイヤからバリを除去する方法及び装置
JP2787525B2 (ja) 再生シリンダの製造方法、これを用いた再生電子写真感光ドラムの製造方法およびその実施に用いるバルジ加工装置
EP3266565B1 (en) Polishing device and polishing method
JP3133940B2 (ja) 柱状体の外周コーティング装置
EP0911114A2 (en) Polishing apparatus
JP2006010683A (ja) 円筒体の表面検査方法および同装置
JPH02284674A (ja) ロールコーティング方法
US5400630A (en) Method for producing regenerated cylinder, method for producing regenerated electrophotography photosensitive drum employing the method, and bulging apparatus for the methods
JP3745319B2 (ja) 軸部材の加工方法およびその装置
JP2009183979A (ja) 非円形筒状の被加工材料の絞り加工方法及びその装置
JP4495345B2 (ja) 表面仕上げ装置
JPH0326459A (ja) ワーク外周面の鏡面仕上げ装置
JP2000146849A (ja) 円筒体の自動外観検査装置
CN117140329B (zh) 一种不锈钢钢管的剖光装置
JPH01172573A (ja) 光受容部材用円筒状基体の表面加工装置
JPS6356057B2 (ja)
JPS63232963A (ja) 球面研磨装置
JP2806916B2 (ja) ワークの絞り加工装置
JP2000034597A (ja) カセット形ロール自動脱着装置
SU608639A1 (ru) Устройство дл шлифовани внутренних поверхностей тел вращени абразивной лентой
US6105950A (en) Retainer
JPS6261938B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees